先日、サーモグラフィ装置の更新がありました。
当院では20年以上前から(倉敷生活習慣病センター開設時から)行っている検査で生活習慣病センターではおなじみの検査となっています。15分程度室温(26℃)に体を馴らした後、患者さんには手や足を出していただき撮影します。皮膚温度の温かいところは赤く、冷たいところは青く表示されます。
写真を撮るとこのようになります。ポイントごとの各温度も表示され、左右の温度比較もできます。
上の写真は冷え症のある私の手と足。夏なのに手先や足先はこんなにも冷たそうな色をしています。
下の写真は夏でも冬でも温かく、患者さんから好評のAさんの手と足です。
サーモグラフィ検査により手の冷たい人と温かい人ではこんなにも差があることが分かりますね。
サーモグラフィ検査は皮膚温度を赤外線エネルギーとして感知し測定します。血管系、神経系の調節機能をみています。適応される疾患として閉塞性動脈硬化症、閉塞性血栓血管炎、レイノー病など挙げられます。
さらに詳しく検査する方法として冷水負荷試験があります。当院では手や足を10℃の冷水に1分間浸けて、温度の回復をみていきます。回復率を算出することにより、病態の定量的評価が可能です。安静時サーモグラフィは季節変動や日内変動の影響を受けやすいですが、冷水負荷試験においては有意な変動はなく、比較的安定した指標であるとされています。
当院では主治医のオーダーがあればいつでもできる検査です。
今回のブログを通して、サーモグラフィについて少しでも知っていただけたら幸いです。
参考文献 Medical Technology Vol.26 No.13
検査と技術 vol.30 no.12
臨床検査技師 NY





