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冬こそ運動を~予防リハビリより~

12月に入り、気温がグッと下がってきました。皆さん体調はいかがでしょうか?
実は冬は一年の中でも、「フレイル(虚弱)」が進みやすい季節です。寒さのせいで外出頻度が減少し、家でじっとしている時間が長くなると、筋力はあっという間に低下してしまいます。特に注意したいのは「座りっぱなしの時間」です。人の身体は30分以上続けて座っていると血流が悪くなりやすく、筋肉もあまり活動しないため、筋力も落ちやすくなります。こたつが心地よい季節こそ、少し意識して身体を動かすことが大切です。

そのため今日からできる「小さな一歩」として、
・30分に1回立ちあがって背伸びをする
・家の中をできるだけ歩くようにする
・こたつに座ったままでも、足首を回したり、膝の曲げ伸ばしの運動をする
など、少しでも動く習慣を作っていきましょう。まずは意識して「立つ回数を増やす」ところから行っていくことも大切です。

「これくらいで本当に効果があるの?」と思うほど小さな運動でも、続けることで少しでも筋力低下を防ぐことができます。
運動をした方が良いというのは分かっていても、なかなか取り掛かれないという方は、家事をしている際や、歯磨きをしながら、かかと上げや、足踏みをするなど、いつもしていることに、プラスしてできる運動を取り入れてみることも大事です。

予防リハビリでは、個人の生活スタイルや状態に合わせた自主トレーニングメニューを提案させていただいており、自分自身で運動や身体のケアをサポートできるようにしています。
もし予防リハビリに興味を持って下さいましたら一度お問い合わせ下さい。

理学療法士 K

◎お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(相談担当 妹尾祐介) ※営業時間 9:00~17:00

 

第3回 日本膝関節学会 @姫路 参加報告

2025年12月5日(金)~6日(土)、兵庫県姫路市で開催された第3回 日本膝関節学会学術集会に、当センターから平川センター長をはじめ、7名のスタッフが参加しました。

本学会では、膝関節に関わる最新の研究や知見について多くの発表があり、膝関節疾患の患者さんを担当するうえで非常に有意義な学びを得ることができました。

また、全国の医師やセラピストの方々と情報交換を行い、貴重な刺激となりました。

今回の学会参加で得た知見を日々の臨床に活かすとともに、今後は学術活動にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。

スポーツリハビリテーションセンター 理学療法士 K

『介護手当』について

カテゴリー: ケアプラン室 | 投稿日: | 投稿者:

夜空の月が冴えわたる季節となりました。
残り1枚となったカレンダーに物寂しさを覚える今日この頃ですがみなさまお健やかにお過ごしでしょうか。

さて【介護手当】をご存知でしょうか?
在宅において、ねたきり高齢者等を介護している方(介護者)を対象に支給される手当です。
以下、その概要です。

 

●支給対象者(介護者)及び支給要件

①倉敷市内に6ヵ月以上住所を要している人
②寝たきり高齢者等を介護した期間が年度内(4月~翌年3月)において6ヵ月以上であること。ただし、前年度分の介護手当の支給を受けていない場合に限り、前年度の介護期間を通算することができます。

※寝たきり高齢者等が医療機関、社会福祉施設(施設入所支援、共同生活援助(グループホーム)、介護保険施設等への入院(入所)中の期間は介護期間から除くこと
※寝たきり高齢者等を複数で介護している場合は、主たる介護者であること
※介護を業としていないこと

 

●「ねたきり高齢者」とは

倉敷市内に6ヵ月以上住所を有し、日常生活を営むうえで、常時、他の者の介護を必要とする状態が6ヵ月以上続いている
(1)65歳以上のねたきり高齢者
(2)65歳以上の認知症高齢者
(3)20歳以上の重度の障がいを有する者
①身体障がい者手帳 1・2級
②療育手帳A
③精神障がい者保健福祉手帳 1級
のうち認定基準に該当する者をいいます。

 

●支給額

年額 4万円(年1回支給)

 

■申請に必要なもの

・支給申請書
・対象者状況調査表(民生委員用)
・医師の診断書

※「支給申請書」は、チェック表も含みます。
※特別障がい者手当受給中の方は「対象者状況調査表」、「医師の診断書」は必要ありません。

 

私も対象になるかも?という方でまだ手続きをされていない方や、詳しく説明を聞いてみたい、という方は、担当のケアマネジャー、もしくは倉敷市役所健康長寿課に相談してみてください。

*私たち全仁会ケアマネジャーは、高齢者が可能なかぎり住み慣れた地域において日常生活が送れるように介護だけでなく、保健、医療、福祉に関する総合的な支援を行うことができるように努めています。ぜひ、お気軽に相談ください。*

寒さが日毎に増してまいります。
お体に気を付けてお過ごしください。

ケアプラン室 N

イラスト:イラストac

12月栄養科通信

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

年末年始は食生活の乱れに注意

年末年始はクリスマスやお正月など行事があり、つい食べ過ぎたり、飲みすぎたり・・・
という方も多いのではないでしょうか。食べすぎや食事のバランスに気を付けて年末年始も元気に過ごしましょう。

①バランスよく、塩分過多にも気を付けましょう。
蕎麦だけ、餅だけでは炭水化物に偏ってしまいます。蕎麦を食べるときは卵やネギを入れたり、餅は野菜たっぷりの雑煮にすることでタンパク質や野菜も一緒に摂ることができます。また、おせち料理は全体的に塩分、タンパク質の量が多め、野菜が少なめです。食べ過ぎないようおかずは小皿に取り、おせち料理とは別に野菜も食べましょう。

②アルコールは適正範囲内にしましょう。
節度ある適度な飲酒は成人男性で純アルコール量が20gと言われています。
ビール中瓶1本:500ml、清酒1合:180ml、ウイスキーダブル1杯:60ml、焼酎0.5合:90ml、ワイン2杯:240ml

※一般的な適正量です。飲酒量は主治医の指示に従いましょう。

③果物は適量にしましょう。
食後のデザートとして適量にしましょう。
1日にどれか1種類にしましょう。

みかん2個、柿1個、りんご1/2個

適度な運動も忘れず、年末年始も楽しく健康に過ごしましょう!

管理栄養士 M

イラスト:IMGBIN・イラストAC・いらすとや

 

 

第38回神経セミナー動画配信

カテゴリー: お知らせ, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

令和7年11月22日(土)開催 『第38回神経セミナー』

今回は「脳卒中のチーム医療」をテーマに、川崎医科大学 脳神経外科教授 菱川朋人先生を講師にお迎えし、「脳卒中の外科治療アップデート」というタイトルでお話しいただきました。

また、話題提供は「回復期リハビリテーション病棟における脳卒中リハビリの最近の取り組み」と題し、当院リハビリテーション部PT科長(回復期リハビリ病棟担当)隠明寺悠介さんが務めました。

医療関係者の方はもちろんのこと、一般市民の皆さまにもわかりやすく、ためになるお話がうかがえるものと思います。是非動画をご視聴ください。

 

【開催報告ブログはこちら】

秘書・広報部

倉敷老健通所リハビリテーション施設における介護福祉士の役割

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

12月に入り、寒さも日に日に増してきました。
特に朝晩など活動することが億劫になる季節ですね。

さて、今回はリハビリテーション施設で働く介護職員の業務や役割についてご紹介します。
私達、倉敷老健通所リハビリテーション(倉敷在宅総合ケアセンター2階)では、28名の介護職員を配置しており、最も多い職種となります。

まず、通所リハビリテーションは、介護保険制度の中で、医学的管理や心身・生活活動の維持・向上を目的とした理学療法や作業療法などのリハビリテーションを提供するものとされています。

その中で介護職員としての主な業務内容は以下のものになります。
体調確認と医療職への報告・・・血圧、体温を測定及び監察し、いつもと少しでも違うことがあれば報告を行います。

活動参加の支援・・・利用者個々の目標にむけて活動機会や運動支援を行います。

移動の見守り介助・・・移動手段や能力に合わせ、安全に移動が行えるよう見守り及び必要に応じて介助します。

食事の見守り介助・・・食事量やムセがないか、利用者個々の能力に合わせ介助します。

入浴の見守り介助・・・ご自宅の環境で入浴が困難な方等に、設備等も活用しながら安心、安全な入浴を支援します。また、転倒等による傷などができていないか状態の観察を行います。

介護職は、ご利用の方と最も接する時間が多い職種であり、運動、食事、入浴等多彩な面から利用中の様子や心情など観察し、医師やリハビリ職員、看護師、管理栄養士、相談員等の専門職と共有を図ります。そのような情報を基に計画を立て、ご利用者が可能な限り住み慣れたご自宅で生活を継続できるように支援していくことは非常にやりがいを感じます。
専門的な知識を学びながら、利用者と関わることに興味がある方は一緒に働いてみませんか?

倉敷在宅総合ケアセンター2階 倉敷老健通所リハビリ 介護福祉士 K

※画像は写真ACより

倉敷老健ホームページリニューアルのお知らせ

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

このたび、より多くの方に倉敷老健の雰囲気や取り組みをわかりやすくお伝えできるよう、ホームページをリニューアルする運びとなりました。

本来は12月1日に完全リニューアルを予定しておりましたが、現在もデザイン面や細かな調整を進めており、より見やすく温かみのあるサイトを目指して最終仕上げを行っております。
基本的な情報はすでにご覧いただけますので、その中の一部をご紹介します。

トップページ

・チームケアの紹介

倉敷老健では医師・看護師・介護福祉士・リハビリスタッフ・管理栄養士・薬剤師・支援相談員のなどの専門職が互いの知識と経験を持ち寄り協力し、心のこもった総合的なケアを提供しています。
「認知症ケア」「褥瘡(床ずれ)ケア」「在宅復帰支援」「看取りの対応」のチームケアの紹介をしています。

 

・“食べる楽しみ”をお届けする献立表

栄養科スタッフが工夫を凝らした月ごとの献立表を掲載し、日々のお食事をより身近に感じていただけるようになりました。
季節の食材をつかった献立や行事食など、ご利用の方に喜んでいただける内容が揃っています。

 

・わかりやすい空床情報

ご相談のタイミングに合わせて、最新の空床状況をご確認いただけます。

 

・倉敷老健からのお知らせ

「月間予定表」をホームページでもご覧いただけるようになりました。
入浴日や請求書発送日、行事会などの情報をいつでも確認していただけます。

 

今回のリニューアルが、ご家族の皆さまに安心をお届けし、地域の方に倉敷老健をより知っていただくきっかけになれば幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

老健 事務主任 K

 

「ヨガで楽しく認知症予防・介護予防」開催報告

カテゴリー: 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

令和7年11月29日(土)10時より、国民宿舎サンロード吉備路にて、岡山県備中県民局主催の「ヨガで楽しく認知症予防・介護予防」が開催されました。倉敷平成病院からは脳神経内科部長 菱川望 医師と三宅理学療法士が講師として参加し、認知症予防の講義およびヨガの実技指導を行いました。当日は約40名の方にご参加いただき、和やかな雰囲気の中、学びと体験の時間となりました。

 

前半の講義では、認知症の原因の一つとされるアミロイドβタンパクの関与について触れながら、ヨガが認知症予防にどのように役立つのかを解説しました。
WHOの認知症予防ガイドラインに沿って、運動習慣、禁煙、血圧管理、バランスの良い食事、糖尿病の適切な管理など、日常生活に取り入れられる予防のポイントも紹介されました。認知症の病理が脳にあっても、それを掃除する力・跳ね返す力があれば認知症の症状を発症しない群がいるとの研究内容に皆さん興味を持たれている様でした。熱心にメモを取る方もおられ、参加者の皆さんは熱心に聴講されていました。

講義の合間には、三宅理学療法士の指導によるコグニサイズを取り入れた5分間のリフレッシュ運動を実施し、軽い体と頭の体操で気分転換を図りました。

後半のヨガ体験では、呼吸を意識しながら行う椅子ヨガや片鼻呼吸法など、日常でも取り組める内容が紹介されました。菱川医師の落ち着いたリードのもと、参加者の皆さんは呼吸と動きの調和を感じながら、ゆったりと体を動かしておられました。

終了後には、「体がぽかぽかと温まった」「呼吸に集中でき、気持ちが整った」「ぜひ継続して取り組みたい」といった感想が多く寄せられました。備中県民局が主催され、今回2回目となるこの講座ですが、今後も地域の皆さまの健康増進と認知症予防に向けた取り組みに、協力できればと考えております。

広報課

#倉敷平成病院 #岡山県備中県民局 #認知症予防 #介護予防 #ヨガ

案内はこちら

【「ヨガで楽しく認知症予防・介護予防」が開催されました】

舌の汚れ「舌苔」を知っていますか?

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

皆さん、自分の舌を見たことはありますか?
今回は舌の汚れ、「舌苔(ぜったい)」についてお話しします。

舌苔とは、舌の表面に付着する白色や黄色、あるいは黒っぽい苔(こけ)のような汚れのことです。
舌の表面には「糸状乳頭(しじょうにゅうとう)」と呼ばれる細かい突起が密集しており 、これがまるでカーペットのように細菌や汚れをキャッチします 。ここに溜まった老廃物が固まって舌苔となります。

  • 舌苔が与える健康への悪影響
    舌苔が健康に与える悪影響には以下のようなものがあります。
    ・口臭の最大の原因
    ・誤嚥性肺炎のリスク
    ・心血管疾患・糖尿病との関連
    ・腸内環境と免疫への波及効果

舌苔を予防するセルフケア「舌磨き」
舌苔を予防するには、口腔内の衛生を保つことが重要です。そこで、セルフケアとして舌磨きを紹介します。
舌磨きは“優しくなでる”が基本です。

【舌磨きのステップ】
1.舌を大きく「べーっ」と出す
2.舌の奥から手前に向かって、優しくなでるようにブラッシング
※数回(3〜5回程度)で十分です。
3.水またはうがい薬で軽くすすぐ

注意点:
力を入れすぎたり、左右にこするのは逆効果です。舌の粘膜はとてもデリケートです。
・舌磨きは“やりすぎ厳禁”です。
1日1回、朝起きた直後がベストです。
・夜や食後に何度も行うと、舌を傷めて逆効果になってしまいます。
・「苔があるから」と何度もこするのはNGです。
・ 朝は舌苔が最も蓄積している時間帯なので、1回のケアで十分効果的です。

困ったときはご相談ください
「何をしても舌苔が落ちない」「口臭が気になる」という方は、まずかかりつけの歯科に相談しましょう。

歯科衛生士 I

イラスト:イラストAC・歯科素材.com

倉敷平成病院内科都築医師が「医師会バンド」として第60回くらちゅう癒しのコンサートに出演しました

カテゴリー: 医師 | 投稿日: | 投稿者:

第60回くらちゅう癒しのコンサートが11月24日(月・祝)、倉敷中央病院にて開催されました。今回、「倉敷医師会軽音楽部(医師会バンド)」として、倉敷平成病院 内科部長の都築 昌之 医師が出演し、演奏を披露しました。

【倉敷医師会軽音楽部 メンバー】左から
國末 充央 先生(グリーン在宅クリニック)
安田 秀世 先生(安田皮フ科クリニック)
伊木 勝道 先生(伊木診療所)
倉橋 克文 先生(倉橋皮フ科クリニック)ドラム・タンバリン
倉橋先生ご息女:タンバリン
都築 昌之 先生(倉敷平成病院)
中元 雅典 先生(なかもと耳鼻咽喉科クリニック)

【当日演奏された曲目】
ビートルズの名曲を中心に以下7曲が披露され、大変盛り上がりました。
Help !
Ticket to ride
If I fell
While my guitar gently weeps
Let it be
Happy Xmas (War Is Over)
Yesterday

また演奏の合間には、伊木先生と國末先生による「訪問診療」をテーマにした漫才もあり、
明るい日差しに包まれた会場は、音楽と笑いに満ちた心地よい時間となりました。

秘書広報部

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2018年演奏の様子

2019年演奏の様子

2023年演奏の様子

2025年2月演奏の様子