月別アーカイブ: 2022年8月

【小児がん経験の小中高生を対象にした食育イベントに倉敷平成病院 管理栄養士が講師をつとめました】

カテゴリー: 栄養科, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

8月28日(日)、就実大学(岡山市中区)にて、小児がんを経験したお子さんの成長過程で問題となる生活習慣病など晩期合併症を知り、予防しようという食育クッキングイベントが開催され、当院小野栄養科科長(管理栄養士)が講師をつとめました。
小児がん患者家族会「あゆみの会」の小中高校生計6名が参加され、栄養バランスの取れた昼食メニューを考案し、共に調理することを通じて、規則正しい食事や生活を整えることが予防には大切だということを紹介しました。
生活習慣病予防のために、魚と野菜を食べる・バランス良く・減塩に慣れるをテーマにしたメニューとして、【おにぎらず・味噌汁(塩分濃度測定)・サバ缶ハンバーグ・サラダチキン・フルーツ寒天】の5品を紹介されたそうです。
「おにぎらずはご飯と肉、卵、野菜をまとめて食べられ、フルーツ寒天もラップで包んで一緒にお弁当として持って行けます。将来一人暮らしをした時のために、簡単に作れてバランスよく食べられるものを考えました。子どもたちは手際よく調理でき、驚きました。作った味噌汁の塩分濃度を測ってみると、0.3~0.7%と薄味で(標準0.8%)、自分の身体は自分で守るという意識があるのだと思いました。」とお話されていました。
料理は子どもたちだけで作り、出来上がりをお弁当箱に詰めて親御さんに見てもらい、一緒に食べられたそうです。

このような活動を通じて、子ども達の力になれればと思います。
この様子は、8月29日(月)の山陽新聞にも紹介されました。

※晩期合併症とは
現在、⼩児がんは治癒する病になってきました。しかし、子どもは発育途中であることなどから、成⻑や時間の経過に伴って、がん(腫瘍しゅよう)そのものや、薬物療法、放射線治療など治療の影響によって合併症が起こることがあります。これを「晩期合併症」といいます。晩期合併症は、⼩児や若年のがんで特に問題となる現象です。
国立がん研究センターHPより)

 

秘書広報課

くじ引き大会 開催

カテゴリー: ケアハウス | 投稿日: | 投稿者:

日々発表される新型コロナウイルス新規感染者数の増減に一喜一憂する今日この頃ですが、ケアハウスでは真夏の風物詩となっている「夏まつり」に代わって、7月29日(金)、コロナ禍での「くじ引き大会」を実施しました。
事務所前のロビーに急遽設置されたくじ引き会場で、初めての試みにご入居の皆様も「何をどうするんかな?」と戸惑い気味ではありましたが、まずは手指消毒をして頂きます。続いて割り箸で作ったくじを引いて頂き、色ごとに決まった豪華景品?を受け取って頂きました。ハズレは無しとして、参加賞をご用意させて頂いたのですが、前半では何故かほとんどの方に「参加賞」ばかり当たってしまい、職員はちょっと焦ってしまいました。それでも、くじを引く際の皆様の真剣な眼差しや、景品を受け取るときの嬉しそうな笑顔が見られ、盛り上がったイベントとなりました。ささやかなくじ引き大会ではありましたが、久しぶりに感じた、この「施設での楽しいひと時」について、ふと、施設の職員としてコロナ以前の懐かしい感覚が蘇るのを感じました。この度は、ちょうど実習中の倉敷中央高校の学生さんも参加され、ご入居の皆様にとって、そして職員にとっても心和むイベントとなりました。
引き続き、コロナ禍での取組みについて、少しでも皆様に前向きな気持ちになって頂けるようなイベントや活動を企画したいと思います。

 

ケアハウス ドリームガーデン倉敷 施設長

今年度入職の言語聴覚士頑張っています

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

皆様、こんにちは。厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

私は今年度から入職した新人言語聴覚士Tと申します。4月から社会人となり4ヶ月が経ち、徐々に業務や職場の雰囲気にも慣れてきた頃ですが、戸惑うことも多く先輩方や同僚に助けられながら日々言語聴覚士として仕事に励んでいます。

今回のブログでは言語聴覚士としてこの4ヶ月で私が感じたことを綴っていきたいと思います。
私は言語聴覚士として患者さんと関わるうちに、障害に目を向けるだけでなく人柄、生活、仕事、楽しみ、生きがいなど患者さんの人生を知ることが大切だとわかりました。

ただ機能改善のために尽力するだけでなく、どうすれば一人一人違う患者さんやご家族の思いに応えていけるか、患者さんのために自分に何ができるかを考え、行動することが私の役割なんだと感じています。

まだまだ未熟な言語聴覚士ですが、初心を忘れず知識や技術を磨きながらより良いリハビリテーションを提供できるよう日々成長していきたいと思います。
最後に、暑さとともにコロナ禍で落ち着かない日々が続きますが、ご自愛いただきますようお願い申し上げます。

リハビリテーション部 言語聴覚士 T・A

第57回のぞみの会だよりー3ー

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

第57回のぞみの会はテーマを
「こんな時こそ、救急から在宅まで一貫した医療・介護を~共に歩む全仁会~」と定めて、実行委員が中心となり、冊子と動画の準備を進めています。

今回は、のぞみの会で人気の「教えちゃいます私の健康法」コーナーを紹介します。

今年の健康法は、コロナ禍での外出制限も緩和されつつある今、全仁会グループ職員から実践している健康法を募集して紹介することとなりました。職員からは100近くの健康法が集まったそうです。

その中のいくつかを、冊子と動画でご紹介します。

動画には〇〇先生も登場予定とか!どうぞお楽しみに。

私の祖母は運動が好きではないので、健康で長生きしてもらうためにもこの健康法を見てもらい、実践できるよう声を掛けてみようと思います。

みなさんもご自身だけでなく、家族や大切な人にも声を掛けて健康法を実践してみてください。健康的にコロナ禍をみんなで乗り切りましょう!!

第57回のぞみの会 4東病棟看護師 S

グループホームのぞみ 洗濯たたみの様子

こんにちは グループホームのぞみです

猛暑の毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか?

今回は、皆様の日常生活について紹介させていただきます。
グループホームのぞみでは、日常的にご利用の方と一緒に洗濯物たたみを行っています。

「職員が畳んでいると手伝おうか?」とご利用の方々が自発的にお声掛けしてくださいます。

洗濯ものたたみは、家事の中でも一般的で、皆さま毎日されていたということもあり、とても手際良くたたまれます。

そして、いつも綺麗に畳んでいただけるので大変感謝しています。

ところで、洗濯物について調べてみると最近は衣類を脱いだら、裏返しのまま洗濯機に入れるそうです。

洋服の外側につく汚れより、内側につく皮脂などの汚れのほうが多いからというのが理由のようです。

私など、小さい頃は脱ぎっぱなしで裏返しにして洗濯機に入れると、よく注意された事を思い出します。

当グループホーム のぞみ家では、洗濯物をベランダに干して乾かしていますが、一般的に

天気がよくカラッとした日に外干しした場合の 洗濯物が乾く時間の目安は
春:5時間前後 夏:2~3時間 秋:5時間前後 冬:6時間前後とのことです。

まだまだ厳しい暑さが続きますが、体調管理に気をつけながら支援させていただきます。

今後も明るく楽しく元気な「のぞみ家」を目指して盛り上げていきます。

ピースガーデン倉敷 4階  グループホームのぞみ I

ご存じですか?エンジョイクリミールについて

暑さの厳しい日々が続いていますが、皆さんいかがお過ごしですか?
私は、8月から産休・育休を経て職場復帰しました。今まで自宅では、涼しい部屋で過ごし、コロナ禍もあり外出を控えていたため、久しぶりの外の暑さに身体はバテバテです(笑)
元気に過ごすためには、日ごろの食事、特に栄養面が大事だなと感じている今日この頃です。

今回は、倉敷平成病院の売店でも取り扱いをしている栄養補助食品「エンジョイクリミール」についてお話します。
エンジョイクリミールは、紙パックに入っており、1パック125ml入りで200kcal.(おにぎり約1個分)摂取でき、たんぱく質や食物繊維などバランス良く配合されています。
味は8種類あり、そのまま飲む以外にも、ひと手間加えて食事に取り入れることも出来ます。
「食欲がない」「食べられる量が減ってしまった」など、食事・栄養面が気になる方におススメです。

栄養補助食品には、ドリンクタイプだけでなく、ゼリーやゼリー飲料など様々な形状の物が販売されています。上手に活用して、エネルギーを補給し、元気に今年の夏も乗り切りましょう。

福祉用具 O

水害訓練

カテゴリー: グランドガーデン南町 | 投稿日: | 投稿者:

最近の天気は変わりやすく、いきなりスコールのように、集中的に降ることが多くなったように思います。
今年は線状降水帯の発生により東北で大きな被害がでました。
いつどこで同じようなことが起こるかわかりません。これから台風シーズンが到来します。

当施設でも水害訓練をおこない日々の備えをしっかりおこなっています。いざ、水害が発生した時、落ち着いて、避難行動がとれるように日々の防災意識をもって業務にあたりたいと思います。

グランドガーデン南町 S・M

非侵入の鍼治療でうつ症状改善

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

40代女性の患者さんが、不安、不眠、動悸などの症状で当鍼灸院に訪れました。
患者さんは幼い時から神経過敏があり、14歳に過敏性大腸炎、16歳に顔面の痺れ感、21歳にうつ、24歳に月経前不快気分障害(PMDD)など、それぞれ診断されました。長期にデパス、デプロメールなどの抗不安、抗うつ薬を服用しています。
来院時に主に訴えた症状は、不眠、不安、動悸、上半身のほてり、顔の痺れ感、便秘、足の冷えなどでした。
鍼灸理論から診れば、患者さんの体質は「脾虚中寒、肝気鬱滞、肝脾不調」だと考えられます。これに対して、足太陰脾経と足厥陰肝経のツボを取って鍼を刺すつもりでしたが、患者さんは鍼の刺入に恐怖を感じるので、非侵入性治療法(皮膚表面での施術)を実施することにしました。
お腹の冷えを治療するために、まず臍を中心にして温灸を実施しながら、前腕部、下腿の太陰経、厥陰経、陽明経、少陽経を沿って皮膚表面での摩擦鍼を実施しました。その後、背部の太陽膀胱経を沿って摩擦鍼を行いました。
治療後、患者さんが来院時の緊張感がすでに無くなり、気持ちが大分落ち着くようになりました。2週間後、再度来院した時、前回治療後、不安、不眠、動悸、ほてりなどの症状は殆ど改善されたと教えてくれました。治療効果を維持するために、その後、鍼灸治療をやめて、治療費の負担が比較的軽い漢方治療に切り替えました。
非侵入性皮膚摩擦鍼は主に鍼の刺入に怖がる子供たちに使いますが、この症例では大人に使っても良い効果が得られました。

ヘイセイ鍼灸治療院  甄 立学

人生会議

アドバンス・ケア・プランニングという言葉をご存じですか?アドバンス・ケア・プランニング(ACP)とは、「もしもの時のために、あなたが望む医療やケアについて、前もって考え、繰り返し話し合い、共有する取り組み」のことです。厚生労働省ではアドバンス・ケア・プランニングの愛称を「人生会議」としています。

命の危機が迫った状態になると、約70%の人が、医療やケアの方針を自分で決めたり、希望を人に伝えたりすることが、出来なくなると言われています。その命の危機が、いつ訪れるのかを予測することは困難です。そのため、自らが希望する医療やケアを受けるために、大切にしていることや望んでいること、どこでどのような医療やケアを望むのかを自分自身で前もって考え、家族や周囲の信頼する人たちと話し合い、共有することが重要です。自身で考え、その思いを家族や信頼する人に伝えることで、自分自身の望む医療やケアを受け、最期を迎えることが出来るのです。

しかし、日本人の約半数以上は、自分の死が近づいた場合の医療について家族等とまったく話をしていない、というデータがあります。ぜひ、身近な人たちと自分自身の望む生き方、医療やケアの受け方、最期の迎え方について話し合ってみてください。心身の状態や時間の経過によって意思が変化することがあるため、何度でも、繰り返し考え、話し合うことが必要です。ACPを行うきっかけとなるようにと、ノートやパンフレットを作成している自治体もあるので、活用してみてはいかがでしょうか。

ACPが広く周知され、少しでも多くの人が自身の望む人生を送ることが出来たらと思います。

そして、医療者としてそのお手伝いが出来ればと思っています。

厚生労働省ホームページより:「人生会議してみませんか」

 

地域医療連携センター チョロQ

コロナ禍での気分転換について

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

新型コロナウイルスが流行し始め、感染対策や行動制限が伴う生活になり、約2年半経ちました。流行り始めから比べれば多少制限が緩和されてきていますが、先が見えない中、振り回される日々が相変わらず続いています。

そのような状況でストレスが溜まり、不調をきたしている方も多いのではないでしょうか。
人間ドックにおいても身体の異常はないのになぜか体調が優れない方も多いと聞きます。
精神的ストレスは身体へも影響を及ぼしてしまうため、早め早めに気分転換しておきたいものです。

私の普段のストレス解消法は、旅行でいろいろな場所へ行ったり、今までに経験したことのない事を経験してみたり、気の合う友達と他愛もない話をしたりすることですが、残念ながらなかなか出来ていません。
そんな中、新しい気分転換の方法を見つけました。「好きなもの」に触れることです。旅行で利用する空港や飛行機が大好きなので、デッキに飛行機を見に行って元気をもらいます。

また、県外や海外へもなかなか行けない代わりに、県内のタウン情報を調べて散策することでいろいろ魅力的な場所がある事を発見できるようになりました。
自分の「好きなもの」に改めて気づき、気分転換の方法をいくつか見つけておく事も健康管理において必要な事ではないでしょうか。

今は様々な事を潔く諦め、感染が収束した後にやりたいことをピックアップして準備しておこうと思います。

ドックセンター I

 

 

熱中症に気を付けましょう

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

猛暑の毎日でございますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
暑い日に気を付けたいものの一つに熱中症があります。

熱中症の原因は、体温が上昇して体温調節機能のバランスが崩れ、体内に熱が溜まってしまうことです。重症の場合には死に至る病気であり、医療者の判断により入院が必要です。

まずは熱中症アラートなどを参考にして熱中症にならないように気を付けていただき、もし周りに疑わしい人がいれば下図を参考に対処してみてください。

※参考: 環境省 熱中症予防情報サイト 普及啓発資料より

 

放射線部 ろん

平和の願いを込めた千羽鶴

リハビリステーション ピースでは社会活動として、8月15日の終戦記念日に向け平和を願い、ご利用方々と千羽鶴を折りました。
普段折り紙をされない方も、主旨を説明すると今回は黙々と折っておられたり、「どうやって鶴を折るか分からない」という方には折り方の見本を用意してそれを見ながら職員と一緒に折ったり、当時の話になると表情が変わり昔の事をたくさん教えてくださったりと、ご自分のペースで折鶴を作っていただきました。

千羽の折鶴に針を使って糸を通すのもご利用の皆様にご協力いただき、「大丈夫かな、見えるかな」そんな言葉も束の間!針を持ったらみなさん真剣な表情で取り組まれ、千羽鶴が完成しました。千羽という目標に向かって毎日コツコツと折ってくださり、一つの目標に向かってリハビリステーション ピース一丸となることが出来たことを嬉しく思います。

最後には平和のピースとリハビリステーション ピースのピースをかけて、みんなでピースサインの達成感の溢れる記念撮影となりました。完成した千羽鶴は8/11にライフパーク倉敷に展示され、その後、広島平和記念公園へと届けられました。リハビリステーション ピースから平和への願いが届きますように。

                                    理学療法士 S

薬剤師になるまでの道のり

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

今年は梅雨明けが早く、長い夏になる予想で、6月下旬から猛暑日が続き…
この先どうなることかと心配していれば、今度は7月中旬から梅雨に逆戻りしたかの様な大雨続き…
異常気象に振りまわされたひと月でした。

早いもので今年の4月で私も薬剤師4年目を迎えました。
みなさんは薬剤師になるまでの道のりをご存知でしょうか?

薬剤師になるためには薬剤師国家試験に合格する必要があります。
受験資格は、薬剤師法により6年制の大学(平成18年度から薬学部は6年制)で薬学に関する正規の課程を卒業した人に限定されています。そのため、薬学系の大学に入学し、6年間勉強し卒業する必要があります。
薬学部では、有機化学や無機化学など化合物に関する基礎的知識をはじめ、体内で薬がどのように作用するかといった知識、病気やその治療についても学びます。また病院と薬局で約5ヶ月間の病院薬局実務実習が行われています。
薬剤師国家試験は、例年3月に2日間の日程で実施されています。受験科目としては物理・化学・生物、衛生、薬理、薬剤、病薬・薬物治療、法規・制度・倫理、実務となっています。
薬剤師国家試験に合格すると、申請により厚生労働省の薬剤師名簿に登録され、厚生労働大臣から薬剤師免許が与えられます。
卒業後の進路としては病院・薬局などの医療機関だけでなく、医薬品・化粧品などのメーカー、医薬品販売業、医療・衛生行政官庁、教育機関などがあります。

医療機関だけでなく、様々な分野で薬剤師が活躍しています。
薬剤師の仕事について少しでも興味をもっていただけると幸いです。

薬剤部 MM

参考:岡山県薬剤師会ホームページ

今日は何の日?

カテゴリー: 訪問看護ステーション | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは! 毎日毎日、真夏日の中で感染症や熱中症対策をしながらの生活が続いていますが、ちょっと気分転換。「今日は何の日なぞなぞ」の出題です‼

問題1 学校の中で怖い話をする場所は?

問題2 学校の中で歳をとってしまう場所は?

※答えは一番下にあります。

8月16日は「月遅れ盆送り日」(京都の五山送り火や長崎の精霊流しが有名)。「女子大生の日」(日本初の女子大生が誕生した日)。等あるそうで、学校にちなんだ問題でした!365日、何かの日があるってすごいですよね。
今日は何の日かな、去年の今頃は何をしていたかなと思っていると、ふと私の同級生を思いました。倉敷市真備町で訪問看護や介護事業所を立ち上げて頑張っていた彼女達は、2018年7月の西日本豪雨で被災。その経験を一冊の本にまとめ今年出版しました。「もし自分の周りに困っている人がいたら助けてあげて」また、「夢を持ってつらぬいて」という言葉を口にしていました。
なかなか人との関わりを充分にしにくい状況が続いています。小さな事、ひとこと声をかけるだけでも誰かの助けになる事があると思います。まずは自分自身の心と身体を休ませリフレッシュして、明日の自分や日々を想像しながら、ちょっと優しい気持ちで過ごしていきましょう!

参考:介護求人ナビ・災害看護でまちづくり 著 片岡奈津子

問題1 答え:階段=怪談、問題2 答え:廊下=老化

訪問看護ステーション Y

 

倉敷在宅総合ケアセンターショートステイ 夏祭り2022 開催のご報告

倉敷在宅総合ケアセンターショートステイでは「みんなで楽しもう 夏祭り2022!」と題し、8月7日に小規模ながら夏祭りを開催しました。
感染対策を行い、夏祭り実行委員たちによる盛りだくさんの内容を企画しました。

新入職の職員が浴衣に着替え司会を担当しました。ご利用の方から「かわいいな」との声をいただき、緊張の表情が和んでいたのが印象的でした。新入職員は皆さんに支えられて成長しているんだなと実感した場面でした。

企画では生ギター演奏魚釣り釣れた魚クイズスイカ割り大会ビンゴゲームなどでしたが、皆さんのマスク越しの笑顔がみられ、久しぶりの楽しい行事でした。
生ギター演奏では懐メロなど皆さんの思い出の曲が流れると、手拍子などで盛り上がり一体感が生まれました。また、魚釣りやスイカ割り大会などでは、普段とは違う活発な動きが見られ「楽しい!」は能力を発揮するんだなと納得しました。

最後にご利用の方々からは夏祭り実行委員に対して「お礼を言いたい」とのお言葉もいただきました。

感染拡大が連日報道され、社会情勢も厳しいものがありますが、皆様と一緒に楽しいひとときを過ごすことができました。
当日は立秋、とはいえまだこれからが夏本番、厳しい夏をみんなで乗り切り、また、来年も利皆さんと夏祭りを迎えられますことを願っています。

倉敷在宅総合ケアセンター ショートステイ 看護師 K・T

第57回のぞみの会だよりー2ー

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

コロナの拡大が続き、感染者が増えると胸が痛みます。8月に入り暑いとは思いますが、マスクを付け少しでも自分の身の安全を守る行動をお取り下さい。

第57回のぞみの会だよりの2回目です。

今回は勉強会についてのご案内です。今回の勉強会では涌谷先生による「『もの忘れ外来』ってどんなところ?」と増田先生による「耳鼻科で診るめまい」の2題を予定しています。」

「もの忘れ外来と聞いてもあまりピンと来る方は少ないかもしれませんが、身近に聞く「認知症」の早期発見・早期治療していく場所でもあり、それらについてわかりやすくお話いただけます。

またもう1つの講義ですが、誰もが一度はめまいを経験していくと思います。めまいにも種類があり、耳鼻科で診るめまいにはどのような症状があるのか増田先生がわかりやすく説明してくださります。

現在、冊子や講演の準備を進めております。どうぞお楽しみに

第57回のぞみの会 実行委員 4階東病棟看護師 EY

室内での熱中症に注意!

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

蒸し暑い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
8月に入り、毎日のように熱中症のニュースを見かけるようになりました。
熱中症といえば屋外の暑い場所が思い浮かびますが、実は自宅での発症が1番多いと言われています。

室内で過ごしているから大丈夫と思っていても、温度の変化に気が付いていないだけで、部屋の温度がぐんぐん上がっていた、なんてことがあります。特に、高齢者の方やお子さんがいらっしゃるご家庭では注意が必要です。

熱中症にならないために、どんなことに気を付ければいいのでしょうか?

○ 室内でも熱気や湿気がこもりやすいところは要注意
お風呂場や洗面所、家の2階は熱や湿気がこもりやすくなっています。窓を開けたり、冷房を利用するなどしましょう。冷房の設定温度は24~28℃を目安に、28℃でも暑く感じる場合は少し低めに設定してみてください。また、湿度が高いと汗の乾きが遅くなり、からだの熱を逃がしにくくなってしまうので、部屋の湿度にも注意が必要です。

○ 入浴後の脱水に注意
入浴により約800mLの水分が失われてしまいます。(41℃で15分入浴した場合)
入浴前後の水分補給が大切です。

○ 気づかないうちに脱水になっていることも
発汗以外に皮膚や呼吸を通して水分を失っています。これは不感蒸泄といい、汗をかいていなくても水分補給が必要です!冷房の効いた室内ではのどの乾きを感じにくくなるかもしれませんが、こまめな水分補給を心がけましょう。(不感蒸泄:体重60kgの人が平熱、室温28℃の環境で1日に900mL)

○ お茶やビールでは水分補給になりません!
お茶やアルコールには利尿作用があり、からだの中の水分を外に出してしまうため水分補給には適していません。また、汗にはナトリウムなどのイオンも含まれているため、水だけでなくイオン飲料や経口補水液を取り入れることも大切です。

体調が悪いときは無理せずしっかり休むということも熱中症予防のひとつです!
今年の夏はコロナによる行動制限が緩和され、久しぶりに家族に会いに行ったり、数年ぶりの花火大会など楽しいことが待っている方も多いのではないでしょうか。コロナ対策も大切ですが、しっかり熱中症対策もして楽しく夏を乗り越えましょう!

参考:大塚製薬 熱中症からカラダを守ろう

臨床検査部 MU

尿もれを改善させて心も体も健康に

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

連日の猛暑ですが、いかがお過ごしでしょうか?

先日、リハビリで関わらせていただいているご利用の方で、尿もれに悩まれている方がいらっしゃいました。
尿もれは生命に直接影響するわけではありませんが、クオリティー・オブ・ライフ(QOL:生活の質)を大きく低下させてしまいます。
尿もれにつながる行動を避け、突然の尿意を不安に感じ旅行や外出を控えるなど、精神的な苦痛や日常生活での活動性低下をもたらす可能性があります。年齢的なものだから、恥ずかしいからなど、と相談せずに悩まれている方は多いのです。

尿もれには様々な症状があり、大きく別けると次の4つに分類されます。

(1) 腹圧性尿失禁
重い荷物を持ち上げた時など、お腹に力が入った時に尿が漏れてしまう

(2) 切迫性尿失禁
急に尿がしたくなり、我慢できずに漏れる

(3) 溢流性尿失禁
自分で尿を出したいのに出せないが、気付かないうちに尿が少しずつ漏れ出てしまう

(4) 機能性尿失禁
排尿機能は正常だが、脳卒中や骨折による身体運動機能の低下により、トイレまでの移動に時間がかかる、認知症のためトイレで排尿することが理解できないなどが原因で起こる

尿もれの種類によって対応方法は様々です。
私が関わらせていただいたご利用の方は腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁の症状がある混合性尿失禁に当てはまり、有効とされている骨盤底筋訓練を個別リハビリで行わせていただきました。
骨盤底筋は骨盤の底に位置する筋肉の総称で、視覚的に確認しにくい場所にあります。そのため、リハビリ職員によりその方が運動をイメージしやすい声かけ、効果的に目的の筋肉が働きやすくなるように姿勢の調整などをしながらトレーニングを行いました。
また、ご利用の方が自宅でもトレーニングが行えるよう、生活場面(家事の合間に行える、座ったまま行える)で取り組める運動方法についても指導させていただきました。
その結果、自身でトレーニングが継続して行えるようになり、「トイレに行く回数が減った」、「リハビリで尿もれを気にせず運動することができた」と効果を実感し喜んでくださいました。

今回は尿もれにお悩みの方への関わりを紹介しましたが、予防リハビリでは、様々な取り組みを通してご利用の方の健康維持・向上を目指しています。見学は随時受け付けておりますので、尿もれにお悩みの方や予防として自分に合ったトレーニング方法を知りたい、他のプログラムも気になるなど、興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。

作業療法士 S

◎お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(相談担当 大段) ※営業時間 9:00~17:00

8月7日は「鼻の日」です

カテゴリー: 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

毎日暑い日が続きます。今日は8月11日「山の日」ですが、8月7日は立秋でした。さて日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は、昭和36年以来、毎年8月7日を「鼻の日」と制定し鼻の病気や健康管理に対する啓発を行っています。

耳鼻咽喉科では、主に耳・鼻・喉に関する疾患を治療しますが、大人の鼻に関する疾患書き上げてみると花粉症や慢性副鼻腔炎等になるそうです。くしゃみ、鼻水、鼻づまりがつづく・・・等の症状でかかる方が多くおられます。

また、鼻出血(鼻血)は高齢者と子供に比較的多く見られます。鼻血のほとんどは、キーゼルバッハ部位(鼻の中の仕切りの粘膜の前の方、ちょうど小鼻の内側あたりには、毛細血管が網の目のように密集した部分)が傷ついて出血することによります。キーゼルバッハ部位は転んだりぶつかったりすることで傷つくこともあれば、鼻を指でほじったり、鼻を強くかんだりした時でも場合によっては出血します

鼻や顔のできものやガンの可能性もありますので、鼻出血が続くようでしたら耳鼻科を受診してください。

倉敷平成病院 耳鼻咽喉科の外来担当表はこちら

秘書広報課

 

今年も暑中見舞い

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

デイサービス ドリームでは、今年も暑中見舞いを書きました。
昨年もこのブログで紹介しましたが、昨年の暑中見舞いが思わぬ反響で、受け取ったご家族やご友人,書いたご本人と共に喜んで頂き、ぜひ、今年も…と考えておりました。
昨年ははがきを手作りしましたが、今年は市販のはがきを用意しました。皆さんもご覧になったことがあるかもしれませんが、最近は、すごく可愛らしいはがきをたくさん売っています。数種類のはがきの中から、お好きな柄を選んで頂きました。皆さん、『うわ~。どれも可愛いなー。どれがいいかなー。』と、書く相手を思い浮かべてはがきを選んでおられました。
『毎日暑いですね。体に気をつけて』
『お誕生日が近いですね。おめでとう』
『コロナが明けたら、ゆっくり会いましょうね、楽しみにしています』
『私はデイサービスへ通って、リハビリをしたり皆とおしゃべりしたり、楽しく過ごしています』
など、近況を伝えたり、相手を思いやった言葉が並んだり…
やはり、自筆のお手紙は良いですね。
相手を思い浮かべて考えながら、一言一言、丁寧に書いておられました。

はがきをポストに投函して数日経つと、今年も嬉しい声が聞こえて来ています。
『すごく喜んでもらえて、書いて良かったよ。』
『すぐに連絡があった。』
と、涙を浮かべて喜ばれていました。

これは、毎年続けていきたいな…と考えています。

デイサービスドリーム 介護士 K

認知症予防って?

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

最近,認知症の「予防」ってよく見聞きすることがありますよね。

「○○予防」というと、その病気にならないための「予防」と考えがちです。認知症の場合、もちろん認知症にならない!という予防の考え方も大切です。でも、年齢を重ねれば重なるほど、言い換えれば全身の老化が進めば認知症になる可能性はだんだん高まるので、現時点では絶対に認知症にならない!!という予防法はありません。

医学的にいうと「予防」という言葉は、一次、二次、三次に分けられます。
一次予防は、前記のようにその病気にならないための予防です。
二次予防は、医学的にいうと早期発見・早期対応・早期治療のことを表します。
三次予防は、病気になったとしてもリハビリに取り組んで機能の回復・維持を図ったり、病気の再発をできるだけ防ぐことを表します。


世界的な研究によると、認知症発症の危険因子がだいぶんわかってきています(図1:認知症の12の危険因子)。

認知症の危険因子は、世代によって重み付けが異なっていることもわかってきています。図にあることで思い当たることがあって、将来認知機能をできるだけ維持したいなあという方は、ぜひ生活習慣を見直しましょう。

私個人としては、とてもざっくり言って認知症予防(一次、二次、三次とも)に大切なのは、「ヨボヨボ予防」だと思います。
よぼよぼには、「体」のヨボヨボと「心」のヨボヨボの2つの面があります。
体のヨボヨボは、すぐに想像がつくように手の動きや足腰の動きをしっかり保つことです。膝が痛かったり腰が痛かったりいろいろあるかもしれませんが、そうであっても動かせるところはしっかり動かして、痛みも軽減できるようにお医者さんとも相談していきましょう。

心のヨボヨボは、「あれもたいぎいこれもたいぎい」、「あれもしたくないこれもしたくない」という気持ちをできるだけ遠ざけることが基本です。そんな気持ちが増えていくと、笑顔も減っていくことが多いように思います。
でも、高齢になったり認知機能が衰えたりすると、その気持ちを遠ざけるために周囲の方々の理解とサポートが必要になります。周囲の方々も、思いやりが「重い槍」に、労り(いたわり)が「板割り」にならないように、お互いが心地よく笑顔になれる工夫が必要です。
その工夫がうまくわからない時は、病院や介護スタッフに遠慮なく尋ねましょう。

もう1つとても大切なのは、食事のいろどりです。塩分を控えたいろどりある食事は、体と心のヨボヨボを防ぐのにとても効果があります。暑くて食欲がないからと言って、今日もソーメン明日もソーメン(とつゆ)にならないように、色々な食材を食べましょう。

暑くて暑くてしかもコロナコロナの日々ですが、皆様どうぞ健やかに過ごしましょう!

認知症疾患医療センター センター長 涌谷 陽介

栄養科通信vol.180 「紫外線に負けない食事」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

肌が露出している部分に紫外線がさらされて、赤みや痒みを伴う発疹などの症状がでることがあります。これを光線過敏症といいます。
原因はアレルギーや遺伝、代謝異常などがありますが、原因不明なものが多いとされています。紫外線の対策は外側だけでなく、体の内側からもとても大切です。ここでは食事でケアできる方法をお伝えします。

◎体内から紫外線に負けない肌作り
紫外線は皮膚のタンパク質にダメージを与えて皮膚炎を起こします。皮膚組織を丈夫にしておくことが大切です。皮膚炎は乾燥肌の一種でもあるので、対応食で予防や改善ができます。

●タンパク質食品
肌の材料でもあるタンパク質が不足すると、紫外線によるダメージを補修できません。たんぱく質には動物性と植物性があり、動物性は肉、魚、乳製品。植物性は卵、大豆製品です。

●ビタミンC
シミを薄くする働きやコラーゲンを作ります。水に溶けやすいので、生のまま食べる方がより効率的に摂取できます。

●ビタミンE
血行を良くすることで肌の生まれ変わりを促進します。ごまやアーモンド、油に含まれます。

●カロテノイド
抗酸化力があるので紫外線が強い夏場におすすめです。パプリカ、ほうれん草、人参やトマトに含まれます。

●ムチン(ネバネバ成分)
オクラ、モロヘイヤ、なめこ、もずく、納豆、長芋などがあります。

光線過敏症は痒みや痛みも生じることがあるので、炎天下の外出を控え、日焼け止めや日傘などで外から皮膚を日光や紫外線から守りましょう。そして、食事からも皮膚を健康に保つ栄養素をしっかり摂り、紫外線に負けない肌作りをしていきましょう。

 

管理栄養士 MA

【介護保険制度】 自己負担する費用に関する制度について

カテゴリー: ケアプラン室 | 投稿日: | 投稿者:

連日の蒸し暑さに夏バテ気味の今日この頃ですが、皆さまお変わりありませんか。
私たちケアマネジャーは、ご利用の方、ご家族様から笑顔と元気を頂き、日々頑張っております。

さて、今日は介護保険制度の中で、自己負担する費用に関する制度を3つご紹介します。

まず、介護保険制度にある【負担限度額認定】をご存知でしょうか。
介護保険施設等に入所して施設サービスを受ける場合に、一定の条件を満たす方に対して、食費・居住費の利用者負担限度額を設定して、ご利用の方の負担を軽減する制度です。
軽減を受けるには、事前の手続きが必要です。
詳しくは担当ケアマネジャーにご相談下さい。

次に、介護認定を受けて介護サービスをご利用されている方には7月下旬頃より【介護保険負担割合証】(白色)が介護保険課から送られてきます。
お手元に届きましたら、必ず担当ケアマネジャーにお知らせください。
1割負担から3割負担のいずれかが記載されており、中には、前年度から変更になっている方もおられます。

最後に、介護保険と医療保険の自己負担が高額になった場合は、合算する事ができます【高額医療・高額介護合算制度】。介護保険と医療保険のそれぞれの限度額を適用後、年間(8月~翌年7月)の負担額を合算して、限度額を超えていた場合は、申請により超えた金額が後から支給されます。
自分は該当するかな?と思われる方、担当ケアマネジャーに相談し申請してみてはいかがでしょうか。

盛夏の疲れが出やすい時期ですのでくれぐれもご自愛ください。

ケアマネジャーN

糖尿病の基礎知識

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

今日は糖尿病についての基本をお話ししたいと思います。
糖尿病は、インスリンの作用不足により高血糖の状態が続く病気です。日本での糖尿病の患者数は、糖尿病有病者と糖尿病予備群を合わせて約2,000万人いるといわれています。

<種類>
糖尿病には大きく分けて2つのタイプがあります。
1つ目が1型糖尿病です。1型糖尿病はインスリン欠乏によるもので、すい臓がインスリンをほとんど、またはまったく作ることができないためインスリンを注射しなければなりません。糖尿病の患者さんのうち、1型糖尿病は10人に1人もいません。若い方の糖尿病では1型糖尿病が多いですが、年齢に関係なく発症が見られます。

2つ目が2型糖尿病です。2型糖尿病では、インスリンの量が十分ではないか、作られたインスリンが十分作用しません。食生活などの環境因子と体質(遺伝)の組み合わせで起こると考えられています。若い人でも発症する場合もあります。

<症状>
糖尿病の自覚症状として口渇・多飲・多尿がみられることがありますが、初期症状はあまりないため、血糖値を高いまま放置することで徐々に全身の血管や神経が障害されいろいろな合併症(神経障害、網膜症、腎症)を引き起こすことがあります。合併症を引き起こさないために、2型糖尿病の基本的な治療として食事療法、運動療法、薬物療法があり、きちんと血糖値をコントロールすることで合併症を予防することができます。

<検査>
また、病状を把握するために血糖値やHbA1cを継続的に検査することが必要です。HbA1cはブドウ糖が血液中のヘモグロビンと結合した割合で高血糖の状態が続くとHbA1c値も大きくなります。HbA1cは過去1~2ケ月の血糖コントロール状態を示しているとされているため、受診の直前に頑張って血糖を下げようとしても値には反映されません。検査値の目標は個々で異なるため主治医と確認が必要です。

<治療>
治療として飲み薬やインスリン注射が使用されることがあります。症状がないからと勝手に治療を中断しないでください。特に1型糖尿病の人はインスリン注射を自己判断で勝手に中止すると高血糖状態になり昏睡を招くこともあります。糖尿病の治療についてわからないことや不安なことがあれば主治医や薬剤師に相談してください。

厚生労働省:平成28年「国民健康・栄養調査」の結果
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177189.html
https://www.myfreestyle.jp/patient/general/diabetes/tonyo/1-1.html
https://www.diabetes.co.jp/dac/diabetes/symptom-type

糖尿病療養指導士 薬剤師 A

夏の飾り物

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

8月に入り、毎日暑い日が続いています。

倉敷老健では年中エアコンが効いているのですが、感染対策の為、換気もおこなっていることもあり、入所者さんからも「暑いなあ」という声も時折聞かれるようになりました。
世間では、熱中症予報が出たりコロナ感染者数が増えたりで、入所されている方が外の空気を吸うことが難しい状況にあります。そのような中でも季節の移ろいを感じていただけるよう、日々のケアや体操の合間を縫って入所者さまと夏の創作活動を行っています。
8月に入って、ひまわりの飾りやサマーリースを作っていて、完成すれば施設内に飾る予定にしています。また涼しい色合いの飾りをあしらった写真立てを作成し、その中にご本人の写真を入れて飾っています。
先日も作成した写真立ての中に、ご本人がリハビリで歩行練習を頑張って行っている写真を入れてご家族にプレゼントしたところ、大変喜んでいただけました。
最近は、感染症対策でご家族や地域の方に施設内に気軽に入っていただくことが難しいこともあり、面会に来られたご家族の方に、リハビリ進行状況や訓練場面の様子を動画を用いて説明するようにもなりました。
入所者さんの施設生活が少しでも楽しいものになり、充実した生活を送られていることをご家族にも伝えられるよう、うまく橋渡しができればいいなと考えています。

写真たて

ひまわり

サマーリース

倉敷老健 N・K

冷たい物にアレッときたら!?

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

8月に入り猛暑の日々が続いておりますが、皆さまお元気にお過ごしでしょうか?

暑くなってきますと、冷たい食べ物や飲みものが美味しく口にする機会が増えてきますね。
そんな時に冷たいもの等が歯にシミたりするのはつらいものです。
このような症状は知覚過敏によるものかもしれません。
“知覚過敏”という言葉はテレビのCMなどで一度は耳にしたことがあるでしょうか?

知覚過敏症とは歯の内面の象牙質が露出してしまう事で生じる歯のトラブルです。
歯周病で歯ぐきが下がってしまったり、歯のエナメル質が摩耗するなどの原因によって
起こります。歯がシミるのは次のような刺激が原因で発生することがあります。

・冷たい食べ物や飲みもの
・熱い食べ物や飲みもの
・甘いもの
・酸っぱいもの
・冷たい空気
・歯磨き

知覚過敏症状は3人に1人が持っていると言われており、20歳から50歳までの人が
最も多く知覚過敏症状を患っています。知覚過敏症状の予防については歯科医師に症状を伝え原因と予防法についてを相談して知覚過敏の症状に適した処置、お口のケア習慣や正しい歯ブラシの使い方の説明を受けることをお勧めします。
歯がしみる症状がある場合、知覚過敏ではなくむし歯になっている事もあります。気になる症状がある場合は、自己判断をせず、まずは歯科受診をしてください。
毎日続けるお口のケアこそ大切にしていきたいものですね。

歯科助手 N

「熱中症警戒アラート」をご存じでしょうか

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

暑さの厳しい日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
毎年、“熱中症に注意を“という言葉をよく耳にしますが、熱中症は、晴れていて暑い日だけでなく、曇りや雨でも湿度が高い日、また、屋外だけでなく屋内でも注意が必要です。

そこで「熱中症警戒アラート」を活用してみてはいかがでしょうか。

「熱中症警戒アラート」とは、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境が予測される場合に、暑さへの「気づき」を呼びかけ、熱中症予防行動を効果的に促すための情報です。
気象庁と環境省が連携し、2021年4月28日より全国で運用が開始されました。
今年は4月27日~10月26日の期間に運用されます。

「熱中症警戒アラート」は、体と外気との熱のやりとり(熱収支)に与える影響の大きい、「気温」、「湿度」、「日射・放射」、「風」の要素をもとに算出された“暑さ指数”によって判断されます。熱中症リスクを判断する数値として、運動時や作業時だけでなく、日常生活での指針としても活用されています。この暑さ指数が“危険”の基準値を上回った際に、前日の17時頃及び当日の5時頃に対象都道府県等に対して発表されます。

「熱中症警戒アラート」は、気象庁と環境省のウェブサイトで確認できるほか、テレビやラジオの天気予報などでも情報発信されます。また、登録をすればメールや環境省のLINE公式アカウントから情報を受け取ることができます。

熱中症警戒アラートが発表されたら、
・不要不急の外出はできるだけ控えましょう
・昼夜を問わずエアコンやクーラーを使用し、涼しくして過ごしましょう
・熱中症のリスクが高い方に声かけをしましょう
・エアコン等が設置されていない屋内外での運動は、原則中止または延期しましょう
・喉が渇く前にこまめに水分を取りましょう

ぜひこの夏は「熱中症警戒アラート」を活用し、適切な熱中症予防行動を積極的にとり、暑さを乗り切りましょう。

通所リハビリテーション 支援相談員 O

 

第57回のぞみの会だよりー1ー

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

 

今日から早いもので、8月ですね。今年度の「のぞみの会」の準備も着々と進んでいます。
第57回のぞみの会 の 第1回ブログです。

今年のテーマは
「こんな時こそ、救急から在宅まで一貫した医療・介護を~共に歩む全仁会~」
に決まりました。

今年度がスタートした4月頃は感染者数も抑えられ、行動規制もなく、少人数での集会形式での開催を模索したこともありましたが、状況を鑑みるとやはり今年も一堂に会しての形式は難しいとの判断がなされ、冊子と動画で、新しい生活様式に沿った開催となりました。

目下、倉敷平成病院を中心とした全仁会グループの各部署から選出された実行委員が、アイデアを出し合い、準備を進めております。このブログで、しっかりお伝えしてまいりますので、是非楽しみにしていてください。

第57回のぞみの会 実行委員 秘書広報課 M