日本には季節の行事がいろいろありますが、七夕はロマンチックだと思いませんか? 七夕は「星祭り」とも呼ばれ、旧暦の7月7日に行われてきました。現在使っている新暦にすると、今年の七夕は8月10日だそうです。
ケアハウスでは毎年笹竹に七夕の飾り付けをしています。
今年も飾りはご入居の方にお願いして、折り紙で輪飾りや三角つなぎなどいろいろな飾りを作っていただきました。
短冊はどなたでも自由に書けるように用意し、たくさんのお願い事が集まりました。そして、集まった飾りと短冊はご入居の方と一緒に飾りました。
飾り付けをしたあと、思っていたより飾りが少ないと気にされた方が新たに飾りを作ってくださり、華やかな七夕飾りになりました。
短冊には「世界が平和になりますように」「災害のない1年でありますように」「皆が健康で長生きできますように」など幸せや健康を願うものが多くありました。
昨年はコロナ感染症に関するものも多くありましたが、5類感染症に移行になったこともあり、今年はコロナ感染症に関する短冊はありませんでした。
昔は七夕の夜に「七夕送り」として笹飾りを川や海に流していました。川に流すことによってお清めとなり、海に出てずっと行くと水平線から天の川にたどり着くと言われていました。
また、七夕の笹を燃やすことで、短冊に書いた願い事が煙になって天まで昇っていき神様が願いを叶えてくれるとも言われていました。
しかし、現在は伝統行事とはいえ無断で川に流すことはできません。そこで、「清め包み」として白い紙に包んで捨てたり、神社で「お焚き上げ」をしてもらったりするといいそうです。
皆様のお願い事が叶うといいですね。
ケアハウス 介護福祉士 S.T