2025年9月1日、公益社団法人 日本臨床工学技士会が実施する認定臨床工学技士制度において、「認定医療機器管理臨床工学技士」に認定されました。
この資格は、医療機器の安全な運用および適切な保守管理の能力を証明するものであり、医療機器管理に特化した臨床工学技士(Clinical Engineer: CE)として唯一「医療機器管理」の名を冠する認定資格です。
制度は2019年に開始され、現在までに約800名が認定を受けており、CE全体の約1.5%に相当します。認定要件は以下の通りです。
- 日本臨床工学技士会の正会員であること
- 実務経験が2年以上あり、現在も業務に従事していること
- 指定講習会の受講
- 検定試験の受験および合格
- 認定申請日から過去5年間に、学会発表やセミナー参加等により20単位以上を取得していること
指定講習会は臨床工学技士法、医療法、医療機器の関連法規をはじめ、生命維持管理装置の保守管理、電気設備・医療ガス、医療事故調査制度など、幅広い内容が網羅されており、病院勤務のCEにとっては必須の知識といえる内容でした。
私は約半年間、指定講習会受講と勉強を行い、2025年2月2日に検定試験を受験しました。
試験の前後には病院機能評価の受審や学会発表も重なっていましたが、無事に合格することができ、大変嬉しく思っております。
現在、私は医療機器安全管理責任者としての業務に従事しており、今後は認定医療機器管理臨床工学技士として、より一層安全な医療機器管理の提供に努めてまいります。
臨床工学科 主任 T











令和7年4月中旬、脳神経外科部長の佐々田晋先生が、倉敷平成病院にて専門とされる脊髄・脊椎領域の手術を行いました。

臨床工学技士(Clinical Engineer: CE)の中でもまだ認知されていない分野となりますが、今後、CEが活躍するのではないかと思います。演者は日本定位・機能神経外科学会前理事長である平林秀裕先生と脳深部刺激療法や脊髄刺激療法を従事するCE2名にお願いしています。学会参加を予定であるCEの方は、朝早いですが一緒に討論しましょう。