カテゴリー別アーカイブ: ヘイセイ鍼灸治療院

鍼灸院ののぞみの会

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暑さが過ぎ去り、冬の気配がしてきており体調管理が難しくなってきてますが、鍼灸院スタッフは元気に過ごすことができております。
さて、今回はとても最近の出来事をお届けします。

10月26日(日)に第60回のぞみの会が開催されました。
天気が心配されましたが、多くの方に倉敷平成病院に来ていただき、のぞみの会がとても楽しい会になったことが嬉しく、職員や患者さんの笑顔が印象的でした。


我々鍼灸院も相談コーナーで参加しのぞみの会に関わらせて頂きました。
鍼灸分野は未知の部分や不安に思われる方が多く、患者さんのお話が聞け、説明する時間が取れ、鍼灸院スタッフとっても良い時間が過ごすことが出来ました。

鍼灸に興味はあるけれど鍼が刺さるのが不安だという方や、こういった機会がないと話を聞くチャンスが無いといった方、のぞみの会に来て初めて鍼灸院がある事を知ったといった方もおられました。
不安や不明な所があるからしっかりとした説明が必要である事を再確認できました。

相談や説明など必要なことがあれば是非、ヘイセイ鍼灸院を頼って頂けたらと思います。

ヘイセイ鍼灸治療院
086-427-6688

ヘイセイ鍼灸治療院 鍼灸師 shima

寒暖差アレルギー

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暑い日々が続いていますが皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

今回のブログは、寒暖差アレルギーの30代女性患者さんについて紹介します。
10年前から寒暖差に弱く鼻炎でくしゃみが止まらず、1年のなかで夏に1番症状がひどくくしゃみが止まらないと来院されました。この時期には毎日薬を飲んでの生活でした。話を聞いていくと、昔から胃腸が弱く、食欲がない、胃もたれ、便秘の症状もありました。

東洋医学では、気力が充実していると外からの刺激に対しても影響なく生活することができますが、気力が下がった状態だと外からの刺激に敏感になってしまいます。夏はエアコンによって室内と外でかなりの温度差があります。この方の場合、先天的に胃腸の弱さがあり十分に気力を生成できず、外からの刺激に敏感になっていると考えました。
気力を生成する臓器は脾、胃が重要になっていきます。

そこで、内関(ないかん)、公孫(こうそん)、手三里(てさんり)、足三里(あしさんり)、中脘(ちゅうかん)など主に脾、胃の機能を高めるツボを使って施術しました。

2、3回目の治療後から薬を飲む回数が減ったと喜ばれていました。
その後も、2、3週間に1度の治療で寒暖差によって体調を崩すことなく、去年から1年間鍼灸治療を続けることによって今年の夏は薬を飲むことなく日常生活を送ることが出来ています。慢性的な便秘の症状も軽減し継続的に鍼灸をすることによって慢性的な不調も改善することができます。

まだまだ暑い日が続きますが、身体の不調やだるさお困りことがあればご相談ください。

執筆者:TM

画像:写真AC

背中の痛み

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蒸し暑く、梅雨明けが待ち遠しい季節となりました。
今回は背中の痛みについての症例をご紹介します。
50代男性、背中の強い痛みに悩まされていました。こちらの患者さんは3年前に脊髄腫瘍の手術をされ、その後から背中の手術根周辺と後頭部に強い痛みが現れ、長く仰向けで寝ることが辛いと訴えられ来院されました。
手術後に手術部位周辺が強く痛む場合、瘀血(おけつ)という状態になっていたのではないかと考え施術しました。瘀血とは血液の流れが悪くなり体内で停滞してしまう状態のことです。
この方の場合、手術後に加えて仰向けで寝ていると背中を圧迫してしまうため、更に血液の流れを悪くしてしまいます。そのため同一姿勢での強い痛みや、肩こり頭痛などの症状を発生させ、そして悪化させていたのではないでしょうか。
そこで、瘀血の治療として膈兪(かくゆ)と委中(いちゅう)などの血液の流れをよくしてくれるツボなどに鍼をしました。また、滞りのため強い痛みのある背中には鍼と灸の施術を行い血液の流れを促してあげられるように施術を行いました。
初めの施術ではあまり変化がみられませんでしたが2,3回の施術後から徐々に痛みが和らいでいく効果がみえて、初めの仰向きで寝られないほどの辛い痛みの症状は次第に軽くなっていきました。
まだ多少の鈍い痛みは残っていますが以前ほどの痛みはなく、落ち着いています。今後も月に一度程度の施術を続けながら痛みの様子をみていこうと考えています。
雨の日の多い季節です、ご自愛ください。

 

イラスト:いらすとや

ヘイセイ鍼灸治療院 F

 

 

不調は邪気のせい??

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冬が終わり、春が訪れ、夏が始まろうとしています。今年になってから寒暖差が激しくて季節や、気温にかなり振り回された方が多いのではないのでしょうか。
こういった季節や、気温の変化は我々の身体に影響を及ぼします。

寒さ、暑さ、湿気、風、乾燥など、どれも身近に存在していますが、これらの要因がご自身の身体を悪くしてしまっている経験をしたり、イメージできる方が多いのではないでしょうか。
これを我々は「邪気」と呼び、患者さんを施術するにあたり無視できない存在になります。
元気であれば邪気には負けずに侵入されにくく打ち勝つことが出来るのですが、元気が無くなっていたり、忙しさや油断により気が抜けてしまっていたりと、邪気の侵入に対して防御が出来なくなってしまい身体は不調に転じてしまいます。
例えばですがこれからの季節、暑さと湿気が邪気として皆さんを襲ってきます。簡易的にはなりますが、暑さでのぼせたり、湿気で身体がだるくなったりとイメージしやすい症状が出てきます。
毎年これからの時期に不調になる方はこのような要因も原因として考えなければなりません。
鍼灸院での施術は侵入された邪気に対するツボや、邪気に侵入されないように身体を作っていく「未病」という考えもあります。一年間通して健康でいたいという思いはあれど毎年一定の時期、一定の季節に悪化する症状があるのであればもしかしたらそれは邪気のせいかもしれませんね。
気になる症状などあればぜひヘイセイ鍼灸院にご相談ください。

ヘイセイ鍼灸治療院 鍼灸師 shima

イラスト:イラストAC

1人でも多くの患者さんの笑顔と健康のために

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3月に入り暖かい日も増え、春の訪れを感じますね。

私自身この4月で入職して1年が経ちます。去年の今頃は無事国家試験に合格し、鍼灸師として働けることに嬉しく思っていたことを思い出します。

入職してからは患者さんの見学に入らせていただき、さまざまな症状や痛みに悩まれている患者さんがいることを知り、健康でいることがいかに幸せかということを感じました。
とても勉強になりましたし、私の事を温かく受け入れていただきありがとうございました。

自分が患者さんに施術するようになってからは、とても緊張して肩に力が入っていたことを思い出します。上手くいくことばかりではない日々に落ち込む時もありましたが、患者さんの言葉や鍼灸院の明るい雰囲気のお陰で今日までやってくることができました。

これからも初心を忘れずに、1人でも多くの患者さんの笑顔と健康のために精進していきますので今後ともよろしくお願いします。

ヘイセイ鍼灸治療院 鍼灸師 TM

食欲旺盛

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寒さの中にも春の訪れを感じる頃となりました。いかがお過ごしでしょうか。

今回は食欲旺盛についての症例を紹介します。
50代女性、8年程前から食欲が増していき、10キロ程体重が増加してしまったため過剰な食欲の改善のために来院されました。
普段の食事の後にも食欲が抑えられず必要以上に食べてしまっていました。日常生活での体調は特に悪くなく、お酒も飲まれません。ストレスを強く感じることもあまりないようでした。

食欲旺盛なことから、胃熱(いねつ)という状態を起こしているのではないかと考えました。胃熱とはストレスや過食により胃が熱を持ってしまい働きが活発になってしまう状態のことです。胃が活動的になることで食欲が増していきます。今回のように、強くストレスがかかり過食してしまうこと以外にも、脂っこい食事や慢性的に過食が続く事でも胃熱は起こってきます。
反対に胃が冷えている状態だと胃の働きが悪くなってしまい食べたものを上手く消化出来ず食欲不振になりやすくなります。

そこで、胃の熱を抑えて、正常な働きができるように治療をしていきました。
体の熱を取り除くのには指先や足先といった末端に近いツボが効果的です。
一度の治療で今まであった食欲が治まっていくのがわかりました。週に一度の治療を一か月続けたところ、今まであった食欲がほとんど治まり体重も減り始めました。胃の活動が活発で過剰な食欲に悩まされていましたが、食欲も抑えられ通常の食生活に戻すことができたためと考えられます。
現在も週に一度来院され、再度食欲が増してしまわないように治療を続けられています。

今回の症例では胃が過剰に活動的になってしまった状態の治療であるため、ダイエットのための痩せるツボや治療ではありませんが、痛みだけではなく、このような症状にも精一杯対応させて頂きますのでお困りごとや不安事があればお気軽にご相談ください。
寒さはまだ続きますが体調を崩されないようご自愛ください。

ヘイセイ鍼灸治療院 鍼灸師 F

イラスト:イラストac

第59回のぞみの会で鍼灸相談

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寒くなったり、暑かったりで体調維持が難しい時期ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。この状況下でも鍼灸院スタッフは元気に過ごしております。

さて、令和6年10月27日(日)第59回のぞみの会が開催され我々も鍼灸相談コーナーで関わらせて頂きました。

コロナの影響で数年、患者さんと対面する機会が無くなっていましたが、今年は例年の様に患者さん達と会を作り、そして楽しむことが出来ました。とても嬉しく、鍼灸院スタッフも良い経験となりました。

例年我々は体験鍼灸を行っていたのですが、今年は体験に重きを置くのではなく、鍼灸相談コーナーとしてみました。鍼灸に対して、症状に対してなどゆっくりお話が聞け、しっかり説明する時間が取れたので、とても充実した時間が過ごせました。

鍼灸に興味はあるけど不安だという方が多くいましたが、のぞみの会後に数名の患者さんがヘイセイ鍼灸院来院してくださり、治療を受けています。相談事や、説明は丁寧にお話をする重要性を再確認しました。

鍼灸分野は未知の部分や不安に思われる方が多いと思います。相談や説明が必要なことがあれば是非、我々を頼って頂けたらと思います。来年ののぞみの会まで待つ必要はありませんからね(笑)

ヘイセイ鍼灸治療院 鍼灸師 shima

ヘイセイ鍼灸治療院 TEL:086-427-6688

 

患者としての鍼灸体験

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こんにちは。今年の4月からヘイセイ鍼灸治療院で受付等の補助業務に携わっているIです。

この治療院には、様々な症状でお困りの患者さんが日々来院されます。週に1~2回、月に1~2回などと定期的に来られる方も多く、鍼灸治療のおかげで楽になったというお声をよく耳にします。
そんな患者さんの気持ちに近づきたく、また私自身、鍼灸の知識も経験もないこともあり、この治療について知るのに良い機会だと思い、一人の患者として施術を体験させてもらうことになりました。

まずはじめに、症状やその原因、既往歴などの問診を行った上で、脈診、舌診、腹診等で病状や体質の診断をし、必要箇所に施術が行われます。
私は、症状のある箇所やその付近のみに鍼を打つものだと思っていましたが、実際は身体のいろいろな部位に鍼を打つことで、症状の根本的な部分から治療することを知りました。

鍼は刺さっている感覚はあっても想像していたような痛みはほとんどなく、さらにお灸はほどよい温かさで気持ちが良く、徐々にリラックスして眠ってしまうくらいの状態で治療を受けられました。
箇所によっては、ずーんとした重さを感じるところもありますが、それは不調箇所に鍼が当たって効いている証拠と聞いたので、重さを感じるたびに症状が改善されているのだと思うと、その感覚が嬉しく思えるくらいでした。

治療後は、多少のふらつきや気分不良があったのですが、これは身体が良くなろうと反応している時とのことで、しばらく休んでいると治まっていきました。
その後、急激に体調が良くなり、身体全体が軽くなるという不思議な感覚に感動するほどでした。

何より、鍼灸の先生の温かい言葉掛けにより安心して治療を受けることができ、症状の背景にある悩みなどについて傾聴してもらえたことがとてもありがたく、心が軽くなる感じがしました。

今回の治療は、症状の改善だけでなく、心も元気になった貴重な体験でした。多くの患者さんが定期的に通われる理由が身に染みてわかったような気がします。

そんな、心も身体も癒してくれるこの治療院に、皆様もぜひご来院してみてください。

ヘイセイ鍼灸治療院 I

イラスト:イラストAC

4月に入職しました

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こんにちは。今年4月に入職した谷吉真奈です。1996年生まれの27歳です。

好きなことは、美味しいものを食べたり、自然の多い場所に行くことが好きで、祖父母の畑で野菜を育てるのも好きな時間です。
最近は登山やマラソン大会にでたり体を動かすことも楽しみの一つです。

私が鍼灸師を目指したきっかけは、コロナ禍になり前職の接客業では休業したりと今後について考える時間が増えました。その時に自分の手で患者さんの健康と笑顔に携われる鍼灸師になりたいと思いました。

今は鍼灸師として患者さんに携われることを幸せに思います。
それと同時に不調で苦しんでいる患者さんに対して、応えることができない日も多く落ち込む日々もありますが、先輩鍼灸師の方々に相談し、日々勉強しています。

今後も初心を忘れず周りの方への感謝を忘れず頑張っていきます。
よろしくお願いします。

 ヘイセイ鍼灸治療院 鍼灸師 T

のぼせと発汗への施術について

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暦の上では夏となり、夏の兆しが見える頃となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回は、のぼせと発汗についての症例を紹介します。
40代女性で仕事中など不意に上半身、特に頭や背中が熱くなり、冬の時期にも関わらず大量に汗をかいてしまうという症状に悩まされていました。その際にのぼせも感じていたのですが、お話を聞くと足元は反対にかなり冷えてしまうそうでした。症状自体は数分で治まるのですが、一日の中で何度も繰り返すため困っているとの事でした。

この事から何らかの原因で患者さんの陽気(温かい気)が体から少なくなり、そのせいで多くなった陰気(冷たい気)に押し上げられて、背中や頭といった体の上側に溜まってしまいのぼせや発汗といった症状が起こっていると考えました。

そのため陰気(冷たい気)の溜まってしまう足元の方では、反対に冷えてしまうといった症状が現れてしまい、熱いと冷たいが混合した症状が現れたと判断し施術を行いました。
このような症状が起こっている場合は、陰気を増やして頭を冷やしてあげるのではなく、少なくなってしまった陽気を増やしてあげ、多すぎる陰の気とのバランスをとってあげるといいと考えました。
そこで、陽気の集まる背中に鍼とお灸をしていきました。月に2回ほどの施術で、1日に数回あったのぼせが改善され現在は落ち着いています。

「体が熱くなる」症状でも場合によっては温める、といった施術を行う場合もある鍼灸の世界ってとても不思議ですね。似たような症状で体を一生懸命冷やしていた方はもしかしたら原因と違った対応をしているかもしれません。
お困りの方は些細な症状でもお気軽にお問合せください。

 ヘイセイ鍼灸治療院 鍼灸師 F