月別アーカイブ: 2023年1月

ブログ「倉敷平成病院だより」運用変更について

カテゴリー: お知らせ, 事務部, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

いつも当院ブログ「倉敷平成病院だより」をご覧いただきありがとうございます。

この度、ブログ「倉敷平成病院だより」の運用を見直し、2023年2月よりブログの更新頻度を毎日(月~土)更新から原則月・水・金曜更新に変更することといたしました。
Instagram・facebookなどのSNSと併せて、より一層内容の充実を図り、有用な情報を皆さんにお届けできるよう努めてまいります。

引続き「倉敷平成病院だより」をよろしくお願いいたします。

 

秘書・広報課

新年最初の運試し

カテゴリー: ケアハウス | 投稿日: | 投稿者:

全国的に新型コロナ感染者数は多いながらも3年ぶりに行動制限のない正月を迎え、世の中は賑わいを取り戻しつつありますが、ケアハウスでは「新年会」に代わり、1月6日(金)、「新年最初の運試し」としてご入居の皆様におみくじを引いて頂きました。

事務所前のロビーに設置された「おみくじ会場」にて、皆様マスク着用でまずは手指消毒をして頂きます。続いて「おみくじ付きお箸」を引いて頂くのですが、皆様お好みの柄のお箸を選んで頂きます。
そして封を開けると大吉、吉、中吉・・・と、おみくじになっており、「笑う門には福来る」「残り物には福がある」「二頭を追うものは一頭も得ず」「時は金なり」等々のことわざが書いてあり、職員が読み上げると皆様自然と笑顔になっておられました。
「大吉」を引いた方も6名おられ、「新春早々、縁起がいい!!」と喜ばれていました。この度、豪華景品は有りませんでしたが、皆様自身で選ばれたお箸を「早速使ってるよ!」と食堂で見せて下さる方もおられ、職員としてはほっとしております。

ホールでの盛大なイベント等は当分難しいと思われますが、ほんの少しでも季節を感じられる企画を実施していきたいと思います。

ケアハウス施設長

難治性腹壁の激痛に鍼灸で治験

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

1年ほど前に、18歳の女子高校生が当鍼灸院に訪れました。病状を尋ねてみたら、かなり複雑な症例だと感じました。

主訴は発作的な左上腹部の激痛、既に8年間も続いてきました。
毎日早朝目覚めた時に発作しやすい。痛み出すと、身動きが取れず、声さえも出しにくい。2時間ぐらい痛みが続いた後、次第に緩解します。時に左腰部の強い痛みや激しい頭痛が現れることもあります。
川崎医科大学病院と岡山大学医学部病院に診療を受けましたが、すべての検査では明確な異常が見つからず、最終的に「前皮神経絞扼症候群」と診断されました。この痛みに対して、すべての鎮痛剤が効かず、神経ブロックや腹壁の神経切断術を受けても、症状の改善も見られなかった。かかっている先生がもう打つ手がないので、心療内科に紹介されました。

患者さんとその親は心療内科の問題ではなく、行っても効果が期待ではないと思って、ネットでいろいろ調べた結果、当鍼灸院に訪れました。

患者さんの既往歴として、1歳の時に腸重積で2回手術を受けたことがあります。5歳から11歳まで脊柱側彎症を矯正するためにコルセットをつけていました。一時不整脈がありましたが、来院時にすでに良くなりました。

発育状況も良好、精神と心理的な異常も見られません。飲食や排便にも異常なし、月経も普通に来ています。ただ冷え症が強く、手足だけではなく、身体全体も冷えると訴えています。普段、冷たい飲み物が多く、年中エイスクリームもよく食べています。

鍼灸医学の理論から考えれば、まず体内には寒の邪気があることは間違いなく、寒邪はしばしば疼痛を引き起こす主な原因になります。既往歴から考えれば、脊柱の側弯は、肌、筋膜、骨に関係し、肌は脾、筋膜は肝、骨は腎にそれぞれ関係し、腸重積は脾に関係しているから、鍼灸医学の理論で言えば、「肝腎不足、中寒脾虚」の「証」だと考えられます。

治療には、腹部のツボに置鍼した上、温灸を実施し、腰背部のツボに灸頭鍼を実施し、手足の肺経、大腸経、胃経、腎経、脾経、肝経から関連性が高いツボを選んで置鍼したり、単刺したりしました。同時に患者さんにできるだけ冷たい飲み物や食べ物を取らないように指導しました。

治療ははじめの頃に約2週1回で実施していました。3か月後、つまり8回目の治療後、数日間腹部の痛みはまったくなかった。これは最近あまりなかった経験なので、患者さんは希望を感じたのか、治療を受ける回数を増やして週1回にしました。

その後の6か月間に、症状は一進一退でした。その間に、私は古典文献を検索して、治療方法をいろいろ変って対応していましたが、病状は大きな変化が見られませんでした。患者本人やご家族、治療者の私も少し諦める気持ちになりましたが、しかし、患者さんは他に行くところなく、ここで治療を継続して行きたいと言いましたので、私も元気を出して一緒に頑張って行こうと決心しました。

転機はその1か月後に現れました。腹部の激痛が発生しない日は多くなり、今まで時に起きる激しい頭痛もほとんど起こらなくなりました。左腰部の痛みはまた現れますが、痛みの強さは前より弱くなり、我慢しやすくなりました。ちょうど、この時期に大学の入試があり、もし入試の日に痛みの発作があれば、大変困ると思っていましたが、結果的に入試日の体調は非常に良かったし、しかも希望している大学に見事に受かりました。結果報告を受けた私も、非常に嬉しく思いました。挫けずに努力した甲斐がありました。

治療を始めてから現在までちょうど1年と1か月になりました。
最近の1か月間に、痛みの症状は殆どありませんでした。このまま落ち着いたらいいなと患者さんも私もそう願っていますが、念のために、暫く治療を継続することにしています。

ヘイセイ鍼灸治療院 甄

 

グループホームのぞみ 2023年お正月の過ごし方

こんにちは
グループホームのぞみです
本年もどうぞよろしくお願い致します

のぞみ家(け)のお正月は、元旦の朝にベランダに出て、初日の出を拝み、ご入居の方と職員が一緒に手を合わせ「今年も元気で楽しく過ごせますように」と願掛けをすることから始まります。

お正月の雰囲気を感じていただくため、福笑い、書き初め、おみくじ、けん玉、コマまわしなどの昔遊びを取り入れて過ごしました。笑い声が絶えない中、書き初めをされる皆様は、とても真剣に取り組んでおられました。

本年も皆様にとって良き1年でありますように。
本年も「笑うのぞみに福来る」を理念に過ごしたいと思います。

         ピースガーデン倉敷 4階  グループホームのぞみ  K

わかりやすいやさしい医療の推進のために

カテゴリー: 事務部 | 投稿日: | 投稿者:

昨日は、倉敷市内でも雪がちらつきました。まだまだ寒い日が続きますが、各々工夫した防寒対策を取り入れて、この冬を乗り切りたいです。

全仁会グループには、「わかりやすいやさしい医療推進委員会(通称:わかやさ委員会)」という接遇委員会があります。当グループの各部署から委員を選出し、毎月接遇に関する議題や問題点について検討しています。病院や施設をご利用の方からいただく接遇に関するご意見についても情報共有し、よりよい接遇に向けて改善に努めています。

わかやさ委員会では、毎月「接遇に関する標語」を掲げています。全部で12句あり、私の所属する総務部では、毎日の朝礼で担当者が標語を読み上げており、職員の接遇に対する意識付けになっています。(ちなみに、1月の標語は「温かい 言葉も態度も プロ意識」でした。)現在、その標語を3年ぶりにリニューアルしようと活動中で、各部署から応募された沢山の標語の中から、最終12句を選考中です。

接遇には「これといった正解」も「絶対」もないと言われており、TPOに応じてお一人おひとりに合わせた臨機応変な対応が求められます。

時代の流れにより求められる接遇も変わっていくと思いますが、標語にも接遇のトレンドを取り入れて、職員全体で心に寄り添った接遇ができるよう努めて参りたいです。

人事課 H

直向きに精進

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

はじめまして。新人理学療法士のSです。

2023年になってもう1カ月、昨年の4月に入職してからは早10カ月が過ぎようとしています。時が経つのは早いですね。入職してすぐの頃は、分からないことばかりで毎日先輩方についていくのが精一杯でした。そんな中で、丁寧に指導してくださる先輩方や、休憩時間や業務後に一緒に手技の練習をしたり考えたりしてくれる同期のみんなのおかげで、楽しく充実した毎日を送っています。

私は一般病棟で働いていますが、1月からスポーツリハビリテーションにも関わらせていただいています。といっても、まだ見学させていただいているだけなので、関わるというと大げさかもしれませんが、見学の度に色々な発見があります。
特に、スポーツ外来の診察を見学した際、不安と緊張交じりに診察室へ入ってきた患者さんが、先生の説明を聞いて病状が分かり未来への希望がみえた安心と期待で笑顔に変わって診察室を後にする姿をみた時には、スポーツ障害を受傷した患者さんにとって先生からの言葉にどれほど価値があるのか、怪我や病気と闘う糧になり得るのかを感じました。
それと同時に、知識や経験から根拠に基づいたリハビリテーションで、患者さんが未来に希望を持って治療に励む手助けができる理学療法士になりたいと思いました。

まだまだ分からないことも多く、知識や技術不足を痛感する毎日ですが、病棟での業務に加えてスポーツリハビリテーションに関わることでより一層濃厚な日々を送っています。
また、オンラインでの他院との合同勉強会などにも参加し、疾患の基礎知識やリハビリテーションの進め方、注意点などについて日々理解を深める中で、スポーツリハビリテーションで感じたことや学んだことを、病棟でのリハビリテーションで生かせることも沢山あります。これからも、周りの先輩方や同期のみんなに支えてもらいながら直向きに精進していこうと思います。

最後になりますが、当院ではFacebook・Instagram・YouTubeにて自宅でできる簡単な運動などを動画とともに紹介しています。まだまだ寒い日が続きますので、よろしければ各SNSを確認していただき、元気に過ごす一助になればと思います。

倉敷平成病院YouTubeチャンネル『1日10分健康体操』再生リスト

倉敷平成病院Instagram

倉敷平成病院Facebook

今年一年が皆様にとって実りある一年になることを祈って、私も毎日頑張ります!

理学療法士S

社会医療法人全仁会倉敷平成病院創立35周年記念式典

カテゴリー: 事務部 | 投稿日: | 投稿者:

当院は昭和63年1月11日に開設され、本年創立35周年を迎えました。これを記念して、1月14日(土)、感染対策に則り間隔を十分に空けた会場(倉敷アイビースクエアエメラルドホール)にて、創立35周年記念式典を執り行いました。


式典には、平素よりお世話になっている大学関係の方々や行政の長の方々、医師会関係の方々がご来賓としてご臨席下さりました。

祝辞では、多くの励ましと祝福のお言葉を頂戴し、より一層地域医療に邁進していかなければと気持ちを新たに致しました。
 また、高尾聡一郎理事長から「2023年スローガンと重点項目」が発表されました。
併せて、職員の令和5年永年勤続表彰式も執り行われました。

 新型コロナウイルス感染症への対応や、少子高齢者化社会、人生100年時代など、病院を取り巻く環境は大きく変わりつつありますが、開院当初からの「救急から在宅まで何時いかなる時でも対応します」という理念を軸に、これからも地域の皆様を医療・介護の面からお支えできるよう、これからも40年、50年先と愛される病院であり続けられるよう、職員一同歩みを進めてまいります。

秘書広報課

住宅改修で自宅をリフォーム

心身の機能が低下した高齢者の住まいを安全で使い易くするために、また介護者の負担を軽減するために介護保険を利用した住宅改修というサービスがあります。
住宅改修を行う場合は、要介護状態区分などに関わらず、住民票のある住宅地につき費用の20万円を限度に、利用者の所得などに応じて、7~9割相当額が払い戻されます。

対象となるものに
①手すりの取り付け
②段差の解消
③すべりの防止及び移動の円滑化などのための床材などの変更
④引き戸などへの扉の取り替え
⑤洋式便器への便器の取り替えがあります。

なお、住宅改修は改修前に事前の手続きが必要です。
先ずは担当ケアマネージャーさんにご相談するか、お気軽にヘイセイホームヘルプステーション福祉用具担当者へご相談ください。

 

ヘイセイホームヘルプステーション  福祉用具 K

 

避難訓練

カテゴリー: グランドガーデン南町 | 投稿日: | 投稿者:

グランドガーデン南町・グランドガーデンでは毎年2回避難訓練を実施しています。この度も1月19日に避難訓練を実施しました。地震後の火災という想定でおこないました。地震後ということで、まずは地震による被害を確認、その後火災が発生、火元確認、初期消火、通報、避難誘導など手順どおり、しっかり参加職員は行えていました。しかしながら、実際に災害が起こると手順どおり行えないことも多いと思います。今回おこなった訓練を軸として今後起こりえる災害に対して臨機応変に対応できるようにしていければと思います。

グランドガーデン南町 M

今までの当たり前が戻ってくるまで

 1月20日の大寒を過ぎ、1年で最も寒くなる時期を迎えました。今週は10年に1度とされる「最強寒波」襲来と言われて、岡山の平地部でも氷点下と言われるほどの寒さが予測されています。急な寒さで体調を崩さないように注意していただければと思います。

大寒と同じ日である20日に政府は、新型コロナウイルスについて感染症法上の分類を原則として今春、現在の「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げる方針を出しました。新型コロナウイルス発生から3年、今まで当たり前であったことが当たり前ではなくなり、生活の面でも色々なことが制限される場面が多々あったと思います。
感染症法上の分類が引き下げられることで、どこまで生活場面での変化が出てくるかはまだはっきりとしていませんが、少しでも今までの当たり前の生活が戻ってくれば嬉しいなと思います。

院内でもこの3年間なかなか思うように患者さんとご家族の面会が叶わず、それを解消するためにオンライン面会ができるようにしましたが、やはり直接会って話をしたいと言われる患者さんやご家族からの声は多く聞かれました。私たち相談員も患者さんやご家族の想いがどうすれば伝わるのか不安を解消してもらうにはどうするば良いのかと試行錯誤する期間となりました。以前のように面会ができるまでは、まだ時間がかかるようになるとは思います。
入院中、何か不安なことがあれば、お気軽に病棟の相談員にご相談下さい。不安が軽減できるようにお手伝いができればと思います。

地域医療連携センター pooh

健康とゴルフ

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

新型コロナ感染拡大をきっかけに、テレワークやオンライン会議という会社が多いのではないでしょうか。

通勤や出張など移動も減り、運動不足を感じる人も増えていることでしょう。

「平日はテレワークでほとんど家から出ない」という方が増えてきました。 「肩こり」 「腰が痛い」、そして一番は「太った」というカラダの不調を訴える声です。

月曜日から金曜日まで、自宅からほとんど動かずに働いている人は、ぜひ休日にはゴルフを楽しんでみて下さい。

ゴルフには人間を健康にする要素がたくさんあります。
ゴルフが健康の保持増進に役立つ5つの要素について、次のようなものがあるといわれています。

1:歩く 

2:紫外線を浴びる 

3:脳を活性化する 

4:緑の中でプレーする 

5:交友を広げる(孤独と健康

◆歩く・紫外線を浴びる
ゴルフの特徴の1つにながい距離を”歩く”ことが挙げられます。1ラウンド約7~8㎞くらいです。 歩数では約8,000歩~1万歩ぐらいになります。厚生労働省は、身体活動の基準を1日合計60分、元気に体を動かすこと、 この基準を歩数換算すると8,000~1万歩/日です。 歩くことは健康の保持増進になり、太陽の下でプレーすることで骨を丈夫にしますから、骨粗鬆症の予防にも効果的です。 そしてビタミンDの活性化に欠かせないことが”紫外線を浴びる”ことです。

◆脳を活性化する
ゴルフを練習したりプレイするだけで、脳が活性化されます。特に前頭連合野に、いい刺激を与えます。 前頭連合野は実践に移すための計画を考えるなど重要な役目をする機能として働いています。 前頭連合野を活発に動かせると、さらに脳は活性化されます。 ゴルフをプレイしながら活性化するには、スイングがすごく良いと言われています。 ゴルフコースを歩く、何ヤードの距離が必要何番のクラブを選ぶか考えるなど頭を使う場面も、脳の活性化に役立っています。 そのことで、物事に対する考え方に、柔軟性が生まれ、色々な場面で 今までとは違い力を抜いたゆったりスイングや、的確な状況判断に対応することが出来ます。

◆緑の中でプレーする・交友を広げる(孤独と健康)
「自然」と「人」との触れ合いが健康につながる。 自然とのふれ合いにより、確実に人体の副交感神経は活性化するとの事です。 副交感神経は気持ちが穏やかなときに働き出す自律神経で、回復系神経とも呼ばれ呼吸や血液の循環、胃や腸の消化を促進し 日中にたまった疲れやダメージを回復させる働きを持っています。ゴルフのように緑に囲まれて自然に触れ合うことが健康に良いと 言うことが分かります。

「孤独と健康」に関する研究で、人間の寿命を延ばす効果が高い要素があるといわれていて 孤独だった人に友達が出来た場合最大で15年も寿命が延びる傾向があったそうです。
私たちの体を健康にし、心を幸福にしてくれるのは「良い人間関係」と「良い友達」です。 「ゴルフ」を通じて得られた健康的な生活や仲間との出会いを通じて人生の豊かさを実感することでしょう。
「ゴルフ」は上達することだけにとらわれず、心からゴルフを楽しむ気持ちを忘れないようにしましょう。

 

ドックセンター H・S

ピースショートの新年会

カテゴリー: ピースガーデン倉敷 | 投稿日: | 投稿者:

先月くらいから新型コロナウイルスやインフルエンザの流行時期に入り、より一層気を付けなければいけない時期になりました。
集団での体操やレクリエーションを控えて、12月に予定していた行事は中止しました。

 

 

新年会もどうかと思われましたが感染対策を十分に行いながら、新年会(誕生会)を行いました。
今年は卯年という事で職員も含めて参加者全員にウサギのお面を被り、福笑いをウサギのモチーフで作った今年限定版で行いました。普段とは違う時間を過ごす事ができ、多くの笑顔を見る事ができました。

新型コロナウイルス等、目に見えない不安がありますが、感染対策をしっかり行い、笑顔が多く見られる環境作りに励もうと思いました。

※写真は許可を得て掲載しております。

介護福祉士 S

乳がん検診の未来

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

現在、乳がん検診では死亡率減少の科学的根拠がある方法としてマンモグラフィがスタンダードな検査になっています。が、検査では乳房を圧迫することが必須なので痛みのせいで抵抗感を持たれている方が多いと思います。

今、“痛くない乳がん検診”を目指して、色々な検査・研究が行われています。
・超音波検査:大規模な研究が行われている途中で、現段階ではマンモグラフィと併用することでの有効性が示されている。※1

・MRI検査:無痛だが装置自体が高価でありできる施設が限られている。
・血液検査:2020年12月から臨床研究が行われている。※2
・涙液検査:涙液を採取して乳がんを見つけ出す方法が発表された。※3

どの方法も現在、有効性を確かめる研究が進行中です。痛みが少なく、時間がかからない検査が検診として実施できるようになれば検診の受診率も上がり死亡率の減少にもつながると思います。今後の進展が期待されるところです。
乳がんは早期発見で10年後の生存率が9割以上のがんです。乳がんで亡くなる方を減らすには検診受診率の向上と自己検診(ブレスト・アウェアネス:乳房を時々意識して、以前と変わりないか確認する習慣)による早期発見・早期治療が必要です。新しい“痛くない乳がん検診法”が確立されるまではマンモグラフィ検診を受けていただきたいと思います。撮影者側として受診者の方の痛みに寄り添い、なおかつ質の高いマンモグラフィを提供していきたいと思います。

※1 参考 国立研究開発法人 日本医療研究開発機構 プレスリリース
※2 参考 日本対がん協会 ホームページ
※3 参考 乳がん検診学会誌 2022 31-2

放射線部 Y.Y

売店リニューアルのお知らせ

カテゴリー: お知らせ | 投稿日: | 投稿者:

1月16日(月)、当院1階にある売店が、Yショップ倉敷平成病院店としてリニューアルオープンしました。

リニューアルを記念して、1月16日(月)~18日(水)の3日間はセールが開催され、対象のシュークリームやおにぎり、オリジナルYBSパン等を求めて早速多くの方が訪れていました。
期間中は福袋や500円以上お買い上げの方へのプレゼントも用意され、リニューアルオープンにふさわしい盛況ぶりでした。

 

また、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済といった各種キャッシュレス決裁や通信・電気・ガス等の料金の支払いも可能となりました。ぜひご利用ください。

●営業時間
月~土 8:30~17:00
日・祝 8:30~14:00

秘書・広報課

インフルエンザについて

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

今年は新型コロナウイルス感染症だけではなくインフルエンザも流行してきているようで、岡山県でも1月6日にインフルエンザ注意報(流行シーズン入り※岡山県発表)が発令されています。当院でもインフルエンザの患者さんが増えてきているように感じます。そこで、インフルエンザの治療薬、予防薬についておさらいしようと思います。(投与量は体重や腎機能等によって調節される場合があります)

・オセルタミビル(タミフル):カプセル、顆粒
治療(成人):1回75mg1日2回、5日間
予防(成人):1回75mg1日1回、7~10日間

・ラニナミビル(イナビル):吸入
治療(成人):1回40mg、単回吸入(2キット)
予防(成人):1回40mg、単回吸入または1回20mg、2日間

・ザナミビル(リレンザ):吸入
治療:1回10mg、1日2回、5日間
予防:1回10mg、1日1回、10日間

・ペラミビル(ラピアクタ):点滴
治療(成人):1回300mg、単回点滴静注

・バロキサビル(ゾフルーザ):錠剤、顆粒
治療(成人):1回40mg、単回投与
予防(成人):1回40mg、単回投与

上記のように多種の薬剤がありますが、年齢や重症度、投与経路の点を考慮して薬剤が選択されます。医療機関によって取り扱っている医薬品は異なります。予防投与は「インフルエンザウイルス感染症を発症している患者の同居家族又は共同生活者である下記の者を対象」①高齢者(65歳以上)②慢性呼吸器疾患又は慢性心疾患患者③代謝性疾患患者(糖尿病等)④腎機能障害患者となっており、費用は診察代、薬剤代含めて全部が自己負担となります。予防投与は誰にでも適応となるわけではないので、インフルエンザを予防するにはワクチン接種が推奨されています。当院でも1月中は予約なしでインフルエンザのワクチン接種が可能です。

まだまだ寒い日が続きますが、引き続き手洗い、うがい、マスク着用等の基本的な感染対策をして、新型コロナウイルス感染症、インフルエンザに感染しないよう注意しましょう!

薬剤部

【山陽新聞メディカ263号 当院平成脳ドックセンター 江原英樹センター長の記事が掲載されました】

【山陽新聞メディカ263号 当院平成脳ドックセンター 江原英樹センター長の記事が掲載されました】

令和5年1月16日(月)付けの山陽新聞朝刊 岡山医療ガイドメディカVol.263「予防から始めよう①」に平成脳ドックセンター 江原英樹センター長の記事が掲載されました。是非ご一読下さい。

秘書・広報課

1月17日。今日は何の日?

カテゴリー: 訪問看護ステーション | 投稿日: | 投稿者:

1995(平成7)年1月17日、阪神・淡路大震災が発生しました。
この災害では学生を中心としたボランティア活動が活発化し、日本のボランティア元年と言われました。
これをきっかけにボランティア活動への認識を深め、災害への備えの充実強化を図る目的で「防災とボランティアの日」に制定されました。

また、阪神大震災ではボランティアの炊き出しで被災者が励まされたことから、いつまでもこの善意を忘れない為、この日を「おむすびの日」としたそうです。

訪問看護ステーションでもご利用者様の安否確認表を作成したり、日常的に医療・介護を継続して受ける必要がある方へ、主治医や内服薬、また医学的処置の内容を記入した緊急連絡カードを作成、配布しています。
各ご家庭でも、家具の置き方、食料・飲料などの備蓄、非常用持ち出しバッグの準備、安否確認方法、避難場所や避難経路の確認等、災害に備えた準備をしておきましょう。

まだもう少し寒い日が続きます。みなさま体調に気を付けてお過ごしください。

訪問看護ステーション N

元気に一年のスタートを

こんにちは。ケアセンターショートステイです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ケアセンターショートステイではお正月に毎年恒例となっている
絵馬の製作を行いました。
皆さん、思い思いの願い事を書かれていました。
願い事が叶うといいですね。

寒い日が続き、コロナウイルスもインフルエンザも
連日猛威を振るっていますが元気に1年のスタートをきれるといいですね。

倉敷在宅総合ケアセンター ショートステイ 介護福祉士 K

ノロウイルス

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

新年明けましておめでとうございます。コロナウイルス、インフルエンザウイルス、ノロウイルスなどが流行し、様々なウイルスが蔓延する世の中ですね。

岡山県では、2022年12月1日に『食中毒(ノロウイルス)注意報』を発令しています。
冬の感染性胃腸炎の原因は、ノロウイルスなどのウイルスによるものが多いと言われています。手洗いの徹底や、下痢便・嘔吐物の適切な処理など、感染予防と拡大防止に努めましょう。
ノロウイルスは、秋から冬(11月~3月)に、乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層で急性胃腸炎を起こすウイルスです。糞便などを介した人から人への感染のほか、飲食物を介しての感染もあり、食中毒を引き起こすこともあります。100個以下の少ない量でも感染が成立する、非常に感染力が強いウイルスです。コロナウイルスのイメージで、ウイルスはアルコール消毒をすれば大丈夫と思われがちですが、ノロウイルスに関してはアルコールの効果は低いとされています。

1.最も大切なことは手を洗うことです。特に、排便後や、調理・食事の前には、石けん
と流水で十分に手を洗いましょう。
2.嘔吐物や下痢便にはウイルスが大量に含まれています。処理するときは、処理をする人自身が感染しないように気をつけましょう。使い捨ての上着やマスク、手袋、ゴーグルなどを着用し、下痢便、嘔吐物をペーパータオル等で静かに拭きとった後、塩素系漂白剤で浸すように床を拭き取り、その後水拭きをします。拭き取りに使ったペーパータオル等はビニール袋に入れ、密封して捨てることをお勧めします。また、処理をした後はしっかりと流水で手を洗いましょう。
3.嘔吐物や下痢便で汚れた衣類は、ウイルスが飛び散らないように汚物を除去し、85℃で1分間以上の熱水処理または次亜塩素酸ナトリウムで消毒しましょう 。 嘔吐物は思った以上に遠くまで飛び散ります。ウイルスが残らないように、塩素系消毒剤(次亜塩素酸ナトリウムを含む家庭用漂白剤の場合は約200倍程度に薄めて)で広い範囲を確実に消毒しましょう。
4.食品は中心部まで十分に加熱(85~90℃で90秒間以上)
しましょう。

 

参考:2022/23年 感染性胃腸炎情報 – 岡山県ホームページ(感染症情報センター) (pref.okayama.jp)

 

臨床検査部 H.M

尿もれの予防や対策について

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

皆様こんにちは。寒い日々が続いていますがいかがお過ごしでしょうか?
以前尿もれに関わる骨盤底筋や尿もれのタイプについて紹介させていただきました(リンク:2022年8月12日)。今回は実際に予防リハビリで行っている対応や、効果的なトレーニング方法と生活改善についてご紹介いたします。

予防リハビリでは、実際に尿もれが起きる状況や、日々の排尿回数、水分摂取量などを問診票を用いてお伺いしています。約7割の方は、十分な問診をすることで尿もれタイプが分かると言われています。どのタイプの尿もれかが分かれば原因や対策も分かり、症状の改善に役立ちます。

腹圧性尿失禁の症状のある方は、便秘や肥満、運動不足も尿もれの原因と言われています。例えば、腹囲の増加や喫煙による咳嗽は腹圧性尿失禁を悪化させると言われており、食生活の見直しや運動の習慣化が出来るようにアドバイスを行っています。

切迫性尿失禁の症状のある方は“適度”な水分補給も必要です

。過度な水分摂取は頻尿の原因になります。一方で頻尿を気にして水分の摂取量を制限される方もおられますが、水分摂取量が少なすぎると、尿が濃縮となり膀胱を刺激してしまうため、頻尿の原因になっている可能性もあります。また、アルコールや利尿作用のあるカフェインを含むコーヒーやお茶の摂取を控えることも尿もれ改善に効果があります。

また、上記2つのタイプの尿もれ

には、尿もれの予防と改善のための骨盤底筋トレーニングも有効です。骨盤底筋は骨盤の底にある筋肉で排尿や排便をコントロールする役割があります。トレーニング方法についてご紹介しますで、ぜひ実践してみてください。

【骨盤底筋トレーニング】
座位や立位などさまざまな姿勢で行うことのできる運動ですが、余分な力が入りにくい仰向けの姿勢で始めることをおすすめします。

両膝を立てた状態で息を吸いながらお腹を膨らませ、息を吐きながら「尿を止めるように」意識します。
ポイントは①呼吸に合わせて行うこと②お腹に力を入れていきまないことです。はじめはうまく動かすことが出来ないことも多い運動ですが、約8~12週間トレーニングを継続していただくことで効果が現れてくると言われています。

このように、予防リハビリでは尿もれの相談をいただいた時は、骨盤底筋トレーニングや生活改善に取り組んでいただいたり、痛みや出血等の症状に応じて医療機関への受診をお勧めしたりしています。内服薬などで効果が得られる場合もあります。

また、尿もれケア用品についての情報提供も行っています。さまざまな種類があり何を使用したらいいのか分からないと悩まれている方も多いため、尿もれが起きる状況や量に合わせて適切な商品を紹介しています。
なかには尿もれケア用品を使用することに抵抗感がある方もおられます。尿もれケア用品を使用することで尿もれが改善するわけではありませんが、「もしもの時」に安心でき、「日々の活動を制限しない」ことにつながります。そう考えてみると尿もれケア用品を使用することも前向きな選択肢の一つではないでしょうか。
尿もれは誰にでも起こり得る症状です。一人で悩まず、ぜひご相談ください。

作業療法士 S

◎お問い合わせ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(相談担当 大段) ※営業時間 9:00~17:00

「認知症」って1つの病気?

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

「認知症」って1つの病気みたいですよね.ところがそうではありません.
認知症の「症」の字はそもそも『その原因にな色々な病気があります』という印です.高血圧も,本来「高血圧症」であり,血圧が高くなる病気には色々な原因があります,ということを表しています。
なので「症」がついた病気は,その背後にある病態をしっかり見極める必要が多いのです。
「認知症」の原因も,頻度の高いものから稀なものまで本当にたくさんあります(表1)。
その中でも早期診断・早期治療によって「治る」病気もあります.特に数日から数週間で進んでいくような認知機能障害(認知症)は,「もう少し様子をみようかなあ」ではなくてできるだけ早く病院を受診しましょう。
代表的な病気には,慢性硬膜下血腫,脳血管障害,正常圧水頭症,神経感染症,脳腫瘍,薬剤性脳症,代謝性脳症(高アンモニア血症,電解質異常,等),などがあります。

認知症疾患医療センター センター長 涌谷 陽介

本日1/11(水)は倉敷平成病院の創立記念日

カテゴリー: お知らせ, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

2023年1月11日(水)、倉敷平成病院は創立35周年を迎えました。
当院は1988年に創設者である故 高尾武男が『救急から在宅まで 何時いかなる時でも対応します』という理念を掲げて開院しました。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大や超高齢化社会、人生100年時代など、病院を取り巻く環境は大きく変わりつつありますが、開院当初からの変わらぬ思いを胸に、これからも地域の皆さまを医療・介護の面からお支え出来るよう、そして、40年、50年と愛される病院であり続けられるよう、職員一同歩みを進めてまいります。

介護手当をご存じでしょうか?

カテゴリー: ケアプラン室 | 投稿日: | 投稿者:

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

ブログを読んでくださっている方の中には、日々介護をされている方がおられると思います。
倉敷市にお住まいの方で、介護をされている方に支給される、介護手当をご存じでしょうか。
介護手当
〇支給対象者及び支給要件
(1)市内に6箇月以上住所を有していること。
(2)ねたきり高齢者等を介護した期間が、年度内(4月~翌年3月)において、6箇月以上であること。ただし、前年度分の介護手当の支給を受けていない場合に限り、前年度の介護期間を通算することができます。
※ねたきり高齢者等が医療機関・社会福祉施設・老人保健施設などへ入院(入所)中の期間は、介護期間から除くこと。
※ねたきり高齢者等を複数で介護している場合は、主たる介護者であること。
※介護を業としていないこと。

〇ねたきり高齢者等とは
市内に6箇月以上住所を有し、日常生活を営むうえで、常時、他の者の介護を必要とする状
態が6箇月以上続いている
(1)満65歳以上のねたきり高齢者
(2)満65歳以上の認知症高齢者
(3)満20歳以上の重度の障害を有する者
①身体障がい者手帳 1.2級
②療育手帳A
③精神障がい者保健福祉手帳 1級
のうち別の認定基準に該当するものをいいます。

〇支給額
年額 4万円(年1回支給)

相談窓口は、倉敷市役所 健康長寿課です。細かい認定基準がありますので、介護保険サービスを利用している方は、担当のケアマネージャーに相談してみてください。
ケアプラン室 B

 

通所リハビリ ユニット2でのリハビリ紹介

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。新型コロナウイルスが未だ猛威を振るっておりますが、お健やかにお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

今回は通所リハビリ・ユニット2でのリハビリの様子をご紹介いたします。
 ユニット2では、怪我や病気により日常生活にサポートが必要な方々を対象にリハビリを実施しています。生活の獲得や活動の拡大、生活の中で自分で出来ることが増えるなどを目的に、個別リハビリテーションや、自宅環境の調整、ご家族への介助指導など実施しています。また、リハビリスタッフ、看護師、介護士、相談員、ケアマネージャーなど他職種が密に連携し、在宅での生活が安全に行えるように支援しています。

ユニット2で過ごされる皆様には、マシンを使用し上肢・下肢の筋力強化、レストレーターでの全身耐久性の向上を図る運動を実施しています。また、身の回りの動作に介助が必要で、ご自身での自主トレーニングが難しい方はベッド上での筋力強化やストレッチ、起き上がり、立ち上がりなどの基本動作の練習をメインに行っています。

皆様が安全に、快適な在宅生活が送れるよう、ご本人やご家族からの要望に合わせて身体機能の改善を図っています。更に、自立度が少しでも上がることを目標に、担当リハビリがリハビリのメニューを作成しています。また必要に応じて、住宅改修、福祉用具の検討、アドバイスも実施しています。また、運動習慣が定着できるよう、自宅での自主トレーニング資料の配布や、動作指導も積極的に行っています。

ユニット2では、今後もご自身でできることが1つでも増え、生活の質が改善することを目標にサポートさせていただきます。周りの方々や、スタッフと楽しく会話しながら運動を行い、「今日も通所リハビリに行きたい!」「通所リハビリに行くのが楽しい!」と思って頂けるような環境づくりを行ってきます。「楽しいから運動が続けられる」そんな通所リハビリが今後も笑顔でいっぱいの場所になるようスタッフ全員で日々精進していきます。マスクなしで皆様の笑顔が見られる日が来ることを願いながら、取り組みを継続してまいります。

通所リハビリテーション 理学療法士F

売店休業とリニューアルのお知らせ

カテゴリー: お知らせ | 投稿日: | 投稿者:

倉敷平成病院売店は1月16日(月)より「ヤマザキYショップ 倉敷平成病院店」としてリニューアルすることとなりました。
そのため、明日、1月8日(日)から改装工事のため売店を休業致します。

休業期間:1月8日(日)~1月15日(日)

ご迷惑をおかけしますが、ご理解・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

また、1月16日(月)~1月18日(水)の3日間、リニューアルセールを開催いたします。
是非ご利用ください。

栄養科通信vol.185「食事で寒さに負けない体をつくろう」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

寒い日が続きますね。冬は空気が乾燥し、気温が下がるため体温が低下し、コロナやインフルエンザなどのウイルスに感染するリスクが高くなります。

予防するためには、体を温めること、免疫力をアップすることが大切です。普段食べている食事を少し工夫するだけで寒さに負けない、健康的な体をつくることができるんです。

冬野菜や温かい料理を食べて体をポカポカに!
冬が旬のかぶ、人参、ねぎ、れんこん、さつまいもなどの冬野菜には比較的水分が少なく、体を冷やさず温める効果があります。ビタミンCが含まれているため、免疫力を高め体調を整えます。また、温かい料理を食べることで体が芯から温まり、ポカポカになります。血流を促進させる生姜や唐辛子もおすすめです。しかし、冬野菜だけではいけません。主食、主菜、副菜を揃えることで、エネルギー源となる炭水化物、体を作るもとになるたんぱく質、ビタミンが摂取でき、偏らずバランス良く食べることができ、基礎体力が高まります。

腸内環境を整えて免疫力をアップ
免疫力とはウイルスから体を守って病気を防ぐ機能のことをいいます。体温が下がると免疫力も低下し、体調を崩しやすくなります。納豆、キムチ、味噌、醤油、ヨーグルトなどの発酵食品は腸内環境を整え免疫細胞を活性化させる働きがあるので、免疫力アップにつながります。

日頃の食事に取り入れるため、おすすめはキムチ鍋です。体を温めてウイルス感染を予防し、寒さに負けない体をつくりましょう。

管理栄養士 R.Y

ソーシャル・ジェットラグを知っていますか?

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

平日は仕事に追われ、休日になったらたまった疲れをとるために寝続ける。十分眠ったはずなのに月曜日がだるい、このようなことを経験したことはないでしょうか?実は、ソーシャル・ジェットラグが原因かもしれません。

仕事や学校などがある平日の睡眠と、特に制約のない休日の睡眠との差によって引き起こされる、平日と休日の就寝・起床リズムのズレをソーシャル・ジェットラグと呼びます。朝寝坊した休日は太陽の光の刺激を受けるタイミングが遅れ、睡眠ホルモンとも呼ばれるメラトニンの分泌が遅れたり、分泌が不十分になります。平日とのズレにより、体内リズムも乱れ、日中眠くなったり、眠りたい時間に眠れなくなってしまいます。また休日の2日間朝寝坊しただけで体内時計が30~45分遅れ、月曜日だけでなく平日の前半は眠気や日中の疲労感、集中力の低下が続くという報告もあります。さらに肥満、糖尿病、うつ病などの健康リスクを高める危険性も指摘されています。

【ソーシャル・ジェットラグを防ぐポイント】

・毎日決まった時間に起き、すぐ朝日を浴びる
光によって脳内の体内時計をリセットします。

・毎日朝食を食べる
体の臓器にも朝が来たことを知らせます。特に朝食もたんぱく質(肉、魚、卵などを食べると効果的です。

・適度に運動をする
日中に動くことで寝つきがよくなります。ただし寝る直前の激しい運動は避けましょう。

・寝る前は明るい光を浴びない
蛍光灯やパソコン、スマートフォンなどから強い光を浴びると、メラトニンの分泌が抑制され、脳が覚醒してしまいます。

休日の寝溜めは平日の睡眠不足を補うためについやってしまいがちですが、平日のパフォーマンスの低下を防ぐためにも日頃の生活スタイルを見直してみましょう。

糖尿病療養指導士 管理栄養士 YM

参考:社会的ジェットラグと睡眠
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tits/24/8/24_8_32/_pdf/-char/ja

在宅支援に向けての取組み

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

急に温度も下がり、寒い日が続きますが皆様体調はお変わりないでしょうか?
今回は倉敷老健 入所施設の在宅支援への取り組みのひとつをご紹介したいと思います。
このコロナ禍で面会、外出、外泊制限が厳しい中、入所後の本人の状態が分からず在宅復帰に不安を抱えているケースが多くあります。病院から老健に入所された方は尚更です。
当たり前の事ですが、ご入所の方は住み慣れた我が家・地域へ帰り生活をしたいと思われています。それを実現する為には、ご本人のリハビリ、生活の課題をクリアしていく事はもちろんですが、支援するご家族の方に今のご本人の状態を理解して頂くことが必要だと思います。
老健では主に在宅復帰を視野にいれている方を対象に入所後、1ヶ月位経過したのちに、リハビリ面談と称して、ご家族、担当リハビリスタッフ、相談員で面談する機会を設けています。そこで、現在の身体機能、認知機能、生活の様子等、口頭・書面・iPadを使って動画で分かりやすく伝えるようにしています。
その上で、どの部分は自立で行えており、どの部分に支援が必要か、自宅の住環境を整える方法、さまざまな介護保険のサービスがある事を情報提供させて頂いています。
この面談をする事がご家族の安心材料になり、結果、ご入所の方が望まれる住み慣れた自宅へ帰る事が実現するお手伝いができたらと思います。

倉敷老健 ケアマネジャー T

定期検診を受けて健口で健康な一年を過ごしましょう!

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

あけましておめでとうございます。みなさんはどのようなお正月を過ごされましたか?
今年一年、皆様が周りの方と楽しく美味しく食事をしたり、笑顔でいられる素敵な一年となりますよう、本日は歯科の定期検診のおすすめをしたいと思います。

歯科の定期検診のメリットには以下のものがあります。
①むし歯や歯周病の早期発見ができる。
むし歯や歯周病は重症化するまで症状がでないことも多いです。歯科に定期受診されていると治療回数のかからない初期の段階で異常に気づけることが多いです。
②健康な歯を保つことができる。
歯ブラシでは届かない歯茎の中まで専門的な器具を使ってお口の中をお掃除することで健康な歯を保つことができます。また、それぞれの歯磨きの癖を歯科スタッフが確認することで自分に合った歯磨きの方法を知ることができます。
③口の周りのささいな変化に気づかれやすい。
定期受診をされていると、その方のささいな変化に気づきやすいです。口の中は大きく変わっていないのにむせやすくなったといった場合、口の周りの筋力低下がでてきている場合があります。早めに口の筋力アップトレーニングなどをすることで改善がみられる場合があります。
④歯科治療時の痛みが最小限に抑えられる。
歯科の治療は“痛い”や“怖い”というイメージがありませんか?大きなむし歯があった場合などは麻酔をして歯を削って・・という治療が必要になることもありますが、安定した口の中のメインテナンスではほとんど痛みを伴うことはありません。歯科治療時の痛みを最小限に抑えたいという方こそ、定期的に受診して安定したお口の中を保っていただきたいです。
⑤長期的に治療費が抑えられる。
痛みもないのに定期的に歯科にかかるのは面倒だし、治療費も負担だなと感じる方はいらっしゃいませんか?歯科の疾患は放置すればするほど治療回数がかかり、治療費もかかります。なによりも、一度失った歯は元に戻すことはできません。早期発見、早期治療することで、人生という長期間で見たときに定期検診を受けていた方の方が治療費は抑えられていることが知られています。

みなさんが2023年も、健口で健康に素敵な一年を過ごせますよう、歯科スタッフ一同でサポートさせていただきます!本年もよろしくお願いいたします。

歯科助手H