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倉敷老健通所リハビリテーション施設における介護福祉士の役割

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

12月に入り、寒さも日に日に増してきました。
特に朝晩など活動することが億劫になる季節ですね。

さて、今回はリハビリテーション施設で働く介護職員の業務や役割についてご紹介します。
私達、倉敷老健通所リハビリテーション(倉敷在宅総合ケアセンター2階)では、28名の介護職員を配置しており、最も多い職種となります。

まず、通所リハビリテーションは、介護保険制度の中で、医学的管理や心身・生活活動の維持・向上を目的とした理学療法や作業療法などのリハビリテーションを提供するものとされています。

その中で介護職員としての主な業務内容は以下のものになります。
体調確認と医療職への報告・・・血圧、体温を測定及び監察し、いつもと少しでも違うことがあれば報告を行います。

活動参加の支援・・・利用者個々の目標にむけて活動機会や運動支援を行います。

移動の見守り介助・・・移動手段や能力に合わせ、安全に移動が行えるよう見守り及び必要に応じて介助します。

食事の見守り介助・・・食事量やムセがないか、利用者個々の能力に合わせ介助します。

入浴の見守り介助・・・ご自宅の環境で入浴が困難な方等に、設備等も活用しながら安心、安全な入浴を支援します。また、転倒等による傷などができていないか状態の観察を行います。

介護職は、ご利用の方と最も接する時間が多い職種であり、運動、食事、入浴等多彩な面から利用中の様子や心情など観察し、医師やリハビリ職員、看護師、管理栄養士、相談員等の専門職と共有を図ります。そのような情報を基に計画を立て、ご利用者が可能な限り住み慣れたご自宅で生活を継続できるように支援していくことは非常にやりがいを感じます。
専門的な知識を学びながら、利用者と関わることに興味がある方は一緒に働いてみませんか?

倉敷在宅総合ケアセンター2階 倉敷老健通所リハビリ 介護福祉士 K

※画像は写真ACより

倉敷老健ホームページリニューアルのお知らせ

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

このたび、より多くの方に倉敷老健の雰囲気や取り組みをわかりやすくお伝えできるよう、ホームページをリニューアルする運びとなりました。

本来は12月1日に完全リニューアルを予定しておりましたが、現在もデザイン面や細かな調整を進めており、より見やすく温かみのあるサイトを目指して最終仕上げを行っております。
基本的な情報はすでにご覧いただけますので、その中の一部をご紹介します。

トップページ

・チームケアの紹介

倉敷老健では医師・看護師・介護福祉士・リハビリスタッフ・管理栄養士・薬剤師・支援相談員のなどの専門職が互いの知識と経験を持ち寄り協力し、心のこもった総合的なケアを提供しています。
「認知症ケア」「褥瘡(床ずれ)ケア」「在宅復帰支援」「看取りの対応」のチームケアの紹介をしています。

 

・“食べる楽しみ”をお届けする献立表

栄養科スタッフが工夫を凝らした月ごとの献立表を掲載し、日々のお食事をより身近に感じていただけるようになりました。
季節の食材をつかった献立や行事食など、ご利用の方に喜んでいただける内容が揃っています。

 

・わかりやすい空床情報

ご相談のタイミングに合わせて、最新の空床状況をご確認いただけます。

 

・倉敷老健からのお知らせ

「月間予定表」をホームページでもご覧いただけるようになりました。
入浴日や請求書発送日、行事会などの情報をいつでも確認していただけます。

 

今回のリニューアルが、ご家族の皆さまに安心をお届けし、地域の方に倉敷老健をより知っていただくきっかけになれば幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

老健 事務主任 K

 

「ヨガで楽しく認知症予防・介護予防」開催報告

カテゴリー: 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

令和7年11月29日(土)10時より、国民宿舎サンロード吉備路にて、岡山県備中県民局主催の「ヨガで楽しく認知症予防・介護予防」が開催されました。倉敷平成病院からは脳神経内科部長 菱川望 医師と三宅理学療法士が講師として参加し、認知症予防の講義およびヨガの実技指導を行いました。当日は約40名の方にご参加いただき、和やかな雰囲気の中、学びと体験の時間となりました。

 

前半の講義では、認知症の原因の一つとされるアミロイドβタンパクの関与について触れながら、ヨガが認知症予防にどのように役立つのかを解説しました。
WHOの認知症予防ガイドラインに沿って、運動習慣、禁煙、血圧管理、バランスの良い食事、糖尿病の適切な管理など、日常生活に取り入れられる予防のポイントも紹介されました。認知症の病理が脳にあっても、それを掃除する力・跳ね返す力があれば認知症の症状を発症しない群がいるとの研究内容に皆さん興味を持たれている様でした。熱心にメモを取る方もおられ、参加者の皆さんは熱心に聴講されていました。

講義の合間には、三宅理学療法士の指導によるコグニサイズを取り入れた5分間のリフレッシュ運動を実施し、軽い体と頭の体操で気分転換を図りました。

後半のヨガ体験では、呼吸を意識しながら行う椅子ヨガや片鼻呼吸法など、日常でも取り組める内容が紹介されました。菱川医師の落ち着いたリードのもと、参加者の皆さんは呼吸と動きの調和を感じながら、ゆったりと体を動かしておられました。

終了後には、「体がぽかぽかと温まった」「呼吸に集中でき、気持ちが整った」「ぜひ継続して取り組みたい」といった感想が多く寄せられました。備中県民局が主催され、今回2回目となるこの講座ですが、今後も地域の皆さまの健康増進と認知症予防に向けた取り組みに、協力できればと考えております。

広報課

#倉敷平成病院 #岡山県備中県民局 #認知症予防 #介護予防 #ヨガ

案内はこちら

【「ヨガで楽しく認知症予防・介護予防」が開催されました】

舌の汚れ「舌苔」を知っていますか?

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

皆さん、自分の舌を見たことはありますか?
今回は舌の汚れ、「舌苔(ぜったい)」についてお話しします。

舌苔とは、舌の表面に付着する白色や黄色、あるいは黒っぽい苔(こけ)のような汚れのことです。
舌の表面には「糸状乳頭(しじょうにゅうとう)」と呼ばれる細かい突起が密集しており 、これがまるでカーペットのように細菌や汚れをキャッチします 。ここに溜まった老廃物が固まって舌苔となります。

  • 舌苔が与える健康への悪影響
    舌苔が健康に与える悪影響には以下のようなものがあります。
    ・口臭の最大の原因
    ・誤嚥性肺炎のリスク
    ・心血管疾患・糖尿病との関連
    ・腸内環境と免疫への波及効果

舌苔を予防するセルフケア「舌磨き」
舌苔を予防するには、口腔内の衛生を保つことが重要です。そこで、セルフケアとして舌磨きを紹介します。
舌磨きは“優しくなでる”が基本です。

【舌磨きのステップ】
1.舌を大きく「べーっ」と出す
2.舌の奥から手前に向かって、優しくなでるようにブラッシング
※数回(3〜5回程度)で十分です。
3.水またはうがい薬で軽くすすぐ

注意点:
力を入れすぎたり、左右にこするのは逆効果です。舌の粘膜はとてもデリケートです。
・舌磨きは“やりすぎ厳禁”です。
1日1回、朝起きた直後がベストです。
・夜や食後に何度も行うと、舌を傷めて逆効果になってしまいます。
・「苔があるから」と何度もこするのはNGです。
・ 朝は舌苔が最も蓄積している時間帯なので、1回のケアで十分効果的です。

困ったときはご相談ください
「何をしても舌苔が落ちない」「口臭が気になる」という方は、まずかかりつけの歯科に相談しましょう。

歯科衛生士 I

イラスト:イラストAC・歯科素材.com

倉敷平成病院内科都築医師が「医師会バンド」として第60回くらちゅう癒しのコンサートに出演しました

カテゴリー: 医師 | 投稿日: | 投稿者:

第60回くらちゅう癒しのコンサートが11月24日(月・祝)、倉敷中央病院にて開催されました。今回、「倉敷医師会軽音楽部(医師会バンド)」として、倉敷平成病院 内科部長の都築 昌之 医師が出演し、演奏を披露しました。

【倉敷医師会軽音楽部 メンバー】左から
國末 充央 先生(グリーン在宅クリニック)
安田 秀世 先生(安田皮フ科クリニック)
伊木 勝道 先生(伊木診療所)
倉橋 克文 先生(倉橋皮フ科クリニック)ドラム・タンバリン
倉橋先生ご息女:タンバリン
都築 昌之 先生(倉敷平成病院)
中元 雅典 先生(なかもと耳鼻咽喉科クリニック)

【当日演奏された曲目】
ビートルズの名曲を中心に以下7曲が披露され、大変盛り上がりました。
Help !
Ticket to ride
If I fell
While my guitar gently weeps
Let it be
Happy Xmas (War Is Over)
Yesterday

また演奏の合間には、伊木先生と國末先生による「訪問診療」をテーマにした漫才もあり、
明るい日差しに包まれた会場は、音楽と笑いに満ちた心地よい時間となりました。

秘書広報部

#倉敷中央病院 #くらちゅう癒しのコンサート #倉敷医師会軽音楽部 #倉敷医師会 #倉敷平成病院 #医師会バンド #ビートルズ #名曲 #漫才 #音楽って素敵

2018年演奏の様子

2019年演奏の様子

2023年演奏の様子

2025年2月演奏の様子

 

スマートフォンでのマイナ保険証利用が可能になりました

カテゴリー: お知らせ, 事務部 | 投稿日: | 投稿者:

倉敷平成病院では、令和7年11月21日(金)より、スマホでのマイナ保険証の利用が可能となりました。
カードを取り出すことなく、スマホをかざすだけでご利用いただけます。
ご利用の際には、スマホでマイナ保険証を使うための事前準備が必要になりますので、来院前に設定していただくと受付がスムーズに進みます。

・マイナポータルアプリから、マイナンバーカードの健康保険証の利用登録
 ※既にマイナ保険証をご利用されている場合は不要です。
・スマホにマイナンバーカードを追加

カードリーダーは受付に設置しております。より便利になったマイナ保険証をぜひご活用ください。

詳細は、下記厚生労働省のページをご覧ください。
スマートフォンのマイナ保険証利用について

 

秘書・広報部

グループホームのぞみ~日常の一コマ~

 こんにちはグループホームのぞみです。今回は日常の一コマをご紹介します。この日は天気が良かったので、お散歩がてらミスタードーナツへおやつを食べに行くことにしました。青い空の下、道に落ちていく枯れ葉や肌寒い空気に触れ「はや冬が来るね。」と晩秋を感じながらお店に向かいました。
お店の扉を開けるとふわっと甘い香りが漂い、先ほどまでの寒さを忘れ、色とりどりのドーナツを見ながら「全部美味しそう。どれにしようか迷うわ。」と目を輝かせながらショーウィンドウを眺められていました。
その後ご自分で選んだクリームやチョコレートたっぷりのドーナツとドリンクを「美味しい、美味しい。」とあっという間に完食され、お腹も心も満たされました。
食べることを楽しみにされている方は多いです。施設に入所しても外食の楽しさを味わっていただけるよう、今後も取り組んでいきます。

             ピースガーデン倉敷4階 グループホームのぞみ 介護福祉士  M

第38回神経セミナー「脳卒中のチーム医療」開催報告

カテゴリー: お知らせ, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

倉敷平成病院では、毎秋「神経セミナー」と題して、認知症・パーキンソン病・リハビリテーションなど、「神経疾患のより深い理解に立った医療・福祉の提供」を目的として講演会を開催しています。令和7年度は救急棟4階を会場に、11月22日(土)に第38回神経セミナー「脳卒中のチーム医療」が開催され、154名の方にご参加いただきました。

今回は、話題提供として、「回復期リハビリテーション病棟における脳卒中リハビリの最近の取り組み」と題して、当院リハビリテーション部PT科長(回復期リハビリ病棟担当)隠明寺悠介さんが発表しました。
回復期リハビリテーション病棟の役割、脳卒中後のリハビリテーション、脳の可塑性、生活期とのシームレスな連携という4つの視点から、脳卒中リハビリにおいて重要なポイントが示されました。実際に、「釣りに行けるようになりたい」という患者さんの具体的な生活目標に寄り添い、退院後それを実現された事例も紹介されました。AIを活用した動作解析、機能的電気刺激療法、ロボット治療などの先進的な手法により、熱意ある多職種による協働の様子が深く伝わってくる発表でした。

特別講演は、川崎医科大学 脳神経外科教授 菱川朋人先生をお迎えし、「脳卒中の外科治療アップデート」というタイトルでご講演いただきました。
自己紹介では、菱川教授が当院高尾理事長と岡山大学脳神経外科教室の同級生であり学生時代から共に切磋琢磨したことを写真を交えてご紹介くださいました。また開頭手術と血管内治療の双方に精通された、二刀流の熟練エキスパートとのことでした。
ご講演では、脳血管内治療における最新の血栓回収療法やステント留置術など、多様なデバイスを用いたカテーテル手技について、動画で示しながら非常にわかりやすくご説明くださいました。「複雑な血管治療が、とてもわかりやすく感じられた講演は初めて」という声も聞かれ、大変好評でした。
また、「もやもや病(ウィリス動脈輪閉塞症)」についての解説では、発症年齢分布や病態の特徴に加え、菱川教授が年間200名以上の患者さんを診療されていること、リハビリテーション科と定期的にミーティングを開催するなど連携して高次脳機能障害や学習障害に対するアプローチを積極的にされているとのことでした。
さらに学校・家庭・医療の三位一体連携を重視したサポート体制を整えられているなど、大変貴重な実例を交えてご紹介くださいました。教育行政への働きかけ、学校関係者への啓発活動、「もやもや病ぴあサポート in おかやま」の取り組みは医療の枠を超えた社会的支援活動として非常に印象的であり、参加者の見識を大いに深める機会となりました。

 

今回のセミナーを通し、最新の脳血管内治療について理解を深めるとともに、脳卒中医療におけるリハビリテーションの重要性や、多職種連携の意味を改めて学ぶことができました。ご参加いただいた皆さま、そしてご講演くださった菱川教授、隠明寺さんに心より感謝申し上げます。

 

秘書広報部

※YouTubeに動画がアップされましたら改めてご案内いたします。

認定医療機器管理臨床工学技士 認定報告

カテゴリー: 臨床工学科 | 投稿日: | 投稿者:

2025年9月1日、公益社団法人 日本臨床工学技士会が実施する認定臨床工学技士制度において、「認定医療機器管理臨床工学技士」に認定されました。
この資格は、医療機器の安全な運用および適切な保守管理の能力を証明するものであり、医療機器管理に特化した臨床工学技士(Clinical Engineer: CE)として唯一「医療機器管理」の名を冠する認定資格です。

制度は2019年に開始され、現在までに約800名が認定を受けており、CE全体の約1.5%に相当します。認定要件は以下の通りです。

  • 日本臨床工学技士会の正会員であること
  • 実務経験が2年以上あり、現在も業務に従事していること
  • 指定講習会の受講
  • 検定試験の受験および合格
  • 認定申請日から過去5年間に、学会発表やセミナー参加等により20単位以上を取得していること

指定講習会は臨床工学技士法、医療法、医療機器の関連法規をはじめ、生命維持管理装置の保守管理、電気設備・医療ガス、医療事故調査制度など、幅広い内容が網羅されており、病院勤務のCEにとっては必須の知識といえる内容でした。

私は約半年間、指定講習会受講と勉強を行い、2025年2月2日に検定試験を受験しました。
試験の前後には病院機能評価の受審や学会発表も重なっていましたが、無事に合格することができ、大変嬉しく思っております。

現在、私は医療機器安全管理責任者としての業務に従事しており、今後は認定医療機器管理臨床工学技士として、より一層安全な医療機器管理の提供に努めてまいります。

 臨床工学科 主任 T

【山陽新聞メディカvol.323 『第60回のぞみの会』の勉強会が掲載されました】

令和7年11月17日(月)付・山陽新聞朝刊「岡山医療ガイド メディカ Vol.323」に、10月26日(日)に当院で開催した『第60回 のぞみの会』勉強会の内容が紹介されました。
整形外科部長・スポーツリハビリテーションセンター長 平川宏之先生による「動いて元気!今日から始める健康づくり ~体を動かすって、こんなにいいこと~」では、現代の便利な生活だからこそ、日常の中に運動を取り入れる大切さについてお話ししました。
また、婦人科部長 植田敏弘先生の「女性の“骨活”はホルモンから:世代を超えて支える婦人科医療」では、骨の健康を守るための“骨活”の重要性、女性ホルモンと骨粗しょう症の関係、そしてホルモン療法の有用性について紹介しています。
記事はメディカサイトでもご覧いただけます。
ぜひご一読ください。

https://medica.sanyonews.jp/article/32751

広報課