カテゴリー別アーカイブ: 平成脳ドックセンター

CCC!

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新型コロナ感染症が減少すると、待っていましたといわんばかりにインフルエンザが台頭するようにウイルスは感染力の強弱に左右されています。季節外れのアデノウイルスもまた・・・。約100年に一度の割合でウイルスや細菌感染症がパンデミックになると予測されています。この次の実態はよもやの人工ウイルスかもしれません!

さて、ドックセンターは来年度の新体制へ向けて準備をしています。ドックシステムを支えるハードやソフト面のスペックが上がり、以前よりも迅速性や効率性が向上する予定です。
また、新オプションや検査項目の見直し・追加をし、多様な要望にお応えできるように取り組んでいる段階です。結果報告書作成業務の効率化も期待できます。
しかしながら、結果報告書は多くの人が関わって作成されています。人が介在するほどエラーが発生してしまいます(ヒューマンエラー)。
これを少しでも低減していくには人が出来るだけ介在しないシステム作りが必要になってきます。これがある意味唯一の改善ポイントであると考えています。コンピューターの発展の一端はここにあります。
何れにせよ、業務の効率化や合理化を追求し、その分の余力でより丁重なおもてなしをして受診される方の満足度に繋がれば誠に喜ばしいと思います。

私たちは先見の明を持って、物事に向かう姿勢とそれを実践してみることが肝要であると思っています。
温故知新は非常に大切なことです。一方で、旧態依然とした考えや行動は何の進歩も進化もしません。ましてや、現状維持どころか衰退の道を歩むことになるでしょう。そして、あらゆる場面において本当に正当な対応や対処は何かを見定める力(眼力)とそれを遂行する勇気と根気が必要だと考えます。

Creative challenge to Change!(CCC!)諦めることなく挑んでいきましょう!
全仁会の理念は「救急から在宅まで・・・」ですが、「予防そして救急から在宅まで・・・」と謳っても良い時期ではと心の中で勝手に思っています。
来年度もどうぞ宜しくお願いします。

脳ドックセンター 光源頭

更年期世代からの身体の変化についてご存じですか?

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倉敷平成病院の脳ドックセンターでは、働く女性が増えたこともあり、多くの女性の方々にも当センターを利用して頂いています。今日は女性の方々に、年齢を重ねてからも元気に過ごして頂くために、男性とは違う女性特有の身体の変化について知って頂けたらと思います。
女性ホルモンには、メタボリックシンドローム(メタボ)や生活習慣病を防ぐ作用があるため、女性は更年期を迎えるころ(おおむね40代後半以降)になると急に健診数値が悪化することがあります。閉経後も健康に過ごすためには、この機会に新たな健康習慣を身につけることをお勧めします。

~更年期以降の脂質異常症に要注意~
女性の体は、一生を通じて卵巣から分泌される女性ホルモン(エストロゲンやプロゲストロン)の影響を受けていますが、更年期を迎えるころから卵巣の働きが低下するに従って女性ホルモンの分泌が急激に低下します。
女性ホルモンには、血管をしなやかに保ち、脂質や糖の代謝を調整したり、内臓脂肪の燃焼を促進する働きがあります。そのため、40代ごろまではメタボや脂質異常症、糖尿病、高血圧症、高尿酸血症、骨粗しょう症などを防いでくれていますが、女性ホルモンが減少する更年期近くになると、それらの病気のリスクが徐々に高まってきます。

●脂質管理はバランスが大事
卵を食べるとコレステロールが高くなる…と言われ続けていましたが、最近では食品中に含まれるコレステロール量によって、体内のコレステロール値が大きく変わることはないとわかり、2015年版の「日本人の食事摂取基準」(厚生労働省)からは、摂取基準が撤廃されました。米国ではトランス脂肪酸の取り過ぎが問題になっていますが、日本は飽和脂肪酸の取り過ぎの方が問題です。「◯◯油を摂って、◯◯油を摂らない」というよりも、バランスのよい脂質摂取を心がけましょう。 また、脂質だけを制限しても、炭水化物をたくさん取れば中性脂肪が高くなり、動脈硬化を起こしやすい脂質も増えてきます。ビタミンやミネラルが欠乏すると栄養素の代謝がうまくいかなくなります。昔から長寿のもとと言われていた大豆製品は、女性ホルモン類似作用もあり、更年期女性の強い味方です。こうして考えると、よく言われる「バランス」が大事、ということに行きつきます。また、有酸素運動と無酸素運動を交互に行うことで脂肪の燃焼が効率的に行われることもわかっています。更年期以降は、これまで守り神だった女性ホルモンが減ってくるぶん、そのように意識的にがんばる必要が出てきます。

~更年期に気を付けるべき骨粗しょう症の原因と対処について~
骨粗しょう症とは文字通り、骨量が減り、もろくなり、骨折しやすくなる病気です。日本では約1000万人以上の患者がいるといわれており、なかでも閉経後の女性が発症しやすいことで知られています。骨粗しょう症の原因として考えられるのは、女性ホルモンのエストロゲンの減少によるものです。
また、加齢や運動不足などの生活習慣も影響しています。骨にも新陳代謝があり、新しい骨を作ること(骨形成)と、骨を溶かして壊されること(骨吸収)を繰り返していきますが、そのバランスが重要です。更年期や加齢により、骨の分解を抑制するエストロゲンが減少することで、骨の形成が追い付かなくなるからです。
そして、骨量が減ってもろくなったのが、更年期に気を付けるべき骨粗しょう症です。
骨粗しょう症は徐々に進行するため、痛みや自覚症状がありません。しかし、どこかにぶつかったり、軽く転んだりしただけでも骨折しやすいことが特徴です。
特に肋骨、脊椎、手首の骨、太ももの付け根の骨などで骨折しやすいといわれています。中でも、高齢になるほど圧迫骨折といわれる背中や腰椎の骨が徐々に潰れてしまうものがあります。
身長が縮んだり、背中がまるくなったりするのは、この影響も考えられます。圧迫骨折は身体を動かすことで痛みを感じることもありますが、あまり痛みを感じない方、安静にしていればおさまってしまう方もいるため、すぐには気づかないケースも多いです。
骨粗しょう症の診断は骨密度と呼ばれる検査や痛みなどの症状からレントゲン、CT、MRI検査、また血液検査や尿検査による骨代謝マーカー、身長測定などをして判断されます。他の検査や治療などで骨粗しょう症が見つかることもあります。

●骨粗しょう症の予防法について
1.食事で気を付けること
骨粗しょう症は食事からでも予防はできます。カルシウム(牛乳やヨーグルト、ブロッコリー、アーモンドなど)とビタミンD(魚の肝油や脂の多い魚、きのこ、海藻類)を多く含む食材をとり、食事だけでは難しい場合にはサプリメントをあわせて摂取することもいいでしょう。他にも食事では、適量のタンパク質やマグネシウムをとることを意識し、アルコールやカフェインを控えめにすることも大切です。

2.適度な運動をする
体重の負荷がかかる、適度な運動もおすすめです。ウォーキングや階段を昇るなどの運動は骨密度を増加させます。しかし、水泳などの体重の負荷がかからないものは、骨密度は増加しません。転倒リスクを下げるための体幹と筋力のバランスを鍛えることが大切です。

3.その他、生活で気を付けること
適度な運動は必要ですが、骨折の原因となる転倒の予防のためには、さまざまなことを意識する必要があります。特に買い物などの外出時には、足元がしっかりとした靴を選び、動きやすい服装を心がけてください。雨や雪の場合にはなるべく外出を避け、靴底に滑り止めがしっかりとあるものを選びましょう。また、時間に余裕を持って外出することも大切です。時間がないと焦ってしまうと、段差に躓きやすくなったりする可能性があります。自宅にいるときでもふらつくことがあれば、住環境の整備なども必要です。段差をなくし、手すりをつけるなどの調整も検討しましょう。
骨粗しょう症の治療や予防は目に見えて効果が出るものばかりではなく、長期的なものとなります。しかし、自己判断で治療を中止することなく、医師に相談して調整するようにしましょう。
骨粗しょう症というと、かなり高齢の方に起こるものだと考えてしまうかもしれませんが、更年期を境に徐々に骨がもろくなっていきます。治療法としては薬物療法が一般的ですが、日頃の食生活や適度な運動からでも予防できることはあります。今から少しずつ、予防対策を積み重ねていきましょう。

以上、更年期世代以降の身体の変化についてお伝えをしてきましたが、更年期に関して何か気になることがある場合はまず婦人科を受診することも一つの方法です。
また定期的な子宮がん検診を受けることも大切です。当センターでも子宮頸がん検診を実施しておりますので、どうぞ遠慮なくご相談してください。

脳ドックセンター T.Y

 

子宮がん、乳がん検診を受けられていますか??

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年に1度は健診を受けられていますか??
女性は子宮がん、乳がん検診も受けられていますか??
日本では現在、子宮がん検診受診率43.6%、乳がん検診受診率47.4%で、海外と比較しても低い状況です。
脳ドックセンターでは、毎年冬になると職員健診を行っていますが、子宮がん、乳がん検診は任意となっています。年齢等の制限もありますが、2年に1度は自己負担なしで受けられるにもかかわらず、職員においても受診率の低さが目立ちます。
そこで、まずは子宮がん検診の受診率を上げる取り組みとして、奨励のリーフレットを作成して職員に配布しました。
子宮がん検診を受診しない理由の一つに、子宮がん検診の内容をきちんと把握していないことがあります。当院の子宮がん検診は子宮頸部の細胞診だけでなく、子宮や卵巣に関する病気も内診や超音波で調べてくれます。実際、当院で子宮がん検診を受診された女性のうち、2~3人に1人の割合で異常所見がついています。その多くが婦人科系疾患です。女性は女性特有の不調があるため、我慢をする方も多いと思います。しかし、その不調はもしかしたら病気のサインかもしれません。
女性の方は、自分の体の状態を「知る」ためにも、少なくとも2年に1度は通常の健診にプラスして、子宮がん、乳がん検診を是非受診しましょう。

脳ドックセンター I

熱中症対策

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暑さ厳しい中、いかがお過ごしでしょうか?脳ドックセンターではフロアのエアコンの温度を押さえ、ドック終了後にはこまめにエアコンを切り省エネを意識しています。無理な節約を続ければ体調を崩す可能性もあるので、節電もしながら熱中症予防対策を行いましょう。

熱中症を防ぐポイント!※環境省、厚生労働省(熱中症関連情報)HP参考

① 室内 ~効果的な節電を意識する~
・夏の温度設定28度とはエアコン設定ではなく室温のことを指します。室温が28度を超したらエア
コンの温度を少しさげる。
・外部の熱が伝わりにくい遮熱カーテン、光をさえぎる遮光カーテンなどで室温の上昇をおさえ
る。
・頻繁に出し入れする冷たい飲物はクーラーボックスにいれる。

② 屋外
・天気のよい日は日中の外出をできるだけ控える。
・日傘、帽子の着用
・喉の渇きを感じなくても、こまめな水分、塩分、スポーツドリンクなど補給

③ からだの蓄熱をさける
・通気性のよい、吸湿性、速乾性のある衣服を着用する。
・保冷剤、氷、冷たいタオルなどでからだを冷やす。

熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です。
高齢者の方は暑さや水分不足に対する感覚機能や体の調整機能も低下しているので注意が必要です。
ドックには遠方から来られる65歳以上の方も多くおられます。検査のために絶飲食でお越しいただくため脱水になりやすいのでので注意を払いたいと思います。

※イラスト:イラストACより

平成脳ドックセンター T

結果報告書を専用封筒でお届けします

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毎年、健康診断を受診して健康管理を行っていますか?
職場で健診に行くように言われて受診しただけになっている方も多いのではないでしょうか。しかし健康診断は受診後の方が大切です。
届いた結果報告書をしっかり確認し、紹介状が入っていた方は早めに精密検査や治療のための受診が必要です。
すぐに受診の必要がない方も異常がある箇所をチェックして、今後は何に気を付けて生活をしたら良いのか確認する必要があります。

また、当日結果を聞いて帰っているから大丈夫と思われている方も、当日は結果が出ていなかった項目(眼底検査、CT検査、子宮がん細胞診、マンモグラフィ、乳房エコーなど)について確認が必要です。また、ダブルチェックによって結果が変更になっている箇所もあるかもしれませんので必ず報告書で確認しましょう。

今までは案内書と結果報告書は一緒の封筒を使用していましたが、結果報告書が届いたことが分かりやすいよう専用封筒を作成しました。
令和5年8月頃から結果報告書を専用封筒でお届けします。到着したらお早目に中身を確認してくださいね

脳ドックセンター M.T

 

「倉敷市国保人間ドック」のご案内

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当院を受診されている方は倉敷市にお住まいの方も多いのではないでしょうか?
その中でも倉敷市の国民健康保険にご加入の方は、市が設けている人間ドックの助成金制度を利用して、平成脳ドックセンターでお得に人間ドックを受けることが出来ます。

今回はその内容と、予約方法をご紹介したいと思います。

「倉敷市国保人間ドック」は倉敷市国民健康保険加入中の35~60、65歳の方を対象にした健康診断です。※妊娠中や入院中の方、税金を完納していない方を除く
※対象年齢:S38/1/1~S63/12/31、S33/1/1~S34/12/31生れの方

当院の場合人間ドックの料金は38,500円ですが、こちらの助成金制度を使った場合は8,720円で受診できる為、かなりお得です。
また、「けんしん受診券」に記載の市のがん検診(子宮頸がん検診、肝炎ウイルス検診、前立腺がん検診)も同時受診可能ですので、お手元にある方は予約時に希望の検査をお申し出ください。
※乳がん検診に関しては契約の関係で現段階ではお申込みいただけません。

ご注意いただきたいのが、対象者でご希望の方は当センターへの予約の前に、市への申込みが必要になる点です。
「市役所の国民健康保険課などの窓口」または「倉敷市電子申請サービス」にて事前申し込みを行い「倉敷市国民保険人間ドック利用承認書」を取得していただいた上で、『平成脳ドックセンター』に予約希望とお電話をお願い致します。

申請期間は6月~8月末迄ですが、今年度から電子申請に限り期限を過ぎた場合でも定員が上限に達していなければ申請可能だそうです。もし期限が過ぎてしまった場合でも、「倉敷市電子申請サービス」のホームページを一度チェックしてみてください♪

※倉敷市のホームページ

また、例年受診期限が翌年2月末迄でしたが、今年度から3月29日迄に延長されたのでこの機会にぜひ制度を利用してみてくださいね!

その他、ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
平成脳ドックセンター 直通電話086-427-1115
(月~金曜8:30~17:00・土曜8:30~12:00)

ドックセンター MM

※画像:イラストAC

ある本を読んで・・・

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先日書店を歩いていると、ある本が目にとまり購入しました。
私はこの本を読み、次のような文章が印象に残りました。ご紹介させて頂きます。

『2020年の初頭に始まった新型コロナウイルスの大パニック。この一大事は、私たちの想像をはるかに超える長期戦になり、世の中に大きなダメージを与えました。
こうした背景も含め、私たちの生きる世の中、そして思考の中に大きくはびこった感情があります。それは「不安」。
もともと日本人はどちらかというと、老後の不安、職場の悩み、仕事の先行きなど、ただでさえ安全第一の不安体質な民族です。これに加え、コロナ禍がその気質をさらに強固にしました。不安になれば、当然ですが、人が求めるものはその逆のものになります。不安の逆にある、今、人が求めているもの、それは「安心感」です。
コミュニケーションを行う上で大切なのが、相手に安心感を与えるということです。また、話す相手が求めているものは、難しいテクニックを使った話し方より、むしろ自分自身の居心地のよさなのです。』※

私の持つ印象として、健診を受けられる方の多くは、検査で悪い結果が出るのではないかと不安を持たれています。(健診ではコロナ禍に関する不安を払拭することはできませんので、もどかしく感じていました。)この本に述べられているように、まずは健診を受けられた方にわかりやすく検査結果の説明をして安心感をもって頂き、その後で生活習慣などのアドバイスをさせて頂こうと思いました。明日からの仕事に早速活かしていこうと思っています。

平成脳ドックセンター H.E

※出典:『人は聞き方が9割』 永松 茂久 (著) すばる舎; New版 (2021/12/9)

※画像:写真AC

信頼関係と「結果報告書」

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昨年、県外に住む父が亡くなりました。亡くなった父の自宅をやむなく手放すことになりました。自宅の名義変更にあたり、不動産会社と相談しながら進めていき、信頼関係も築けました。その信頼する不動産会社担当者から司法書士の方を紹介していただき手続きに要する父の戸籍、相続人の戸籍など様々な重要書類を担当の司法書士へ送付しました。

後日、担当の司法書士から私宛に手紙が届きました。その手紙を手に取った時、何かわからない違和感を覚えました。「なんだろうこの『雑』な感じ?・・・」家に持ち入り落ち着いて手紙を見ると、まず、私の下の名前が一文字間違っていました①。まあまあと思い封を開け、文面を読むと、亡くなった父の下の名前が一文字間違っていました②。これはどうしたことだろうと思いながら、その後に続く文面を読み進めていくと、父の名前が入るであろう箇所に全く知らない方のお名前が入っていました③。これはもう「けしからん!ありえない!3か所も違う!」すぐに不動産会社、司法書士担当者へ連絡をしました。

私は脳ドックセンターを受診してくださった方々の「結果報告書」を作成しています。常にミスが無い様、正確にと細心の注意をはらい作成しています。今までは作成する側の目線でいましたが、この実体験から受け取る側の気持ちがよく分かりました。
受診者はご自身の大切な個人情報を私たち脳ドックセンターに信頼して預けてくださっていることの重大さを身をもって痛感しました。「結果報告書を」手にした時、読んだときの受診者の顔を思い浮かべながら今まで以上に誠心誠意で作成していこうと思いました。

                          脳ドックセンター ももっこ

健康とゴルフ

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新型コロナ感染拡大をきっかけに、テレワークやオンライン会議という会社が多いのではないでしょうか。

通勤や出張など移動も減り、運動不足を感じる人も増えていることでしょう。

「平日はテレワークでほとんど家から出ない」という方が増えてきました。 「肩こり」 「腰が痛い」、そして一番は「太った」というカラダの不調を訴える声です。

月曜日から金曜日まで、自宅からほとんど動かずに働いている人は、ぜひ休日にはゴルフを楽しんでみて下さい。

ゴルフには人間を健康にする要素がたくさんあります。
ゴルフが健康の保持増進に役立つ5つの要素について、次のようなものがあるといわれています。

1:歩く 

2:紫外線を浴びる 

3:脳を活性化する 

4:緑の中でプレーする 

5:交友を広げる(孤独と健康

◆歩く・紫外線を浴びる
ゴルフの特徴の1つにながい距離を”歩く”ことが挙げられます。1ラウンド約7~8㎞くらいです。 歩数では約8,000歩~1万歩ぐらいになります。厚生労働省は、身体活動の基準を1日合計60分、元気に体を動かすこと、 この基準を歩数換算すると8,000~1万歩/日です。 歩くことは健康の保持増進になり、太陽の下でプレーすることで骨を丈夫にしますから、骨粗鬆症の予防にも効果的です。 そしてビタミンDの活性化に欠かせないことが”紫外線を浴びる”ことです。

◆脳を活性化する
ゴルフを練習したりプレイするだけで、脳が活性化されます。特に前頭連合野に、いい刺激を与えます。 前頭連合野は実践に移すための計画を考えるなど重要な役目をする機能として働いています。 前頭連合野を活発に動かせると、さらに脳は活性化されます。 ゴルフをプレイしながら活性化するには、スイングがすごく良いと言われています。 ゴルフコースを歩く、何ヤードの距離が必要何番のクラブを選ぶか考えるなど頭を使う場面も、脳の活性化に役立っています。 そのことで、物事に対する考え方に、柔軟性が生まれ、色々な場面で 今までとは違い力を抜いたゆったりスイングや、的確な状況判断に対応することが出来ます。

◆緑の中でプレーする・交友を広げる(孤独と健康)
「自然」と「人」との触れ合いが健康につながる。 自然とのふれ合いにより、確実に人体の副交感神経は活性化するとの事です。 副交感神経は気持ちが穏やかなときに働き出す自律神経で、回復系神経とも呼ばれ呼吸や血液の循環、胃や腸の消化を促進し 日中にたまった疲れやダメージを回復させる働きを持っています。ゴルフのように緑に囲まれて自然に触れ合うことが健康に良いと 言うことが分かります。

「孤独と健康」に関する研究で、人間の寿命を延ばす効果が高い要素があるといわれていて 孤独だった人に友達が出来た場合最大で15年も寿命が延びる傾向があったそうです。
私たちの体を健康にし、心を幸福にしてくれるのは「良い人間関係」と「良い友達」です。 「ゴルフ」を通じて得られた健康的な生活や仲間との出会いを通じて人生の豊かさを実感することでしょう。
「ゴルフ」は上達することだけにとらわれず、心からゴルフを楽しむ気持ちを忘れないようにしましょう。

 

ドックセンター H・S

歯科用金属のMRI検査の注意点

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先日オーストラリアから一時帰国された方が、脳ドックの受診を希望されました。
問診票には体内に金属はなしと、記入されていましたが・・・

看護師の問診時、オーストラリアの歯科で矯正のワイヤーを付けていたことがわかりました。
まずどの撮影部位でも体内金属があれば、それを処置した医療機関で「金属の材質」と「MRI検査が可能かどうか」
確認して頂くことになっています。
その方は未確認だったため、オーストラリアの歯科に他の家族が問い合わせすることになりました。
回答があり矯正ワイヤーの材質が「ステンレススチール」と判明し、残念ながらMRI撮影はできませんでした。

基本は、歯科用金属が入っていてもMRI検査は可能です。
口から近い頭部の撮影以外なら出来上がる画像に問題はありません。
頭部の画像でも、インプラントや保険の詰め物ではほぼ安全に撮影できます。

 

 

ではなぜ矯正ワイヤーが「ステンレススチール」だと撮影できないのでしょうか?
MRI撮影で注意しないといけない金属は「磁性のある金属」(鉄・コバルト・ニッケル)です。
虫歯の治療やインプラントでよく使う金属は、金・銀・パラジウム・白金・チタンなど磁性がない金属になるので問題はありません。
しかしながら、入れ歯や磁石の利用した入れ歯・矯正のワイヤーはコバルトやニッケル・ステンレスを使用しているため注意が必要です。
MRの画像が歪み正確な画像診断ができなくなったり、金属が外れるおそれがあるからです。
歯科治療時や体内に金属を入れる手術をされる場合は、必ず「金属の材質」を確認して頂ければと思います。

今年もコロナ感染に翻弄された一年にはなりましたが、来年は今より少しずつ日常が取り戻せたらと思います。
皆様にとっても来年が今年以上に健康で良い年でありますように。

平成脳ドックセンター 事務 Y・K