月別アーカイブ: 2024年10月

第59回のぞみの会が開催されました

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

みなさん、こんにちは。急に朝晩の冷え込みが強くなってきましたが、体調を崩していませんでしょうか?私は9月末に育休から復帰し、毎日が一瞬で終わっています。仕事と育児と家事を両立させている方たちを尊敬する日々です。

先日、10月27日(日)に第59回のぞみの会が開催されました。
例年通りの規模での開催はコロナ禍後初めてだったので、久しぶりにのぞみの会のにぎわいを感じることができました。

臨床検査部では、先着25名の方に動脈硬化度検査、体液量・細胞外液量検査、聴力検査を実施しました。

動脈硬化度検査(CAVI/ABI)は、動脈の硬さを調べる検査で、動脈硬化が進行するほど高い値になります。
体組成測定検査(インボディ)は、体の水分量、タンパク質や体脂肪量、筋肉量、基礎代謝量などが測定できます。
(気導)聴力検査は、どのくらいの音まで聞こえるかを測定します。

多くの方が検査受付に来てくださり、すぐに先着25名枠ががいっぱいになってしまいました。
聴力検査を受けられた方の中には、自分で思っているよりも検査結果から聞こえていないことがわかり、「耳鼻咽喉科を受診してみる」と言われた方もおられました。
検査を受けられた方からは「気になっていたから検査をしてもらえて安心した」「ありがとう、来年もまた来るね!」と言っていただくことができました。

動脈硬化が気になるな…と思ったら生活習慣病センターを、聞こえが悪くなっている気がする…と思ったら耳鼻咽喉科を受診し、検査を受けてみてください。

臨床検査部 Y.A

第13回日本認知症予防学会学術集会参加報告

第13回日本認知症予防学会学術集会が「人として輝き続ける社会の実現を目指して」をテーマに2024年9月27日(金)~29日(日)パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)にて開催され、当院からは5名が参加しました。
涌谷陽介認知症疾患医療センター長は、「認知症の多職種協働、専門職の躍動」についての座長と、「もの忘れ外来初診者におけるレカネマブ投与基準適合者の検討」についてポスターセッションをされました。

菱川望脳神経内科部長は「認知症関連疾患、認知症とCOVID-19」について評価委員を務められました。

■ポスター発表:「認知症における比喩理解と認知機能の関係―ADとDLBとの比較―」
藤本憲正(ST・CP科課長)
言語聴覚士からは、軽度アルツハイマー型認知症(AD)者とレビー小体型認知症(DLB)者のコミュニケーション障害は存在するのか?を比喩理解課題を用いて検証し、またそれはどのような認知機能と関連するのか?について発表しました。いずれも健常者よりも比喩理解課題成績は低下し、ADは失語症状と遂行機能障害によって低下する可能性、DLBは遂行機能障害によって低下する可能性が示唆されました。会場参加による発表は感染対策緩和以降初めてで、久しぶりの発表前段階の疲労感、発表直前の緊張感、発表後の達成感を思い出すことが出来ました。

■口演発表:「非薬物療法によるBPSDへのアプローチ―不安への対応でBPSDが落ち着いた一事例-」
安信 陽菜(ST・CP科 公認心理師)
公認心理師からは、病棟で関わった患者さんの事例を発表し、認知症の行動・心理症状への対応や、昨年度から開始した園芸活動について紹介しました。学会では認知症領域で働く公認心理師の取り組みを共有できただけでなく、他の病院・施設の方の報告を拝聴することで、今後公認心理師の強みを活かし、患者さんとどのように関わっていくか、改めて考えるきっかけとなりました。学会で得たアイディアを参考にしつつ、今後もチーム全員で患者さんと関わることを大切にして業務に励んでいきたいと思います。

口演発表:「通所リハビリテーションにおける軽度認知障害に対する認知症予防の取り組み」
坂本千尋(倉敷老健 通所リハビリテーション介護主任)
通所リハビリテーションにおける軽度認知障害に対する認知症予防の取り組みについて、予防リハビリとの合同研究の内容を発表しました。研究期間が短かったため、思ったような結果は出ませんでしたが、今後もMCI予防の為に、取り組んで参ります。このような大きな会場での発表は初めてで、とても緊張しましたが、無事に発表する事が出来、このような機会を頂けたことに感謝致します。

 

第12回日本認知症予防学会学術集会参加報告

第11回日本認知症予防学会学術集会で倉敷平成病院より3名発表、涌谷センター長は浦上賞を受賞

第7回認知症予防学会にて浦上賞受賞

サルコペニア

朝夕には秋の訪れを感じられる季節となりました。食欲の秋やスポーツの秋とはよく言いますが、皆様はしっかりとお食事を摂って運動をすることができていますか?今回は食事量の低下や運動不足により引き起こされるサルコペニアについて話をしていきたいと思います。

〇サルコペニア(筋肉減少症)とは?
サルコペニアとは、加齢にともない食事量や運動量が減少することで引き起こされる、身体の骨格筋量が減少した状態のことです。65歳の以上の男女の20%程度がサルコペニア状態にあると言われています。サルコペニアは移動能力の低下、日常生活動作能力の低下をきたし、転倒や骨折のリスクを高めるだけでなく、様々な病気の罹患率を高めると言われています。

〇サルコペニアの簡易チェック
・指輪っかテスト
両手の人差し指と親指で輪っかを作るようにして、利き足ではない方のふくらはぎの最も太い部分を囲んでみましょう。ふくらはぎの方が輪っかより太い、または輪っかとふくらはぎの太さがちょうどの場合は筋肉量が十分あると考えられます。反対に輪っかとふくらはぎの間に隙間ができる場合は筋肉量が低下しており、サルコペニアである可能性が高い状態と言えます。


〇サルコペニアの予防と改善のためには?
身体の筋肉量を増やすためには、ただ運動をすれば良いという訳ではありません。食事量が少ない、または栄養バランスが整っていない食事内容のまま運動を行うと、逆に筋肉量が減少してしまう場合があります。
空腹状態や低栄養状態のまま運動を行うと、身体を動かすためのエネルギーが足りなくなってしまいます。そうなると身体の細胞は、既存の筋肉を分解してエネルギーに変えてしまいます。その結果、筋肉量を増やすために運動を行っているのに、逆に筋肉を分解して減らしてしまうということが起きます。
以上のことから、筋肉量を増やすためには栄養バランスの整った食事を摂った上で、筋力トレーニングを行うことが必要となります。特に筋肉を合成するためには、蛋白質の摂取が重要となります。毎食のメニューを決める際には蛋白質の多く含まれた食材を積極的に使用すると良いでしょう。

今回はサルコペニアについてお伝えしました。サルコペニアになると転倒や骨折のリスクが高くなるため、予防することが重要です。まずは指輪っかテストでご自身のサルコペニアのリスクをチェックされてみてはいかがでしょうか?

予防リハビリ K

◎お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(相談担当 大段) ※営業時間 9:00~17:00

イラストAC:介護の無料イラスト素材集 けあぴく

グループホーム 2024秋祭り開催 ご報告

厳しい残暑もようやく終わりを迎え、少しずつ秋めいてきた今日この頃、グループホームでは毎年恒例の秋祭りを10月15日に開催しました。
「わっしょい!わっしょい!」とご入居の方々のかけ声のもと、職員手作りの神輿を担ぎ、秋祭りがスタートしました。ヨーヨー釣りに真剣なまなざしで取り組む方、焼きそばやフランクフルトを夢中で頬張る方、みなさんそれぞれ思い思いの時間を過ごされていました。
お祭りの雰囲気を少しでも楽しんでいただけたのではないかと思います。

ピースガーデン倉敷4階 グループホームのぞみ M.S

第59回のぞみの会だよりー9ー

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

10月25日(金)で、第59回のぞみの会まで、ついにあと2日となりました。のぞみの会実行委員会をはじめ全仁会職員全員で、地域の皆様をお迎えする準備が整いつつあります。

4月から定期的に実行委員会で準備をしてまいりました。10月9日と23日には、管理職含め「拡大実行委員会」を開催し、ご来場の皆さまをお迎えする最終確認を行いました。

6年ぶりのフルサイズでの開催となり、今までの良かったところを生かしつつ、そこに新たな取り組みも加え、来場者の皆様に楽しんでいただき、地域の皆様に全仁会のことを知っていただき、好きになって頂く機会だと思っています。
第59回のぞみの会 「元気で自分らしく生きる~全仁会の予防と医療」皆様のご参加を心からお待ちしております。
心配されていたお天気もまずまずのようです。是非ご来場ください。

第59回のぞみの会実行委員 南町ケアプラン室 Y

 

 

家族会のご紹介

爽やかな秋風が心地よい日が続いておりますが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
季節の変わり目でもあり、体調を崩しやすい時期になりますのでお気をつけ下さい。

本日は、当院で開催しております家族会についてご紹介させていただきます。

当院のもの忘れ外来に通っておられる方のご家族の方を中心としたコミュニケーションの場を持ちませんか?という主旨でご家族の方と倉敷平成病院スタッフにもサポートいただいて参加者全員で作る会です。ご本人のご参加も可能です。
毎月第3土曜日13:30~15:00まで病院で開催をしています。

元々は同グループのピースガーデン倉敷の交流センターを借りて開催していましたが、コロナが流行り、一時期はZOOMを用いてオンラインでの開催をしていました。今年からは開催場所を病院に移し再開しております。

内容としては、具体的なテーマは決めてはおりませんが、普段のご家庭の様子や近況報告、こんな時はどうしたらいいか?といった対応方法など、思い思いのことをテーマに話し合いながら意見交換を行っています。
実際に参加されている方の感想として、「認知症への考え方が変わりました」「認知症で大変なのは、自分の所だけじゃないんだと思い気持ちが少し楽になりました」など。
家族会に参加をしたからといって、必ず喋らないといけない訳でもありません。参加されて他の方の意見を聞いて帰られる方もおられます。
少しでも、皆様のより所になれるような家族会になればと思っていますのでお気軽にご参加いただければと思います。

認知症疾患医療センターとしても、随時ご相談を受け付けておりますので家族会に限らずお問い合わせください。

認知症疾患医療センター 精神保健福祉士 A

第59回のぞみの会だよりー8ー

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

 

昨日まで暑かったと思ったら、急に寒くなったりと、寒暖差が激しく、体調管理が難しい季節ですが、どうぞご自愛くださいね。
わたしは、先日ご入居の方から「体で“首”が付くところを冷やさないように!(手首や足首など)」と教えていただき、早速実践しています。

さて、のぞみの会まで、10日となりました!今年も人気のコーナー「教えちゃいます!私の健康法」のコーナーがあります。今年は展示と動画でご紹介したいと思います。どんな健康法があるかお楽しみに!当日、皆さまにお会いできるのを楽しみにしております。

第59回のぞみの会実行委員 ローズガーデン倉敷 F

※ポスターは医事課が作成したものです。

収穫の秋

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

厳しかった残暑も過ぎ去り、気がつけば過ごしやすい季節になりました。急に涼しくなりましたが体調に変わりなくお過ごしでしょうか。

さて、今年から老健ではリハビリの一貫としてご入所の方と一緒にプランターで花や野菜を育てています。今年は6月頃に枝豆やトマトの苗、マリーゴールドの花を植えました。普段は椅子に座って過ごしている事が多いご入所の方も、いざ土や苗を目にすると張り切ってスコップを持ち、「これはいい苗じゃなあ」と言いながら一生懸命植えていました。

その後もリハビリの時間を利用してスタッフと一緒に水をやったり、草を取ったりして苗の成長を見守ってきました。
リハビリの時間以外にも無事に育っているか、大きく育っているかが気になり、ご入所の方同士で話をしたり枯れていないか見に行ってほしいと頼まれることもありました。

午前中に水やりを行っても夕方には葉っぱがしおれていることもありましたが、ご入所の方とスタッフで愛情込めて育てた結果、猛暑を乗り越えついに9月中旬に枝豆の収穫を行いました。一つずつ丁寧に摘み取っていました。
その後、みんなで収穫した枝豆を塩もみして湯で、「初めてにしては上出来じゃ」と嬉しそうにおいしく頂きました。

枝豆だけでなくマリーゴールドも順調に育ち、花が咲くのを楽しみに毎日プタンターを見に行っていたご入所の方も花が咲いた時には、とても嬉しそうに「今見に行っておいでえ」と報告してくれました。

今回、プランターではありましたが、野菜や花を育てることを通して、普段生活している場面では見ない笑顔や会話がみられ有意義な時間を過ごすことが出来ました。
今後も野菜の種類や花も増やしながら、ご入所の方の満足度向上につなげていきたいと考えています。

介護士 M.T

【令和6年度倫理事例研修会 開催報告】

カテゴリー: 看護部 | 投稿日: | 投稿者:

9月27日(金)、日本臨床倫理学会 副理事長の稲葉一人先生を講師にお招きし「令和6年度倫理事例研修会」が開催され、75名の職員が参加しました。
稲葉先生より「臨床倫理の基礎的アプローチと臨床倫理に関する法的ポイント」についてご講演いただき、法的要点の観点から応招義務について興味深いお話を聞くことができました。

講義の後、「意思確認ができない患者の治療、ケア継続が本人にとって苦痛であったのではないかと感じた事例(3西病棟)」と、「決定した治療方針が本人にとって最善なのかと思い、もやもやした事例(リハビリテーション科ST)」の2事例で事例検討会を実施しました。多職種で構成された8グループでの討議で、各グループともに活発な意見交換ができました。

多職種でカンファレンスをする機会や重要性は今後ますます高まることが予想されます。当院では今年度「適切な意思決定支援の指針」を作成しました。職員の倫理的感性を高め、患者さんの意思と権利が尊重された上で適切な意思決定を行えるよう今後も倫理コンサルテーションメンバーとして活動していきたいと思います。

医療倫理コンサルテーションチーム 看護師 Y

倉敷平成病院では継続的に倫理事例研修会を実施しています。

令和5年度 倫理事例研修会 開催報告

倫理事例研修会が開催されました

倫理事例検討会開催報告

芸術の秋

カテゴリー: グランドガーデン南町 | 投稿日: | 投稿者:

猛暑が続き10月になっても夏日、朝起きて天気予報を見るとウンザリする日が続いていましたが、やっと朝晩が秋らしくなってきました。
身体も少し楽になってきたような気がします。皆様も夏の疲れが続かないように健康に気を付けてください。

さて、秋と言えば「食欲の秋」「読書の秋」「芸術の秋」と言われますが、この度は「芸術の秋」ということでミントリーフ様にエレクトーンやピアノなどの演奏をしていただきました。
「里の秋」や「もみじ」や「虫の声」など秋の歌や「東京のバスガール」「瀬戸の花嫁」「東京ブギウギ」など懐かしい曲など演奏して頂きました。
「やきいもグーチーパー」「マツケンサンバ」などみんなで体を使って歌ったり、踊ったりする曲もあり楽しい会となりました。芸術の秋を感じた一日となりました。

グランドガーデン南町 GM M

口腔機能の維持・回復に目を向けませんか?

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

カンカンに暑い夏も終わり、秋が近づいてきましたね。 秋といえば、スポーツの秋、読書の秋、紅葉の秋、芸術の 秋…色々ありますがやっぱり1番の「〇〇の秋」は食欲の秋ですよね!暑い夏を超え涼しくなってきて、食欲が増して来た方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。また、この時期は芋栗カボチャのおやつやデザートが期間限定でたくさん出ていて、ついつい買って食べたくなりますよね。そんな「食欲の秋」だからこそ、「噛む」「飲み込む」など、食事のために必要な機能の維持に目を向けてみませんか?

今回は口腔機能の維持・回復のための効果的な口腔体操を一つご紹介します。

食事前に「パ・タ・カ・ラ」と大きく口を動かして発声してみてください。

これは「パタカラ体操」といい、口周りの筋肉を使うことで、表情筋を鍛え、唾液が出やすくなり、食べ物が飲み込みやすくなる体操です。

「パ」は、唇を使う筋肉

「タ」は、舌の先を使う筋肉

「カ」は、舌の奥の筋肉

「ラ」は、舌全体の筋肉

にそれぞれ効果があります。顔や口の老化防止や、食事中の咀嚼(かむ力)や飲み込み(嚥下)機能の向上、さらには表情筋のトレーニングとしても役立ちます。

パタカラ体操の他にも、歌ったり早口言葉に挑戦することも口腔機能の維持、回復に効果的です。 美味しいものをしっかり食べて、色んな「〇〇の秋」を楽しみましょう!

歯科助手 N

倉敷工業高校の生徒さんが車いす整備ボランティアにご来所くださいました

カテゴリー: 事務部 | 投稿日: | 投稿者:

10月7日(月)の午後、倉敷工業高校機械科3年生の生徒さん10名が引率の先生と共に在宅総合ケアセンターの車いすの整備ボランティアのために訪問してくださいました。


コロナ禍となり中止していましたが、今年より再開となり、車いすの点検や不具合部位の修理を行っていただきました。
2人組みで点検・修理を行い、修理後は実際に試乗され、乗り降り・乗車時の問題点があれば共有され再修理に取り組まれていました。

生徒さんより、「修理部位のメモを書かれていたため、分かりやすく作業できました。故障部位の交換等の実践経験を行なえて良い経験となりました」とコメントもいただきました。

修理によりご利用の方も喜ばれると思いますので、倉敷工業高校の方々の善意に心より感謝いたします。本当にありがとうございました。

施設管理課 O

栄養科通信vol.196「果物の適量」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

秋になるとブドウや柿、梨など多くの果物が旬を迎え、スーパーで購入したり、人から貰ったりして、果物を食べる機会が増える方も多いのではないでしょうか。
糖尿病患者さんの栄養指導を行っているなかでも、特に今の時期は果物をたくさん食べて血糖値が悪くなった!という患者さんが多いように感じます。
果物にはビタミンや食物繊維など体に良い成分がたくさん含まれている一方で、糖分(果糖やブドウ糖など)を多く含むため食べ過ぎは禁物です。

<果物の適量>
・一般の方
厚生労働省は健康寿命の延伸や生活習慣病の発症予防等の推進を図るため、日本人の食物などの摂取目安量を定めた「健康日本21」では果物は1日200gを摂取することを目標にしています。
・血糖値が高めの方
日本糖尿病学会では、糖尿病のある方への果物の摂取目安を1日1単位(80kcal)としています。
~80kcalの目安~
                              糖尿病食品交換用第7版より引用

果糖やブドウ糖は、短時間でエネルギーに変換されるので、夜よりも活動量の多い朝や昼の食後に摂取することをおすすめします。

果物は適量であれば糖尿病のある方でも摂取することが可能です。
1日の量を守って食後のデザートに取り入れ、旬の味を楽しみましょう。

※腎臓の機能が低下している方では生の果物をたくさんとることで高カリウム血症を招く恐れがあるので注意が必要です。

管理栄養士 Y.N

ケアハウスは緑がいっぱい! そして、雑草との戦い!!

カテゴリー: ケアハウス | 投稿日: | 投稿者:

ケアハウスの敷地内には園庭や花壇、畑など緑がたくさんあります。

ご入居の方々が趣味でお花を育てたり野菜を作ったりされており、四季折々のお花や野菜を楽しませていただいています。また、ボランティア(ご本人は趣味だと言われていますが)で草取りをしてくださっている方もおられます。しかしながら、雑草の生命力はすさまじく、取っても取っても力強く成長していきます。職員も時々草刈りをしていますが、刈っても刈って追いつきません。

敷地内にある植木の剪定や草刈りは、年に数回は業者に依頼しています。直近では9月末に作業をしていただきました。例年なら少し暑さも和らいで来る時期ですが、今年は連日の30℃越えで、業者の方も真っ黒になり、汗ダクで作業をしてくださいました。おかげさまで、とってもきれいになりました。ありがとうございました。元庭師の入居者様は出来栄えが気になる様子で、何度か見に行かれていたようです。

ケアハウス ドリームガーデン倉敷

 

第37回神経セミナー「目からウロコ!進歩し続ける神経疾患のリハビリテーション」開催報告

カテゴリー: お知らせ, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

倉敷平成病院では、毎秋「神経セミナー」と題して、認知症・パーキンソン病・リハビリテーションなど、「神経疾患のより深い理解に立った医療・福祉の提供」を目的として講演会を開催しています。
今年は、救急棟4階を会場に、10月5日(土)に第37回神経セミナー「目からウロコ!進歩し続ける神経疾患のリハビリテーション」が開催され155名の方がご参加くださいました。
 講師には川崎医科大学神経内科学教授 三原 雅史先生をお迎えし「神経疾患における姿勢歩行障害の病態解明と新規治療薬の開発」という演題でご講演頂きました。三原先生は、神経リハビリテーション、脳機能画像研究、神経変性疾患臨床をご専門分野とされておられます。

歩行は中枢神経、末梢神経、体感、関節等多くが関係していること、日常動作の歩行についても中枢神経系による精緻な運動制御機構であること、特に人間の二足歩行については複雑な関節の動きでなりたっていることの説明がなされました。

NIRS(ニルス:近赤外分光法)で脳の機能を測定する方法や、脳卒中片麻痺患者の非麻痺側肢をミットやスリングなどで動かないように抑制し、その結果麻痺側肢の運動を誘導する運動療法であるCIMTについて等、事例を交えてご紹介下さりました。
また、最先端の治療法、脳波等の脳の信号によってコンピュータや機器を操作する技術であるBMI(ブレイン・マシン・インターフェース)についても可能性をお話くださいました。
イメージをしながらリハビリを行うことで、リハビリの効果が向上すること、また脳は使えば使うほど機能が向上する分、使わなければその機能は不要と判断して出来なくなるというトピックスが印象に残りました。

講演後は医師、理学療法士、患者さん等から活発に質疑応答がなされました。
例えば、「良い食べ物とかおススメのリハビリなどがありますか」という質問に対しては「特定のものを食べてどうにかするというのは無く、バランスよく、またご高齢であればたんぱく質をしっかりとってください」ということでした。
また、「パーキンソン病の方は運動をすれば機能が向上するということが言われていますが、どれくらい運動したらよいのか」という質問については、「基本回復期リハビリテーション病棟と同じくらい、一日3時間程度の運動をすることをお勧めします。全身の筋肉を使う有酸素運動がよいとされています。まずは早歩きで歩く時間を増やすことをお勧めします」とのことでした。

「疾患がありバランスが良くなった方は、脳の様々な領域の活動が改善しているということを示されましたが、それを促すような運動や介入の強度はどれくらいが適切でしょうか」という質問に対しては、「ギリギリできないくらい、ちょっと難しいくらいの難易度にすることがよい」とのことでした。
また、パーキンソン病の患者さんが取り入れるとよい運動法について、ステップが決まっているダンスや太極拳をおすすめされていました。

最後にパーキンソン病の患者さんに向けて「認知症の薬がそうであるように、パーキンソン病の薬も少しずつ良くなってきています。パーキンソン病についても進行自体を抑える薬がでてくると思います。それはそう遠くない将来だと思いますが、まずは運動を日常生活に取り入れて、ご自身の努力で進行をゆっくりさせることができる病気だと思っています。頑張って維持していただければと思います」とやさしく語ってくださいました。

脳の機能や最新の治療法について幅広くお話くださりよい学びの機会になりました。ありがとうございました。

秘書広報部

※YouTubeに動画がアップされましたら改めてご案内いたします。

倉敷平成病院 認知症疾患医療センタ―ホームページから 「倉敷市の認知症に関するページ」へリンクを貼りました

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

このたび、「倉敷市の認知症に関する情報サイト(倉敷市 地域包括ケア推進室)」に当院ホームページよりリンクを貼りましたのでご案内いたします。

このページは、倉敷市によって管理されており、認知症に関する様々な情報が集約されています。
・どこに相談したらよいか
・どこで診療できるのか
・各種申請制度等 です。

認知症を正しく理解することが、より多くの人々が安心して暮らせる社会につながります。この機会に是非ご覧いただければと思います。

【倉敷平成病院ホームページから倉敷市認知症のページへのリンクについて】

①倉敷平成病院のホームページ左下「倉敷平成病院の認知症治療」をクリック

②認知症疾患医療センターのページ、「ご家族の方へ」のボタンをクリック
③下にスクロール
④「倉敷市認知症のページ」バナーがありますのでこちらをクリックしてください。

倉敷平成病院 認知症疾患医療センター 事務 M

第59回のぞみの会だよりー7ー

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

皆さま、こんにちは10月にはいり、朝晩過ごしやすく、過ごしやすくなってきました。秋といえば、食欲の秋? スポーツの秋? いやいや 「のぞみの会」でしょう!

今年59回目を迎える「のぞみの会」では「元気で自分らしく生きる~全仁会の予防と医療~」をテーマに目下開催に向け、職員一同準備を進めています。

広くなった外来フロア全体を使っての「ふれあい広場」では、お楽しみのスタンプラリーならぬシールラリーが計画されています。

また、作陽大学の方々によるプチコンサート等の企画もあり心の栄養補給もばっちりです。
是非是非秋の一日、倉敷平成病院 第59回のぞみの会に足をお運びください。

ご参加はお電話または下記Googleフォームよりお申込みください。

※ポスターは3階東病棟が作成したものです。

第59回のぞみの会 実行委員 M

※第59回のぞみの会 お申込みはこちらからどうぞ(Googleフォーム)

「第4回オレンジメモリーウォークin倉敷」参加報告2024

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

9月19日、世界アルツハイマーデー(9月21日)の前夜祭記念行事として、「第4回オレンジメモリーウォークin倉敷」が倉敷美観地区にて開催されました。

これは、認知症に対する理解を深め、認知症の方々やそのご家族を支援するイベントです。
認知症支援や理解を示す色とされている「オレンジ色」ののTシャツやバッジを身に着けて倉敷美観地区を歩くことで認知症に対する偏見をなくし、地域全体で支え合う意識を高める啓発活動です。
参加報告書によると今年は131名の方々がご参加されたとのことです。

倉敷平成病院認知症疾患医療センターは第1回から継続して参加しています。今回もゴールの倉敷アイビースクエアでは当認知症疾患医療センター涌谷センター長が来賓としてご挨拶をされました。

今年1月には「共生社会の実現を推進するための認知症基本法(認知症基本法)」が施行されました。これは、認知症の人が尊厳をもち、希望をもって暮らせる社会の実現に向けて、国の認知症へのこれからの取り組みをあきらかにした法律です。誰もが認知症の正しい知識をもち理解することで、偏見や差別がなくなり、認知症になっても安心して暮らせる社会が実現します。
(※公益社団法人認知症の人と家族の会ホームページより https://www.alzheimer.or.jp/
認知症基本法 https://www.alzheimer.or.jp/?p=58136

私たち倉敷平成病院認知症疾患医療センターでも、様々な活動を通じて認知症への理解が深まる活動や支援を行っています。私自身、精神保健福祉士として、今後も認知症支援活動を通じて、より多くの人々が安心して暮らせる社会を作るために尽力していきたいと感じました。

倉敷平成病院認知症疾患医療センター 精神保健福祉士 K

 

「第3回オレンジメモリーウォークin倉敷」参加報告

第2回オレンジメモリーウォークin倉敷 参加報告

第1回オレンジメモリーウォークin倉敷

 

 

「第59回のぞみの会」で展示します

朝夕、随分と涼しくなってきました。
季節の変わり目で体調も崩しやすい時期でもありますよね。
体調管理に気を付けて、過ごしやすい季節を楽しんでくださいね。

福祉用具では、お出かけしやすいこの時期におすすめの歩行器などの商品を10月27日(日)に開催される「第59回のぞみの会」で展示します。

私たちが訪問に行く際によく聞かれるのが「初めてだからよくわからない」と言われる声。確かにカタログだけでは大きさや使い方が分かりにくいと思います。そのような介護用品を、実際に見て触っていただけるよう展示しています。

また、展示出来ていない商品も気になるものがあれば、後日見ていただくことも出来ると思います。ご相談ください。

ヘイセイホームヘルプステーションではご自宅で介護を必要とされている方の介護用品の販売や配達、またレンタル商品の取り扱いも多数行っています。
お気軽にお声掛けください。

ヘイセイホームヘルプステーション 福祉用具 K

令和6年度インフルエンザワクチン・新型コロナワクチン予防接種のご案内

カテゴリー: お知らせ, 事務部, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

10月16日(水)より、インフルエンザワクチン・新型コロナワクチン予防接種を実施いたします。当院では高校生以上の方に接種いただけます。
予約制ではございません。
詳細は下記案内をご確認ください。

かかりつけの方は、定期予約受診時に接種いただけます。受付職員にお声掛けください。

※インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンは医師の判断により同時接種可能です。
※ワクチンの在庫が無くなり次第終了となります。
ご不明な点は受付へお声掛けください。

令和6年度インフルエンザワクチン・新型コロナワクチン予防接種について(PDF)

予防接種同意書PDFはこちら