少しずつ秋も深まり、過ごしやすい季節になりました。グランドガーデン南町では10月11日(火)に誕生会を開きました。当日は曇り空で少し肌寒い日でしたが、皆様笑顔で迎えられました。
まず、全仁会グループ高尾武男代表の開会の挨拶に始まり、皆様へお祝いの言葉が送られました。続いて今月、誕生日を迎えられる7名の方にお花のプレゼントと記念撮影が行われ、皆様嬉しそうにされていました。新たにご入居され、グランドガーデン南町で初めて誕生日を迎えた方にお言葉を頂きました。大勢でお祝いをされるのは初めての事で緊張していますが、大変嬉しいとのことでした。
次は皆様お待ちかねの食事の時間です。今月は松茸ご飯、刺身の盛り合わせ、白和え、清汁に舌鼓を打たれながら談話されました。
続いては歌声広場です。多田先生演奏によるアコーディオンのメロディに合わせて「赤とんぼ」、「紅葉」に始まり、季節を感じる歌を口ずさみ、楽しい時間を過ごされました。楽しそうな皆様の笑顔を見て職員一同嬉しく思いました。来月も楽しんで頂ける会を準備していますので楽しみにして下さいね。
グランドガーデン南町 介護福祉士K
月別アーカイブ: 2016年10月
新企画『お月見会~十三夜~』の開催報告!
すっかり秋らしくなり、風も涼しく感じられるようになった10月13日(木)、まさに「十三夜」ということで新企画『お月見会~十三夜~』を開催しました。
夕食での会食、ミニドリーム座公演などの催しを楽しんでいただき、抹茶と和菓子でのおもてなしで風流にお月見をしていただくという計画です。
会場の準備は万端ですが、肝心な「月」は厚い雲に覆われて見えません。
でも慌てることはありません。ケアハウスのホールの壁画にはキラキラ輝く「金色の月」が出ており、53名の参加をいただき、施設長の開会宣言で『お月見会~十三夜~』の開宴です。
美味しく食事をいただくために「笑いヨガ」を取り入れた体操で更にお腹を空かせ、秋の食材あふれる食事(栗ごはん・秋刀魚の塩焼き・秋の炊合せ・菊花和え・お月見椀)をご堪能いただき、「秋刀魚が美味しい!」「栗おこわも美味しいよ」との声に献立作成者の私の顔もほころびます。
食事の後は、お楽しみの出し物です。まずは、全員で秋の歌「紅葉」と「里の秋」を大合唱。続いて『ミニドリーム座公演』、笑いあり、涙(?!)あり、サプライズゲスト「美少女(?!)戦士セーラームーン」の登場で会場は最高潮、決めゼリフ『月にかわってお仕置きよ!』でポーズが決まると拍手喝采!黄色い(?)歓声につつまれ、はたして何名の方が、「月」にちなんでの「セーラームーン」をご理解頂けたかは疑問ですが…。大盛り上がりで、出演者も張り切った甲斐がありました。
皆様の願いは届かず、「月」は厚い雲に覆われたままで「風流にお月見」とはいきませんでしたが、「抹茶と和菓子月うさぎ」を楽しんでいただきました。ケアハウスには茶道師範を持たれた方がおられ、2名の方で50人分抹茶を手際よく立てて下さいました。毎月のお茶会でも活躍して下さっています。この場をお借りしてお礼申し上げます。
初めての試みでしたが、皆様の笑顔、大きな笑い声、「楽しかったよ!」「美味しかったよ」「お月様見えなかったけどケアハウスには金色のお月様があるからね。」との声にホッと胸をなでおろしました。
これからも、職員一丸となり、皆様が笑顔で楽しく、「あなたらしい生活を安心と共に」暮らせるケアハウスにしていきたいと思います。
ケアハウス ドリームガーデン倉敷 管理栄養士 のんたん
回復期リハビリテーション病棟協会主催 全職種研修会に参加しました!
10月8~9日に回復期リハビリテーション病棟協会の全職種研修会に参加してきました。
福岡開催のため、九州の病院に所属されている方が多かったですが、大阪・岡山・広島・山口からも参加されており、また職種も医師・看護師・介護士・リハビリスタッフ・相談員・事務など様々でした。
グループごとにワークショップなど行いましたが、全国どこでも患者さんを良くしたい気持ちは同じ、各職種で白熱した意見交換ができました。また、夜の懇親会では、職種ごとに交流することもでき、充実した2日間を過ごせました。休憩時間には、地元福岡の方から博多のオススメグルメやお土産を教えて頂き、そちらも堪能することができました。
今回の研修で学んだことを自分の中で消化し、普段の業務に少しずつ活かしていきたいと思います。
医療福祉相談室 S.K
リハビリステーションピース 秋の大運動会
10月20日(木)リハビリステーションピースでは、秋の大運動会が開催されました。
利用の皆様も朝から「今日の運動会が楽しみ。がんばるよ。」とはりきっている様子でした。
そして、4チームに分かれて、それぞれに応援職員がついて、全員やる気満々にハチマキを巻いて、力強い選手宣誓で、大運動会のスタートです。
まずは、大玉ころがしです。大玉の代わりに大きな風船を使って円陣を落とさず一周します。思い通りに動いてくれない風船を皆さんで「こっちよ、はやく急いで!!」と皆さんがんばっていました。次は定番の玉入れです。「なかなか入らんなぁ。」と皆さん一生懸命カゴめがけてボールを投げていました。そして、借り物競争では、素敵なチャイナドレスを着た方や、お殿様に変身した方が会場に現れて、笑顔にあふれました。そして、最後は各チームの応援職員対抗リレーです。フロアを一周ずつ走りバトンをつなぎます。各チームの応援合戦も始まりました。職員はやる気満々、コースを本気で走りまわり会場は大盛り上がりでした。
皆さん「久しぶりの運動会は楽しかった。」「しっかり体も動かせて、たくさん笑えたよ。」と楽しんでいただけたようです。
でも実は一番盛り上がっていたのは職員かもしれません。後日筋肉痛で足が痛いと嘆いていた職員がいたとかいないとか。。。
介護福祉士 I,Y
第51回のぞみの会だよりー17ー
朝晩が冷え込む時期となってきましたが 皆さん風邪など引かれていないでしょうか? のぞみの会まであと11日となりました。 準備も最終段階に入っており、 忙しくなってきています。 今年のエコアートのコーナーでは 再生紙を活用した『ある物』を作成していただけます。 委員会で物品の準備を行っていますが 再生紙で出来ているとは思えない とてもいい物が出来る予定です。 何を作るかは当日のお楽しみです♪ ぜひ足を運んで見てください!!!
★第51回のぞみの会 平成28年11月6日(日) 9時30分~14時★
★ポスターはピースガーデン倉敷グループホームが作成したものです
第51回のぞみの会実行委員 4西 看護師 K
季節はずれの「肝陽上亢」のめまい
先日、めまいと疲労感を訴える50歳代の女性が来院されました。
2~3年前からふわふわするめまいが現れています。今年の春はとくにめまいが強く、夏に落ち着いていたそうですが、秋になってから症状が強くなりました。食欲はありますが胸部のつかえ感があり、あまり食べることができないようです。症状が強く現れる以前から、精神的に落ち込むことが多く、睡眠不足、身体を休めることも少なかったそうです。この患者さんの脈は浮いており、舌に苔があまり無い、舌尖部に紅点がありました。
漢方医学の理論から、めまいによく見られる原因は、水毒(水の代謝異常で生じた病因物質)、気血不足、肝陽上亢(肝臓の陽気が過剰に興奮することで起こるもの)などが考えられます。水毒や気血不足の治療には主に脾経と胃経のツボを使いますが、肝陽上亢には主に肝経のツボを使います。この患者さんの体質から診れば、めまいは肝陽上亢によるものだと考えました。
漢方医学の理論では、「春生、夏長、秋収、冬蔵」という四季に応じて陽気の動きの規則があります。つまり、春は陽気が冬眠の静かな状態から目覚めて活発に動き出す時期です。この時期に肝臓の陽気が過剰に興奮すれば、春の活発な陽気の動きに合わせて、肝陽上亢の病理状態が起こりやすいといえます。
しかし、秋には収斂の時期で、陽気が降下して体内に納まりやすいはずなのに、なぜ肝陽上亢が起きたのでしょうか。原因は睡眠不足と過労気味による肝陰の過剰消耗と精神的な落ち込みによる肝気鬱滞にあります。陰が不足であれば、陽が上昇しやすく、肝気鬱滞によって鬱熱も生じやすいから、結果的には肝陽の興奮が秋の収斂の力を超えて、肝陽上亢を起こしてしまいました。脈の浮、苔があまり無い、舌尖部に紅点などは、陰虚陽亢のしるしだと考えられます。
これに対して、治療するには、肝陰を補う「肝兪」「太衝」、気鬱の改善に「膻中」「中脘」「気海」「期門」、肝陽を抑えながら陰を養う「肺兪」「尺沢」「太淵」、胃を整えて気血の生成を促す「脾兪」「足三里」「下巨虚」「三陰交」のツボを取りました。治療直後に胸部のつかえ感は緩和されました。初回治療後の4日目に来院された時は、めまいが緩和されたことを教えてくれました。まだ症状は残っているので、症状と体質改善のために現在治療を継続されています。
鍼灸院MK
ショートステイの魅力を全力でお伝えします!
朝晩寒くなってきましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか?
さて、来る11月6日は、全仁会の4本柱である「のぞみの会」が開催されます♪
ケアセンターショートステイでは、今年、老健の一階にショート紹介ブースを移動し、皆さまの「ショートステイってどんなところ?」と言う疑問に一対一で説明をさせていただきます。「こんな素敵な施設が身近にあるんだ」ということを知ってもらえるように今、紹介動画、パンフレット、目印となる大きな看板などを職員一同準備しています♪♪
病院と離れた位置にあるケアセンターショートステイについて知ってもらいたいという思いで制作しています(*^_^*)
多くの方にお越しいただきショートステイの魅力を全力でお伝えしたいと思います。
当日は、リハビリスタッフもおりますので是非日常生活のお悩みもご相談下さい♪
また、作品展示のブースではご利用者様の日頃の創作活動の集大成を見ていただければと思います。たくさんの作品展示をしておりますのでお楽しみに!!
是非11月6日はのぞみの会にお越しいただきショート紹介ブースに足を運んでいただければと思います♪
皆様のお越しを心よりお待ちしています♪
ケアセンターショートステイ K
第7回オールジャパンケアコンテスト参加のご報告
10月8日(土)に、鳥取県米子市において、第7回オールジャパンケアコンテストが開催され、全国の各事業所から、日頃の介護技術を競う場として約120人の選手が集まりました。「排泄」「入浴」「食事」「認知症」「看取り」「口腔ケア」の6部門、そして各部門で、介護経験5年以上を「A分野」、5年未満を「B分野」として計12グルーブに分かれて実技を行いました。実技時間は7分です。
私たちグランドガーデン南町では、今後ニーズが高まってくるであろう「看取り」に絞って、A分野に私とB分野にY介護士が、そしてアドバイザーとしてF科長が参加することになりました。
大会には、2回、3回と継続参加される選手もおられ、この大会にかける意気込みが伝わってきました。もちろん参加する以上はどの事業所にも負けるつもりはありませんでした。大会当日、普段体験する事のない緊張感で頭が真っ白になる中、2人共アピールしたい所は上手く表現できたと思います。後は結果がどうなるか楽しみでした。
最後の表彰式。各部門で優秀賞と奨励賞が発表され、見事「看取り A部門」で奨励賞を頂くことが出来ました。業務が忙しい中、参加させていただいた職員の皆さん、ありがとうございました。日頃職員間で磨き合っている介護力が、この賞を頂いた力になっていると思います。共に参加したY介護士も入賞は逃しましたが、きっと今後に役立つ経験を積むことが出来たと思います。我々の経験を皆さんにしっかりお伝えし、「敬愛力」を高めていきたいと思います。
グランドガーデン南町 介護副主任Y
(写真の赤いポロシャツが筆者)
ラントモ2016タスキをつなぎました
本日10時6分頃、ラントモ2016、片山内科クリニックから倉敷平成病院までの2.7キロ、を無事完走し、タスキをつなぎました。時折小雨が降るあいにくのお天気でしたが、倉敷美観地区を走り抜け、沿道からも声援をいただきながら、涌谷倉敷平成病院認知症疾患医療センター長を中心とした職員6名が走りました。
ゴールの倉敷平成病院正面玄関にはマスコットキャラクターの「ぜっとくん」はじめ職員がお出迎えし、大変盛り上がりました。
当院は 認知症の啓発活動「RUN伴(ラントモ)」に昨年から参加しています。認知症になっても安心して暮らせる地域づくりに少しでも貢献できればと思います。
また、本日14時~ 「第29回神経セミナー」が「認知症予防と対策」をテーマに開催されます。興味をお持ちの方はどなたでもご参加いただけますので、ぜひお問合せ下さい。(電話086-427-1111 倉敷平成病院 神経セミナー事務局まで)
6時間対抗リレーマラソンに参加しました!
10月2日(日)に倉敷平成病院チームで6時間リレーマラソンに参加しました。当院からは1チーム10人で4チームも参加しました。理事長を始め、医師・事務・リハビリなど多職種の方々が参加しました。普段は交流のあまりない方々ともたくさん話すことができ、とても良い交流の場となりました。参加された方はどなたも、走るときは全力で走り、応援するときは一丸となってランナーを鼓舞していました。走るのはとても大変でしたが、応援席からの声援に励まされ、なんとか襷を繋ぐことができました。
その後の打ち上げでは焼き肉屋に行き、たくさん食べて飲んで、大盛り上がりでした。疲れましたし筋肉痛にも悩まされていますが、忘れられない1日になりました。来年も参加したいと思います。今年参加できなかった人も是非来年は参加してみてください。
PS 今回走ったメンバー内の一部で、「次は吉備路マラソンに皆で出よう!!」という話がでています。興味のある方は一緒に吉備路マラソンにも参加しませんか?
リハビリテーション科 S.K
訪問看護ステーションに新しいメンバーが加わりました!
みなさんこんにちは。ヘイセイ訪問看護ステーションです。
私たちの部署は、倉敷在宅総合ケアセンターの4階に事務所を設けています。倉敷在宅総合ケアセンターは倉敷平成病院の西側道路を挟んだ場所にあり、居宅介護事業所や、デイサービス・デイケア、ショートステイ、ヘルパー事業所など、在宅生活に不可欠な事業所がまとまっています。職員が直接会って話しをすることができるため、情報共有が密に行える環境です。
たとえば・・・
訪問リハビリとデイケアを利用しながら在宅生活を送っておられるAさん。ある日、訪問リハビリ時に皮膚に発疹がありました。ちょうど翌日、当院デイケア利用であったため、デイケアの看護師に情報提供をし、さらに通所時一緒に様子を確認し処置をしてもらいました。その後、発疹は落ち着き、ご本人ご家族ともに一安心でした。このように、ご利用の方の様子をみながら情報共有の場を設けることができるメリットがあり、より良い関わりができるよう努めています。
この度10月から当ステーションに、新しい看護師が入職しました。多くの部署は、春に異動があると思いますが、秋風爽やかな時期に環境が変わるのも、また良いなと感じています。
しかし、その爽やかな時期は本当に一瞬で、気温は少しずつ下がってきます。みなさん、体調はいかがでしょうか?毎年流行する、インフルエンザの予防接種も始まりました。訪問看護スタッフは、訪問時にご利用の方のみでなく、ご家族の体調にも気を配ります。インフルエンザの予防接種の声かけをさせて頂くこともあります。
食欲の秋・スポーツの秋・読書の秋…。体調を崩さず、みなさんそれぞれに素敵な秋を過ごして頂ければと思います。
ヘイセイ訪問看護ステーション 作業療法士 M.M
第28回消火技術訓練大会参加報告
9月30日、『第28回消火技術訓練大会』が総出場事業所数、男子18チーム・女子11チームで開催されました。当院からは男女各1チームずつ出場し、「昨年以上の結果を目指して頑張ろう」と気合を入れ、練習に取り組みました。
練習は、夏場の暑い中行われました。最初は、男女ともに競技の動作が覚えられなかったり、相手との息が合わなかったりなど、悩むことが多かったです。しかし、練習を重ね、大会が近づくにつれ、2人の息が合うようになり、タイムも順調に短縮でき、無事に本番を迎えることができました。
本番では、緊張の中、練習の成果を男女とも存分に発揮することができました。
結果は、男子4位入賞、女子第3位と、目標にしていた結果には惜しくも届きませんでしたが、練習以上の消火技術を発揮できたと思うので良かったです。結果には正直悔しい思いが残りますが、消火器の使い方や火災時の冷静な対応について勉強することができました。
万が一火災が起きた場合、今回出場した4人が最小限の被害に抑える気持ちで過ごしていきたいと思います。
倉敷老健 支援相談員 K.K
第51回のぞみの会だよりー16ー
皆様いかがお過ごしでしょうか?
10月に入り、夜が寒くなってきましたね。昼間との温度差が激しく、
風邪を引きやすい時期ですので、体調管理に十分注意してください。
のぞみの会まで1ヶ月を切りました!
先週は毎年恒例のスタンプラリーの景品を詰めました。楽しみにしていてくださいね。
また、全仁会各所に各部署が心を込めて作成した、
ポスターを掲示していますので、ご覧いただければ幸いです。
それでは皆様にお会いできることを楽しみに、当日のご参加をお待ちしています。
★第51回のぞみの会 平成28年11月6日(日) 9時30分~14時★
★ポスターは薬剤部が作成したものです
第51回のぞみの会実行委員 3西看護師 M
新入職員フォローアップ研修(入職6ヶ月目)を開催しました。
去る9月24日(土) 13時30分より、倉敷在宅総合ケアセンター4階 多目的ホールにて、全仁会グループの全職種を対象とした、新入職員フォローアップ研修(入職6ヶ月目)が開催されました。今年4月入職の職員をはじめ、今年度に中途入職した職員も対象とし、総勢50名の参加となりました。研修では8グループに分かれて、そのグループごとに自分たちが勤務している部署の主な業務内容、そして業務でかかわりを持つ部署・職種についてを図にまとめ、グループごとに発表が行われました。グループにより部署・職種が異なるメンバー構成なので、8グループが発表した内容をひとつにすると、全仁会グループ(救急から在宅までの社会医療法人、社会福祉法人、有限会社ヘイセイの連携等)の取り組みが分かるものになりました。
また、次のグループワークでは、入職してからの半年間を振り返り、入職12カ月後の課題・目標の発表でした。紙芝居形式で『入職前・入職3カ月・入職6カ月の振り返り、入職12カ月後の課題・目標』をどのグループもチームワークよく作成し、発表を行いました。希望・不安・成長・課題・目標等、お互いの発表に共感している職員も多くいたようでした。
今後も、職種を超えた同期とのかかわりを大切に、明日への活力となるような研修を行っていきたいと思います。
人事部 部長 K.N
倉敷工業高校機械科3年生の生徒さんが倉敷老健で車いす整備ボランティアを実施してくれました
10月17日(月)午後、倉敷工業高校機械科3年生の生徒さん10名が引率の高橋先生と共に、車いすの整備ボランティアのために、倉敷老健を訪問してくださいました。
このボランティア活動は平成16年から継続開催されており、倉敷第一病院、倉敷成人病センターなど市内の近隣医療機関を訪問されているとのことです。今年は当施設が最初の訪問とのことで、10名の生徒さんが、2人一組で先生の指導のもと15台の車いすのブレーキ調整やパンクの点検など一式の整備をしてくださいました。
倉敷工業高校機械科ではネジや天盤の溶接、鋳造、鍛造などものづくりの基礎・基本を学習されているとのことです。カメラを向けると少々はにかみながら笑顔でポーズをとってくれました。
この活動の感想をうかがうと「基礎は先生から学んでいるので、しっかりと心をこめて点検します」といううれしい言葉が聞かれました。
倉敷工業高校の皆さん、車いす大切に使います。本当にありがとうございました。
秘書広報室
向精神薬(こうせいしんやく)についてのおはなし
向精神薬とは?
向精神薬(こうせいしんやく)は、中枢神経系に作用する薬で、生物の精神活動に何らかの影響を与える薬物の総称です。依存性や乱用の恐れがある医薬品は、「向精神薬」に指定されており、取扱いに関する規定が設けられています。現在、「気分安定薬」「睡眠薬」「うつ病治療薬」など数多くの種類が向精神薬に指定されています。
さて、最近では、エチゾラム(商品名デパス他)とゾピクロン(商品名アモバン他)が向精神薬に指定されました。(平成 28 年 10 月 14 日施行)
エチゾラムとゾピクロンが今回指定された理由として、これらの薬は依存性があると国が判断したためです。(国立精神・神経医療研究センターなどが精神科医療機関を対象に行った「全国の精神科医療施設における薬物関連精神疾患の実態調査」の結果も踏まえて決められたようです。)
~具体的に何が変わるの?~
○処方できる日数が30日まで
○輸入禁止
○医療機関では誰もいないとき鍵の掛かる引き出しに入れて管理が必要
○許可なく人に譲り渡すと法律違反になる
などなど…多くの規制があります。また、高齢者がこれらの薬剤を過量に服用すると、ふらついて転びやすくなったり、酒に酔ったような状態になったりする恐れがありますので注意が必要です。
薬剤師としては、今回の向精神薬指定を受けて、患者さん一人一人に適した薬剤の提案や医薬品の適正使用を推進していきたいと思います^^
くれぐれも患者さん自身の判断で薬の量を調整しないようにしてくださいね。どんなお薬でも、決められた用法用量は守って正しく服用することが、とても大切です♪お薬に関する相談はお近くの薬剤師へ~^^
薬剤部 なか
【RUN伴(らんとも)2016参加 10月22日(土)午前10時 倉敷平成病院正面玄関にてゴールを応援しよう!】
このたび、認知症の人や家族、支援者などが少しずつタスキをつなぎゴールを目指すイベント「RUN伴(ラントモ)」に涌谷認知症疾患医療センター長をはじめ倉敷平成病院スタッフ7名が参加します。
ルートは図のとおりですが、倉敷平成病院正面玄関でのゴールを皆で応援したいと思います。
10月22日(土)午前10時に倉敷平成病院正面玄関へご参集ください。また沿道での応援も大歓迎です!昨年のようすはこちらです。
認知症疾患医療センター
第51回のぞみの会~臨床検査部よりお知らせ~
11月6日(日)に第51回のぞみの会があります。私たち臨床検査部は、12時30分~14時までの1F「ふれあい広場・検査体験コーナー」において、動脈硬化度検査(CAVI/ABI)、頚部エコー検査、体液量・細胞外液量測定をします。時間の制限もあり、申し訳ありません・・・今年も当たり券をお持ちの方のみとなります!!
当たり券は、当日受付で配布されますピンクの冊子の中に入っています。ぜひ、当たり券がありましたら、当たり券に書いてある検査時間に1Fの生理機能検査室へお越しください。
*動脈硬化度(CAVI/ABI)ってどんな検査??
#両上腕と両下肢の血圧を測定することで、動脈の硬さ(CAVI)と血管の詰まり具合(ABI)が分かる検査です。検査時間は5分程度です。
*頚部エコーってどんな検査??
#頚部に超音波を当てて、頚動脈の血管の壁(内膜)が厚くなっていないか、プラーク(コレステロールの塊)がないか、血管の狭窄や閉塞はないかなどが分かる検査です。検査時間は5分程度です。
*体液量・細胞外液量測定ってどんな検査??
#部位別の体液量や筋肉量、タンパク質やミネラル量などの体成分が測定できます。
栄養状態に問題がないか、体がむくんでいないか、身体はバランスよく発達しているかなど、人体成分の過不足を評価することができる検査です。検査時間は5分程度です。
*結果はすぐ分かるの??
#はい、当日検査終了後、当院生活習慣病センター青山先生から結果の説明があります。気さくでやさしい先生です。体の気になること等ありましたら、この機会にぜひご相談してみてください。
その他、検査についてご質問等ございましたら、ぜひ1Fの生理機能検査室へお越しください。私たち臨床検査技師がお待ちしております☆☆
第86回糖尿病料理教室開催報告
10月1日(土)、倉敷生活習慣病センターにおいて『第86回糖尿病料理教室』を開催しました。世界旅行をテーマに行っている料理教室の第4回目は中国薬膳です!
今回は初の試みとして料理教室の後に運動教室を行いました。
料理の1つひとつに、薬膳としての効能があるとされる食材をバランスよく盛り込んだ、体に優しく、美味しいお弁当が出来ました。
また、今回は副菜5つのうちから3つを選んで頂く、楽しいメニューとなりました。
次回は12月3日開催予定です。次の旅先はロシアです☆寒い冬に、温かいロシア料理はいかがでしょうか?お気軽にご参加お待ちしております。
❤デザートタイム❤
中華スイーツといえば杏仁豆腐!ということで、杏仁豆腐の上に、いちじくとキウイのフルーツゼリーをのせて、彩り鮮やかな二層の寒天を作りました。
☆運動教室☆
理学療法士より運動についての講義を聞いた後、音楽に合わせた楽しい運動を行いました。
食事前後と運動後、血糖値を測定することで、食後の運動で血糖値が下がることが実感できた患者さんもおられました。
◎本日のメニュー◎
○二色おにぎり:楊貴妃も食べていたと言われる黒米と、食物繊維たっぷりのもち麦を使って、2色のおにぎりに。
○鯛の八角香り焼き:中華料理の香辛料として知られる八角が入った液に鯛を漬け込み、香り良く仕上げました。
○大豆ミートの酢豚風:肉よりもカロリーが約1/4カットでき、良質な蛋白質が摂れる大豆ミート。今回は酢豚風で。
○手作り水餃子:手作りの皮でえびとにらをたっぷり包みました。苦労した分美味しいです。
○塩麹ドレッシングのサラダ:手作りの塩麹をドレッシングにしてサッパリと野菜を頂きます。
○小松菜のタカキビ和え:雑穀のタカキビをお浸しに入れることで楽しい食感に。
○セロリとしめじのオイスターソース炒め:苦手な人も多いセロリを、オイスターソースで炒めて食べやすく。
○さしみこんにゃく甘酒味噌かけ:滋養強壮に良いとされる甘酒を使った味噌だれを作りました。
○とうもろこしとうふ:とうもろこしをくず粉で練って、まったり濃厚なとうふに仕上げました。
○薬膳スープ:薬膳らしくクコの実を散らし、彩り良く仕上がりました。
○フルーツ杏仁豆腐:フルーツと杏仁豆腐のコラボレーションが美しくて美味しいデザートです。
計550kcal(たんぱく質24.3g、脂質12.7g、炭水化物89.3g(糖質81.1、食物繊維8.2g)、塩分2.6g)
※メニューご希望の方は倉敷生活習慣病センター受付にてお訊ね下さい。
栄養科 管理栄養士 K.M
AMDA(アムダ)と倉敷平成病院との連携協力協定が倉敷ケーブルテレビで紹介されました
10月11日にAMDA(アムダ)と倉敷平成病院が連携協力協定を締結しましたが、この様子が同日の倉敷ケーブルテレビのニュース「KCTワイド」にて紹介されました。
倉敷ケーブルテレビのホームページから動画を視聴できます。
(秘書広報室)
CT装置バージョンアップ
去る7月25日にCT装置がバージョンアップしました。このCT(Aquilion PRIME)に更新してから2年がたちその間バージョンアップが2回用意されていて今回ようやく適用することが出来ました。
すごいソフトが追加されると聞いてウズウズして待っていました。
その名は “SEMAR:Single Energy Metal Artifact Reduction” 「シーマー」と呼びます。
最近は、異なる2つの管電圧で撮影したもので解析をするものがありますが、これは1つの管電圧で撮影したデータを利用して金属から出るノイズを低減してくれるソフトです。
用途としては、大腿骨頚部骨折時の手術選択として人工骨頭置換術という手術で、この人工骨周辺のノイズ低減に使えます。
この人工骨にはチタン、ステンレス、コバルトクロム合金などの金属が使用されていて、とても頑丈です。
そもそもCTと言うのはX線を人体に照射し、通過したエックス線量の差をデータとして集め、コンピューターで処理し画像化する物なのですが、そのX線は金属を透過しづらい性質があります。
そのため体内に金属があるとその周辺ではノイズが多く発生します。
特に大腿骨に使用される人工骨頭は多くの金属を含み骨盤領域にとっては辛いものでした。
しかし!このSEMARを使えばそのノイズを低減することが出来るのです!!
長年CTを使用していますが、この様な画期的なソフトが登場するとは夢にも思いませんでした。
Made For life 東芝メディカルシステムズさん、この場を借りてお礼を申し上げます。
実際の画像をこの場ではお見せできませんが、インターネットで”東芝 SEMAR”で検索して頂けたらその技術のすごさが分かると思います。
また、来月11月6日(日)に当院職員と一般の方とのふれあいの場、“のぞみの会”が開催されます。
そのふれあい広場のコーナーで放射線部は、新3T MRI装置の説明と併せてこのCTバージョンアップの内容についても行いますのでどうぞお越し下さい。
放射線部 トンカツ
倉敷平成病院グッズ 第2弾︕
AMDAと倉敷平成病院との連携協定が山陽新聞に紹介されました
10月12日(水)の山陽新聞朝刊倉敷総社圏版に紹介されました。山陽新聞のホームページにも記事が掲載されています。このような報道を鑑みるに、我々の活動の社会的意義の大きさを感じています。
秘書広報室
AMDAと倉敷平成病院が連携協力協定を締結
このたび、認定特定非営利活動法人AMDAと社会医療法人全仁会倉敷平成病院は「連携協力に関する協定」を締結することとなり、10月11日(火)15時30分~ 倉敷平成病院にて協定締結式が執り行われました。
本協定は、将来発生しうる大規模災害(南海トラフ地震)に備え連携協力を推進することで、被災者への緊急人道的支援を円滑に行うことを目的とするものです。たこの協定により地域医療についての情報交換、相互協力を密に行うことで、地域医療連携の視野を広め、倉敷市の地域医療福祉の永続的な発展、向上に貢献することができるものと考えています。締結式では、AMDAグループ菅波茂代表と、当院高尾聡一郎理事長がそれぞれ署名、捺印を行いました。
この様子は、同日17時以降毎時0分~の倉敷ケーブルテレビワイドにて紹介されました。
また、翌日夕方の瀬戸内海放送ニュースにて報道されました。
(秘書広報室)
秋色いっぱい!農マル園芸ツアー
お彼岸が過ぎたとは言え、まだまだ暑い日が続いたり、大雨が降ったり、不安定なお天気の今日この頃。「なんかだるいなあ。」利用者の皆様もどことなくうかない表情です。
さあ、こんなときは皆様!お出かけですよ。屋外機能訓練にレッツゴー(^o^)「農マル園芸に行きましょう!」とお誘いすると、「花やこー、用がねえ。」と答えられる方も。「花に用がなくてもOKよ。おいしい葡萄に梨に、漬け物、お菓子、いっぱい売ってるから一緒に買いに行こう。ソフトクリームも食べれるよー。」 「ふんふん、買い物?そりゃーええなあ。食べることは大好きじゃ。」 元気低下気味の皆様にぱっと笑顔が戻ります。
車の乗り降りや外を歩くのは体の訓練。外の景色や旬の果物を眺めたり、ご家族や友人の顔を思い浮かべて、計算しながらお土産を買うのは最高の頭の訓練ですよね。可能な限り、多くの方に参加してほしいとの願いが叶い、16名の利用者の皆様と職員5名でいざ出発となり、9月29日木曜日の午後、あいにくの雨も何のその。「買い物に行くの久しぶり。葡萄いっぱいあるかなあ。」「気分転換にとにかく外へ出てみたい。」「早くソフトクリーム食べたいの。」皆様の目的も明確です。よそ行きの服にバッグ、きちんとした身なりに皆様のわくわく感が伝わってきます。
「あっ、見て。柿がもう色づいとるよ。コスモスもきれいじゃなあ。」「ここらへんは初めて通るわ。お店がいっぱいあるんじゃなあ。あっ、あそこのお寿司屋行ってみたい。」あっちこっちキョロキョロ見回しながら車中の会話も弾みます。農マル園芸に到着すると、そこはすっかり秋色。たくさんのかかしがお出迎え。ちょうど葡萄祭りも開催中でいろんな種類の葡萄がたくさん。あれこれ目移りしながらも、皆様予算内でしっかり買い物を楽しまれました。買い物の後はお待ちかねのソフトクリームタイムです。何味がいいか注文も即決。みんなで食べるとおいしさ倍増ですよね!
何のトラブルもなく、無事故で秋を堪能できた農マル園芸ツアーは大成功。「次は来月のバス旅行はどこかな?」帰るや否や、もう次のお出かけに向け意欲もアップ!今夜はぐっすり眠れるでしょうか? そして次の外出プログラムも多くの方が参加でき、何か一つでも満足感を感じていただけますようにと、職員一同願っています(^^)さあ、次に向けて頑張りましょう
デイサービスドリーム看護師兼機能訓練指導員 Y.M
糖尿病療養指導士より「第16回中四国糖尿病研修セミナー」参加報告
私事ですが糖尿病療養指導士の資格をとって早4年、あっという間に今年が更新の時期になりました。更新をするためには、各地で開催されている研修会・学会に出席し単位をとらなければなりません。
単位は1単位~4単位もらえるものまで様々あり、計40単位の取得が条件の1つになります。
マイペースな私は今年に入り隔月でどこかの勉強会に参加し単位取得に明け暮れています。先日は徳島県で開催された第16回中四国糖尿病研修セミナーに行ってきました。
6時間30分という長丁場、座りっぱなしでの聴講は病院での看護業務とは違い学生に戻った気分になりましたが、やっぱりしんどかったです。
しかし、「患者に資し地域に活きる糖尿病チーム医療」という今回のテーマのもと、地域に貢献する糖尿病療養指導、高齢糖尿病患者への実践的対応、糖尿病腎症予防を実現するための専門的な技術や情報を中心にたくさんの話が聞けました。
岡山からは岡山大学病院の長田看護師が岡山県における糖尿病医療連携の取り組みという講演で、「おかやま糖尿病サポーター」の認定と役割について学ぶことができました。これはかかりつけ医や調剤薬局など、より地域に密着した施設で働くメディカルスタッフに糖尿病療養指導の知識と技術を身につけてもらうことを目的に認定された制度だそうです。
また、高齢糖尿病患者のインスリン療法導入、継続のための支援や食事療法、薬物療法についてのシンポジウムでは、私も病棟で高齢の糖尿病患者さんに接することが多いので指導に携わる中で活かしていきたいと思えるものがたくさんありました。
個人的には徳島大学の黒田医師がご自身の経験のもと1型糖尿病の治療の現在と未来について話して下さったのが、すごく分かりやすかったです。
さらに、企業の共催ブースでは患者さんにわかりやすい資料やパンフレットを拝見し、サノフィはインスリンのペンを滑りにくくするカラフルなゴムを展示していました。サンスターから歯周病についてブラシを使用した歯間ケアの必要性を、大塚食品からは食事コントロールのためにレトルト食品をうまく役立てようと100kcalシリーズの紹介をするなど、前回よりも新しい情報もたくさんあり楽しく学べ、無事2単位取得して帰りました。今後の療養場面で活かしていけるようにこれからも頑張りたいと思いました。
4西 NS T
第51回のぞみの会だよりー15ー
めっきり涼しくなり秋を感じる良い季節ですね。
のぞみの会まで1か月を切り、準備も慌ただしくなってきました。
先日の「のぞみの会実行委員会」ではスタンプ(シール)ラリーの景品の袋詰めを行いました。毎年、楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。
スタッフ間でも、袋詰めしながら「かわいい~!」「私も欲しい」「貰ったら嬉しいよね」と好評でした。中身は当日までのお楽しみ。
趣向を凝らした各ブースを回って楽しんでいただきシールを集めて、ぜひ景品をお持ち帰りくださいね。
お気軽にご参加ください。皆様の笑顔にお会いできるのを楽しみにしております。
★第51回のぞみの会 平成28年11月6日(日) 9時30分~14時★
★ポスターは予防リハが作成したものです
第51回のぞみの会実行委員 脳ドックセンター T
認知症の症状を理解する①
前回は、エピソード(出来事の記憶)記憶障害と、それに伴う心理状態の変化が、周囲の人とのかかわりにどのように影響を与えるか、ということについてお話しました。今回は、記憶以外の面から、認知症を有する人がどのような不自由さを感じやすいか、ということについてお話したいと思います。
まず、時間や場所の認識のことを専門用語で「見当識」といいます。認知症では見当識に支障が生じやすいとされています。
上の図は見当識に支障が生じた結果、どのような不自由さを感じる事が多いかを示しています。
次に、意図したことを実際の行動に按配して実行するといった機能を専門用語で「実行機能」といいます。では実行機能に支障が生じた場合、どのような不自由さを感じる事が多いかというと、
次に、言葉を話したり、理解したりする機能のことを専門用語で「言語機能」といいます。これらの機能が障害された状態を専門用語で失語といいます。「それ」が何か、どういったものなのかということを認識することが障害された状態を、専門用語で失認といいます。では、こういった機能が障害された場合に、どのような不自由さを感じやすいかというと、
上記の障害は、他者とのコミュニケ―ションに不自由さを生じさせます。
認知症において、これまで説明したさまざまな機能の障害のされかたの強弱は人それぞれによって異なります。つまり、人によって不自由さが異なるということは、その不自由さを補う周囲の人の援助の方法も人それぞれ異なってきます。
今回は、記憶以外の面から、認知症を有する人がどのような不自由さを感じやすいか、ということについてお話ししました。次回は、この不自由さに対して、周囲の人がどのように対応したらよいか、ということについてお話したいと思います。
「もの忘れ」は早期発見・早期治療が重要であり、診断・治療のためには地域のかかりつけの医師との情報共有が非常に重要です。ご家族や身近な方、またはご自身のもの忘れが気になるという方は、まずはかかりつけの医師にご相談下さい。
認知症疾患医療センター相談室 直通電話番号:086-427-3535
認知症疾患医療センター CP 阿部
医療秘書活動報告
9月10日・11日と毎年参加させて頂いている川崎医療福祉大学で行われた日本医療秘書実務学会へ参加しました。
全国の医療秘書の業務内容や今後の課題を見つけるとても貴重な場で、様々な視点からの研究発表があり医療秘書の範囲の幅広さを毎年感じています。
また、10月1日は岡山旭東病院で行われた医師事務作業補助者のケーススタディ、グループワークに参加してきました。各グループに分かれ様々な病院の医療秘書さんと業務内容の話しや、各病院の工夫等をお互いに情報交換しました。
同職種として病院は違いますが、同じ悩みも分かちあう事もでき、新たな出逢いを結ぶ事ができました。今後もこのご縁を繋げて行きたいと思います。この9月に全国9件目の医師事務作業補助研究会の支部組織が岡山に設置されたようです。
私達、倉敷平成病院医療秘書も、地方会や大会に参加し医療秘書の位置付けの向上の為にも関わっていきたいと感じました。
医療秘書 U
栄養科通信vol.110 「セカンドミール効果」
みなさんはセカンドミール効果という言葉を聞いたことがありますか?セカンドミール効果とは、1日の中で最初に食べる食事(ファーストミール)=朝食が、次に食べる食事(セカンドミール)=昼食以降の血糖値に影響を及ぼすという理論です。
もともと私たちの体は、食事を摂ると血糖値が上がりインスリンと呼ばれる血糖値を下げるホルモンが分泌されます。しかし、血糖値が急激に上がってしまうとインスリンが多く分泌されてしまうことがあり、糖質を脂肪に変える働きが過剰になり太ってしまう原因になります。血糖値がゆっくり上昇するようになると筋肉や脳でのエネルギー利用が適切になされ、糖質を過剰に脂肪に変えることはなくなります。つまり糖質が脂肪に変換されにくくなるので太りにくくなるということです。そのため血糖値を急激に上げないことが重要になってきます。セカンドミール効果がある食品は血糖値の急激な上昇も防いでくれます。
- セカンドミール効果のある食品…大麦、海藻類、キノコ類、ごぼう、オクラ、納豆、こんにゃく等
食物繊維には、水に溶けない「不溶性食物繊維」と水に溶ける「水溶性食物繊維」がありますが、特にセカンドミール効果を期待するならたくさん摂りたいのは水溶性食物繊維です。粘度の高い水溶性食物繊維は、胃から小腸へと食物が移動する速さと小腸での糖質の消化の速さを遅らせてくれる為、糖の吸収が穏やかになるのです。
そして、水溶性食物繊維をどの食品よりもたくさん含んでいるのが大麦です。大麦に含まれる水溶性食物繊維(β-グルカン)の働きでより高いセカンドミール効果が期待できます。国内外の様々な研究により、朝食で大麦を食べた人は血糖値が上がらない状態を一日中キープできることも分かっているそうです。
昼食や夕食にセカンドミール効果のある食品を食べても次の食事に効果が期待されるという研究結果もありますが、一番効果がありオススメなのは、朝食に食べることです。
上手に血糖値をコントロールすることで太りにくく健康的な食生活を送ることができます。みなさんも、セカンドミール効果のある食品をとり入れた食事作りをしてみてはいかがでしょうか?
管理栄養士 M.S
予防リハビリに興味のある方はお気軽にお問合せ下さい!
みなさんこんにちは。涼しい季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか?今日は、倉敷平成病院 予防リハビリをどんな方が利用しているのかを紹介したいと思います。
予防リハビリは、介護保険で要支援1、2の認定を受けた方が利用されています。
・病気の後遺症で身体に麻痺があり、歩行が不安定になっている
・骨折をして腰や肩に痛みがあり、家事が困っている
・足腰が弱ってきていて、転倒しそうで不安
・最近、物忘れが気になるようになってきた
・一人暮らしで食事が偏っていて、栄養不足になっている
・食べ物や飲み物を飲み込む力が弱くなって、誤嚥のリスクが高くなっている
ここに挙げたのは一例ですが、みなさんそれぞれお体のお悩みや、ご病気を持たれながらも、「リハビリをして杖なしで歩けるようになりたい!」、「これからも元気に自宅で生活したい!」など、それぞれの目標に向かって日々リハビリに取り組まれています。
1人ひとり目標が違うということは、それぞれに必要なプログラムも違います。
・座っていてもできるエアロビクス
・転倒予防や物忘れ予防に効果があるスクエアステップエクササイズ
・腰痛や膝痛など整形外科疾患に効果があるロコトレ
・全身のストレッチをして体力低下を予防するリラクゼーション
・理学療法士、作業療法士による個別トレーニング
・言語聴覚士による口腔機能訓練
この他にもさまざまなプログラムを予防リハビリでは実施しており、ご利用の方の目標が実現できるように、1人ひとりに合ったプログラムを提案しています。また、運動プログラムだけではなく、バランスの取れた食事の提供や、定期的な健康チェックなどを行い、ご利用の方の日々の生活を支援しています。
「介護保険のサービスを使ったことがないから不安・・・・・・」、「自分に合うプログラムがあるだろうか?」と思われている方、ご安心下さい。
予防リハビリでは、体験や見学をいつでも受付中です。興味を持たれた方は是非、お気軽にご連絡下さい!
予防リハビリ 相談員 M.A
倉敷総合ケアセンター(倉敷老健)通所リハビリテーションの新たな試み ~動作介助が必要な方に対する穏やかで専門的な在宅生活支援~
革命中の通所リハビリテーションです.
「もっと利用者さまに提供できるサービスメニューを増やしたい! 利用者さまの潜在能力をもっと引き出したい」という思いから,プログラム内容の変更と部屋のレイアウトの変更に取り組んでいます。その取り組みを全5回連載しています。
前回の記事は→倉敷総合ケアセンター(倉敷老健)通所リハビリテーションの新たな試み
倉敷総合ケアセンター(倉敷老健)通所リハビリテーションの新たな試み
~リハビリ意欲が高い方編~
倉敷総合ケアセンター(倉敷老健)通所リハビリテーションの新たな試み~認知症状を有する方々と職員の笑顔が溢れる部屋づくり~
第4回目となります今回は、生活に介助が必要な方に対する穏やかな空間づくりについてご紹介致します。
個別性を重視した専門職連携とご家族とのつながり
この部屋は、専従の介護福祉士、看護師、リハビリスタッフ、言語聴覚士などさまざまな専門職種と連携を取りエビデンスに基づいたケアに取り組んでいます。お食事の飲み込みが悪い方や経管栄養等を使用しての食事を取られる方には看護師や言語聴覚士等、その方にあったケア方法を検討し、他職種協同のアプローチを心がけています。またご家族との連絡にはノートを用い、その日の利用者さまのご様子の報告や自宅での介護相談などの応対しています。
タクティールケアの導入
手浴ではタクティールケアを取り入れています。保清するとともに、手の平や指の股を広げやすくなるよう努めています。ご家族からは「笑顔や発語が多くみられるようになった」 「手が動きやすくなった」などの嬉しいお言葉を頂いております。
詳しくは→「タクティールケア 日本スウェーデン福祉研究所」
廃用症候群への対応
この症状は筋肉だけでなく内臓や血管などにも影響を及ぼしてしまいます.そのため、できるだけ寝たままにならずメリハリのある生活を行うよう努めています.しかし、急な離床時間延長は、かえって徐々に低下した体力には悪影響になってしまいます.そこで,他職種と連携を図り、少しずつその方に合わせて起きている時間を長くしするよう努めています。また、離床時間が長く感じないよう、他者との交流やプログラムの参加を促しています.そのような取り組みの結果、利用者さまの状態も少しずつではありますが発語や起きている時間が長くなってきています.
詳しくは→「廃用症候群サテライトケアセンター 仙台東」
口まわりの能力低下防止への取り組み
お食事前にえん下体操を行っています。えん下とは舌や口の周り、首などの筋肉を使って食べ物や飲み物を喉の方へ送り込み、のどを通過した食べ物をさらに食道へ送り込む一連の動作のことです。えん下体操とはこの動作に必要な筋肉の体操です。
中にはご自分で体を動かすことが難しい方もおられます。その時は職員がご利用者様のお顔に触れて円を描くように頬10回→耳下腺10回→顎10回の順でマッサージを行います。それによって唾液が出やすくなり、誤嚥を予防することができます。楽しく安全にお食事を楽しんでいただくためにも、えん下体操は欠かせない存在になっています。
このように通所リハビリテーションでは体が思うように動きにくい方が安心して楽しく笑顔で生活できるように様々な取り組みを行っています。
第4回目は「動作介助が必要な方に対する穏やかで専門的な在宅生活支援」をテーマに取り組みをご紹介しました。
次回は「一番大きなお部屋」のプログラムや取り組みをご紹介します.
ご期待ください。
倉敷総合ケアセンター(倉敷老健)通所リハビリテーション
須増智美(介護福祉士) 野崎由里子(作業療法士)
※許可をいただいて写真を掲載しています。
第51回のぞみの会だよりー14ー
10月になり秋もいよいよ本格的になってきました。 雨の日々も多く朝晩はめっきり寒くなってきましたが、 みなさん体調は崩されていませんか?
さて、先日ののぞみの会実行委員会では以前のぞみの会に来られたことがある方に ご案内のハガキを郵送する準備をしました。 もう届いた方もいらっしゃいますか?
そして、初めてのぞみの会に参加したい!という方は是非受付にお声かけください。 お申し込みの用紙をお渡しします♪
のぞみの会もいよいよ来月となりました。 みなさんに楽しんでもらえるような会にするべく、職員一同全力で準備を進めてまいります。 たくさんのご参加楽しみにしております!
★第51回のぞみの会 平成28年11月6日(日) 9時30分~14時★
★ポスターはピースガーデン倉敷ショートステイが作成したものです
第51回のぞみの会実行委員 医事課 H
地域の元気応援団!!!
こんにちは。朝・晩と涼しくなり、過ごしやすい季節になりました。読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋など言われますが、皆さんはどのように過ごされるのでしょうか。
私は、全仁会の支援センターに入職して一年が経過しました。入職以前は、高齢者施設の支援に携わっていたため、在宅で暮らす高齢者支援の多様さに驚きました。支援センターの業務は多岐にわたるため、新たな発見が多く、日々新鮮な気持ちで働くことが出来ています。高齢者の皆様が住み慣れた地域で、いつまでも自分らしく生き生きと暮らせるように、微力ながら一助となれればと思っています。
子育て真最中の私ですが、支援センターでは先輩に支えられながら、仕事と子育ての両立が出来ています。一人で抱え込むと不安になることも、誰かに相談すると気持ちが晴れるものです。
老松中洲高齢者支援センターは、地域の元気応援団!!! 老松・中洲地区にお住まいの65歳以上の方の相談窓口となっています。お困りのことがございましたら、お気軽に相談下さい。
支援センター M・S
第51回 のぞみの会 ~歯科より~
第59回院内コンサート開催報告
第29回神経セミナーのご案内
このたび、下記の日程で第29回神経セミナーを開催いたします。
今回は、『認知症予防と対策』をテーマに、鳥取大学医学部 保健学科生体制御学講座 環境保健学分野 教授の浦上克哉先生を講師にお迎えし開催することとなりました。
また、当院 認知症疾患医療センター長の涌谷陽介が『認知症疾患医療センターの現状と課題2016』をタイトルに活動いたします。
医療関係者の方はもちろん、一般市民の皆さんにも分かりやすく有用なお話が伺えるものと期待しております。どうぞ皆さんご参加下さい。
◎日時:平成28年10月22日(土) 14時~16時(受付 13時30分~)
◎場所:倉敷平成病院1階 リハビリテーションセンター◎特別講演:『認知症への正しい理解と効果的な予防』
講師:浦上克哉先生(鳥取大学医学部 保健学科生体制御学講座 環境保健学分野 教授)
◎話題提供:『認知症疾患医療センターの現状と課題2016』
講師:涌谷陽介(倉敷平成病院 認知症疾患医療センター長)
◎申込締切:10月15日(土)厳守
◎お申込・お問合せ先:倉敷平成病院 認知症疾患医療センター
〠710-0826 岡山県倉敷市老松町4-3-38
☎:086-427-1111
✉:heisei@heisei.or.jp
※本セミナーは岡山県医師会生涯教育講座(1.5単位)に認定されています。
(カリキュラムコード:【話題提供】12/地域医療 【特別講演】11/予防と保健 29/認知能の障害)
JA岡山西「吉備路農業祭」 に参加してきました
9月24日(土) JA岡山西山手直売所広場にて吉備路農業祭が開催されました。全仁会グループスタッフ、看護師1名、作業療法士1名、介護福祉士2名、事務2名の計6名で参加してまいりました。JA岡山西と倉敷平成病院とは広報誌「なごみ」などを通じて交流があり、この度、地域の方々のお役に立てる場の提供をお願いしたところご快諾いがだき、参加が実現しました。
年に1度の農業祭では、農協の新鮮で安全な野菜・果物の販売に加え、お祭り気分を盛り上げるかき氷、ちらしずし、焼きそば、綿菓子などの屋台が出店していました。その他にも地域の方々のヒップホップダンス、園児たちによる演奏、備中神楽や餅まきなども行われ非常に活気のあるお祭りでした。
さて私たちは健康や介護相談コーナーで、血圧測定などを行い様々な相談に応じる場を頂きました。お越しいただいた方ほぼ全員(100名以上)が倉敷平成病院の事をご存知で、健康と福祉への関心の高さが伺えました。私たちの医療や介護は地域の方の支えになっていること、また、地域の方々に私たちも支えて頂いていると思います。私たちは「救急から在宅まで何時いかなる時でも対応します」のビジョンのもと地域の皆様への安心で質の高いサービスを目指し、お役に立てるよう精進します。
今後もイベントを予定しています。ぜひ地域のイベントで全仁会グループ(倉敷平成病院)スタッフを見かけられた際は気軽にお声かけください!
通所リハビリ 介護福祉士 K
倉敷老健 敬老会 開催報告
今年は台風の影響で雨の多い秋となりました。朝夕がすっかり肌寒くなりましたが、夏の疲れが残り免疫力が低下している時期なので風邪などひかないようご用心下さい!!
さて今回は、9月14日に開催された『倉敷老健 敬老会』の様子をご紹介させていただきます。
ゲストとして参加して下さった鈴木名誉院長から皆様への祝辞で開会となりました。老健には最高齢103歳の方が居られますが、敬老会では代表して77歳(喜寿),80歳(傘寿),88歳(米寿),90歳(卒寿),99歳(白),100歳(百寿)の方をご紹介させて頂きました。
お祝いの品として日頃の写真や職員からのメッセージでデコレーションされた色紙がプレゼントさせて頂くと、皆さんとても喜んで下さいました。
今後も、『秋祭り』に『のぞみの会』とイベントが満載です。入所中の皆様に充実した秋を過ごしていただけるよう頑張ります。
倉敷老健 リハビリ職員 D