月別アーカイブ: 2026年2月

【岡山県理学療法士会主催のスポーツ理学療法研修会 参加報告】

2026年2月19日に岡山県理学療法士会主催のスポーツ理学療法研修会に参加しました。

本研修会では、スポーツ選手が理学療法士に求める役割や支援について、実際の声をもとに学ぶことができました。

ハンドボール元日本代表として東京オリンピックに出場された角南果帆選手、そしてデレフォーレ岡山トレーナーの倉敷平成病院 スポーツリハビリテーションセンター の小畑貴章副センター長より、トップレベルの競技現場でのリアルな経験や、理学療法士が果たすべき関わりについて講演しました。

選手との信頼関係の築き方、コンディショニングやパフォーマンス支援の在り方など、日々の臨床やスポーツ現場での関わりを改めて考えさせられる、大変貴重な学びの時間となりました。

今回の学びを、今後の臨床・スポーツ活動支援に活かしていきたいと思います。

スポーツリハビリテーションセンター 副主任 H

#倉敷平成病院スポーツリハビリテーションセンター
#スポーツ理学療法
#ハンドボール
#岡山県理学療法士会
#デレフォーレ岡山

グループホームのぞみ【美容院に行きました】

こんにちは。グループホームのぞみです。
コロナウイルスの感染対策の緩和に伴い、これまで控えていた外出も少しずつ再開できるようになってきました。
地域の中で過ごす時間が戻りつつあることを私たち職員も嬉しく感じています。
今回はご入居の方が近隣の美容室へ散髪に行かれた様子をご紹介します。

歩いて10分ほどの美容院へスタッフとご家族様も一緒に行きました。道中では「どんな髪型にしようかな」
「どのくらい切ろうかな」と嬉しそうに話される表情が印象的でした。
カットが始まると鏡を見つめる表情もキラキラと輝いて見えました。散髪を終えると「スッキリした~!」と、大変満足されたご様子でした。

身なりを整えることで気持ちが明るくなったり、QOLの向上にもつながる大切な時間になったことと思います。

           グループホームのぞみ 介護福祉士 S

早く見つけよう膵臓がん

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

2月もほぼ終わり新年度がすぐそこまでやってきましたが、今年の健診はもう受けましたか?
血圧や血糖値などが気になるところですが、やはり命に直結する「がんになっていたら…」と心配な方も多いのではないでしょうか。

胃がん、大腸がん、肺がん、子宮がんや前立腺がんなどのがんについては市町村のがん検診(対策型検診)が行われており、実際に受けたよという方もおられると思います。しかし、対策型検診の項目に入っていないのにこれらのがんよりも予後の悪い(5年生存率が低い)がんがあることをご存じですか?
それは膵臓がんです。

国立がん研究センターによると2021年のがんの罹患数は1~5位の順に大腸・肺・胃・乳房・前立腺となっていて膵臓がんはランク外ですが、死亡数となると、肺・大腸・膵臓・胃・肝臓の順では3位になっています。
さらに、先日発表された最新の5年生存率では膵臓がんが最低でした。これは膵臓がんが他のがんに比べて早期発見が難しいということも関係していると思われます。

多くの人間ドックでは膵臓がんの診断補助のために画像検査とあわせてCA19-9という腫瘍マーカーを測定していますが、当院の脳ドックセンターでは4月からAPOA2アイソフォーム検査という新しい膵臓がんの腫瘍マーカーの検査を開始予定です。

これはCA19-9とは別の観点から膵臓がん診断を補助する検査であり、2つの検査を併用することで相補的に膵臓がんを判別することが示されています。
この検査を受けて膵臓がんの早期発見・早期治療につなげて頂きたいという思いで皆様をお待ちしております。

脳ドックセンター Dr. Y

倉敷平成病院リハビリテーション部 SPLYZA Motion(スプライザモーション)導入について

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

SPLYZA Motion(スプライザモーション)〜AIが動きを読み取る!最先端リハビリ解析システム〜

■AIによる3D動作解析システムの導入
倉敷平成病院リハビリテーション部では、令和7年7月よりAIによる3D動作解析が可能な最新のモーションキャプチャ「SPLYZA Motion(スプライザモーション)」を導入しました。これは、専用マーカーを身体に貼り付けることなく、カメラ映像から身体の動きを自動で解析できるシステムです。従来のモーションキャプチャでは、多くのマーカーを装着し、広い専用空間や特別な設備が必要でしたが、このシステムではタブレットやスマートフォンで簡単に撮影・解析が可能です。そのため、より気軽に動作を記録し、日常のリハビリ場面でも活用できるようになりました。

 

■動きの「見える化」で視覚的に確認
SPLYZA Motionの特長は、動きを「見える化」できることです。たとえば歩行や立ち上がりの様子を撮影すると、関節の角度や重心の動きなどがグラフや映像で表示されます。これにより、患者さん自身が「どのように動いているのか」「以前と比べてどう変わったのか」を視覚的に確認できるようになりました。スタッフだけでなく、患者さんも一緒に変化を共有できる点が大きな魅力です。

 

■一人ひとりに最適なアプローチ方法の検討
また、客観的なデータをもとに、治療前後の動きの違いを分析できるため、より的確なリハビリプランの立案にも役立ちます。

たとえば、「下肢装具を使ったときの歩行」と「使わないときの歩行」を比較したり、「筋力トレーニング後に動きがどのように改善したか」を確認することで、一人ひとりに最適なアプローチ方法を検討することが可能になりました。

今後も当院では、最新技術を活用しながら、患者さん自身が変化を実感しながら取り組めるリハビリの実現に努めてまいります。

リハビリテーション部 PT科副主任 理学療法士    Y

 

 

岡山県臨床工学技士会主催 第33回 呼吸療法研究会

カテゴリー: 勉強会 | 投稿日: | 投稿者:

2月14日、倉敷平成病院において、「第33回呼吸療法研究会」が開催されました。当日は県内各施設より講師をお迎えし、「在宅医療・在宅呼吸の知識を深め、繋がりを広げよう!」をテーマに各講演が行われ、参加者とスタッフ含め31名の方が参加下さいました。

近年、高齢化の進行や医療提供体制の変化により、住み慣れた地域や自宅で療養を続ける「在宅医療」の重要性がますます高まっています。特に、在宅酸素療法(HOT)やCPAP(睡眠時無呼吸症候群の治療法)、人工呼吸器などを使用する患者さんの増加に伴い、安全で安心な医療機器管理と継続的な支援体制の構築が求められています。本研究会では、こうした背景を踏まえ、各施設の実践や課題、今後の展望について共有されました。

第1講演では、川崎医科大学総合医療センター 佐々木恵先生より、「在宅医療の現状と臨床工学技士(CE)に求められる役割」について講演いただきました。講演では、在宅医療の利用者数の推移や疾患別の特徴が示され、今後も需要が増加することが予測されました。また、医療機器が患者さんの生活空間に設置されることで、使用環境の違いや家族の理解度による影響が大きいことが指摘されました。具体的には、酸素濃縮装置の設置場所や電源管理、トラブル発生時の対応方法など、日常生活に即した指導の重要性が紹介されました。さらに、災害時対応や遠隔モニタリングの活用についても触れられ、臨床工学技士が在宅医療の安全性を支える中核的存在であることを強調されていました。

第2講演では、岡山赤十字病院 森田慎太朗先生より、「在宅業務の現状と課題」について講演いただきました。睡眠時無呼吸症候群に対するCPAP治療は、導入後の継続使用が治療効果を左右します。講演では、使用時間や無呼吸低呼吸指数(AHI)、リーク量などのデータを分析し、問題症例を早期に抽出する体制が紹介されました。また、マスク不適合による装着不良や不快感への対応、患者さんへの定期的なフォローアップの重要性についても具体例を交えて説明されました。

第3講演では、心臓病センター榊原病院 中嶋萌先生より、「遠隔モニタリングを活用したCPAP管理と多職種連携の実践」について講演されました。同院では、循環器疾患と睡眠時無呼吸症候群の関連に着目し、遠隔モニタリングデータを積極的に活用されていました。AHIや使用率の低下、リーク増加などを早期に把握し、適切なタイミングでフォローにつなげる仕組みが紹介されました。さらに、医師・保健師・臨床工学技士が定期的に情報を共有することで、患者さんの状態変化に迅速に対応できている点が強調され、質の高い在宅支援を実現するモデルとして注目されました。

第4講演では、金田病院 大嶋勝先生より、「在宅呼吸管理の現状と課題」について講演が行われました。医療資源や人材が限られる県北部地域において、訪問診療・訪問看護・介護事業所と連携しながら支援体制を構築している実情が紹介されました。独居高齢者や神経難病患者さんへの支援事例を通じて、医療機器の管理だけでなく、生活全体を見据えた関わりの重要性について話をされました。また、臨床工学技士が患者さんと医療スタッフをつなぐ「橋渡し役」として機能している点が印象的でした。

本研究会を通じて、在宅呼吸療法における臨床工学技士の役割や多職種連携の重要性について、改めて認識を深める大変貴重な機会となりました。
在宅酸素療法指導管理料や遠隔モニタリング加算などの制度により、医療機関による継続的な管理・指導体制が評価され、これらを適切に活用することで、患者さんは経済的負担を抑えながら、安心して在宅療養を継続することが可能となります。臨床工学技士による機器管理やデータ確認も、制度の枠組みの中で医療の質を支える重要な役割を担っています。今後も、医療環境や制度の変化に適切に対応しながら、地域に根ざした質の高い医療の提供に努めてまいります。

最後に、本研究会の開催にあたり、ご多忙の中にもかかわらずご講演いただきました各講師の先生方に、心より御礼申し上げます。また、円滑な運営にご尽力いただいた関係スタッフの皆様ならびに、ご参加いただいた皆様に深く感謝申し上げます。
『岡山県臨床工学技士会 呼吸療法委員会』では、今後も引き続き、セミナーや研究会の開催を通じて、皆様に有益な学習の機会を提供できるよう努めてまいります。今後とも、本委員会の活動に対し、変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

CE副主任 T

第32回 呼吸療法研究会~最近のNIV療法を体験してみよう~(主催:岡山県臨床工学技士会)開始報告

第13回 ホスピタルデザイン研究会 研究大会 参加報告

カテゴリー: 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

2月14日(土)、13時30分~16時30分で第13回ホスピタルデザイン研究会 研究大会『変化のスイッチ、デザインの力。-未来社会に向けた価値創造-』が川崎医療福祉大学にて開催され、当院広報課スタッフが参加しました。

ホスピタルデザイン研究会は、川崎医療福祉大学医療福祉デザイン学科に事務局がおかれています。
ホスピタルデザイン(病院環境における様々な問題を発見あるいは予想し、それを解決するためにデザインを応用する行為全般)に関する包括的研究の発展と知識の交流を図り、その成果を普及すること等を目的として設立運営されています(ホスピタルデザイン研究会会則より一部抜粋)。

年に一度、研究会が開催されており、今年は数年ぶりに川崎医療福祉大学の会場での参加となりました。

今回のプログラムは以下の通りです。

開会の辞

1【デザイン活用・広報関連 事例発表 5演題】
1)医療法人友愛会 さとやま整形外科内科
「くらしの幸福、授かりました ~『さとやま遊人郷』が育む、共生と循環のWA~』
事務長 井原 慶太郎 氏

2)公益財団法人操風会 岡山旭東病院
「デザインの力で組織にスイッチ ~方針や未来を可視化する~」
企画課 井上 朝美 氏

3)社会医療法人 岡村一心堂病院
「AI×Googleフォームで情報をデザインする―“だれでも使う”仕組みの設計と実装」
広報部 山田 貴史 氏

4)株式会社 モリサワ
「医療現場の価値を高める「情報デザイン」の転換点
①「伝わる」デザインに役立つフォントのはなし」
本社営業課 チーフ 小林 隆行 氏

5)大阪医科薬科大学病院
「医療現場の価値を高める「情報デザイン」の転換点
②大学病院の事務スタッフにおける有償フォントの活用事例について」
病院事務部 次長 正木 義朗 氏

2【フリートークセッション】

3【基調講演】
「入口のデザイン -社会実装のための仲間の巻き込み方-」
一般社団法人 日本医療デザインセンター 代表理事 桑畑 健 氏

閉会の辞

今年度も各病院での様々な事例が発表され、非常に刺激を受けました。
地域の方々や自治体と協力して「くらしの幸福」を目指した取り組みや、文章や言葉を画像にして可視化し、職員全員が目にする機会を自然と増やすことで主体的な行動に繋げていくというデザインの力を活かした工夫、人が介在しなくても回る構造を構築し、広報に集中できる環境を整えることで人の価値を再定義する仕組みづくり、病院でのプレゼンの活用とその重要性など、どれも興味深く学びの多い時間となりました。

私たちも、現場の声をしっかり取り入れ、今回の学びを活用し、より良い病院運営や多職種協力に貢献できたらと思います。

【主催】ホスピタルデザイン研究会
https://w.kawasaki-m.ac.jp/design/hd/

【過去の参加報告】
第7回

第7回ホスピタルデザイン研究会総会・研究大会 参加報告

第8回

第8回ホスピタルデザイン研究会参加報告

第9回

第9回ホスピタルデザイン研究会参加報告

第10回

第10回ホスピタルデザイン研究会 参加報告

第11回

ホスピタルデザイン研究会10周年記念大会 参加報告

第12回

第12回ホスピタルデザイン研究会 研究大会参加報告

広報課

ごあいさつ

カテゴリー: ピースガーデン倉敷 | 投稿日: | 投稿者:

日頃より全仁会グループならびにピースガーデン倉敷の運営にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。令和7年10月より、ピースガーデン倉敷の副施設長を拝命いたしました樋野でございます。この場をお借りして、ごあいさつを申し上げます。

私は理学療法士として、倉敷平成病院の一般病棟および回復期病棟にて通算15年、さらに予防リハビリテーションと倉敷老健通所リハビリテーションで10年勤務し、患者さんのリハビリテーション支援に携わってまいりました。この度、副施設長に就任するにあたり、これまで培ってまいりました経験を生かし、ご利用者お一人おひとりに寄り添った支援のさらなる充実に努めてまいりたいと存じます。今後とも、ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

(職員写真 樋野は前列右)

ピースガーデン倉敷は、令和8年2月1日で創設13年を迎え、現在14年目を歩んでおります。これまで支えてくださった地域の皆さまに、改めて深く感謝申し上げます。今後は、今までの歩みを大切にしながら、より質の高い支援の実現に向けて、新しい取り組みにも挑戦してまいります。皆様が安心して穏やかな日々をお過ごしいただけるよう、職員一同、誠心誠意努めてまいります。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

社会福祉法人全仁会 ピースガーデン倉敷
副施設長 樋野稔夫

【第80回国民スポーツ大会冬季大会 アイスホッケー競技(成年男子) 帯同報告】

2026年2月1日〜2月7日に青森県八戸市で開催された第80回国民スポーツ大会冬季大会 アイスホッケー競技(成年男子)に、岡山県代表チームのサポートスタッフとして、当センターの川元(理学療法士、アスレティックトレーナー)が帯同しました。

成年男子アイスホッケー代表は、それぞれが仕事をしながら競技を続けている選手たちです。
年に一度、地元岡山の選手と岡山県出身の“ふるさと選手”が集結し、各ブロック予選を勝ち抜いた全国の代表チームと戦います。

アスレティックトレーナーとしては、試合中に重大な外傷が発生した際、スポーツドクターと連携し迅速な評価・応急処置・搬送対応を行います。
今大会では幸い命に関わる外傷は発生しませんでしたが、アイスホッケーは脳震盪や脊髄損傷など重大外傷のリスクを伴う競技です。
日頃からあらゆる場面を想定し、万全の準備を整えています。

今後も、選手が安全に・安心して競技に取り組める環境づくりに尽力してまいります。

スポーツリハビリテーションセンター K

市民公開講座『第23回もの忘れフォーラム』開催のご案内

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

2026年3月7日(土)、13時15分~16時(受付12時30分~)、市民公開講座 『第23回もの忘れフォーラム』が、川崎医科大学 現代医学教育博物館にて開催されます。

[チラシPDFはこちら]

もの忘れフォーラムは、倉敷平成病院と川崎医科大学附属病院が毎年開催している市民公開講座です。

今年は、「認知症の共生と予防の真の実現を目指して」「川崎医科大学附属病院での認知症に対するAβ抗体製剤の現状」の2講演が予定されております。

倉敷平成病院でも、Aβ抗体製剤の治療を導入しております。
認知症の進行を緩やかにする効果がある治療となりますので、是非ご興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。

申込締切は2月18日(水)となっております。
申し込み方法につきましては、「市民公開講座 もの忘れフォーラム」のホームページをご確認下さい。

認知症になっても慣れた場所で自分らしく暮らし続けられる「共生社会」として、当院がその一つの場所となれるよう、これからも様々な活動に取り組んでいきたいと思います。

秘書課 U

パーキンソン病と向き合う一人の女性の新たな一歩を支援 脳深部刺激療法(DBS)を通して

カテゴリー: お知らせ | 投稿日: | 投稿者:

パーキンソン病に対する脳深部刺激療法(DBS)を、倉敷平成病院で受けられた患者さんの体験動画が公開されました。
▶ 約7分の本編

手術を決断されるまでの葛藤、治療を受けて感じた変化、そして今の想いを、率直な言葉で語ってくださいました。

「同じ病気で悩んでいる方の力になれば」

その温かいお気持ちでご協力くださいました。

また、倉敷ニューロモデュレーションセンター長の牟礼英生も出演し、DBS治療について分かりやすく解説しています。

▶ 約3分のショート版

パーキンソン病と向き合いながら、前向きに生きるー
同じ病気で悩んでおられる方、ご家族、そして支えるすべての方にとって、希望の光となれば幸いです。

ぜひご覧いただき、必要とされている方へもお届けいただければと思います。

#パーキンソン病 #脳深部刺激療法 #支援 #自分らしい生活を取りもどす #倉敷ニューロモデュレーションセンター #倉敷平成病院

秘書広報部

ノロウイルス流行注意!

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

春が近づいておりますが、まだ寒い日が続いています。いかがお過ごしでしょうか。

ノロウイルスと言えば冬に流行すると思われている方も多くいらっしゃると思います。しかし、ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、一年を通して発生しています。
ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、嘔吐、下痢、腹痛などを起こします。健康な方では軽症で回復しますが、子どもや高齢者では重症化したり、吐物を誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。ノロウイルスについてはワクチンがなく、治療は輸液などの対症療法に限られます。感染者の糞便や吐物には大量のウイルスが排出されます。そのため予防対策の徹底が必要になります。

対策として、
①食事の前やトイレの後には必ず手を洗いましょう 
②下痢や嘔吐の症状がある方は、食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう 
③胃腸炎患者に接する方は、患者の糞便や吐物を適切に処理し、感染を広げないようにしましょう。特に子どもや高齢者など抵抗力の弱い方は、加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱して食べましょう。

ノロウイルスの感染経路のほとんどが経口感染で次のような感染様式があると考えられています。①患者のノロウイルスが大量に含まれる糞便や吐物から人の手などを介して二次感染した場合

②家庭や共同生活施設などヒト同士の接触する機会が多いところでヒトからヒトへ飛沫感染等直接感染する場合

③食品取扱者(食品の製造等の従事する者、飲食店における調理従事者、家庭で調理を行う者などが含まれます。)が感染しており、その者を介して汚染した食品を食べた場合

④汚染されていた二枚貝を生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合

⑤ノロウイルスに汚染された井戸水や簡易水道を消毒不十分で摂取した場合が挙げられます。

特に食中毒では食品取扱者を介してウイルス汚染された食品を原因とする事例が、近年増加傾向にあります。またノロウイルスは食品や水を介したウイルス性食中毒の原因になるだけではなく、ウイルス性胃腸炎(感染症)の原因にもなります。多彩な感染経路がノロウイルスの制御を困難なものにしています。

家庭内の感染対策(吐物処理)として、処理のときは手袋、マスクなどの着用、吐物には古布を被せ、塩素系漂白剤をかける。漂白剤を使用した後は水拭きを行うことです。
ノロウイルスの流行のピークは冬季です。自分自身が感染しないことはもちろんですが相手にもうつさないように感染対策を徹底しましょう。

参考:厚生労働省HP(ノロウイルスに関するQ&A)
※画像は写真ACより

臨床検査部 FY

足湯を活用した運動準備とケガ予防

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

寒い日も続いていますが、皆さん体調はいかがでしょうか?身体を動かしたり、運動に取り組むことができていますでしょうか?
なかなか運動が行えていないという方も、運動をする準備としても、『足湯』からはじめていくのはいかがでしょうか。足湯は体を温めてリラックスできるだけでなく、「運動への準備」にもぴったりです。足元が温まり、血流が良くなることで、身体が動かしやすくなり、安全に運動につなげることができます。

●足湯の効果
・血行促進で筋肉がほぐれる
・関節が動かしやすくなる
・冷え・こわばりの改善
・リラックス効果で活動意欲アップ

 

足湯で温まった後は、無理のない体操を行いましょう。

●足湯の後の簡単な体操
・足首の曲げ伸ばし運動
・つま先・かかとの上げ下げ
・ふくらはぎのストレッチ
・ゆっくりと立ち上がり練習

温めてから動かすことで、ケガの予防にもつながります。足湯をきっかけに、無理なく続けられる運動習慣をはじめましょう。
※傷・炎症、感染症状がある方は控え、むくみや感覚障害がある方は医師に相談して行ってください。

予防リハビリでも、お湯ではなく、セラミックボールが遠赤外線を放射し温め、靴下のまま入れる足温器を準備しています。足元から身体を温めてから行うことで、痛みの軽減や、身体が動かしやすくなり、安全に運動につなげることができます。
もし予防リハビリに興味を持って下さいましたら一度お問い合わせ下さい。

$CoMmEnt=a

理学療法士 K

◎お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(相談担当 妹尾祐介) ※営業時間 9:00~17:00

 

イラスト:イラストAC

 

第17回 岡山県回復期リハビリテーション病棟協会研究会 開催報告

カテゴリー: 事務部 | 投稿日: | 投稿者:

令和8年1月31日(土)、倉敷平成病院救急棟4階において、「第17回岡山県回復期リハビリテーション病棟協会研究会」を開催いたしました。(主催:岡山県回復期リハビリテーション病棟協会、後援:岡山県病院協会、岡山県看護協会、岡山県栄養士会、岡山県理学療法士会、岡山県作業療法士会、岡山県言語聴覚士会、岡山県ソーシャルワーカー協会)。当日は151名が参加し、盛況のうちに終了いたしました。

今回は、川崎医科大学リハビリテーション医学教室 主任教授 平岡 崇 先生をお迎えし、特別講演として「社会的行動障害の神経基盤とリハビリテーション医療」をテーマにご講演いただきました。
講演ではまず、高次脳機能障害の定義をはじめとする概論について整理してお話しくださいました。

講演ではまず、高次脳機能障害の定義をはじめとする概論について整理してお話しくださいました。「高次脳機能障害」とは、「高度・複雑・抽象的処理を必要とする幅広い脳機能の障害」であること、またその用語には、概念的に二つの意味合いが存在しており、それが「高次脳機能障害」に対する理解を難しくしていることなどを示されました。また、今回制定された「高次脳機能障害者支援法」により、回リハ病棟の施設基準において、高次脳機能障害者に対する退院支援体制に関する要件が追加される旨をご紹介くださいました。

講演後半では、人間の脳の構造、脳のどの部位が損傷されると社会的行動障害が起こるのか等について詳しくご説明くださいました。
特に社会的行動障害は外見からは分かりにくく、退院後や社会復帰の場面で問題が顕在化しやすいことなどを示されました。そのうえで、環境調整や多職種による関わり、集団リハビリテーションなどを通じた「気づき」の支援を組み合わせることなどで、その人らしい社会参加につなげていくことの重要性が示されました。

会の最後には活発な質疑応答が行われ、参加者にとっても非常に有意義な時間となりました。

また、今年9月6日に開催される「第10回岡山県地域包括ケアシステム学会学術大会」についても案内がなされました。

最後に、本研究会の開催にあたりご協力いただいた関係者の皆様、ならびにご参加いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
岡山県回復期リハビリテーション病棟協会事務局では、今後も継続的に研究会を開催し、県内の回復期リハビリテーション医療の質の向上に努めてまいります。来年度も多くの皆様のご参加をお待ちしております。

※第16回研究会開催報告はこちら

岡山県回復期リハビリテーション病棟協会 事務局

(※岡山県回復期リハビリテーション病棟協会は、回復期リハビリテーション病棟を有する県内23病院で構成されています。令和7年度は倉敷平成病院が事務局を担当しています。)

♯岡山県回復期リハビリテーション病棟協会 #回復期リハビリ #高次脳機能障害
#倉敷平成病院 #岡山県地域包括ケアシステム学会

栄養科通信Vol.204「生活習慣病を予防しましょう」

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者:

日本生活習慣病予防協会では、毎年2月を「全国生活習慣病予防月間」と定め、生活習慣病予防の啓発情報を集中的に発信しています。
健康標語「一無、二少、三多」とは、日常心がけたい生活習慣を表現した健康標語で、日本生活習慣病予防協会が作成し、普及啓発に努めている標語です。

一無「無煙・禁煙のすすめ」
〇〇〇禁煙:たばこは万病のもと、喫煙は単独で最大の予防可能な死因です。
二少「少食・少酒のすすめ」
〇〇〇少食:食事は腹八分目に、偏食をせず、よく噛んで三食規則正しく食べましょう。
〇〇〇少酒:アルコールは少量をたしなみ、ほどほどにしましょう。
三多「多動・多休・多接のすすめ」
〇〇〇多動:身体を活発に動かしましょう。今より10分多く体を動かしましょう。
〇〇〇多休:睡眠を多くとり、休息・休養し、心身ともにリフレッシュしましょう。
〇〇〇多接:多くの人、事、物に接していきいきした生活をしましょう。

生活習慣病は長い時間をかけて進み、病気として自覚しにくいという問題があります。それを防ぐには、日頃の体調、身体の些細な変化など、常に自分自身の健康に目を向ける必要があります。そして、中高年になってからではなく、若い頃から、適正な生活習慣を獲得し、維持することが大切です。

日本生活習慣病予防協会では2026年は、「多動」をテーマとし、「幸せは足元から 多く動いて健康を実感」のスローガンのもと、ポスターや動画などを配信し、生活習慣病予防の啓発をしていくそうです。座りすぎを避け、運動や歩行を毎日の生活に取り入れることが大切です。大きな目標よりも、今より10分多く動くことからはじめましょう。

みなさんも、「一無、二少、三多」を意識して、健康的な生活習慣を目指していって下さい。

管理栄養士 MS

参考:日本生活習慣病予防協会ホームページ

2026年今年の目標

カテゴリー: 地域包括支援センター | 投稿日: | 投稿者:

2026年もすでに一か月が過ぎました。
皆さん、今年立てた目標は、継続出来ていますでしょうか。なかなか継続するのは難しいものですね。
私の目標は「体調に気を付ける」です。
昨年ちょっとしたアクシデントがありました。全仁会の看護セミナーに参加したときのことです。
講師の先生の話を聞いている時、いつも着慣れない服を着たせいかお腹がちょっと締め付けられている感覚が有り、ウエストを伸ばしたり体勢を変えたりしながらやり過ごしていました。しかし、改善せず、それどころか時間が経つにつれてどんどんしんどさが増し、講師の先生の話が耳から全く入ってこなくなり、「これはやばいぞ」と思い、申し訳ないけど退席しようと部屋を出ました。そして部屋のドアを閉めたとたん、意識朦朧となりその場に座り込んでしまいました。

座り込んだ瞬間から、目は開かない、身体も動かせない、しゃべれない・・・そんな状態でした。けれども助けに駆け寄って下さった看護師さんたちの声掛け、対応、機敏な動きは耳から感じており、ストレッチャーに乗る頃には、朦朧としていた意識が少し鮮明になってきてストレッチャーに乗せてくれている人たちの顔を認識することが出来るくらいにはなっていました。その後は回復し元気に家に帰ることが出来ました。

看護セミナーの講師の先生の話は聞くことが出来ませんでしたが、日ごろの看護師さんのケアを直接体験することができました。一番心に残っているのは、看護師さんの優しい声掛けです。

自分が患者となり、優しい声掛けがどれだけ安心感を与えるかを実感しました。私も日々の仕事の中で、利用者さんへの優しい声かけを忘れないように気を付けていきたいと改めて感じる機会となりました。

ケアプラン室B

【研修会参加報告】

2026年1月11日に東京都で開催された第10回ハンドボールトレーナー専門委員会の総会に、当センターから小畑副センター長(PT,JSPO-AT)、小亀(PT)が参加しました。
日々トップ選手と関わっている医師やトレーナー、また選手自身の貴重な意見を伺うことができました。

今後もハンドボールをはじめスポーツ競技のサポートを継続して行っていきます。

スポーツリハビリテーションセンター K

退院後等の集中的なリハビリテーション「短期集中個別リハビリテーション実施加算」について

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

雪がちらつき、冬の寒さが本格化していますが、体調はお変わりないでしょうか。

さて、みなさんは病気や骨折などの怪我で入院し、リハビリをされたことはありますか。
一般的に運動機能に影響のある疾患の場合、入院して治療が落ち着くと、リハビリに力を入れていくこととなります。
ある程度、機能が回復してくると、早めに家に帰ろうか、それとももう少しリハビリをした方がいいのだろうかと、悩まれた経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
退院して外来でのリハビリ継続も一つの手段ですが、交通手段がなくて難しいという場合には、送迎バスで送り迎えができる通所リハビリテーションで、短期間集中的なリハビリを受けられるケースがあります。

短期集中リハビリテーション実施加算とは

退院日又は介護保険の認定日から起算して3ヶ月以内の期間であれば、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が、1週間に2日以上、1日のご利用につき40分間、個別にリハビリを実施することができます。
個々のご自宅や生活状況に合わせたリハビリテーション計画を作成し、歩行などの基本的動作能力や入浴、家事などの応用的動作能力の向上を目的として、機能回復のための集中的なリハビリを個別に実施していきます。

 

短期集中個別リハビリテーション実施加算の対象と実施できる期間

・要介護1~5の認定を持たれている方
・週2回以上利用予定のある方
・医療機関を退院日、又は介護保険認定日から起算して3ヶ月以内の期間
以上すべてに該当する方が対象となります。

 

対象となるケースは

骨折や脳卒中で入院し、治療等行いながら退院後のご自宅での生活に向けリハビリテーションを受けられている方などは対象となる場合があります。
その他、疾病により急激な状態の悪化がある場合等。
対象については、ケアマネジャーや相談員、通所リハビリテーションへお気軽にご相談ください。

 

退院後は、久しぶりのご自宅でゆっくり過ごしたいという思いもあるかと思いますが、活動量の低下による筋力低下や柔軟性の低下、環境の変化による転倒や状態の悪化などが起こりやすい時期でもあります。
そこで、ご自宅に帰ってからの生活状況を確認しながら、必要な訓練を実施することで、そういったリスクを軽減し、安心して生活を行えるようにしていきます。
また、リハビリによって活動の場を広げていく事もできます。
リハビリ専門職が集中して個別にリハビリテーションを実施できる期間は退院後3ヶ月と定められています。入院中からご相談いただけると退院後に切れ目なくリハビリを続けることができます。ぜひお早めにご相談ください。

介護福祉士 K

【スポーツリハビリテーションセンター主催 院内勉強会 開催報告】

2026年1月29日(木)に倉敷平成病院スポーツリハビリテーションセンター主催で今年度2回目となる院内勉強会を開催しました。
講師は当センターの江口主任が務め、「肩関節の評価・治療」について講義しました。
業務後の遅い時間にも関わらず若手からベテランまで50名以上のリハビリスタッフが参加しました。
勉強会の中では実技も多く盛り込まれており、活気に溢れた雰囲気の中での学びの時間となりました。
当センターでは不定期ではありますが、勉強会を開催し臨床力の向上に努めて参ります。

 

スポーツリハビリテーションセンター 副主任 H

血糖値と上手につきあうための「カーボカウント」

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

「糖尿病」と聞くと、まず思い浮かぶのが食事制限。
「これは食べていいの?」「量はどれくらい?」と、毎日の食事が不安になる人も多いかもしれません。
そんなときに役立つ考え方のひとつが、カーボカウントです。

カーボカウントとは、食事に含まれる炭水化物(カーボハイドレート)の量に注目して、血糖値をコントロールする方法です。
炭水化物は、体の中でブドウ糖に変わり、血糖値を直接上げる栄養素。だからこそ、「何をどれだけ食べたか」よりも、「炭水化物がどれくらい含まれているか」を知ることが大切になってきます。

例えば、ごはんやパン、麺類、いも類、果物やお菓子。これらは炭水化物が多く、血糖値に影響しやすい食品です。
一方で、肉や魚、卵、油などは炭水化物がほとんど含まれていません。同じ「食事」でも、血糖値への影響はずいぶん違うのです。

カーボカウントでは、1食あたりの炭水化物量の目安を決めて食事を組み立てます。
例えば1食50~60gと決めれば、「今日はごはんを少なめにして、その分デザートを楽しもう」といった調整も可能になります。
食べてはいけないものを増やすのではなく、選び方を知るという感覚に近いかもしれません。

もちろん、最初は慣れが必要です。
食品表示を見たり、だいたいの量を覚えたりと、少し手間に感じることもあるかもしれません。でも続けていくうちに、「このくらい食べると血糖値があがりやすいな」と。自分の体の反応が見えてきます。

カーボカウントは、厳しい制限のための方法ではありません。

血糖値を安定させながら、自分らしい食事を続けるための道具です。無理なく、上手に取り入れていくことが、長く続けるコツなのかもしれません。

薬剤師 K