カテゴリー別アーカイブ: リハビリテーション部

一年を振り返って

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皆さんこんにちは。
穏やかな日ざしにいつしか春の訪れを感じる季節となりました。
今年は桜の開花が早いとのニュースをよく目にするので、開花が楽しみですね。

この一年を振り返ると、多くの人と出会い、多くのことを経験できた一年だったと思います。入職当初は覚えることがたくさんで、一日があっという間に過ぎる感覚を今でも覚えています。困ったことがあるとき、頼りになる先輩方に相談したり、同期と意見を交わし合ったりと、たくさんの人に支えられているなと感じます。また、患者様と接する中で、感謝の言葉をかけられた時などは、この仕事を選んでよかったと実感する事があります。現在は業務に慣れ、患者様によりよい治療を提供できるよう、勉強する日々を送っています。

もうすぐ四月となり、元気な後輩たちが入ってきます。私は入職した当初は、不安な気持ちでいっぱいでしたが、頼りになる先輩方に助けてもらいながら二年目を迎えることができています。私も後輩が困ったときには手助けできるよう、これからも日々がんばっていこうと思います。

今世界中で新型コロナウイルスが蔓延し、連日ニュースで目にします。皆さんも引き続き、感染対策をしっかりと行い、体調管理にも気をつけて乗り越えていきましょう。

リハビリテーション部 理学療法士 N

リハビリテーション部 津田副センター長がFMくらしきに出演しました

3月17日(火)13時20分~FMくらしき『おまかせラジオ』「おまかせピックアップ」のコーナーに当院リハビリテーションセンター 副センター長(理学療法課長)津田陽一郎が出演しました。
平成最悪の水害と言われた2018年6月の西日本豪雨水害から1年9か月。被災者の中には高齢の方も多く、皆さん非常に大変な思いで元の生活に戻ろう(rehabilitate)とされています。そんな災害時におけるリハビリテーションの役割について、岡山理学療法士会常任理事でもある津田副センター長からお話いたしました。

「避難所や仮設住宅など、それまでの日常生活と異なる環境での生活を余儀なくされる災害時では、運動機能の支援だけでなく、ストレスによる精神疾患の予防や治療、嚥下機能や口腔ケアの支援、また手すりの増設や簡易洋式トイレの導入などの環境整備も災害リハビリテーションの一環です。災害直後には深部静脈血栓症、いわゆるエコノミー症候群や、おにぎりやインスタント食品など塩分の高い食事が続くことで血圧が上昇し、脳出血や心筋梗塞などを誘発することがあります。また、特に高齢者の方や体の不自由な方は、他者に迷惑をかけまいと自分で活動を制限してしまい、寝たままになって筋力が低下してしまう、持病が悪化するなど生活不活発病を発症される方もおられます。
こうした方々・環境を支援・整備するため、大規模災害リハビリテーション支援団体協議会(JRAT)が活動しています。大規模な災害時にはその地域のリハビリ専門職だけでは対応しきれないため、県からの要請を受けて被災地以外からリハビリ専門職を支援を行う仕組みです。最終的にはJRATから地域のリハ支援団体、地域の医療・介護に役割を戻していくことが大切です。
災害時に個人で出来る支援がありますかという質問については、普段の体作りをご案内します。心の余裕にも繋がりますので、いざという時に少しでも自身で身動きがとれるように、自分への支援と思って日常的に運動をして筋力をつける、落とさないことを心がけていただきたいと思います。」

FMくらしきパーソナリティーの小橋様に熱心にお話を聞いていただき、リスナーの皆さんにも災害時のリハビリテーション専門職の活動について深くご理解いただけたことと思います。貴重なお時間をありがとうございました。

秘書・広報課N

趣味と向き合う

今年は桜の開花がはやいとニュースで聞きますが、朝晩はやはり冷え込みます。手洗いうがいをしっかり行い、食事と睡眠を十分にとり、体調管理を行うことがとても重要だと感じる日々です。

さて、私には趣味があります。ここ2・3年で始めた登山なのですが、ある怪我が原因で、現段階では継続することが難しいと感じています。
怪我をきっかけに、なぜ登山が好きだったのか改めて考えてみると、「屋外での食事が好き」という答えにいきつきました。北アルプスにもまた行きたいですし、アイゼンを使うような雪山にも興味があります。もちろん、仲間と未知の景色に出会うことも楽しみですし、ヘトヘトになって頂上にたどり着いた達成感も何にも代えがたいものがありますが、それらを差し置いても、「屋外での 食事が好き」なのです。

それに気付くと、自然と、登山できない寂しさは半減し、公園でマク○ナルドを食べてるだけでも幸せを感じられていますし、自分で作ったおにぎりをベランダで食べるだけでも、何か特別な日に思えてきます。

趣味や楽しみを持つことは大切だと思っています。実際、趣味を継続できている人や趣味がある人の方が、運動機能を維持しやすいとの研究も報告されています。

しかし、年齢を重ねたり、病気や怪我の影響でこれまでのようにうまくできない、痛みが気になってそんな気分じゃない、という方が多くおられるのもまた、事実です。

私は訪問リハビリに従事して、約8年になります。御利用者さんのお宅に伺うと、その方がこれまで暮らしてきた空間であるからこそ、その方の好きなこと、得意な事、大切にされてきたことに気付かせていただくことがあります。好きだけどあきらめたこと、得意だけどできないこと…それらに、「もう一度チャレンジしたい」「新しい楽しみをみつけたい」、そのために、「痛みをとってほしい」「身体を楽に動かせるようになりたい」そんな思いをお持ちの方と一緒に、チャレンジを忘れないよう、また、ご本人も気付いていないような自分の魅力や素晴らしい潜在能力に『気付ける』理学療法士であれるよう、日々研鑽を重ねていこうと思います。

訪問リハビリ Q

理学療法士にとっての評価実習とは。。。

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2 月も残すところ 4 日となり、外も少しずつ冬から春の陽気に変わりつつあります。

現在、リハビリテーション部に所属する私は理学療法士を目指す大学生の評価実習を担当しています。評価実習とは、担当の理学療法士とともに学生が患者様の状況を評価することを経験する実習であり、3 週間の実習となります。
理学療法を行う上での評価は患者様の身体状況だけではなく、動作状況や社会的状況など、幅広い情報を収集し、統合していく過程です。この過程はとても難しく、重要な実習となります。

私は評価実習で学生を担当することは初めてであり、学生にとって実りのある実習となるように残り 2 週間の実習期間、様々なことを経験してもらえるようにサポートをしていきたいと思います。

また評価実習は学生の為でもありますが、現職理学療法士の私にとっても日頃の臨床を振り返る場でもあると思います。一人一人の患者様により良いリハビリテーションを提供できるように、自身の研鑽にも努めていきたいと思います。

リハビリテーション科 理学療法士 K

公認心理師について

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年が明け、皆様いかがお過ごしでしょうか。そして、皆さんの今年の目標は何ですか?私の今年の目標は「公認心理師」取得です!皆様は「公認心理師」をご存じですか?

「公認心理師」は、2017年に公認心理師法が施行され、2018年にできた心理学系唯一の国家資格です。主には、深く落ち込んだりストレスを抱えていたりなど心のサポートが必要な方への心理査定や心理面接、その方の関係者に対しての面接、心の健康に関する教育・情報提供活動が業務として定められています。

公認心理師試験を受検するには、いくつかの条件があります。私はGルートでの受検予定のため、5年間の実務経験に加え30時間の現任者講習を受講するという条件が必要となります。そのため先日、大阪での現任者講習を受講してきました。

現任者講習では、病院だけでなく学校や少年院など様々な分野での“心の支援”について学びました。公認心理師の活躍の場は広く、様々な分野においても公認心理師は必要とされており、まだまだ学ぶべき“心の支援”があるのだと痛感しました。

当院には公認心理師が7名在籍しており、日々業務にあたっています。外来や入院病棟、通所リハビリといった多方面で患者さん・家族の支援に関わらせていただいています。

私は現在、「公認心理師」取得という目標に向かって頑張っています。皆様も何か1つ目標を持って、今年も元気に頑張りましょう!

認定心理士 N

生活に寄り添うリハビリを

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皆さんこんにちは。作業療法士の2年目のIです。

師走のお忙しい時期だと思いますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

寒さも厳しくなり、インフルエンザも流行してきているので「手洗い」や「うがい」などでインフルエンザにかからない様に注意してくださいね。

さて、今回ブログを書かせていただくこととなりましたが、このブログを書くのは2回目です。いつ書いたのかを振り返っていると以前書いた時期がちょうど昨年の年末でした。こうしてみると一年が過ぎるのはあっという間ですね。

昨年は1年目で右も左も分からず、先輩方に支えていただきながら業務を行っていました。今年は2年目になり、入職時よりかは少し気持ちに余裕が持てる様になりましたが、依然先輩方には支えてもらいながら日々の業務を行っている所です。

ところで皆さん。皆さんにとって大事な生活行為とは何でしょうか?

難しい質問かもしれませんが、「生活行為とは、人が生きていく上で営まれる生活全般の行為」のことです。その中でも大事な生活行為、例えば「毎食のご飯の準備」などが当てはまると思います。当然大事な生活行為は人それぞれ異なります。

私はこの1年、生活行為に焦点を当てリハビリを行っていくことを意識しました。

患者さんが退院後少しでもしたい生活行為が実現できるように機能訓練はもちろん、動作指導を行ったり、ご家族に協力してもらいながら実現に向けて介入を行いました。

この考え方は、作業療法士として患者さんの生活をよりよくするために大事な考え方なのではないかと私は思います。

今後もこの考えを大事にしながら患者さんと一緒にワンチームでリハビリを行っていきたいと考えています。

 

もうすぐ令和2年を迎えようとしています。

皆さん、よいお年をお迎えください。

リハビリテーション部 作業療法士 I

第19回 成人中枢神経系研修会開催報告

11月16日(土)・17日(日)に倉敷平成病院で「第19回 成人中枢神経系研修会」が行われました。講師には大阪人間科学大学の弓岡光徳先生をお招きしました。

講義の内容としては、「基本動作における体幹機能評価と基礎ハンドリング」をテーマに起き上がりや立ち上がり、歩行、上肢機能に対しての基礎知識、評価法、ハンドリングを丁寧に指導していただきました。そして、患者様にもご協力していただき、弓岡先生による治療デモンストレーションを見学させていただきました。目の前で患者様の歩行の様子が徐々に変化していく様子を見てとても感動しました。患者様本人も感激しており、涙を流す様子もありました。

また、県内外からたくさんの先生方が参加されており、一緒に実技の練習をさせていただきました。直接、弓岡先生に質問をさせていただいたり、アドバイスをもらうことのできる大変有意義な勉強会になりました。
今回、先生方から学んだ知識や技術を患者様の治療の中で活かしていけるよう、自己研鑽に励みたいと思います。

弓岡先生を始めアシスタントの先生方、本当にありがとうございました。

リハビリテーション部 A

言語障害の理解と支援に向けて

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皆さん、こんにちは。11月も下旬を迎え、朝晩が冷える季節になってきましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

現在私は、今年度から岡山県で開始となった“失語症者向け意思疎通支援者養成事業”に携わっています。失語症とは、脳卒中による言語障害の代表的なものであり、「聴く・話す・読む・書く」といった言語にまつわる機能のいずれか、または全てに障害を受けることであり、特徴として以下の事が挙げられます。

・言葉が浮かばない(喚語困難)

・思ったことと違うことを言ってしまう(錯語)

・文章が理解出来ない、書くことが出来ない

これら失語症状によって会合や買い物、催し物、書類手続きなどにおける言語が関わるやりとりが困難となり、結果として日常生活が制限され社会参加が阻害されます。そのため、各市町村が行う地域生活支援事業の意思疎通支援サービスの対象として、失語症者が新たに加わりました。意思疎通支援サービスでは、失語症者から要請を受けて派遣される失語症者向け意思疎通支援者が、日常生活で必要な買い物・書字記入など言語でのやりとりを必要とする場での意思疎通支援を行っていきます。わかりやすく言うと、聴覚障害者のための手話通訳者と同じように、失語症者とのコミュニケーションについて一定の知識と技能を有して失語症者を支援する市民を養成し、失語症者の社会参加を促していくための新規事業です。

 この事業を通して、有資格者の養成はもちろんのこと、失語症の認知度向上に努めています。正しい接し方等、失語症に理解を持った方を一人でも多く増やすことが出来れば、失語症やその家族にとって有意味なものになると考えています。

来年度からも継続して実施予定のため、引き続き頑張っていこうと思います。

作業療法士 O

第12回くらしきみなみ文化祭 参加報告

10月27日(日)倉敷南小学校体育館にて「第12回くらしきみなみ文化祭」が開催されました。会場では地域の方の力作が並ぶ作品展示コーナーや、科学実験、漫才など多くの方が楽しめる内容となっていました。

当院からはリハビリスタッフ5名、学習療法スタッフ1名、事務1名の計7名が参加しました。今回は特別に広島大学の田中亮先生にもご協力頂き、動作解析システムを用いた歩行年齢測定とInBodyという体成分分析装置を使用した体脂肪や筋肉量の測定を地域の方々に体験して頂きました。

歩行年齢測定はカメラに向かって歩いて頂き、速度・バランス・姿勢から年齢を出すものでした。日頃、自分の歩き方を測るという機会はなかなかないと思います。その珍しさもあるためか、多くの方に興味を持って体験をして頂くことができました。結果説明の際には、参加者の方が楽しみながらも真剣に話を聞いておられる姿が印象的でした。

体脂肪、筋肉量の測定は体の部位別で行えます。その結果を参考に身体のどこを特に意識して運動をすれば良いか、などのアドバイスを個別にさせて頂きました。

今回の企画を通じて、改めて地域の方々の健康や身体に関する関心の高さを感じることができました。またこの体験をきっかけに、身体のケアや運動することをより意識される方が増えると嬉しいです。運動は続けることが大事だと思いますが、1人ではなかなか続かないことも多いと思います。是非、家族や近所の方などと協力して一緒に身体を動かす機会を作ってみて下さい。

最後になりましたが、この度当院のコーナーにご参加頂いた皆様、くらしきみなみ文化祭運営スタッフの皆様、貴重な機会を頂きありがとうございました。

理学療法士 Y

脊髄刺激療法 (SCS) の勉強会に参加して

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台風も過ぎ去り、朝夕の気温の変動が大きくなってきましたが、体調はいかがでしょうか?

先日、北海道・札幌で脊髄刺激療法 (SCS) の勉強会があり、私も参加させていただきました。

脊髄刺激療法とは、脊髄の硬膜外腔といわれる場所に電極を留置して、脊髄の後索といわれる場所を刺激することで疼痛を軽減させる治療法です。
疼痛の原因には大きく分けて2種類あり、神経障害性疼痛と侵害受容性疼痛があります。神経障害性疼痛とは、中枢・末梢神経の損傷などに伴って発生する疼痛であり、灼熱痛や電撃痛、痛覚が過敏となり触るだけで痛いなどの症状がみられます。
侵害受容性疼痛とは、骨折や挫傷、内臓痛といった組織の損傷で発生する痛みです。うずくような痛みや鋭い痛み、ズキズキするような痛みなどがみられます。

SCSは主に神経障害性疼痛に対して有効であるといわれています。当院でも、ニューロモデュレーションセンターでSCSを実施しています。

今回の勉強会では、SCSにおけるリハビリの役割についてお話ししてきました。
リハビリの役割としては、①術前・術後の疼痛や運動機能の評価②疼痛軽減後に患者様のニーズに合わせてリハビリに重点をおいています。

①術前・術後の評価に関しては、SCSには数種類の刺激方法があり、患者様個人で効果が異なってきます。術前と比較して疼痛は軽減しているか、刺激方法で疼痛に変化はあるかを評価しています。また、疼痛が軽減することによって動きが良くなる患者様もおられますので、疼痛の評価と一緒に動きの評価も実施しています。

②リハビリに関しては、痛みが軽減することで何をしたいかを患者様に問い、実現できるようリハビリに取り組んでいきます。
SCS後のリハビリはまだあまり注目されていません。リハビリスタッフがしっかりSCSを理解し、SCS×リハビリで患者様の生活の質をより一層高めていけるよう今後も精進していきます。

北海道の気温は日中10℃でした。日も照っていたので体調も崩すことなく仕事に励んでいけそうです。

リハビリ S