カテゴリー別アーカイブ: 倉敷ニューロモデュレーションセンター

第44回関東機能的脳外科カンファレンス発表報告

 平成29年9月2日に第44回関東機能的脳外科カンファレンスが石川県金沢市ITビジネスプラザ武蔵で開催されました。
当院からは倉敷ニューロモデュレーションセンター上利センター長と臨床工学技士が参加し1演題発表しました。演題名は「倉敷ニューロモデュレーションセンターにおける臨床工学技士の役割」です。臨床工学技士はDBS(脳深部刺激療法)やSCS(脊髄刺激療法)にて、手術室や病棟、外来で刺激調整が機器操作説明を実施しています。手術件数、調整時間は全国でもトップクラスです。
発表は医師以外は私だけであり、医師が多くいる中での発表は初めてだったのでとても緊張しました。無事に発表が終わり、座長より「臨床工学技士がこの分野に積極的に関わってほしい」と仰ってくれました。
臨床工学技士の中でもニューロモデュレーションは認知されていない分野であるため、もっと知ってもらう活動をしていきたいと思います。今回、このような機会を頂きありがとうございました。今後とも倉敷ニューロモデュレーションセンターを宜しくお願いします。

倉敷ニューロモデュレーションセンター 臨床工学士 T

倉敷ニューロモデュレーションセンターが開設されて5ヶ月が経ちました

上利センター長を中心に医師、看護師、理学療法士、作業療法士、臨床心理士、言語聴覚士、臨床工学技士、薬剤師、医療ソーシャルワーカーなど多職種のスタッフが1つのチームとして患者さんに関わり、入院前のミーティングや病棟回診・症例検討会など情報を共有しながらそれぞれの立場で意見を出し合い治療を行っています。またDBS(脳深部刺激療法)やSCS(脊髄刺激療法)の手術も順調に行われています。

当初は、聞き慣れない診療科のため「ニューロモデュレーションセンターってどんな科なの?」と尋ねられることもありました。また、パーキンソン病や本態性振戦、痛みで困っている方々などからの問い合わせも多くその対応で一日が終わることもたびたびでした。それだけ病気に悩んでいる患者さんが多く、この治療に対する関心や期待の大きさがよくわかりました。内容によっては、患者・家族説向けの説明会にご案内させていただくこともあります。
説明会は月に一回開催され、センター長から病気や治療法などわかりやすく説明のあと、個別に相談できる会になっています。これまでに説明会に参加された方がその後治療を受けられることも多く、今では当院で治療を受けた患者さんやかかりつけの先生からの紹介の患者さんも増えています(次回は10月21日にSCSをテーマに開催予定です)。
開設後まだ5ヶ月ですが、患者さんからの信頼が得られていると実感しています。

今後、神経刺激療法を希望される患者さんが増えると考えられます。私自身もチームの一員として、入院前から関わり退院後も生活面にも目を向け患者さんに寄り添い安心して治療が継続していけるように支援していきたいと思っています。

外来看護師 T

 

※写真はリハビリテーションの様子のイメージ写真です。

脳深部刺激療法で新しい刺激装置を導入しています

このたび、当院上利崇倉敷ニューロモデュレーションセンター長が、平成29年5月に新しく厚生労働省から承認された「非充電式Infinity脳深部刺激量(DBS)刺激装置(IPG)」を日本国内で初めて臨床使用したとの証明書がアボットより発行されましたのでご報告いたします。
今回の新しく承認されたDBS刺激装置の特徴は、電極から発せられる電流に指向性をもたせ、副作用が生じる恐れのある部位に刺激を与えることなく、患者様の症状に合わせて刺激の報告を調整することができるものですアボット ニュースリリースより一部抜粋)。

7月3日に、振戦(ふるえ)症状の患者さんに対して脳刺激装置埋込術が実施されました。患者さんの経過もよく、ふるえが抑制されました。術後は、必要な刺激の調整やリハビリ、検査を実施した後、7月21日にご退院されました。
新しく承認を受けた治療器については「電界に指向性をもたせることで、刺激による副作用を軽減し、刺激の効果を最大にできることが期待されます。これにより患者様のQOLの向上が大いに期待できます」と上利センター長も語っています。

秘書・広報課

倉敷ニューロモデュレーションセンター上利センター長執筆の記事が掲載された専門誌が発行されました

このたび、倉敷ニューロモデュレーションセンター上利センター長が執筆した「パーキンソン病に対する脳深部刺激療法―視床下核に対する脳深部電極留置術」が掲載された「脳神経外科速報2017年7月号」(メディカ出版)発行されました。
脳神経外科速報は、第一線の「現在」にこたえる脳神経外科実用専門誌とのことです。

上利センター長は、当院「倉敷ニューロモデュレーションセンター」で実施している、パーキンソン病に対する脳深部刺激療法(DBS)の手法について執筆されています。最近のDBSシステムは改良され、治療効果の上昇が期待されますが、最も治療効果を高めるには脳深部電極リード設置の正確性が求められるとのことで、この電極留置術について詳しく紹介がなされています。

ご興味をお持ちの方はぜひご一読ください。

秘書広報課

倉敷ニューロモデュレーションセンター「大脳皮質運動野刺激術」を実施しました

このたび、倉敷ニューロモデュレーションセンターでは5月29日に大脳皮質運動野刺激術(motor cortex stimulation MCS)を実施しましたのでご報告いたします。
MCSは硬膜の上に電極を留置して微弱な電気を流すことで大脳皮質知覚領と視床で発生している異常活動が抑制され疼痛の軽減が期待する特殊な手術です。
正確な手技が必要となるため、手術用ナビゲーションという医療機器を使用します。
CTやMRI画像をナビゲーションに登録し、画面が表示されるとナビゲーションに装着しているカメラから赤外線センサを術者が持つ器具が感知し、ナビゲーション画面に現れます。画面を見ながら、どこの骨を削るか、適切な場所に電極を置くことができるように案内してくれます。
近年では脳腫瘍や脊椎手術で使用されている最新の医療機器です。

当院で初めて使用し問題なく手術が終了しました。翌日、上利センター長、作業療法士、臨床工学技士にて刺激開始と上肢評価を行い、痛みは軽減し手の動きが良くなっています。今後も実施できるようにチームの一員として治療に望みたいです。

臨床工学技科 T

第1回DBS(脳深部刺激療法)説明会開催のご報告

5月20日(土)、倉敷在宅総合ケアセンター4階多目的ホールにて、第1回DBS(脳深部刺激療法)説明会を開催しました。事前にお申込みいただいた3組5名の患者さん、ご家族がご参加くださいました。

会の最初に、上利センター長より「パーキンソン病の脳深部刺激療法について」と題して、30分間の講義をしていただきました。この治療法の特色、また、パーキンソン病でもどのような方を対象として、どのような現象を対象としているのかということの説明がありました。

パーキンソン病は、中脳黒質のドパミン神経細胞の脱落を生じる変死疾患であり、ドパミンが不足することにより、運動の指令がうまく伝わらず、スムーズに動けなくなる病気です。50~60歳代で発症することが多く、日本人の約1000人に一人に発症しています。

パーキンソン病の4大症状は、振戦(ふるえ)、筋強剛(こわばり)、無動(動きがおそい)、姿勢保持障害(バランスがとりづらい)です。
治療は基本的に薬物療法になりますが、長期間内服することにより問題症状が出現する場合があります。その代表的なものに「ウェアリングオフ現象(くすりを内服してもすぐに効果がきれてしまう現象)」と「薬剤誘発性ジスキネジア(くすりを内服すると不随意運動が出現する現象)」があります。
脳深部刺激療法は、脳の運動野を司る部分に電極を埋め込み、電気刺激を実施することによりこれらの現象を抑える治療法です。近年は技術の進歩で埋め込む刺激装置が小型化されたことや、充電式の場合は1個でよいこと、また、具体的な入院治療のスケジュール等も紹介されました。

今年4月に開設された「倉敷ニューロモデュレーションセンター」ですが、毎週の外来予約・手術予定共に予想を上回るペースでの運営・実施となっています。今後もこの治療法の普及と啓蒙に努めていきたいと思っております。ご質問やご不明な点等もお気軽にお問い合わせください。
地域連携室 森

第1回SCS(脊椎刺激療法)説明会開催のご報告

4月22日(土)、倉敷在宅総合ケアセンター4階多目的ホールにて、第1回SCS(脊椎刺激療法)説明会を開催しました。新聞やホームページなどでお知らせし、具体的な内容について説明を受けたいと申し込みがあった患者さんやご家族、2組6名の方がご参加くださいました。
まず、上利センター長より「痛み」の原因、メカニズム、「痛み」に対するSCS(脊椎刺激療法)がどのような効果が得られるのか、また手術の内容についての説明が講義形式で行われた。その後、個別相談を15分ずつ行った。それぞれが抱えておられる病気や痛みに対しての治療の可能性や効果についてより具体的に質問に答えることができ、ご参加された方も、この療法についての理解が深まり検討する判断材料になったと考えています。
終了後は、運営スタッフで反省会を行い、今後の円滑な開催を検討しました。
様々な疾患により「痛み」に悩んでおられる患者さんの訴えを聞くと、なかなか他人には分かってもらえない苦しみがあること、色々な治療を受けてはいるが解決に繋がらないことが多いと悩んでおられることがよくわかった。今後、この「SCS(脊髄刺激療法)」という治療法がこのような方々の救いになればと思いました。

SCS(脊髄刺激療法)とDBS(脳深部刺激療法)についての患者・家族説明会は、不定期の土曜日午前(偶数月にSCS、奇数月にDBS)に開催を予定しています。お困りの方などおられましたら、ご案内ください。

 

倉敷平成病院 地域連携室・医療福祉相談室 森

倉敷ニューロモデュレーション上利センター長のインタビューが山陽新聞メディカVol143に紹介されました。

山陽新聞メディカvol.143(平成29年4月4日(火))に、倉敷ニューロモデュレーションセンター上利センター長のインタビューが掲載されました。
脳深部刺激療法(DBS)と脊髄刺激療法(SCS)について紹介されています。
是非ご覧ください。山陽新聞のホームページはこちらです
秘書広報室

倉敷ニューロモデュレーションセンターSCS(脊髄刺激療法)説明会開催のご案内

このたび、倉敷ニューロモデュレーションセンターでは下記日程にて、SCS(脊髄刺激療法)の患者さん・ご家族向けの説明会を開催しております。

 

SCSは、慢性的な痛みに電気刺激を与える療法です。このSCSについて、ご興味をお持ちの方はお申込みの上ご参加ください。
お電話 ・ファックス(こちらからPDFファイルをダウンロードして送信ください)
・ホームページから、お申込みいただけます。

倉敷ニューロモデュレーションセンターDBS(脳深部刺激療法)説明会開催のご案内

このたび、倉敷ニューロモデュレーションセンターでは下記日程にて、DBS(脳深部刺激療法)の患者さん・ご家族向けの説明会を開催することといたしました。
この治療法について、ご興味をお持ちの方はお申込みの上ご参加ください。
お電話・ファックス(こちらからPDFファイルをダウンロードして送信ください)
・ホームページから、お申込みいただけます。