カテゴリー別アーカイブ: リハビリテーション部

臨床心理士試験を振り返って

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こんにちは、入職1年目の公認心理師Tです。
日中は少しずつ暖かくなってきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

昨年の今頃はまだ学生だった私ですが、入職してもうすぐ一年が経ちます。この一年は、先輩方にたくさんのことを教えていただきながら、実際に患者さまと関わったり、検査をとったりといった新たな経験をたくさんさせていただきました。また、仕事をしながら公認心理師試験と臨床心理士試験という二つの資格試験を受け、自身にとってとても印象深く、大切な一年になりました。

さて、昨年秋に受験しました臨床心理士試についてですが、無事に一次試験、二次試験を突破して資格を取得することができました。今回は、時間は経ってしまいましたが、二次試験の面接の準備について少しお話ししたいと思います。

このブログを読んでくださっている皆さまの中にも、受験や就職など何らかの形で面接を受けたことのある方は多いかと思います。面接にはいろいろな形があり、臨床心理士試験の場合、二次は口述面接試験と呼ばれる、いわゆる“個人面接”が設けられています。そこでは知識やスキルだけではなく、心理士としての経験、姿勢、態度なども問われてきます。

面接の準備としては、私はアドリブがとても苦手なので、まず過去に出題されたテーマや質問について情報を収集し、答えを考えて自分だけの台本を作ることにしました。そして、それを使って、本番を想定し練習を行いました。その際は、ただ丸暗記するのではなく、その裏にある自分の考えまで脳裏に自然と浮かぶようにしました。
その準備の中で、改めて私自身の考えや価値観、心理士として大切にしていることを振り返ることができました。また、普段の病院での患者さまとの関わりなどの臨床活動も、もう一度振り返るよい機会となりました。これから大変なことがあったり壁にぶつかったとき、今回考えたことや面接での経験に立ち返ろうと思います。

どの資格もそうであるように、臨床心理士資格も、取得することを目的にするのではなく、その後どのように資格を背負って活動していくのかが大切だと考えています。日々の患者さまとの関わりや様々な業務経験から学びを得ることに加え、今後も自主的な勉強を怠らず、臨床活動に励んでいきたいです。

リハビリテーション部 T

倉敷平成病院リハビリスタッフが老松地区出前講座(倉敷市社会福祉協議会)で講師をつとめました

1月30日(火)、老松ふれあい会館にて毎週実施されている「いきいき100歳体操(老松地区)」の「地域サロン」に講師として参加させていただきました。

今回は「転倒予防」について、「筋力を鍛えて転倒予防」と「注意機能を鍛えて転倒予防」の2本立てでお話しをさせていただきました。
途中で筋力強化のためのトレーニングや、注意力を鍛えるための二重課題を取り入れたトレーニングを実施し、楽しく体を動かしてもらうことが出来ました。中には90歳を超えても縄跳びや腕立て伏せを継続されている方がおられ、大変驚かされました。

これまで健康教室など多くの場でお話をさせていただく機会がありましたが、地域の方々からは毎回新たな学びをさせていただいています。今後も地域の介護予防に還元できるよう、研鑽を重ねていきたいと思います。

※この様子は倉敷社会福祉協議会発行【「通いの場」通信】でも「いつまでも住み慣れた地域で過ごせるために~倉敷平成病院の地域を支える取り組み(出前講座)~」でにて紹介されました

※倉敷市社会福祉協議会生活支援コーディネーターのサイトはこちら

倉敷平成病院 予防リハビリ 理学療法士 S

倉敷平成病院 作業療法士 もうすぐ入職して1年が経ちます

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皆さんこんにちは。入職1年目の作業療法士Sです。年も明け、寒さも一段と厳しくなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。昨年の今頃は国家試験合格に向けて日々勉強をしており、1年前を振り返ると現在作業療法士として仕事が出来ていることをとても感慨深く思います。

入職してすぐの頃は分からないことばかりで、日々の業務を覚えることに精一杯でした。そんな中、優しく丁寧に指導してくださる先輩方や気軽に相談できる同期の存在があり、充実した日々を送っています。

最初は先輩方のリハビリを見学させていただくことから始まり、次第に自分で患者様を担当し実際にリハビリをしていくようになり、どのようにリハビリ内容を考えて実行していけばいいのかなどと分からないことも多く、悩むこともありました。しかし、先輩方に質問した際はいつも優しく丁寧に指導してくださり、時には気にかけて声をかけてくださったため、不安や悩みも解消していき、徐々に新しい環境にも慣れていくことができました。

日々大変なこともありますが、退院される患者様に「できないと思っていたことができるようになって嬉しい。あなたのおかげです。本当にありがとう。」などと感謝を伝えていただいた際はとても嬉しく、この仕事のやりがいを感じ、改めて作業療法士になって良かったと思います。

まだまだ未熟なところはありますが、春になると後輩が入職してきて先輩となります。日々の臨床場面から多くの事を吸収し、それを自分の経験値として得られるように自己研鑽を怠らず、今後の治療に活かしていけるようこれからも頑張ります。

最後になりましたが、まだまだ寒い時期が続きますので、体調管理に気をつけながらどうぞ健やかにお過ごしください。

作業療法士S

回復期リハビリ病棟より 冬のプランター活動の紹介

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皆さんこんにちは。ますます冷え込みが厳しい季節となりましたが、皆さんいかがお過ごしですか。

今回はプランター活動について紹介させていただきます。倉敷平成病院の駐車場、桜の木の近くにあるプランターでいくつか野菜を植えています。皆さんは見かけたことがありますか?昨年の夏から活動は始まり、夏には、なす、ピーマン、トマトなどの種を植え、多くの作物を収穫することができました。

そして冬には、ほうれん草、水菜、はつか大根、えんどう豆の種を植えました。一緒に育ててくださっている患者さんからは、「芽が出てきたね~!」と成長を喜ぶ姿がみられました。
年末には患者さんと間引きをしました。寒い中の作業でしたが、皆さん黙々と取り組んでくださりました。収穫を楽しみに、これからも大切に育てていきたいと思います。

リハビリテーション部 公認心理師 N

※夏の収穫の様子

第15回岡山県回復期リハビリテーション病棟協会研究会参加報告

令和5年11月11日に倉敷第一病院にて第15回岡山県回復期リハビリテーション病棟協会研究会が実施されました。
この会は岡山県内の回復期リハビリ病棟を持つ病院にて構成され実施される研修会です。目的としては、県内回復期リハ病棟の質の向上と、顔の見える関係作りから相互の情報交換や連携の強化が目的となります。
今回の研修会では、「回復期リハビリテーション病棟における心不全のリハビリ」というテーマで倉敷中央病院の循環器内科医師、認定看護師、理学療法士がそれぞれの視点からご講演されました。昨今、回復期リハビリ病棟に入院される患者様の高齢化に伴い、多くの複合疾患を持つ患者様(例えば、慢性心不全を持った大腿骨頚部骨折や脳卒中の者など)が増えております。

倉敷平成病院からは、リハビリスタッフ10名、医師1名、事務2名が参加しました。

今回の研修会を通じ、心不全の基本から具体的な介入におけるリスク管理、チーム医療の重要性、そして回復期リハビリ病棟に関わる医療スタッフとしてどのように心不全に対して取り組むべきかを再確認する貴重な機会となりました。

倉敷平成病院 リハビリテーションセンター統括課長 T

※会場内撮影禁止のため写真はありません。

 

 

大好きな同期のみんなへ

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

倉敷平成病院に入職して半年が経ちました。
今回ブログを担当させていただき、何を書こうかなと思ったときに入職して半年間の振り返りや病院の魅力などが候補にあがりました。
しかし、ふとした瞬間にせっかくだから普段なかなか言葉にできない感謝の気持ちを同期のみんなにこの場をお借りして伝えてみようと思いました。
恥ずかしいけど頑張って思いを綴ってみるのでみなさま少しだけお付き合いください。

同期のみんな。4月はみんな初々しくて何をするにもお互いに何回も確認し合って恐る恐る行動していたのが懐かしく感じるよ。1ヶ月も経つとみるみるうちに成長して、みんなが本当にかっこよくてキラキラ輝いて見えたよ。大変なことがあると話を聞いてくれて、一緒に帰ってくれてありがとう。そのたびに救われてたよ。病院内ですれ違ったり顔をみたりすると安心するし不思議と元気がでるよ。今では心強い、大切な、最高な、大好きな同期だよ。みんなが同期で本当によかったと心の底から思うよ。これからもたくさん大変なことがあると思うけどそのたびに支え合って、助け合って一緒に乗り越えていこうね。いつも本当にありがとう。一生よろしく。

こんな感じで感謝の気持ちを伝えることは大切なことだと歳を重ねていくごとにしみじみと感じます。毎日一緒にいるとそれが当たり前になり、伝える機会も少なくなってきます。大切な人だからこそなかなか言えなかったりします。さり気なくでもいいのでありがとうと日頃の感謝の気持ちを伝えてみてはどうでしょうか。私も家族や友達、同期に伝えてみようと思います。伝えます!

最後に、これから寒い日が続きますが体調に気をつけてお過ごしください。

リハビリテーション部 Y

第15回くらしきみなみ文化祭 参加報告

10月29日(日)、倉敷南小学校体育館にて「第15回くらしきみなみ文化祭」が開催され、当院からはリハビリスタッフ5名、事務1名が参加しました。

昨年度は感染対策のためリハビリスタッフは不参加でしたが、今回は数年ぶりに地域の方々のバランスチェックを行うことができました。
前方リーチテスト、片足立ちテスト、5回立ち上がりテスト、握力といったバランス能力・筋力を評価するテストを実施し、その結果を転倒リスクが高まる水準の値や、年齢別の平均値と一緒にお伝えして、必要な方にはご自宅で行える運動を個別にアドバイスしました。

就学前のお子さんからご年配の方まで100名以上の皆さんに参加していただき、特に親子で楽しみながらも真剣に取り組まれる姿が印象的でした。
私は今回が初参加でしたが、改めて地域の方々の健康や身体機能に対する関心の高さを肌で感じることができました。
近年は高齢者だけでなく子供の運動不足も懸念されており、年齢に関係なく今回の体験をきっかけに、運動への興味を持たれた方がいらっしゃれば嬉しいです。

理学療法士 H

臨床心理士試験合格に向けて

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こんにちは。入職一年目の公認心理師Yです。
今回は私が秋に受験する臨床心理士試験についてお話したいと思います。


皆さんは臨床心理士という職種をご存じですか?臨床心理士は人にかかわり、人に影響を与える心の専門家です。
様々な“心理”の資格がある中でも臨床心理士は長い歴史を持ち、免許番号第一号が誕生したのも昭和63年と言われています。
臨床心理士試験は一次試験と二次試験があります。
一次試験ではマークシートと論述問題があり、これを突破すれば二次試験の面接を受験できます。

そんな臨床心理士試験まで残すところあと一ヶ月ほどになりました。このブログを読んでくださっている皆さんの中にも、既に何か資格を取得していたり、これから取得しようとしている方がいるのではないでしょうか。

皆さんは試験対策はどのようにしていましたか?
私は、過去に出題された問題をチェックしてどんな問題が出るのか情報収集をします。
臨床心理士試験は知識問題はもちろんですが、事例問題も多く、実際に臨床で患者さんと関わった場合に心理士がどのような対応を行う必要があるのか問われます。
そのため、普段の病棟での患者さんとの関わりや、外来で行う神経心理学検査の実施や解釈などの知識も試験に活かすことができるのではと思っています。

また、論述問題では出されたテーマに対して1,001文字以上書くことが求められます。
こういった問題には“正解”がないので、過去問のテーマを見て時間を測定しながら書く練習を行い、そのあとで同じ受験生である大学院時代の同期と解答を見比べお互いに足りない部分を補うといった方法で取り組んでいます。

最後になりますが、新卒で入職し、仕事をしながら資格取得を目指すことは大変だと感じることもあります。
ただ、臨床心理士試験は今まで学校で勉強してきたことの集大成であるとともに、これから心理士の道を歩むための必要な知識が身についているかどうか確かめる機会でもあります。
試験まで残りわずかですが、日々の業務での患者さんとの関わりを大切にしながらも試験勉強を続け、臨床心理士試験合格を目指します。応援よろしくお願いします。

リハビリテーション部 Y

久しぶりの病院配属になり思う事

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7月はもうすぐ終わりますが、既に30℃超えの毎日が続いています。皆様お元気に過ごされているでしょうか。こまめに水分補給をして熱中症にならないように気をつけましょう。

さて、今回のブログですが、今までの経験や久しぶりに病院配属となり感じた事をお伝えできたらと思います。

早いもので入職してから8年が経ちました。この8年間で私は急性期・回復期病棟、予防リハビリ、通所リハビリ、訪問リハビリと様々な部署で働かせて頂きました。各部署での業務はもちろん異なりますし、介護系のリハビリでは1人あたりのリハビリ時間や内容、利用者様から求められるリハビリも異なります。私は様々な部署で働くことで色々な考え方や新たな価値観が生まれ、患者様への対応や提供するリハビリが改善されたと感じています。加えて、今まで以上に患者様の対応は慎重かつ丁寧に対応するよう心がけています。

現在、私は回復期リハビリテーション病棟に所属しています。久しぶりに病院配属となり感じた事は回復期リハビリの懐かしさです。コロナ感染症は5類へ移行しリハビリセンターの使用が可能となり(部分的な制限はありますが)、病棟やリハビリセンターでのリハビリ風景を見て1年目の頃を思い出しました。1年目の時は右も左も分からず毎日が一杯一杯でした。今では仕事にも慣れ、色々な事が分かり心に余裕を持って取り組めていますが、1年目の頃の気持ちを忘れず今後も患者様と向き合っていく良いきっかけとなりました。また、様々な部署で経験したことを病院のスタッフへ還元できればと考えています。

最後に、まだまだ暑さは続きますが、しっかりと熱中症対策をして楽しく夏を乗り越えて行きましょう。

リハビリテーション部 T

野菜作り~カボチャ収穫のご報告~

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皆さまこんにちは!
今春から開始している野菜作りも、3ヶ月ほど経ちました。患者さんと一緒に少しずつ参加してくださる方が増えてきて、私たち職員にとっても楽しみなイベントになっています。
6月5日(月)にトマトとナスの収穫をご報告いたしましたが、6月23日(金)に皆でカボチャを収穫しましたのでご報告いたします。

カボチャ(西洋種)は品種にもよるそうですが、開花後40~45日で収穫できるようになります。水やりする度に少しずつ大きくなっていくカボチャを見ながら、収穫する時をとても楽しみに待っていました。

一緒に野菜作りをする中で、土に触れることで五感が刺激され、気持ちのリフレッシュになっているようです。
参加した方から「楽しかった!」との嬉しい言葉をたくさんいただいています。

当院に立ち寄られた方も、よろしければプランターを覗いてみてくださいね(駐車場東側、桜の木の列の一角にあります。

リハビリテーション部公認心理師 M