カテゴリー別アーカイブ: リハビリテーション部

倉敷地区サロン交流会に参加しました

7月9日、倉敷健康福祉プラザで行われた「倉敷地区サロン交流会」に参加してきました。この会は、各サロンの主催者同士の交流や、主催者と事業所間の交流を目的として毎年開催されています。
地域サロンを長年運営されていると、内容のマンネリ化やモチベーション低下など、様々な課題があるそうですが、地域サロンと事業所の交流(マッチング)により問題解決に繋がっているそうです。
今回は全仁会グループのサービスや、過去に実施したリハビリ専門職の講師派遣を紹介できるよう資料を準備し、専用のブースで多くの参加者と交流することができました。
あるサロン主催者の方は「ぜひ講師に来てもらいたい。みんな喜ぶわ。」と興味を持ってくださりました。また別のサロンを主催している民生委員の方は、「先日近所の方が認知症で平成病院にお世話になった。こういった病院があってくれて助かる。参加者に紹介したい。」とパンフレットをお持ち帰りくださりました。

私たちの提供しているサービスが地域に必要とされていること、そして地域に根差したものであるということを感じた貴重な経験となりました。

ふれあいサロンとは(倉敷市ホームページより)
ふれあいサロン活動は、介護予防の観点から、地域内で社会から孤立した状態で生活している閉じこもりがちな高齢者等を対象に、社会参加・健康づくり・仲間づくりなどを目的とした活動です。
また、ふれあいサロン活動を活発化させることにより、これらの人々の介護予防を進めるともに、地域福祉意識の高揚を図り、地域内に要援護高齢者等を支える福祉ネットワークを構築することを目的とします。

倉敷老健通所リハビリ PT S

初心に戻って

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

今年の夏も酷暑の予報で梅雨だというのに7月には気温が30度を超すようですが、皆様はどうお過ごしでしょうか。
こまめな水分補給や適度な塩分や糖分の補給をして脱水症にならないようにお気を付け下さい。しっかり汗をかいて熱中症を予防しましょう!クーラーの使用や十分な休息もお忘れなく。

さて、私は今年で入職して10年になりますが、昨年部署異動で配属が変わって感じたことをお伝えしたいと思います。

私は昨年1年間訪問看護ステーションに配属され訪問リハビリテーションを担当しました。入職以来ずっと病院の中で勤務していたため、新たに色々なことを覚えたり、今までとは勝手が違うこともあり、慣れるまで時間がかかり苦労しました。
しかし新しい職場で働くことはとても新鮮で、様々な経験を通じて知見を広めることができました。また、自分が入職したての日々精一杯で我武者羅に頑張っていた頃を思い出すきっかけとなりました。

今年また、訪問リハビリテーションから病院へ異動となり戻ってきましたが、初心に戻って、また一から患者さんと向き合ってしっかり頑張っていこうと思います。そして様々な部署で経験し身につけた知識や技術で患者さんや後輩スタッフをサポートしたいと思います。

リハビリテーション部 E

※イラスト:イラストACより

むせる理由と対処法について

皆さんは食事をしていてむせたことはありませんか?

「麺類をすすった時」「酢の物を吸い込んだ時」「おしゃべりをしながら食事をしていた時」などでむせることが多いです。時折むせることは誰しもあると思います。しかし、この頻度が増えてくると不安になりますよね。今回は咽せる理由とその対処法について説明します。

〇なぜむせるのか?
私達が口から摂取した食物や水分は口・のど・食道を通って胃に入ります。間違ってのどから気管に入ってしまうとそれを出そうとするためにむせが起こります。咽せ自体は体を守るための反射であるため異常な反応でありません。しかし、むせが長時間続く場合や明らかに激しくむせる場合は注意が必要です。
気管に入った食物が肺に到達し細菌感染を起こすと誤嚥性肺炎を発症します。もし、食事後に発熱、咳、濃い色の痰が出る等の症状がある場合は早めの医師の診察をお勧めします。

〇むせたらどうする?
ではどう対処するのか?まずはしっかりむせきるようにしましょう。外出時などは周りが気になると思いますがしっかりと咽せきった方が誤嚥予防のためには良いです。むせないようにする工夫として「一口量を少なくする」「ゆっくり食べる」「やわらかい食べ物を食べる」「むせやすい食べ物を避ける」「水分に市販のとろみ剤を使用してとろみをつける」などがあります。

既に飲み物にとろみを付けて調整されている方は、飲み物以外の水分にもとろみを付ける必要があるかもしれません。例えば、汁物でもむせるようであればとろみを調整してみるのも良いと思います。これから暑い季節になるとみずみずしい夏野菜がおいしいですよね。この「みずみずしい」夏野菜ももちろん水分が多く含まれているので、水分でむせる方は注意が必要です。かぶりつきたいと思いますが「小さく刻んで直接とろみ剤を使用する」「あんかけと混ぜる」等調整をするようにしましょう。

いかがだったでしょうか?正しい知識を持って誤嚥を予防し、暑い夏を乗り越えましょう!

訪問看護 Y・H

※誤嚥性肺炎について「e-ヘルスネット」(厚生労働省) 参照

※イラスト:イラストACより

 

第16回くらしきみなみ文化祭参加報告

6月8日(土)倉敷南小学校体育館にて、「第16回くらしきみなみ文化祭」が開催されました。
会場には小学生4年生の短歌の作品や地域の方が作られた絵画やコラージュ作品などの展示コーナー、防災コーナー、交通安全コーナーなど、子供から高齢者まで地域の方が楽しめる様々なコーナーが準備されていました。
この会は倉敷南コミュニティ協議会・倉敷南小学校PTAの方々が中心となって実行委員会を結成して主催されています。

コロナで中止となった2020年、また小規模開催となった2021年を除き、当院は2009年の第1回から参加させていただいております。毎年リハビリスタッフが中心でブースを設営していますが、今年も「レッツトライ バランスチェック」をテーマにリハビリスタッフ5名、事務1名が参加しました。
昨年は100枚用意したチェックシートがなくなってしまったとのことで、今回は150枚を用意しましたが、全てなくなりました。行列が途切れることなく、倉敷南小学校平松校長先生や地元出身の議員の方、小学生から90歳代の方まで多くの方々と交流をもつことができました。

今回も、バランス能力や筋力の4項目を評価し、今後の生活での転倒予防や体力の維持向上についてのアドバイス等を個別に伝えさせていただきました。
病院外で実際に地域の方々との交流を通じて、多くの刺激をもらい、改めて身体機能の改善について考える良い機会となりました。今回バランスチェックにご参加くださった地域の方々の今後の生活での運動への意識向上につながれば幸いです。

理学療法士 S

第15回みなみ文化祭

第14回みなみ文化祭

第12回みなみ文化祭

第11回みなみ文化祭

第10回みなみ文化祭

【第1回岡山県サロン合同交流会が令和6年5月27日(月)山陽新聞朝刊に紹介されました】

 4月25日に、倉敷平成病院にて開催した「第1回岡山県サロン合同交流会」の様子が、5月27日(月)の山陽新聞朝刊 13面 「くらし」のページで紹介されました。

また併せて
失語症者の手助けをする 意思疎通支援者養成講座も紹介されました。

現在この養成講座への参加者を募集しております。
ご希望の方は6月14日までに、倉敷平成病院 086-427-1111 藤本までお電話ください。

岡山県失語症者獅子疎通支援者養成講座案内(PDF)

リハビリテーション部 言語聴覚士 N.F.

2年目を迎えて

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは。新年度を迎えて、いかがお過ごしでしょうか。

私は今年で入職2年目を迎えました。新しく後輩も入職してきて、先輩になりました。先輩方から教えていただくだけではなく、教える立場にもなったため、より一層責任感を持って仕事に取り組もうと2年目のスタートを切りました。

2年目がスタートし、1ヶ月が経過しましたが、時間の流れがとても早く感じます。
病棟内での部署異動もあったため、なんとなく落ち着きのない1ヶ月でした。モチベーションが上がらない日もありましたが、一生懸命頑張っている後輩や親身になって寄り添ってくださる先輩方のおかげで今も現在進行形で頑張れています!自分の知識、技術不足を日々感じていますが、少しずつでも成長できるよう努力していきたいと考えています。

話は変わりますが、ゴールデンウィークは充実した時間を過ごすことができましたか。
家でゆっくり過ごされた方や家族や友人とお出かけした方、ゴールデンウィークの休みは関係なくお仕事をされていた方など、様々だと思います。休み明けはなかなか仕事に対するモチベーションを上げていくことは難しいかもしれませんが、みんなで協力し合って、今年度も充実した1年にしていきましょう!!

リハビリテーション部 T.H

失語症の日 第1回岡山県サロン合同交流会を終えて

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは 4月25日は何の日かご存知でしょうか?語呂合わせで失語症の日です。

この失語症の日を受けて、岡山県では4月28日に第一回岡山県サロン合同交流会を倉敷平成病院で行いました。岡山県の各市町村で活動している失語症サロンの参加者が集まり、交流会を行いました。岡山市、倉敷市、総社市、玉野市、笠岡市の失語症当事者とその家族、失語症者向け意思疎通支援者、言語聴覚士など合計51名の参加でした。

当事者の健康上の観点から2時間までの開催とし、プログラムは当院言語聴覚士のミニ講演会、各サロンの紹介、ゲームでした。が、各サロンの紹介が予想以上に盛り上がり、ゲームは開催時間超過となり、実施できなくなりました(一説にはミニ講演会の演者のお話が超過しすぎた可能性があるとのことでした)。
開会から閉会まで参加者は終始笑顔で、毎年継続して開催して欲しいとの声をたくさん頂きました。失語症の回復には長期の言語訓練と社会参加によるコミュニケーション活動の場が必要で、そのためには退院してからの生活が長くそれを支える仕組みが必要です。

本交流会は、山陽新聞さんとテレビせとうちさんが取材に来てくれました。本ブログの文章では伝えきれないので、テレビせとうちさんがニュースをYouTubeにアップしてくれています。

是非そちらをご覧ください。

 

https://youtu.be/2cJ8UYwFINE

 

一般社団法人 日本言語聴覚士協会 (japanslht.or.jp)

リハビリテーション部 言語聴覚士 N.F.

回復期リハビリテーション病棟 プランター栽培収穫のご報告

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは。桜のつぼみも膨らみ少しずつ春らしい季節になってきました。

昨年から園芸療法として活動している回復期病棟の患者さんと育てている野菜が大きく成長しました。今回は患者さんとスタッフで3月8日に収穫を行った様子について紹介します。

「お鍋に入れるとおいしいのよね」と収穫しながら水菜の調理方法についてお話される患者さんはスタッフとの会話が弾みました。

「これはなにかしら?」と初めてプランター活動に参加される患者さんは、はつか大根を抜いて驚かれ、「こんなに大きく育つのね」と表情がほころびました。

昔は畑仕事をされていたという患者さんはほうれん草を収穫しながら、これまで育てていた野菜について生き生きした様子で教えてくださいました。

野菜を育てたことがある方もない方も、プランターでの作業ややりとりが少しでも気分転換になっていると嬉しいです。
次は夏野菜を育てる予定です。おいしい野菜が収穫できるようこれからも患者さんと心をこめて育てていきます。

回復期リハビリテーション病棟 公認心理師 Y

※過去の園芸療法の様子

回復期リハビリ病棟より 冬のプランター活動の紹介

 

園芸療法~収穫しました~

野菜作り~カボチャ収穫のご報告~

 

臨床心理士試験を振り返って

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは、入職1年目の公認心理師Tです。
日中は少しずつ暖かくなってきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

昨年の今頃はまだ学生だった私ですが、入職してもうすぐ一年が経ちます。この一年は、先輩方にたくさんのことを教えていただきながら、実際に患者さまと関わったり、検査をとったりといった新たな経験をたくさんさせていただきました。また、仕事をしながら公認心理師試験と臨床心理士試験という二つの資格試験を受け、自身にとってとても印象深く、大切な一年になりました。

さて、昨年秋に受験しました臨床心理士試についてですが、無事に一次試験、二次試験を突破して資格を取得することができました。今回は、時間は経ってしまいましたが、二次試験の面接の準備について少しお話ししたいと思います。

このブログを読んでくださっている皆さまの中にも、受験や就職など何らかの形で面接を受けたことのある方は多いかと思います。面接にはいろいろな形があり、臨床心理士試験の場合、二次は口述面接試験と呼ばれる、いわゆる“個人面接”が設けられています。そこでは知識やスキルだけではなく、心理士としての経験、姿勢、態度なども問われてきます。

面接の準備としては、私はアドリブがとても苦手なので、まず過去に出題されたテーマや質問について情報を収集し、答えを考えて自分だけの台本を作ることにしました。そして、それを使って、本番を想定し練習を行いました。その際は、ただ丸暗記するのではなく、その裏にある自分の考えまで脳裏に自然と浮かぶようにしました。
その準備の中で、改めて私自身の考えや価値観、心理士として大切にしていることを振り返ることができました。また、普段の病院での患者さまとの関わりなどの臨床活動も、もう一度振り返るよい機会となりました。これから大変なことがあったり壁にぶつかったとき、今回考えたことや面接での経験に立ち返ろうと思います。

どの資格もそうであるように、臨床心理士資格も、取得することを目的にするのではなく、その後どのように資格を背負って活動していくのかが大切だと考えています。日々の患者さまとの関わりや様々な業務経験から学びを得ることに加え、今後も自主的な勉強を怠らず、臨床活動に励んでいきたいです。

リハビリテーション部 T

倉敷平成病院リハビリスタッフが老松地区出前講座(倉敷市社会福祉協議会)で講師をつとめました

1月30日(火)、老松ふれあい会館にて毎週実施されている「いきいき100歳体操(老松地区)」の「地域サロン」に講師として参加させていただきました。

今回は「転倒予防」について、「筋力を鍛えて転倒予防」と「注意機能を鍛えて転倒予防」の2本立てでお話しをさせていただきました。
途中で筋力強化のためのトレーニングや、注意力を鍛えるための二重課題を取り入れたトレーニングを実施し、楽しく体を動かしてもらうことが出来ました。中には90歳を超えても縄跳びや腕立て伏せを継続されている方がおられ、大変驚かされました。

これまで健康教室など多くの場でお話をさせていただく機会がありましたが、地域の方々からは毎回新たな学びをさせていただいています。今後も地域の介護予防に還元できるよう、研鑽を重ねていきたいと思います。

※この様子は倉敷社会福祉協議会発行【「通いの場」通信】でも「いつまでも住み慣れた地域で過ごせるために~倉敷平成病院の地域を支える取り組み(出前講座)~」でにて紹介されました

※倉敷市社会福祉協議会生活支援コーディネーターのサイトはこちら

倉敷平成病院 予防リハビリ 理学療法士 S