カテゴリー別アーカイブ: 臨床検査部

睡眠時無呼吸症候群の検査機器が、8月から新しくなりました

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睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)は、眠っている間に呼吸が止まる病気です。
寝ている間の無呼吸に私たちはなかなか気付くことができないために、検査・治療を受けていない多くの潜在患者がいると推計されています。
この病気が深刻なのは、寝ている間に生じる無呼吸が、起きているときの私たちの活動に様々な影響を及ぼすこと。気付かないうちに日常生活に様々なリスクが生じる可能性があるのです。
本来、睡眠は日中活動した脳と身体を十分に休息させるためのものですが、その最中に呼吸停止が繰り返されることで、身体の中の酸素が減っていきます。すると、その酸素不足を補おうと、身体は心拍数を上げます。寝ている本人は気付いていなくても、寝ている間中脳や身体には大きな負担がかかっているわけです。脳も身体も断続的に覚醒した状態になるので、これでは休息どころではありません。

その結果、強い眠気や倦怠感、集中力低下などが引き起こされ、日中の様々な活動に影響が生じてきます。
もし、このような症状があれば当院で簡単に検査ができるので、検査を受けることをおすすめします。
睡眠時無呼吸症候群の簡易検査は、機械を自宅に持って帰って、夜寝る前に自分で機械をとりつけて検査します。(当院では機械の使い方は、持って帰る前に検査技師が説明します。)
8月から機械が新しくなり、以前に比べより取り付けるものが少なくなり、2つのセンサを装着するだけで簡単に検査できるようになりました。

“寝ているときいびきがひどく、息が止まっていると言われたことがある”や“昼間に強い眠気がある”など、気になる症状がある方は、“ちょっと疲れているだけ”、“いつものこと”で終わらせず、当院を受診して医師(呼吸器科など)に相談してみてはいかがでしょうか。

臨床検査部R.A

ピロリ菌検査

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11月5日に第52回のぞみの会が開かれました。臨床検査部では毎年何種類かの検査を行っています。今年はその一つとして「尿中ヘリコバクター・ピロリ抗体」の検査を行いました。抽選で行ったため少ない人数でしたが60%と高い陽性率でした。

では、ヘリコバクター・ピロリについて…

ピロリ菌はグラム陰性桿菌に属する細菌で、両端に鞭毛があり、らせん状に捻じれた形をしています。感染経路ははっきりしていませんが、衛生環境が整備されていない時代や地域などでの経口感染によると考えられています。免疫機能が十分に発達していない幼児期に感染することがほとんどです。そのため日本におけるピロリ菌感染率は、20代以下で10%以下、50代以上では50%程度と年代によって異なります。

ピロリ菌に感染すると、胃炎(ヘリコバクターピロリ感染胃炎)が起こります。さらに炎症が継続・粘膜の防御機能の低下にストレスや発がん物質などの環境因子が加わり、粘膜に傷が付くことで胃潰瘍・十二指腸潰瘍、粘膜が委縮していくことで胃がんが発症すると考えられています。

ピロリ菌の検査法は大別すると、

内視鏡による生検組織を必要とする検査法(侵襲的検査法)と、

内視鏡による生検組織を必要としない検査法(非侵襲的検査法)があります。

今回実施した「尿中ヘリコバクター・ピロリ抗体」は非侵襲的検査法に含まれ、尿を提出して約15分で結果が出るとても簡単な検査です。ただし、尿の状態によって測定に影響がある場合があります。当院では、同じく非侵襲的検査法の尿素呼気試験も院内で行っています。この検査は、検査薬を服用し、服用前後の呼気を集めて行うため、食事などの影響を受けないよう空腹時に行わなければなりません。どちらかというと、尿素呼気試験の方が多く行われています。

検査でピロリ菌が陽性の場合は、抗生物質を使い除菌することができます。しかし、ピロリ菌感染症に係る検査と治療に保険診療が認められているのは、条件付一部の方のみです。現在では内視鏡検査において胃炎の確定診断がなされた患者さんにも保険診療が認められたため、除菌を受けやすくなり胃がん予防が進めば良いと思います。

 

TaMa

臨床検査部からの案内とお願い

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外来採血に臨床検査技師も担当していることをご存知ですか?

業務役割分担の一環として今年の7月から外来処置室にて看護師と共に携わっています。何十年も前から検査技師が主体で採血を行っている病院もありますが、当院ではようやくその体制が一部整ったことになります。開始して3か月が経ちますが、採血に関してはです。痛い思いや再採血などご負担をお掛けします。スタッフも努力していますのでご容赦下さい。ただ、想像していたよりも上達が早いように見えます。今後は臨床検査技師が主流になっていくかもしれません。

そして、約2か月先の11/23~28頃までの間に臨床検査部では検体検査機器の更新を予定しています。前回の更新から8年の月日が経ちました。機器によってはまだまだ現役で活躍できるものもありますが、やはり酷使してきた機械物はトラブルが多くて労を使いメンテナンスの回数が増えています。
更に、一般的に10年一昔と云われるが如く(現在は2~5年で激変しますが・・・)、検査業界の機器においても測定時間の短縮、処理能力の増大、測定方法の精密度の向上等の改善が図られています。よって、当院では安定した精度の高い検査を報告し、増患における迅速な対応を行うために新規更新を実施します。

更新機器は血液学・生化学・免疫学的検査と外部搬送装置となります。そして採血管準備装置の導入も予定しており、大変大掛かりなものとなります。更新期間中は相応の対応をしますが、不測の事態も危惧されます。患者さまにはご迷惑をお掛けすることになるかと思慮します。どうぞ、ご理解とご協力をお願いします。

臨床検査部
光 源頭

ウォーキングのススメ

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朝・夕に吹く涼しい風の中に、秋虫の音が聞こえるこ頃となりました。残暑は未だあるかと思いますが、確実に日が短くなっていくのを実感します。これから秋本番、身体を動かすには、もってこいの時期ですね!!数あるスポーツの中でも、お金がかからず、特別な道具や知識もいらず、今すぐに始められる‟ウォーキング“がおススメです。

身体ひとつでどこでも出来ます。

主なウォーキングの効用としては①血液の循環がよくなる②ストレス解消③生活習慣の改善④減量につながる などがあります。また、継続して行うことでさまざまな生活習慣病の予防や改善に役立ちます。

さあ、身体を動かしましょう。まずは、最初の一歩から!

毎日30分程度行うようにすれば少し汗ばむ程度で快適にウォーキングできます。いきなり「ウォーキングするぞ!!」と気張って始めるのではなく、まずは散歩気分でやってみましょう。自宅の周りを歩くだけでもいい。アメリカのとある精神科医も「最高の癒しは長い散歩。足のリズミカルな動きが頭にはった蜘蛛の巣をきれいさっぱり掃除してくれる」と言っています。ウォーキングすることでメンタルも回復し、健康と長続きにつながっていくそうです。

あと3年後には東京オリンピックも開催されます。今後はますます高まっていく、スポーツ熱の波に便乗してしっかり身体を鍛えておきましょう。

臨床検査部 ウォーキングマン

 

より良い臨床検査技師を目指して

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毎日暑い日が続いていますが、夏バテ大丈夫でしょうか。

「医療の仕事に就きたい!」これが僕の子供のころからの夢でした。僕は低体重児で生まれたということもあり、幼少の頃から体が弱く何度も入院の経験があります。その度、病院の方々にお世話になりました。大人になったら、今度は僕が恩返しをしたいとずっと思い描いてきました。そして、その思いが叶い、倉敷平成病院に合格した時は本当に嬉しかったです。

しかし、医療の仕事に就けるようになったというのに…いざ実際の仕事の現場に就くと、学校の実習とは全然違い、やることが次々とあり、覚えることがたくさんありました。ミスや失敗をして迷惑をかけてしまった時は、とても落ち込んでしまいました。これからちゃんとやっていけるだろうか…と毎日不安と焦りの日々を送っていました。しかし、先輩や上司の方々が優しく教えてくれたり指導してくださったおかげで、少しずつ覚えることができ、本当にありがたく感謝をしております。ありがとうございます。

3ヶ月が過ぎた頃には、基本的な検査などもなんとかできるようになり、心配していた当直業務も徐々に務められるようになってきました。しかし、胸水・腹水塗抹標本の鏡検などの特殊な検査はまだまだで、一日も早く覚えられるように頑張りたいです。そして、「縁の下の力持ち」と言われるような立派な臨床検査技師となって、患者様のために力を尽くしていきたいです。

臨床検査部 K.K

初めまして!

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7月に入ってから気温が上がり蒸し暑い日々が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

臨床検査技師として、この倉敷平成病院で働き始めて3ヶ月が経ちました。
入職当初は学生気分がなかなか抜けず、緊張と不安でいっぱいいっぱいでしたが、同期や先輩方に支えられながら日々の業務に励んでいます。

6月末には新入職員フォローアップ研修がありました。研修では同職種の人たちで現在の自分の状況報告や、ネットワーク作りゲーム、3ヶ月後の目標を立てたりしました。久しぶりに同期と顔を合わせ、楽しい雰囲気で研修が進み、気分転換にもなりました。そして現在の自分を改めて見直すことができ、これからの自分の目標も定まり有意義な時間となりました。

7月からは配属も決まり、ドキドキの当直業務もスタートしました。

まだまだですが、自分らしくコツコツと頑張り、スタッフからも患者さんからも信頼されるような臨床検査技師を目指していきたいです。

臨床検査部 N.K

 

 

新人臨床検査技師として

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こんにちは!
暑い日が続いていますが、皆様いかがおすごしでしょうか。

私たち新入職員が入職して、あっという間に3か月が経とうとしています。
入職して間もない頃は、新しい環境に、慣れない
ことばかりで、毎日緊張していて1日1日を過ごすことに必死でした。最近では少しずつ出来ることも増えてきて、同期ややさしい先輩方に支えられ、
充実した毎日を送っています!!
来月からはドキドキの当直勤務も始まります。ひとつひとつできることを増やしていきたいです!

まだまだわからないことばかりですが、信頼される臨床検査技師となれるよう、
笑顔いっぱいがんばっていきたいと思います!
臨床検査部 MU

臨床検査部より

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すっかり暖かくなり、春から初夏へとうつりゆく今日この頃、皆様いかがおすごしでしょうか。
今年は検査部にも4月から新入職員が3名入ってきました。
学校を卒業したばかりでまだまだ初々しさが残る彼らを見ていると、自分の社会人1年目のことを思い出します。仕事を覚えることに必死で失敗ばかりでしたが、周りの先輩方に助けられながら徐々に慣れていった気がします。そしてこれからの社会人としてのスタートに胸をおどらせ、一人前の検査技師になるぞと意気込んでいました。

あの頃思い描いていた検査技師になれているのか、もう一度初心に戻り、患者さんのお役にたてるよう日々精進していきたいと思います。そしてまだまだ不慣れな新入職員をサポートしつつ、検査部一丸となってより良い検査室にしていきたいと思います。

臨床検査部 H・K

ホルター心電図検査について

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こんにちは!
私が臨床検査部に来てから早くも半年が経ちました。少しずつ出来る仕事を増やし当直にも数回入りましたが、まだまだ緊張感が強く落ち着かない当直をこなすおばちゃん新人です。
四月になり臨床検査部にも若い新人が三名入ってきました。やる気に満ち溢れていて素敵です。残念ながら若い体力と記憶力には勝てませんが、おばちゃんだから気付けること・出来ることがあると思うので私も若者に負けないように頑張りたいと思います。

ところで、皆さんは脈が飛ぶ・動悸・息切れ・めまい・胸の痛みなど感じたことはありませんか?これらの症状がある時に心電図検査がよく行われますが、通常の心電図検査は記録時間が短い為、不整脈などの心電図異常をとらえられない場合があります。
不整脈や狭心症の発作はいつ起こるか分かりませんから、もっと長い時間連続的に心電図をみたい・・・そんな時に行うのがホルター心電図検査です。
携帯型長時間心電図ともよばれ、当院では心電図だけ記録するタイプと心電図と血圧を同時に記録するタイプのものがあります。
小型の機械を取り付け、自宅にて過ごしていただき、翌日取り外しに来ていただきます。
24時間の記録の中で、食事・睡眠・労作・症状のあった時間など行動記録メモを記入していただき、日常生活の中の総心拍数やどんな時にどんな不整脈がどのくらいの頻度で出ているのか?危険な不整脈は出ていないか?狭心症など心臓の虚血(心臓を養う血管の血流が悪くなる)を疑う心電図変化や血圧の変化はないか?を見ます。
不整脈の感じ方は人それぞれで、頻回に出ていたり危険な不整脈が出ていても全く症状のない人もいれば、敏感に感じ取って不快に思う人もいます。また時には症状があっても心電図には変化が見られなかったという人もいます。
通常の心電図検査で変化が見られなかった人でも、気になる症状があるなら一度医師にご相談されてみてはいかがでしょうか?
臨床検査部 H.O

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について

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寒さの中にも、少しずつ暖かい日差しが感じられるようになりました。
春が待ち遠しいばかりです。

今日は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)についてお話します。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、眠っている間に呼吸が止まる病気です。
寝ている間に10秒以上の気流停止(気道の空気の流れが止まった状態)を無呼吸とし、無呼吸が一晩に30回以上、もしくは一時間あたり5回以上あれば、睡眠時無呼吸です。
睡眠時無呼吸症候群には二つの大きな症状があります。
まず一つ目は、寝ている間の無呼吸発作です。ふつうのいびきではなく、数秒間寝息が止まったあとに、大きないびき音を発するのが特徴的です。
二つ目は日中に起こる過度の眠気です。寝ている間に無呼吸発作が起こることでぐっすり眠ることができず、身体と脳が十分に休息できなくなります。その結果、日中に過度の眠気が起こるのです。その他にも、集中力が続かない、常に身体がだるいなどの症状があります。
睡眠時無呼吸症候群の原因は、多くの場合、舌が空気の通り道である気道をふさいでしまうことで起こりますが、その原因はいくつかあります。
睡眠時無呼吸症候群と聞くと、太っている人がなる病気と思われがちですが、原因は肥満だけではありません。首が短い、首が太い、顎が小さいという人も睡眠時無呼吸症候群の人の見た目の特徴として挙げられます。
その他にも、タバコがやめられない、お酒が好き、肥満などがある人は、危険性が高くなります。

寝ている間のことは自分ではわからないので、パートナーやご家族に聞いてみて下さい。
「ちょっと疲れているだけ」、「いつものこと」で終わらせず、
「もしかしたら?」と思ったら、早めの検査をおすすめします。

臨床検査部 N.A