脳ドックセンターでは、健康診断や人間ドックに加え、脳ドック(MRI)を受診される方もたくさん来られます。
MRI検査を行う方は、ご存じの通り、金属類を身につけた状態では検査が出来ません。
検査中には大きな磁場が発生しており、金属を含む物は強い力で引き寄せられ、飛ぶ恐れがあるからです。
また、補聴器、刺青、アートメイク、金属を使用したかつら・ウィッグ、持続自己血糖測定器(リブレ)、カラーコンタクト、ミリオンヘアー、ピップエレキバンのような貼付薬も火傷などに繋がる可能性があるため、事前に確認させていただいております。
先日アメリカで、妻のMRI検査の付き添いで来ていた男性が、9kgの金属製の鎖ネックレスを付けた状態で、検査後に妻が立ち上がる際の補助として入室した際、鎖ごと強力な磁力により装置へと引き寄せられ、激しく衝突し、死亡に至ったという痛ましいニュースがありました。
更に調べてみると、日焼け止めでも熱傷事故に繋がる事例もあります。
日焼け止め成分には、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウムが入っていることもあり、顔が赤くなり、日焼けしたようになることがあります。
金属成分が含まれるアイシャドウ、マスカラなども要注意です。
ご自身が身に着けていることを忘れていたり、金属成分が入っていないと思い込み、医師や技師に申告しないままMRI検査をされ、危機に繋がる可能性もあります。
皆様もMRI検査を受けられる際には十分気を付けてください。
また、ご不明な時はお尋ねください。

脳ドックセンター I