月別アーカイブ: 2019年7月

【第13回パーキンソン病・運動障害疾患コングレス参加報告】

令和元年7月25日(木)~27日(土)に東京都港区浜松町コンベンションホールにて第13回パーキンソン病・運動障害疾患コングレス(Movement Disorder Society of Japan: MDSJ)が開催されました。

当院から理学療法士(PT)、臨床心理士(CP)、臨床工学技士(CE)の3名が参加し、ポスター発表を行いました。
発表者は倉敷ニューロモデュレーションセンターでの脳深部刺激療法(DBS)や脊髄刺激療法(SCS)における各々の活動や実績について発表を行いました。学会参加者は脳神経内科や脳神経外科の医師がほとんどであり、会場から質問もあり、活発なディスカッションを行うことができました。


MDSJはパーキンソン病においては日本神経学会に次いで大きな学会となります。この中で発表をしたことはとても貴重な経験となりました。ニューロモデュレーションについての発表も多いですが、まだ知られていないところもあり、進歩が続く分野となります。今後も参加を継続できるよう、日々の業務に取り組んでいきたいです。

倉敷ニューロモデュレーションセンター ME T

第54回のぞみの会だよりー3ー

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

みなさんこんにちは。暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

今年のブログ「のぞみの会だより」も3回目となり、少しずつポスターが紹介されています。
これらのポスターは、全て職員が手作りしたものです。

私たち薬剤部は、のぞみの会が、皆様にとっての助けになるような、ヒーローのような存在になってほしいという思いで、ゼットくんをヒーローに見立てたデザインに仕上げました。

それぞれ、工夫を凝らした作品となっています。8月末より院内にて掲示予定ですが、のぞみの会だよりでのポスター紹介も、是非お楽しみくださいね。

今年ののぞみの会は、11月10日に開催されます。皆様にお会いできるのを、楽しみにしています。

★第54回のぞみの会 令和元年11月10日(日)10時~12時『令和時代の地域医療 ~全仁会の取り組み~』 倉敷市民会館にて★


★ポスターは薬剤部が作成したものです

のぞみの会実行委員会 薬剤部 H

ケアハウス誕生会:マジックショー

カテゴリー: ケアハウス | 投稿日: | 投稿者:

7月17日にケアハウスで7月の誕生会を開催しました。色鮮やかな夏の食材を一緒に味わいながら、真夏にそなえてパワーチャージ! ご入居の皆様の表情も爽やかに感じた誕生会でした。

第2部では、奇楽会のお2人によるマジックショーを開催!  一つひとつマジックを披露して下さるたびに、「今度こそは、どんなタネなのか見つけよう!」と、会場にいる全員が目を見開いて必死。瞬きも忘れて見開いていたので、眼が乾くかと思いました・・・。

結局タネは1つも見つけることができませんでしたが、なんだか不思議な世界に迷い込んだみたいで、とても良い刺激となったと思います。

今月は4名のご入居の方々が誕生日を迎えました。平均年齢が86.7歳ですが『自分でできるところは自分でする』というポリシーを持ちながら、頑張っておられます。年を重ねるにつれ、できない所が増えてきたり、不安になることがあると思います。そのようなマイナスな部分を職員が発見し、できるだけケアハウスで自立した生活を送れるように支援していきたいと思います!

ケアハウス ドリームガーデン倉敷 介護福祉士  A

グランドガーデン南町7月誕生会

カテゴリー: グランドガーデン南町 | 投稿日: | 投稿者:

暑い日が続いていますが皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回の誕生会では、当日に誕生月者全員が出席されました。毎月一回誕生会を行っておりますが、皆様のご都合によりなかなか誕生月者全員が参加されることは少ないため、全員が参加され楽しそうに話されたためとても嬉しく思いました。また、7月なので会場にはデイサービスの利用者と職員が七夕で作った笹を飾り普段より華やかな会となりました。皆様笹を見ながら「この飾りは天の川かしら」「この飾りは私が作ったの」と自分が作った飾りを周りの方に指で指しながら話をされていました。

食事のメニューは、梅しそご飯、えびの天ぷら、夏の冷やし鉢、かき卵汁、すいかです。冷やし鉢にはオクラやトマトなどの夏野菜が入っていました。すいかなど暑い夏にぴったりで、体温調節が難しい方でも食べる事で身体を冷やすことができます。

第2部の歌声広場では、最初に「うみ」「たなばた」を歌い、その後「夏の思い出」「学生時代」「みかんの花咲く丘」「黒田節」続けてリクエストが入りましたそして、もうすぐ夏祭りの時期も始まるため「東京音頭」など歌われ夏祭りのいつもより気分がわくわくするような気持ちや昔地元の祭りで見た花火を思い出しました。季節の歌を歌う事で少しずつ夏が近づいて来ていることを感じられることができました。

今回も50名以上の方に参加していただきありがとうございました。七夕の笹に飾られてある短冊には「美味しいものが食べたい」「宇宙に行きたい」と皆さん思い思いに書かれていました。梅雨の季節なのもあり、蒸し暑さが続いていますがクーラーの部屋で過ごすだけではなく、冷たく冷やしたすいかを食べて体温調節をしたいです。

グランドガーデン南町 長谷川

第29回看護セミナー「災害看護を考える~被災者、支援者のこころのケア~」開催報告

カテゴリー: 看護部 | 投稿日: | 投稿者:

 

昨年7月の西日本豪雨災害を受け、7月6日(土)に「災害看護を考える~被災者、支援者のこころのケア~」というテーマで、第29回看護セミナーを開催しました。
外部参加者70名を含む計408名の参加がありました。

 話題提供では当院より「ボランティア、支援活動に参加して」と題し、災害時の状況が報告されました。
実際の支援活動に参加して、問題解決に向けた努力や様々なジレンマ、災害直後の助け合いの重要性を共有することができました。

 

特別講演では岡山県看護協会の災害看護の研修などに関わられている、関西医科大学看護学部教授 近藤麻理先生に「看護職も被災者の一人であるという発想から、支援者へのケアを考える」というタイトルでご講演いただきました。「災害時は自分の命を守る」、「平時から対応について家庭や職場で話しておくこと」や「相互扶助」の大切さ、災害時に必要な物や適切な行動について講演して下さり大変参考になりました。
その中で「決して自分を犠牲にしないで下さい。生き残るのだという強い意志を持つことが大事」という言葉が印象に残っています。私自身、今回の講演を聴き、改めて自分の危機意識が低かったと感じ、いつ起こるか分からない災害に備え、常に最悪の事態を想定しておくことが必要であると痛感しました。
また災害時、救助やケアを注視しがちですが、被災者となる看護師と支援者となる看護師の間に生まれる葛藤やジレンマを管理者としてどう支えていくかということも考えておく必要があると感じました。

看護部K

暑い夏を乗り切りましょう

梅雨明けが発表され、“晴れの国 岡山”にも夏がやってきましたね。

平成病院の売店では、OS-1や栄養補助食品等の飲み物やゼリー等、摂取しやすい形のものが販売されています。
また、ヘルプステーションでも様々な補助食品を取り扱っています。

あつ~い夏を元気に乗り切るために、手軽で美味しく栄養が摂れるものをお買い求めしてみてはいかがでしょうか?

※ヘルプステーションでは、カタログからの注文になるため、取り寄せに1週間程度お時間いただいています。購入の際にはご確認ください。

 

福祉用具 M

令和元年 褥瘡対策委員会・フットケア委員会 上半期合同勉強会 報告

カテゴリー: 勉強会 | 投稿日: | 投稿者:

7月18日(木)に倉敷在宅総合ケアセンター4階多目的ホールにて褥瘡対策委員会・フットケア委員会による上半期合同勉強会を開催し、102名の方がご参加くださいました。

前半は、毎月第3木曜日に外来で診察していただいている笠岡第一病院血管外科診療部長の松前大先生より「血管内治療時代の下肢閉塞性動脈硬化症、下肢静脈瘤の治療」についてご講義いただきました。
松前先生はバイパスとカテーテルの二刀流で血管内治療をされており、先生が今までに治療された症例を、治療前後の写真や動画でわかりやすく示してくださいました。血行再建に成功すれば、潰瘍や壊疽などがあっても治すことができるということをご説明下さいました。また、下肢静脈瘤のストリッピング術と血管内レーザー焼灼術のオペの映像を見せていただき、実際にどのようにして治療しているのかがわかりました。

後半は、褥瘡対策委員の看護師・理学療法士の方より「身近なもので誰でもできるポジショニング~マットレスの種類と選び方~」について講義していただきました。

当院で使用している5つのマットレスの特徴や選び方について説明していただきました。そして、クッションや布団を使ってのポジショニングを実演していただき、円背や拘縮がある方などに対してどの種類のクッションをどのように使用したら良いかということを学ぶことができました。今回の勉強会で学んだ事を日々の業務に役立てていきたいと思います。

褥瘡対策委員会(臨床検査部) N

3ヶ月間を振り返って。

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

みなさまこんにちは。そろそろ夏も本番ですが、いかがお過ごしでしょうか。

今年の4月に入社してあっという間に3ヶ月が過ぎました。日々の生活リズムや業務にも少しずつ慣れ、リハビリの評価や訓練内容の質にも目が向くようになりました。困ったことや、疑問に思ったことは先輩方に相談し、支えていただきながら毎日を過ごしています。
最近は倉敷平成病院にも様々な学校から、リハビリの実習に学生さんが来ており、いちスタッフとして学生さんの実習の手伝いもさせてもらっています。実習着を着た学生さんを見ると、ちょうど一年前に自分が実習をした夏からもう一年が経つのかと懐かしく感じます。初めて臨床の現場を目の前にして、新しい発見がたくさんあると同時に、焦ることや落ち込むこともあり充実した時間でした。不安そうな学生さんを見ると、自分もあんな感じだったのだろかと考える余裕もでてきました。

さて、話は変わりますが、先日大学時代の友達に数ヶ月ぶりに会う機会がありました。おいしい物を食べながら、それぞれの近況を伝え合い、とても良い息抜きになりました。
話の中には、仕事の話題も上がりました。「明日の患者さんの訓練内容はどうしよう、患者さんの気持ちに寄り添えていない気がする」など、不安や葛藤を言葉にしていました。共感できることが多く、自分だけではないと安心したのと同時に、取り組むべき課題が見えてきた気がしました。本音を言い合える友達と楽しい時間を過ごすことができました。

そんななか、徐々に勉強会に参加することが増えてきました。内容としては、起き上がりなどの基本動作や、骨折に対するリハビリテーションなど様々な勉強会がありました。その都度新たな発見や学びがありますが、忘れてしまっていることがあることに気づき復習をしています。これからも患者さんにより良いリハビリテーションを提供できるよう、頑張っていきたいと思います。

                   リハビリテーション部  作業療法士  A

第49回倉敷天領夏祭り「OH!代官ばやし踊り」出場報告

カテゴリー: お知らせ, 事務部 | 投稿日: | 投稿者:

7月20日(土)、令和初の倉敷天領夏祭り「OH!代官ばやし踊り」に参加致しました。昨年は豪雨災害の影響から天領夏祭りが中止となりましたが、今年は復興に向け、気持ちを一つに倉敷の空に賑やかな祭りの音を響かせることができました。
今年は、事前の練習を重ねること十数回、ベテランと新人が入り混じりサイリウムを両手に演舞(いわゆる「オタ芸」)でアピールタイムを盛り上げることといたしました。当日は雨の予報にヒヤヒヤしましたが、晴れの国の名誉はかろうじて保てたようです。集合場所のローズガーデンにはピンクの半被の全仁会お祭り戦士たちが続々と集まり、総勢130名が参加しました。
結果は、20チームがエントリーする中で、なんと新設の「コスチューム賞」を受賞。これはひとえに看護師長さんたちの着付け力が大きいかと。ビシッと統一感のある衣装に、アピールの踊りが一層映えたと思われます。


今回も非常に多くの職員に参加して頂きありがとうございました、またレク委員の皆様の支えがあり事前から当日にかけてスムーズな運営をする事ができました、重ねて御礼申し上げます。今後もより多くの方にご参加頂けるよう、お祭りも全仁会も盛り上げていきたいと思います。


目指せ優勝!

レクリエーション委員会 総務部 M

『話しかけやすい雰囲気づくり』をモットーに ~ちょっと相談してみようと思えるソーシャルワーカーを目指して~

皆さんこんにちは。

7月後半に入りじめじめと蒸し暑く、夏本番には一体何度まで気温が上がるのだろうと不安に思う日々が続いていますが、体調崩されてはいませんか?

私は今年度から新社会人として、倉敷平成病院に勤務しています。昨年度は実習生として倉敷平成病院にお世話になっていました。実習で私は、忙しく大変な業務をされている中にも、医療福祉相談室内で時折ジョークを言い合い、楽しく仕事をされている医療ソーシャルワーカーの方々の姿を見て、ここの職場で働きたいと思うようになりました。
入職してからも、1日として笑わない日は無い程毎日楽しく仕事をさせて頂いています。

また、行事ごとにも積極的に参加させて頂いていて、最近は、倉敷市の天領夏祭りの
OH!代官ばやしの踊りに倉敷平成病院として参加をしてコスチューム賞を受賞したり、毎年恒例、秋に行われる倉敷平成病院のぞみの会のポスターを相談室の先輩と一緒に作成して見事、院長賞を受賞したりと業務以外にも積極的に活動しています。

さて私事ですが、医療ソーシャルワーカーとして入職してから4ヶ月が過ぎようとしています。

現在はまだ、先輩の後ろに付き業務を見て覚えるという状況ですが、少しずつ介護保険制度の説明練習なども始まってきています。しかし、病棟で飛び交う医療用語が分からなかったり、自分が説明しているはずの介護保険の説明練習で質問されると、返答できなかったりする場面があるなど非常に多くの壁にぶつかっており、時にはへこんだりすることもあります…。ですが、そういった壁にぶつかる度に自分の知識不足を改めて感じることができ、今では分からないことを一つずつ調べることが新たな趣味になりつつあります。

突然ですが、私のモットーは『話しかけやすい雰囲気づくり』です!
私は常に笑顔でいることを心がけています。人は出会って3秒でその人の印象を決めてしまうという情報を聞いたことがあります。ソーシャルワーカーとしての知識がまだまだ足りていない分、まずは自分が出来る話しかけやすい雰囲気づくりを徹底していこうと思います。もちろんソーシャルワーカーとしてスキルアップしていけるように日々の勉強は怠りません!
ソーシャルワーカーとして、一人の人間として成長していけるようにこれからの日々を過ごしていきたいと思います。

医療福祉相談室のペリカン

【第22回日本臨床脳神経外科学会参加報告】

令和元年7月20日(土)・21日(日)に第22回日本臨床脳神経外科学会が岡山コンベンションセンターで開催されました。当院からは医師・看護師・医療ソーシャルワーカー(MSW)・医療秘書・臨床工学技士(CE)の5名が参加しました。

上利センター長と倉敷ニューロモデュレーションセンターコーディネータである田辺副師長は「パーキンソン病診療における医療連携」のシンポジウム演者として講演を行いました。
上利センター長は「パーキンソン病に対する多職種連携による神経刺激療法」として、地域連携や当センターにおける活動について講演を行いました。
田辺副師長は「ニューロモデュレーションセンターにおけるPDナースの役割」として、コーディネータ業務や事例を紹介し患者や家族との関わりについて講演を行いました。MSW・医療秘書・CEは一般演題にて、事例を紹介しながら各々の活動について発表を行いました。

日本臨床脳神経外科学会は多職種が参加し、日々の業務や研究等を発表する場です。発表後はそれぞれの専門について勉強することができました。
今回、多くの方々に当センターでの活動を知ってもらう貴重な機会となりました。これからも学会発表を通じて、倉敷ニューロモデュレーションセンターを知っていただき、模範となる施設として活動を続けていきたいです。

倉敷ニューロモデュレーションセンター ME T

第54回のぞみの会だよりー2ー

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

先日のぞみの会実行委員会にて、毎年恒例のポスターコンクールが行われました。
ポスターは全てスタッフの手作りで、細部にまでこだわったポスターばかりです。
ポスターは全部で46種類あり、今後院内に掲示されますので、皆様ご来院の際はぜひ足を止めて見て頂けたらと思います♪
今年は令和初ののぞみの会!さらに、初の倉敷市民会館での開催です!
例年よりも、さらに力を入れてのぞみの会を盛り上げていきたいと、スタッフ一同一致団結し準備を進めていきます☆皆様のご参加をお待ちしております。

★第54回のぞみの会 令和元年11月10日(日)10時~12時場所:倉敷市民会館 テーマ『令和時代の地域医療 ~全仁会の取り組み~』★


★ポスターは医療福祉相談室が作成したものです

のぞみの会実行委員会 医事課 Y

動脈硬化を予防しましょう

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

蒸し暑い日々が続いていますが、体調管理いかがでしょうか。

夏は冷たいアイスやジュースなど糖分を摂りすぎたり、食べやすい冷麺類ばかり食べたり、スタミナを摂ろうとして高カロリーな食事に走ってしまったり・・と偏った食事になりがちです。実は、これらは太る原因となり、夏に太ってしまう人も多いようです。

このような偏った食事に加齢やストレス、喫煙、高血圧などの要因が重なると、動脈がつまったり、硬くもろくなったりする動脈硬化に繋がる恐れもあります。

中高年に多い病気ではありますが、若くても生活習慣などにより現れるそうです。

以下、江原副センター長のお話を参考にさせていただきました。


動脈硬化はコレステロールと中性脂肪が大きく関わっていて、それらの血液中の量が異常になると、動脈硬化を進行させる原因となってしまいます。

動脈硬化は20~30歳頃より既に始まり、血液中のコレステロールが多すぎると「呼び寄せ役」となり、脂肪物質が血管の壁にどんどん取り込まれ血管の内膜が厚くなります。そして、血栓ができ、血管をふさいでしまいます。

これらは無症状で進行することが多く、放っておくと心筋梗塞や脳卒中などの病気を発症してしまう可能性があります。


ドックセンターでは、動脈硬化の検査として、頸動脈超音波と血圧脈波の2種類の検査を実施しております。

頸動脈超音波検査・・・首に超音波の機械をあて、血管壁の厚み、血管内プラーク(コレステロールの塊)の有無などを測定します

血圧脈波検査・・・・・手足に機械をつけて、血管の硬さを測定します。現在の血管年齢が推測できます

人間ドックに追加できるオプション検査ですので、ご自身の血管の状態を確認して頂く機会として、一度検査されてみてはいかがでしょうか。

平成脳ドックセンター I

当院内科都築医師が参加する「医師会バンド」が天領代官夏まつりにて演奏しました

カテゴリー: 医師, お知らせ | 投稿日: | 投稿者:

 倉敷市の安田皮フ科クリニックの安田秀世院長(ギター、ボーカル)、伊木診療所の伊木勝道院長(ベース)、なかもと耳鼻咽喉科クリニックの中元雅典院長(ギター)、倉敷平成病院の都築昌之内科部長(ギター、ボーカル)、うえむら歯科の上村勝人院長(ドラム)の5名にて「倉敷医師会バンド」を結成して活動しておりますが、このたび、7月20日(土)に開催された天領代官夏まつり「敬天広場」会場にて、19時50分~20時20分の30分間演奏いたしました。『レットイットビー』等のビートルズナンバーが演奏されたとのことです。

同日は、倉敷駅周辺各地でイベントが開催されました。昨年の災害からの復興はまだまだ道半ばですが、皆で力を合わせて乗り越えていこうという活気につながるなと感じました。

秘書広報課

東海大学医学部脳神経外科講師馬場先生が倉敷ニューロモデュレーションセンターを視察され、手術見学と意見交流をされました

7月22日(月)、東海大学医学部脳神経外科馬場胤典(たねふみ)先生が、倉敷平成病院を訪問され、上利崇センター長が行うDBS手術(パーキンソン病に対する脳深部刺激療法)の見学と意見交流がなされました。
馬場先生より「レコーディング無しで実施するDBSですが、より早くより正確な手技に驚きました」とのコメントをいただきました。

東海大学医学部脳神経外科は機能的脳神経外科領域において、日本のトップリーダーの一つに数えられる施設となっています。

このような交流を持てたことに心より感謝し、今後も意見交流で得られたことなどを診療の充実に活用してまいりたいと思います。馬場先生ありがとうございました。

ニューロモデュレーションセンター スタッフ

脳に体に『デイザップ』

7月も半ばとなり、暑さが更に増してきていますが、いかがお過ごしでしょうか?

デイサービスであるリハビリステーションピースでは、リハビリスタッフによる『デイザップ』という転倒予防を目的とした、全身体操を行っています。

デイザップでは「頭を使う」、「体幹を鍛える」、「笑顔で行う」ということを意識して頂きながらご利用者様と楽しみながら一緒に身体を動かしています。

ただ体操や運動を行うだけでなく、楽しみながら笑顔で行うということを大事なポイントとしており、笑顔で行うことによって、脳からセロトニンという神経伝達物質の分泌が促進されます。セロトニンには、不安や恐怖心を抑えることや、精神を落ち着かせ、リラックスする作用。また痛みを感知する痛覚伝導路を抑制する働きもあるので痛みを和らげる効果もあります。それだけでなく運動神経も刺激するため、抗重力筋という立った時や歩く時などの、姿勢を保つ筋肉の緊張を高める作用があり、姿勢が良くなるという効果も期待できます。セロトニンの分泌の促進だけでなく、笑顔にはその他にも体に良い効果をもたらす作用があると言われています。

年齢関係なく日頃から身体を鍛えることや、脳活性のトレーニングを行っている方もいると思いますが、そのトレーニングにもう一つポイントを付け加えて「笑顔」も意識することで体操や運動の効果が更に向上するかもしれません。

また運動をした後はもちろん、それ以外にも暑い日が続いているので、水分補給を忘れずに体調を崩さないように気をつけていきましょう。

リハビリステーションピース 理学療法士 K

【令和元年度第3回老松保育園絵本読み聞かせボランティア報告~世代を超えて、地域とつながる~】

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

令和元年7月19日(金)当通所リハビリを利用されている2名の方と老松保育園のばら・すみれ組さん(年少)29名の園児を対象に絵本の読み聞かせボランティアを実施しました。当日はあいにくの雨模様でしたが、園児たちの弾けるような笑顔が出迎えてくれました。

今回はTさん(88歳)とYさん(90歳)のお二人が参加されました。Tさんは『もりのおふろ』の大型絵本を読まれました。ライオン、ゾウ、ワニ…次々と出てくる動物に子どもたちは興味津々でした。
Yさんは『ありとすいか』の大型絵本を読まれました。大好きなすいかの絵に子どもたちの姿勢も思わず前のめりに。とても楽しんで聞いてくれているようでした。

帰る際にも、バイバイと元気いっぱいに手を振ってくださり、お2人もそれに応えて笑顔で手を振られていました。

感想をうかがうと、Tさんは「本当にかわいかったね」と子どもたちとのふれあいを思い出して微笑んでおられました。Yさんはプレゼントしていただいた手作りの首飾りを嬉しそうに見つめ、「一生懸命作ってくれたんだろうね」とにっこり。また参加したいとのお声もいただきました。
老松保育園の方々ありがとうございました。来月もよろしくお願いいたします。
※令和元年度は5~9月まで月1回の計5回の開催を予定しています。※了承を得て写真掲載しています。
(広報・広報課 A)

夏に向けて梅雨を乗り切ろう!

カテゴリー: 訪問看護ステーション | 投稿日: | 投稿者:

今年は梅雨入りが遅く、まだまだじめじめ蒸し暑い日が続きそうですね。梅雨の時期は体調不良に陥りやすいといわれていることはご存知ですか?梅雨明けの暑い夏に向けて、元気で健康的にいられる体調管理のコツを伝授!!

<梅雨の体調不良の原因と症状>
① 気温の寒暖差が激しいことが多いため
昼夜の寒暖差が大きいことで体がストレスを感じ、疲れやすいといわれています。
② 低気圧や雨で薄暗い日が続くため
明るい日の光に当たらない日が続くことで「副交感神経」が優位になり、だるさを感じることがあるといわれています。
症状としては倦怠感、頭痛、めまい、吐き気、食欲不振などです。

<梅雨を元気で乗り切るポイント>
① 規則正しい生活と良質な睡眠
② 適度な運動
③ 疲労回復に効果的な「ビタミンB群」を摂る
例えば豚肉、レバー、キムチ、納豆などの多く含みます。

食べて、動いて、しっかり休んで梅雨を乗り切りましょう!

訪問看護 M

熱中症に気をつけて

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

7月も半ばを過ぎこれからどんどん暑い日が増えていきます。
暑い日が続くと熱中症に気を付けないといけません。
熱中症といえば真夏にかかるものと思っていませんか。実は、熱中症は毎年、梅雨明けの7月下旬~8月上旬に多く発生します。特にまだ暑さに慣れていない梅雨明けには、熱中症によって救急車で運ばれる人や亡くなる方が急増します。
熱中症の発症にはその日の体調が影響するので、同じ人でも体調によっては熱中症にかかる危険が高まることがあります。
食事を抜いたり、寝不足になると熱中症になるリスクが高くなるのできちんと食事・睡眠をとるようにしましょう。

また、汗をかく習慣をつけておくと、梅雨の後の急な暑さにも慣れやすくなり、熱中症にかかりにくくなります。30分程度のウォーキングなどで熱中症になりにくい体を作りましょう。
熱中症にならないためにも水分補給・適度な運動・食事をしっかりととり夏を楽しく過ごしましょう。

放射線部 M.K

第54回のぞみの会だよりー1ー

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

蝉の声が聞こえる季節となりました。
倉敷平成病院では、30周年記念事業の『救急棟増改築』が着工され工事が進んでいます。
この度の第54回のぞみの会の開催場所は、工事を行っていることにより倉敷平成病院から倉敷市民会館に変更して開催いたします。皆様のお越しを職員一同心よりお待ちしております。

○開催日時:令和元年11月10日 日曜日 午前10時~午後12時
○開催場所:倉敷市民会館
○テーマ:「令和時代の地域医療 ~全仁会の取組み~」
参加は無料です。事前にお申込みをお願いいたします。

お問い合せ・お申し込み:倉敷平成病院のぞみの会事務局086-427-1111、
E-Mail:heisei@heisei.or.jp

★第54回のぞみの会 令和元年11月10日(日)10時~12時『令和時代の地域医療 ~全仁会の取り組み~』★
★ポスターはケアハウスドリームガーデン倉敷が作成したものです

のぞみの会実行委員会 ローズガーデン倉敷 N

デイドリーム恒例:素麺流し

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

いつもより遅い梅雨入りとなった今年。ジメジメと鬱陶しい日が続いていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

夏といえば素麺。デイサービスドリームでは7月15日の海の日に、毎年恒例の素麺流しを行いました。今年は遅くなった梅雨で雨が続き、どうなることかと心配していましたが、当日は梅雨の中休みで奇跡的に晴れとなりました!!皆さんの日ごろの行いが良かったのでしょう☆

毎年恒例としてきた素麺流しですが、去年まで使っていた竹が使えなくなり、今年は新たな竹を準備する事となりました。職員の持ってきてくれた竹をなたで真っ二つ。節を取り、利用者と一緒に紙やすりでけずり、大変な作業となりました。その後も梅雨の湿気にやられ、カビが生えてしまい、再度、削ったりやすりをかけたりして何とか間に合わせることが出来、ホッ!

いよいよ素麺流し当日。

竹の両側に立ち、流れてくる素麺を逃すまいと、真剣な表情で箸を上手に使い、たくさんの素麺を頬張られていました。プチトマトは流れ?転がり?が速く、皆様大慌て!

7㎜程の幅に切ったちくわもコロコロ車輪の様に転がり、大盛況♪

『もう食べられん。』『流れてきたのをとって食べるのは、美味しく感じた』など、ご満足頂けた様でした。竹の準備に苦労した職員にとっては、なお美味しい素麺となりました 笑

今後もこの様に、皆さんが季節を感じて、楽しい思い出となる様なプログラムを考えてまいります。

デイサービス ドリーム 介護士 N

くすりができるまで

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

『3万分の1』
この数字が何を意味しているか分かりますか?

この数字は創薬(=新しい薬をつくる)の成功確率を意味しています。
つまり、薬の候補となる3万個の新しい化合物のうち、実際に薬として世に出るのはたった1個ということです。

そして、このたった1つの薬の誕生には9~17年といった膨大な時間と、200~300億円といった膨大な費用がかかると言われています。

長い歳月と莫大な費用がかかり、やっと新しい薬が誕生しても、ここで終わりではありません。
薬が世の中に出た後も、実際に患者さんに使用される中で生じた副作用などの情報収集を長期にわたって行い、より安全な使用方法が追求されていきます。

このように、薬をより安全で効果があり、使いやすいものへと育てていく過程を「育薬」と呼びます。
育薬の主役は患者さんです。
薬の量や飲むタイミング・決められた使用方法を守って服用すること、副作用が現れた場合の報告や効き目に関する意見などを医師・薬剤師に伝えることも育薬につながります。
生まれた子供を大切に育て、未来の可能性を切り開くように、新しく誕生した薬を大切に育て、より患者さんの治療に役立てていくために、皆さんのご協力よろしくお願いします。

 

<くすりができるまでの流れ>
① 基礎研究(2~3年):将来くすりとなる可能性のある新しい物質(成分)の発見や、科学的に作り出すための研究を行い、候補物質のスクリーニングを行います。
② 非臨床試験(3~5年):薬物の有効性や安全性を確認するため、毒性や薬物の動態、薬効等の生物学的試験研究を、動物を用いて行います。
③ 臨床試験(3~7年):薬物の人での有効性と安全性について試験を行います。この試験を「治験」といい、通常「第Ⅰ相試験」、「第Ⅱ相試験」、「第Ⅲ相試験」の3ステップで進められます。
④ 承認申請・製造販売(1~2年):医薬品医療機器総合機構にて、承認審査が実施され新薬の有効性や安全性が確認されると、製造・販売が許可されます。
⑤ 製造販売後調査(6ヶ月~10年):治験では得ることのできない日常診療下での医薬品の有効性や安全性を確認するため、適正使用についての調査や試験が行われます。

参考:製薬協ホームページ日本SMO協会ホームページ

薬剤師 N.H

皆さんのお願い事は?

7月7日は「七夕」ですね。織り姫と彦星のお話は皆さんご存じだと思いますが、笹に短冊をつるしてお願い事をするようになったのは江戸時代、寺子屋で学ぶ子供が増えたことからサトイモの葉にたまった夜露を集めて墨をすり、その墨で文字を書いて習い事の上達をお願いしたことが始まりとされています。

先日7月8日に誕生日会と行事会を行いました。

まず、3名の方のたんじょうびをご利用の方と職員でお祝いしました。
職員手作りの誕生日カードをお渡ししながらハッピーバースデイを歌い、誕生日の方から一言ずつ感想をいただきました。

その後、皆さんに書いていただいた短冊を職員が披露しました。ほとんどの方が「みんなで元気にすごしたい」「家族で仲良く暮らしたい」と書かれていましたが中には「美味しい物が食べたい」「大金持ちになりたい」と笑いを誘うお願い事もありました。

皆さんのお願いごとは何でしたか?願い事が叶うといいですね。

 ケアセンターショートステイ 介護福祉士 U

水分補給について~糖尿病療養指導士より~

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

暑くなると気温や湿度の高さから「体がだるい」「食欲がわかない」などの夏バテの症状が出やすくなります。人間の体は気温が上がると、汗を出し体温を下げようとしますが、高温、多湿状態が長く続くと、体温の調節機能が限界を越え体調が悪くなります。暑いからといって冷たい飲み物ばかり飲んでいると胃腸の働きを弱め、食欲がなくなります。このような生活をしていると普通の方でも体調を崩しやすくなりますが、糖尿病の方は血糖コントロールが悪くなるのでさらに注意が必要です。

1.水分補給
水分補給は水やお茶でしていますか?ジュースで水分補給をしている方はいないでしょうか。水分補給のためといってジュースを飲みすぎるとペットボトル症候群になる恐れがあるため注意が必要です。ペットボトル症候群は正式には「ソフトドリンクケトーシス」と呼ばれ、糖を多く含むコーラやサイダーなどのジュースを飲むことで血糖が上がり、さらに喉が渇いてまたジュースを飲むことを繰り返すと高血糖となります。スポーツドリンクも糖分が多く飲みすぎると血糖値が上がるので注意が必要です。高血糖によって全身の倦怠感、腹痛や嘔吐、ひどい場合には意識障害を起こすこともあり、治療が必要となります。そのため喉が渇いたときはジュースでなく、水やお茶で水分補給をしましょう。

2.飲酒
暑くなりビールがおいしい季節ですが、アルコールは分解過程で水分が取り込まれ、飲んだ量よりも尿として排泄される水分の方が多くなります。そのため水分を
補給しているつもりが逆に水分不足となってしまいます。暑さと高血糖、さらにアルコールで脱水症になると、血液が濃くなり血糖値が高くなります。また、アルコールには食欲を増進させる働きがあり食べ過ぎる可能性もあるので注意が必要です。

これからさらに気温が上昇してきますが、暑いからといってジュースばかり飲む
ようなことをせず、お茶、または水で水分補給をし楽しい夏を過ごしましょう。

 

糖尿病療養指導士、管理栄養士 A.T

ヘイセイ鍼灸治療院より第54回のぞみの会について

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

いよいよ夏到来!!と、言いたいところですが、雨の日があり、気温も安定しない日が続いていますね。そんな気持ちの悪い日々を吹き飛ばす、鍼灸院からのホットなお知らせです。

全仁会グループあげての恒例行事といえば「のぞみの会」ですね。いつも7月からのぞみの会ブログで、開催日等をご案内していました。

今年の「第54回のぞみの会」の開催は 令和元年11月10日(日)、場所は倉敷市民会館 での開催となります。
いつも病院で開催していましたので、どうぞ間違えのないようによろしくお願いします。

毎年、鍼灸院は、体験治療や漢方茶、体質相談など知っている方々には定番になっているコーナーですが、「倉敷市民会館」でしか出来ない事をやれたらいいなと思っています。
今後詳細が決まり次第ご案内できればと思っております。

今年の「のぞみの会」もどうぞお楽しみに!

ヘイセイ鍼灸治療院 shima

手足口病に要注意!!

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは。梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

最近ニュースなどでよく目にする手足口病についてご存じですか?

6月22日のブログでも取り上げましたが、季節的にまだまだ油断できない病気ですので、今一度喚起させていただきたいと思います。

患者数が一万人を超え、過去10年間で最も多くなっているそうです。聞いたことはあるけれどいったいどんな病気なのか知らない方も多いのではないでしょうか。私もはじめて授業で手足口病という名前を聞いたときは手と足と口がどうなるの?なんか怖い名前だなーと思った記憶があります。

手足口病は夏風邪のひとつとされています。手足口病とはその名のとおり、手のひら、足の裏、口の中に痛みを伴う発疹が現れる夏風邪です。そして3割が発熱を伴います。手足口病にかかるのは乳幼児が多く患者の半数が2歳以下ですが、大人でもかかることがあります。先月、私の一歳の甥っ子も手足口病にかかり、そのお母さんにもうつって大変だったそうです。手足口病は子どもより大人のほうが重症化しやすいのが特徴です。発疹の痛みは大人のほうが強く出て、とにかく痛く、足裏などにひどく出ると歩けないほどになります。そしてインフルエンザの時のような全身倦怠感、悪寒、関節痛などの症状が出ることがあるのも大人の特徴です。

また、手足口病は1度かかって免疫ができても、何度もかかる場合があります。それは、手足口病を引き起こすウイルスがいくつかあるからです。主にエンテロウイルスとコクサッキーウイルスです。どちらかのウイルスにかかっても他のウイルスに対する免疫ができていないため、何度もかかる場合があるということです。

口内炎ができて、口の中が痛い・発疹が手足等に見られる・全身がだるい、熱っぽい等の症状が見られたら手足口病かもしれません。特に子ども接する機会があった人は要注意です。症状があるのに放っておくと、知らない間に周りの人にうつしている可能性もあります。自己判断せず、早めに医療機関を受診しましょう。

 

大人も要注意?深刻化する手足口病とは?/サワイ健康推進課 より引用

臨床検査部 A.N

栄養科通信vol.143「ゆっくり食べると痩せる??~DIT(食事誘発性熱産生)とは~」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

「やせるためにはゆっくり食べろって言うけど、食事のペースってそんなに大事なの?それなら、まずい食事を嫌々食べたら自然とゆっくりになるから、まずいもの食べたらいいかもだよね。」

患者さんに聞かれたので調べてみました。

食事を摂ると体内に吸収された栄養素が分解され、その一部が体熱となって消費されます。このため食事をした後は、安静にしていても消化などのために内臓が活発に活動しエネルギーを消費して代謝量が増えます。この代謝の増加を食事誘発性熱産生(DIT: Diet Induced Thermogenesis)または特異動的作用(SDA: Specific Dynamic Action)といいます。

人が消費するエネルギーは、大きく分けて3つ。
「基礎代謝」「生活活動代謝」「食事誘導性熱産生」です。
基礎代謝:寝ていても消費する、呼吸や内臓などをはじめとした生命維持のためのエネルギー。
生活活動代謝:歩いたり仕事をしたり、スポーツなどで活動して消費するエネルギー。
食事誘導性熱産生:食事をするときに消費するエネルギー。

やせるために消費エネルギーを増やそうとすると、一番効果的なのは、運動により筋肉をつけて基礎代謝を上げることです。筋肉をつけると、同じ運動量でも消費カロリーが上がります。でも、運動はちょっと・・・という方は多いと思います。実は食事誘導性熱産生(DIT)を高めることでも、消費エネルギーを増やすことは可能です。

 

 食事誘導性熱産生(DIT)を高めるポイント

・朝食を食べる・・・エネルギー消費量は朝が最高で深夜が最低になります

・硬いものをよく噛んで食べる・・・噛むことで交感神経を刺激しエネルギー消費を高める

・たんぱく質を多めに食べる・・・消化の際に消費されるエネルギーが多い

・温かいもの、香辛料のきいたもの・・・血行が良くなり消費エネルギーが増える

・緑茶やコーヒーを飲む・・・カフェインもDITを高める

・軽い運動と併用・・・軽い運動習慣のある人の方が食べるときのDITも高まる

 

ひとつ注意点として、カロリーが低いからといって、まずいのに無理して食べているとDIT反応が低くなり、食事を通じたエネルギー消費がされにくくなってしまうそうです。DITはおいしい料理に強く反応します。美味しいものを食べると満足感も伴うので、間食防止にもつながるでしょう。また、食事量を減らしすぎるのもいけません。一定のエネルギーを消費しないとDIT反応が弱くなってしまうのです。

食事の度にDIT反応は起きますから、少し意識して、「美味しいものをゆっくりよく噛んで」食べてみてはいかがでしょうか。

栄養科 管理栄養士 A子

【倉敷ニューロモデュレーションセンター専用サイト、8月下旬にオープン予定です】

現在、倉敷ニューロモデュレーションセンターでは専用サイトの作成を行っています。脳深部刺激(DBS)療法や脊髄刺激(SCS)療法についての説明だけでなく、手術までの流れや当院で可能な他の治療法についても分かりやすく・見やすく・伝わりやすいようなサイトを目指しています。
5月にサイト制作会社さんによる写真撮影を行いました。添付の画像は撮影時の様子です。先日も制作会社さんと当院の広報課との打ち合わせに参加しまし、デモサイトを確認しましたが、当院のチーム医療についても記載があり、当センターの特徴がよく分かるサイトだな、と思いました。
サイトの中には上利センター長からのメッセージはもちろん、当センターでのチーム医療の取り組みに参加する、多職種のスタッフ紹介もあります。
サイトのオープンは8月下旬を予定しています。サイトが出来上がりましたら、皆さん是非ご覧ください。
ニューロモデュレーション療法はまだまだその名前が知られていない治療法ですが、このサイトを通じニューロモデュレーション療法を多くの方に知っていただければと思います。

倉敷ニューロモデュレーションセンター 医療秘書 M

第4回 いきいき健康タイム開催報告

カテゴリー: よくなるデイ南町 | 投稿日: | 投稿者:

令和元年7月3日(水)に第4回いきいき健康タイムが倉敷在宅総合ケアセンターで開催されました。

梅雨に入り天候が悪い中25名の方が参加され、第4回目ということで「お久しぶりです、お変わりないですか」と挨拶される方もおり、和やかな雰囲気の中始まりました。



まずは介護保険制度についての講演です。ここでは医療の発展とともに日本の高齢化率は年々上昇し、世界と比較してもトップクラスであること、65歳以上の認知症有病者率は平成24年のデータでは7人に1人の割合、2025年の予測では5人に1人となる予測であること、介護保険とは、どんな方が利用でき、どんなサービスを受けられる制度なのか等が説明されました。皆さん真剣に、時には笑いも交えながら講演は楽しく進みます。

続いては、体操で「二つの事を同時に行い、楽しく身体を動かしながら脳の活性化を図る」をテーマにしたシナプソロジーです。ここでは、まず講師から「出来る事が目的ではありません。間違っても挑戦することが大切です。楽しんでいきましょう」と話がありました。皆さん「楽しそうね、やってみよう」と笑顔でやる気満々です。まずはストレッチから始まり、左右の手で違う動きをするグーパー体操、キーワードを基に覚えた4つの動作をランダムで行うボディタッチ両手体操と進んでいきます。始めは簡単だった体操ですが、後半になると皆さん徐々に「あれ、どうだったかな。間違えちゃった~」と動作をする度に笑顔。会場はさらに盛り上がっていきました。

しっかり身体を動かした後は、脳のトレーニングです。始めの写真から徐々に写真が変化し最後に変化した箇所はどこかを見つける脳トレです。皆さん、徐々に変わる写真を見て、指を指す方、「あっ!見つけた」と声を出す方、新たに発見し驚く方と反応は人それぞれ。楽しく時間は過ぎていきました。

身体を動かし、頭を使った後は職員とお茶をしながらの交流会です。普段ゆっくり相談できない事について、「膝が痛いのよ、どうすれば軽減するかしら」「介護保険って実際使うと、どれぐらいかかるの」「もう一回体操してみたい」等、話題は沢山。いろんな話をしながら楽しく時間は過ぎていきました。

今回4回目ですが、前回が楽しかったと今回も参加された方も多数おられました。
閉会予定時刻も過ぎ、司会者が苦笑いしながら「大変盛り上がっている所恐縮ですが・・・続きは次回に!」と締めくくると盛り上がっているテーブル席から「あら残念、もう少しお話したかったのに」「良い話たくさん聞けたわ」中には「普段は家に一人なの。またお会いしましょう」と当日に仲良くなった方と別れを惜しむ方も。

最後には「とても楽しかったです、また次回も楽しみにしていますね」と温かい言葉をかけていただきました。

今回初めての参加でしたが、皆様がいきいきと参加されている姿を見て地域の方々と時間を共有しながら楽しんで交流していくことの大切さを実感した貴重な時間でした。

              認知症デイサービス よくなるデイ南町 生活相談員 岡

いつまでも元気な足腰を!

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

いつまでも元気な足腰を!

本格的な夏を迎え、暑い日が続いておりますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて、ロコモティブシンドローム(通称:ロコモ、和名:運動器症候群)という言葉を聞いた事がありますか。
ロコモとは、日本整形外科学会から提唱された概念です。骨や関節、筋肉など運動器の衰えが原因で、立ち座りや歩行などの日常生活に障害を来している状態の事をいいます。進行すると要介護や寝たきりになるリスクが高くなります。
全国では予備軍も含めて約4700万人、70歳以上では95%以上の人が当てはまると言われています。ロコモは加齢による機能低下や、日常生活での身体活動の減少などの積み重ねでひそかに進行する為、早めに対処することが大切です。

では、以下の7つの項目でロコモをチェックしてみましょう!
1つでも当てはまれば運動器が衰えているサインかも!?
□片足立ちで靴下がはけない
□階段を上るのに手すりが必要である
□2㎏程度の買い物をして持ち帰るのが困難である
□横断歩道を青信号で渡り切れない
□15分くらい続けて歩く事ができない
□家の中でつまずいたりすべったりする
□家事のやや重い仕事が困難である

予防リハビリではロコモを予防する為の運動として、プログラムに「片足立ち」や「スクワット」を取り入れています。バランス能力や下肢の筋力をつけることができ、ご自身の身体機能に合わせて安全に行えるトレーニング方法です。

右の写真は、実際のトレーニング中の様子です。職員と一緒に数を数えながら、しっかり身体を動 かしています。「疲れるけどいい運動になった」「家でもやってみる」などの声をいただいています。
これらの運動はご自宅でも簡単にできるので、ぜひやってみてください。ロコモの予防は暮らしの中に運動習慣を取り入れる事がポイントです。

予防リハビリに来られている利用者さんは皆さんとてもお元気で、私達職員もまだまだ負けてられないと日々実感します。いつまでも自分の足で歩き続けていく為に、ロコモを予防していきましょう!
介護福祉士:K

◎ お問い合わせ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション
TEL:086-427-1128 (相談担当:大段)

日常生活において支援・介護が必要な方を支えるフロアの取り組み~通所リハビリ~

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

「重度化防止の取り組み」

2フロアは他のフロア以上に介護が必要な方が利用されています。
重度化を予防するために、ご家族とのコミュニケーションを心掛け、それぞれの専門知識と技能を使用して、援助を行うスタッフがいます。

実際の介助の一部
●口腔ケア
食前の嚥下体操で誤嚥予防。食前・食後の口腔ケアを行うことによって口腔内の清潔を維持しています。利用者の中には嚥下能力の低下した方も多い。その為、誤嚥のリスクも高くなっています。そのような状態を予防するため行っています。

●全身状態の観察
利用者の顔色や表情、バイタルサイン、家人からの連絡などから体調を確認し常に状態観察をしています。

 

「脱水予防の取り組み」

通所ご利用中の飲水量と尿量を測定し、実際にどれほどの水分をとることが出来ているかを把握し、尿量が少なくなっている方に水分を追加し脱水予防に努めています。

●体重測定
利用者の体重の増減は体調に直結する大事なサインです。体重の増減が原因として、病気の進行や認知機能の低下、新陳代謝の低下、摂食障害、口内環境の悪化、精神的ストレス等があげられます。日頃から体重の管理を行うことで、体調の変化に気付けるようにしています。

●ポジショニング
自力では思うように体を動かせない方や、拘縮や麻痺がある方に対して、特殊なクッションや枕を使うことによって、安全で安楽な姿勢を補助する事です。これにより床ずれや関節への負荷を軽減する目的があります。

このように2フロアの取り組みを行うことによって、日常生活に介助が必要な方が穏やかに生活できるように利用者の様子や、ご家族の質問を連絡ノートを用いてご家族の負担を少しでも軽減出来るような取り組みを行っています。

介護福祉士 N・K

短冊に願いを込めて

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

倉敷老健では、毎年七夕祭りをしています。

今年もご入所されておられる皆さまに短冊へ願い事を書いて頂きました。
ご自分で書けれない方については職員が書いて、飾り付けていました。
健康のこと、家のこと、みなさん思い思いの願いを書かれていました。


7月10日には、入所の皆さんと共に七夕会を開催し、歌を歌ったり、フラダンスを楽しむ予定です。

 

七夕の日には、よく雨が降るそうです。七夕に降る雨は、織姫と彦星が流す涙に見立てて「催涙雨(さいるいう)」と呼ばれています。

今年は涙を流すことなく、みんなの願いを運んでもらいたいです。織り姫と彦星が会えますように。

老健 A

通所リハビリの共同作品「朝顔」(令和元年7月)を飾りました

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:
7月になりました。例年よりも遅い梅雨が到来し、青空が恋しい季節です。
さて、外来に今月の作品を掲示いたしました。テーマは「朝顔」です。
 最初は、お祭りで咲いている朝顔をイメージして作成していましたが、最後の仕上げの際にご利用の方が「余計なものを入れずに全体的に朝顔を貼った方がバランスが良くて綺麗じゃない?」と言われたため、全体に朝顔があるデザインに変更しました。

作成中、とても集中して取り組まれており、気がつくとたくさんの朝顔ができていました。
一つ一つが個性的で可愛らしく仕上がっており、どれを貼ろうか迷いましたが、みんなで相談・協力しながらとても素敵な作品が出来上がりました!
あまった朝顔は他の創作活動に活かしていきたいと思います。

 

とても華やかな作品です。ご来院の際は是非ご覧ください。

通所リハ 介護福祉士 H

正常圧(せいじょうあつ)水頭症(すいとうしょう)(iNPH)とは?

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

こんな症状はありませんか?

特発性正常圧水頭症ウェブサイトより

もしかしたら、その症状は正常圧水頭症かもしれません。
水頭症とは、頭蓋内を循環して脳や脊髄を保護している脳脊髄液の循環が悪くなる疾患です。そのことにより、脳室の拡大を認め、歩行障害・認知障害・尿失禁などの症状が進行していきます。
症状に加えてCTやMRIなどの検査により、正常圧水頭症をみつけることができます。
疑いが強い場合、脳脊髄液を採取し、脳脊髄液を排出することで症状の改善がみられるかどうか検査(タップテスト)し、外科的治療(シャント術)の必要性を調べることが出来ます。
外科的治療を行うことで、症状の改善を得ることが出来る方も多くおられます。
もし、気になる症状があればぜひ医師へ相談してみてください。

認知症疾患センター   外来看護師 M

『おいまつカフェ』OPEN

カテゴリー: 地域包括支援センター | 投稿日: | 投稿者:

今年は梅雨入りも遅く、7月に入っても『ジメジメ』とした日が続いていますが、体調を崩すことなくお元気にお過ごしでしょうか?私たちスタッフは梅雨にも負けず、教室活動や訪問など元気に地域で活動しています!!

今年度6月より開始した、新しい取り組み『おいまつカフェ☕』を紹介します。

『おいまつカフェ』は支援センターの定期行事として初めて、日曜日に開催しています。それは駐車場を完備し、普段は通所サービスで賑わうフロアーをゆったり使い、仕事をしている方やご家族など、より多くの方々が楽しく集える場にしたいという願いから実現しました。

6月2日(日)に第1回目が無事に終了しました。当初は10人程度の参加を予測していましたが、当日は20名の参加があり、地域の民生委員さんや社会福祉協議会の松岡さんなど、多くのボランティアの協力もあり、とても賑やかに笑顔あふれる会になりました。

お孫さんと参加してくれた方、民生委員さんと一緒に参加してくれた方など、誘い合わせて来てくれる方も多く、人と人との繋がりを感じる機会にもなり嬉しく思いました。

「一人暮らしで誰とも喋らない日も多いので、こんな機会が増えると嬉しい」との声を聞くと、集いの場の大切さを感じます。

『おいまつカフェ』は毎週日曜日、10時~12時、倉敷在宅総合ケアセンター1階で開催しています。

次回は7/7を予定しています。皆さんぜひお気軽にお越しください。

 

支援センター K