カテゴリー別アーカイブ: 倉敷ニューロモデュレーションセンター

大阪大学脳神経外科教授貴島晴彦先生と助教谷直樹先生が倉敷ニューロモデュレーションセンターを視察され、手術見学と意見交流会を開催しました。

4月18日(水)大阪大学脳神経外科教授貴島晴彦先生と助教の谷直樹先生が、倉敷平成病院を訪問され、上利崇センター長が行うDBS手術(パーキンソン病に対する脳深部刺激療法)の見学と意見交換会を開催しました。

貴島先生より「上利先生の手術を見学して、大変参考になりました。ありがとうございます」とのお言葉をいただきました。
貴島晴彦教授と谷直樹助教は大阪大学脳神経外科にて機能的脳神経外科を専門にされておられます。
大阪大学脳神経外科は約50年もの歴史を持たれ「高度な医療を幅広い分野で提供。 臨床の視点を持った研究、研究の視点を持った臨床」を教室の特徴に掲げておられます。

このような方々と交流を持てたことを大変ありがたく思いますし、交流を通して得られたことを、今後の診療にしっかり活かしてまいります。

ニューロモデュレーションセンター スタッフ

第3回S8の会~S8&BurstDR参加報告

4月7・8日の2日間ハイアットリージェンシー福岡で「第3回S8の会~S8&BurstDR~」が開催されました。当院からは上利センター長・看護師・理学療法士・臨床心理士・臨床工学技士の5名が発表を行ないました。
この会は脊髄刺激療法(SCS)に特化したセミナーです。「S8」とはSCSで使用するプレートタイプの電極です。S8を普及するために開催した会ですが、昨年6月よりBurstDRというSCSにおいて新たな刺激システムの提供が始まりました。今回はS8とBurstDRの普及に開催されました。

参加者は西日本にてSCSを実施する医師など19名が参加し、2日間で16題の発表がありました。1日目は上利センター長より、「S8リードとBurstDR刺激の融合 有効活用」 について講演があり、当院におけるBurstDR治療成績、S8とBurstDRを組み合わせると治療効果が大きく上がることについて講演がありました。
2日目は当院のスタッフが発表しました。多くの質問があり、活発な意見交換を行ないました。倉敷ニューロモデュレーションセンターではチーム全体で患者の治療を行なっています。このセミナーでは医師以外の職種の参加は当院のみでした。チームで治療すること医師の負担が減り、治療効果が増すと話す先生が多くいました。


当院はいち早くBurstDR導入し、昨年度は40件の手術を行い、治療を実施しています。症例数は全国でもトップクラスです。治療効果は大きいですが、まだ臨床で使用する施設は限られています。当院での実績を紹介する機会もあり、治療に関する情報共有する場となりました。
倉敷ニューロモデュレーションセンターが開設され1年を迎えました。200例近くの手術を実施し治療にあたりました。さらに講演や学会に参加しセンターについて多くの方に情報提供しました。今後もチーム全体で治療にあたり、患者の期待に応えることができるよう努力していきたいです。今後ともよろしくお願いします。

臨床工学士 M

上利崇倉敷ニューロモデュレーションセンター長がRSKニュースの取材を受けました

4月11日(水)、当院が日本定位・機能神経外科学会技術認定施設に認定されたのをうけ、山陽放送RSKテレビが取材にみえられました。
今年度の認定施設は全国46施設で、岡山・香川では岡山大学と当院の2施設のみとなっています。

取材当日は、60代のパーキンソン病の患者さんへの脳刺激装置埋込術(DBS術)の様子や、上利センター長より手術方法等についての説明、また実際に昨年秋にこのDBS術を受けられた70代の方への声等について取材を受けました。

手術室では細心の注意を払いながらの取材でした。この様子は来週中に放送予定とのことです。日程や時間等が決まりましたら、改めてご案内いたします。どうぞお楽しみに。

秘書広報課

倉敷ニューロモデュレーションセンター施設認定がKSBニュースにて紹介されました。

先日ご紹介いたしました、日本定位機能神経外科学会施設認定報告会の様子が、同日のKSBスーパーJチャンネルにて放送されましたのでご紹介します。

KSBニュースのホームページはこちら

秘書広報課

倉敷ニューロモデュレーションセンター 日本定位・機能神経外科学会施設認定 報告会を行いました


本日、15時より倉敷平成病院 倉敷ニューロモデュレーションセンター日本定位・機能神経外科学会施設認定報告会を行いました。
倉敷ニューロモデュレーションセンターは昨年4月に開設。以来1 年間の活動実績が認められ平成30 年4 月より日本定位・機能神経外科学会技術認定施設となりました。
 認定施設になるためには、日本脳神経外科学会の定める専門医認定制度に関する規約に基づく基幹施設、研修施設、関連施設であることや過去3 年間の機能的定位脳手術症例登録数が計18 例以上あることなどが基準となっていますが、当院では4 月~ 12 月までの期間で45 件実施しております。この埋込術件数は西日本では最多規模となります。
報告会では、高尾理事長が挨拶、上利センター長より『倉敷ニューロモデュレーションセンターの活動報告ならびに日本定位・機能神経外科学会施設認定』について、治療前と治療後の患者さんのご様子を動画を使いわかりやすく説明いただきました。
この報告会の様子は、【本日のKSBスーパーJチャンネル18時15分~19時のあいだ】に放送される予定です。是非ご覧ください。
秘書・広報課

倉敷ニューロモデュレーションセンターにおける臨床工学技士のかかわり

倉敷ニューロモデュレーションセンターが開設されて本日で1年となりました。あっという間に過ぎた印象です。
臨床工学技士と聞いて知っている方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。臨床工学技士は1987年に誕生した比較的新しい国家資格です。現在の医療に不可欠な医療機器のスペシャリストです。ニューロモデュレーションでは多くの医療機器を使用します。それは病院で使用する機器もありますが、患者さんにお渡しする機器もあります。機械のことは難しくて分からないと不安になる方も多くいます。臨床工学技士は患者さんやご家族に機器の使用方法について丁寧に何度も説明を行います。入院中や外来、緊急のときは電話でも使用方法について説明を実施しています。

臨床工学技士は脳深部刺激療法(DBS)や脊髄刺激療法(SCS)において密接に関係しています。手術室では神経活動測定する機器操作や刺激電池の登録作業を行っています。病棟や外来ではSCSの痛み調整を医師の指示のもとで実施しています。患者さんのそばにほぼ毎日、何度も出向いて痛みがよくなるよう刺激調整を行っています。痛みが強く、苦悶して動けない患者さんにSCSを実施し刺激を開始すると、痛みが緩和され、表情もよく、起き上がってリハビリを一生懸命すると表情が良くなっていきます。退院時に「ありがとう」と話してくれるととてもうれしくなります。

この1年はセンター開設、新しい刺激システムへの対応、学会や講演など忙しい日々を過ごしていました。しかし患者さんの多くがニューロモデュレーションに期待していることを感じる1年でもありました。これからニューロモデュレーションを多くの方に知っていただくような活動をしていきたいと思います。臨床工学技士はその他にも医療機器の管理から操作まで幅広い業務を行っています。興味のある方はぜひインターネットで検索してください。

倉敷ニューロモデュレーションセンター ME

第3回中四国機能外科懇話会参加報告

平成30年3月24日(土)、倉敷国際ホテル本館1階ファンクションルームにて第3回中四国機能外科懇話会が開催されました。倉敷ニューロモデュレーションセンター上利崇センター長が会長を務めました。
中四国地方の機能的脳神経外科に携わっている医師やリハビリスタッフより発表があり、当院からは上利センター長が発表致しました。
この懇話会では、日常診療や治療に苦慮した疾患についての事例紹介等がなされ、臨床に沿った具体的な意見交換の場となりました。
また、近畿大学医学部堺病院脳神経外科講師 内山卓也先生による「痙縮治療 up to dale―適応、実践、そして連携―」と題した特別講演がありました。

「痙縮」は脳卒中や頭部外傷後に意思とは関係なく筋肉の緊張が高まり、手や足が勝手につっぱったり曲がってしまったりしてしまう状態のことで、日常生活に支障をきたす状態です。これについての薬物療法(バクロフェン髄腔内投与療法やボツリヌス療法)や手術療法などの最新治療法について聴講しました。

倉敷ニューロモデュレーションセンターが開設して1年となります。当センターでは、パーキンソン病、本態性振戦、ジストニア、不随意運動症や慢性疼痛に対して、脳深部刺激療法(DBS)や脊髄刺激療法(SCS)を行っています。
機能的脳神経外科は痙縮でお困りの方にも治療が可能です。今後も安心な医療の提供ができるよう、診療の充実化を図ってまいります。

倉敷ニューロモデュレーションセンター 臨床工学技士 T

 

平成30年4月より倉敷平成病院脳神経外科(倉敷ニューロモデュレーションセンター)が日本定位・機能神経外科学会技術認定施設になります

昨年4月に開設いたしました、倉敷ニューロモデュレーションセンターですが、1年間の活動実績が認められ、平成30年4月より日本定位・機能神経外科学会技術認定施設となることが決まりました。

認定施設になるためには、日本脳神経外科学会の定める専門医認定制度に関する規約に基づく基幹施設、研修施設、関連施設であることや過去3年間の機能的定位脳手術症例登録数が計18例以上あることなどが基準となっていますが、当院では4月~12月までの期間で45件実施しております。この埋込術件数は西日本では最多規模となります。

換算すると1か月に約6件の症例学となります。学会発表や講演等でセンター長の上利崇医師は全国各地を飛び回っており、術前・術後のコントロールや計測、リハビリにおいては、各専門職がチームであたっています。
まだまだこの治療法が知られていないことや、もし知っておられても、実施できる施設が限られています。
私たちはこれからも、よりよい医療に真摯に取り組んでまいります

日本定位・機能神経学会HP

倉敷ニューロモデュレーションセンター 広報

4月2日(月)9時55分~10時25分RSK地域医療スペシャル「痛みと向き合う~笑顔で暮らせる毎日を~再放送決定

治療をしても“完全に”痛みをなくすことは難しいとされる「慢性痛」。
その痛みに悩む患者は、国内に推計2000万人以上とも言われている。
仕事や日常生活に重大な支障をきたし、精神的にも辛く苦しいこの痛みに対し、従来の治療法は、投薬・ブロック注射・リハビリを組み合わせて行うのが一般的であった。
しかし今、医学界が注目する新たな治療法が広がりつつある。そのひとつが「脊髄刺激療法(SCS)」。体内に機器を植込み、脊髄に微弱な電気刺激を送ることで痛みを緩和する外科的治療法である。
この治療によって減痛効果が期待できるだけでなく、患者自身が痛みをコントロール出来るという。
番組では、患者に寄り添い、より良い治療を目指す医療現場に密着し、慢性痛治療の最前線を紹介する。
(番組HPより

是非ご覧ください。
秘書・広報課

慢性疼痛に対する脊髄刺激療法(SCS)について

脊髄刺激療法 Spinal Cord Stimulation(SCS)とは

脊髄に微弱な電気を流すことで慢性の痛みを緩和する外科的な治療方法のひとつです。この治療では、まず試験刺激(トライアル)を行い、効果があるかどうか確認します。効果があった場合に刺激装置等を体内に植込みます(本植込み)。本植込み後は、患者さんご自身が必要に応じて刺激装置を操作することで、痛みをコントロールできるようになります。脊髄刺激療法は痛みを和らげることで生活の質(QOL)の向上を目指す治療です。

脊髄刺激療法は、慢性の痛み、中でも外科手術が困難な脊椎・脊髄疾患の痛み、帯状疱疹後、開胸手術後、糖尿病などの末梢神経の障害、動脈硬化などの血流障害による下肢の痛み、脳卒中(脳出血、脳梗塞)後の痛みなどが適応となります。神経が圧迫を受けたり、損傷したり、神経機能自体が異常を起こしたりすることによって生じる痛みは通常の薬物療法では困難ですが、脊髄に電気刺激を与えることによって、痛みの異常な興奮を抑える作用があります。

治療の手順として、まず外科手術で電極や刺激装置を埋め込みます。特に脳の電極位置は、少しの誤差も許されません。術中に神経活動を計測したり、患者さんの反応を見たりしながら、確実に症状が改善し副作用が出ない場所に留置します。ニューロモデュレーション療法は手術をすれば治療終了というわけではなく、そこからが治療の始まりとなります。術後数カ月は、頻繁に外来に通院して刺激の強さを調整する必要があります。その後は症状をみながら、定期的に刺激調整を行います。

脊髄刺激療法では、痛みが出た時点で、患者さん本人が体内装置をリモコンで操作して刺激を送り、痛みを和らげます。
体内に機器を埋め込む治療法ということで患者さんにとって不安があるかと思いますが、機器の性能は年々向上しており、治療効果がさらに向上しております。現在の刺激装置は電池式と充電式があります。電池式は4〜5年に1回の交換が必要ですが、局所麻酔で20〜30分程度で済みます。充電式は10〜20年使用でき、患者さんご本人が簡単に充電できる機種が増えています。
体内に治療機器があるとMRI検査が受けられないケースがありますが、MRI対応型の機種も最近増えております。

脊髄刺激療法の対象疾患

 

脊髄刺激療法の利点
•刺激電極のみ挿入して行う試験刺激(トライアル)で、ご自身で効果を確認できます
•もし、試験刺激で効果が感じられない場合や治療が不要になった場合は、元の状態に戻すことができます
•痛みの変化に合わせ、ご自身で刺激の調整ができます
•痛みが和らぐことでこれまで服用していたお薬の量を減らし、副作用の軽減が期待できます

倉敷ニューロモデュレーションセンター

倉敷ニューロモデュレーションセンターは、上利崇医師をセンター長に招聘し、平成29年4月に倉敷平成病院内に開設されました。
医療に興味がある方でも、「ニューロモデュレーション」という言葉は少し聞き慣れないところかと思います。ニューロモデュレーションとは、日本語に直訳すると「神経調節」のことで、ニューロン(神経)をモデュレート(調節)する治療法です。異常をきたした中枢および末梢の神経の機能に対して、微弱な電気刺激を行い、それらを調整、制御することで疾患や障害の改善を図る治療です。脳内や脊髄を包む硬膜の上に電極を挿入し、胸や腹部に埋め込んだ4センチ大の装置から刺激を送ります。刺激の位置や強さを自由に変更でき、症状の変化に合わせた治療を行えます。
手術については「機能的脳神経外科手術」という、脳神経外科の一領域となります。
治療対象となる疾患は、薬物治療等では、治療が困難となった脳・脊髄・末梢神経が原因となっておこる様々な疾患です。具体的にはパーキンソン病・本態性振戦・ジストニア(書痙、痙性斜頸含む)・てんかん・後頭神経痛・脳卒中後疼痛・神経障害性疼痛・末梢循環不全・便尿失禁が対象として挙げられます。
現在行っている療法は、「脳深部刺激療法(DBS)」「脊髄刺激療法(SCS)」が主体となっています。

脳深部刺激療法は、進行期のパーキンソン病や、体にふるえの症状が出る本態性振戦、自らの意思とは関係なく筋肉の異常緊張が起こるジストニアなどに特に効果があります。いずれも薬物療法では症状のコントロールが難しく、他の治療方法が困難な場合に適応となります。

岡山県内だけでなく日本全体で見ても、まだまだその名前が知られていない「ニューロモデュレーション」ですが、パーキンソン病や脊椎・脊髄疾患で悩んでいる患者さんへ、この治療法が今後新たな可能性を示す光明としてご案内できれば幸いです。

山陽新聞メディカ(20117.04.04)に倉敷ニューロモデュレーションセンター開設が紹介されました

倉敷ニューロモデュレーションセンター受診希望の方へ


倉敷ニューロモデュレーションセンターの診察は完全予約制です。
前日までにお電話にてご予約をお取りください。
 予約専用電話 086-427-1140
(受付 月~金 8時30分~17時 土 8時30分~12時 土の午後・日・祝は休)

 

倉敷ニューロモデュレーションセンター長 上利 崇(あがり たかし)医師

略歴:広島県出身。岡山大学医学部を卒業後、岡山大学附属病院脳神経外科、広島市民病院脳神経外科、独立行政法人国立病院機構静岡てんかん・神経医療センターレジデントを経て、平成17年より岡山大学脳神経外科にて病棟、外来を担当、機能的定位脳手術の手技を磨く。
平成29年4月より、倉敷平成病院倉敷モデュレーションセンター長、岡山大学医学部非常勤講師。

資格:医学博士、日本脳神経外科学会専門医、機能的定位脳手術技術認定医、日本てんかん学会専門医指導医など。

倉敷ニューロモデュレーションセンターでは、看護師・臨床工学士・リハビリセラピスト・メディカルソーシャルワーカーがチームを作って患者さんの診療にあたっています。

※脊髄刺激療法に関するリンク(他サイトへジャンプします)
・脊髄刺激療法について(日本メドトロニック)

・脊髄刺激療法について(ボストンサイエンティフィック)

・脊髄刺激療法について(アボットセントジュード)

 

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