月別アーカイブ: 2020年12月

ケアハウス ドリームガーデン倉敷 ~ 12月はクリスマス飾りでいっぱい! ~

カテゴリー: ケアハウス | 投稿日: | 投稿者:

2020年も残すところ数日となりました。
今年は世界中が「コロナ」に翻弄され、今もまさに奮闘中であります。
皆様にとっては、どんな一年でしたでしょうか?

ケアハウスドリームガーデン倉敷でも、「コロナ」の影響は大きく、ご家族の面会制限、不要不急の外出を控えていただくお願い、毎月の誕生会やカルチャー教室の中止など、様々な事を制限・中止せざるを得ない状況が続いています。
そんな中、少しでもご入居の皆様の気持ちを明るく照らすべく、12月ということもあり、館内を「クリスマス飾り」でいっぱいにすることにしました。
玄関ホールには、職員で飾りつけをしたクリスマスツリーが登場。
ご入居の皆様も「綺麗じゃなぁー」「気分が明るくなるなー」など笑顔が溢れます。
玄関ホールから多目的ホールまではクリスマスロードとなり、毎日イルミネーションがキラキラと輝いています。

多目的ホールの壁画は、ドールハウスとサンタクロース達。職員手作りオーナメント、スノーマン立体ポスターなどなど、館内のいろんな所のクリスマス飾りが、皆様を笑顔にしています。
そして、ご入居者様が丹精込めて育てられている生花もクリスマスを一層華やかにしてくださっています!
いつも館内の生け花をご担当下さっている方がクリスマスの寄せ植えを飾って下さいました。
毎年いろんな花を咲かせておられる男性入居者様の「ジャコバサボテン」今年もたくさんの花を咲かせています。
クリスマス会も忘年会なく、いつもと違う12月ではありましたが、ご入居者の皆様にはクリスマスプレゼントになったのではないでしょうか…。そして、ご入居の皆様の笑顔が、職員にとっては最高のクリスマスプレゼントでした。次は、お正月気分を満喫していただくため、館内の飾りつけを変えていきます。

これからも、ご入居の皆様の笑顔のため、コロナに負けず頑張っていきたいと思います。
新しい年も皆様のご多幸とご健康をお祈りいたします。そして、一日も早いコロナの収束を願っております。

ケアハウス ドリームガーデン倉敷  管理栄養士 のんたん

しっかり換気をしましょう!

カテゴリー: 事務部 | 投稿日: | 投稿者:

本格的な冬を迎え、気温と湿度の低下により、新型コロナウイルスの感染リスクが高くなっています。感染拡大防止のため特に注意することとして「マスク着用」「手指消毒」「3密回避」「換気・湿度」がよく挙げられますが、今回は「換気・湿度」についてご説明したいと思います。

新型コロナウイルスは気温により感染力維持期日が変化し、低温ほど感染力維持期日が長くなることが判っています。「気温が低い」「湿度が低い」環境は避けて室内は定期的に換気をして下さい。目安として室温は18度以上、湿度は40%以上を保つこと、換気は30分に1回、5分程度すると良いです。

年末年始は特に家にいる時間が増えますが、上記の感染拡大防止対策を徹底しましょう!自分や家族が「うつらないため」「うつさないため」にも、今年は「静かな年末年始」を過ごし新年を迎えましょう。

人事課 M.N

『静かな年末年始』を過ごしましょう

カテゴリー: 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

新型コロナウイルスが岡山県内でも感染拡大しています。
それに加え、冬季は脳卒中をはじめ、急病患者が増える季節でもあります。

現在、市内の医療機関の多くはコロナ感染予防に配慮しながら診療を行っておりますが、例年よりも診療に猶予の無い状態となっている医療機関もあります。

皆さまには、コロナ感染予防に配慮しながら、できるだけ病気や怪我を防いでいただきますよう、ご協力をお願いします。

詳しくは新型コロナウイルス感染症対策推進室(内閣官房)が発信しているホームページをご覧ください。

秘書・広報課

ポインセチアのクリスマスリース創り

厳しい寒さの中、年の瀬が近づき、今年もまさに暮れようとしている今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

寒波が到来し、連日厳しい寒さが続いていますが、よくなるデイ南町では、朝からご利用の皆様の「いーち、にー、さーん、しー」という元気な体操のかけ声で一日が始まります。
新型コロナウイルス感染防止策により、換気を行っている室内には、ひんやりと冷たい師走の風が漂います。そんな寒さにも負けず、朝から元気な姿を見せてくださるご利用の皆様に、私も奮起させられています。

さて、よくなるデイ南町では、先日、クリスマスを前に、リース創りの創作活動を行いました。
紙皿の中心部分を切り抜き、円状にしたものの回りにポインセチアの花や、ヒイラギの葉を飾り付けます。ポインセチアの葉を3枚重ね合わせますが、葉をきれいに見せるよう、重ね方にも工夫が必要です。ボンドを駆使しながら、皆様一生懸命な表情で取り組まれました。

創作活動中、「花はどこに飾ろうか?」、「ちょっと見に来て~」等々、色々な声が飛び交います。花の配置や、リボンの色を職員と一緒に考える方、熱中するあまり、立ち上がって作業される方、他のご利用の方の作品を観に周る方…。個性あふれるご利用の皆様の姿を拝見することができました。
完成した作品を手に、ご利用の皆様は「うわー、きれいなのができたわー」、と大変嬉しそうなご様子でした。
ポインセチアの深紅と深緑の鮮やかなコントラストがクリスマスを連想させます。ポインセチアは、赤く色づいた葉が炎のように見えることから、「私の心は燃えている」という花言葉をもちます。

後日、複数のご利用の方から、「お部屋に飾ったよ」、「リースを飾って、お部屋が明るくなったように感じるわ~」といった声が聞かれました。嬉しそうにお話ししてくださるご利用の方々の表情を見ていると、私も大変嬉しい気持ちになりました。

今年も残すところあと僅かとなりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない毎日が続いています。来年以降も、感染対策を行いながら、皆様の素敵な笑顔と元気な姿に出会えるよう、業務に励んで参ります。

来年も、皆様にとって健やかで実り多き一年となりますことをお祈りいたします。
良いお年をお迎えください。

*写真は許可を得て掲載しております。

  デイサービスよくなるデイ南町 M

第30回看護セミナー動画第一弾公開しました

カテゴリー: お知らせ, 看護部 | 投稿日: | 投稿者:

『人生観・価値観に寄り添い最善を考える~「もやもや」を感じた事例における臨床倫理検討会からの学び~』をメインタイトルに第30回看護セミナーを動画配信にて開催いたします。

当院の看護セミナーは職員の自己研鑽だけでなく、地域の医療関係者の方との意見交換、交流の場として平成元年から毎年開催している会で、今年が30回目となります。今回は新型コロナウイルスの流行を考慮し、動画で配信することとなりました。

第一弾の動画を本日より公開いたしました。是非ご視聴下さい。

福祉用具からのお知らせ

今年も残り僅かとなりました。今年は例年よりも1年が早く経ったように思います。皆さんはいかがだったでしょうか。

さて介護保険におけるレンタル価格の適正化を図るため、平成30年10月から全国平均貸与価格および上限価格が公表されています。

その後も何度かの見直しがあり、令和3年4月に次回の見直しが予定されています。
我が社も見直しに伴い、いくつかの商品で貸与価格の変更を予定しています。
それに合わせ、新しいカタログも発行する予定です。

 

新商品もありますので、興味のある商品はお気軽にお声掛けください。
来年に入りましたら順次対応して参りますので、ケアマネージャーさんやご利用者の皆様にはご迷惑をお掛け致しますが、よろしくお願い致します。

ヘイセイホームヘルプステーション福祉用具では福祉用具レンタルの他、各種介護用品販売や住宅改修に幅広く対応しています。お気軽にご相談ください。

お知らせですが、9月より福祉用具に職員が1人増えました。合わせて宜しくお願いします。

ヘイセイホームヘルプステーション 福祉用具  K

日々の臨床現場から―入職1年目作業療法士―

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

みなさん、こんにちは。はじめまして、今年から平成病院の職員に仲間入りした作業療法士です。もうすぐ今年が終わりますが、皆さんはいかがお過ごしですか。

入職して8か月…もうすぐ一年が経とうとしています。時の流れが早いです。充実している証拠でしょうか。

私は現在、回復期病棟で働いています。回復期病棟の魅力のひとつは長い期間関わることができ、日々の小さな変化を数週間というスパンで確認し回復を実感できることだと思います。

私が担当させて頂いたA氏はトイレを行う時に人の助けが必要でしたが、練習を重ねることでひとつずつの動作を獲得しそのたびに喜びを共有しました。そして、退院時には一人でトイレに行けるようになりました。

このように、できなかったことが少しずつ出来るようになりその変化を患者様と共有し喜びあえることができます。その際に改めてリハビリの素晴らしさに気付き、私自身が元気をもらうことができます。

まだまだ、未熟なところはありますが、日々の臨床場面から多くの事を吸収し、それを自分のものにできる様、自己研鑽を怠らず私の理想とする患者様本人の能力を最大限に引き出

せる詐病療法士になりたいです。そして、日々成長し続ける作業療法士になります。

話は変わりますが、先日、zoomで研修がありました。この時期なのでみんなで集まったりはできませんが、画面越しに専門学校の同期と顔を見ることができました。

切磋琢磨してきた仲間が頑張っている姿を見て、仕事の事で悩んでいたことも沢山あったけれどもっと頑張ろうと思えました。これからも職場や専門学校の同期と励まし合いながら高め合っていきたいです。

なかなかコロナは収束しませんが、この時期だからこそ元気を出して乗り越えていきましょう。

OT NM

※写真はイメージです

ファジアーノ岡山公式Twitterに紹介されました

カテゴリー: 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

サッカー・Jリーグ ファジアーノ岡山のクラブスタッフ公式アカウントに当院が紹介されました。ファジアーノ岡山のキャラクター「ファジ丸」とぜっとくんが新しくなった救急棟内を散策しています。今までより広く、機能が向上した救急室や手術室など、倉敷平成病院の魅力が皆さんにお伝えできれば幸いです。

秘書・広報課

自宅で健康に過ごせるように

1年も早いもので12月も終わりに差し掛かっていますが皆様どのようにお過ごしでしょうか。連日寒い日が続いており、私の自宅ではこたつを引っ張り出してしまいました。

これからクリスマス、年末年始とイベントがありますが、今年はコロナウイルスの影響から初めての経験も多かったように思います。岡山県内の感染者が増えており、施設や病院でクラスターも発生するなど感染拡大が広がっいます。日本医師会が「医療の緊急事態」を宣言するなど逼迫した状況となっています。
当院でも感染対策のため患者さんと家族の面会を制限させていただいております。

皆さんも感染予防の観点から自宅で過ごす時間が増えているのではないでしょうか。感染が拡大していた北海道では道民に外飲食や往来の自粛を強く呼びかけたところ、現在では少しずつ感染者数が減っているというデータもあります。
海外では現在も重症化しやすい高齢者に対しては外出を禁止としている国もあり高齢者の運動不足が問題となっているようです。
日本でも同様に自宅に籠もったままの生活が長期化し、筋力が衰え疲れやすくなっている人が多くなっています。
日々の日課としてラジオ体操を取り入れたり、簡単な筋力トレーニングやストレッチを取り入れ自宅でも疲れのたまらない体作りが必要です。
市中感染も広がっているため不要不急の外出は避けながら、自宅で健康に過ごせるようにしていきましょう。

地域医療連携センター Y

第55回のぞみの会 YouTube動画 第4弾を配信

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

第55回のぞみの会「免疫力を高めようーバランスの良い食事ー」
倉敷平成病院栄養科スタッフが、大根をテーマにご飯からデザートまで6品のレシピを紹介します。

動画に合わせて、当院ブログ内でもそれぞれのレシピを紹介しています。
是非あわせてご活用ください。
【大根のコロッケ】http://www.heisei.or.jp/blog/?p=15064
【キウイ風味のコロコロ大根サラダ】http://www.heisei.or.jp/blog/?p=15072
【大根の炊き込みご飯】http://www.heisei.or.jp/blog/?p=15070
【切り干し大根の春巻き】http://www.heisei.or.jp/blog/?p=15068
【切り干し大根のヨーグルトサラダ】http://www.heisei.or.jp/blog/?p=15052
【大根のはちみつ生姜ゼリー】http://www.heisei.or.jp/blog/?p=15074

次回配信予定は当院ホームページでご案内いたします。

第55回のぞみの会実行委員会

鍼灸院からの感謝

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

だんだん寒くなり冬らしくなりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。鍼灸院スタッフは現在のところ風邪にもコロナにも負けておりません。
さて、これが2020年最後のブログになります。今年が始まった時には、オリンピック楽しみだなと呑気に浮かれておりましたが、残念ながらコロナ一色の1年になってしまいました。そのような1年の中、無事に鍼灸院で施術が行えたことは当然ではなく、患者さんの協力があり成り立ったと、感謝の気持ちで今年のブログを締めくくりたいと思います。
まず、確保が難しい中マスクの着用をしていただきました。現在では入手しやすくなりましたが、当初は品薄で大混乱の中でも確保してくださったり、手作りでの対応など大変ご迷惑をかけました。当然、こちらの勝手なお願いにお叱りがあるかと身構えておりましたが、世間でニュースになっていたような着用拒否などで騒ぎにもならず、患者さんの協力がとても嬉しかったのを思い出します。
次に空調です。夏場の時期はマスク着用で、更に暑い思いをしている中窓を開けさせていただきました。近年の殺人的な暑さには当然冷房が効くわけもなく、辛い思いをされた方もいらっしゃっるのでは無いでしょうか。現在の冬にも言えますが、窓を開けると寒いです。気持ちの良い温度でお迎えしたいと心がけていますが、このような環境でも理解してくださり、患者さん各々に対応してくださって感謝をしております。
挙げ続けると長くなってしまいますのでそろそろ最後にします。スタッフや病院の心配、個々の独自対策での防衛など、我々鍼灸院は患者さんの心遣いに大変救われました。来年もどうなるかは誰にも解りませんが、皆様も我々も元気に、そしてノビノビ活動ができるよう願っています!!
それではよいお年をお迎えください!!

ヘイセイ鍼灸治療院 shima

 

内視鏡室が新しくなりました!

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

今年、病院の増改築工事が行われており、胃カメラや大腸カメラが行われる内視鏡室も11月にリニューアルされました。
ドックセンターにおいても胃カメラを希望される方が年々増え、需要が高まっているため、以前よりも新しく綺麗になった事は職員としても嬉しい出来事でした。

人間ドックの方については、現在1人1人お部屋にご案内させて頂いただいております。
処置室が出来たため、お待ちの間リクライニングソファーへ横になっていただき、リラックスした状態で麻酔などの前処置を行うことが出来ます。(写真参照)
部屋も広くなり、感染対策予防がしっかりと出来る空間となっています。

ご案内の際、「綺麗になったね~」と言われたり、「ここに横になるんですか?」と少々驚かれたり様々なお言葉をいただきます。
自分自身も増築フロアに足を踏み入れると異空間のようで、少し緊張が走ります。受診の方の緊張を少しでも和らげ、リラックスしていただけるよう、お声掛けしていけたらと思います。

また、大腸カメラの話にはなりますが、以前では下剤飲用を他の患者さんと同じ待合に仕切りを置いたスペースで行い、共用のトイレを使用していましたが、新しい内視鏡室には一人一室の個室が出来、個別のトイレ、待合が設置されました。
プライベート空間が確立され、以前よりも快適に行っていただけるようになっております。
胃腸の症状が気になられる方、内視鏡検査をご検討されている方は、まず消化器科の受診が必要ですのでご相談ください。

ドックセンター I

 

通所リハビリ新プログラムのご紹介

今回、通所リハビリでの新しいプログラムについてご紹介いたします。今回、通所リハビリでの新しいプログラムについてご紹介いたします。

新しいプログラムとは 外出したいけど…、運動はしたいけど出来るか不安、大人数が苦手、楽しみを持ちたいなどのお悩みをお持ちの方々に、チェアヨガ、音楽プログラム、カフェタイムのプログラムを楽しみながら、心と体を元気にする90分。サロンのような感覚でご参加いただけるプログラムになっています。

プログラム内容

●チェアヨガ(椅子に座って行うヨガ)
ヨガと聞いて難しいのでは?と思うかもしれませんが、一般的なヨガとは違い椅子が体を支えてくれるため、体の硬い方や痛みや不調を抱えた方でも無理なく行えます。呼吸、姿勢、瞑想を組み合わせて心身の緊張をほぐし心の安定とやすらぎを得ます。肩こりや腰痛・冷えなどの病気の予防や改善、自律神経の調整など効果が期待できます。参加された方からは、「伸びを感じることが出来た。」「呼吸はリラックスできる。家でもやってみたい。」などという声もあります。ご自身の無理がない、痛みがない、呼吸が深く出来る、心地よいと感じる範囲で、チェアヨガを楽しみながらリラックスして頂いてます。

●音楽プログラム
動きを覚えながらリズムに合わせて体を動かしていきます。単に体を動かすだけでなく「動きを覚える」「音楽に合わせる」ということを行うことで脳も元気にします。また、楽しみながら行うことで心も元気にします。心身機能や認知機能の低下の予防、精神状態の安定などに効果が期待できます。親しみのある、聴いたことがある音楽を流すので、口ずさみながら体を動かしたり、楽器を使用した際には「普段楽器を触る機会がほとんどないのでやってみたかった。」「音を鳴らすのが楽しい。」と言われ、音楽に合わせてリフレッシュされています。

●カフェタイム
体を動かした後は、お茶を飲みながらゆったりと一息。皆さまとお話や健康講座など最後まで楽しんで頂いてます。

週1回リハビリ専門職による身体評価、3ヵ月に1回の体力測定を行い、体の悩みや状態の相談やアドバイスをさせて頂いています。朝のちょっとの時間ゆったり体を動かし、お茶を飲みながらお話してみませんか?ぜひ、お気軽にご連絡ください。皆様のご利用お待ちしております。

介護福祉士 S.N

クリスマスツリーの飾りつけ

カテゴリー: ピースガーデン倉敷 | 投稿日: | 投稿者:

12月に入り、あちらこちらでイルミネーションが輝いていますね。世間はクリスマスモード一色。ピースガーデン倉敷ショートステイでもクリスマスツリーの飾り付けをご利用の皆さんと一緒に行いました。
いつもなら、「これはあそこがええよ」「クリスマスはこんな事をした」等会話が弾みながら飾りつけをします。今年はコロナ禍という事もあり、ソーシャルディスタンスを保ちながら、お一人お一人に飾りを選んでいただき、飾りつけをしていただきました。
飾りをつけ終わり、最後に電球のスイッチを点灯した瞬間、キラキラとした灯りがとても綺麗で「綺麗だね、ずっと見ていたい」など皆さん一斉に歓声があがりました。

今年はコロナ禍の為、色々なイベントが中止になってしまっています。ショートステイでもプログラムを考慮しながら、楽しんで頂き少しでも季節を感じてもらうイベントを企画しています。
12月20日には今年最後のイベントとして「クリスマス会」を実施します。サンタクロースが何処からかやって来て、素敵なプレゼントと笑顔をきっと届けてくれる事でしょう。楽しみに待っていて下さいね。

ピースガーデン倉敷ショートステイ 介護士K

 

請求業務研修会に参加しました

カテゴリー: 訪問看護ステーション | 投稿日: | 投稿者:

寒さも少しずつ厳しくなり、本格的な冬を感じられる頃となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

先日、医療請求に関する研修会に参加させていただきました。
訪問看護では、介護保険だけでなく、小児や難病の方へ医療保険での訪問も行っています。
請求業務では保険証の確認から始まり、訪問看護指示書の期間、訪問日、医師への報告日など、毎月の請求にはたくさんのチェックが必要となります。またお誕生日を迎えられ月の途中で保険の種類が変更となる場合や、公費制度を利用するため申請を行う場合など、負担割合の変更や負担額等に間違いが無いよう確認を行います。
毎月行っている請求業務ではありますが、改めて基本から学ぶことで今までを振り返り、また今後の業務に生かしていけるようになったと思います。
今回はオンライン受講であった為、回線が途切れたり声が聞こえなくなったりとトラブルもありましたが、このような研修会があれば積極的に参加していきたいと思いました。

寒くなるこれからは、コロナだけでなくインフルエンザもありますので、今一度気を引き締めていきましょう。

訪問看護ステーション N

第55回のぞみの会 YouTube動画 第3弾を配信

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

第55回のぞみの会「病気に打ち勝つ! 健康体操」
自宅でできる健康体操をご紹介します。
自分のペースに合わせて実施してみてください。

次回は、12月21日(月)「免疫力を高めようーバランスの良い食事ー」を更新予定です。

第55回のぞみの会実行委員会

 

ブレスト・アウェアネスという考え方 ~乳がんの早期発見・死亡率減少をめざして~

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

先日、第30回日本乳癌検診学会が現地とWebでのハイブリッドで開催されました。今年は仙台での開催でしたが、こんな状況下なので残念ながらWeb参加となりました。
会の中では、いろいろな乳がん検診にまつわる新しい話題が演題として発表されるのですが、中でも“ブレスト・アウェアネス”という言葉をよく耳にしました。私自身最初は言葉の意味がよく分からなかったのですが、ブレスト・アウェアネスとは“乳房を意識すること“だそうです。特に従来の自己触診の推奨とは違っていて、乳房の状態がいつもと変わりないかに気を付ける生活習慣を身につけるということのようでした。

乳癌検診学会からは、ブレスト・アウェアネスとして具体的に以下の4項目が提唱されています。
1.自分の乳房の状態を知るために、日頃から自身の乳房を、見て、触って、感じる(乳房の健康チェック)
2.気をつけなければいけない乳房の変化を知る(しこりや血性の乳頭分泌など)
3.乳房の変化を自覚したら、すぐ、医師に相談する(医療機関に行く)
4.40歳になったら乳がん検診を受診する(対策型(市町村等の)乳がん検診の受診)

私自身も自己触診は、正しくやらなくてはという思いもありなんとなくハードルが高く、ちょっと億劫であまり実践できていなかったのですが、これなら気軽にやってみられそうな気がしました。それと検診で異常なしという結果であっても、微小な乳がんは拾い切れていない可能性もありますし、検診と検診の間に急成長してしまう性質の乳がんもあるので、検診を受けたと安心せず自分の乳房を時々気にしておくということが大事なのだと思います。また、なにかいつもと違うように感じることがあれば、躊躇せずにとりあえず医療機関に相談するということも大切です。月1回のペースでブレスト・アウェアネスを実践することで乳がんの早期発見につながり、死亡率が減少するというデータあるそうです。

ちまたではクリスマスムードが高まっていますが、今年はいつもとは違うクリスマスになりそうですね。おうち時間が増えて家族や友人等の大切さを実感した方も多いと思います。このブレスト・アウェアネスを実践することは自分を大切に思い、いたわるということだけでなく、まわりまわってあなたを大切に思ってくれる方をつらくさせないことにもつながっていくと思います。この時期に自分や周りの方々のための未来へのクリスマスプレゼントとしてブレスト・アウェアネスという新しい生活習慣をはじめてみてはいかがでしょうか。

放射線部 Y.Y

貧血とHIF-PH(低酸素誘導因子プロリン水酸化酵素)阻害薬

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

貧血は、血液成分である赤血球や、ヘモグロビンが低下する病気です。赤血球は全身に酸素を運ぶ役割があるので、赤血球やヘモグロビン(赤色素)がうまく機能しないと、酸素を運ぶことができなくなり貧血の症状が現れます。貧血の約9割は鉄不足による鉄欠乏性貧血ですが、貧血の原因は他にもあり、対処方法が異なります。病院でもらう採血検査結果に、RBC(赤血球)、Hb(ヘモグロビン)、MCV(平均赤血球容積)、MCH(平均赤血球血色素量)などの数値が記載されていると思います。これらの数値からも、貧血の原因がおおまかに推測されます。
(1) MCVが低値、MCHが低値: 鉄欠乏、慢性炎症、鉄芽球性によるもの
(2) MCVが正常、MCHが正常: 出血、再生不良性貧血、腎性貧血などによるもの
(3) MCVが高値、MCHが正常~高値: ビタミン欠乏、葉酸欠乏、過剰飲酒によるもの

上記(2)の貧血のうち、腎臓機能障害がある場合は、腎性貧血が疑われます。腎性貧血とは、腎臓で作られるエリスロポエチンという物質の産生が減少して起こる貧血です。エリスロポエチンは造血ホルモンとも言われ、エリスロポエチンが減少すると赤血球産生が減少して貧血が起こります。腎臓機能障害の原因には、慢性腎不全、糖尿病性腎症、高血圧、慢性糸球体腎炎などがあります。

腎性貧血の治療には、「ダルベポエチン(ネスプ)」「ミルセラ」のような、赤血球造血刺激因子製剤(ESA製剤)の皮下注射が使用されています。このESA製剤は、エリスロポエチンが作用して、赤血球産生を促しますが、注射薬ということで、身体的負担が大きいなどの問題もあります。

近年、HIF-PH(低酸素誘導因子プロリン水酸化酵素)阻害薬という新しい飲み薬が開発されました。HIF-PHを阻害して転写因子HIF-αの分解を抑え、HIF経路を活性化させることで、生体が低酸素状態に曝露されたときと同様に赤血球造血が刺激されるというメカニズムだそうです。なんだか難しい話ですが、この、「身体が低酸素状態になると、腎臓がエリスロポエチンというホルモンを分泌して赤血球を増やし、酸素の運搬能力を上げようとする」という現象の原因分子として発見されたHIFについては、米ジョンズ・ホプキンズ大学のセメンザ(Gregg L. Semenza)教授,英オックスフォード大学のラトクリフ(Sir Peter J. Ratcliffe)教授,米ハーバード大学のケーリン(William G. Kaelin)教授らに、「細胞が周囲の酸素レベルを感知し,それに応答する仕組み」を解明したことで、2019年にノーベル生理学・医学賞が送られています。

HIF-PH阻害薬は新しい薬なので、適正使用のために、細かい制限があります。腎性貧血の治療中で、注射薬で治療をされていて負担を感じられている方は、専門の先生に相談してみてください。

いっちー

からだを温める工夫をしましょう

師走に入り、駆け足で今年が過ぎ去ろうとしています。
日に日に外の寒さは増し、からだを動かすこともだんだん億劫になり、お家の中に籠りがちに。からだを動かす機会が減り、思考力が低下しているようにも思います。
体温が1℃下がると免疫力も30%低下するという説もあるそうですよ。寒さはからだにとって良いことはあまりなさそうですね。

暖房器具で温まるのも良いですが、出来れば普段から自然とからだを温めるような工夫も必要に思います。

ショートステイでは、朝は皆で体操をし、その後世の中のニュースを共有します。午後には、レクリエーションを行い、1日を通してコミュニケーションとり、心身ともに自然と温かくなるよう日々心がけています。

コロナ禍で、人との交流が難しくなっている昨今。感染対策・予防を行いながら、今年・来年以降も、皆さまの素敵な笑顔と賑やかな声に出会えるよう、職員一同努めて参ります。
残りわずかですが、よいお年をお迎えください。

ケアセンターショート:O

「インスリン リスプロ注」の採用について 糖尿病療養指導士より

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

現在はジェネリック医薬品の普及が進んでいます。最近では「オーソライズドジェネリック」と呼ばれる、先発医薬品と全く同じ製品を、ジェネリック医薬品として安価に入手できるような機会も増えてきました。

「バイオテクノロジー応用医薬品(バイオ医薬品)」にも、ジェネリックの流れが押し寄せています。バイオ医薬品には、ヒトインスリン、抗体製剤、ワクチン、血液由来医薬品、血液製剤、アレルゲン抽出物など多くの種類があります。バイオ医薬品では、「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」ではなく、「バイオシミラー(バイオ後続品)」と呼びます。バイオシミラーは、複雑な構造をしているため、先行バイオ医薬品との同一性を示すことが非常に困難です。品質特性、有効性、安全性について、先行品との同等性や同質性を検証する臨床試験が課され、製造販売後にも、免疫原性の問題などの安全性プロファイルなどを調査するための製造販売後調査など、多くの検証が義務付けられています。

2015年に、「インスリン グラルギン(先行品製品名ランタス)」がインスリン製剤初のバイオシミラーとして発売され、当院でも採用しています。治療効果や安全性に関する問題は発生していません。2020年には、「インスリン リスプロ(先行品製品名ヒューマログ)」が発売され、安価で高品質な治療薬として、当院でも採用を開始しました。

最近は、ジェネリックを希望される患者さんも徐々に増えています。保険医療では、健康保険により医療費の1~3割が自己負担となり、残りは保険で支払われます。保険料は、もちろん税金で賄われているのですが、国の財政は赤字ですから、将来大人になるお子さんや、お孫さんに「つけ」を残して、将来支払ってもらう、ということでもあります。子供たちの未来の負担をちょっとでも減らすために、皆で医療費抑制に取り組みましょう。

糖尿病療養指導士&薬剤師 いっちー

 

※画像は素材写真です

温泉気分? ドリームの湯

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

庭園の紅葉を眺めながら、晩秋御膳。
栗と銀杏がたっぷり入った炊き込みご飯に、デザートには今年、庭園で収穫した柿。
美味しいごはんに大満足頂いた後は…

庭園の紅葉を眺めながら、足湯のサービス。
温泉の元を混ぜたお湯に足をつけ、いい香りと温かい足元に、つい、眠気が…

『美味しい物お腹いっぱい食べて、こんなに気持ち良かったら、眠くなるわー』
『ほんとに温泉に来たみたい。最高じゃわ。』

喜んで頂き、こちらも嬉しくなります。
仕上げは、保湿クリームを付けてのマッサージです。

『こんなん初めてしてもらった。バチが当たるわー』

最後におまけは、足湯をしながら、おやつのマンゴープリン♪

『は~。幸せ~。』

企画→実行は大変ですが、皆さんの喜ぶ顔に、私たちも癒されました。

デイサービス ドリーム まだまだ楽しいプログラムを企画していきます!!

デイサービス ドリーム 介護士 K

第30回看護セミナー倉敷平成病院ホームページから動画配信のご案内

カテゴリー: お知らせ | 投稿日: | 投稿者:

このたび、上記日程にて『人生観・価値観に寄り添い最善を考える~「もやもや」を感じた事例における臨床倫理検討会からの学び~』をメインタイトルに第30回看護セミナーを動画配信にて開催いたします。
当院の看護セミナーは職員の自己研鑽だけでなく、地域の医療関係者の方との意見交換、交流の場として平成元年から毎年開催している会で、今年が30回目となります。毎年400名前後の方にご参加していただいておりますが、今回は新型コロナウイルスの流行を考慮し、動画で配信することとなりました。当院では4年前から臨床倫理の取り組みを進めております。

全3回に分けて、当院の臨床倫理の取り組みの実際と、倫理事例検討会に上がった切り口の違う8つの事例をご紹介いたします。事例に関しては、個人が特定できない形に内容を変更しておりますが、おそらく同じ医療福祉に携わる皆さまもご経験されたことがあるだろう内容となっています。動画配信ではありますが、この学びを皆さまと共有できればと考えています。
是非ご視聴いただき、ご意見をお寄せください

第30回倉敷平成病院看護セミナー事務局

栄養科通信vol.160 「別腹って本当にあるの?」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

お腹いっぱいに食事をした後でも、美味しそうなデザートや好きなものを出されると、食べてしまったという経験はありませんか?「甘いものは別腹」といいますが、本当に「別腹」は存在するのでしょうか?

別腹とは、これ以上は食べられない満腹状態でも甘いものなら食べられることをいいます。
別腹の仕組みは詳しくは解明されていないようですが、大きく2つ知られています。

1つ目はオレキシンというホルモンによるものです。甘いものを目の前に出されると脳内の快楽物質が分泌され、もっと欲しいという欲求が生じます。すると、食欲を増進させる作用があるオレキシンが脳内で分泌され胃の運動が活発になり、胃の内容物が小腸に送り出されて新たに食べ物を受け入れるスペースがつくられるというわけです。

2つ目は味の変化によるものです。人は同じ味のものを食べ続けているとその味に飽きて、満腹感を早く感じるといわれています。味覚の基本となる味には「甘味、塩味、苦味、酸味、うま味」の5つがあるといわれていますが、一般的に料理を構成するのは、このうちの塩味、酸味、うま味の3つの味です。そのため、食事で満腹になったとしても甘味に対してはまだ飽きていないため、お腹がいっぱいでもデザートは食べられてしまうのです。
別腹=甘いもののイメージが強いですが、実は自分の大好物であれば甘いものでなくても脳が刺激され、別腹が出現してしまうようです。

満腹状態なのにさらに食べてしまうことが習慣になれば、カロリーオーバーになり生活習慣病につながるのはもちろん、満腹感を感じにくい体質になりかねません。
別腹対策のポイントは見ないことです。食事が終わったらすぐ片づけるようにしたり、食事で満腹感を得られたら自分にお腹いっぱいと言い聞かせるようにして、別腹の誘惑に負けないようにしましょう。

参考:山本隆:化学と生物Vol45,21-26.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/45/1/45_1_21/_pdf

管理栄養士 Y.M

 

第55回のぞみの会 YouTube動画 第2弾を配信開始

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

動画で開催しております『第55回のぞみの会』の第2弾が本日12月7日(月)9時から配信開始となりました。
今回は予防リハビリによる「自宅でできるトレーニング」をご紹介しています。

ぜひご覧ください。

次回は12月14日(月)、リハビリテーション部による「病気に打ち勝つ!健康体操」の動画配信を予定しております。

第55回のぞみの会実行委員

新しいのぞみの会の形

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

みなさん、こんにちは。今年ももう12月になりましたね。例年より時が過ぎるのが早いように感じます。今年は新型コロナウイルスの影響で、様々なイベントごとが無くなったり、延期になったりと、季節を感じる機会が少なかったためではないかと思います。
イベントと言えば、平成病院で毎年行われているのぞみの会も、今年はホールにお集まりいただいての開催は断念しました。しかし、全職員で何か別の形での実施はできないかと考えた結果、みなさまへ冊子を配布させていただき、講義等は動画で投稿するといった新しい形での実施になりました。

今回予防リハビリでは、その中の「自宅でできるトレーニング」を担当させていただきました。写真は冊子で使用したものになります。

左からストレッチ、足上げで腹筋と足の筋トレ、足伸ばしで膝の筋トレになります。内容がストレッチと筋トレのため、リハスタッフとも相談をし、どなたでも取り組みやすい内容にしました。実際に実施している動画を撮り、音声による説明を加えたものをYouTubeへ動画投稿される予定になっています。是非ご覧になり、日々の運動の参考にしていただければと思います。

今年は特にご自宅で過ごす時間が多かった方も多いと思います。予防リハビリでは、自宅で自主トレーニングができるよう、皆様自身でできる運動やストレッチを提供しています。
見学は随時受け付けておりますので、身体を動かしたい、自分に合った自主トレーニングを知りたいなど、興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。

◎お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128  相談担当:大段(おおだん) 営業時間:9:00~17:00
予防リハビリ 介護福祉士S

「よぼよぼ予防」のため○○に通いましょう!お願いしま~す!!

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

Cさん:先生こんにちは〜〜 さむなったなあ
私:Cさん,こんにちは.今日は元気がいいねえ.
Cさん:この歳になって,元気なわけねえがあ
私:この歳って言うけど,なん歳になったんじゃったけ
Cさん:そりゃ,85じゃが
ご家族:91歳よ〜!
Cさん:ここまでなったらおんなじゃが.なあ,先生
ご家族:マスク外さないで!!
Cさん:もう,マスクマスクって!先生に顔色見てもらわんといけんが.
私:お〜〜,口紅バッチリじゃねえ〜
Cさん:そりゃ,外出るときはぬるぐらいはするよ
私:まゆも描いてるなあ(笑)
Cさん:もう!,先生! 年寄りばかにしたらいけん
私:似合ってるよ
Cさん:もう!,先生! 年寄りばかにせんでな
私:乙女心が残っとるってことだなあ
Cさん:もう!,先生! 年寄りばかにして
私:でも,とってもいいよ.ところで,ご飯ちゃんと食べてる?体重がちょっと減っとるよ
Cさん:この人がしてくれるから食べんといけんが
私:失礼だけど,出るもんもでとる?
Cさん:そりゃでんと困るが
私:いいのが出とる?
Cさん:まあまあじゃ
私:(ご家族に視線を送りながら)ちゃんと出てるかなあ.
ご家族:2〜3日に一回だと思います.
私:便秘気味かなあ
Cさん:若い時からそんなんじゃ
私:ほんじゃ,今日も通じ薬をちょっと出しとくね
Cさん:ありがと
私:そういえばちゃんとリハビリにも行ってる?
Cさん:リハビリってなんじゃ
ご家族:デイサービスよ
Cさん:デイサービスってなんじゃ
ご家族:〇〇のことよ
Cさん:ああ,あそこか
私:楽しいですか?
Cさん:まあまあじゃ
ご家族:行きたがらないんですよ.お昼ご飯も半分ぐらいみたいです
私:好き嫌いってあったっけ
Cさん:出されたもんは食べんといけんが
私:(結膜を見ながら)ちょっといつもより白いかなあ
Cさん:大丈夫じゃ

私:(下腿を押さえて)ちょといつもよりむくんどるねえ
Cさん:大したことないで
ご家族:あら,むくんでますか?
私:念のため血液検査しておこうかねえ
Cさん:また,待たんといけんのかなあ,帰りたいが
私:まあまあそう言わずに,お願いします!(手を合わせて頼む)
看護師さん:Cさん,頑張って検査やって帰りましょう〜
Cさん:そうじゃなあ

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私:Cさん,血液検査したら,貧血になっとったよ.どうやら栄養や鉄分が足りないみたい.
Cさん:食べとるんじゃがなあ
私:多分,もうちょっとしっかり食べて,鉄分のお薬も飲んだら良くなるよ
私:(ご家族に)お通じどんなんが出てるかわかりますかねえ.
ご家族:流してしまうので分からないんです.紙パンツに時々便がついたりしてますけど,特に血はついてないような気がします.
Cさん:いつ見とるんじゃ?
私:まあまあ,(以前のレントゲンを見ながら)胃が横隔膜の上に持ち上がる,食道裂孔ヘルニアが少しあるので,食道や胃の上側が荒れてるのかもしれないねえ.Cさん,胃カメラしてみる?
Cさん:もう,そんなんせんでええ
ご家族:やってもらったら?
Cさん:もう,そんなんせんでええんじゃ
私:あと10年頑張るんじゃなかったけ
Cさん:もう80じゃからいつ死んでもええんじゃ
ご家族:91歳よ!
Cさん:よけいせんわ
私:そんじゃ,食道や胃を守る薬で様子をみてみる?
Cさん:薬もいらん
私:なんで?
Cさん:金かかるが
私:お金はこの世でしか使えんよ!それに高い薬じゃないしね
Cさん:そんじゃ飲もかな
私:ありがとうね〜〜!
Cさん:こちらこそ
私:それはそうと,〇〇にも行こうね
Cさん:たいぎいなあ
私:ヨボヨボ予防のためにもいった方がいいよ.体も脳もヨボヨボ予防がとても大事です!
Cさん:先生が言うなら仕方ないな
ご家族:私が言ってもなかなか聞いてくれないんですよ
Cさん:そりゃ,キツく言われたらなあ,イヤにもなるわ
私:まあまあCさん,実は〇〇に行くのは私の指令なんです
Cさん:そんなら行かんとな
私:ぜひこれからもお願いします!!(手を合わせて頼む)
Cさん:わかりましたがな.そんでももう疲れたから,帰らせて
私:ほんとだね.早く帰っておいしいご飯を食べましょう
Cさん:あんまり腹が空かんのじゃ...

幸いCさんは,鉄剤やビタミン剤を飲んで貧血も良くなりました.貧血が良くなったら,少し元気になって食欲も以前よりは出てきて,美味しそうに食べているようです.胃カメラは結局できませんでしたが,腫瘍マーカーや腹部CT(断層写真)では,大きな異常はありませんでした.
でもやっぱりデイサービスは気が進まないようです.標語をプリントして,時々お家でもみてもらっています.そうすると重い腰も少しは軽くなるし,ご家族も大きな声で言わなくても済むようです.

倉敷平成病院 脳神経内科 W

目には見えないものを調べる

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

「人間は技術や道具を進歩させ、目に見えないものを見えるように変えて科学を発展させてきた」といったようなフレーズで羽根や鱗の構造、果てには原子や分子について説明する番組を観たことをふと思い出しました。
番組を観たのは私が高校生の時で、ちょうど兵庫県の播磨科学公園都市にあるSpring-8(物質の構造や性質を詳しく調べたりすることが出来る施設)を見学したということもあり、親に得意げに話した記憶があります。

私が働いているこの倉敷平成病院の臨床検査部では様々な装置を駆使して目には見えない体の内部の状態を知るために検査を行っています。いろいろな装置がありますが、今回は顕微鏡を使った尿沈渣検査について紹介したいと思います。
尿沈渣検査とは、尿を遠心分離器(高速で回転させ遠心力をかけて分離させる機械)にかけて沈殿した成分を顕微鏡で100~400倍に拡大して調べる検査です。調べている主な成分は以下のとおりです。

血球類(赤血球・白血球)
血尿にはいろいろな原因がありますが、赤血球は出血のあった場所によっては特徴的な形状になるため出血部位をある程度推定することが出来ます。白血球は膀胱炎などの感染症や結石症などで出現します。

上皮細胞類(扁平上皮細胞・尿路上皮細胞・尿細管上皮細胞など)
尿は腎臓で作られ尿管や膀胱、尿道を通って排泄されます。尿の通り道を構成している細胞は1種類だけではありません。細胞の種類や悪性を疑う細胞がないか調べています。

円柱類(硝子円柱・上皮円柱・顆粒円柱など)
円柱は尿細管上皮細胞から分泌されたタンパク質が固まった成分で、円柱の種類を調べることで腎臓がどのくらい障害を受けているか知ることが出来ます。

塩類・結晶類
結晶は尿の中に溶けきらなくなった成分が固まって出てきたものです。食事などの影響で出現する結晶や病気を疑うような結晶、服用している薬による結晶があります。

微生物類(細菌・真菌)
尿に細菌や真菌などの微生物がいないか調べます。本来膀胱の中にある尿の中には微生物はいません。尿の中に細菌や真菌、白血球が見つかる場合は感染を疑います。

医学の祖と呼ばれるヒポクラテスの時代には尿の色やにおいを調べていましたが、その頃から技術も道具も進歩して、紹介したように「見える」ようになってきました。私たち臨床検査技師の仕事も従来の検査に加え、検体採取や嗅覚検査、味覚検査など拡大しています。
私たちの仕事がもっと皆様から「見える」ように頑張っていきたいと思います。

臨床検査部NK

ヒートショックにご注意を

カテゴリー: 地域包括支援センター | 投稿日: | 投稿者:

すっかり寒くなって、県北では雪がちらつくこともある今日この頃、みなさまはお変わりなくお過ごしでしょうか?
お風呂の湯船でしっかり体を温めて、休まりたい時期になりましたね。

コロナ禍で、なかなか思うように気分転換できず、毎日の入浴が良い気分転換になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
入浴は気分をリラックスしてくれるのはもちろん、血行を良くして健康にも大切な役割を果たしてくれています。

そんな、精神的にも健康的にも私たちの生活に欠かせない「入浴」ですが、冬には気をつけなくてはいけないことがあります。

この時期になると毎年ささやかれ、だんだん知られるようになってきた、そう、
「ヒートショック」 です。

ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い部屋への移動など、急激な温度変化によって血圧が上下に大きく変動することをきっかけに起こる健康被害のことです。気温の下がる冬場(12月〜2月)に多くみられ、入浴時は特に注意が必要です。

東京都健康長寿医療センターが行った過去の調査では、年間で1万7千人もの人々がヒートショックに関連した入浴中の急死に至ったと推計されています。
私たちの生活に密接で、親しみのある「入浴」ですが、冬場には、あなた自身や、あなたの大切な人がヒートショックを起こしてしまうことだってあるかもしれません。
いま一度、自分たちを守るための「対策」を復習してみましょう!

① 脱衣所、浴室は暖房で暖めておく。
・脱衣所は、自動の電気ヒーターがオススメ。(自動で切れます!忘れても安心です!コードは引っかからない位置へ収納!)
・浴室暖房がない場合は、暖かいシャワーで浴室を温めておくといいよ!シャワーでお湯張りするなど。(命より大事な節約はないですよ!)
② 夕食前、日没前に入浴する
・冷え込まない時間帯(午後2時〜4時ころ)
③ 1人での入浴を控える
・入浴する前は、家族に声かけしておく。
④ 食直後、飲酒時の入浴を控える
・食後1時間以内や飲酒時は血圧が変動しやすい。

自分でも、すぐにできそうな「対策」がありますよね!
他でもない、あなたや、あなたの大切な人たちをヒートショックから守るために。
ご友人にも注意を呼びかけていただき、安全で気持ちの良い入浴ができるとともに、みんなでヒートショックを予防して、みんなの健康が守れることを心から願っております。

包括支援センター T

倉敷老健おやつバイキング開催のご報告

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

倉敷老健のKです。
肌寒い気候になりつつある11月、倉敷老健では久々のイベント「おやつバイキング」を開催しました。
倉敷老健ではご入所の皆さんに毎日おやつを召し上がっていただいていますが、この日は特別です。
和洋織り交ぜられた12種類のスイーツの中から好きなものを選んで、好きなだけ食べていいのです。毎年好評のこのイベント、感染対策に注意しつつ、皆さんのご要望をうかがいながら、トレーに乗せたおやつをトングで取り分ける係でした。

始まる前から、ある女性のご入所の方は、メニューを眺めながら、どのスイーツが美味しそうだと楽しそうにお話をされていました。

行事が始まると、沢山の中スイーツの中から吟味され、「〇〇が美味しかった、〇〇を食べてみた方がいいわよ」などお喋りをされながら、美味しそうに召し上がられていました。

普段はあまり食事量が多くない方も「甘いものは別腹」とおっしゃられ、喜ばれている方もチラホラ。後で聞いた話では、10個以上召し上がられた方もおられるとのことでした。

今年はコロナウィルスの影響で、施設内のイベントが軒並み中止になったり、直接の面会ができない期間があったりで、ご入所の皆さんが楽しい気持ちになるようなことが提供できなく、申し訳ない気持ちでした。
そんな時期にこのような形で入所者さんに喜んでいただけて、私自身とても嬉しい気持ちになりました。

これから寒い日が続きます。コロナウィルスの収束は未だにはっきりしませんが、体調に気を付けながらも施設の中で少しでも楽しい時間がすごせたらいいなと思います。

倉敷老健 リハビリ K

『お口の体操』をしてみましょう!

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

ここのところ一気に寒さが増してきましたね。ブログをご覧の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。寒くなると、外出や人と会話をする機会が少なくなることが多いですよね。特に高齢になって周りの人と話をしたりする機会が減ると、噛んだり飲み込んだりするための口腔機能が衰えることがあります。口腔機能の衰えからはじまる老化のサインはオーラルフレイルと呼ばれています。今回はこれらのオーラルフレイルを予防するためのお口や舌の動きをスムーズにする体操について、いくつか紹介しようと思います。

【唇を中心とした口の体操】
①口をすぼめて「ウー」の口をする
②口を横に開き「イー」の口をする
これを複数回繰り返す

【舌圧訓練(舌の力を強くする訓練)】
①舌を左の頬の内側に強く押し付ける
②自分の指で、口の中の舌の先を、頬の上から押さえる
③それに抵抗するように、舌を頬の内側に、ゆっくり10回押し付ける
④ ①~③を右の頬でも同じように繰り返す

【パタカラ体操】
①「パ」の発音×8回:唇をはじくように
②「タ」の発音×8回:舌先を上の前歯の裏につけるように
③「カ」の発音×8回:舌の奥を上顎の奥につけるように
④「ラ」の発音×8回:舌を丸まるめるように
①~④の「パ」「タ」「カ」「ラ」の順番に各8回の発音を、2セット行う

お口周りや舌の筋力をアップすることで、お口の機能が高まり、食べ物が飲み込みやすくなります。表情も明るくなりますので、ぜひ試してみてください。

参照:日本歯科医師会ホームページ https://www.jda.or.jp/oral_flail/gymnastics/

歯科医師 F