カテゴリー別アーカイブ: リハビリテーション部

理学療法士として1年目の学びを力に、次の一歩へ

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倉敷平成病院に入職させていただいてから1年が経ちました。理学療法士として働き始めた当初は、目の前の業務をこなすことに精一杯で、自分の関わりが本当に患者様のためになっているのか、不安を感じる日々でした。

私は急性期病棟に配属されました。急性期では、日々の臨床の中で術後や発症直後という不安定な状態の患者様を担当することが多く、わずかな変化にも注意を払いながら関わる必要があります。安全面への配慮やリスク管理の難しさに直面し、自分の判断一つに責任が伴うことの重みを強く実感するとともに、自分の未熟さを痛感することも多くありました。それでも、患者様が日々少しずつ回復していく姿を間近で見る中で、「昨日できなかったことが今日はできる」その変化に立ち会い、共に喜びを感じられることがこの仕事の大きなやりがいだと感じるようになりました。何気ない感謝の言葉に救われ、自分の関わりが意味を持っていたと感じられた経験は、今でも強く印象に残っています。

私が感じた当院の魅力として、勉強会や研修会などの貴重な学びの場が多く設けられており、臨床での疑問をそのままにせず学び直せる環境が整っていることが挙げられます。先輩方のご指導に加え、こうした学びの機会があったからこそ、日々の臨床を楽しく前向きに続けてこられたのだと感じています。

また、今年度からスポーツリハビリテーションにも関わる機会をいただきました。急性期とは異なり、復帰を見据えた機能改善やパフォーマンス向上を目的とする中で、より専門的な知識や技術の必要性を実感しています。上手くいかず難渋する日々ですが、とても貴重な経験であると感じています。今後も、勉強会や研修会で知識、技術を身につけ、自分の強みにしていきたい分野の1つです。

この1年を通して、出来るようになったことが増えた一方で、自分の未熟さや課題に気づくことが多くありました。だからこそ2年目は、見つかった課題を克服しより良い医療を患者様に提供出来るよう、受け身ではなく、自ら考え行動できる理学療法士になることを目標に、さらに経験を積んでいきたいと考えています。

これからも一つ一つの関わりを大切にし、患者様、ご家族にとって安心して任せられる存在になれるよう、日々精進して参ります。

理学療法士 I

※画像はイメージです(写真ACより)

新緑の季節に増える「なんとなく不調」との上手な付き合い方~訪問リハビリから~

新緑が美しく、過ごしやすい季節となりました。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
この時期は、ご本人だけでなく、ご家族の生活の変化もあり、知らず知らずのうちに疲れがたまりやすい時期でもあります。

私自身も季節の変化による疲れを感じることがありますが、リハビリの現場でも同じようなお声をよく耳にします。
私は体調を整えながら、日々その人らしい生活を支えられるよう取り組んでいます。

では、なぜこの時期に不調が出やすいのでしょうか。
不調の原因としては、寒暖差や新たな環境によるストレスなどにより、自律神経が乱れやすくなること、さらに生活の変化に伴う姿勢の変化が関係していると考えられます。

姿勢の変化も、不調に大きく関係しています。
例えば、頭が前に出て背中が丸くなる姿勢が続くと、首や肩の筋肉に負担がかかりやすくなります。
また、このような姿勢では呼吸が浅くなりやすく、体が緊張した状態が続くことで、疲れやすさやだるさにつながることがあります。

では、こうした不調をためないためには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。
日常の中で、少し意識するだけでも体は楽になります。

こまめに体を動かすことが大切です。長時間同じ姿勢でいると、筋肉が固まりやすくなります。30分〜1時間に一度は、軽く体を動かしたり、立ち上がったりすることを意識してみましょう。

また、深呼吸を意識することも効果的です。ゆっくりと大きく息を吸い、ゆっくり吐くことで、体の緊張が和らぎやすくなります。特に、背中を少し伸ばした状態で行うと、より呼吸がしやすくなります。呼吸は吸うことに注意しやすいですが、吐くことも重要です。

さらに、姿勢を少し意識することも重要です。頭が前に出すぎないようにし、背筋を軽く伸ばすだけでも、首や肩への負担は軽くなります。無理に良い姿勢を保とうとするのではなく、「少し整える」くらいの意識で十分です。

5月は過ごしやすい季節である一方で、体にとっては変化の多い時期でもあります。
「なんとなく不調」を感じたときは、無理をせず、日々の生活の中で少し体を整えることが大切です。
日々のちょっとした意識で、体は少しずつ変わっていきます。
無理のない範囲で、できることから取り入れてみてください。

ヘイセイ訪問看護ステーション 訪問リハビリ S

※画像はイメージです(写真ACより)

【リハビリスタッフのユニフォームが新しくなりました】

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このたび、4月よりリハビリスタッフのユニフォームが新しくなりました。
これまでの上下全身白色のユニフォームから一新し、ズボンは落ち着いた紺色、上衣は清潔感のある白色をベースに紺色とブラウンのラインが入ったデザインとなっています。より親しみやすい印象を与えるユニフォームに仕上がりました。
また、ズボンが紺色になったことで、これまでより汚れが目立ちにくくなり、日々の業務でも安心して動くことができます。
さらに、動きやすさにも配慮された仕様となっており、リハビリの現場での機能性も向上しています。
新しいユニフォームとともに、これからもより良いリハビリテーションの提供に努めてまいります。
広報課

【山陽新聞メディカ331号 リハビリにAIが導入されました】

令和8年4月6日(月)付・山陽新聞朝刊「岡山医療ガイド メディカVol.331」に、リハビリにAIが導入されたことが紹介されました。

当院では、AIによるモーションキャプチャーをリハビリに導入し、体の機能の回復具合を視覚的に確認できるようになりました。スマートフォンなどで撮影した全身の動画から、AIが姿勢を評価し、前後左右の立体的な動きを捉えることができます。
従来は、理学療法士や作業療法士らが経験を頼りに自身の目だけで回復状況を確かめていましたが、AIの導入によって、より緻密なリハビリプランを話し合うことができるようになりました。
記事はメディカサイトでもご覧いただけます。

ぜひご一読ください。

https://medica.sanyonews.jp/sp/article/33090

倉敷平成病院リハビリテーション部 SPLYZA Motion(スプライザモーション)導入について

広報課

 

#倉敷平成病院 #病院 #倉敷 #山陽新聞メディカ #リハビリ #AI

 

春に振り返る、リハビリ1年目の学び

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3月に入り徐々に暖かさを感じることが増えてきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
新年度に向け忙しく過ごされている方も多いかと思います。
昨年4月に入職した私も、新人と名乗れるのもあと少しとなりました。

この1年間、知識不足を痛感することも数え切れないほどありましたが、先輩方や同期に支えられたくさんの事を学ぶことができました。特に学びを深める場となっているのが勉強会です。毎月ST科全体での勉強会と5年目以下の勉強会が開催されています。高次脳機能(注意機能や記憶など)領域、失語症(言葉の出にくさや言葉の理解力の低下)領域、構音(顔や舌の麻痺)領域、嚥下(飲み込み)領域など分野別ごとのチームに分かれ、それぞれの領域での最近の論文や訓練を紹介することもあり、新しい知識を身につける場にもなっています。

12月からは勉強会の場をお借りして、新人3名の症例報告を行なわせていただいています。実習中、指導者の先生にサポートしていただきながら書き上げたものを1人で準備するのは大変ですが、新たな知識を吸収する機会になり、今まで意識していなかった部分にも注目するようになりました。この1年間での成長を実感する一方で、今後の課題を実感する機会にもなりました。これからも勉強会への参加や自己学習に励み、引き続き患者さんに寄り添ったリハビリを続けていきたいと思います。

最後になりましたが、まだまだ空気も乾燥しており寒い日も続いています。皆様もかぜに気をつけて、手洗いうがいをしっかり行なってくださいね。

言語聴覚士 O

イラスト:イラストAC

倉敷平成病院リハビリテーション部 SPLYZA Motion(スプライザモーション)導入について

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SPLYZA Motion(スプライザモーション)〜AIが動きを読み取る!最先端リハビリ解析システム〜

■AIによる3D動作解析システムの導入
倉敷平成病院リハビリテーション部では、令和7年7月よりAIによる3D動作解析が可能な最新のモーションキャプチャ「SPLYZA Motion(スプライザモーション)」を導入しました。これは、専用マーカーを身体に貼り付けることなく、カメラ映像から身体の動きを自動で解析できるシステムです。従来のモーションキャプチャでは、多くのマーカーを装着し、広い専用空間や特別な設備が必要でしたが、このシステムではタブレットやスマートフォンで簡単に撮影・解析が可能です。そのため、より気軽に動作を記録し、日常のリハビリ場面でも活用できるようになりました。

 

■動きの「見える化」で視覚的に確認
SPLYZA Motionの特長は、動きを「見える化」できることです。たとえば歩行や立ち上がりの様子を撮影すると、関節の角度や重心の動きなどがグラフや映像で表示されます。これにより、患者さん自身が「どのように動いているのか」「以前と比べてどう変わったのか」を視覚的に確認できるようになりました。スタッフだけでなく、患者さんも一緒に変化を共有できる点が大きな魅力です。

 

■一人ひとりに最適なアプローチ方法の検討
また、客観的なデータをもとに、治療前後の動きの違いを分析できるため、より的確なリハビリプランの立案にも役立ちます。

たとえば、「下肢装具を使ったときの歩行」と「使わないときの歩行」を比較したり、「筋力トレーニング後に動きがどのように改善したか」を確認することで、一人ひとりに最適なアプローチ方法を検討することが可能になりました。

今後も当院では、最新技術を活用しながら、患者さん自身が変化を実感しながら取り組めるリハビリの実現に努めてまいります。

リハビリテーション部 PT科副主任 理学療法士    Y

 

 

回復期リハビリ病棟 園芸療法☆冬野菜の大収穫☆

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大寒を迎え、凍てつくような寒さが続いていますね。

1月23日(金)、回復期リハビリテーション病棟の患者さん方が昨秋から種まきを始め、大切にお世話をしてくださった、ミズナ、ホウレンソウ、ハツカダイコンが立派に実りました!寒い中ではありますが、みなさんお元気に収穫をしてくださいました。

あまりの寒さに、土が凍っているところもあり、スコップを使って工夫しながら収穫してくださいました。
うまく収穫できると、「ええように育ったなぁ!」と歓声があがります。皆さんのパワーで、寒さなんてなんのその、吹っ飛んでいきました!きっと採れた野菜たちも、パワー満点☆栄養満点☆なはずです!
野菜作りには、人生の先輩である患者さん方からたくさんお知恵を拝借しながら進めてまいりました。収穫の手際も、やっぱり先輩方はコツをよくご存知で、学ばせていただくことばかりでした。
春になったら、今度は夏野菜の栽培を始めます。病院駐車場入り口付近で、患者さん方とご一緒に、プランターで大事に育てておりますので、ご興味がありましたら是非ご覧になってください!

 

公認心理師 T.M

回復期リハビリ病棟 園芸療法2025~冬野菜の種まきをしました~

回復期リハビリテーション病棟にてクリスマス会開催2025

12月26日(金)、倉敷平成病院 回復期リハビリテーション病棟にて、軽やかな音楽に包まれながら「クリスマス会」を開催しました。

会場では、赤いサンタ帽やトナカイのカチューシャを身につけた患者さんの姿があちこちに見られ、いつもとは少し違う、わくわくした雰囲気が広がっていました。
音楽療法の一環として、職員によるフルートとピアノの演奏が始まると、やさしい音色のクリスマスメドレーが病棟に響き渡り、自然と口ずさむ声が聞こえてきました。患者さんは手作りの楽器を手に、それぞれのペースで音楽を楽しまれていました。

また、今回は院内保育の子どもたち5名も参加してくれました。
演奏の途中では、患者さんから子どもたちへ、心を込めて用意したプレゼントを手渡す場面があり、「どうぞ」と声をかける患者さんと、少し照れながらでも目線を合わせて受け取る子どもたちの姿に、会場は自然と笑顔とあたたかな拍手に包まれました。

優しい音色が流れる中、患者さんも子どもたちも穏やかな表情を見せ、楽しそうな様子がとても印象的でした。短い時間ではありましたが、音楽を通して同じ時間を共有し、世代を超えたふれあいを感じられる、心温まるクリスマスのひとときとなりました。

4階西病棟 介護副主任 O

 

 

公認心理師の仕事

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こんにちは、公認心理師Oです。
新しい年を迎え、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて、私の職業である公認心理師とは、2017年に日本で初めて誕生した心理職の国家資格です。保健医療・福祉・教育などの分野において、心理学に関する専門的な知識や技術を用いて支援を行う心理支援の専門家として活躍しています。

心理系の資格はこの公認心理師のほかにも、さまざまな種類があります。
今回は、その中でも歴史のある「臨床心理士」という資格と、私が秋に受験した臨床心理士試験についてお話ししたいと思います。

皆さまは「臨床心理士」という資格をご存じでしょうか。
臨床心理士とは、「人にかかわり、人に影響を与える心の専門家」です。一人ひとりが持つ考え方や感じ方の多様性を尊重し、その人らしい自己実現を支援することを大切にしています。この資格は数ある心理系の資格の中でも歴史が長く、免許番号第一号が誕生したのは昭和63年(1988年)です。長年にわたり、医療・教育・福祉・司法など、様々な領域で心理支援を担ってきました。

臨床心理士になるための試験は、一次試験(筆記試験)と二次試験(口述面接試験)の二段階で行われます。
一次試験では、マークシート形式の知識問題に加え、決められたテーマについて論述する問題が出題されます。この一次試験に合格すると、二次試験である口述面接試験を受験することが出来ます。口述面接試験では、知識だけでなく、これまでの経験や心理支援に対する考え方、専門家としての姿勢などが問われます。

無事に一次試験を突破し、二次試験への準備を通して、これまで自分が学んできたことや心理士としての姿勢、支援の中で大切にしていることについて、改めて振り返ることが出来ました。また、病院の中で心理士が果たす役割や、患者さまとの関わりについても深く考える時間となり、試験対策にとどまらない、とても良い機会になりました。この振り返りは、今後も皆さまの支援に携わっていくうえで、とても大切なものになると感じています。

入職して間もなく1年を迎えますが、これからも学び続ける姿勢を忘れず、皆さまによりよい支援を届けられるよう、日々努めていきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

リハビリテーション部 公認心理師 O

第13回わくわくカフェ開催報告

12月6日(土)に認知症疾患医療センターで第13回「わくわくカフェ」を開催し、19家族・計37名の皆さまにご参加いただきました。
午前中の時間を使って、認知症に関する講演をはじめ、グループでの自己紹介、リハビリステーションピースの理学療法士による体操のほか、創作、うたと演奏コーナーなど盛りだくさんの内容で開催しました。
プログラム冒頭の講演では、通常のもの忘れと認知症によるもの忘れの違いや、認知症予防に効果的な脳を守る3大要素(栄養・運動・交流)に関する話があり、メモを取りながら受講する参加者の方々もいらっしゃいました。グループごとでの自己紹介で緊張がほぐれると、体操コーナーでは手話を交えた歌唱の機会もあり、参加者同士で笑顔が見られることもありました。創作ではクリスマスのハンドベルをデコレーションし、完成したベルを使って「ジングルベル」の歌に合わせて演奏を行いました。プログラム最後の、「上を向いて歩こう」の歌唱では、スタッフによるピアノ&ギターの生演奏に加え、患者さんのハーモニカも加わり会場全体が素敵な音楽に包まれました。
参加されたご家族の方からは、“両親が他のご家族と楽しそうに話す姿を見てもっと交流させてあげたいと感じた”、“家族同士の悩みを話し合い、気分がすっきりした”などの声をいただきました。わくわくカフェが患者さんとご家族を明るく笑顔にする交流の場となるようこれからもスタッフやボランティアの方一同で精進して参ります。

 

認知症疾患医療センター リハビリテーション部 CP Y