カテゴリー別アーカイブ: 医療福祉相談室・メディカルソーシャルワーカー

お気軽にご相談ください

当院では、外来受診されている患者さんの外来相談を承っております。(予約不要ですが、お待たせする可能性がございますので、事前にお電話頂けるとスムーズです)

専門資格をもった、医療ソーシャルワーカー(MSW)がお話をうかがい、必要に応じて専門機関のご紹介、社会保障制度の説明などを行っております。その他、日常生活の困り事など含め、どこに相談していいか迷われている方は、お声かけください。

最近では、介護保険制度について、身体障害者手帳の申請、障害年金について、難病医療費の受給について、などの相談が増えているようです。

入院中の方は、各病棟に担当のMSWが配置されていますので、お気軽にご相談頂けると幸いです。

※個人情報は厳守致します。

イラスト:イラストAC

P.N蒼いザリガニ

令和5年度がスタートしました

令和5年度がスタートしましたね。
今年度のスタートは今までできなかった対面による入社式、マスクを外して参加可能な入学式など、明るい話題が多くなっていますね。
当法人も4/1(土)に4年ぶりに昇格者や、管理職参加型の辞令交付式が行われました。
今年度は全仁会グループに49名の新入職員が仲間入りとなりました。

私たち地域医療連携センターのMSWも、3名の新入職員が入職してくれました。
3名のMSW(社会福祉士)が一度に入職するのは、まさに10年ぶりです。
フレッシュな相談員が増えたことで一気にセンター内の空気も変わり、平均年齢もぐっとさがりました。
新人のうちは、聞きながら、確認しながら、業務にあたることがあたりまえですが、経験を積むと少しずつ【聞く】ことに、躊躇したり、恥ずかしさが出てしまうことがあります。
自分で考えて判断する力をつけていくことも大切ですが、思いこみで判断したり、確認を怠ることで患者さんやご家族、周りのスタッフに不利益を被ることにならないよう、新人も中堅もベテランも、聞く勇気を忘れないようにしないといけないと、毎年この季節に思います。そんな少しピリッとするこの季節が私は好きです。

地域医療連携センターでは、地域の皆様と当院を繋ぐ役割を担っています。
入院外来を問わず、社会福祉士がご相談に対応させていただきます。
お気軽にお声かけください。

地域医療連携センター KY

第41回 回復期リハビリテーション病棟協会 研究大会 参加報告

世間では3月13日以降、マスクの着用についは「個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねられる。」と政府より発表されていますが、医療の現場ではまだまだ感染症対策は気が抜けない日々が続いています。

2月24日(金)2月25日(土)2日間に渡り川崎医療福祉大学にて第41回 回復期リハビリテーション病棟協会 研究大会 in岡山に参加してきました。

当院からは、PT・OT・ST・看護部・地域医療連携センターより演題発表を行いました。
地域医療連携センターからは、「ソーシャルハイリスクを抱えた患者の支援」「回復期リハビリテーション病棟におけるMSWの適性配置数について」の2演題を発表しました。

全国もたくさんの病院が参加され、様々な演題発表があり、どの発表も非常に興味深く、日々の業務に役立つ内容ばかりでした。
今回参加させていただき、学んだ事をしっかりと患者さん、家族へ還元できるように日々の業務を行っていこうと思います。

地域医療連携センター H

 

今までの当たり前が戻ってくるまで

 1月20日の大寒を過ぎ、1年で最も寒くなる時期を迎えました。今週は10年に1度とされる「最強寒波」襲来と言われて、岡山の平地部でも氷点下と言われるほどの寒さが予測されています。急な寒さで体調を崩さないように注意していただければと思います。

大寒と同じ日である20日に政府は、新型コロナウイルスについて感染症法上の分類を原則として今春、現在の「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げる方針を出しました。新型コロナウイルス発生から3年、今まで当たり前であったことが当たり前ではなくなり、生活の面でも色々なことが制限される場面が多々あったと思います。
感染症法上の分類が引き下げられることで、どこまで生活場面での変化が出てくるかはまだはっきりとしていませんが、少しでも今までの当たり前の生活が戻ってくれば嬉しいなと思います。

院内でもこの3年間なかなか思うように患者さんとご家族の面会が叶わず、それを解消するためにオンライン面会ができるようにしましたが、やはり直接会って話をしたいと言われる患者さんやご家族からの声は多く聞かれました。私たち相談員も患者さんやご家族の想いがどうすれば伝わるのか不安を解消してもらうにはどうするば良いのかと試行錯誤する期間となりました。以前のように面会ができるまでは、まだ時間がかかるようになるとは思います。
入院中、何か不安なことがあれば、お気軽に病棟の相談員にご相談下さい。不安が軽減できるようにお手伝いができればと思います。

地域医療連携センター pooh

今年1年を振り返って

先日岡山県でも初雪が観測され厳しい寒さが連日続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私の住んでいる地域では、朝晩は氷点下を記録することも多くなり、体調管理・体温調節には十分に気をつけなければと身を引き締めております。12月も下旬に差し掛かり、いよいよ今年も終わりに近づいて参りましたね。
私事ではございますが、今年4月より全仁会へ入職し、MSW(医療ソーシャルワーカー)として働き始め、半年が経ちました。今年は社会福祉士の国家試験の受験があったり、新社会人になった年であったりと、私にとっては“激動の1年”となりました。私がMSWを目指したきっかけは、学生時代の授業にて病院で働く社会福祉士がいると知ったことでした。それから私もMSWとして患者さんの力になりたいと思うようになりました。当院へ入職して、私は「患者さんやご家族の気持ちに目を向け、寄り添うことのできるMSWになる」という目標をたてました。

4月より、MSWの業務はどのようなものなのかを上司の方々の後ろについて学んでいましたが、最近では患者さんやご家族と面接をしたり、ケアマネさんや施設の相談員さんなどと情報を共有したりと、徐々に私も入退院支援に関わらせていただいております。業務量も入職したときよりも増え、あっという間に1日が終わってしまうことも多いですが、4月に設定した自分の目標の大切さを自分自身の体験で実感する出来事がありました。

それは、家族が入院したことにより私自身が「患者さんの家族」の立場になったことでした。未だ猛威を振るう新型コロナウイルス感染症の影響で面会はできず、「状態はどうなのだろうか」「今後はどうなっていくのだろうか」と、大きな不安を感じました。そんな時に、自分はMSWとして患者さんやご家族の気持ちに向き合えていたのだろうかと4月にたてた目標に立ち返りました。当院でも面会制限は続いており当たり前のこととなっていますが、急に入院を余儀なくされ家族に会えなくなった患者さん、ご家族の気持ちを考えるともっと自分のたてた目標を大切にしていかなければならないと実感いたしました。

来年度は2年目を迎えますが、何年経っても入職時に立てた目標を忘れずに日々精進していきたいと思います。

地域医療連携センター M

チーム医療のタスキをつなぐ「地域医療連携センター」

先日、倉敷マスカット球場で駅伝大会がありました。

陸上は個人競技が多い中、駅伝はみんなの思いを背負いチームで挑む競技です。
どんな結果になったとしても、チーム・仲間のために少しでも早く、いい結果で繋げたい、そんな思いで心を一つにして挑みます。
我が子も中学三年間駅伝を続けてきました。


下級生だった頃には、仲間のため、卒業する先輩の為にと一生懸命タスキを繋ぎました。
昨年の引退試合では思った走りが出来ず、目標の順位にあと一歩が届かず、アンカーの責任を果たせなかったと悔し泣きをしていましたがチーム全員が全力を出し切り、チーム一丸となった思い出深い引退試合となりました。
今年、後輩の駅伝への応援にはいけませんでしたが、自分たちの思いも込めたはちまきを託しての応援となりました。

チーム全員で一丸となり、お互いを思いやって取り組む駅伝のように、地域医療連携センターも、ご本人・その方に関わっておられる方々の思いを真摯に受け止め、患者さんが少しでも安心して医療を受けてもらえるよう努力していきたいと思います。

当院と地域医療とを繋ぐタスキとなれるよう、スタッフ一丸となってチームで取り組んでいきたいと思います。

連携センター NY

外部研修に参加してみて

朝晩と冷え込むようになり、日中でも長袖を着るようになりました。早いもので今年も後2ヶ月程となり、月日が過ぎるのは本当に早いと感じています。

私事ですが、相談員となって2年目、外部の研修に参加する機会が増えました。コロナ禍のため、リモートでの研修になりますが、参加することで自分自身の知識が増えたり、制度について改めて学ぶことができるため自己研鑽に繋がっています。

また、他病院の相談員も研修に参加しており、参加者同士の交流機会の場にもなります。研修内ではグループワークを実施することもあり、情報交換やコミュニケーションを取ることで横の繋がりも構築できます。その結果、通常業務において外部の病院等と相談がしやすくなるメリットにもなります。

外部研修で得た知識や参加者との関わりは、実際の業務にも役立つことばかりで、自分自身の成長にも繋がっています。相談員の業務に限らず、様々な仕事をする上で自己研鑽は非常に大切なことだと思います。
今後も積極的に外部研修に参加させて頂き、自分自身レベルアップしていければと思います。

地域医療連携センターでは、様々な経験年数の医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)がいます。職員全員が患者様やご家族の困り事に対して相談にのれるよう、日々自己研鑽に努めています。お困り事がありましたら、お気軽にご相談下さい。

 

地域医療連携センター A

 

人生100年時代、健康に生活するために

9/19「敬老の日」に会わせて総務省より、65歳以上の3627万人(全人口の29.1%)となり過去最高を更新。100歳以上の高齢者も初めて9万人を超えました。

人生100年時代と言われ、いかに健康寿命(「健康上の問題で日常生活が制限されることがなく生活できる期間」)を維持するか、2019年には「健康寿命延伸プラン」が策定され、2040年までに健康寿命を男女とも75歳以上にすることが目指されています。

健康寿命を延ばすための取り組みとして以下の3分野があげられています。
・次世代を含めたすべての人の健やかな生活習慣形成
・疾病予防、重症化予防
・介護予防、フレイル対策、認知症予防

規則正しい生活・栄養バランスのとれた食生活・適度な運動等を行うことが大切になります。
コロナ禍で外出制限がかけられた時期もあり、体を動かす機会が減少した人も多かったのではないでしょうか。徐々に規制が解除され、基本的な感染対策をとりつつ日常生活を取り戻そうとう気運も高まっています。これから季節もちょうど良い時期になるため、紅葉狩りやスポーツ観戦等何か楽しみをみつけての外での活動機会をもつのも良いのではないでしょうか。そのために日頃から運動機会をもち、健康に生活が送れる心がけをもつことが大切になります。
なかなか目的もなく運動するのは大変だと思うので何か楽しみや目的を見つけて体を動かすようにしていければと思います。

地域医療連携センター POOH

人生会議

アドバンス・ケア・プランニングという言葉をご存じですか?アドバンス・ケア・プランニング(ACP)とは、「もしもの時のために、あなたが望む医療やケアについて、前もって考え、繰り返し話し合い、共有する取り組み」のことです。厚生労働省ではアドバンス・ケア・プランニングの愛称を「人生会議」としています。

命の危機が迫った状態になると、約70%の人が、医療やケアの方針を自分で決めたり、希望を人に伝えたりすることが、出来なくなると言われています。その命の危機が、いつ訪れるのかを予測することは困難です。そのため、自らが希望する医療やケアを受けるために、大切にしていることや望んでいること、どこでどのような医療やケアを望むのかを自分自身で前もって考え、家族や周囲の信頼する人たちと話し合い、共有することが重要です。自身で考え、その思いを家族や信頼する人に伝えることで、自分自身の望む医療やケアを受け、最期を迎えることが出来るのです。

しかし、日本人の約半数以上は、自分の死が近づいた場合の医療について家族等とまったく話をしていない、というデータがあります。ぜひ、身近な人たちと自分自身の望む生き方、医療やケアの受け方、最期の迎え方について話し合ってみてください。心身の状態や時間の経過によって意思が変化することがあるため、何度でも、繰り返し考え、話し合うことが必要です。ACPを行うきっかけとなるようにと、ノートやパンフレットを作成している自治体もあるので、活用してみてはいかがでしょうか。

ACPが広く周知され、少しでも多くの人が自身の望む人生を送ることが出来たらと思います。

そして、医療者としてそのお手伝いが出来ればと思っています。

厚生労働省ホームページより:「人生会議してみませんか」

 

地域医療連携センター チョロQ

生活環境の変化

7月も下旬になり本格的な猛暑の到来ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
未だ減らないコロナ感染。暑さと感染症対策の両立が日に日に難しくなってきているように感じます。

さて、私事ですが先月第1子が生まれました。性別は待ち望んでいた女の子でした。出生時は未熟児で心配をしましたが、現在はしっかりミルクも飲みすくすく成長しています。
日に日に成長していく姿をみて毎日メロメロの日々を送っております。
早いもので7月21日で1ヶ月を迎えました。子供の成長は早いと言いますが、本当にその通りだなと感じております。
しっかり成長過程を記録していきたいと思います。

生活環境の変化は楽しみでもありますが、同時に不安や心配もつきものだと思います。
突如発生する病気や怪我も生活環境に大きな影響を与えます。
我々MSW(社会福祉士)は入院中の療養相談はもちろんのこと、退院後の生活について患者さん・ご家族が少しでも安心して生活を送れるようお手伝いさせていただきますのでお気軽にご相談下さい。

厳しい暑さがまだまだ続いていきますので、水分補給を十分に行って行くと共に感染対策もにもお気を付けてお過ごし下さい。

地域医療連携センター 相談室のペリカン