月別アーカイブ: 2021年9月

感染対策に「芸術の秋」

カテゴリー: ケアハウス | 投稿日: | 投稿者:

日中の暑さもようやく和らぎ、涼しげな虫の声に、秋の深まりを感じる季節になりました。

秋の気候は環境的なストレスが少ないため過ごしやすく、芸術を楽しむゆとりがあります。

葉が色づき紅葉する風景は美しく、視覚的にもとても癒されます。

本来であれば、「食欲の秋」、「行楽の秋」、「芸術の秋」など、様々な活動が盛んになる時期ですが、今年もコロナ禍の影響でいろいろな催しが中止になるなど、少し寂しい状況です。

ドリームガーデン倉敷では、コロナ禍でも秋を楽しんでいただけるよう、油絵、切り絵、書道など、ご入居様自身が作成した様々な芸術作品を数多く展示しています。

それぞれの作品の完成度は、非常に高く、数か月後にはまた新しい作品が掲げられています。

作成の現場は、デイサービス利用時やご自身の居室内など様々で、作品に真剣な眼差しを向けながら作業されています。

数々の芸術作品に包まれたその廊下は、ご入居の皆様の心を癒してくれることでしょう。

これから冬にかけて、季節性インフルエンザの流行期を迎えます。引き続き感染防止対策に十分留意しながら、素敵な秋を満喫してください。

ケアハウスドリームガーデン倉敷 AS

地域医療連携センター

地域医療連携センターは様々な依頼やご相談を病院の内外からお受けしている部署です。

連携集計(6項目)を取り始めた2013年には年間250件であった連携業務も年々増え、昨年は年間で1300件以上、6項目以外も含めるとさらに多くの問い合わせやご相談をいただいています。

その中でも一番多い連携は 外来受診・救急受診依頼が多く、病状や発症時期等詳細にお伺いし、緊急性も含め医師やスタッフと相談し対応させていただいてます。

内部からの連携依頼も多く、時には外来受診の患者さんの変化に気づき、相談してきてくれるケースも有ります。

連携センターとして相談件数が増えるなか、今後とも日々勉強しながら、内容をきっちり把握したうえで、患者さんにとってベストな連携が図れるよう部署全体で協力して対応に努めていきたいと思います。

地域医療連携センター NY

スポーツの秋

カテゴリー: グランドガーデン南町 | 投稿日: | 投稿者:

秋といえばスポーツの秋ですね。今回は、毎日自主トレに励まれるご入居の方をご紹介いたします。

その方は、91歳の女性で1日2回昼と夕方に1周50メートル程あるフロア内を、歩行器を使用して歩行訓練の自主トレをされています。

歩行訓練を行うことにより、「足がもつれなくなり、便秘の解消にもなる」と教えて下さいました。

その方は、同年代の方と比べると、移動時のふらつきや姿勢のくずれが少なく 安定して歩行されています。継続出来ている事は素晴らしいと思います。

これを機に私も目標をたてて運動をしてみようと思います。

グランドガーデン南町 介護士A

※写真はイメージです

 

 

第56回のぞみの会だよりー5ー

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

毎年の「のぞみの会」での代表的なコーナーの一つが「体験発表」です。

病を患うことは誰しも思いがけなく、辛いものです。病気によっては完全に克服するというよりはむしろ、それを受容し、共に生きていくという方も多くおられます。そういった方々の病に向き合う心構え、姿勢や治療法等の体験談は、私たちに多大な知恵と勇気を与えてくれます。今回お話を伺ったのは、3か月前にパーキンソン病のためDBS(脳深部刺激療法)の手術を受けたKさん(60代女性)です。
(2021年7月 のぞみの会実行委員インタビューがお話をうかがいました)

パーキンソン病で約30年通院されておられるKさん、今年の4月にDBS(脳深部刺激療法)を受けられました。手術を受けて約3か月経ってからの状況を語ってくださいました。

詳細につきましては、是非 冊子・動画をご覧ください。

 

第56回のぞみの会実行委員 施設搬送管理課 H

めまいの鍼灸治験例

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

めまいで当鍼灸院を来院された30歳代の女性がいます。
1か月前に天井が回るようなめまいが起こり、病院で受診してメニエール病と診断されました。回転性のめまいは数日で治まりましたが、フワフワしている感じがずっと残っているので、鍼灸院に来院されました。話を聞いていくと、普段体力が弱く疲れやすいうえに、めまいが現れる頃に精神的なストレスや睡眠不足が続いていたそうです。また今回のめまいが起こる前から腹部に力が入りにくい、食欲減退などの症状も現れていました。
体質状況では、舌は淡白で舌体は大きく歯痕があり、腹部、手足末端は冷えており、胃の辺りに振水音があります。

漢方医学の理論から、めまいによく見られる原因は、「水毒」、「気血不足」、「肝陽上亢」などが挙げられます。この患者さんの症状と観察状況から見ると、「脾陽虚弱、水湿停滞」という証に属し、めまいは「水毒」によるものだと考えました。
「水毒」とは体の中の水の代謝に異常が生じ、余分な水が体の中に停滞していることを言います。水液代謝には様々な臓器の複雑な生理過程が関わっていますが、主に肺臓・脾臓・腎臓の働きによって水の代謝を完成しますが、この患者さんの状況を見れば、主に脾の働きに問題が生じているから、治療には主に脾経と胃経のツボを使います。

配穴は、水の代謝の改善に「陰陵泉」、「三陰交」、「上廉」のツボを使い、脾胃の機能を整える「足三里」、「豊隆」、「中脘」、「内関」などのツボを取りました。さらに冷えに対して腹部に温灸を施しました。

症状が現れてからあまり日にちが経っていないおかげか、1回の治療で症状はほぼ緩和されました。ただこの患者さんの場合、平素から脾胃が弱く、水の代謝に問題が生じやすいので、天候や疲労によっては症状が安定しないこともあります。このような体質状況を改善するために、今でも時々来院して治療を受けられています。

鍼灸院 MK

ヘイセイ鍼灸治療院 電話:086-427-6688

訪問入浴車のご紹介

訪問入浴です。
秋も深まり、過ごしやすい季節ですね。汗をかく事も減り、訪問入浴にとっても快適な季節となりました。
ゴーグル、マスク、手袋着用での入浴介助は皆さんが大丈夫?と心配するぐらい尋常じゃない汗が流れ出てしまいます・・・。よくご利用の方やご家族に痩せるね!!と言われますが、全く痩せません。

汗が流れた分、食べても飲んでも大丈夫。と入浴スタッフ9名そう考えているようです。
なので、入浴スタッフ9名皆健康的な体型をしています。勿論、いい意味でです。病気知らずのようで皆、欠勤する事もなくこのコロナ禍でより一層、体調管理・感染予防に努めています。

訪問入浴の相棒・・・入浴車の紹介をします。
ヘイセイ訪問入浴では軽バンを利用しています。ハッチを開くと・・・
こんな感じで、半分に割れた浴槽とその他の物品が乗っています。

 

 

 

 

この物品を、お部屋まで運びます。浴槽半分の重さが約10キロちょっと・・・
まあ女性でも何とか一人で運べる重さです。

 

物品を全部組み立てたら、右の写真のようになります。
入浴車にボイラーが付いており灯油も積んでいるんです!
車と設置した浴槽をホースで繋ぎお湯が供給出来る仕組みとなっています。

ヘイセイ温泉の出来上がりです。
ゆったりと足を伸ばしてお湯に浸かれますよ。

ヘイセイ訪問入浴 Y

当院の理学療法士として

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

みなさまこんにちは。私は今年度に入職した新人理学療法士のFと申します。入職し早くも半年を迎えようとしています。日々の業務にもだんだんと慣れてきましたが、質に関してはまだまだで、上司や先輩に追いつけるように日々精進しています。今回は私が所属している回復期リハビリテーション病棟と、そこでの理学療法士の役割についてご紹介いたします。

回復期リハビリテーション病棟は急性期治療を終えた患者さんに対して、集中的にリハビリテーションを行うことができる病棟です。この病棟では365日、最大で1日3時間のリハビリテーションを提供しており、医師、薬剤師、看護師、介護福祉士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、公認心理師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーがワンチームとなり、患者さんの社会・在宅復帰を目指してサポートしています。その中で私たち理学療法士は特に患者さんのADL・QOLの向上を担っており、疾患により低下した機能を向上し、基本動作や応用動作の再獲得を図っています。また退院後の生活を見据え、『できないことができるようになること』が重要ですので、できないことをすぐに手伝ってしまわないような関わり方を意識しています。私自身まだまだ未熟ですが、患者さんが1日でも早く退院しより良い生活が継続できるように知識と技術を追求していきます。

最後に、当院はFacebookInstagramYouTubeでの情報発信も行っており、屋内で簡単にできる運動なども紹介しています。コロナ禍で屋内で過ごす時間が増え運動不足になっている方など、よければ是非ご覧下さい。新型コロナウイルスが未だ猛威を振るっていますが、三密回避など感染対策には十分にお気をつけてお過ごし下さい。

理学療法士F

ラジオ体操で身体の調子を整えよう

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

暑さも少しずつ和らぎ、徐々に実りの秋、食欲の秋を迎える季節となります。ついつい食べ過ぎてはいませんか?私もその一人ですが、その分、健康管理のためには継続的な運動も必要となりますよね。

私の場合、以前はヨガを行っていましたが、仕事、家事、育児と毎日なかなか運動する時間が取れない中、気がつけば最近は何も運動をしないまま過ごしていました。そんな中、今の私でもこれなら出来ると思ったものがラジオ体操でした。
きっかけは、朝のNHK教育テレビで娘がいつも見る番組より早くテレビをつけたところ、ラジオ体操が流れていて、面白がって「一緒にしよう」という一言でした。それからは朝のルーティンになりつつあります。

実は一つ一つの動きがよく考えられてあり、その動きを丁寧に行うことで汗ばんでくるくらいの運動にもなります。たった3分ほどの運動ですが、継続すれば、肩こりの改善、呼吸機能の促進、消化器の働きを改善、腰痛の予防が期待出来るそうです。

私自身も不思議と朝一番に体操を行うことで、全身が軽くなって気持ち良く感じ、一日元気に過ごせる気がします。学生時代は少し面倒くさく感じていましたが、この歳になってラジオ体操の凄さを感じています。忙しい中でもこれなら出来ると思い、続けて行ってみようと思っています。
毎日忙しくされている方はもちろん、外出自粛で運動不足になっている方にも隙間時間に出来てお勧めです。

ドックセンター I

紫外線と放射線

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

9月になり、少しずつ涼しくなり過ごしやすい日も増えてきました。
秋の紫外線は夏ほど強くはないですが、9月は初夏と同じくらいの紫外線量があるそうなので外で過ごす時間が長くなる秋も紫外線には注意が必要です。
紫外線は太陽から放出される目に見えない光で、電磁波の一種です。そして、レントゲン写真やCT検査などで使われるX線などの放射線も同じ電磁波です。
紫外線と放射線は同じ電磁波の仲間で、どちらも浴びると体に良くないというイメージがあると思います。この2つの違いや身体への影響についてお話したいと思います。

紫外線
紫外線は放射線よりも波長が長く、体内を通り抜けることができず、皮膚で止まります。皮膚で止まるので皮膚を傷つけ、これが日焼けやシミなどの原因になります。日焼け止めやUVカット効果のある衣服などで直接皮膚に当たらないよう、自分で対策することが必要です。

放射線
放射線は紫外線よりも波長が短く、体内を通り抜けることができます。体に放射線を受けることを被ばくといいます。放射線が体内を通り抜ける時に細胞を傷つけ、組織や臓器に悪影響を及ぼします。
病院の診断で使用するX線は体内を通り抜けるという性質を利用して体の中の写真を撮ります。医師が必要だと判断した場合に、最適な画像が得られる最小限の量のX線を必要な部分にのみ照射します。検査のための放射線量は、身体に影響が出ると言われている量よりはるかに少なく、不必要な被ばくをしないよう私たち放射線技師が日々気を付けて検査を行っています。

目に見えないものが体に悪影響があるというのは理解し難く、わからないからこそ不安を感じますが、正しい知識を持つことが大切だと思います。もし検査を受けていて何か不安なことがありましたら何でも聞いてください。

放射線部 M.T

ドーピング

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

9月になり秋を少しずつ感じられるようになってきました。先日東京オリンピック・パラリンピックも閉幕しましたね。たくさんの熱戦に胸を打たれました。今回はオリンピックにも関係の深いドーピングについてお話ししたいと思います。

ドーピングとは、スポーツでの競技能力を高めるために禁止物質を使用することを言います。アンチ・ドーピングのルールにおいて、スポーツの中で禁止されている物質と方法が定められており、1年に1回その物質や方法は更新されています。これらは全世界、全スポーツ統一のルールです。ただし、スポーツに参加する選手は全ての薬剤の使用が禁止されているわけではなく、禁止物質・方法に該当しないものであれば使用することができます。よって、風邪を引いたとき、けがをした際にはしっかりと薬の成分まで確認する必要があるのです。

では禁止されている物質とは具体的に何があるでしょうか。

例えば総合感冒薬に含まれることのあるメチルエフェドリンやプソイドエフェドリン、気管支喘息治療薬に含まれるβ2刺激作用という働きをもつ薬剤、口内炎に使用するデキサメタゾン口腔用軟膏、麻黄を含む漢方薬などが禁止物質に該当します。常に服用を禁止されているものや競技中のみの服用が禁止されているもの等、物質により細かな規定はありますが、服用することでドーピングとされてしまう薬剤は意外と身近な薬剤にも含まれています。

皆さんもぜひお近くにのドラッグストア等で薬を購入する際には、それらの薬の中に含まれている物質名にも注目して見てみてください。また、特にスポーツをしている方は薬を服用される際、お近くの薬剤師まで禁止物質に該当しない薬剤かどうか必ず相談してくださいね。

参考サイト:日本アンチ・ドーピング機構HP

 

薬剤部MK

人生の大先輩

カテゴリー: 訪問看護ステーション | 投稿日: | 投稿者:

訪問看護師として働くようになって11年目を迎えました。そして、たくさんの利用者さんとの出会いがありました。

その中で、人生の大先輩と思える利用者さんに出会ったのは、8年前になります。

90歳代、独居生活をされていました。県内に在住されているご家族が心配をされ状態観察と服薬管理で訪問させて頂くことになりました。90歳を過ぎているとは思えない程、自分の生活リズムがしっかり決まっており、時間通りに日々過ごされていました。一人で暮らしていると当たり前ですが、洗濯から茶碗洗いまでご自分でされていました。「大変じゃない?大丈夫ですか?」と問いかけると「当たり前。普通」との言葉が返ってきました。確かに普通で当たり前のことかも知れません。しかし、当たり前の事だけど、面倒だと思ったり、大儀になり後回しにしたり、誰かにしてもらったりしてる自分がいるなと気付かされたことを思い出します。

あれから8年が経ち入院したり、年相応の物忘れがみられていますが、それでもご自分の身の回りのことや、その日にあったことをメモに残すなどのルーティーンは続けています。そんな姿をみると、「いくつになってもこんな風に自分もなりたいな」と思わせてくれる大先輩です。ご家族に○さんのお話をさせて頂くと、「訪問看護さんのお陰です。安心して今の生活ができています」と言って下さいます。ありがたいお言葉で、この仕事をしていて良かったなぁ~と嬉しくなります。訪問看護は一人の看護師が利用者さんのお宅に決まった時間に訪問をしてケアをする。その時間、ご家族を含めてゆっくり関わることができる。個別性のある看護が提供できるところにやりがいを感じています。これからも在宅生活をサポートできる訪問看護師でありたいと思います。

訪問看護ステーション:ココ

ケアセンターショートステイより壁紙作品のご紹介

皆さんこんにちは。
9月に入りまだまだ残暑が続いておりますが朝・夕は少し涼しくなり虫の声も聞かれる様になってきました。
倉敷在宅総合ケアセンターショートステイでは、9月は「敬老会」を予定しています

敬老会開催の予定を耳にされ、「今年はどんな事をしてくれるの?楽しみだわ。」と待ち遠しそうにお話してくださるご利用の方もおられます。コロナ禍の為、例年のように盛大には出来ませんが、感染対策をしっかりした上で皆さまに喜んで頂ける様、準備を進めています。

ご利用の方と一緒に秋の味覚「ぶどう・リンゴ・レモン」をちぎり絵で作った壁紙の作品を、ホールに飾っています。ご覧になられた方から「おいしそう!」と言う声が聞かれました。秋は美味しいものがたくさんあって楽しみですね。

ショートステイ 介護福祉士 A

第56回のぞみの会だよりー4ー

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

日中はまだ暑さの名残を感じますが、朝夕はしのぎやすくなってきました。今年度の「第56回のぞみの会」も、昨年に引き続き、冊子と動画での開催が決まり、現在準備を進めています。

『作品紹介~ギャラリーのぞみ~』は、老健やショートステイ、全仁会の通所サービス等をご利用されている方々の日頃のリハビリの成果の作品展で、いつも人気のコーナーです。市民会館での開催時や、昨年の動画配信ではご紹介できなかったのですが、今年は、是非この人気コーナーを復活させよう!と準備をすすめています。
倉敷老健・通所リハビリ・ケアセンターショート・リハビリステーションピース・グランドガーデン・よくなるデイ南町・ヘルプステーション南町・ケアハウスの8施設の皆様が、レクリエーションや創作活動などで作られた作品をご紹介します。

作品合わせて制作された方々のコメントも紹介していますので、楽しみにしていてください。

また冊子に掲載しきれなかった作品は、今後発信していくブログでもご紹介していきますので、どうぞご期待ください。

         第56回のぞみの会実行委員  訪問リハビリ O

通所リハビリ 認知症専門フロアのご紹介

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

皆様こんにちは。今回は、通所リハビリテーション 認知症専門フロアを紹介いたします。

認知症専門フロアでは、もの忘れにより集団生活に不安がある方を対象に、その方らしく安心して穏やかに過ごしていただけるよう小集団でサポートを行っています。もの忘れがあっても住み慣れた家で長く安心して暮らせるように、ご利用の方だけでなく、ご自宅で支援されるご家族のお気持ちも大切にし、介護に対する不安や負担が少しでも軽減できるように心がけています。

認知症専門フロアで過ごしていただくご利用の方には、皆様にプロフィールシートを作成しています。プロフィールシートはアンケート形式を用い、ご家族に性格やこれまでの生活歴、趣味やどんなことがお好きであったか等をお伺いします。その情報を踏まえた上で、認知症専門フロアにてレクリエーションや体操等、どのような活動をしていただくか職員で検討します。例えば、以前ゴルフが趣味であった方には、レクリエーションの中にパターゴルフを取り入れ、料理が得意だった方には献立クイズを交えながら回想法に繋げる等しています。日頃は穏やかで物静かな方が自然と笑顔があふれ、生き生きと取り組まれる姿を見ることができると、とても嬉しくやりがいを感じます。

それ以外にも、ご利用の方のその日の状態に合わせて、ぬり絵などの創作活動や脳トレプリントなどを提供しています。また、身体機能の維持にも力を入れ、階段昇降やステッパーを使用するなど、個々に合わせた運動を無理のない範囲で取り入れています。気候が良い日には散歩に行き、季節の移り変わりを肌で感じていただける機会を設けています。

 

配置されている職員も工夫し、なじみの関係ができるように、数名の職員が固定で担当をさせていただいております。今年度より新しい職員も加わり、新体制となりました。担当者全員で日々話し合いながら、楽しく穏やかで、利用して「よかったなぁ」と思っていただけるような、より良いケアを目指しています。
今後も引き続き新型コロナウイルス感染防止対策に努め、ご利用の方の心に寄り添い、たくさん笑って過ごしていただけるよう取り組んでいきたいと思います。

電話にて随時ご相談を承っております。お気軽にご連絡ください。
通所リハビリテーション  TEL086-427-1192

倉敷老健 通所リハビリテーション
介護福祉士O

しっかり食事を摂って残暑を乗り切りましょう!

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは!9月になっても暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
暑さで食欲がなく、夏バテ気味になっていませんか?今回は夏バテ解消についてお話します。

まず夏バテとは、身体がだるい、食欲がない、疲れやすい、寝不足などといった夏の暑さによる体調不良の総称です。私たちの身体は、暑さを感じると自律神経の働きによって汗をかいて熱を放散し、体温を一定に保っています。
しかし、真夏の室内外の温度差を繰り返し感じることによって自律神経の働きが乱れてしまいま
す。自律神経の不調は体内の様々な機能に影響を及ぼすため、胃腸の疲れや食欲不振、倦怠感など、いわゆる夏バテの症状が出てきます。発汗による水分やミネラル不足、寝苦しさによる睡眠不足も夏バテの原因になると考えられます。

また、高温多湿の時期は体力の消耗が激しく、胃腸の働きも衰えやすくなります。暑いからと言ってあっさりと素麺だけで済ませてしまうと、栄養バランスが偏ってしまいます。
食事は1日の活動力のもとになるので、スタミナをつける食事作りにはご飯やパンといった主食に加えて、肉や魚といったたんぱく質、卵、大豆製品などを毎食1~2品取り入れてみることをおすすめします。また、夏場は疲労回復に作用するビタミンB群の消耗が多くなるので、肉類や豆類、落花生、きのこ類、ニラなどの摂取を意識してみてください。加えて、ビタミンBと相乗効果のあるビタミンCを多く含む、パプリカやブロッコリー、カボチャといった野菜を摂取することもおすすめです。

暑い日にはついついアイスクリームや清涼飲料水に手が伸びてしまいますが、砂糖が多く含まれる食品は胃液の分泌を抑え食欲不振に繋がる可能性もあるため、間食や食事の前に多く取り過ぎないよう注意が必要です。暑さでどうしても食が進まないという方は、調理時に食欲増進させるコツがあります。
以下に記載しているので参考にしてみてください。

酸味をきかせる:さっぱりして食欲が増します。酢の物、レモンのしぼり汁などを活用してみてください。
だしをきかせる:だしの素といった調味料ではなく、鰹節や煮干し、昆布などを使用し、スープや味噌汁を作ってみてください。
香辛料や香味野菜を利用する:香辛料や香味野菜には胃液の分泌を促し、食欲を増進させる働きがあります。こしょうやにんにく、カレー粉、しょうが、しその葉などを薬味として使用することもおすすめです。
少し塩辛くするのもよい:梅干し、漬物なども食欲が出ます。ただし、高血圧の方は摂取量に注意が必要です。
料理の温度を工夫する:ときには熱々のものや冷たい物など、料理の温度変化をつけると食べやすくなります。

バランスの良い食事を心掛け、残暑を乗り切っていきましょう!

介護福祉士 S

◎お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院 通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(相談担当:大段(おおだん))
※営業時間:9:00~17:00

リバウンドをしない減量法

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

減量のためのダイエットに取り組む人は多いですが、一時的に体重が減ってもまた元の体重に戻ってしまう「リバウンド」に悩まされることがあります。ダイエットを始める前に、体重を維持する方法について講習を受けて技術を身につけておくと、減量後のリバウンドを防ぐことができるという研究成果をスタンフォード大学医療センターの研究チームが発表しています。

以下、糖尿病ネットワークホームページより引用

「肥満や過体重の人は、減量を始め体重を維持するために、それまでの生活を変えなければならない。これは長期にわたり集中力が求められることを意味する。多くの人がダイエットを持続するのが困難なのは、集中力が持続しないからだ」とスタンフォード大学医療センターのミッシェラ キールナン氏は話す。キールナン氏は無理なく続けられるダイエット法を考案し、8週間の体重維持のスキルを習得するためのプログラムを作成した。

プログラムは女性を対象とし、

▽毎日食べたものを記録する
▽野菜や果物の摂取量を増やす
▽運動や身体活動の量を増やす、

といった戦略が用いられ、1回90分のダイエット教室が8週間行われる内容になっている。

その他にも無理なくダイエットを続けられるよう、プログラムには

○高脂肪・高カロリーの食品と同じようにおいしく食べられる低脂肪・低カロリーの食品を探しておく
○少量であれば高脂肪・高カロリーの食品をときどき食べてもよい
○体重計で体重を毎日計り、その推移を記録しておく
○2.3kg(5ポンド)程度の体重の増減であれば許容範囲内とし、それ以上は増やさないように努力する
○長期の休暇などに、食べすぎたり運動不足が続くと体重が増えやすいので、事前に対策をたてておく
○目標としていた体重に到達していれば、少し食べすぎても大丈夫

 といった具体的なアドバイスも含まれる。

こうした減量プログラムを、ダイエットを開始する前に学習しておくと、実際に減量を開始してからのリバウンド防止に役立つことがあきらかになった。

肥満は心臓病や糖尿病などのさまざまな疾患の原因となる一方で、ダイエット本やダイエットプログラムなどで減量に一旦は成功しても、減った体重を保つことができない方が多いです。無理なく、長期的に継続できる目標を立て、健康的に減量したいですね。

糖尿病療養指導士 H.S

栄養科通信Vol.169「岡山県のパン事情」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

7月から8月にかけて、食品の値上げのニュースが頻繁に聞かれました。油、小麦粉をはじめ、油を原材料に使うマヨネーズまで食品の価格が上がっています。これは原料の輸入価格の高騰だけでなく、梱包資材、輸送コストの上昇の影響もあるとのことです。

小麦粉が値上がりすると、まず1番に心配してしまうのはパンの価格への影響ではないでしょうか。それもそのはず、総務省統計局が出している家計調査の1世帯当たり品目別年間支出金額及び購入数量(二人以上の世帯)のデータから、2018~2020年平均の品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキングにおいて、パンの支出額第2位は岡山市でした。

金額は36,950円です。しかし、数量は56,618gで第1位!全国平均のパンの支出額は31,391円、数量は45,465gです。

パンの種類別では、食パンの支出額は19位で10,402円。数量は14位で22,103gです。
その他のパンは堂々の第1位で金額は26,548円、数量も同じく1位で28,011gです。

食パンより菓子パンや惣菜パンを好んで買う傾向が見られます。

ちなみに、お米の支出額は49位で19,287円、数量は53,42㎏で51位。下から2番目でした。52位は東京都区部です。

朝はパンという方も多いと思います。ご飯150gは252kcalに対して食パン6枚切り1枚は177kcal、ロールパン1個95kcal。一見パンの方がカロリー低いし太らなくていいのでは?と安易に考えがちですが、最近はやりの高級食パンには、バターや生クリームがたっぷり使用されている場合もあるので要注意です。

朝食のパンは食パンやフランスパンなどシンプルなパンを選ぶようにし、卵などのたんぱく質のおかずと野菜サラダを添えてバランスよく食べるようにしましょう。

秋になると芋や栗、かぼちゃなど秋の味覚を使った季節限定のパンも多く発売されます。食べ過ぎにはくれぐれもご注意ください!

管理栄養士 S.N

2021世界アルツハイマーデー

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

9月は、世界アルツハイマー月間です。毎年9月21日は「世界アルツハイマーデー」です。
この日を中心として9月を「世界アルツハイマー月間」と定め、様々な取り組みが行われています。“認知機能が低下しても豊かに暮らせる社会”を目指し、今後も当院認知症疾患医療センターでは、一つ一つの課題に向き合い、積極的な活動を続けていこうと思います。

国際アルツハイマー病協会(ADI)が制定した、世界アルツハイマーデーにより、世界各国で認知症についての理解が得られ、認知症は暮らしの要素の一部として、認知症とともにかけがいのない暮らしが作られていく事を強く望みます。

9月21日―22日には、ブランチ岡山北長瀬 屋外グリーンステージ周辺で、照明がオレンジにライトアップされるようです。
コロナ禍で、今年は行事が縮小されていますが、ソーシャルディスタンス、感染予防を図り、遠くからライトアップを眺めることはできそうです。

世界アルツハイマーデー

RUN伴全国版 (runtomo-zenkoku.org)

 

※世界アルツハイマー月間2021サイトはこちら

倉敷平成病院 認知症疾患医療センター 医療秘書課 S.U

デイドリーム2021夏ースポーツ観戦ー

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

オリンピックが終わり、甲子園・パラリンピックも終わりを迎えました。
デイサービス ドリームでは、この期間中、隙間時間にはTVを付けて、皆で選手を応援し続けて来ました。コロナ禍での開催に賛否両論ありましたが、選手が懸命に競技に取り組む姿には、心打たれるものがありました。

特にパラリンピックでは、身体がうまく動かせない方や手足の欠損がある方など、様々な障害を持つ方々が多くの競技に参加されています。それを目の当たりにした皆さんは、
『私は手足があっても上手く泳げないのに、すごいなー。』
『自分の足で歩けているんだから、負けずに頑張らんといけんな!』
『すごい努力したんじゃろーなー。』
と勇気づけられたようです。

また、以前よりデイドリームで【楽々健康ボッチャ】というレクリエーションを実施していましたが、本物のボッチャという競技をテレビで見て、御年96歳の女性からは、『私も本当のボッチャ、やってみたいわ。』と意欲的な言葉も聞かれました。

スポーツは見ているだけでも身体・脳に影響するとして、《他の人のパフォーマンスを見ることで、健康に役立てることができるのではないか》という研究もなされているそうです。そして、心理的にもメリットがあるそうです。

同じ競技を同じルールでは難しいかもしれませんが、工夫次第で出来る事も沢山あると思っています。観戦も楽しいですが、工夫を凝らしながら、今後も出来る事には挑戦していきたいと考えています。
スポーツの秋でもありますので、デイドリームではデイリンピックの開催を予定しています☆

 

デイサービス ドリーム K

 

励ましのメッセージを ありがとうございます

カテゴリー: 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

8月30日、郵送で大学コンソーシアム岡山より、県内関連校の学生さんたちのメッセージが届きました。
約40通の手書きカードがファイルにまとめられており、「自分の身体も大切にしてくださいね。お体気を付けてください」といったものや「社会の一員という責任を持ち、自分自身も感染予防に努めていきます」、「自らの命を守る行動を心がけていきます」など、胸の熱くなるようなメッセージの数々が書かれていました。
大学コンソーシアム岡山は、産学官の連携による「活力ある人づくり・街づくり」をめざして大学教育事業部、社会人教育事業部、産学官連携事業部等で様々な活動をされているそうです。
現在、岡山県では、新型コロナ感染症による緊急事態宣言中です。私たち一人ひとりの意識ある行動が皆の命を守ることにつながると感じています。


大学コンソーシアム岡山のご関係の皆様このたびはありがとうございました。

※写真について(当院高尾芳樹院長がいただいたファイルを持って記念撮影・個人情報に配慮して画像の一部を加工しています)

医療に貢献する「生きている化石」

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

突然ですが 生き物の血液の色は何色だと思いますか? 

少し考えてみてください。

話は変わり、笠岡市にカブトガニ博物館がありますね。カブトガニは名前とイメージから甲殻類かと思われがちですが、実はクモやサソリなどと同じ鋏角類に分類されます。鋏角類からさらにカブトガニ科に属しています。地質時代から存在し、現在も生存しているため「生きている化石」とも呼ばれています。

そんなカブトガニですが実はカブトガニの血液が臨床の場に貢献しています。内毒素(エンドトキシン)というものをご存じでしょうか。内毒素は細菌(グラム陰性)の細胞壁を構成するリポ多糖体(LPS)であり、リポ多糖体が菌の死滅後に菌体外に出て毒素活性を示します。
人間にも特に腸内細菌科によって敗血症や発熱など影響を及ぼし、最悪の場合、致死的な病態も引き起こしてしまいます。そんな内毒素を検知するためにカブトガニの血液が役に立っているのです。内毒素はカブトガニの血液から得られる抽出成分と反応してゲル状に固まります。その特性を利用し、臨床での試薬に使われています。他にも真菌感染症の診断に有用なβ-D-グルカンの検出にも役に立っています。

人間の血液は誰しもが赤色だとわかると思います。これは血球成分の「ヘモグロビン」によるものです。ヘモグロビンが酸素を全身へ運ぶ役割を担っており、ヘモグロビンの色は赤色です。
もう少し詳しい話になると酸素を多く含むオキシヘモグロビンは鮮赤色で、酸素が少ないデオキシヘモグロビンは暗赤色になります。採血に携わる時、患者さんに「血が黒っぽいけど大丈夫なんかね?」とよく言われます。しかし、これはごく普通のことで血液が黒っぽく見えるのは酸素を全身組織へ運んだ後の血液を多く含む静脈から採血するためです。

血液はさらに液体成分(血漿)と血球成分に分けることができ、血漿はおおよそ黄色を呈します。一方、カブトガニやイカ・タコなど節足動物や軟体動物ではヘモグロビンがありません。ではなにが酸素を運ぶ役割を担っているのかというと、「ヘモシアニン」が担っています。つまりヘモグロビンではないので赤色の血液ではありません。ヘモシアニンは本来、無色透明で核には銅が含まれています。この銅が着色に関係しており、酸素と結びつくと青色を呈します。
 ちなみにカブトガニでは体内を流れている時は透明がかった乳白色をしています。なので、カブトガニから採血した場合、採取時は乳白色をしていて、時間が経過すると青色へと変化していきます。

最初の「生き物の血液の色は何色かどうか」ですが、実は複数の答えが正解です。

今回はカブトガニの血液でしたが今後、別の生き物の血液が医療の貢献につながる発見がまだまだあるかもしれません。楽しみです。

 

参考
臨床検査学講座 微生物学/臨床微生物学・免疫検査学
笠岡市ホームページ 笠岡市立カブトガニ博物館

臨床検査部 Y.M

皆さんと笑顔で会える日まで

カテゴリー: 地域包括支援センター | 投稿日: | 投稿者:

梅雨が戻ってきたような8月も終わり、9月に入りました。
テレビでは、毎日心をざわつかせるようなニュースが流れています。
「まだまだ暑いですね」と憂鬱な私に、「虫の声は秋に変わったよ」と明るく教えてくださる方がいました。自然の力はすごく、また虫の声に耳を傾ける心の豊かさを感じ、私も明るく元気に現状を楽しもうと感じました。

さて、私たち老松・中洲高齢者支援センターでは地域にお住まいの高齢者を対象とした「元気教室」を開催していましたが、緊急事態宣言など新型コロナウイルス感染拡大により昨年から休止しています。
感染拡大には波があり、教室の再開の案内を出し、状況が変わり中止。落ち着いてきた4月、感染対策を万全に酒津公園の散策の案内を出し、中止。8月にも教室を予定していたのですが、この度の感染拡大を受けて中止としました。

皆さんの顔が見えない状態が1年以上続いており、今回は中止の案内の中に役立つ情報と一緒にアンケートを入れさせていただきました。たくさんの返信があり、「教室 楽しみにしていました。残念です」「運動不足で気力が弱くなり気をつけます」「元気を出して早く皆様にお会いしたいと思います。しっかり身体を動かします」「今必要な事柄を書いた文面が届けられ、前向きに頑張れる気持ちになります。コロナに負けずファイトです」など、制限が多く不安な事が多い中で皆さん色々な思いを抱えていること、頑張っている事、でも辛い思いもあること、教室を楽しみにしてくれている事などの気持ちを受け取りました。
これからも皆さんと色々な方法で繋がっていきたいと思います。
皆さんと笑顔で会える日まで、コロナに負けずにファイトですね!

支援センター K

実りの秋を楽しみに

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

倉敷老健ではレクリエーションによる楽しみのほかにリハビリの一環としても創作活動を取り入れています。運動麻痺により腕全体が動き難くなった方や加齢,神経障害により指先が器用に動かなくなった方など様々ですが、少しずつ楽しみながら取り組んでおられます。

回想法も兼ねて季節感のある作品作りを心掛けており今回は、折り紙を丸めて葡萄を作ってみました。巨峰にマスカット,ピオーネなどいろいろな種類の葡萄を想像して色を選び、それぞれの好みの葡萄作りに取り組みました。

  

完成写真は左手が動かず右手だけで挑戦した方の作品です。葡萄の粒がなかなか丸にならず苦戦しておられましたが、美味しそうに仕上がりました。

倉敷老健入所 リハビリ職員D

オーラルフレイル

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

皆さんは、オーラルフレイルというものを知っていますか?歳をとると20歳前後をベストにだんだんと全身の機能低下が起こります。
介護を受けないといけない状態の前段階を「フレイル」といいますが、フレイルの症状の中の一つが「オーラルフレイル」です。

オーラルフレイルの症状には、

  • 固いものが噛めない
  • 食べこぼすことが多くなる
  • よくむせる
  • 滑舌が悪い
  • 口の中が乾燥する

などの症状がみられます。

予防法としては、

  • 好きなものをバランスよく食べましょう。
    食欲を感じる食べ物・季節の食べ物から栄養をとる。
  • しっかり運動をしましょう。
    お口と全身の筋肉トレーニングの両方を行いましょう。
  • 自分の好きなことを見つけましょう。
    精神的に充実すれば、身体の健康につながります。
  • 定期的にしか出お口の掃除を受けましょう。
    自分では磨けない部分をきれいにすればお口も健康になります。
  • しっかり噛めるように歯を治しましょう。
    不良な噛み合わせ、歯の無い部分を放置しているとフレイルの原因になります。
  • 常にお口を湿潤状態に保ちましょう。
    感想は、お肌にもお口にも大敵です。

「まだ老化なんて」という方も、将来要介護にならず、健康で自立した生活を維持するためには若い間かあ予防や対処することで、フレイルになることを防ぐことができます。

皆さんもできることから始めてみましょう。

歯科衛生士 N