きのこに含まれる栄養素

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

秋が旬で身近な食材のきのこ。
しいたけ、しめじ、まいたけ、えのきなど、ヘルシーなイメージがありますが、実は毎日の健康づくりにも役立つ栄養素が含まれています。
今回はきのこに含まれる「ビタミンD」と「食物繊維」に着目してみましょう。

○ビタミンD
きのこに含まれる栄養素のひとつがビタミンDです。
ビタミンDは骨を丈夫にする主成分の一つであるカルシウムの吸収を助けます。食事からとったカルシウムは小腸から吸収されて体内で利用されますが、ビタミンDには腸管でのカルシウムの吸収を促進するはたらきがあります。吸収されたカルシウムは骨や歯の材料として使われます。つまり骨や歯の健康を保つためにはカルシウムだけでなくビタミンDも大切なのです。
また、しいたけは天日干しにすることでビタミンDが増えるとされています。昔から食べられてきた「干ししいたけ」は保存性を高めるだけでなく、ビタミンDを増やす工夫にもつながっていたのですね。干ししいたけにはうまみ成分も含まれているため煮物や汁物などに使うと風味がよくなりますよ。

○食物繊維
きのこは食物繊維も豊富です。食物繊維は私たちの消化酵素ではほとんど消化されず大腸まで届く成分です。食物繊維は便の材料となって便のかさを増やし排便を促すはたらきがあります。さらに、一部は大腸内の細菌に利用され腸内環境を整えることにも役立ちます。
きのこ類の中でも「あらげきくらげ」は食物繊維を多く含む食品のひとつです。日本食品標準成分表(八訂)増補2023年によると、あらげきくらげ(ゆで)には、可食部100gあたり16.3gの食物繊維が含まれています。コリコリとした独特な食感が特徴のきくらげは、炒め物やスープなど様々な料理に取り入れることができます。

きのこはおいしいだけではなく、ビタミンDで骨の健康を支え、食物繊維でおなかの調子を整えてくれる魅力も持っています。
普段の食事にきのこを取り入れておいしく秋の味覚を楽しみましょう

 

 

 

 

 

 

 

イラスト:いらすとや
管理栄養士 すい