月別アーカイブ: 2022年3月

鈴木健二先生、西尾祐美先生 ありがとうございました

カテゴリー: お知らせ, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

2022年3月末を持ちまして、鈴木健二先生(脳神経外科)と西尾祐美先生(形成外科)が当院をご退職されました。

 

 

 

鈴木先生は、平成18年に院長として赴任、平成22年より名誉院長、平成30年より顧問を歴任されました。このたび、ご勇退されるとのお申し出があり、当院をご退職されます。
最終日は雨模様との天気予報だったので、前日に満開の桜の下で記念撮影をしました。
また、本日、職員全員で鈴木先生のお見送りをしました。
「これからも皆で頑張って」と力強い激励のお言葉をいただきました。

西尾先生は、当院形成外科に4年間勤務され、精力的に手術・入院・外来診療をご担当くださいました。4月からは神戸市の病院にご勤務されるそうです。
先生は大変熱心に、フットケアや褥瘡治療についてスタッフをご指導くださいました。本当にありがとうございました。

これからも全仁会 倉敷平成病院 職員一同、地域の為 患者さんのため、協力してまいります。

秘書・広報課

ただの風邪?まさかの時にまず確認!

カテゴリー: 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

新型コロナウイルスも多様に変異しており、その症状は少しずつ異なります。「コロナと言えば発熱!」として警戒されていた方が多いかと思われますが、最近のオミクロン株などでは熱症状はなく、「ちょっと喉がイガイガするかな?」「鼻水が出てきたな」ぐらいの異変で検査してみると、実は陽性だったというケースも多々見受けられます。
「ただの風邪だ」と思い込みで病院を受診し、感染を広げないことが重要です。

岡山県のホームページでは、曜日ごと・日祝日の発熱外来を設けている病院のリストを掲載しています。夜間など急な発熱・風邪症状で受診をご希望の方は、ぜひ一度そちらをご確認・ご相談ください。新患・小児への対応が可能かも記載されています。

また、陰性証明などでPCR検査をご希望の方へも、実施医療機関のご案内があります。残念ながら当院では行っておりませんので、そちらも県のホームページでご確認ください。

【岡山県発熱外来相談窓口】

秘書・広報課N

春を楽しむために、まずは第一歩。

カテゴリー: ケアハウス | 投稿日: | 投稿者:

春の日差しがきらめく頃となりました。
うららかな陽気に誘われて、近くを散策したくなりますね。
しかし、いざ動こうとするとなんだか体がだるい、少しの距離歩いただけでも疲れがたまるといったことはありませんか? もしかしたら、冬の間の運動不足のサインかもしれませんね。

特に歩行は、「トイレに行く」「買い物に行く」「外出する」など、日常生活において基本的かつ重要な動作。自分らしい生活を送るためには、歩く力を維持・向上していく事が大切です。

まずは、ストレッチや筋トレで体をほぐしていきましょう。椅子に座っての脚上げや踵・つま先上げで足に軽く負荷をかけていきます。足踏み運動もウォーキングと同じ効果があるとされ、凝り固まった筋肉に良い刺激を与えます。痛みがある方は無理せず、出来る範囲で行って下さい。

水分摂取をしてから行う事も忘れずに。運動前・中・後にこまめに水分補給をすることは、運動の質を高めてくれるだけでなく、脱水や熱中症を防ぐ効果があります。

ストレッチで身体がほぐれたら、春を感じるために外へ出てみませんか?
倉敷川沿いの遊歩道がケアハウスご入居の皆様お馴染みの散歩スポット。
3月から4月にかけて、空を見上げれば河津桜・ソメイヨシノが、足元にはつくしが春の訪れを知らせてくれています。

散歩やウォ―キング、ストレッチなど手軽に始められるものも、健康づくりの第一歩。
冬の間に固まった体をほぐし、今年の春も元気に過ごしていきましょう。

介護福祉士 F

「新しいレンタルカタログがもうすぐ発行されます」

3月ももうすぐ終わり、桜の花もそろそろ咲き始めましたね。

花粉や黄砂も気になる季節になりました。こまめな水分補給をし、体調に気を付けながらお過ごしください。

春ということで、今年も福祉用具のレンタルカタログがもうすぐ発行されます。

従来のものに加え新商品も増えますので、より商品を選べるようになります。気になるものや実際に見てみたい商品がありましたら、遠慮なくお声かけ下さい。

私たちもカタログが届くのを楽しみにしています。
これからもより良いサービスを提供し、利用者様のニーズに合わせたサービスを提供出来るように頑張ります。

ヘイセイホームヘルプステーション 福祉用具 K

別れと出会いの季節

カテゴリー: 事務部 | 投稿日: | 投稿者:

春の風を感じる気持ちの良い季節になりました。
3月は別れの季節ですね。卒業・就職・転職・定年など、色々な別れや旅立ちがあります。
当院でも新たな道に向かって旅立つ方や長く勤務を続けてこられた方がご勇退されます。別れは寂しいですが、別れの後は出会いの季節を迎えます。

4月1日には期待に胸を弾ませた約30名の新入職員の皆さんが入職されます。
当院では例年、宿泊での「入職前研修」を行っていましたが、コロナ禍により2年前から規模を縮小して開催しています。今年は3月25日に倉敷芸文館で実施しました。

限られた時間の中でも同期としての仲間作りができ、社会人となる不安や緊張が少しでも和むようなプログラムを計画しました。入職後にも研修が予定されていますが、社会人として大切な事、医療人としての心得なども、改めて皆で学ぶ、良い機会になると思います。

私自身、新入職の際に先輩方に優しくご指導いただいた事を今でも覚えています。

「初心忘れるべからず」は有名な格言ですが、私は常に心に留めるようにしています。
新入職員の方も初心を大切に、楽しく一生懸命、従事できるよう一緒に頑張っていきましょう。
人事課の職員として皆さんが楽しく仕事が出来るようにサポートしていく所存です。不安なことなど何でもご相談下さい。

4月から皆さんと一緒にお仕事が出来るのを楽しみにしています。

人事課 こちょ

グループホームのぞみ 2022春 河津桜お花見

こんにちは、グループホームのぞみです

岡山県では、令和4年1月27日~3月6日まで新型コロナウイルス感染症 まん延防止等重点措置が発令されていました。

まだまだ安心できない状況ですが、そのような状況でも四季を感じていただけたらと思い、感染対策を行った上で、3月13日、快晴の中、皆様と一緒に倉敷川沿いの河津桜を見に行ってまいりました。

駐車場はほぼ満車で、たくさんの人がお花見に来ていました。桜は満開で下の方からは新緑の葉っぱが出始めていました。

それをご利用の方が見つけられて、「綺麗じゃなあ」「春がきたなあ」と教えてくださいました。

皆様と共に春を感じることのできた一日となりました。

4月には、また桜を見に行く計画を立てており、とても楽しみです。

ピースガーデン倉敷 4階 グループホームのぞみ まぁちゃん

来月から2年目

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

初めまして、新人作業療法士のIと申します。新人、と名乗れるのももう最後となりました。
3月も終わりが近づいており、私を含め春から新生活がスタートした皆さま、そうでない皆さまもいかがお過ごしでしょうか。

私が通っていた専門学校では、コロナウイルスの影響で3年生での臨床実習がかなり制限され、例年よりも少ない期間での実習となりました。臨床実習での経験が少ない分、入職してからはとても不安でした。実際に自分が作業療法士として仕事を始めて1年が経とうとしていますが、学生の時の考えやイメージとはギャップがあったのでお伝えしようと思います。

私は現在、回復期リハビリテーション病棟に所属しています。
学生の時は、患者さんの症状に目を向け、機能をよくすることを最優先に考えていました。もちろん機能をよくしなければ退院することはできないのですが、そのほかにもご本人・ご家族の方の希望や家屋環境、サービスの調整など、本当にたくさんの視点から患者さんの退院について考えなければいけない、と感じました。
学生の時に、「患者さんの1日のスケジュールを具体的に説明できるまで想像して」と先生に言われていたことを思い出します。
そういったことを含めて考えると、患者さん本人の希望通りにならないこともあります。リハビリ中に、患者さんから「もうこんな事をする意味ないんじゃ」といわれると、とてもさみしい気持ちになりますし、なんと言葉を返したらいいのか分からない自分が情けなかったです。
しかし、担当した患者さんが退院するときには、「あなたのおかげです、ありがとう」と言ってくださる方が多いです。その言葉を聞くと、作業療法士としてのやりがいを感じますし、なれてよかったなと思います。

来月から私は社会人として、作業療法士として2年目になります。この人に出会ってよかった、とみんなに思ってもらえるよう、今できることを全力でやって、出会った人や時間を大切にしながら生きていこうと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

作業療法士 I

毎日笑顔で!

カテゴリー: よくなるデイ南町 | 投稿日: | 投稿者:

穏やかで過ごしやすい季節となり、いよいよ春のきざしが感じられる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
三寒四温を実感する気温差のある季節ですが、日中は暖かく、春らしいうららかな陽気を感じます。よくなるデイ南町の室内にも、爽やかな春の風が流れ、暖かな陽ざしが差し込んでいます。窓から見える桜の花のつぼみも日に日に膨らみ、開花が近いようです。

さて、今日3月25日は何の日かご存知ですか。3月25日は、【み(3)んなでニ(2)コ(5)ニコ】の語呂合わせにちなんで、“笑顔表情筋の日”といわれています。皆様は普段、どのくらい笑いますか。日頃から笑顔で人と接したり、声を出して笑ったりすることは、良い人間関係を保つことや、心身の健康・幸福度につながります。つまり「笑顔」は人々が生活していく上で、対人関係を築くために必要不可欠なものであるといえます。

私自身、対人関係の専門職として、日頃より笑顔を絶やさないことを意識しています。しかし、業務が多忙であったり、自分に余裕がなかったりする際は、笑顔を忘れてしまっているように感じます。毎日が本当に目まぐるしく、その中で様々な感情が生まれますが、笑顔で仕事を行う姿勢は維持していきたいものです。

暖かい春の陽ざしが感じられる中、今年度も終わりを迎えようとしています。来年度以降も、皆様の素敵な笑顔と元気な姿に出会えるよう、笑顔を忘れず業務に励んで参ります。
新年度からもどうぞよろしくお願いいたします。

デイサービスよくなるデイ南町 生活相談員 M

後鼻漏に鍼灸と漢方で効果

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

私が以前に後鼻漏の鍼灸治験というブログを書いた後、東京・神戸からも問い合わせる患者さんもおられました。結構な方がこれに悩んでいるようです。今回報告する患者さんは福岡から来られた方です。

患者さんは40代の女性、副鼻腔炎で6年前に手術を受けたことがあり。昨年の10月(3か月前)から鼻水が食道に逆流して食道に不快感があり、朝にたくさん薄い痰がでます。その他に以前から生理が来る時に頭痛、寝汗などの症状があり、普段肩こり、胃の不快感、食欲不振、四肢末端の冷えなどもあります。

命にかかわるような病気ではないが、患者さんの訴えでは鼻の症状にすごく苦しめられているようです。早く良くなるために、あっちこっちを訪ね、福岡から北海道まで治療に行かれたそうです。今回もわざわざ岡山に来られて、その治りたい意欲にたいへん感心しました。

漢方医学の理論から患者さんの体質状況を見れば、脾胃虚弱、寒滞中焦、痰飲内停という証です。証は漢方医学の専門用語で分かりにくいですが、簡単に言えば、この患者さんの体質は胃腸が弱く、お腹に冷えており、水の代謝に問題が起こっていることです。

これに対して、水分、陰交、足三里、豊隆、三陰交、下廉、合谷などのツボを使って、胃腸の機能と水の代謝を改善し、腹部の神闕と背中の胃兪、脾兪に灸をしてお腹の冷えを治療することにしました。遠いところから来られた方ですから、できるだけ早く体質を改善できるために、平成病院の和漢診療科に紹介して胃腸を温める安中散と人参湯を処方してくれました。患者さんは二泊三日間の滞在で3回鍼灸治療を受けた後、胃の不快感、食欲不振、鼻水の逆流などの症状が少し改善されました。その後、1か月半の間に3回岡山に通って全部12回鍼灸治療を受けた後、鼻の症状以外に頭痛、寝汗、肩こり、冷え症などの苦しんでいた症状は殆ど改善され、日常生活中の辛さがあまり感じなくなりました。

遠路から通うことは患者さんに非常に負担になると思って、更なる体質改善を実施するために、福岡で漢方診療できる医師に紹介して、治療を続けるようにしました。

 

ヘイセイ鍼灸治療院 甄 立学

ヘイセイ鍼灸治療院 電話:086-427-6688

1年間を振り返って

気がつけば3月も終わりに近づいてきています。日ごとに春めいてきており、気温も暖かくなる等春の訪れを感じています。しかし暖かくなる日もあれば急に寒くなる日もあり、体調管理が難しいと思う今日この頃です。

私事ではございますが、全仁会に入職し3年が経とうとしています。来年から4年目になりますがまだまだひよっこ相談員です。今年度は3年目という立場で業務に慣れてきたところがあり、出来ることが増えている一方で、慣れてきたことで自身の悪い部分を出してしまい迷惑をかけてしまったため精進が必要だと思っています。

思い返すと3年間があっという間に過ぎており毎日一生懸命ついて行くのに精一杯であったように思います。入職当初制服の袖を通したときには不安と期待が入り交じっていたのが懐かしいです。3年目ともなればもっとバリバリに仕事をこなしていると思っていたのですが…。まだまだ現状はほど遠いです。

来年度からは新たに後輩を相談室に迎えるため、少しでも頼りになる先輩になれるよう努力したいと思います。そのために初心に返り日々の業務や患者様との関わりを大切にしていきながら、先輩方の指導を活かしていけるようにしていきたいと思います。

私の所属する地域医療連携センターは様々な経験年数の8名の社会福祉士がいます。入院、外来の患者様のお困りごとに対して相談に応じています。「自宅での介護が大変」「医療費が高くなって困っている」などなにかお困りなことがありましたら地域医療連携センターは病院内の2Fにございますのでお気軽にお立ち寄りください。

季節の変わり目でもあり、気温による体調管理だけでなくこれから花粉症もしんどくなってくる時期であるのでみなさまも気を付けてお過ごしください。

地域医療連携センターN

骨粗しょう症にならないために

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

本年度、私はラダー研修(看護部の職域研修)にて「骨粗しょう症」を選択しました。

その中で、当院婦人科、太田郁子先生による講義を受講し、婦人科から骨粗しょう症に対するアプローチを行えることを知りました。

そして昨年末、私の実母が腰痛悪化の為歩行困難となり、検査すると腰部圧迫骨折が判明。今回で4度目の腰椎圧迫骨折でした。骨粗しょう症もあり、「経皮的椎体形成術(骨セメント注入療法)」を受けざる負えなくなりました。

私も骨粗しょう症が気になる年齢でもあります。太田郁子先生の講義の中で「骨粗しょう症になりやすい人」のチェック項目 ①閉経後の女性 ②遺伝 ③痩せている人 ④運動不足 ⑤骨折経験者 ⑥愛煙家 6項目の内5項目が該当!!

それらの事から、太田郁子先生の婦人科外来受診を決意しました。

採血、骨塩定量検査を行い、その結果、私は骨粗しょう症であることが判明しました。

骨粗鬆症が気になっていたとはいえ、まさか自分が骨粗鬆症であるとは思っていませんでしたので、検査を受けて良かったと思います。今後は内服治療を受け、適度な運動、バランスの取れた食事をとり定期的に検査を受けていきます。まだまだ先は長いので完全に安心とはいえませんが、早めに対策を講じることができ、良かったと思います。

 皆さんは、治療を行うまでに至らなくても、まずはご自身の「骨」の状態を知っておくことも大切かと思います。当院ドックセンターでも「骨塩定量」検査を行っておりますので健診を受診の際にはオプションで追加検査されてはいかがでしょうか。

食事でのカルシウム摂取や運動(日光浴)を日常的に行うのは、忙しい現代人ではなかなか難しいかと思います。
骨折し寝たきりにならないためにも、早めの予防をしていただき、健康で楽しい長生き人生を過ごしていただければと思います。

                 脳ドックセンター ももっこ

ピースにも春の訪れ

3月7日(月)、イベント「桃祭り」を開催しました。

手づくり雛人形

紙コップを雛人形に見立て、お内裏様とお雛様の顔を描き、和柄の千代紙で作った着物を貼っていただきました。
お顔入れの際、「緊張する~」と言いながら、皆様とても集中されていました。
その後は出来上がった作品を隣の方と見せ合い、褒めあう場面もありました。

職員による大正琴演奏

 

会の目玉は職員による大正琴の演奏です。
今年は、新たに男性職員が参加し、新メンバーでの演奏となりました。曲は「うれしいひなまつり」と「さくらさくら」。
職員は緊張していましたが、練習の甲斐あって、本番は大成功!皆様手拍子して聞いてくださり、とても喜んでいただけました。

参加されたご利用の方の笑顔

 

には大正琴の経験があるご利用の方もおられ、懐かしく感じた方もいらっしゃいました。最後はアンコールに応え、拍手喝采で大盛り上がりとなりました。

※イベントは感染対策の下、実施しております。

介護福祉士:池口

マンモグラフィ検診施設画像認定

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

この度、令和4年3月1日付けでマンモグラフィ検診施設画像認定を更新しました。

乳腺画像診断には適切に撮影されたマンモグラフィが必要になります。その画像の質を客観的に評価するためにマンモグラフィ検診施設画像認定という制度があります。この認定を取得するには、“撮影する装置”、“実際に撮影した画像”、“被ばく線量”等に細かい基準があり、すべてを満たしていなければなりません。その基準の中の“実際に撮影した画像”について、どのような点が評価されるのか簡単に紹介したいと思います。

まず実際に撮影された乳腺濃度の異なる4種類の画像(乳腺の割合が高いものから高濃度、不均一高濃度、乳腺散在、脂肪性)を提出します。これは乳腺濃度によって病気の見つけやすさがが変わるためです。

その各々の画像について、必要な撮影情報がもれなく表示されているか、適切なX線量かつ適切なポジショニングで撮影されているかということが細かい項目毎に点数化されます。

評価項目の例として、ポジショニングについては、左右対称であるか、乳房が真横を向いた状態であるか、圧迫されて乳腺がひろがっているか、乳腺がもれなく全体が入っているか、乳腺が奥まで入っているという証明として大胸筋が十分に入っているか、などがあります。

この評価項目をそれぞれ点数化して最終的にA~Dの評価が出されます。評価の合計が100点満点のうち76点以上のB評価以上で認定となります。また、施設認定は1回取得すれば終わりでなく3年で更新が必要になるので、適切なマンモグラフィが維持されるようになっています。

評価項目の例として挙げたポジショニングひとつとっても、撮影される方の体型が千差万別で同じ人であっても左右差があるので高評価の画像を撮影することは容易ではありません。が、できるだけ全ての項目をを満たすように心がけて毎回撮影をしています。

今後も適切なマンモグラフィを撮影できるように努力し、みなさんの検診に役立てるように精進していきたいと思います。

放射線部 TM

第43回 高齢者のお薬を考える会 発表報告

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

2022年3月3日(木)、20時15分~21時、第43回高齢者のお薬を考える会で発表を行いました。

「多職種連携による内服薬整理とアドヒアランス改善」という演題で、倉敷ニューロモジュレーションセンターや病棟での患者さんとの関わり方について紹介しました。当院では多職種連携を積極的に行っており、患者さんやその家族、介護者の困っていることに寄り添いながらその解決に努めております。今回の連携では、お薬と介護サービスの調整を行い、処方通り服薬することの重要性を介護者に共有したことで、退院後のアドヒアランス改善につながりました。

今回の発表は貴重な経験となり、今後の業務の励みとなりました。他施設の方々から、当院で行われている多職種連携について知ることができた、スタッフの丁寧な介入が素晴らしい等、ご好評いただきました。発表に際して、ご助言・ご指導いただいた方々に厚く御礼申し上げます。

薬剤部 K

訪問看護をご利用の方々へ

カテゴリー: 訪問看護ステーション | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは。3月に入ってやっと暖かく感じる日が多くなってきましたね。ついこの間2022年を迎えたと思っていましたが・・・。年始からコロナ禍に入り気持ちが落ち着かなかった日が続きモヤモヤした日々を過ごしている中で感じた事。コロナ禍第6波の中で私達訪問看護での感染対策の日ごろの取り組み、日々の様子についてとその中で感じている事を少しお話したいと思います。

①自分の体調管理。これはもちろんですが出勤前の体温、出勤後、仕事中と何度か体温測定を行う事、又体調変化はないか?健康管理表に毎日記入しています。(休みの日も同様に)日ごろの小まめな手洗いや消毒、うがいの習慣が普通になり、その甲斐あってでしょうか?風邪もひかず、ましてや熱も出ることもなくなりました。日ごろの習慣の効果ですね!

②パーテーションを使い食事中は黙食。少人数での壁に向かっての食事。以前はみんなで休憩中は話をしながら楽しく食事をしていたのにね。そんな日が早く訪れて欲しいです。

③部署内での部屋の換気、消毒。これは30分毎に窓を開けて5分間換気をします。冬は寒いけど毎日続けています。消毒は、共同で使っているもの、電話やパソコンなど触る機会の多い場所の消毒を行っています。

④部署内で蜜にならないように会話も短時間で。特に対面で話す時は距離を保って。普通におしゃべりしたいですね。

⑤訪問先での訪問前後の手洗い、ガウン、ゴーグル着用。マスクだけでも顔がわかりにくくなったのにゴーグルまで着用すると誰かははっきりしません。会話も表情もわかりにくくなりました。自分もマスクで口がさえぎられ、顔の筋肉が動かしにくくなった?感じがします。

⑥3回目のワクチン接種済み。これも予防ですよね。

などなどまだまだ細かな対策はありますが・・・。なぜ今回このような事を書いたかというと、今これが日常なのだと改めて感じたからです。そして私達、訪問スタッフはご利用の方々のご自宅に訪問しているということは、自分自身の感染予防もそうですが、ご利用の方のご自宅に感染を持ち込まない為に可能な対策を行わなければならない、それを日常化しつつこれからも継続して過ごさないといけないのだと強く感じたからです。

しかし、この第6波では自分もいつどこで感染してもおかしくないと考える状況になっています。それを最小限に抑えられるように可能な対策を続けていかなければと思っています。

こういう状況でも、私達の訪問を受け入れてくれているご利用の方々に感謝しています。人との接触を減らさなければならない状況で、私達の訪問に「また来てよ!」の言葉、それを支えに、近い未来にコロナが終息に迎えられるように、普通の日常が戻ってくるように。日々、元気に過ごしましょう!!

ヘイセイ訪問看護ステーション 訪問看護師 Y

ケアセンターショートステイ誕生日会

3月生まれの利用者様のお誕生日会を開催致しました。
お誕生日会では、今月100歳になられた利用者様を含め、4名をハッピーバースデーの歌でお祝いし、お誕生日カードを贈らせていただきました。
100歳の利用者様に長生きの秘訣を聞くと、『美味しく頂き、よく寝ることです。』と
答えてくださいました。まだまだ、元気に過ごして頂きたいです。

今月は、ホールに雛人形を出し、塗り絵、貼り絵で飾り付けを行っています。
ご利用の皆様にも協力して頂き、とても素敵な飾り付けとなりました。
4月の行事では、お花見も予定しております。

倉敷在宅総合ケアセンター ショートステイ 介護福祉士 A

花粉症について

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

花粉症の季節になりました。花粉症の症状がでている方もいらっしゃるかもしれません。

花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみや鼻水などのアレルギー症状を起こす病気です。医学用語では、季節性アレルギー性鼻炎といいます。
花粉症を引き起こす植物といえばスギ花粉がよく知られていますが、このほかにも日本では約60種類あるといわれています。春先のスギやヒノキ、初夏のシラカンバ、秋のブタクサやカナムグラなどです。

症状として現れやすいのが、鼻と目です。鼻の三大症状は、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり。目の三大症状は、目のかゆみ、充血、涙です。
花粉が目や鼻から入ってきて、体内の免疫システムによって「異物=敵」とみなされると、敵に対抗するための抗体(IgE抗体)が作られます。
このIgE抗体は、花粉に接触するたびに作られるため、少しずつ体内に蓄積されていきます。蓄積量があるレベルに達すると、次に花粉が入ってきたときに、アレルギー反応を起こすヒスタミンなどの化学物質が分泌され、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの花粉症の症状を起こします。
去年までは大丈夫だったのに急に花粉症になってしまうのは、これまで蓄積されていたIgE抗体が一定量に達してしまったからです。

花粉症を起こしている原因植物も、症状の出方も人によってさまざまです。まずは原因を探り、自分にあった治療方法を見つけることが大切です。

本当に花粉症なのか、花粉症ならば何が原因なのかは、血液検査で分かります。
血液検査には、血中の総IgE抗体が多いか少ないかを調べる検査と、花粉に反応するIgE抗体(特異的IgE)を調べる検査があります。当院でも実施出来ますので、ご相談ください。

花粉症の治療法のひとつに、舌下免疫療法があります。
舌下免疫療法の治療期間は3~5年が推奨されていて、内服薬や点鼻薬が不要になる、あるいはその必要量が減る可能性はあります。必ずしも全員に効果があるものではないですが、私の息子も花粉症で、この時期になると鼻水や目のかゆみに悩まされていましたが、舌下免疫療法を2年半前から実施して鼻水の症状はずいぶん改善されました。もし興味がある方は、当院耳鼻咽喉科に相談していただけたらと思います。

     (参照:みんなの医療ガイド「花粉症について」:公益社団法人全日本病院協会)

                              臨床検査技師R.A

コロナ禍でも楽しみの場を

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

今回は予防リハビリで行っている、コロナ禍でも楽しんでいただける取り組みをお伝えしたいと思います。

昨今のコロナ禍で外出頻度が減少し、季節を感じることが減った、刺激になることが減ったというお話を伺うことが増えています。感染対策で、習慣にしていた買い物や散歩を控えている方もおられます。そういった活動機会が減少してしまうと、意欲や認知機能の低下を引き起こす恐れがあります。

予防リハビリではご利用のみなさまに少しでも季節の移ろいを感じてもらおうと思い、プログラムの合間の休憩時間を活用して、スタッフが県内の名所をカメラで撮影したものをスクリーンに映すという時間を時折設けています。

昨年の11月頃には、紅葉が見たいというご利用者の方の声が多かったため、備前市の旧閑谷学校の紅葉をお見せしました。

みなさん行ったことがある場所のようで、スクリーンに映した際に「若い時分にここまでバイクで行ったんよ!」「昔はよくここで歩いたな」と懐かしむ声が多く聞かれました。

また、丁度紅葉時期だったため、総社市の豪渓の写真も映すと、同様に「ここも良く行ったなぁ」「私もカメラが好きじゃったから、同じように撮っとったわ」と思い出話を伺うことができました。
写真を見ながら、普段はトレーニングに集中されているご利用の方も会話に加わってくださったり、新たな会話の輪が広がるきっかけになっていました。

現在新型コロナウイルスのオミクロン株が流行しており、スタッフが新たに名所の写真を撮ってくることは難しくなりました。しかし、すぐ身近なところにも季節を感じさせてくれるものがあります。これからも自然の美しい景色などをご利用のみなさまと共有していきたいと思います。

介護福祉士 S・K

◎お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(相談担当 大段) ※営業時間 9:00~17:00

平成病院の桜をご存じでしょうか

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

春の暖かさが待ち遠しい今日この頃、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

突然ですが、平成病院の桜をご存じですか?

駐車場の周りに植わっている木、あれが桜です。

毎年、かわいらしいピンク色の花を咲かせて、私たちの目と心を楽しませてくれます。

ところで、岡山県の桜(ソメイヨシノ)の標本木は後楽園にありますよね。『開花』はその標本木の花が5~6輪以上咲いたら発表されます。去年は3月20日に発表され、観測開始以来最も早い開花宣言となりました。今年の開花は平年並の見込みだそうです。

しかし、ご存じでしょうか。これから開花するはずの平成病院の桜の木が、実はひっそりと花を咲かせていたことを。

年の瀬が近づく、寒さ厳しいある日の夕方。『倉敷平成病院』の看板のすぐ側の桜が、枝の先にひと塊の花を咲かせていました。

気がついた方もいらっしゃるかも知れません。

いわゆる『狂い咲き』です。

狂い咲きは、虫に葉を食べられたり、台風などで葉が落ちてしまったりして起こるそうです。

サクラの花芽は夏の間にできます。そして冬の低温に備えるために葉から休眠ホルモンを出し、花芽を硬くして翌年の春まで咲かないようにしているそうです。しかし虫による食害や台風などでほとんどの葉を失ってしまうと、休眠ホルモンの供給がストップしてしまいます。すると休眠できずに、気温がちょうど良くなった頃に花が開いてしまうのです。

最初、何も知らずに見つけたときは単純に「季節外れの桜が見られてラッキーだな」と思いました。ところがその原因を調べてみると、桜にとっては嬉しくない状況だったのだと分かりました。

花にばかり目を奪われがちな桜の木ですが、今年はお花見を楽しむだけでなく、花が散った後の桜の木にも注目していきたいと思います。

看護師K

今日は「脈の日」― 知っていますか?“心房細動”―

カテゴリー: 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

ご自身の脈を計られたことがあるでしょうか?
3月9日は「脈の日」また、この1週間を「心房細動週間」と、日本脳卒中協会、日本不整脈心電学会とが共同で定めています。

是非、ご自身の脈を計ってみてください。

✓脈が弱い
✓脈が不規則
✓脈が数えられない
このような特徴のある脈がみられたら「心房細動」かもしれません。

心房細動自体はあまり自覚症状がありません。
多くの方が、ご自身の心房細動に気付いておられないのです。

しかし、心房細動は、脳卒中の一つである脳梗塞のうち、最も重症度が高いといわれている「心原発脳塞栓症(しんげんぱつのうそくせんしょう)」を引き起こす原因となることがわかっています。

脳卒中の約6割が脳梗塞(血管が詰まるタイプ)で、心臓にできた血の塊(血栓 けっせん)が脳や頸の動脈につまることによっておこる脳梗塞(心原性脳塞栓症)は、脳梗塞の2~3割を占めます。
心原性脳塞栓症の原因の75%は心房細動といわれています。

そして、心房細動の患者さんが適切な抗凝固療法(血液を固まりにくくする治療)を受けることで、6割以上の脳梗塞を予防できることが分かっています。

今までは「ワーファリン」という薬剤だけでしたが、2011年以降、新規経口抗凝固薬(NOAC ノアック)とよばれる薬剤が4種類認可されており、それらを使い分けることにより、脳梗塞の予防が一層効果的になっているのです。

しかし、心房細動患者さんの半数は自覚症状が無いといわれています。

症状がなくても脳梗塞の危険性が高いことに変わりはありません。

まずは、ご自身の脈をはかる習慣を持ちましょう。ご心配な場合は、当院循環器科にご相談ください。

 

倉敷平成病院 電話 086-427-1111

■日本脳卒中協会 http://stop-afstroke.jp/

■心房細動週間ウェブサイト http://www.shinbousaidou-week.org/

■日本脳卒中協会 http://www.jsa-web.org/

■日本脳卒中協会:心房細動~心臓が作り出す災いの種~ http://www.jsa-web.org/citizen_event/5141.html

 

心に癒しを

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

まだまだ気温が低く、『今日も寒いね』という会話が聞こえてくる日も多く、気候的に春らしさはあまり感じられませんが、気づけば3月になっています。

家庭によっては、卒業・受験・転勤・就職・入学などの行事や生活の変化に春の訪れを感じている方もいらっしゃるでしょうか。

一月住(い)ぬる 二月逃げる 三月去る と言われる様に、あっという間に月日が経ってしまいますが、過ぎた時間は戻せない為、少しでも時間を大切に有意義に使える事を心がけています。

しかし、現実は私事と仕事の両立に追われ、理想とは程遠い日常生活。それに加え、テレビをつければ暗いニュースが多く、私の日常生活において春を感じられる瞬間はほとんどありません。

しかし、先日、同僚より『河津桜が咲き始めたよ。』との話を聞き、倉敷川の土手へ行って見ると、数輪の濃いピンクの花を咲かせていました。

桜のピンク色には【優しい気持ちを引き出す】などの効果があるそうです。

そして、同日見つけたのが、ケアハウスの中庭に咲いた梅の花。

『可愛い~』

思わず駆け寄り、写真に収めました。

梅の花の香りには【神経が休まり心穏やかになる】という効果があるそうです。

一瞬にして人の心を癒す小さな花の力はすごいですね!

時間に追われ、暗い気持ちに引き込まれる事が多い生活の中、自分の心を癒やし、気持ちをリセットする時間はとても大切であると考えます。

小さな花の力を借りて、心穏やかに過ごせる時間を増やしたいと願いました。

介護士K

栄養科通信vol.175「姿勢と肥満が関係する!!猫背の方は注意」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

新型コロナウイルス感染症の影響で自粛生活が長期化し、自宅で長時間座っていることも多くなりました。
周囲の目がないため姿勢が崩れ、首が前に出て背中が丸くなった、いわゆる猫背になっていませんか
特に食事中や食後、どんな姿勢をとっているでしょうか?

食事中や、食後にパソコンを操作しながら猫背ぎみになっているという人は要注意です。姿勢が悪い状態で食事をすると、胃腸などの内臓が圧迫されて、消化・吸収に時間がかかったり、消化不良を起こしやすくなります。消化機能が低下することにより、基礎代謝(呼吸や消化・吸収など生きていくために最低限必要とされるエネルギー)が落ちます。また、猫背のまま食べていると、食べたものが胃まで流れるのに時間がかかるため満腹のサインが出るのが遅くなり、食べすぎにつながります。結果、肥満になりやすいと言われています。その他にも、猫背は首や肩、腰の負担が大きくなり肩こりや腰痛の原因になります。

食事中の姿勢をチェックしてみましょう。
・背中が曲がっている。
・肘をついている。
・足を組んで食べている。
・携帯を見ながら食べている。
・テーブルにもたれかかっている。
1つでも当てはまるものがあれば、猫背になっている可能性が高いです。正しい姿勢を確認してみましょう。

★正しい姿勢
1. 椅子に深く腰を掛け、顎を引いて座る。
2. 足裏を床につける。
3.体とテーブルの間はこぶし1つ分開ける。
4. 膝、腰は90度を意識する。

一人での食事ほど姿勢がおろそかになりがちです。太りにくくするためにも、食事中や食後の姿勢を意識してみましょう。

 

管理栄養士 Y.M

通所リハビリ 6フロア紹介

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは
寒い日が続きますが、暖かくなるのを待っている方々は、ようやく春を感じられるようになり、冬の苦労が報われる時が近づいていますね。

そんな中でも通所リハビリでは1時間に1回の換気を徹底し感染予防に努めております!!

今回は通所リハビリ6フロアのことにつてご紹介いたします。
6フロアは60代~90代の方の、肩・脳梗塞の後遺症の回復を主とし、家庭での活動や地域社会活動への参加を促進するため、より自立的なリハビリを行うフロアです

午前は、転倒予防を中心とした体操・健康講座を行っています。
転倒なくいつまでも安全に在宅生活が送れることを目標に、座位・立位での筋力強化訓練やバランス訓練で転倒が予防できるよう体操を行っています。

健康講座とは、ご利用の方々が健康維持できるように毎月テーマを変え、血圧やむくみ、脱水などスクリーンを使用し職員と共にクイズを組み込みながら知識を増やすことができる講座です。

午後は、日常生活動作・認知症予防を中心とした体操を行っています。
いつまでもご自身で身の回りのことができるよう、セラバンドを使用しながら日常生活に必要な筋力・動作訓練を行っています。
認知症予防では、マルチタスクトレーニングといって、脳の思考などを司る前頭葉と体の動きを司る小脳を、認知課題と運動を組み合わせて行う運動を行っています。
その他にも、脳トレプリントの時間も設けています。


1日中びっしりプログラムが入っている様に感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、体操中でも自主トレーニングスペースはいつでもご利用頂けますのでマシントレーニングにも励んでいただけます。

また、おやつ後からはご自身に選択していただけるよう、ナンプレや点つなぎのような脳トレ・ぬりえをご用意しています。

換気・パーテーションの設置・消毒を行い皆様に安心してご利用して頂けるように職員一同感染対策を徹底しています。
いつでもお気軽にご相談下さい。

通所リハビリ 介護福祉士 M

 

 

ある日の診察室から

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

W:こんにちは.初めまして

Oさん:こんにちは(緊張気味)

W:Oさん,この病院は初めてですか?

Oさん:5年ぐらい前に来たことがあるはずです.人間ドックだったかな?

W:あ〜〜,確かに胸のレントゲンとか頭のMRIが6年前の分がありますねえ.それで,今日はどんなことが気になって?

Oさん:この人たちがわすれ物が多いとか記憶が飛んでるとか言うんです...

W:この人たちっていうと?

Oさん:こっちが息子でこっちが娘です.

W:みなさんご一緒にお住まいですか?

Oさん:いえ,お父さんと二人です.

W:そういえば,旦那さんは?

Oさん:今日は家で留守番です.

W:旦那さんからは,何か言われるんですか?

Oさん:あの人はなんも言わん

ご家族:父は,ぼーっとしていることが増えたと言っていました.

Oさん:そんなことお父さんから言われたことないわあ

W:なるほど.そういえば今日は先に物覚えとか判断力の検査を先にしてもらったんだけど,どうでした?

Oさん:初めてだったから緊張しました.日付とか覚えておいてくださいとか,やっぱりボケの検査なんですよね.

W:確かにそうとも言えますが...でも今日は特に極端にもの忘れがひどいわけではないみたいですよ.30点満点の認知機能検査で28点でしたので,よかったですよ.頭のMRIでは,脳の萎縮は目立ちませんが,いわゆる「かくれ脳梗塞」がありますねえ.

Oさん:いつ起こったんでしょうか?

W:断定はできないけど,多分1年以上経ってるかもしれませんねえ.

ご家族:私たちも特に気がつきませんでした.

W:ちなみに旦那さんが言われる「ぼーっとする」というのはいつ頃からですか?

ご家族:確か父は1年半ほど前からだと言っていました.

W:お二人が「もの忘れ」が気になり始めたのはいつ頃からですか?

ご家族:特に気になり始めたのは,ここ半年ほどです.

Oさん:そうかなあ

W:突然ですけど,最近気になるニュースはありますか?

Oさん:そりゃ先生,東京オリンピック でしょう.

ご家族:お父さん,オリンピック 一緒に見ててもぼーっとして,次の日には忘れてることがあるって言ってたよ.

Oさん:そうかなあ

W:お二人は,その「ぼーっとする」を実際に見られたことがありますか?

ご家族:ないですけど,一回だけ電話をしていて20秒ぐらい急に会話が止まったことがありました.

Oさん:なるほど

W:「ぼーっとする」とき,何か他に気になることはないですかねえ.

ご家族:わかりません.父は家にいるはずなので,電話してみましょうか?

W: ぜひぜひ

・・・・・・・

ご家族:父に尋ねたら,難しそうな顔をして口を尖らせたりすることがあるようです.

Oさん:そうかなあ

W:なるほど,なるほど....

 

いきなりですが,この方の診断は「高齢者てんかん」でした.
「てんかん」は,子供や若い人の病気と思われがちですが,実は加齢自体や加齢に伴う脳の病気(例えば脳梗塞や認知症など)に伴って増えてくる病気です.
Oさんのように,「もの忘れ」「記憶が飛ぶ」「ぼーっとする」と言った表現となるてんかん発作のタイプも多いです.その時には,顔をしかめたり,口を鳴らしたり,体を揺らしたり,手をもぞもぞしたり,何かしらいつもはみられない変化を伴うこともしばしばです.
Oさんは,「てんかんなんて信じられない!」という感じでしたが,脳波をとったりして病気のことを理解していただきました.幸い「抗てんかん薬」がとてもよく効いて,「ぼーっとする」のも気にならなくなり,生活を楽しんでおられます.

脳神経内科部長・認知症疾患医療センター長 涌谷陽介

今日は「耳の日」

カテゴリー: お知らせ, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

3月3日といえば「雛祭り」ですが、「耳の日」でも有名ですよね。
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会では今年から、毎年3月を「耳鼻咽喉科月間」と定め
耳鼻咽喉科疾患の啓発を行っているそうです。

年をとると耳が遠くなるといいますがそれは「加齢性難聴」といい、実に50歳頃から始まり、60歳代後半では3人に1人、75歳以上になると7割以上の方が該当するとの報告があります。

2020年のアルツハイマー病会議(AAIC)では「難聴は認知症の予防可能な要因の中で、最も大きな危険因子である」という指摘がなされているほど、難聴と認知症の関連が注目されています。難聴のために、音の刺激や脳に伝えられる情報量が少ない状態にさらされてしまうと、脳の萎縮や、神経細胞の弱まりが進み、それが認知症の発症に大きく影響することが明らかになってきました。

また、コミュニケーションが不便になることで、引っ込み思案になり人との交流が減少することも影響しているといわれています。
聞こえづらさを感じたら
✓耳鼻咽喉科で検査
✓早期に補聴器で聞こえをサポート することが対応策となります。
当院には、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定補聴器相談医が常勤でおります。
聞こえづらさを感じておられたらお気軽にご相談ください。

【電話】086-427-1111 (代)
耳鼻咽喉科

耳の日の集い2022(日本耳鼻咽喉科学会岡山県地方部会・岡山県聴覚障碍者福祉協会・岡山県難聴者協会主催)YouTubeで3月3日~3月10日の間、講演が配信されています。

YouTubeチャンネルにリンクしています
【配信期間】令和4年3月3日(木)9時~3月10日(木)21時
・「専門医による耳の病気解説」日本耳鼻咽喉科岡山県地方部会
「どうしよう、耳鳴りが止まらない」
ばば耳鼻咽喉科 馬場雄三先生

 「こどもの中耳炎」
耳鼻咽喉科菅田医院 菅田研一先生

「新生児聴覚スクリーニングについて」
岡山大学病院  菅谷明子先生

「補聴器について」
岡山大学病院  片岡祐子先生

「高齢難聴の補聴器購入の助成制度について~瀬戸内市の取り組みから~」
公益社団法人 岡山県難聴者協会

「『補聴器を買う前に!』失敗しない補聴器選び 補聴器相談認定技能者からのアドバイス」
一般社団法人日本補聴器販売店協会 中国支部岡山県部会

・「ろう協への誘い」公益社団法人 岡山県聴覚障害者福祉協会
その① https://youtu.be/IT9Y5vkyxsQ
その② https://youtu.be/gW49rpqkyDw
その③ https://youtu.be/JLIE-CyWdEo
その④ https://youtu.be/ybj0_LE-JO8

 

 

くらしきまち歩き、さと歩きマップ

カテゴリー: ケアプラン室 | 投稿日: | 投稿者:

3月に入り暖かな日差しが届くようになりました。気候が良くなると、皆さん外出を楽しみたいところですが、未だ感染症が収束せず、岡山県全域にも「まん延防止等重点措置」が出ている状況です。皆さん不要不急の外出を控えるなど、日常生活でも我慢の日々が続いているのではないでしょうか。

支援センターの開催する元気教室(倉敷西公民館、倉敷労働会館)も現在はお休みとなっており、今後の感染状況を見ながら再開は検討しているところです。しかし、このような状況だからと言って、自宅に閉じこもってばかりいると、足腰が弱ったり、意欲低下が心配されます。そこで、今回は老松・中洲地区の愛育委員さんが発行している『くらしきまち歩き、さと歩きマップ』をご紹介したいと思います。このマップは、今年度のセンター通信(初夏号)でもご紹介しました。皆さん気候の良くなってきた今、まち歩きをしてみてはいかがでしょうか!!

センター通信は、「地域の方々とつながっていたい」「地域の役立つ情報を共有したい」との思いで、今年度より年二回発行しています。皆さん是非ご覧下さい。

老松マップ PDFはこちら

中洲マップ PDFはこちら

 

老松・中洲高齢者支援センター S.

春よ来い

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

2月には冬季オリンピックがあり盛り上がっているうちにあっという間に3月になりました。しかし、寒い日がまだまだ続き世間では新型コロナがまだまだ落ち着かず・・・
気分がどんよりしてしまいます。
ここ倉敷老健でも新型コロナ感染力の強さの影響で利用者さんと楽しく過ごすはずの「節分」「ひな祭り」と季節の行事会が中止になるばかりで「いつになったら楽しいことができるんだろう」と日々そんなことを考えてしまいます。

 

今、壁にはメインのお雛様たちはおらず・・頑張って利用者さんが作成してくれています。
早くいつものような行事会ができることを祈りつつ、そして春になって桜が咲いてみんなでお花見ができることを待つばかりです。

老健看護師 K

手術前後の口腔管理の重要性について

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

本日から3月ですね。まだまだ寒い日が続いておりますが、ブログをご覧の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
ブログをご覧の皆さんやそのご家族の中には、これまで全身麻酔の手術を受けたことのある方もいらっしゃるかと思います。
そこで本日は、手術前後のお口の中の管理の重要性についてご紹介いたします。

全身麻酔の手術時には、口から気管チューブを挿入する必要があります。
お口の中には1gあたりの歯垢の中に約1億以上もの多くの細菌があることが知られており、気管チューブを挿入することで口腔内の細菌を肺に押し込めてしまうと、誤嚥性肺炎や気管支炎になる危険性があります。また、揺れている歯がチューブなどに当たり、抜け落ちてしまうと、誤って飲み込んでしまったり気管内に入ってしまう危険性もあります。

当院では、手術を受ける患者様が安心して手術に臨んでもらえるよう手術前後の口腔管理を行っています。
手術前はお口の中の汚れを最小限に保てるよう口腔ケアを実施しており、歯周病が進行して歯の動揺を認める場合は、手術時に歯が抜けてしまったりしないよう事前の抜歯や歯の固定などを行っています。
また、手術後も口が乾燥しやすかったりと口腔内のトラブルを抱える方は多いので、退院までの期間、患者様のお口の中のトラブルを少なくできるように、口腔内清掃だけでなく、保湿を行ったり、歯石除去やむし歯の治療なども積極的に行い、口腔内の健康に保つよう心がけています。

皆様が安心して手術に臨めるようサポートしていきますので、気になる点がありましたらお気軽に当院歯科までお問い合わせください。

歯科医師F