日別アーカイブ: 2026年8月26日(水曜日)

「昔はこんなことがあったね」家族と語る思い出の大切さ

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

8月も残すところあと数日となりました。
連日の厳しい暑さで、「なんとなく疲れがとれない」「いつもよりも体が重く感じる」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。無理をしすぎず、適度に休息をとって暑さを乗り越えましょう。

8月は、お盆休みを利用して家族や親戚と会う機会が増える方も多いかと思います。久しぶりに実家へ帰省して、ご家族や大切な方と「小さい頃はこんな子だったね」「昔はよく旅行したね」など、昔の思い出話に花が咲くこともあるかもしれません。また、離れて暮らす家族と食卓を囲んだり、お墓参りをしたりと、人とのつながりを改めて感じる季節でもありますよね。

実は心理学には、人生を振り返りながら思い出を語る「ライフレビュー」という考え方があります。これまで歩んできた人生を振り返ることは、自分らしさを再確認したり、安心感や充実感につながったりすると考えられています。

私は日々の業務で認知症の患者さんと接する機会が多いのですが、患者さんは新しい出来事を覚えることが苦手になる一方で、昔の出来事についてはよく覚えておられることがあります。そのため、昔の写真を見ながら「こんなことがあったね」と一緒に振り返ったりする時間は、皆さんにとっても穏やかなひとときになることがあります。
もちろん、「何を話したらいいのだろう」「以前のようには話せない」と感じることもあるかもしれません。そのようなときは、無理に話題を探そうとせず、一緒に景色を眺めたり、季節の食べ物を味わったり、同じ時間を過ごしたりすることも十分なコミュニケーションとされています。

今年の夏は、家族や大切な人と過ごす時間の中で、「最近どう?」と声を掛け合ったり、一緒に思い出を話したりする機会を少しだけ作ってみてはいかがでしょうか。

今年の夏も終盤!熱中症にはくれぐれも気をつけながら一緒に夏を乗り越えていきましょう!

公認心理師 K