いつまでも元気な足腰を!

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

いつまでも元気な足腰を!

本格的な夏を迎え、暑い日が続いておりますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて、ロコモティブシンドローム(通称:ロコモ、和名:運動器症候群)という言葉を聞いた事がありますか。
ロコモとは、日本整形外科学会から提唱された概念です。骨や関節、筋肉など運動器の衰えが原因で、立ち座りや歩行などの日常生活に障害を来している状態の事をいいます。進行すると要介護や寝たきりになるリスクが高くなります。
全国では予備軍も含めて約4700万人、70歳以上では95%以上の人が当てはまると言われています。ロコモは加齢による機能低下や、日常生活での身体活動の減少などの積み重ねでひそかに進行する為、早めに対処することが大切です。

では、以下の7つの項目でロコモをチェックしてみましょう!
1つでも当てはまれば運動器が衰えているサインかも!?
□片足立ちで靴下がはけない
□階段を上るのに手すりが必要である
□2㎏程度の買い物をして持ち帰るのが困難である
□横断歩道を青信号で渡り切れない
□15分くらい続けて歩く事ができない
□家の中でつまずいたりすべったりする
□家事のやや重い仕事が困難である

予防リハビリではロコモを予防する為の運動として、プログラムに「片足立ち」や「スクワット」を取り入れています。バランス能力や下肢の筋力をつけることができ、ご自身の身体機能に合わせて安全に行えるトレーニング方法です。

右の写真は、実際のトレーニング中の様子です。職員と一緒に数を数えながら、しっかり身体を動 かしています。「疲れるけどいい運動になった」「家でもやってみる」などの声をいただいています。
これらの運動はご自宅でも簡単にできるので、ぜひやってみてください。ロコモの予防は暮らしの中に運動習慣を取り入れる事がポイントです。

予防リハビリに来られている利用者さんは皆さんとてもお元気で、私達職員もまだまだ負けてられないと日々実感します。いつまでも自分の足で歩き続けていく為に、ロコモを予防していきましょう!
介護福祉士:K

◎ お問い合わせ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション
TEL:086-427-1128 (相談担当:大段)