月別アーカイブ: 2017年4月

第1回SCS(脊髄刺激療法)説明会開催のご報告

4月22日(土)、倉敷在宅総合ケアセンター4階多目的ホールにて、第1回SCS(脊髄刺激療法)説明会を開催しました。新聞やホームページなどでお知らせし、具体的な内容について説明を受けたいと申し込みがあった患者さんやご家族、2組6名の方がご参加くださいました。
まず、上利センター長より「痛み」の原因、メカニズム、「痛み」に対するSCS(脊髄刺激療法)がどのような効果が得られるのか、また手術の内容についての説明が講義形式で行われた。その後、個別相談を15分ずつ行った。それぞれが抱えておられる病気や痛みに対しての治療の可能性や効果についてより具体的に質問に答えることができ、ご参加された方も、この療法についての理解が深まり検討する判断材料になったと考えています。
終了後は、運営スタッフで反省会を行い、今後の円滑な開催を検討しました。
様々な疾患により「痛み」に悩んでおられる患者さんの訴えを聞くと、なかなか他人には分かってもらえない苦しみがあること、色々な治療を受けてはいるが解決に繋がらないことが多いと悩んでおられることがよくわかった。今後、この「SCS(脊髄刺激療法)」という治療法がこのような方々の救いになればと思いました。

SCS(脊髄刺激療法)とDBS(脳深部刺激療法)についての患者・家族説明会は、不定期の土曜日午前(偶数月にSCS、奇数月にDBS)に開催を予定しています。お困りの方などおられましたら、ご案内ください。

 

倉敷平成病院 地域連携室・医療福祉相談室 森

GG南町の4月誕生日会

カテゴリー: グランドガーデン南町 | 投稿日: | 投稿者:

 

4月11日、グランドガーデン南町で、4月の誕生日会が開催されました。
今回は4月生まれの方、全員ご参加ということで、より一層盛り上がりました。

外はあいにくの雨でしたが、窓からは綺麗に咲いている桜の木々を眺めることもできました。
食事は鯛と鮭のお刺身が添えてある海鮮寿司、大根などの春野菜の炊き合わせ、桜の塩漬けの入ったお吸い物、みかんやキュウイが添えてある豆乳ゼリーでした。
旬の食材が使われており、いろどり華やかで春らしさを感じることができ、ご参加の方々から「美味しいね。」という声が、あちらこちらで聞かれていました。

2部の〝歌声広場″では、多田先生によるアコーディオンの演奏で、〝どこかで春が″ や〝花″ などの春の歌を皆様で合唱しました。曲目に応じた衣装を身にまとった職員が踊りを披露し、楽しみながら歌を唄うことができました。

桜が散り始め、今度は新緑が綺麗な時期になります。気持ちの良い季節ではありますが、気温差が激しい時期でもありますので、体調管理に注意していきたいものです。

グランドガーデン南町 O

ドリームガーデン倉敷「お花見食事ツアー」開催

 平成29年4月5日(水)、今年もケアハウスドリームガーデン倉敷とデイサービスドリームと合同でお花見食事ツアーへ行ってきました。49名がご参加くださり、バスで日帰り旅行の先導役、職員恒例のバスガイドの面白おかしい話を聞きながら、最初にたどり着いたのは岡山いこいの村です。出迎えたのは大きな「しだれ桜」。満開の桜を眺めていると、気分も華やかになり、ますますこの旅が楽しくなりました。
岡山いこいの村では、身が分厚いお刺身が盛ってある『お刺身御膳』を食べました。もちろん、お花見に欠かせないビールや焼酎などのお酒も忘れずに注文。さらに、今年は特別に『鶏鍋』も追加注文し、皆さん仲良く昼食を頂きました。ケアハウスで食べる機会が少ないお刺身は、皆さんに大人気で「分厚い刺身だ。嬉しいなあ。」、「入れ歯じゃなかったら、よく噛めてもっと美味しいよ!」と喜んでいただけたようです。昼食時間が、ちょっとした宴会のようでした。まさに、お花見宴会です!
次に向かった先は、道の駅一本松展望園です。ここでは、お買い物タイム。野菜や果物、佃煮、お菓子を買う方もおられれば、有名な塩アイスを召し上がられたり、カフェでコーヒーを楽しまれる方もおられ、自由なひと時を過ごしていただけたようです。
少し残念だったのは、昨年満開だった桜がまだ咲いていなかったことでした。でも、こうして一緒に一日旅行に行けたことは良い思い出となり、「また来年も行こう!」という楽しみが増えました。
出発前は「足が弱ってるから、楽しめるかな~。」と心配される方も、いざツアーへ行ってみると「リハビリ頑張ってたおかげかな?なんだかんだで行けたわ~。また行けるかな。」と最後まで自分の足で歩けたことが喜びと自信に繋がったようです。
また来年も参加できるよう、リハビリも頑張って下さいね。
ケアハウス ドリームガーデン倉敷
介護福祉士 Aさん

(※許可を得て写真を掲載しています)

訪問介護に携わって

介護の仕事について10年。グループホームから訪問介護へ。

同じ介護の仕事ですが、違う環境の中での仕事に携わっています。
すでに私の両親は亡くなっているのですが、もっと親孝行すれば良かった気持ちが強く、その気持ちを持ち、人生の先輩方々に接することで、多くのことを学び自分自身がスキルアップできるよう頑張っています。とはいえ自分も還暦を過ぎ、腰に持病を抱える身で、いつ介護される立場になるか分かりません。なるべくその日が来ないように自己管理していきたいと思っています。

昨年9月から4ヶ月間圧迫骨折で入院、自宅療養し職場復帰出来ました。私の帰りを根気良く待ってくれた職場の皆さんに感謝の気持ちで一杯です。身体の動く限りご利用の方々のお役に立てる様、頑張っていきたいと思います。

ヘイセイホームヘルプステーション A

 

初心

4月も下旬となり、すっかり暖かくなりました。4月から新生活がスタートした皆さんも、新しい生活に少しずつ慣れてきた頃でしょうか。
早いもので私も当院へ入職して5年目に突入しました。毎年4月になると、「新しい気持ちで頑張ろう!」と思うのですが、花粉症のせいなのか、朝はなかなか起きられません(笑)。
そして、医療福祉相談室にも4月から新しい仲間が1名加わりました。新人さんのフレッシュな姿を見る度に「初心を忘れずに。」と思いながら業務に励んでいる今日この頃です。「患者さんの力になりたい。」と思って入職した4年前。まだまだ未熟ではありますが、今年度も患者さんのために頑張りたいと思います。

医療福祉相談室 T

お花見

カテゴリー: ピースガーデン倉敷 | 投稿日: | 投稿者:

寒い冬が終わり、暖かく桜の季節になってきました。日本人の大好きなお花見の季節です。リハビリステーションピースの利用者の方も、お花見を待ち望んでいました。
そこで、リハビリステーションピースでは、お花見&お食事ツアーを企画しました。内容はかもがた茶屋にて昼食を食べ、酒津公園での散策コースにしました。
かもがた茶屋では、普段は小食の方もお刺身やてんぷらなどの豪華な食事に目を輝かせ、お食事を楽しまれていました。酒津公園では、見事に咲いた桜を眺めながら、ゆっくりと公園の中を散策しました。また、道中の車内では桜にちなんだ思い出話に花を咲かせていました。
今回は、約80名もの方にご参加いただきました。
今年は、気温も少し低く桜が咲いている期間も長かったので、多くの利用者の方に桜を楽しんでいただけました。
今年もリハビリステーションピースを利用していただくことで、元気に健康で過ごされ、来年もまた利用者の方とお花見を楽しむことができたらと思っています。

ピースガーデン倉敷 介護士 林 孝光

医師紹介掲示板リニューアル!

カテゴリー: 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

この度、病院正面玄関に設置している医師紹介プレートを一新いたしました。

写真の大きさや、文字の大小、診療科の帯の色などのフォーマットを統一しております。

4月より着任された常勤の医師、都築先生、上利先生、廣瀬先生、佐々木先生の4名と、
他に4名の非常勤医師も掲載しています。

医師の一人一人の顔の大きさが以前より大きくなっており、病院の雰囲気も明るく感じられ、患者さんも関わりのある先生方を見つけるのが楽しくなるのではないのでしょうか?

ぜひ一度ご覧ください。

秘書・広報室

足底板の勉強会

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

先日、リハビリ部の先輩に紹介していただき、他病院主催の足底板の勉強会に参加してきました!

足底板とは、靴の中敷きのことで、足の裏の形に合わせて作成したものです。歩くときの痛みを解消し、楽な歩行を可能にします。

今回の勉強会では、講師の方に歩行などの動きから個人に合った足底板を作成する流れを教えていただきました。足の裏は床と接地する部分であり、足部がうまく機能することで、関節の連鎖的に膝、股関節、上半身の動きまで変化させることができます。実際に、足関節の動きを少し変えるだけで、腰をまわしやすくなったりと上半身の動きやすさを実感しました!

足底板は、足に合わないものを作成すると逆に疼痛を強めたり、動きにくくなったりすることがあります。個人に合った正確な足底板を作成するには、解剖学・運動学の知識が必要であり、また、歩行などの動作の正確な評価行うことも必要です。

入職して早くも1年たち、今年から2年目となります。リハビリ部には新人の後輩も10名入職しました。自分の知識だけでなく、患者様の動きを評価する力を高めるように、今後も今回のような勉強会に参加し、より良い治療を提供できるように努めていきたいと思います!

2年目PT H

 

 

 

 

安全運転を心掛けて

カテゴリー: 訪問看護ステーション | 投稿日: | 投稿者:

岡山は日本一ウインカーを出さない県といわれているようでクルマも人もペットまで プチプチに包まれた街のCMがありました。

交通安全県民運動期間はおまわりさんが スピードやシートベルトの取り締まりをしているのを見かけたり、地域の方が交差点で交通ルールを 守るよう呼びかけたりと事故に巻き込まれないよう見守ってくれていました。 新学期はランドセルが歩いているような一年生や自転車通学が始まったばかりの中学生、 高校生も増えています。運転にはより一層注意が必要です。

前置きが長くなりましたがなぜかというと訪問看護は『クルマの運転』もお仕事だからです。
結構遠くまで行くので少しスピードを出したくなることも・・・そこは制限速度内で急ぎます。 運転中にご利用の方のことを考えていることもあります。(この前ずいぶん調子が悪かったけど今日は お風呂入れるかな?足の傷はよくなっているかな?) いけない、いけない運転に集中!と自分に言いきかせます。
到着すると「待っていたよ、 今日は調子いいみたい」明るい声にほっと一安心。嬉しくなります。なので今日も 事故に遭わない、起こさない、気を引き締めてクルマを走らせます。

訪問看護 K

 

月経痛の鍼灸治験例

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

40歳代の女性が月経痛を訴えて来院されました。以前にも多少月経痛がありましたが、半年前から月経の直前から月経2日目までの下腹部痛が強くなりました。月経血の色が暗く、中に黒い血塊が混じることもあり、また手足の冷えもよく感じます。婦人科に受診した際、子宮筋腫と診断を受けました。
普段、胃腸が弱く、胃もたれや腹部の張りなどの症状をよく感じます。胃のあたりに触ってみたら、振水音があり、舌に厚い白苔がついていました。
鍼灸の理論から見れば、月経血の中に黒い血塊は瘀血(おけつ)の現象と見られ、胃のあたりの振水音と厚い白苔は水分代謝が悪く、胃腸に痰飲(たんいん)が停滞している症候と見られます。
治療は胃腸機能の改善及び瘀血と痰飲の除去を中心に行いました。配穴は、気血をめぐらすために中脘、期門、気海、内関、足三里、地機(ちき)、肝兪などのツボを、子宮内の循環を良くするために合谷、三陰交、帰来(きらい)、次髎(じりょう)のツボを、水分代謝の改善に水分、天枢、水道、陰陵泉(いんりょうせん)、大腸兪などのツボを使いました。月経が始まる前に2回施術した結果、その月の経血の色が鮮やかになり、痛みもかなり軽減されました。まだ下腹部の張り感や月経中に黒い塊も少量あるので、しばらく鍼灸を継続されました。

ヘイセイ鍼灸治療院 MK

認知症のタイプとBPSD

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

前回は、支援する人の負担に繋がりやすいとされる、認知症に伴う行動・心理的症状(BPSD)に関してお話ししました。認知症における心理・行動症状(BPSD)は、さまざまな要因が複雑に絡み合って生じる副次的な症状であるというお話をしましたが、今回は認知症の種類に由来する(疾患の中心的な症状ともいえる)心理・行動症状について少しお話したいと思います。
まずはおさらいから。認知症という単語は、認知機能障害を生ずる疾患の総称を意味しています。下の図ではこの認知症状を引き起こす代表的な病気・病態を示しています。

今回は、上の図のさまざまな認知症を引き起こす疾患のなかでも、レビー小体型認知症について、その特徴とBPSDについて取り上げてみたいと思います。下の図はレビー小体型認知症に特徴的な症状を示しています。

レビー小体型認知症を有する方が、これらの症状すべてを必ず伴うというわけではありませんが、アルツハイマー型認知症の症状とは実に異なる様々な症状がレビー小体型認知症ではみられます。さらに、上記の症状が記憶障害よりも先行して現れるケースが多いことも、アルツハイマー型認知症とは大きく異なる特徴と言えます。 今回のお話では特に、認知症の範囲で分類されているアルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症をBPSDの側面から比較してみてみましょう。下の図をご覧下さい。

アルツハイマー型認知症のBPSDは、これまでお話してきた記憶障害+α(前回のお話をご参照ください)に基づくことが多いものの、レビー小体型認知症のBPSDでは、視覚認知機能障害(何がどのように見えるか、という脳の情報処理の障害)に基づくことが多いようです。つまりそこにはないものが見えないものが見えたり(幻視)、ある物を見た時に別のものに見えたり(誤認妄想)するような症状はレビー小体型認知症におけるBPSDの大きな特徴の一つと言えるでしょう。

上の2つの図は、レビー小体型認知症の幻覚とそれに伴う妄想の一部の例を紹介しています。レビー小体型認知症を有する方が感じる幻覚には、非常に強い現実感を認識され、同時に恐怖や不安な気持ちを伴うケースが多いようです。
つぎに、睡眠に関してもレビー小体型認知症では特徴的な症状があります。
一般的に人は、一晩の睡眠の中でも、からだの睡眠と脳の睡眠が交互に複数回入れ替わっています。専門用語では「レム睡眠」「ノンレム睡眠」といいますが、テレビなどでお聞きになったことがある方も多いのではないでしょうか。レビー小体型認知症では、レム睡眠の状態にあるときに寝言や大声、何かの行為様の動作などがみられるケースが多くあります。

今回は認知症のタイプとBPSDについて、レビー小体型認知症を例にお話しました。アルツハイマー型認知症を有する方のご家族の負担と、レビー小体型認知症を有する方のご家族の負担の質は大きく異なることが多いと言われています。(他の認知症のタイプにも同様のことが言えます)家族の介護にまつわる負担・悩みの共有(ピアカウンセリング)などの機能を持つ家族会などのコミュニティに関しても、近年では、認知症のそれぞれのタイプに応じた会の細分化が進みつつあるようです。
「もの忘れ」は早期発見・早期治療が重要であり、診断・治療のためには、地域のかかりつけ医師との情報共有が非常に重要です。ご家族や身近な方、またはご自身のもの忘れが気になるという方は、まずはかかりつけ医師にご相談下さい。
認知症疾患医療センター相談室
直通電話番号:086-427-3535
認知症疾患医療センター CP 阿部弘明

歩いて学ぶ糖尿病 おかやま後楽園ウォークラリー

岡山の後楽園内を歩く「第16回歩いて学ぶ糖尿病 おかやま後楽園ウォークラリー」が4月9日(日)に開催されました。倉敷平成病院からは5名の患者さんと、スタッフとして7名の職員が参加しました。
ここ数年間はあいにくのお天気で中止となっていたウォークラリーですが、なんと4年ぶりの開催!さらに後楽園の桜も満開と絶好のウォークラリー日和でした。
参加者の皆さんは元気いっぱいで、チェックポイントにあるクイズや輪投げなども楽しみながら、けがや低血糖で倒れることもなく無事に完歩することが出来ました。このウォークラリーではゴールの速さではなく、あらかじめ設定され隠されていた目標時間に近いチームが多くの得点をもらえ、そこにクイズや輪投げの得点が加算され順位が決められました。倉敷平成病院は3kmコースを歩いたのですが、同じコースの参加9チーム中、見事1位に!糖尿病にまつわるクイズも全問正解でした。

 

そしてウォークラリーの後は、毎年恒例の食事会を岡山プラザホテルで開催しました。事前にシェフと当院の管理栄養士で打ち合わせを重ね、献立内容や塩分量などの調整を行ったヘルシー献立を頂きました。ウォークラリーでお腹もペコペコでしたが、季節の食材をふんだんに使った美味しいランチにお腹もいっぱい大満足。食事の後には当院の倉敷生活習慣病センター診療部長の青山医師より運動と食事の大切さについてのお話もありました。

糖尿病ウォークラリーは毎年この時期に開催されるので、今回参加されなかった方でも興味のある方は是非、倉敷生活習慣病センタースタッフまでお声かけ下さい。皆様の参加をお待ちしております。

栄養科 管理栄養士 MS

岡山県医師会報 女医部会報に掲載されました

カテゴリー: 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

2017年3月25日発行の岡山県医師会女医部会報に当院の女性医師を支援する取り組みが掲載されました。岡山県医師会女医部会は、地域、福祉活動の拠点である医師会を充実強化するため、女性医師の立場から、住民の医療、福祉の要望(ニーズ)を反映した幅広い意見を提示するなど、開かれた魅力ある医師会の構築に向けて活動すること及び女性医師の親睦、社会的地位の向上を図ることを目的として、女性医師が働きやすい環境であって欲しいという思いで発足したとのことです。
この度、女医部会より「シリーズ女性医師支援病院の取り組み」への執筆依頼がありました。
倉敷平成病院では、現在常勤医師数の約30%を占める9名が女性医師で、そのうち3名が高校性以下のお子さんの子育てをしながら勤務しています。女性医師の様々なニーズに対応し、働きやすい環境を整備している内容が紹介されました。

秘書・広報室 はる

 

湿布薬の処方枚数について

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

「痛いところがたくさんあって湿布を出来るだけ多く貰えないかしら。」

以前であれば一度に10袋…20袋と処方されていた湿布薬ですが、2016年4月から処方枚数に制限ができました。

これは、1回の処方につき湿布薬は70枚までというルールです。なぜ、このようなルールが出来たのでしょうか。現状の問題点として、1回に70枚以上の湿布薬が処方されている患者さんの人数は月に30万人を超えていました。そこで、処方枚数の制限により年間数十億円の医療費削減が期待できるそうです。…数十億円って凄いですね!!!!!!!(◎-◎;)

そもそも湿布薬は肩こりや腰痛など汎用性が高く、家に常備しておいても困らないという理由から、必要以上に処方されてきたことが考えられます。このルールにより、医療費削減と併せて、医薬品の適正使用に繋げていきたいですね。

ただし、貼る場所がたくさんある場合や通院が困難等、細かい決まりはありますが、医師が必要と判断した場合は70枚以上処方が可能です。詳しくはお近くの薬局や医療機関にお尋ねください。

 

薬剤部 なか

つれづれに・・・・・・・

 お彼岸を過ぎ、遠い春雷・そよ風に運ばれる花の香り・軽やかに響く小鳥のさえずり・心地よい春眠など、視覚・聴覚・触覚・嗅覚などの五感をとおして、ようやく春の気配を肌で感じられるようになりました。ただ今年はことのほか春の訪れが遅いようです。気象庁の発表では4月3日ソメイヨシノが満開を迎えたようですが、倉敷では開花をようやく迎えたとテレビ放送で聞き、平成病院の駐車場に行き、写真をとりながら、少しばかり春を感じてきました。

 さて、3月下旬~4月初旬は転勤や進学・就職など、新しい環境のなかで適応・変化しなければならないといった意味でも、あわただしい季節でもあります。

我々、ケアセンター・ショートステイの部署にも新卒の仲間を迎えることができました。こういった職場の内的な変化とともに、ショートステイに対する社会・制度的に求められる外部環境の変化に

対応可能になるためにも、『新年度に向けた目標を急いで考え、ショートステイのリハビリとして進化していかなきゃネ!』と桜を見ながら思う、私でした。

look like a young PT

 

ホルター心電図検査について

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは!
私が臨床検査部に来てから早くも半年が経ちました。少しずつ出来る仕事を増やし当直にも数回入りましたが、まだまだ緊張感が強く落ち着かない当直をこなすおばちゃん新人です。
四月になり臨床検査部にも若い新人が三名入ってきました。やる気に満ち溢れていて素敵です。残念ながら若い体力と記憶力には勝てませんが、おばちゃんだから気付けること・出来ることがあると思うので私も若者に負けないように頑張りたいと思います。

ところで、皆さんは脈が飛ぶ・動悸・息切れ・めまい・胸の痛みなど感じたことはありませんか?これらの症状がある時に心電図検査がよく行われますが、通常の心電図検査は記録時間が短い為、不整脈などの心電図異常をとらえられない場合があります。
不整脈や狭心症の発作はいつ起こるか分かりませんから、もっと長い時間連続的に心電図をみたい・・・そんな時に行うのがホルター心電図検査です。
携帯型長時間心電図ともよばれ、当院では心電図だけ記録するタイプと心電図と血圧を同時に記録するタイプのものがあります。
小型の機械を取り付け、自宅にて過ごしていただき、翌日取り外しに来ていただきます。
24時間の記録の中で、食事・睡眠・労作・症状のあった時間など行動記録メモを記入していただき、日常生活の中の総心拍数やどんな時にどんな不整脈がどのくらいの頻度で出ているのか?危険な不整脈は出ていないか?狭心症など心臓の虚血(心臓を養う血管の血流が悪くなる)を疑う心電図変化や血圧の変化はないか?を見ます。
不整脈の感じ方は人それぞれで、頻回に出ていたり危険な不整脈が出ていても全く症状のない人もいれば、敏感に感じ取って不快に思う人もいます。また時には症状があっても心電図には変化が見られなかったという人もいます。
通常の心電図検査で変化が見られなかった人でも、気になる症状があるなら一度医師にご相談されてみてはいかがでしょうか?
臨床検査部 H.O

BLS研修を行いました

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

先月中旬頃、当院放射線部にてBLS研修が行われました。
BLSって何と思われる方もいらっしゃると思います。
BLSとはBasic Life Support(一次救命処置)の略称です。一次救命処置とは、急に倒れたり、窒息を起こした人に対してその場に居合わせた人が、救急隊や医師に引き継ぐまでの間に行う応急処置のことです。専門的な器具や薬品などを用いずに行う処置であり、胸骨圧迫と人工呼吸からなる心肺蘇生法(CPR)、そしてAEDの使用を主な内容としています。正しい知識と適切な処置の仕方さえ知っていれば、誰でも行うことが出来ます。
具体的には、
意識のない人に対して、呼びかけを行い、①応答がない、②脈がない、③自発呼吸がないまたは正常な呼吸をしていない、ことを確認後、近くの人に緊急事態であることを伝え、AEDと救急車の要請を行い、救急車到着までの間、胸骨圧迫(心臓マッサージ)と人工呼吸を30:2の回数で繰り返す。
途中2分ごとにAEDで心臓の動きを解析、必要であれば電気ショックを行う。
となっています。
今回放射線部では、BLS研修用の人形を使用して、「CT検査後に気分不良を訴えた患者さんが、そのまま意識不明になり心停止」という想定で研修を行いました。BLS研修自体は毎年全職員が受けているので、方法や手段は熟知しているのですが、今回のように実際の現場を想定した流れでというのは初めてだったため、例年よりも緊迫感がありました。
もし自分の目の前で緊急事態が発生した場合には、即座に行動に移れるよう、日頃からの訓練は必要だと再認識しました。
BLSに関してもう少し詳しく知りたい方は、インターネットで検索すればたくさん出てきますので、興味のある方一度のぞいてみてはいかがでしょうか。
放射線部 千

平成29年度倉敷平成病院リハビリテーション勉強会『胸郭運動システムの再建法』報告

先日ご案内いたしました平成29年度倉敷平成病院リハビリテーション勉強会『胸郭運動システムの再建法』のご報告です。

平成29年4月8・9日の2日間、当院にて文京学院大学の柿崎藤泰先生をお招きし、講習会を開催しました。今回は『胸郭運動システムの再建法』をテーマにご講義を頂きました。先生の日頃の研究や臨床からつちかった胸郭運動についての知見に基づき、臨床でどのように胸郭について評価・治療しているのか話して頂きました。
今回の講習会を通して、胸郭を見る上で呼吸器・運動器として胸郭を2つの視点で見ることの大切さを学べたと思います。

また遠くから多くの先生方に参加して頂くことができました。
ご参加して下さりました先生方には心からお礼を申し上げます。

今後も倉敷平成病院では講習会を企画・運営していきたいと思います。
多くの先生の参加をお待ちしています。

倉敷平成病院 リハビリテーション科 川元 康平

筋肉の種類とトレーニングについて~通所リハビリより~

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

前回、通所リハビリからの記事で筋肉の減少した状態を示すサルコペニアについて紹介をさせて頂きました(2017年3月9日をご参照下さい)。今回はサルコペニアへの対策として、筋力トレーニングについて紹介します。
一般に、筋肉は赤筋、白筋の大きく2種類に分類されると言われています。それぞれの筋肉の特徴を知っていると、より効率の良いトレーニングが行えるようになります。
まず、赤筋は遅筋とも言われ、ゆっくりと力が入り、強い力も発揮しにくいですが、持久力があり疲れにくいという特徴があります。持久力を必要とするマラソンランナーはこの赤筋が発達しています。
一方、白筋は速筋という別名の通り、力が入る速度が速く、強い力を発揮しやすいと言われています。しかし、疲れやすいという面もあります。瞬発力を必要とする短距離ランナーはこの白筋が発達しています。
これらの筋肉は目的とその特徴に合わせた鍛え方をする必要があります。長い距離を歩けるように赤筋を鍛えて持久力をつけたい場合は、軽い負荷の運動で回数を多く行うと効果的です。目安としては20回を3セット程度、いずれの運動も筋肉の疲労を感じない負荷で行うのがポイントです。またウォーキングやサイクリングなどの有酸素運動も効果的ですが、休憩は短く行うようにし、足が重くなったら終了するようにして下さい。
対照的に、立ち上がったり、高い段に数段昇ったりするような瞬発的な力を付けたい場合は白筋を鍛えましょう。白筋を鍛えるには強い負荷で行うようにしましょう。10回行うのがきつい位の負荷で10回1セットを行い、1分程度の休憩を挟みながら疲れを感じるまで続けるのがポイントです。ただし、翌日動けなくなってしまったということの無いように、少しずつセット数を増やすように気を付けて下さい。
いかがでしょうか、少し複雑な内容になりましたが、みなさんのご自宅でのトレーニングに活用してみて頂ければと思います。当通所リハでは、担当スタッフが利用者様の目標に合わせた運動プログラムを作成し、実施して頂いています。日常生活でお困りの方、もっと活動の場を広げたい方、ぜひ見学お待ちしています。

倉敷老健通所リハビリテーション 理学療法士 O・Y

糖尿病リンクナース誕生

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

当院で糖尿病リンクナースが誕生しました。
昨年度から院内認定の糖尿病リンクナースを育成し、糖尿病認定看護師と薬剤師、管理栄養士とともに病棟の糖尿病患者さんを対象に回診をします。
院内認定ではありますが、糖尿病に対する知識・技術をもったスタッフを育成しています。
毎年新たな糖尿病療養指導士も誕生しています。
これからも平成病院に入院される患者さんの良好な血糖コントロールを目指し、患者さんが上手に糖尿病と付き合っていけるよう支えていきます!

糖尿病療養指導士K

第89回糖尿病料理教室

カテゴリー: 栄養科, 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:


4月1日(土)倉敷生活習慣病センターにおいて「第89回糖尿病料理教室」を開催しました。

前年度から続いている世界旅行シリーズはいったんひと休みして、今回はお花見弁当を作りました。桜満開になるかと思いきや…今年の開花は遅めだったためお花見はおあずけ。しかし、花形の大根や蓮根挟み焼、八ッ橋をはじめ、たけのこやふき、菜の花など春野菜をふんだんに使い、お弁当箱の中身は色鮮やかな食材で春満開になりました♪

次回は6月10日(土)開催予定です。初夏らしいメニューをそろえて、皆様の参加をお待ちしております。

💛デザートタイム💛

シナモンを効かせたおなじみの八ッ橋
生地でいちごとマービーのあんこを包みました。
中の具をいろいろ変えて、アレンジも出来そうですね♪

◎本日のメニュー◎

○ 2色おにぎり:刻んだ小梅と菜の花を混ぜ込んだ2色おにぎりを作りました。
○ 鮭のねきチーズあん:ねぎと2種のチーズを使った濃厚なあんを焼いた鮭に塗りました。
○ エビの蓮根挟み焼き:エビと豆腐をよく混ぜ合わせて、レンコンで挟んで焼いています。低カロリーでのボリュームあり!
○ 大根梅酢漬:桜型で抜いた大根を梅酢で漬けて、ほんのりピンク色に仕上げました。
○ 煮物盛り:にんじん、こんにゃく、いんげんを入れた信田巻きとふき、たけのこの煮物で春らしい一品に。
○ 和風ナムル:薄口しょうゆ、みりん、白ゴマで和風に仕上げました。
○ すまし汁:とろろ昆布のすまし汁に手まり麩と結び三つ葉を飾り、上品に。
○ 八ッ橋:電子レンジを使用して簡単に作れます。生地は薄く伸ばすとおいしいですよ。

計504kcal
たんぱく質30.5g、脂質9.5g、炭水化物80.1g(糖質74.0g、食物繊維6.1g)、塩分2.4g
※メニューご希望の方は倉敷生活習慣病センター受付にてお訊ね下さい。

糖尿病療養指導士 S.H.

通所リハの共同作品「桜」を飾りました

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

 平成29年度新年度スタートです。通所リハの共同作品、今月は「桜」です。桜の満開の様子を表現するのにバランスをとるのが難しかったです。また、中心の緑の部分の分量や木の幹を切る作業も大変でしたが協力して取り組みました。
個人的には桜の花の中心の切り込みを工夫しました。外来に桜が咲きました。

今年度も毎月の作品を通して通所リハビリの活動をお届けできたらと思っています。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

通所リハビリ

栄養科通信vol.116 『新型栄養失調になっていませんか?』

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

 

先日、ここ数年栄養失調になる人が増えているというニュースを見て驚きました。

その内容とは…3食しっかり食べているのに、必要な栄養が足りず低栄養の状態に陥ることを『新型栄養失調』と言い、厚生労働省の調べでは、70歳以上の5人に1人が該当するとされています。

この飽食の時代に栄養失調になる理由のひとつは、食事バランスの悪さ。

高齢者は健康を気にしたり、食が細くなったりして、肉や卵を控える傾向にあります。それが過ぎると体に必要なタンパク質が十分に取れなくなり、結果的に栄養が不足してしまうのです。さらに、消化吸収能力が落ちることで、食べ物を効率的にエネルギーに変えることができず、“年寄りだからあまり食べなくていい”という考えがさらに拍車をかけてしまいます。

新型栄養失調は高齢者だけの問題ではありません。

近ごろは40代や50代の働き盛りにも増えており、高齢者とは違って、タンパク質はしっかり取っているけれど、ビタミンやミネラルが含まれる野菜や果物などが足りないことで隠れた栄養失調を起こしているとされています。

 

《 新型栄養失調を防ぐ方法 》

  • 同じものを食べ続けない

毎日同じものを食べていると必然的に栄養が偏ってしまいます。ランチは毎日違うメニューを選びましょう。

  • 早食いをやめる

ゆっくり食べて咀嚼を増やせば、食べ物から栄養を吸収しやすくなります。血糖値の上昇を抑え、肥満防止にも役立ちます。

  • タンパク質を食べ分ける

同じタンパク質でも、肉ばっかりに偏らないように、“食べ分け”がおすすめ。魚や大豆、卵、乳製品などを利用しながらいろんな食材を摂取しましょう。

  • 毎食1品は野菜メニューを摂る

毎食1品は野菜を摂りましょう。麺類を食べる場合でもチャーシュー麺を野菜たっぷりのチャンポン麺にするだけで摂取量UP。

 

働き盛りの方々は、毎日焼き肉、ラーメン、牛丼など偏った食事になりがち。加えて、たばこやストレスも体内のビタミンを壊してしまいます。必要な栄養素を十分補給するために、毎食バランスを意識したメニュー選びを心がけましょう。

S.H

アレルギー検査のご紹介

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは。平成脳ドックセンターです。
月のブログでも少しお伝えしましたが、4月より「MAST36(マスト36)」というアレルギーの原因となる物質を調べる血液検査を始めました。この検査はアレルギー症状を引き起こす可能性が高い36種類のアレルゲンの測定が可能で、検査結果は項目ごとにクラス0~6で示され、どの物質にアレルギーが出やすいか分かるようになっています。この検査をして自分にアレルギーが出やすい物質が分かれば、その物質を除去・回避することでアレルギー症状の慢性化・難治化を抑えることができるようです。この検査はオプション検査ですのでぜひ健康診断やドックに併せてお申込みください。

特定原材料7品目のアレルゲンもカバーしています

  • 食物アレルゲン20項目
    ・トマト・桃・キウイ・バナナ・ゴマ・ソバ小麦ピーナッツ・大豆・米
    ・マグロ・サケ・エビカニミルク・豚肉・牛肉・鶏肉・オボムコイド(卵)・卵白
  • 花粉アレルゲン8項目
    ・オオアワガエリ・カモガヤ・ブタクサ
    ・ヨモギ・スギ・ヒノキ・ハンノキ・シラカンバ
  • 環境アレルゲン4項目
    ・コナヒョウダニ・ハウスダスト・ネコ皮屑・イヌ皮屑
  • その他アレルゲン4項目
    ・カンジダ・アルテルナリア・アスペルギルス・ラテックス

脳ドックセンターF

倉敷ニューロモデュレーション上利センター長のインタビューが山陽新聞メディカVol143に紹介されました。

山陽新聞メディカvol.143(平成29年4月4日(火))に、倉敷ニューロモデュレーションセンター上利センター長のインタビューが掲載されました。
脳深部刺激療法(DBS)と脊髄刺激療法(SCS)について紹介されています。
是非ご覧ください。山陽新聞のホームページはこちらです
秘書広報室

倉敷ニューロモデュレーションセンターSCS(脊髄刺激療法)説明会開催のご案内

このたび、倉敷ニューロモデュレーションセンターでは下記日程にて、SCS(脊髄刺激療法)の患者さん・ご家族向けの説明会を開催しております。

 

SCSは、慢性的な痛みに電気刺激を与える療法です。このSCSについて、ご興味をお持ちの方はお申込みの上ご参加ください。
お電話 ・ファックス(こちらからPDFファイルをダウンロードして送信ください)
・ホームページから、お申込みいただけます。

倉敷ニューロモデュレーションセンターDBS(脳深部刺激療法)説明会開催のご案内

このたび、倉敷ニューロモデュレーションセンターでは下記日程にて、DBS(脳深部刺激療法)の患者さん・ご家族向けの説明会を開催することといたしました。
この治療法について、ご興味をお持ちの方はお申込みの上ご参加ください。
お電話・ファックス(こちらからPDFファイルをダウンロードして送信ください)
・ホームページから、お申込みいただけます。

ドリーム音楽療法修了式

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

平成29年3月29日水曜日、待ち望んだドリームガーデンの桜がついに2〜3輪ほころんだその日。デイサービスドリームでは、一年間の過程を修了した節目として音楽療法の修了式が執り行われました。(音楽療法は隔週水曜日に日本音楽療法認定の音楽療法士の先生に来ていただいて行っています。)
   歌が大好きな皆様は、いつも水曜日になると「今日は音楽療法あるんよね?」「午後から楽しみ!歌の先生来てくれるんじゃろ?」 と朝からニコニコ顔です。 ときには体の調子が悪かったり、気持ちが重かったり、気乗りしないまま参加される方もあります。それでも歌は 癒しであり希望なのでしょう。音楽療法士の先生の楽しいトークの効果も抜群で、音楽療法が終わる頃にはいつも全員が晴れやかな笑顔に変わっています。
一年間頑張り続けたそんな皆様へのささやかなお祝いとして、修了式に毎年職員手作りの造花のコサージュを贈らせていただいています。出席されるお一人お一人の顔を思い浮かべながら、今回選んだメインの花は桜・・・それは万人に愛され、希望をもたらしてくれる花です。

華やかな薄ピンク、かわいらしい濃いめのピンク、少しずつ趣の異なる桜のコサージュを胸につけて修了式にのぞまれ、お一人ずつ厳粛に修了証書をいただきました。「仰げば尊し」「蛍の光」を気持ちを込めて合唱される皆様の顔は、少し緊張しているようでもありましたが、とても誇らしく輝いて見えました。

どうかこれからも皆様がますますお元気で、桜の花のようにみんなに希望をもたらしてくれるきれいな歌声を、ホールいっぱいに響かせてほしいと願いを込めて・・・
デイサービスドリーム看護師兼機能訓練指導員        Y.M

予防リハビリでの栄養相談について

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

春爛漫の好季節を迎え、毎日元気でご活躍のことと存じます。
予防リハビリでも新年度が始まり、メンバーも新しい職員が加わり、ますます元気に取り組んでおります。
さて、今回ご紹介するのは栄養相談で使用している体組成計、「InBody Dial」についてです。このInBody Dialは家庭用ではありますが、病院でも使用されている体成分分析装置と同じ測定方法で体成分測定を行うことができます(DSM-BIA、多周波数測定、8点接触型電極の技術で高精度の体成分測定が可能)。

測定内容は①体重、②体脂肪率、③骨格筋量、④内臓脂肪となっています。
また、身長もその都度測定しており、使用する身長計もInBody社製の機器で統一しています。超音波センサーを使用し、ボタン一つで測定が可能となっている優れものです!測定時間はなんと、1秒!立位保持が難しい高齢者の方でも負担が少ないため、手軽に測定することができます。様々な数値を確認することにより、栄養に対し、とても意欲的に取り組んでくださる方が増えたように思えます。日々の運動の効果を高めるためにも、栄養バランスを考えた食事を摂っていただきたいと思っています。

予防リハビリでは、体験や見学を随時受付中です。興味をもたれた方はいつでも、お気軽にご連絡下さい。
◎ 問い合わせ先◎
社会医療法人全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション
TEL:070-6690-2763(相談担当:大島)

予防リハビリ O.S

顎関節症について

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

4月になり、暖かく過ごしやすい季節になって来ましたね!

新生活が始まったり、職場環境が変わったりして知らず知らずのうちに疲れやストレスが溜まりやすい時期でもあります。

疲れやストレスが溜まると、身体にも様々な変化が現れます。
皆さんは、顎がだるい(特に起床時)、口を開け閉めすると顎が痛い、カクカク音がする…といった症状が出たことはありませんか?
これらの症状は、顎関節症と呼ばれています。

顎関節症にはさまざまな原因があります。
その一つに、疲れやストレスが挙げられます。日中の食いしばりや就寝中の歯ぎしりが増え、顎関節や周囲の筋肉に負担がかかるのです。肩が凝りやすくなることもあります。

まずは日中の食いしばりをしていないか、意識してみましょう!何か作業に集中したり、力仕事をしていると、食いしばりをしていることがよくあります。
食いしばりに気付いたら、上の歯と下の歯を離してみて下さい。リラックスを心がけましょう!

就寝中の歯ぎしりは、ご家族に指摘されて気付くことが多いですが、ご自身で確認して頂く事も可能です。
朝起きると歯や顎が痛い、歯が平らにすり減っている、歯に細かいヒビが入っている、歯頸部(歯の付け根の細くなっているところ)がえぐれたように削れている、頬っぺたの内側の粘膜に白いスジができている方は、歯ぎしりをしている可能性があります。

就寝中の歯ぎしりは無意識のうちにしていることですから、コントロールが難しいですが、マウスピースを使用すると、歯や顎への負担が減り、症状が軽減されることもあります。

また、頬杖をつく、うつ伏せ寝をする、片側でばかり噛むといった癖も顎関節症の原因となります。

顎関節症は多くの場合、生活習慣や癖を見直す事で症状が改善されます。心当たりがないか、思い返してみて下さい。

マウスピースの作製は歯科で行なっていますので、気になる方は、是非一度ご相談下さいね!

歯科 O

こんにちは。老松・中洲高齢者支援センターです。

カテゴリー: 地域包括支援センター | 投稿日: | 投稿者:

4月に入り日差しがポカポカと暖かくなり、お出かけするには良い季節になりましたね。
今年度の支援センターでは認知症についても力を入れていこうと考えています。65歳以上の5人に1人が認知症!!そんな時代が近づいてきています。認知症があっても、住み慣れた地域で自分らしく生活をしていきたいですね。そのために支援センターとして何ができるかと思い、認知症の方やその家族、地域の方が集まれる交流の場「認知症カフェ」を開く事にしました。
「認知症カフェ」とは認知機能が低下した方やその家族の方、地域の方などが気軽に集まり、専門家のアドバイスをもらいながら、認知症の進行予防や相互交流・情報交換などをお茶を飲みながらゆったりとした気分でできる場所です。
3月16日プレオープンが終わり4月から本格的に始まります。
「喫茶 おれんじ」
開催日時:毎月第3木曜日 13:30~15:30
場所:中洲憩いの家(酒津2675-1) 参加費:100円  です。
老松・中洲学区にお住まいの方で「認知症の方やその家族の皆様」「認知症の方を支えたいと思っている地域の皆様」是非多くの方に参加して頂きたいと思っています。皆様、お誘いの上お越しください。
高齢者支援センターは65歳以上の方が住み慣れた地域で安心して生活していくための総合相談の窓口です。困った事、不安な事がありましたらご相談ください。

お問合せ先
倉敷市老松・中洲高齢者支援センター(老松町4-4-7 倉敷在宅総合ケアセンター内)
Tel:086-427-1191

支援センターT

第61回院内コンサート開催報告

平成29年3月27日(月)10時30分~ 第61回院内コンサートが開催されました。今回の演奏は「倉敷アカデミーアンサンブルによる弦楽4重奏」で、ヴァイオリン 河野園子さん、中原寛子さん、ビオラ 南徹志さん、チェロ 小池満里子さんの4名でした。新年度を間近に控え、春の訪れを感じる陽光の中でのコンサートでした。伸びやかなヴァイオリンの音色、それぞれの楽器のハーモニーに癒された一時でした。
演奏曲目
・カノン
・愛のあいさつ
・アイネクライネナハトムジーク第2楽章
・へ長のメロディー
・インテルメッツォ
次回は平成29年6月26日(月)の開催を予定しております。どうぞお楽しみに。
秘書・広報室

平成29年新年度スタート 、新入職員を迎えました

カテゴリー: お知らせ, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

本日、平成29年4月1日(土)午前8時より辞令交付式が執り行われ、全仁会に68名(医師4名・看護師31名他)の新しい仲間が加わりました。
高尾理事長からは、新入職員に向けて「人生の節目となる時期を過ごすこととなります。社会人としてどうあるべきか、また全仁会の職員としてどのように患者さんと接していくかなど本当にたくさんのことを学ぶ日々となります。一人で悩みを抱え込まず、同期や先輩の力を借りて、大きなハードルを乗り越えてください。そして、大きく大きく成長していってください。皆さん方の今後に大いに期待しております。共に頑張ってまいりましょう」との言葉がありました。
また、新入職員代表者より、「この門出を迎えることを大変光栄に思っております。高い志をもって努力していくことを誓います」との言葉がありました。
平成29年度は「倉敷ニューロモデュレーションセンター」の開設もあり、我々全仁会が30周年を迎える節目の年であります。今後も職員一同心をひとつにあわせ「救急から在宅まで何時いかなる時でも対応します」の理念の下、地域の保健・医療・福祉のため尽力してまいります。
また、倉敷平成病院駐車場の桜も本日開花いたしました。新年度のスタートを祝福しているようです。

秘書広報室

倉敷ニューロモデュレーションセンター開設

本日、倉敷平成病院は、パーキンソン病などの脳疾患や、慢性疼痛の治療を目的に「倉敷ニューロモデュレーションセンター」を院内に開設した。センター長には、岡山大学脳神経外科より上利崇医師が着任した。
診療は、火・金の午後(予約制で、かかりつけ医の紹介状が必要です)

また、本日の山陽新聞朝刊 全県版に「ニューロモデュレーション療法開始」が掲載されました。

 

「倉敷老健 3月の家族支援会」

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

 

 

今日から4月!!社会人にとっては、新年度のスタートですね。とはいえ、今年は土曜日からの始まりのため、本格始動は月曜日からという職場が多いのではないでしょうか(^_^)

さて、倉敷老健では入所者さんのご家族を対象に、支えていただくご家族自身の身体、精神の健康を保っていただけるようにと『家族支援会』を行っています。今回は、平成29年3月11日(土)に開催された『家族支援会』の様子をご報告させていただきます。

14名の方が参加してくだり、2月より倉敷老健に導入されている歩行練習機器『歩行アシスト』について商品紹介(機能や安全性)やタブレットによるデータ管理の簡易性やメリットについてご紹介させていただきました。岡山県初導入となるため見るのも聞くのも初めてという方ばかりでしたが、とても熱心に聞いてくださいました。

『歩行アシスト』はリハビリなどで歩行の練習に用いるだけでなく、皆さんの歩行評価をすることも可能です。歩行速度や耐久性などのテストにより左右の差や歩行リズムの不良などが分かります。若い頃と比べれば少しずつ体力も低下して、いつのまにか歩行能力が低下していることも少なくありません。今回参加された方の多くは入所者様のお子さんでまだ介護予防にも早い世代の方でしたので、歩行に不安がある方はいないかなぁと思いながら聞いてみたところ、「徐々に衰えている事に気付いてはいるものの何に注意すれば良いのか?」,「若い頃の怪我の影響が最近になって出ているような気がする」など様々なご意見を聞きして、意外にも皆さん歩行に対する不安や興味が強いことが分かりました。今回は、靭帯損傷の影響で歩き方が悪くなったと気にされていたA様に代表として歩行評価の体験をして頂きました。緊張の中、評価したところ特に大きな左右差もなく振り出しも蹴り出しも十分という結果で、とても安心したご様子でした。

リハビリ職員としては機能維持や向上の目的で歩行評価を活用しますが、今回は、評価によって得られる安心というのも大切だと感じました。

まだまだ元気に見える方でも、ご自分の身体や歩行に不安を持っておられる方も少なくないことが分かりましたので、今後は地域支援会として多くの方に参加して頂ける「歩行教室」を企画できるよう頑張ります。

 

倉敷老健 リハビリ H