カテゴリー別アーカイブ: ヘイセイ鍼灸治療院

隠し切れない丸い目

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

ゴールデンウィークが終わり、5月の憂鬱な雰囲気がぶっ飛ぶ、フレッシュな話題があります!!なんと、新年度が始まり鍼灸院に新しい顔が増えました。九州出身の丸目さんです!!
背が高く、優しく、笑顔がカワイイ彼の話題で鍼灸院は持ちきりです。僕自身も、彼の魅力に癒され、初心を思い出し、良い刺激になっています。もはや、アイドルですね!!今から一緒に写真撮ってもらいます!!
さて、1人増えたことで4人体制となった鍼灸院。いままで通り場所や、ベッド数など変わりはありませんが、より患者さんにとって、気持ちの良い空間に出来るように、丸目さんとも協力していきますので、みなさんよろしくお願いします。
そして、先ほど撮った写真は掲載OKと本人から許可がでました。僕とのツーショット写真をご覧下さい。でも、我々の顔出しは、アイドルさながら事務所から止められていますので、目にモザイクがかかりますが、ぜひ新しい顔を覚えてくださいね!!
あれ…モザイクの位置がズレてる。

ヘイセイ鍼灸治療 鍼灸師 shima

 

月経痛の鍼灸治験例

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

40歳代の女性が月経痛を訴えて来院されました。以前にも多少月経痛がありましたが、半年前から月経の直前から月経2日目までの下腹部痛が強くなりました。月経血の色が暗く、中に黒い血塊が混じることもあり、また手足の冷えもよく感じます。婦人科に受診した際、子宮筋腫と診断を受けました。
普段、胃腸が弱く、胃もたれや腹部の張りなどの症状をよく感じます。胃のあたりに触ってみたら、振水音があり、舌に厚い白苔がついていました。
鍼灸の理論から見れば、月経血の中に黒い血塊は瘀血(おけつ)の現象と見られ、胃のあたりの振水音と厚い白苔は水分代謝が悪く、胃腸に痰飲(たんいん)が停滞している症候と見られます。
治療は胃腸機能の改善及び瘀血と痰飲の除去を中心に行いました。配穴は、気血をめぐらすために中脘、期門、気海、内関、足三里、地機(ちき)、肝兪などのツボを、子宮内の循環を良くするために合谷、三陰交、帰来(きらい)、次髎(じりょう)のツボを、水分代謝の改善に水分、天枢、水道、陰陵泉(いんりょうせん)、大腸兪などのツボを使いました。月経が始まる前に2回施術した結果、その月の経血の色が鮮やかになり、痛みもかなり軽減されました。まだ下腹部の張り感や月経中に黒い塊も少量あるので、しばらく鍼灸を継続されました。

ヘイセイ鍼灸治療院 MK

後鼻漏の鍼灸治験例

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは、今日は後鼻漏の治療例を紹介します。後鼻漏とは「鼻汁が鼻の前に流れてくる場合を前鼻漏(ぜんびろう)、のどの方へ落ちていく場合を後鼻漏(こうびろう)と言います。鼻汁がのどに落ちるため に起こる症状の総称を後鼻漏症候群と呼びます。通常、鼻、口、のどか ら1日1.2~1.5リットルの分泌液が出ており、その多くはのどを 通り胃に降りていきます。しかし、何らかの原因で鼻汁の量が多くなったり、通常時よりも粘り気がつよくなったりする(弾性と粘性の強い鼻汁になると)とのどの痛み、のどに タンがからまったような違和感、せき、口臭などの症状が強くなります。「いつも痰がからんだ感じがする」、「湿った咳がでる」などの症状が、実は後鼻漏という場合もあります。」と説明されています
 80代の女性患者、数年前から鼻づまり、咳、朝に鼻の奥から口の中に降りた痰の塊が出る。本人は副鼻腔炎だと思っているが、数か所の耳鼻科で検査を受けたが、いずれも副鼻腔炎ではないと言われました。抗菌剤を服用したら、少し症状を軽減するが、飲まなかったら、また元通りに戻る。
この患者さんは数年前から腰痛、下肢のしびれで、当院で鍼灸治療を受けていたが、鼻の症状は耳鼻科で治療を受けているから、本人は鍼灸でこの症状を改善できないと思っているから、特に治療を求めなかったし、私も顔に鍼を刺すことを遠慮していたので、積極的に鍼灸治療を勧めなかった。
しかし、服薬でなかなか症状が改善されないので、鍼灸でも改善する方法があるかと患者から相談があったから、顔のツボに灸頭鍼をすれば、効果が得られるかもしれないと説明してみたら、患者さんはぜひ試してみたいと言われたので、巨髎(こりょう、目が正視して、瞳孔を通る垂線と鼻翼下端から横にひいた線との交点に取る)というツボに灸頭鍼(きゅうとうしん、鍼柄にもぐさを巻き付けて燃焼させるものである)を行ったら、症状は激的に改善された。鼻づまりが軽減、朝に喉に降りてくる分泌物の量もかなり減少した。それに伴う咳も少なくなった。
長年の症状で数回の鍼灸治療でこれほど効果が得られたことに、治療者としてもいささか驚いた。鍼灸療法は本当に人類医療資源の宝であることを改めて感心した。

ヘイセイ鍼灸治療院 甄立学
ヘイセイ鍼灸治療院は倉敷平成病院隣接の倉敷在宅総合ケアセンター4階にあります。
お電話 086-427-6688へお気軽にお問合せ下さい。ご予約制です。

 

虫歯にご用心

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院, 未分類 | 投稿日: | 投稿者:

まだまだ寒い日が続きますが、このところ日が長くなったように思えます。春はもうすぐそこまで来てるはずだと、日当たり良好、暖房完備で暖かい鍼灸院の中から季節を感じようとしています。
さて、季節の話とは全く関係がないのですが、先日僕が倉敷平成病院の歯科にお世話になった話を今回はしようと思います。大変恥ずかしながら、僕の親知らずが虫歯になってしまい、抜歯をすることになったのです。右下奥歯にちょこんと頭を出したカワイイ親知らずと、決別するのはとても辛く悲しいのでやっとの思いで歯科に向かいました。(とても痛いと聞いていたので恐れ逃げていただけです)
しかし、素早くとても丁寧に処置していただき「あれ?もう終わったの??」と良い意味で肩透かしを食らい、勇気を出してお願いして良かった!!そう思った一日でした。親切に明るい雰囲気で治療をして頂き、この場を借りて倉敷平成病院歯科の皆さんに感謝の気持ちを残したいと思います。
と、同時にツボの力にも感謝をしました。それは、先生に「麻酔が切れると処置した部位が痛くなるよ」と言われていて、本当に痛みが出始めた時「合谷(ごうこく)」というツボに助けられたからです。痛みが出てきてどうしようと考えていたところ、鍼灸師であることを思い出し、「合谷」を押さえると痛みが弱くなり、離すと痛みが分かるようになる事を発見し、自分に鍼を刺してみました。ここでポイントなのが「左手の合谷」を使用した点です。「合谷」自体には、効果の一つとして鎮痛作用がありますが、手陽明大腸経(てようめいだいちょうけい)に属する「合谷」はツボの流れが顔面部で左右入れ替わるのです。ですから、右の歯を治療したい時はわざと反対の「左手の合谷」を使い、ツボの効果と流れを意識したというわけです。
今回の話は、倉敷平成病院の歯科と「左手の合谷」に助けられて……ん。左…ひだり…ヒダリ。実は僕には、左下にも親知らずがあるらしく、今は無事ですが虫歯になれば…皆さんも、虫歯には是非気をつけましょうね!!

ヘイセイ鍼灸治療院 鍼灸師 shima

手足しびれへの鍼灸治験一例

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70代の女性患者さんが手足のしびれ、疲労感を訴えてヘイセイ鍼灸治療院に来られました。20170124
2年前に両腕の肘から指先まで痛みが現れ、手の指は痛くて動きづらい。病院で「好酸球性多発血管炎性肉芽腫症」と診断され、薬治療とリハビリで痛みは改善、日常生活に差し支えないほど回復できました。しかし、その後、手足先のしびれを感じるようになりました。特に手指のしびれは強くて細かい動作が難しく、多少体を動かした後、肩から肘までの筋肉痛が出やすく、全身の疲労感を感じやすくなり、以前からの肩こり、軽いめまい、四肢末端の冷え、寝つきが悪いなどの症状も伴います。体型は細く、脈は細くて弱い、舌は淡白で歯痕と裂紋があり、胃の辺りにポチャッと振水音があります。
漢方医学の理論では、「しびれ」は「血虚」によるものが多く、疲れやすさや冷え症などは「気虚」の症状だと考えられます。振水音は水の代謝が弱くて、水毒の存在を示しています。総合的に体質を判断すれば、この患者さんは「気血両虚」(きけつりょうきょ)、「水毒停滞」(すいどくていたい)の体質だと考えました。
治療には、三陰交(さんいんこう)、水分(すいぶん)、上廉(じょうれん)、偏歴(へんれき)、陰陵泉(いんりょうせん)などのツボを取って、水分の代謝を改善し、足三里(あしさんり)、内関(ないかん)、合谷(ごうこく)、陰交(いんこう)などのツボで気血の生成を促しました。
1回目の鍼灸後、日課の朝の散歩をした時に、とても足が軽かったそうです。治療を重ねていくうちに、めまいや睡眠は改善し、疲れても翌日にはすっきり回復できると喜んでくれました。週1回の治療で2か月後に足のしびれは殆ど感じなくなり、手のしびれも少し改善され、指先の細かい動作が少しできるようになりました。現在治療は継続しています。

ヘイセイ鍼灸治療院 鍼灸師 MK

交通事故後の精神症状に対する鍼灸治療

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koutsu_jiko_car_man交通事故で肉体の損傷を起こす以外に、不安、不眠、頭痛、めまい、動悸、食欲不振などの精神神経的な症状を起こすこともよくあります。これらの症状に対して、鍼灸治療法ではいずれも良い効果が得られます。
最近、このような症状を持つ40代の男性患者を治療しました。この患者は、車追突事故に遭い、目立った外傷はなく、病院での検査にも特に肉体の異常が見られませんでした。しかし、事故から2週間後に、強い不安、不眠が現れて、同時に食欲もなくなりました。整形外科の先生からこの患者さんを精神科に紹介されましたが、患者さんは向精神薬の服用に抵抗感があり、担当医の許可を得て、鍼灸治療に来られました。
漢方医学の理論では、体内の気血は経絡を沿って一定のリズムで循環しています。打撲によって気血循環のリズムが乱れ、驚きによって気が散らばって纏まらなくなります。気が乱れれば、臓腑機能も乱れます。それによってさまざまな心身症状を起こすことができます。この場合、各臓腑の気血の乱れる程度によって、現れる症状も異なります。
この患者さんに現れた不眠は心気の乱れ、不安は腎気の乱れ、食欲不振は脾気の乱れによるものだと考えられます。これに対して、膻中(だんちゅう)、気海(きかい)、内関(ないかん)、公孫(こうそん)、腎兪(じんゆ)、脾兪(ひゆ)、心兪(しんゆ)などのツボを取って、心、腎、脾の気血の乱れを整えることにしました。
治療を始めてから、症状の改善がすぐ見られました。不安が大分減り、不眠も改善され、食事も普通に食べられるようになりました。ただ疲れる時や何かの都合で症状がまだ振り返ることがあります。週2回、2か月治療を続けているうちに、症状の振り返は殆どなくなりました。
ちなみに、自動車事故の場合、担当の医師と損害保険会社の同意を得られれば、鍼灸治療の費用は、損害保険会社が全額負担するので、患者自身の負担はありません。

ヘイセイ鍼灸治療院のサイトはこちら 電話:086-427-6688

ヘイセイ鍼灸治療院 甄立学

のぞみの会で体験鍼

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%e9%8d%bc%e7%81%b8%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0%e3%83%bb%e9%ac%bc%e6%89%8b%e5%9b%9e%e6%98%a5%e7%94%a8111月6日(日)第51回のぞみの会がありました。

ヘイセイ鍼灸治療院は、毎年ふれあいコーナーにて体験鍼を実施しており、患者さんから嬉しい声が多数聞かれます。このブログを読まれているあなたも、もちろん鍼灸院のコーナーには来ていただいたと思いますが、来られなかった方のためにどんな事をしていたか紹介したいと思います。

このコーナーは鍼初体験する機会になってもらえると嬉しいなと、思いを込めて毎年続けています。今年も先着20名限定のところ、開始時間前から予定人数を越える大勢の方々に集まっていただきました。毎年楽しみにしていると、声をかけてくださる経験者の方も居られます。初めての方は、興味があるけど分からないことが多いと言われますが、説明を受けて、実際に鍼を刺すことでより理解しやすいのではないかと感じています。

さらに、体験鍼と同時に甄 立学先生自ら厳選した、漢方茶を提供させていただいています。毎年変わる漢方茶は患者さんのみならず、我々スタッフも楽しみにしていて、今年はどんな種類が出てくるのかワクワクして待っていました。おいしそうなお菓子も用意されていましたよ。

今年は感冒茶(かんぼうちゃ)で、いわゆるカゼ予防茶でした。寒暖の差があり体調を崩しやすい季節に嬉しい一杯でこちらも好評でした。

構成:   金銀花(キンギンカ)   連翹(レンギョウ)

桔梗(キキョウ)     甘草(カンゾウ)

薄荷(ハッカ)      牛蒡子(ゴボウシ)

竹葉(チクヨウ)     荊芥(ケイガイ)

板藍根(バンランコン)

効用:  去風解表(風邪除去)  清熱解毒(抗菌消炎)

最後に、毎年来ていただける人数が増えていて我々は嬉しく思うと同時に、体験出来なかった方々や、説明が十分に聞けなかった方が居られたと聞きました。せっかく楽しみにして下さっていたのにそれでは残念です。なるべく皆様が満足していただけるように改善し、頑張りますので来年以降も鍼体験コーナーを応援よろしくお願いします。

鍼灸治療に興味がある方は、倉敷在宅総合ケアセンター4階に、ヘイセイ鍼灸治療院があります。是非、東洋医学の世界を覗いてみてください。相談だけでも結構です。

電話番号 086-427-6688

ヘイセイ鍼灸治療院 shima

季節はずれの「肝陽上亢」のめまい

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先日、めまいと疲労感を訴える50歳代の女性が来院されました。
2~3年前からふわふわするめまいが現れています。今年の春はとくにめまいが強く、夏に落ち着いていたそうですが、秋になってから症状が強くなりました。食欲はあり20161025ますが胸部のつかえ感があり、あまり食べることができないようです。症状が強く現れる以前から、精神的に落ち込むことが多く、睡眠不足、身体を休めることも少なかったそうです。この患者さんの脈は浮いており、舌に苔があまり無い、舌尖部に紅点がありました。

漢方医学の理論から、めまいによく見られる原因は、水毒(水の代謝異常で生じた病因物質)、気血不足、肝陽上亢(肝臓の陽気が過剰に興奮することで起こるもの)などが考えられます。水毒や気血不足の治療には主に脾経と胃経のツボを使いますが、肝陽上亢には主に肝経のツボを使います。この患者さんの体質から診れば、めまいは肝陽上亢によるものだと考えました。

漢方医学の理論では、「春生、夏長、秋収、冬蔵」という四季に応じて陽気の動きの規則があります。つまり、春は陽気が冬眠の静かな状態から目覚めて活発に動き出す時期です。この時期に肝臓の陽気が過剰に興奮すれば、春の活発な陽気の動きに合わせて、肝陽上亢の病理状態が起こりやすいといえます。

しかし、秋には収斂の時期で、陽気が降下して体内に納まりやすいはずなのに、なぜ肝陽上亢が起きたのでしょうか。原因は睡眠不足と過労気味による肝陰の過剰消耗と精神的な落ち込みによる肝気鬱滞にあります。陰が不足であれば、陽が上昇しやすく、肝気鬱滞によって鬱熱も生じやすいから、結果的には肝陽の興奮が秋の収斂の力を超えて、肝陽上亢を起こしてしまいました。脈の浮、苔があまり無い、舌尖部に紅点などは、陰虚陽亢のしるしだと考えられます。

これに対して、治療するには、肝陰を補う「肝兪」「太衝」、気鬱の改善に「膻中」「中脘」「気海」「期門」、肝陽を抑えながら陰を養う「肺兪」「尺沢」「太淵」、胃を整えて気血の生成を促す「脾兪」「足三里」「下巨虚」「三陰交」のツボを取りました。治療直後に胸部のつかえ感は緩和されました。初回治療後の4日目に来院された時は、めまいが緩和されたことを教えてくれました。まだ症状は残っているので、症状と体質改善のために現在治療を継続されています。

鍼灸院MK

背部兪穴で手指関節痛を治す

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60代の男性が頚椎症により頚腕部での神経痛で鍼灸治療を受けていました。頚椎症の症状が次第に改善された後、手指関節痛が現れました。特に両手の人差し指と薬指の第一関節と第二関節に痛みを感じやすいとの事でした。
鍼灸の経絡理論から見れば、人差し指は手の陽明大腸経の支配領域であり、薬指は手の三焦経の支配範囲ですから、治療は主にこの二つの経絡に鍼灸を実施しましたが、あまり効果が得られませんでした。
古人の文献を調べると、手指関節痛に相関臓腑の背部兪穴で治療すると効果が得られるという記載がありました。この経験を踏まえて、背中のツボを使って治療してみました。
使ったツボは主に大腸兪(第4と第5腰椎の間、中心から外側に1.5寸のところ)、三焦兪(第1と第220160829腰椎の間、中心から外側に1.5寸のところ)でした。これらのツボに刺鍼した後、人差し指と薬指の第2関節の痛みがほとんど消えました。ただ右手の薬指の第2関節にまた少し痛みが残っていました。背部の兪穴がよく効いたので、この度、腹部にある募穴を試してみました。薬指に関係する三焦経の募穴は石門です。このツボはへその下の2寸のところにあります。このツボを刺鍼した後、右手の薬指の第2関節の痛みも完全に消えました。
鍼灸治療の取穴法には、背中にある臓腑の兪穴と腹部にある臓腑の募穴を組み合わせる取穴法があり、この患者さんの治療にこの方法を取り入れて実施した結果、非常に良い効果が得られました。
「手指関節痛なのに、なぜ背中やお腹のあまり関係がないところに鍼をして効果が得られるだろうか」と不思議に思われる方もおられるかもしれません。これは漢方医学の臓腑理論や経絡理論がなければ、確かに理解しがたいです。しかし、こんなことがあるから、鍼灸治療の素晴らしさと面白さを度々感じさせられます。

ヘイセイ鍼灸治療院 甄 立学

気の作用

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連日、厳しい暑さが続いておりますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。鍼灸院スタッフは誰も体調を崩すことなく元気です!!
さて、元気の「気」の部分ですが、皆さんは「気」だけ聞くと胡散臭い感じがする方が多いのではないでしょうか。しかし、「気」が入っている単語は日常生活で多く使われているはずです。例えば、先ほどの元気、または病気、陽気、寒気、本気、根気、正気、眠気、気合、気丈などなど。知らない間に「気」という言葉を使っていることに「気」が付くのではないでしょうか。東洋医学ではこの「気」の働きが重要で、「気」が人体にどのように作用しているのか、今回は紹介したいと思います。
鍼灸まず、「気」というのは、活力があり休むことなく活動し、人体の正常な生理状態の維持に大きく関わっています。それぞれ「気」には作用があり、それにより生命活動が出来ていると考えられています。その作用の一つ、推動作用は人体の成長、精神、血の生成など推動作用により正常に行われています。もし推動作用が弱まれば精、血の生成不足およびその運行、散布が遅れ病理変化が現れるようになります。他にも、温煦作用は体を温め、寒さを排除してくれる働きがあります。体温を一定で保てるのはこの作用があるからなのです。さらに、固摂作用は体内の精、血液などの液体物質の不要な流失を防ぐことができ、血管の血が漏れず流れ、汗や尿、唾液、精液など正しい排出を促します。そして今回、一番紹介したかったのが防御作用です。これは皮膚表面を守り、同時に体内に入り込んだ邪気を排除する働きがあります。察しが良い人は分かったのではないでしょうか、「気」の防御作用が正常なら、邪気は進入できず、進入されても病気を発病しにくく、治りやすいのです。まさに皆さんが認識している元気の状態です。
最後に、今年の夏も暑くて大変ですが「気を抜かず、体調に気をつけて」乗り切りましょう!!
以上、鍼灸院からの少しばかりの「気遣い」でした。

ヘイセイ鍼灸治療院 shima