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認知症カフェを知っていますか?

認知症カフェとは…認知症の方やそのご家族、介護・医療の専門職、地域の方など誰でも気軽に参加でき、安心して過ごせる集いの場所です。

認知症カフェは、1997年のオランダで開催された「アルツハイマーカフェ」が始まりとなっています。
日本では2012年に認知症施策の「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」において初めて紹介され、その後、全国に急速に広がりました。

認知症カフェを運営しているのは、地域包括支援センター、社会福祉協議会、介護事業所、医療機関、NPO法人、喫茶店などさまざまです。
認知症カフェの内容や開催時間は各カフェによって異なりますが、主にカフェタイムや介護相談、アクティビティ(体操・手芸など)が行われています。

当院では2025年12月6日に第13回わくわくカフェ(認知症カフェ)を開催し、認知症の方とご家族、ボランティア、医療スタッフが大勢参加しました。
内容はスタッフ講話、体操、ハンドベル制作です。そして、作成したハンドベルを使って、みんなで合奏、楽しいひとときを過ごすことができました。

次回の開催は未定ですが、開催日時が決定すれば外来に掲示されます。興味のある方は参加してみてください。

もの忘れ外来看護師 T

スクールトレーナ事業 部活動指導 実施報告

2025年12月11日にスクールトレーナー(略してScT)事業の一環として倉敷市立西中学校の部活動指導を当センターの濱田(PT,ScT)と県内スクールトレーナー5名で行いました。
前回男子バスケットボール部に対して取り組んだ内容を今回は対象の部活動を広げて開催しました。
当センター長 平川宏之 先生の監修のもと、「ケガを予防するためのストレッチングと体の使い方」というテーマで講義と実技指導を行いました。
県内ScTの協力もあり、競技に応じた内容で指導を行うことができ、生徒たちも真剣に取り組んでくれました。
学校の先生方からも喜びの声をいただくことができ、今後も少しずつ活動の幅を広げていけたらと思います。
子どもたちの身体の二極化(運動不足と運動過多)が問題視される中、スクールトレーナー制度は2024年度から全国で開始され、岡山県内でも少しずつ活動の場を広げています。
現在、県内では6名がスクールトレーナーの認定を受けて活動しています。
今後も子どもたちの運動器の健康を守るため、行政や医師、教育機関と連携をとりながら活動を進めて参ります。
制度詳細は、運動器の健康・日本協会HP(http://www.bjd-jp.org/trainer)に掲載されています。
スポーツリハビリテーションセンター 副主任 H

日常生活でできるインフルエンザ対策

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

一段と寒さが深まってまいりましたが、ご体調はいかがですか。
最近ではインフルエンザの流行が急拡大しているとして、岡山県は11月28日にインフルエンザ警報を発令しました。警報発令は過去10年で最も早いそうです。また、患者の7割越えが14歳以下で、特に学校園を中心に感染が広がっているようです。そこで今回は日常生活でできる予防対策について改めて見ていきましょう。

日常生活でできる予防対策
1.手洗い・手指消毒:正しい手洗いは最も基本的で重要な予防法です。
正しい手洗い方法
1.流水で手を濡らし、石鹸をつける
2.手のひら、手の甲、指の間、爪の先まで20秒以上かけて洗う
3.流水でよく洗い流す
4.清潔なタオルやペーパータオルで拭く

2.マスクの着用
•人混みや公共交通機関では適切にマスクを着用しましょう
•咳やくしゃみが出る場合は、必ずマスクを着用し、他者への感染防止に努めましょう

3.咳エチケット
•咳やくしゃみをする際は、ティッシュや肘の内側で口と鼻を覆いましょう
•使用したティッシュはすぐに廃棄し、手洗いを行いましょう

4.環境の整備
•室内の湿度を50~60%に保ちましょう
•定期的な換気を心がけましょう
•十分な睡眠と栄養バランスの良い食事で免疫力を維持しましょう

 

生活習慣の見直し
1.栄養管理:免疫力を高めるため、以下の栄養素を意識して摂取しましょう。
•ビタミンC(柑橘類、野菜)
•ビタミンD(魚類、卵)
•亜鉛(肉類、海産物)
•発酵食品(ヨーグルト、納豆)

2.睡眠:成人は7~9時間の質の良い睡眠を心がけましょう。睡眠不足は免疫機能の低下につながります。
3.運動:適度な運動は免疫機能を向上させます。ウォーキングや軽いジョギングなど、無理のない範囲で継続しましょう。

これらの対策で、身の回りのウイルスを排除することができ、自分の免疫力が高まりインフルエンザに感染しにくい体をつくることができます。日常生活の中でこれらを意識してインフルエンザに感染しにくい環境・体をつくっていきましょう。

参考
・丹野内科 インフルエンザ流行の基礎知識と対策法

イラスト:イラストAC

臨床検査部 S.F

冬こそ運動を~予防リハビリより~

12月に入り、気温がグッと下がってきました。皆さん体調はいかがでしょうか?
実は冬は一年の中でも、「フレイル(虚弱)」が進みやすい季節です。寒さのせいで外出頻度が減少し、家でじっとしている時間が長くなると、筋力はあっという間に低下してしまいます。特に注意したいのは「座りっぱなしの時間」です。人の身体は30分以上続けて座っていると血流が悪くなりやすく、筋肉もあまり活動しないため、筋力も落ちやすくなります。こたつが心地よい季節こそ、少し意識して身体を動かすことが大切です。

そのため今日からできる「小さな一歩」として、
・30分に1回立ちあがって背伸びをする
・家の中をできるだけ歩くようにする
・こたつに座ったままでも、足首を回したり、膝の曲げ伸ばしの運動をする
など、少しでも動く習慣を作っていきましょう。まずは意識して「立つ回数を増やす」ところから行っていくことも大切です。

「これくらいで本当に効果があるの?」と思うほど小さな運動でも、続けることで少しでも筋力低下を防ぐことができます。
運動をした方が良いというのは分かっていても、なかなか取り掛かれないという方は、家事をしている際や、歯磨きをしながら、かかと上げや、足踏みをするなど、いつもしていることに、プラスしてできる運動を取り入れてみることも大事です。

予防リハビリでは、個人の生活スタイルや状態に合わせた自主トレーニングメニューを提案させていただいており、自分自身で運動や身体のケアをサポートできるようにしています。
もし予防リハビリに興味を持って下さいましたら一度お問い合わせ下さい。

理学療法士 K

◎お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(相談担当 妹尾祐介) ※営業時間 9:00~17:00

 

第3回 日本膝関節学会 @姫路 参加報告

2025年12月5日(金)~6日(土)、兵庫県姫路市で開催された第3回 日本膝関節学会学術集会に、当センターから平川センター長をはじめ、7名のスタッフが参加しました。

本学会では、膝関節に関わる最新の研究や知見について多くの発表があり、膝関節疾患の患者さんを担当するうえで非常に有意義な学びを得ることができました。

また、全国の医師やセラピストの方々と情報交換を行い、貴重な刺激となりました。

今回の学会参加で得た知見を日々の臨床に活かすとともに、今後は学術活動にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。

スポーツリハビリテーションセンター 理学療法士 K

『介護手当』について

カテゴリー: ケアプラン室 | 投稿日: | 投稿者:

夜空の月が冴えわたる季節となりました。
残り1枚となったカレンダーに物寂しさを覚える今日この頃ですがみなさまお健やかにお過ごしでしょうか。

さて【介護手当】をご存知でしょうか?
在宅において、ねたきり高齢者等を介護している方(介護者)を対象に支給される手当です。
以下、その概要です。

 

●支給対象者(介護者)及び支給要件

①倉敷市内に6ヵ月以上住所を要している人
②寝たきり高齢者等を介護した期間が年度内(4月~翌年3月)において6ヵ月以上であること。ただし、前年度分の介護手当の支給を受けていない場合に限り、前年度の介護期間を通算することができます。

※寝たきり高齢者等が医療機関、社会福祉施設(施設入所支援、共同生活援助(グループホーム)、介護保険施設等への入院(入所)中の期間は介護期間から除くこと
※寝たきり高齢者等を複数で介護している場合は、主たる介護者であること
※介護を業としていないこと

 

●「ねたきり高齢者」とは

倉敷市内に6ヵ月以上住所を有し、日常生活を営むうえで、常時、他の者の介護を必要とする状態が6ヵ月以上続いている
(1)65歳以上のねたきり高齢者
(2)65歳以上の認知症高齢者
(3)20歳以上の重度の障がいを有する者
①身体障がい者手帳 1・2級
②療育手帳A
③精神障がい者保健福祉手帳 1級
のうち認定基準に該当する者をいいます。

 

●支給額

年額 4万円(年1回支給)

 

■申請に必要なもの

・支給申請書
・対象者状況調査表(民生委員用)
・医師の診断書

※「支給申請書」は、チェック表も含みます。
※特別障がい者手当受給中の方は「対象者状況調査表」、「医師の診断書」は必要ありません。

 

私も対象になるかも?という方でまだ手続きをされていない方や、詳しく説明を聞いてみたい、という方は、担当のケアマネジャー、もしくは倉敷市役所健康長寿課に相談してみてください。

*私たち全仁会ケアマネジャーは、高齢者が可能なかぎり住み慣れた地域において日常生活が送れるように介護だけでなく、保健、医療、福祉に関する総合的な支援を行うことができるように努めています。ぜひ、お気軽に相談ください。*

寒さが日毎に増してまいります。
お体に気を付けてお過ごしください。

ケアプラン室 N

イラスト:イラストac

12月栄養科通信

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

年末年始は食生活の乱れに注意

年末年始はクリスマスやお正月など行事があり、つい食べ過ぎたり、飲みすぎたり・・・
という方も多いのではないでしょうか。食べすぎや食事のバランスに気を付けて年末年始も元気に過ごしましょう。

①バランスよく、塩分過多にも気を付けましょう。
蕎麦だけ、餅だけでは炭水化物に偏ってしまいます。蕎麦を食べるときは卵やネギを入れたり、餅は野菜たっぷりの雑煮にすることでタンパク質や野菜も一緒に摂ることができます。また、おせち料理は全体的に塩分、タンパク質の量が多め、野菜が少なめです。食べ過ぎないようおかずは小皿に取り、おせち料理とは別に野菜も食べましょう。

②アルコールは適正範囲内にしましょう。
節度ある適度な飲酒は成人男性で純アルコール量が20gと言われています。
ビール中瓶1本:500ml、清酒1合:180ml、ウイスキーダブル1杯:60ml、焼酎0.5合:90ml、ワイン2杯:240ml

※一般的な適正量です。飲酒量は主治医の指示に従いましょう。

③果物は適量にしましょう。
食後のデザートとして適量にしましょう。
1日にどれか1種類にしましょう。

みかん2個、柿1個、りんご1/2個

適度な運動も忘れず、年末年始も楽しく健康に過ごしましょう!

管理栄養士 M

イラスト:IMGBIN・イラストAC・いらすとや

 

 

第38回神経セミナー動画配信

カテゴリー: お知らせ, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

令和7年11月22日(土)開催 『第38回神経セミナー』

今回は「脳卒中のチーム医療」をテーマに、川崎医科大学 脳神経外科教授 菱川朋人先生を講師にお迎えし、「脳卒中の外科治療アップデート」というタイトルでお話しいただきました。

また、話題提供は「回復期リハビリテーション病棟における脳卒中リハビリの最近の取り組み」と題し、当院リハビリテーション部PT科長(回復期リハビリ病棟担当)隠明寺悠介さんが務めました。

医療関係者の方はもちろんのこと、一般市民の皆さまにもわかりやすく、ためになるお話がうかがえるものと思います。是非動画をご視聴ください。

 

【開催報告ブログはこちら】

秘書・広報部

倉敷老健通所リハビリテーション施設における介護福祉士の役割

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

12月に入り、寒さも日に日に増してきました。
特に朝晩など活動することが億劫になる季節ですね。

さて、今回はリハビリテーション施設で働く介護職員の業務や役割についてご紹介します。
私達、倉敷老健通所リハビリテーション(倉敷在宅総合ケアセンター2階)では、28名の介護職員を配置しており、最も多い職種となります。

まず、通所リハビリテーションは、介護保険制度の中で、医学的管理や心身・生活活動の維持・向上を目的とした理学療法や作業療法などのリハビリテーションを提供するものとされています。

その中で介護職員としての主な業務内容は以下のものになります。
体調確認と医療職への報告・・・血圧、体温を測定及び監察し、いつもと少しでも違うことがあれば報告を行います。

活動参加の支援・・・利用者個々の目標にむけて活動機会や運動支援を行います。

移動の見守り介助・・・移動手段や能力に合わせ、安全に移動が行えるよう見守り及び必要に応じて介助します。

食事の見守り介助・・・食事量やムセがないか、利用者個々の能力に合わせ介助します。

入浴の見守り介助・・・ご自宅の環境で入浴が困難な方等に、設備等も活用しながら安心、安全な入浴を支援します。また、転倒等による傷などができていないか状態の観察を行います。

介護職は、ご利用の方と最も接する時間が多い職種であり、運動、食事、入浴等多彩な面から利用中の様子や心情など観察し、医師やリハビリ職員、看護師、管理栄養士、相談員等の専門職と共有を図ります。そのような情報を基に計画を立て、ご利用者が可能な限り住み慣れたご自宅で生活を継続できるように支援していくことは非常にやりがいを感じます。
専門的な知識を学びながら、利用者と関わることに興味がある方は一緒に働いてみませんか?

倉敷在宅総合ケアセンター2階 倉敷老健通所リハビリ 介護福祉士 K

※画像は写真ACより

倉敷老健ホームページリニューアルのお知らせ

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

このたび、より多くの方に倉敷老健の雰囲気や取り組みをわかりやすくお伝えできるよう、ホームページをリニューアルする運びとなりました。

本来は12月1日に完全リニューアルを予定しておりましたが、現在もデザイン面や細かな調整を進めており、より見やすく温かみのあるサイトを目指して最終仕上げを行っております。
基本的な情報はすでにご覧いただけますので、その中の一部をご紹介します。

トップページ

・チームケアの紹介

倉敷老健では医師・看護師・介護福祉士・リハビリスタッフ・管理栄養士・薬剤師・支援相談員のなどの専門職が互いの知識と経験を持ち寄り協力し、心のこもった総合的なケアを提供しています。
「認知症ケア」「褥瘡(床ずれ)ケア」「在宅復帰支援」「看取りの対応」のチームケアの紹介をしています。

 

・“食べる楽しみ”をお届けする献立表

栄養科スタッフが工夫を凝らした月ごとの献立表を掲載し、日々のお食事をより身近に感じていただけるようになりました。
季節の食材をつかった献立や行事食など、ご利用の方に喜んでいただける内容が揃っています。

 

・わかりやすい空床情報

ご相談のタイミングに合わせて、最新の空床状況をご確認いただけます。

 

・倉敷老健からのお知らせ

「月間予定表」をホームページでもご覧いただけるようになりました。
入浴日や請求書発送日、行事会などの情報をいつでも確認していただけます。

 

今回のリニューアルが、ご家族の皆さまに安心をお届けし、地域の方に倉敷老健をより知っていただくきっかけになれば幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

老健 事務主任 K