カテゴリー別アーカイブ: 医師

【山陽新聞メディカ150号 倉敷生活習慣病センター青山雅診療部長の記事が掲載されました】

平成29年7月17日(月)付けの山陽新聞朝刊、メディカ150号に倉敷生活習慣病センター青山雅診療部長の記事が掲載されました。是非ご一読下さい。

http://medica.sanyonews.jp/article/7824

秘書・広報 はる

【山陽新聞メディカ149号 倉敷平成病院形成外科廣瀬雅史医師の記事が掲載されました】

平成29年7月3日(月)付けの山陽新聞朝刊、メディカ147号に当院形成外科廣瀬雅史医師の記事が掲載されました。是非ご一読下さい。
http://medica.sanyonews.jp/article/7761

秘書・広報課 はる

 

日本医師会からの《受動喫煙の防止対策を強化・実現するための署名のお願い》

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日本医師会から、日本全体で屋内100%全面禁煙とするための署名依頼が各医療機関に届いています。
所属郡市区医師会への送付期限が本年6月23日に迫っていますが、まだ間に合いますので賛同される方は(未成年者を含む全国民対象)署名をよろしくお願い致します。署名用紙は当院に用意していますが、日本医師会のホームページからダウンロードすることができます。6月22日までに当院に持参して頂ければ倉敷医師会へ届けます。

日本医師会 会長 横倉義武先生からの趣意書は以下の通りです。(原文のまま)

受動喫煙の防止対策を強化・実現するための署名のお願い

趣意書
2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会の開催にあたり、国際オリンピック委員会(IOC)から「たばこのないオリンピック」の実現が求められています。わが国は世界に向け、たばこ対策に抜本的に取り組む姿勢を示す必要があります。
なかでも、わが国の受動喫煙による健康被害への対策は、世界保健機関(WHO)から「世界最低レベル」に分類されており、少なくとも年間1万5千人が受動喫煙を受けなければ、がん等で死亡せずに済んだと推計されています。
このような状況を考えれば、屋内における喫煙は単なるマナーや嗜好の問題ではなく、国民の健康被害の問題として捉えなければなりません。
非喫煙者、とくに働く若い人を受動喫煙による健康被害から完全に守るためには、日本全体で屋内100%全面禁煙とする国際水準の受動喫煙防止法や条例の制定が不可欠であります。
われわれ医師会は、「国民の健康を守る専門家集団」として、国民の健康を第一に考え、例外規定や特例を設けることなく受動喫煙の防止対策を強化・実現するための署名活動を行うことといたしました。
国民の皆様にも広くこの活動の趣旨をご理解いただき、ひとりでも多くの方にご署名賜り、国への働きかけの力とさせていただきたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
平成29年5月    公益社団法人 日本医師会 会長 横倉義武

健康被害を減らすためには喫煙をしない事が第一ですが、喫煙の意思のない人への受動喫煙を防ぐための運動は、喫煙者を含めた全ての人が取り組む必要があると考えます。

平成南町クリニック  医師 玉田

亜鉛欠乏症の薬「ノベルジン」

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これまで亜鉛欠乏症(低亜鉛血症)に対する保険適応の薬はなく、亜鉛を含む胃潰瘍の薬を使わざるをえませんでした。本年3月に「ノベルジン」が低亜鉛血症の適応となりました。ノベルジンは、銅の排泄障害で起こる先天性銅過剰症のウィルソン病(肝レンズ核変性症)の治療薬としてのみ認められていました。

亜鉛Znが不足すると味覚障害・皮膚炎・脱毛・口内炎・性腺機能障害などがおこります。小球性~正球性貧血や亜鉛欠乏性溶血(赤血球膜が脆くなり、ランニング中の足底圧力や人工透析による機械的な溶血性貧血)が起こることがあります。

ノベルジンを低亜鉛血症に用いる場合には、食事等による亜鉛摂取で十分な効果が期待できない場合に使用することとなっています。服用量は体重30kg未満の小児では、開始量25mg1日1回、最大量25mg1日3回。それ以外の場合は、開始時25~50mg1日2回、最大量50mg3回です。

タンニンや多量の食物繊維を摂ると亜鉛・鉄・銅などの吸収が低下します。また、薬剤によっては亜鉛過剰排泄をおこすものがあり、多量の汗・尿による過剰排泄もあります。このような事がなければ、亜鉛欠乏を起こすことは稀とされていますが、亜鉛を含む食品の摂取が非常に少なければ亜鉛欠乏になるかもしれません。

亜鉛を多く含む食品は以下のものがあります。( )内は1回の通常摂取量での亜鉛mgです。

牡蠣60g(7.9mg)、豚レバー70g(4.8mg)、牛ロース70g(3.9mg)、鶏レバー70g(2.3mg)、ほたて貝60g(1.6mg)など。

逆に、サプリメントなどで亜鉛を過剰摂取すると、亜鉛と銅の吸収輸送体が共通なので銅の吸収が少なくなり銅欠乏が生じることがあります。銅が不足すると、正~大球性低色素性貧血や亜急性連合性脊髄変性症になりえます。これはビタミンB12欠乏と同じ症状・所見です。

亜鉛の1日必要量は、男性10mg・女性8mg(妊娠中10mg、授乳中11mg)なので摂り過ぎにも注意しましょう。亜鉛欠乏がない場合、1日40~45mg以上は摂り過ぎです。

平成南町クリニック  玉田

 

胎児のエネルギー源  どちらが「代わりの事実」?

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以前にも紹介しましたが、産婦人科医の宗田哲男医師の研究によれば、胎児のエネルギー源はブドウ糖ではなくケトン体です。胎盤には高濃度のケトン体が含まれていますが、ブドウ糖は胎盤にも臍帯血にも多くは含まれません。このケトン体は母体からの脂肪酸を原料として胎盤で作られています。胎児に必要な栄養素とするために母体には中性脂肪とコレステロールが増加しています。卵生動物の卵は蛋白質と脂肪でできていて、炭水化物(糖質)は殆ど含まれません。哺乳類の胎児も同じようにブドウ糖は殆ど必要としないのです。妊娠母体の血糖値が上昇しているのは、胎児がブドウ糖をより必要とするからではないのです。
宗田医師は次のような仮説を唱えています。(光文社新書 宗田哲男著 「ケトン体が人類を救う」 )
妊娠糖尿病は、妊娠母体が「糖質を拒否」している病態である。同時に「タンパク質と脂肪を要求」している。
(それなのに)これに気付かずに、妊婦が糖質過多の食生活を送るために、病気が発症してしまう。
そして、この仮説をもとに糖質制限食でインスリンを使用せずに、妊娠糖尿病・妊娠中の明らかな糖尿病・糖尿病合併妊娠の妊婦さんを治療し、健常な胎児を出産される方々を増やしておられます。
糖尿病学会のガイドラインでは糖質エネルギー比率60%が良いバランスとしていますが、これの根拠となる論文やエビデンスはなく、糖質過多の状況なのです。その食事でカロリー制限をしても妊娠糖尿病の妊婦さんは食後高血糖になります。ガイドライン通りのカロリー制限をすれば、胎児に必要なタンパク質と脂質を犠牲にしていることになります。(ドクター江部の糖尿病徒然日記2017年3月14日記載事項抜粋)
低糖質食にすると結果的に血中ケトン体が増加しケトーシスになりますが、これをインスリン不足時に生じるケトアシドーシスと同一視して「ケトーシスが危険」と考えてはいけないのです。胎児はまさにケトーシスの状態でスクスクと育っていくのです。また、新生児も脂肪含有量の多い母乳からケトン体を生成し脳の重要なエネルギー源にしています。(ヒューマン・ニュートリション第10版2004年) 小児も成人も脳はごく普通にケトン体を利用できるのです。(ドクター江部の糖尿病徒然日記2017年3月12日記載事項)
これまでの常識が「代わりの事実」のこともあります。「真の事実」は何かを問う姿勢を続けたいものです。
平成南町クリニック  玉田

メッケル憩室

カテゴリー: 医師, 平成南町クリニック | 投稿日: | 投稿者:

本年1月9日(成人の日)、当院は倉敷市休日診療当番医でした。計29人の受診がありました。インフルエンザの疑いで18人にインフルエンザ゙迅速検査を行い16人がインフルエンザA陽性でした。(B陽性なし)。胃腸炎症状の方も複数おられました。他に、腹痛の訴えがあり診察にて胃腸炎ではなく腹膜炎が疑われる方が二人おられました。一人は虫垂炎疑いで消化器外科を紹介しましたが、虫垂炎を含む急性腹症はなく症状が軽快して帰宅されたとのことでした。

もう一人は高熱を伴い汎発性腹膜炎が疑われる方でした。当日の朝から右下腹部痛があり、自宅で様子を見ていたが嘔吐下痢はなく少量ずつ2回の排便もあったそうです。次第に腹部全体が痛くなり圧迫痛が出てきたので午後遅くに当院を受診されました。歩行時の腹痛増強はなくheel drop signは陰性でした。(つま先立ちをしてから踵をドンと着いた時に腹背部に痛みがあれば陽性) 腹部の緊張は強くなく柔らかく触れ腹膜炎を思わせない状況でした。しかし、腸の蠕動運動を示す腸音が殆ど聞こえず、tapping pain(指先で優しく叩いた時に感じる痛みで、あれば腹膜炎の疑いが強くなる)を腹部全体に認めました。また圧痛も腹部全体に認めました。来院時にも嘔気なく診察中も嘔吐・下痢はありませんでした。寒気は訴えておられませんでしたが38度の高熱であり、腹部全体の腹膜炎所見から汎発性腹膜炎で緊急対応が必要と考えられました。

腹部疾患の既往歴・手術歴なく原因が特定できない状況でしたので総合病院内科を紹介しましたが、すぐに外科転科となったとの連絡がありました。気になっておりましたが、緊急手術になったとの返事を1月11日に外科の先生から頂きました。メッケル憩室の穿孔による腹膜炎で、小腸部分切除を行い経過良好とのことで安心しました。

virus_fukutsuuメッケル憩室は、全人口の約2~4%の人に見られる最も頻度の多い消化管先天奇形です。胎生期に存在する卵黄嚢と中腸を結ぶ卵黄腸管が閉じずに残った場合にできる小腸(回腸)の憩室です。回盲部から50~100cm口側にあり症状なく経過することが多いのですが、時に腸閉塞、憩室炎、穿孔を起こして急性腹症として開腹手術になります。また出血・腹痛で慢性経過をたどる場合もあるようです。合併症は、小児では出血が、成人(50~60歳台に多い)では腸閉塞が多く男性に多い傾向があるようです。メッケル憩室自体を開腹手術なしで確定診断することは困難のようですが、詳細な画像検査を行い注意深く観察することで診断できるかもしれないとあります。合併症を予防するために無症状時に切除することは有意義ではないようです。

今の季節は、高熱患者さんの多くはインフルエンザ感染が疑われますが、インフルエンザ迅速検査が陰性であればもちろん陽性であっても、他の緊急性疾患を見逃さないような診察が必要と実感しています。

平成南町クリニック  玉田

帆船ロンベルグ号をいかに操って長江を渡るか

カテゴリー: 医師, 平成南町クリニック | 投稿日: | 投稿者:

20161220

謎解きのようなタイトルですが医学徴候の私なりの覚え方です。言葉を、場所を含む画像イメージとして憶えるのは記憶力が低下してきた場合にとても有効です。
今回は「ヘルニア」についてです。椎間板ヘルニア、食道裂孔ヘルニア、鼠径ヘルニアなどがありますが、比較的まれな「閉鎖孔ヘルニア」についてお話します。
骨盤腔の下方で坐骨・恥骨・腸骨に囲まれる三角形の空隙を閉鎖孔と言いますが、その中に閉鎖神経と閉鎖動脈が通る閉鎖管があります。閉鎖孔は骨盤腹膜と内・外閉鎖筋とで閉じられているのですが、そこが何らかの理由で緩むと閉鎖管の中に小腸(回腸)が入り込み、閉鎖孔ヘルニアとなります。(大網、卵巣、卵管、子宮などのこともあります) ヘルニア内容物によって閉鎖神経が圧迫されると、閉鎖神経知覚枝の分布する大腿内側、膝、股関節部に痛みや知覚異常をおこすのです。小腸が入り込むと、その程度が軽ければ下腹部の違和感や食欲不振を、通過障害を起こせば腸閉塞を起こして強い腹痛や嘔吐を生じます。
非常に頻度は低いとされていますが、過去4ヶ月で閉鎖孔ヘルニアの方を二人経験しました。
○93歳 標準体重の女性  既往 腰椎すべり症による脊柱管狭窄症
1年前から、腹部不快感や右大腿部の引きつけ感・しびれ・痛みがあるもしばらくすると自然に軽快することを繰り返していた。長時間の座位や歩行時に出現することが多かった。当院も受診されているが既往症による痛みを考えていた。
前日の夜に右大腿内側部が非常に痛く歩行困難となり救急外来受診。CT検査にて右大腿に著変なく帰宅。
翌日、痛みはやや軽減するも続くため当院受診。特徴的な痛みから右閉鎖孔ヘルニアを疑い前日のCTを見直したところ、右の外閉鎖筋の間に腸管構造を認め右閉鎖孔ヘルニアと診断した。
診断後の経過
C病院外科を紹介受診し1か月後に予定手術となったが、その後鎮痛薬を変更して痛みのコントロールが容易となり、腹部症状もなく経過したので本人希望で手術延期となった。
診断確定2ヶ月半後の深夜に右大腿部激痛あり救急外来受診。翌日未明午前1時45分にCT撮影し鼠径ヘルニア疑いで帰宅となる。同日午前9時30分当院受診。CT所見では右閉鎖孔に腸管が陥入し小腸浮腫所見あり、C病院外科に緊急手術を依頼した。翌日午前1時に緊急手術となった。(ヘルニア内容を還納し閉鎖孔をパッチで閉鎖) 術後は順調に経過し右大腿・下腿の痛みなく生活されている。
○86歳 BMI16.7の痩せた女性 心臓弁膜症あり
1年11ヵ月前 右下腹部から腰部にかけて激痛あり、翌日も鈍痛続き救急外来受診し腹部CT撮影。原因不明のまま帰宅。(今見直すと、両側の恥骨筋と内閉鎖筋の間隙が大きく開いており、大網が入り込んでいると思われる)
1年6か月前 10日前から右下腹部痛が持続し救急外来受診の朝に嘔吐あり。救急外来到着時には症状は軽減していた。CT所見は前回と同じで経過観察となっている。
診断日 起床して起座になった時に右臀部から右大腿上部にかけて強い痛みあり。起立すると痛みがさらに増強したので当院受診。数日前から食欲不振あり。力んでも排便なかったが緩下剤や浣腸を拒否されていた。
痛みの原因として右閉鎖孔ヘルニアを考えたが、食欲不振の原因精査を兼ねて全身CT検査を施行。
右閉鎖孔(恥骨筋と内閉鎖筋の間)に腸管構造と思われる索状物を認め、右閉鎖孔ヘルニアと診断した。腸管の変化を認めないので、腸閉塞を起こしうる危険性について説明し、緩下剤服用や浣腸施行して腹圧をかけないように指導した。その後は力まずに排便できるようになり、右大腿部痛は消失している。
お二人の経験から、閉鎖孔ヘルニアの症状は長時間の坐位や立位・歩行後、腹圧の高まる状況で出現しやすくなると考えています。ヘルニア内容は自然に元に戻ることもありますが、根治には外科的治療が必要です。日常生活に困る場合は待機的手術、イレウスを発症した場合には緊急手術が必要です。
最初の謎解きはこういうことです。Howいかに(操るか)ship(帆)船―Rombergロンベルグ(号) sign 徴候(長江)→Howship-Romberg sign =ハウシップーロンベルグ徴候。膝から大腿内側や股関節部に痛みがあり、大腿を後方へ伸展させたり、外側に拡げたり内旋(下肢を伸ばして足先を内向きに回す)したりすると痛みが増強する状態で、「閉鎖孔ヘルニア」の診断根拠となる徴候です。閉鎖孔ヘルニアによる下肢痛を坐骨神経痛などの整形外科的疾患と見誤ることもあるので注意が必要です。痩せた高齢の女性に多いので、そのような方の下肢痛(特に大腿内側部痛)や腹部症状・イレウス症状をみた場合は、“帆船ロンベルグ号”を想い浮かべる必要があります。

今年の平成南町クリニック号の操舵はどうだったでしょうか。上手に操れば帆船は風上へ進むことができます。平成南町クリニック号も風上へ進みたいものです。(写真はローズガーデン倉敷のイルミネーションです)
平成南町クリニック  玉田

婦人科医長太田郁子医師がNHK四国羅針盤にスタジオ出演しました

shikokuこのたび、11月11日(金)午後7時30分~午後8時放送の『四国羅針盤』「“女性活躍”のかげに潜む病~急増する子宮内膜症~」に、婦人科医長の太田郁子医師がスタジオ出演いたしました。
(四国4県のみの放送で、岡山県内でのテレビ放送の予定はありません)

番組紹介より~働く女性たちの体に異変が起きている。激しい月経痛を引き起こす「子宮内膜症」が急増しているのだ。女性の10人に1人がかかると推定され、重症になると不妊につながる恐れがある。最近の研究でがんに進行するリスクが高いこともわかってきた。発症のピークは働き盛りの20代後半から30代前半で、忙しさを理由に症状を放置し深刻化するケースが多い。子宮内膜症の最新情報を取材し、女性の健康に配慮した働き方を考える。~とのことです。
女性のライフスタイルの変化と共に子宮内膜症の患者数も増加しており、「10年前は生理痛は病気ではなかった。しかし医療技術の進歩で、診断の基準がかわっている」とのことです。もしも身近に生理痛で悩んでおられる方がおられましたら、婦人科での診察をおすすめしたいと思います。

秘書広報室 M

お口のお悩みにお答えします!

カテゴリー: 医師, 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

朝晩めっきり寒くなってきましたね。
皆さん風邪などひかれてないですか?

体調を崩して免疫力が下がると、歯茎が腫れる、歯茎から血や膿が出るなどお口の中にもトラブルが出やすくなります。
このような症状は、歯周病の菌の力が免疫力に勝ってしまうために起こります。
予防するためには、歯周病の菌を減らすことが重要で、歯ブラシで機械的に歯垢を取ることが何よりも効果的です。

磨くときは歯と歯茎の境目を磨くよう意識してみて下さい。
歯ブラシのヘッド(毛の部分)は小さい方が奥歯にも届きやすく磨きやすいです。
毛の硬さは「ふつう」をオススメしていますが、歯茎が腫れ上がって痛い方には、まずは毛の柔らかいものから始めてもらうようにしています。

歯間ブラシやデンタルフロス(糸ようじ)も併用して頂くと、さらに効果的です!

%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b01←10円玉のサイズと比較してみました。

細かいところを磨くポイントブラシや歯間ブラシです。→
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うがい薬はあくまで補助的なもので、うがいだけでは歯垢はなかなか取れません。
お風呂用洗剤でも、スポンジでこすらなければ湯垢が取れにくいのと同じです。

さて、11月6日はのぞみの会が開催されます!
歯科では相談コーナーを設け、皆さんのお口の中の悩みにお答えします。
是非足を運んでみて下さい!

歯科 M.O

水辺のケガに注意

カテゴリー: 医師, 平成南町クリニック | 投稿日: | 投稿者:

暑い夏がやって来ました。川や池、湖、海などの水辺で遊ぶのが楽しい季節です。でも皮膚に怪我をしていたり水辺で怪我をした後で皮膚が赤くなったり腫れて痛くなった時(軟部組織感染症)には、普段の怪我とは違う注意が必要です。20160719
通常の軟部組織感染症(創感染・蜂巣炎・筋壊死・壊疽性膿瘡など)の原因菌はグラム陽性球菌のブドウ球菌、連鎖球菌ですが、海水・淡水(川や池・湖・プール・水槽)に触れる状況があった後で軟部組織感染症を起こした場合には、病原微生物として以下のようなグラム陰性桿菌を想定する必要があります。
エロモナス ヒドロフィラ(Aeromonas hydrophilia)
ビブリオ バルニフィカス(Vibrio vulnificus)
類丹毒菌(Erysipelotrix rhusiopathiae)
エドワードシェラ タルダ(Edwardsiella tarda)
緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)
ブドウ球菌や連鎖球菌感染には、第一世代のセフェム剤やペニシリン剤が適していますが上記の微生物には効果がないので、キノロン剤・ST合剤・ミノサイクリンの内服や第3世代セフェム剤の注射などを使います。
また頻度は低いですが、水との接触後の感染症として、抗酸菌の一種のマイコバクテリウム マリナム(Mycobacterium marinum)による皮膚感染症やスピロヘータの一種のレプトスピラによる全身疾患もありえます。沖縄・奄美諸島などでは現在でも水田などでの糞線虫感染(全身疾患で皮膚には蕁麻疹のような発疹)も報告されています。水関連感染症には、その他の病原体もあります。
海や川などに行った後で皮膚病変や風邪様症状などの全身症状が出た時には、水辺に特有な微生物の感染症を考える必要があります。

平成南町クリニック 玉田

以下などを参考にしました。
淡水との接触による感染症(週刊医学会新聞 2015年4月13日 Dialog & Diagnosis 第4話)
レジデントのための感染症診療マニュアル第2版767ページ
KANSEN journal No.46(2013.12.26)