カテゴリー別アーカイブ: 看護部

令和7年度倫理事例研修会 開催報告

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10月17日(金)、日本臨床倫理学会副理事長の稲葉一人先生をお招きし「令和7年度倫理事例研修会」が開催され、78名の職員が参加しました。

まず稲葉先生より「医療安全と臨床倫理の関係を考える-身体拘束の最小化を素材にして」についてご講演いただきました。

講演の後、「介護サービスの導入についての理解が得られなかった事例(外来)」と、「本人が望む生活状況ではなく、不適切介護とも捉えられる事例(ケアプラン室)」の2事例について、多職種で構成された8グループで検討会を行いました。

どのグループも活発な意見交換が出来ていて、多くの意見や提案が発表されました。
事例提供者、参加者の視野の拡大に繋がり、稲葉先生がおっしゃっていた、“一人で考えるのではなく複数で議論することの大切さ”を実感する事が出来た研修会となりました。

倫理的感性を高めるためにも、多職種で話し合うことは重要であり、患者本位のケアの提供にも繋がります。
今後も倫理コンサルテーションチームとしてアプローチを続けていき、日頃皆さんが感じている倫理的ジレンマの解消にも繋がればと思います。

医療倫理コンサルテーションチーム ケアサポート科 K

 

【令和6年度倫理事例研修会 開催報告】

【第37回消火技術訓練大会参加報告】

カテゴリー: 看護部, 事務部, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

10月3日、倉敷スポーツ公園(倉敷市中庄)にて、第37回消火技術訓練大会(倉敷市消防局・倉敷市防火協会主催)が開催されました。
当院は「消火器女子の部」に出場し、10チーム中 準優勝 という成績を収めました。

今回の大会に参加し、出場に向けた準備や練習を通して、さまざまな貴重な経験をさせていただきました。日常生活の中で消火器を扱う機会はほとんどなく、練習を始めた当初は使い方も分からない状態でした。消防署での説明会では、消火技術訓練大会の概要を伺い、実際に消防の方による模範演技を見学しました。その際、火災現場では「迅速さ」と「正確さ」が何より重要であることを改めて実感しました。

9月に入ってから本格的に練習が始まりましたが、「スピード」と「正確な行動」を両立することは難しく、思うように動けない日もありました。それでも、消防署の方や当院の指導者の方々からのアドバイスをいただきながら、少しずつスピードも上がり、正確な動作ができるようになりました。ペアの方ともお互いに意見を出し合い、本番に向けて意識を高めていきました。

 大会当日は、女子チームのトップバッターとしての出場で緊張もありましたが、これまでの練習の成果を十分に発揮でき、悔いのない競技ができたと思います。消火技術訓練大会に参加できたことはとても貴重な経験でありとても充実した体験になりました。

倉敷平成病院 病棟看護師 N

@kurashiki_heisei

#倉敷平成病院 #消火技術訓練大会 #初期消火 #安心安全 #防災意識 #もしものために

令和7年度下期リスク・感染対策委員会法令研修 開催報告

カテゴリー: お知らせ, 看護部, 事務部 | 投稿日: | 投稿者:

令和7年9月22日(月)に救急棟4階会議室にて「令和7年度上期リスク・感染対策委員会法令研修」が同日開催されました。感染対策の観点から、人数を制限しての開催となり69名の職員が参加しました。

開会挨拶は感染対策委員会委員長 増田先生が、閉会挨拶はリスクマネジメント委員会委員長 篠山先生がご担当されました。

まず、感染対策委員 細田師長より「感染症2025 現場で備える“次の波”」と題し、再興、新興感染症について感染症ごとの感染経路や特徴、注意点、予防策について解説が行われました。ワクチン接種率の低下や海外との交流が再開されたことで感染症が持ち込まれるリスクも高まっていますが、現場での見逃しも大きな要因となっています。感染症の最新情報を確認しながら、チームで備えることで初動対応力を高め、患者さんを守り、職員を守り、地域を守る事に繋がるとお話がありました。

続いて医療安全管理者である加納副部長より「医療安全とコミュニケーション」に関する講義がありました。医療事故を発生させないためには、日頃から意思疎通をしっかり図ることが重要となりますが、医療現場における効果的な情報伝達ツール“SBAR”について具体的な事例を用いて説明がありました。伝えるべき内容や伝える順番・流れが分かり、短時間で効率良く情報伝達できる方法を学びました。

研修に参加して、医療安全および感染対策に関する知識を共有することができたと思います。この研修会は後日動画配信され全職員で知識を共有されます。医療の安全性は、日常の小さな取り組みを積み重ねることによって高められます。職員全体で学びを続けていくことが大切だと感じました。

感染対策委員 ケアプラン室 N

 

令和6年度下期リスク・感染対策委員会法令研修 開催報告

 

 

第35回看護セミナー 開催報告

カテゴリー: 看護部 | 投稿日: | 投稿者:

9月6日(土)、第35回看護セミナーを「未来の看護を創る!DXで変わるケアの質」をテーマに開催し、202名の方にご参加いただきました。会場とZOOMを併用したハイブリッド形式としたことで、看護師だけでなく、リハビリスタッフや事務職員など幅広い職種の参加が得られ、それぞれの立場からデジタルトランスフォーメーション(DX)をどのように業務へ取り入れるかを考える機会となりました。

特別講演では、看護DXに精通され、研修や看護雑誌での連載、大学での講義、看護DX企業のアドバイザーなど幅広くご活躍中の坪田 康佑 先生にご講演いただきました。「業務再構築の波に乗り遅れないDX~未来のケアを見据えた業務改革~」をテーマに、医療・看護の現場におけるDXの基本的な考え方や導入の視点をご説明いただきました。

DXとは単なるデジタル化ではなく、技術を活用して業務そのものを見直し、効率化や質の向上を実現する取り組みであること。また、導入にあたっては、「なぜ必要なのか」「現場の課題は何か」を明確にした上で進めることが重要であり、便利だからと導入するのではなく、誰の負担が軽減され、どのような成果が得られるかを吟味して選択していく必要があることを学びました。

今回のセミナーでは、医療・看護の現場におけるDXの進展を取り上げ、急速に進むデジタル化がケアのあり方や地域連携に大きな変革をもたらしている現状を学ぶ貴重な機会となりました。今後も、実践に結びつく学びを重ね、より良いケアと働きやすい現場づくりの実現に向けて取り組んでいきたいと思います。

看護セミナー事務局 2階病棟師長 K

第35回看護セミナー開催のご案内

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この度、上記日程で『第35回看護セミナー』を開催いたします。
今年のテーマは、『未来の看護を創る!DXで変わるケアの質』です。
当看護セミナーは、当院の職員だけでなく地域の方々と共に看護や介護について学ぶ機会として、途切れることなく開催しております。今年度は、会場とZoomを併用したハイブリッド開催といたしました。活発な意見交換・交流が行えることと期待しております。

DXに精通されている坪田先生を講師にお招きし、ご講演いただきます。
働き手の減少によりDXを活用した業務効率化を行いながら、質の高いケアを実現していくために、
看護師のみならず他職種にとっても参考になる内容となっと選ります。

入場無料でどなたでもご来場いただけます。
是非皆さんご参加ください。

〇日時:令和7年9月6日(土) 14時~16時(受付:14時~)
〇場所:倉敷平成病院 救急棟4階 会議室
〇内容:特別講演
    業務再構築の波に乗り遅れない看護DX
    ~未来のケアを見据えた業務改革~
    一般社団法人日本男性看護師会 代表理事 坪田康佑先生

〇お問合先:倉敷平成病院看護セミナー事務局
〒710-0826 倉敷市老松町4-3-38
TEL:086-427-1111 FAX:08-427-8500
e-mail:heisei@heisei.or.jp

〇お申込みはこちら Googleフォーム(リンク)

※テーマにご興味をお持ちの方でしたら、どなたでも参加頂けます。
8月11日締め切り、要お申込 詳細はお問い合わせください。

ご来場をお待ちしております。

看護セミナー事務局

ポスターPDF

【第17回くらしきみなみ文化祭 参加報告】

2025年6月21日(土)に倉敷南小学校で開催された「第17回くらしきみんなみ文化祭」に、当院リハビリテーション部 理学療法科から5名、看護部から2名、事務から1名の計8名が参加しました。

会場には、防災グッズや、地域の皆さんが制作された作品展示、楽しい遊び体験コーナーがあり、子供から大人まで楽しめる内容でした。

倉敷平成病院のブースでは、リハビリテーション部から、バランスチェックとしてファンクショナルリーチテスト、握力測定、片足立位保持、5回立ち上がりテスト等を行いました。看護部からは、「骨の健康度チェック表」を用いた骨の健康セルフチェックを行い、骨粗鬆症予防に関するポイントをお話させていただきました。お子さんからご高齢の方、約150名の方々にご参加いただき、健康への関心の高さを実感することができました。

私は今回が初めての参加でしたが、地域の皆さまの健康意識の高さに触れ、大変貴重な経験となりました。今回の文化祭での体験が、皆様の運動や健康づくりに関心を持つきっかけとなれば幸いです。

最後になりましたが、この度当院のコーナーにご参加くださった皆様、くらしきみなみ文化祭運営スタッフの皆様、貴重な機会をいただきありがとうございました。

リハビリテーション部 理学療法科 I

【株式会社セレマ様よりご寄贈いただきました】

カテゴリー: 看護部, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

この度、株式会社セレマ様より、今年の4月に入職した新人看護師に対して、バインダーファイルやハサミなど、看護業務に役立つグッズをプレゼントしていただきました。
4月23日(水)に看護部を代表して岡本看護部長が贈呈品を受け取り、新人看護師全員にお渡しいたしました。

温かいご支援とご厚意に、心より感謝申し上げます。
セレマの皆様、誠にありがとうございました。

広報課 Y

阿知須共立病院さんが倉敷平成病院のナースコール見学に来院されました

カテゴリー: 看護部, 事務部 | 投稿日: | 投稿者:

当院は全国的にもかなり早い段階でナースコール(NC)をPHSからスマホへ切替を行っており、毎年、病院見学のご相談を頂いています。今回は、システムベンダーを通じて、山口県の阿知須共立病院より3月26日に当院へ見学にご訪問くださいました。
 阿知須共立病院では既にメドコム(旧日病モバイル)の仕組みが稼働中であるとのことでしたが、システムの更新検討に伴い、切替を考えているとのことで当院のシステム(Acute)の運用状況についての確認に来られました。
またナースコール機能も有しているが、院内の携帯電話としての用途を主として使用されているとのことでした。
メドコムの仕組みは所謂クラウド環境での仕組みとなっており、院内においては電波状況の問題が課題とのことでした(毎年、近隣で大型のフェスが開催されることもあり、その際には通信そのものが繫がりにくくなるとも云われていました)
一方、当院のAcuteは院内にサーバーを設置するオンプレミス型の仕組みで、電話交換機(PBX)と連携させての運用環境となっています。このため、院内での通信環境には問題はありません。
双方の仕組みには一長一短ありますので、病院の運用に合わせて最適な仕組みを構築していく必要があります。

近年ではどの病院に於いても院内外でシームレスにスマホを利用していきたいとの要望が高くなってきています。当院も次のシステム更新時には検討事項でありましたので、お互いの運用状況の情報交換に繫がる良い時間となりました。

また、ナースコールの機能確認では、プッシュツートーク(トランシーバー機能)の有用性についての関心が高いこと。スマホ化によって写真・動画による医師との情報共有が簡便に行える様になり『医療の質の向上』に繫がっていることを再認識させて頂く場にもなりました。

今回の病院見学が阿知須共立病院のより良いシステム構築の一助になれば幸いです。

医療事務部 副部長 S

2024年には高梁中央病院さんが当院のナースコールシステムを見学にこられました。

2023年には寺岡記念病院さんが当院のナースコールシステムをご見学にこられました

 

【褥瘡足病変対策委員会 令和6年度 下半期勉強会 開催報告】

カテゴリー: 看護部, 勉強会 | 投稿日: | 投稿者:

令和7年3月4日、褥瘡・足病変対策委員会主催令和6年度下半期勉強会が開催されました。今回は、外来看護師・木村郁美主任による「フットケア外来(処置)~病棟/老健からの連絡方法について~」をテーマに講義が行われました。

倉敷平成病院では、爪や足趾(そくし:足の指)の変形など、足の問題を専門に診る「フットケア外来」を開設しています。入院病棟や当グループ内の介護施設等からも受診される患者さんがおられるので、受診までの流れや受診後の連携方法について詳細な説明がなされ、理解が深まりました。
また、入院患者に対する「入院時足チェック」について、チェック項目ごとのアセスメントの視点を学びました。いくつかの症例を通じて、適切な介入方法や治癒の経過についても確認することができました。
健康な足を守ることは、ADLの維持や活力ある日常生活を送るために非常に重要です。今後も、健康な足で歩き続けられるよう、多職種で専門的な視点を共有し、足病変の早期発見・予防・治療に努めてまいります。

褥瘡足病変対策委員会委員 4西看護師 S

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【褥瘡足病変対策委員会 令和6年度 上半期勉強会 開催報告】

【院内保育へクリスマスプレゼントを届けました】


12月25日(水)、回復期リハビリ病棟にご入院されている患者さん3名と一緒に院内保育を訪問し、創作のクリスマスプレゼントを届けました。
行く前は、「患者さんたちも喜んでくれるかな」と少し心配していましたが、実際に保育の子どもたちが「ありがとう!家に持って帰るね」と笑顔で喜んでくれる姿を見て「頑張って作ったかいがあった」と、とても嬉しそうにされていました。また、「孫を思い出して可愛い」と話される方もおられ、入院生活でなかなか家族とゆっくり会えない中で、院内保育との交流が心温まるひとときになったようでした。
リースやツリーの制作について、「院内保育の子どもたちにプレゼントする」という目的があったことで、患者さんたちはいつも以上に意欲的に取り組み、達成感を感じながら楽しんでいただけたと感じています。
また来年もこのようなイベントを通じて交流を深められたら素敵だと思います。ご協力くださった院内保育の皆様、代表で受け渡しに行ってくださった患者さん、そして創作を手伝ってくださった患者さんたち、皆様のおかげで素敵なクリスマスとなりました。本当にありがとうございました。
リハビリテーション部 公認心理師 Y

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