カテゴリー別アーカイブ: 医療福祉相談室・メディカルソーシャルワーカー

初めまして!新人ソーシャルワーカーです!

9月になりましたが、まだまだ暑い日が続いています。皆様いかがお過ごしでしょうか?

私事ですが、4月に就職し5ヵ月が経ちました。医療ソーシャルワーカーになりたいと思い、社会福祉士の国家資格を取得し医療ソーシャルワーカーとしてスタートすることができました。入職してから疾病、社会資源、制度など全てに知識不足を感じ、調べたり先輩に教えてもらいながら、早く皆様のお役に立てれるようになりたいと思って勉強しています。
この5ヵ月間を振り返ると、医療ソーシャルワーカーにどのような視点が必要なのか考える場面が何度もありました。患者様・ご家族様が退院後どのようなことに困り、生活するうえで何が必要か、地域で生活する人の立場になって考える「生活者」の視点が重要であると考えています。
また、医療ソーシャルワーカーは、患者様の自己決定を尊重しその想いを他職種に伝えていく役割を担っており、伝わる伝え方が重要だと改めて感じています。そのためには、ご家族様やケアマネジャーから情報収集し、患者様の生活、価値観などを知ったうえでその人の生活背景を想像して他職種に伝えることが重要です。患者様やご家族様の想いを一番に考え、希望する生活へと繋いでいけるように他職種と連携しながら皆様の生活を支える一員になりたいと日々思っています。
私の目指す医療ソーシャルワーカーは、患者様・ご家族様に寄り添い続けることのできる医療ソーシャルワーカーです。今の私は、まだまだ知識・技術ともに不足しており、日々勉強しています。指導者にアドバイスをもらいながら、皆様のお役に立つことができるように精進していきます。

地域医療連携センター Y.S

地域医療連携センター

地域医療連携センターでは令和5年度2500件以上のご紹介を医療機関・施設からいただきました。たくさんのご紹介、ご受診いただきましてありがとうございます。

病院の内外から緊急性のあるものも含め様々なご相談をお受けしています。
内部からの連携依頼も多く、時には外来受診の患者さんの変化に気づき、相談してきてくれるケースも有ります。
患者さんの困り事に気づいた外来スタッフから相談を受け、ソーシャルワーカーへ繋ぎ、福祉関連の支援等、問題解決や不安軽減に繋がったケースもあります。

内容によって何処にどう繋げることが患者さんにとって最善なのか、その橋渡しとしての役割として様々な内容に真摯に向き合い、スムーズな連携が図れるようスタッフ一丸となって取り組んでまいりますので、よろしくお願いします。

地域医療連携センター NY

 

イラスト:イラストACより

倉敷ニューロモデュレーションセンターパーキンソン病患者説明会 開催報告

5月11日(土)14時~倉敷ニューロモデュレーションセンターパーキンソン病患者説明会が開催されました。

倉敷平成病院救急棟4階会議室を会場にZOOMとのハイブリット開催とし、会場には66名の方が参加され、オンインでは約80名の方が視聴され、150名近い方がご参加下さりました。

医師、看護師、理学療法士、言語聴覚士より実演を含めた講演がなされました。
牟礼英生センター長は、【パーキンソン病の外科的治療について医師の立場から】というテーマでご講演されました。パーキンソン病は高齢化と共に患者さんが増加傾向になること、治療の基本は薬物療法であるがデバイス補助療法(DAT)を併用することで、日常生活を介助無しで過ごす期間を長くすることができること。DAT療法の中でも、DBS(脳深部刺激療法)について、利点やマイナス面も含めてわかりやすく講演いただきました。

 藤高副主任は、看護師の立場から日常生活の工夫について、パーキンソン病のかたが日頃から苦労されている、嚥下面の問題や便秘の問題など様々な生活場面での工夫や対処法などを、わかりやすく講演されました。
またリハビリの新免理学療法士と和田言語聴覚士主任より、歩行練習と発声練習について具体的な運動や発声方法を取り入れた講演も行われ、日常生活ですぐに取り入れることが可能な内容となっており、皆さん熱心にメモを取りながら聞かれていました。


 会の終盤の質問コーナーでは、事前に寄せられた質問に公認心理士など各専門職が回答させていただき、会場から質問が多数上がっていました。時間の関係で全ての質問にお答えできなかったこと、申し訳ございませんでした。会場から「もっとこのような勉強の場を開いてほしい」などの声も寄せられましたので、定期開催も視野に検討して参ります。


今回、初めて、地域医療連携センターで説明会運営を担わせていただきましたが、様々な職種からの支援をいただき、運営面でも倉敷平成病院のチーム力を感じました。また、たくさんの方々にご参加いただき、パーキンソン病がより身近な疾患になっていることやそれぞれの患者さんが深刻な悩みをお持ちであることに改めて気づくことができました。
牟礼センター長が閉会のあいさつで述べられたように、これからも当院のニューロモデュレーションセンター職員一同、患者さんに寄り添う診療活動ができるようにチーム一丸となって取り組んで参ります。

※会の様子は5月20日(月)の山陽新聞メディカに掲載される予定です。是非ご覧ください。

地域医療連携センター Y

五月病を予防して楽しいゴールデンウィークを

四月も終わりが近づき、日中は汗ばむ日も増えてまいりました。
ハナミズキの花が咲きはじめ、五月の到来を感じております。

五月と言えば「五月病」という言葉をよく耳にされる方も多いのではないでしょうか。
五月病は、春先になると気分が落ち込んだり、ストレスを感じたりする症状のことを指します。新しい環境や生活リズムの変化、仕事や学業のストレス、季節の変わり目などが原因とされており、症状が五月に顕著に現れることから五月病と呼ばれるようになったと言われています。

五月病を予防するためには、
①十分な睡眠をとる
②適度な運動をする
③規則正しい食事をとる
④趣味やリラックスする時間を持つ
など、疲労やストレスを溜めないようリフレッシュすることが大切です。

これからゴールデンウィークがやってきますね。
新年度が始まってから緊張や疲れがピークに達する時期でもあります。
一年前、新人として入職したばかりのゴールデンウィークは友人や家族と会える嬉しさ反面、慣れない環境や業務の疲れもあり、連休明けも少し緊張しながら出勤したことを思い出しました。
二年目の今年は気持ちに余裕もでき、思い切り楽しむことができそうです。
自分の体と心に気を配りながら、皆さまも楽しい休暇をお過ごしください。

地域医療連携センターでは、入院・外来問わず患者さんやご家族さまのご相談に社会福祉士が対応させていただきます。お気軽にお声がけください。

地域医療連携センター K

イラスト:イラストac

倉敷ニューロモデュレーションセンターパーキンソン病患者説明会開催のご案内

このたび、5月11日(土)14時~15時40分 でパーキンソン病患者説明会を開催することとなりました。
説明会チラシPDFはこちら

会場とZoom(オンライン)のハイブリッド開催です。
会場は50名の限定で、倉敷平成病院会議室にて開催いたします。

会場参加をご希望の方の申込フォームはこちら

パーキンソン病患者説明会 参加申込フォーム

Zoomについては、オンラインでの申し込みを承っております

(リンクをタップしてください)

プログラムについては医師・看護師・リハビリスタッフ(理学療法士・言語聴覚士)が、それぞれ専門の立場で患者さんに役立つ情報を発信いたします。
また、事前にいただいたご質問にお答えさせていただく「質問コーナー」も設けております。この機会に是非ご利用ください。

お問い合わせは
お電話086-427-6550 地域医療連携センター直通 までお気軽にお電話ください。

地域医療連携センター

「花粉症」にご注意を!

早春の時期を迎えましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。寒かった冬を越え、いよいよ過ごしやすい季節が近づいてきましたね。3月と言えば、「お花見」。満開の桜を眺めながら、のんびりと過ごす非常に楽しいイベントです。しかし、暖かくなり、様々な草木が芽吹き始めると同時に、植物たちが飛散する「花粉」に悩まされる方が増え始める時期でもあります。今回は、そんな花粉症についてご紹介したいと思います。

〈花粉症とは〉
植物は、めしべの中にある花粉を飛ばし、別の植物と受粉することで、繁殖していきます。花粉症とは、そんな植物の花粉が原因となり、鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状を起こす病気のことを言います。季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれ、日本では、代表的なスギやヒノキの他に、約60種類の植物が、花粉症を引き起こす原因となると言われています。

〈花粉症が起こるメカニズム〉
私たちの体には、害を及ぼす異物が体内に侵入してくると、それを追い出そうとする力(免疫システム)が備わっています。花粉症の場合、体が花粉を害のある異物だと誤った判断をしたことにより、免疫反応の一つであるアレルギー反応が起こります。
花粉などのアレルゲンが、鼻腔内の粘膜に付着すると、体内に抗体が作られ、マスト細胞と呼ばれる細胞と結合します。その後、再びアレルゲンが鼻腔内に侵入すると、マスト細胞からアレルギー症状を誘発する物質が放出されます。その放出された物質が、神経や血管を刺激し、くしゃみや鼻水等のアレルギー症状を引き起こします。

〈花粉症の対策〉
花粉症対策の基本は、花粉を浴びないようにすることです。外出するときは、マスクや眼鏡を着用し、花粉を体内へ侵入させないことを心がけましょう。手洗いうがい・こまめな掃除を行い、屋内に花粉を持ち込まないことも大切です。
万が一花粉症に罹患してしまった場合、症状を引き起こす原因となる物質の発生を抑えることが有効です。当院にも耳鼻咽喉科や眼科があり、症状に合わせた抗アレルギー薬の処方が可能です。力を合わせて、つらい花粉症を乗り越えていきましょう!

相談員 A

※写真AC

今年1年を振り返って

急に冷え込む寒さになりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
12月も下旬となり、いよいよ年末が迫ってきましたね。

今年は面会制限が緩和され直接患者さんとご家族の方が会えるようになったり、オンラインで行なっていた研修や会議も顔を合わせて行えるようになったり、先月11月には4年ぶりに対面で「のぞみの会」が開催されるなど、これまでのコロナ禍と比べ変化が多い一年であったと感じております。

直接面会をされて喜ばれる患者さんとご家族の方をみて、こちらも嬉しい気持ちでいっぱいになったことをよく覚えております。院外の研修では普段電話でのやりとりをしている方などに初めてお会いし、顔の見える関係作りの大切さを実感いたしました。
また、私は全仁会に入職をしてから、初めて対面での「のぞみの会」に参加し、実行委員としても携わらせていただきました。地域の方々とお話しをしたり、温かい声をかけてくださったり、こちらもとても元気をいただける機会となりました。今回は感染対策のため、人数を制限しての開催でしたが来年度の「のぞみの会」は制限なく多くの方々にお越しいただけるような会になってほしいと願っております。

私たち社会福祉士にとって対話や連携は欠かせないため、これからも直接のコミュニケーションを大切にして日々精進して参りたいと思います。地域医療連携センターには、入院や外来を問わずご相談に対応させていただく社会福祉士が在籍しております。お気軽にお声がけください。

地域医療連携センター M

寒暖差アレルギーをご存じですか?

朝晩とめっきり冷え込むようになり、日中との気温差の変化に体調を崩されていませんか?こうした寒暖差によっておきるくしゃみや鼻水、鼻詰まりなどの症状を「寒暖差アレルギー」といいます。
寒暖差アレルギーの症状は、朝方、日中、夜間の温度差が7℃以上になると出やすいと言われています。寒暖差アレルギーの原因はまだ明らかにされていませんが、一因として自律神経のバランスが関係していると考えられます。自律神経のバランスを乱さない為にも普段の生活から3食バランスの良い食事や、軽い運動を取り入れるなどして、温度差による刺激に負けない体作りを目指していきましょう。私も季節の変わり目は、鼻詰まりの症状があるので子供と一緒にサッカーをしたりして、体力作りに努めていきたいです。

地域医療連携センター A

「倉敷かけはしの会」 参加しました

「倉敷かけはしの会」に参加しました。

「倉敷かけはしの会」は倉敷地区の11病院のMSWが主体となり居宅介護支援事業所や地域包括支援センターのケアマネジャー等と交流する会です。

コロナ禍を経て、数年ぶりの交流となりました。
今回は、『保健師の仕事を知ろう』というテーマで、保健師さんからの講義とその後各グループで保健師さんとの交流を行いました。

普段、保健師さんと連携をすることはあっても、色々と話を聞く機会は少ないため、日頃気になっていること等を積極的に意見交換をする機会となり、有意義な時間を過ごすことができました。

今回の交流を通じて、顔が見える関係作りが行えたことで、今まで以上に連携が行いやすくなり、患者さんや患者さん家族に対してよりよい支援が行えればと思います。

地域医療連携センター Pooh

イラスト:イラストAC

夏にも多い脳梗塞に注意!

連日湿度も高く、30度を超す日も多くなってきました。
気温の上昇とともに気をつけたいのが、脱水症や熱中症ですね。
脱水症になると体に様々な異変が表れます。めまい、吐き気、脱力感、手足の震えなどが主な症状となります。
また、体内の水分が奪われることにより、血液濃度の上昇にもつながります。そうすると血液の流れが悪くなり、血栓ができやすくなってしまします。
脳梗塞は、冬に多い印象がありますが、夏も脳梗塞には注意が必要です。
脳梗塞の前触れとしては、片側の手足の麻痺や、顔面の麻痺、しびれ、ろれつ不良、片方の目が見えにくいなどがあげられます。
このような症状がでれば、できるだけ早く医療機関への受診が必要です。
夏の脳梗塞の予防には、こまめな水分補給が必要です。喉が渇いた自覚があるときにはすでに脱水が始まっています。特に高齢に方は、喉の渇きも感じにくくなることもあります。
就寝中にも汗をかくため、就寝前、起床後に水分補給をおすすめします。

これからが夏本番です。水分補給をしっかりと行い、脱水症、熱中症には十分気をつけてこの夏を乗り越えましょう。

 

地域医療連携センター H

イラスト:イラストAC