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最近、食事に時間がかかっていませんか?

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最近、食事に時間がかかっていませんか?
〜「舌の力」を知る新しい検査〜

こんにちは。
最近、「食事に時間がかかる」「飲み込みにくい気がする」と感じることはありませんか。
「年齢や体調のせいかな」と思われがちですが、こうした変化の背景に、お口の中の「舌の力」が関係していることがあります。

●舌は、食べる・飲み込む動作の要です
舌は、食べ物を口の中でまとめ、喉の奥へ送り込む大切な役割を担っています。
舌の動きが弱くなると、
・食事に時間がかかる
・食べ物が口の中に残りやすい
・むせやすくなる
といった変化が起こることがあります。
これらは痛みが出にくく、ご自身では気づきにくいのが特徴です。

●「舌の力」は数値で確認できます
当院では2026年3月より、舌の筋力を数値として測定できる「舌圧検査」を新たに導入しました。
小さな風船状のセンサーを舌で押すだけの簡単な検査で、痛みはありません。
「なんとなく飲み込みにくい」「以前より食事が大変になった気がする」
そんな感覚を、客観的な目安として確認することができます。
(写真右:JMS商品紹介サイトより)

●お口の小さな変化を、そのままにしないために
近年、お口の機能が少しずつ弱くなった状態を「オーラルフレイル」と呼び、噛む・飲み込む・話すといった機能の小さな変化に早めに気づくことが大切とされています。
実は、50代の方の約半数にこうした変化が始まっているというデータもあります。

●気になることがあれば、ご相談ください
・食事に時間がかかる
・むせることが増えた
・飲み込みに不安がある
こうした変化に心当たりがある方は、お気軽にご相談ください。

歯科医師 N

「唾液腺マッサージ」のすすめ

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こんにちは。最近、「お口の中が乾きやすい」「食事が飲み込みにくい」「話しづらい」と感じることはありませんか?
実は、年齢とともに唾液の分泌量は減少して、お口の乾燥が起こりやすくなります。
今回は、そんなお悩みを解消する「唾液腺マッサージ」をご紹介します。

■唾液のすごい役割
唾液には、ただお口を潤すだけでなく、健康を守る大切な働きがあります。
・お口を潤す:乾燥によるネバつきや不快感を防ぎます。
・お口のトラブル予防:むし歯や歯周病菌の繁殖を抑えます。
・食事のサポート:食べ物をまとめ、飲み込みやすくします。
・誤嚥(ごえん)を防ぐ:スムーズな飲み込みを助け、誤って食べ物が肺に入るリスクを減らします。

■唾液腺マッサージの効果
マッサージでお口周りを刺激すると、以下のような嬉しい効果が期待できます。
・お口の乾燥が和らぎ、潤いが戻る。
・食事や会話がスムーズに楽しめるようになる。
・お口全体の清潔と健康を保ちやすくなる。

■簡単!マッサージの方法
指の腹を使い、「優しく」「円を描くように」マッサージするのがコツです。強く押す必要はありません。

1. 耳の下(耳下腺):耳の少し前、頬のあたりを優しく押します。
2. 顎のエラの内側(顎下腺):顎のラインに沿って、数箇所に分けて押していきます。
3. 顎の真下(舌下腺):顎の先から少し内側、舌の付け根あたりを押し上げます。
おすすめのタイミング
「食事の前」や「寝る前」など、毎日の習慣にするとより効果的です!

■最後に
お口の乾燥や飲み込みに不安がある方は、無理をせず、いつでもお気軽に当院歯科までご相談ください。毎日のセルフケアで、美味しく食べて楽しく話せる毎日を守りましょう。

倉敷平成病院 歯科 歯科衛生士 F

イラスト:生成AIにて作成

舌の汚れ「舌苔」を知っていますか?

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皆さん、自分の舌を見たことはありますか?
今回は舌の汚れ、「舌苔(ぜったい)」についてお話しします。

舌苔とは、舌の表面に付着する白色や黄色、あるいは黒っぽい苔(こけ)のような汚れのことです。
舌の表面には「糸状乳頭(しじょうにゅうとう)」と呼ばれる細かい突起が密集しており 、これがまるでカーペットのように細菌や汚れをキャッチします 。ここに溜まった老廃物が固まって舌苔となります。

  • 舌苔が与える健康への悪影響
    舌苔が健康に与える悪影響には以下のようなものがあります。
    ・口臭の最大の原因
    ・誤嚥性肺炎のリスク
    ・心血管疾患・糖尿病との関連
    ・腸内環境と免疫への波及効果

舌苔を予防するセルフケア「舌磨き」
舌苔を予防するには、口腔内の衛生を保つことが重要です。そこで、セルフケアとして舌磨きを紹介します。
舌磨きは“優しくなでる”が基本です。

【舌磨きのステップ】
1.舌を大きく「べーっ」と出す
2.舌の奥から手前に向かって、優しくなでるようにブラッシング
※数回(3〜5回程度)で十分です。
3.水またはうがい薬で軽くすすぐ

注意点:
力を入れすぎたり、左右にこするのは逆効果です。舌の粘膜はとてもデリケートです。
・舌磨きは“やりすぎ厳禁”です。
1日1回、朝起きた直後がベストです。
・夜や食後に何度も行うと、舌を傷めて逆効果になってしまいます。
・「苔があるから」と何度もこするのはNGです。
・ 朝は舌苔が最も蓄積している時間帯なので、1回のケアで十分効果的です。

困ったときはご相談ください
「何をしても舌苔が落ちない」「口臭が気になる」という方は、まずかかりつけの歯科に相談しましょう。

歯科衛生士 I

イラスト:イラストAC・歯科素材.com

防災セットの中に口腔ケア用品を

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9月1日は災害への備えを促す日本の記念日です。
この日に合わせて防災用品を準備したり、見直しを行う方が多いのではないでしょうか。
岡山県は比較的災害の少ない地域とされていますが、大雨による洪水や土砂災害、過去には西日本豪雨のような甚大な被害をもたらす豪雨災害も経験しています。

みなさんは防災用品の中に口腔ケア用品は入っていますか?
口の中を清潔に保つことが難しくなると、細菌が増殖し健康にさまざまな影響を及ぼすことがあります。特に肺炎になりやすい高齢者の方は注意が必要です。災害時のオーラルケアはお口の健康だけではなく、身体の健康にも大事なことなのです。
そこで今回は防災セットの中の口腔ケア用品についてご紹介します。

・歯ブラシ
1番の必須アイテムは歯ブラシです。家族人数分の歯ブラシは必要ですが、歯ブラシが手元にないこともあるかもしれません。その場合は、清潔なタオルやティッシュを人差し指に巻き付け、歯の表面をこすって歯垢を除去するのが有効です。

・洗口液や歯磨き粉、歯間ブラシ、フロスなど
洗口液や歯磨き粉などはトラベルサイズなどの小さなものを準備しておくといいかもしれません。歯間ブラシやフロスなどはご自身の優先度にあわせて必要なものを取捨選択してください。

・入れ歯ケア用品
入れ歯を使用している方は、ケースや入れ歯ブラシ、洗浄剤なども忘れないようにしましょう。

大きな災害が発生した場合、すぐに歯科治療を受けられるとは限りません。日頃から歯の健康に気をつけ、防災セットの中に口腔ケア用品が備えられているか再度確認してみるのはいかがでしょうか。

歯科事務 M

 

画像:photoAC・イラストAC

フッ素で歯を強くしましょう!

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むし歯予防に効果的なフッ素。その働きをご存知ですか?

★フッ素(フッ素化合物)の3つの重要な効果
①再石灰化を促進
食べ物や飲み物で口内が酸性になると、歯が溶け始めます(脱灰)。フッ素はこの溶けた部分にカルシウムやリンを補給し、歯を元の状態に修復する「再石灰化」を助けます。
②歯質を強化
フッ素は歯の表面(エナメル質)を酸に溶けにくい性質に変え、むし歯への抵抗力を高めます。
③むし歯菌の活動を抑制
むし歯の原因となる細菌の働きを弱め、酸の生成を抑えます。

★日常生活でフッ素を上手に活用するには
・フッ素配合の歯磨き粉を選びましょう。
・歯磨き後のうがいは少量の水で1回だけにし、口内にフッ素を残すことがポイントです。

★歯科医院でのフッ素塗布でさらに効果的に
歯周病で歯肉が下がると、エナメル質に覆われていない歯の根が露出し、むし歯リスクが高まります。特に65歳以上の方には、歯の根へのフッ素塗布を積極的におすすめしています。

★安全性について
フッ素は茶葉、牛乳、海産物、塩、果物、野菜、肉などにも微量に含まれており、私たちは日常的に摂取しています。適切に使用すれば安全で、むし歯予防に非常に効果的です。

まずは歯磨き粉からフッ素を取り入れて、健康な歯を守りましょう!

歯科衛生士 F

歯1本の価値は約100万円?

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突然ですが、質問です。歯1本の価値はいくらだと思いますか?
実は、専門家の見解によれば、歯1本の価値は約100万円ともいわれています。

歯科医師への調査では、永久歯1本の価値が平均104万円とされています。これは、むし歯や歯周病で歯を失ったときの治療費だけでなく、食事や会話など日常生活の質(QOL)を落としてしまう影響を考慮した数字です。また、交通事故で歯を全部失ってしまった場合は、後遺障害の慰謝料が約2800万円(100万円×28本)になるという話もあります。過去には不要な抜歯に対して1本150万円の損害賠償が認められた裁判事例もあります。
これらの数値から、単純に「歯1本の価値は約100万円」という言い方をすることはありますが、実際には歯の役割や重要性はお金では測り切れないほど大きいのです。

では、なぜ歯にはそれほどの価値があるのでしょうか。歯は食事をしっかり噛んで楽しむためだけでなく、発音や見た目の印象にも関わります。さらに、歯周病が全身疾患(糖尿病や心疾患など)に影響を及ぼす可能性も指摘されており、口の健康はそのまま体全体の健康にもつながります。

しかし、歯を失って初めて「もっと早くケアしておけばよかった」と後悔する方も多いのが現実です。歯を守るには、1. 定期的な検診やクリーニング、2. 正しいブラッシングや歯間ケア習慣、そして3. 生活習慣の見直し(だらだら食いや喫煙など)が重要です。また、異常を感じたら早めに歯科を受診することも忘れてはなりません。

歯はお金では代えられない、大切な身体の一部です。歯を大切にすることは、「将来の自分への投資」といえます。当院の歯科では、皆さまがいつまでも自分の歯で食事し、笑顔で過ごせるようサポートしてまいりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

「 画像はAI(ChatGPT + DALL·E)によって生成されたオリジナルイラストです(制作:2025年4月、使用目的に応じて生成)」

歯科医師 N

適切なブラッシング圧で歯磨きをしましょう

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歯がしみたり、歯ぐきが下がっていると感じたことはありませんか?

歯磨きの仕方、特にブラッシング圧が強いせいかもしれません。
ブラッシング圧とは、歯ブラシを当てた時にかかる圧力のことです。
ブラッシング圧で歯ぐきが下がってしまうことはご存じですか?
歯ブラシの力が強ければ汚れが落ちるわけではありません。

ブラッシング圧が強いと、
・歯や歯ぐきを傷める
・知覚過敏を引き起こす
・歯垢などの汚れを効果的に落とせない
などの不具合が生じる可能性があります。

適性なブラッシング圧は100g~200gです。
これは、歯ブラシの毛先を爪に当てたときに、爪の色が少し白くなる程度の力です。
歯に付着する汚れは、適正な力で磨けば、力を入れすぎなくても取り除くことができます。歯間になにかつまった感覚があれば、強く歯ブラシを使ってかき出すのではなく歯間ブラシやデンタルフロスを使用しましょう。

歯ブラシの持ち方は、グー握りで握ってしまうと力が入りすぎてしまうので、鉛筆を持つように持ちましょう。歯と歯ぐきのキワに歯ブラシを当てて軽い力で小刻みに動かして磨いてみてください。そうすると余計な力が入りにくくなります。

歯ぐきが下がったように感じる方や歯がしみることがある方、歯ブラシの毛先が開きやすい方は、普段の歯磨きを見直す必要があるかもしれません。

分からないことがあれば当院歯科にお気軽にご相談ください。

歯科衛生士 F

「歯ブラシのベストな交換時期」について

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皆さん、
「この歯ブラシ、いつから使っているんだろう」
「どれくらいで替えなくちゃいけないんだろう」と考えたことはありませんか?

推奨する歯ブラシの交換頻度は、『1本/1ヶ月』です。
1ヶ月ほどすると歯ブラシの毛先が開いてきたり、傷んできたりします。
毛先がダメになった歯ブラシで磨くと、約40%汚れの除去率が低下すると言われています。

歯ブラシを交換するタイミングとして、
歯ブラシを後ろから見たときに毛先がはみ出ている場合は、交換のサインです。

歯ブラシの交換を怠り、毛先の開いた歯ブラシを使用すると毛の側面が歯に当たることになり、うまく汚れが落とすことができず虫歯や歯周病のリスクが高まります。
是非ご自分の歯ブラシをチェックしてみてください。

歯ブラシを使用した後はしっかりとすすぎ、汚れを落とします。
濡れたままにしておくと雑菌が繫殖してしまうので、しっかり乾燥させてくださいね。

皆さん、きれいな歯ブラシで清潔なお口を保ちましょう。
そして、歯科医院での定期的な検診をおすすめします。

歯科衛生士I

イラスト:イラストac

お口の乾燥対策をはじめてみませんか?

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近頃だんだんと寒くなってきましたね。外気も乾燥し始めて、身体の乾燥も気になる季節です。ブログをご覧の皆さんはお口の乾燥は気になっていませんか?

唾液が減り、お口が乾燥すると、お口の中の細菌が増えてむし歯のリスクが上がってきたり、歯肉が腫れやすくなり、歯周病のリスクが上がりやすくなります。

また、唾液による自浄作用が低下して、乾燥してくる状態は口臭の原因にもなります。

これらを予防するためには早めの対策が効果的です。

今日からお口の乾燥対策をはじめてみませんか?

唾液を出す器官として、耳の下方あたりに位置してる耳下腺、顎の下側にある顎下腺、下顎の先端の下方にある舌下腺という3大唾液腺があります。

これらの唾液腺をマッサージすることで、唾液が出やすくなってきます。

また、梅干しやレモンなどの酸っぱいものを想像したりするのも唾液の誘発には効果的です。

しかしながら、高齢になると、唾液腺そのものが萎縮して、マッサージをしても十分な唾液が出ない方がいらっしゃいます。

そのような方には唾液の作用を補助するための口腔保湿剤の併用をお勧めしています。当院では口腔保湿洗口液(バイオティーン)と口腔ケア用ジェル(リフレケアジェル)を取り扱っております。

口腔乾燥の改善についてご相談がある方は歯科までお問い合わせください。

 

歯科衛生士  F

口腔機能の維持・回復に目を向けませんか?

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カンカンに暑い夏も終わり、秋が近づいてきましたね。 秋といえば、スポーツの秋、読書の秋、紅葉の秋、芸術の 秋…色々ありますがやっぱり1番の「〇〇の秋」は食欲の秋ですよね!暑い夏を超え涼しくなってきて、食欲が増して来た方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。また、この時期は芋栗カボチャのおやつやデザートが期間限定でたくさん出ていて、ついつい買って食べたくなりますよね。そんな「食欲の秋」だからこそ、「噛む」「飲み込む」など、食事のために必要な機能の維持に目を向けてみませんか?

今回は口腔機能の維持・回復のための効果的な口腔体操を一つご紹介します。

食事前に「パ・タ・カ・ラ」と大きく口を動かして発声してみてください。

これは「パタカラ体操」といい、口周りの筋肉を使うことで、表情筋を鍛え、唾液が出やすくなり、食べ物が飲み込みやすくなる体操です。

「パ」は、唇を使う筋肉

「タ」は、舌の先を使う筋肉

「カ」は、舌の奥の筋肉

「ラ」は、舌全体の筋肉

にそれぞれ効果があります。顔や口の老化防止や、食事中の咀嚼(かむ力)や飲み込み(嚥下)機能の向上、さらには表情筋のトレーニングとしても役立ちます。

パタカラ体操の他にも、歌ったり早口言葉に挑戦することも口腔機能の維持、回復に効果的です。 美味しいものをしっかり食べて、色んな「〇〇の秋」を楽しみましょう!

歯科助手 N