日別アーカイブ: 2019年7月6日(土曜日)

第4回 いきいき健康タイム開催報告

カテゴリー: よくなるデイ南町 | 投稿日: | 投稿者:

令和元年7月3日(水)に第4回いきいき健康タイムが倉敷在宅総合ケアセンターで開催されました。

梅雨に入り天候が悪い中25名の方が参加され、第4回目ということで「お久しぶりです、お変わりないですか」と挨拶される方もおり、和やかな雰囲気の中始まりました。



まずは介護保険制度についての講演です。ここでは医療の発展とともに日本の高齢化率は年々上昇し、世界と比較してもトップクラスであること、65歳以上の認知症有病者率は平成24年のデータでは7人に1人の割合、2025年の予測では5人に1人となる予測であること、介護保険とは、どんな方が利用でき、どんなサービスを受けられる制度なのか等が説明されました。皆さん真剣に、時には笑いも交えながら講演は楽しく進みます。

続いては、体操で「二つの事を同時に行い、楽しく身体を動かしながら脳の活性化を図る」をテーマにしたシナプソロジーです。ここでは、まず講師から「出来る事が目的ではありません。間違っても挑戦することが大切です。楽しんでいきましょう」と話がありました。皆さん「楽しそうね、やってみよう」と笑顔でやる気満々です。まずはストレッチから始まり、左右の手で違う動きをするグーパー体操、キーワードを基に覚えた4つの動作をランダムで行うボディタッチ両手体操と進んでいきます。始めは簡単だった体操ですが、後半になると皆さん徐々に「あれ、どうだったかな。間違えちゃった~」と動作をする度に笑顔。会場はさらに盛り上がっていきました。

しっかり身体を動かした後は、脳のトレーニングです。始めの写真から徐々に写真が変化し最後に変化した箇所はどこかを見つける脳トレです。皆さん、徐々に変わる写真を見て、指を指す方、「あっ!見つけた」と声を出す方、新たに発見し驚く方と反応は人それぞれ。楽しく時間は過ぎていきました。

身体を動かし、頭を使った後は職員とお茶をしながらの交流会です。普段ゆっくり相談できない事について、「膝が痛いのよ、どうすれば軽減するかしら」「介護保険って実際使うと、どれぐらいかかるの」「もう一回体操してみたい」等、話題は沢山。いろんな話をしながら楽しく時間は過ぎていきました。

今回4回目ですが、前回が楽しかったと今回も参加された方も多数おられました。
閉会予定時刻も過ぎ、司会者が苦笑いしながら「大変盛り上がっている所恐縮ですが・・・続きは次回に!」と締めくくると盛り上がっているテーブル席から「あら残念、もう少しお話したかったのに」「良い話たくさん聞けたわ」中には「普段は家に一人なの。またお会いしましょう」と当日に仲良くなった方と別れを惜しむ方も。

最後には「とても楽しかったです、また次回も楽しみにしていますね」と温かい言葉をかけていただきました。

今回初めての参加でしたが、皆様がいきいきと参加されている姿を見て地域の方々と時間を共有しながら楽しんで交流していくことの大切さを実感した貴重な時間でした。

              認知症デイサービス よくなるデイ南町 生活相談員 岡

いつまでも元気な足腰を!

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

いつまでも元気な足腰を!

本格的な夏を迎え、暑い日が続いておりますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて、ロコモティブシンドローム(通称:ロコモ、和名:運動器症候群)という言葉を聞いた事がありますか。
ロコモとは、日本整形外科学会から提唱された概念です。骨や関節、筋肉など運動器の衰えが原因で、立ち座りや歩行などの日常生活に障害を来している状態の事をいいます。進行すると要介護や寝たきりになるリスクが高くなります。
全国では予備軍も含めて約4700万人、70歳以上では95%以上の人が当てはまると言われています。ロコモは加齢による機能低下や、日常生活での身体活動の減少などの積み重ねでひそかに進行する為、早めに対処することが大切です。

では、以下の7つの項目でロコモをチェックしてみましょう!
1つでも当てはまれば運動器が衰えているサインかも!?
□片足立ちで靴下がはけない
□階段を上るのに手すりが必要である
□2㎏程度の買い物をして持ち帰るのが困難である
□横断歩道を青信号で渡り切れない
□15分くらい続けて歩く事ができない
□家の中でつまずいたりすべったりする
□家事のやや重い仕事が困難である

予防リハビリではロコモを予防する為の運動として、プログラムに「片足立ち」や「スクワット」を取り入れています。バランス能力や下肢の筋力をつけることができ、ご自身の身体機能に合わせて安全に行えるトレーニング方法です。

右の写真は、実際のトレーニング中の様子です。職員と一緒に数を数えながら、しっかり身体を動 かしています。「疲れるけどいい運動になった」「家でもやってみる」などの声をいただいています。
これらの運動はご自宅でも簡単にできるので、ぜひやってみてください。ロコモの予防は暮らしの中に運動習慣を取り入れる事がポイントです。

予防リハビリに来られている利用者さんは皆さんとてもお元気で、私達職員もまだまだ負けてられないと日々実感します。いつまでも自分の足で歩き続けていく為に、ロコモを予防していきましょう!
介護福祉士:K

◎ お問い合わせ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション
TEL:086-427-1128 (相談担当:大段)