脳に体に『デイザップ』

7月も半ばとなり、暑さが更に増してきていますが、いかがお過ごしでしょうか?

デイサービスであるリハビリステーションピースでは、リハビリスタッフによる『デイザップ』という転倒予防を目的とした、全身体操を行っています。

デイザップでは「頭を使う」、「体幹を鍛える」、「笑顔で行う」ということを意識して頂きながらご利用者様と楽しみながら一緒に身体を動かしています。

ただ体操や運動を行うだけでなく、楽しみながら笑顔で行うということを大事なポイントとしており、笑顔で行うことによって、脳からセロトニンという神経伝達物質の分泌が促進されます。セロトニンには、不安や恐怖心を抑えることや、精神を落ち着かせ、リラックスする作用。また痛みを感知する痛覚伝導路を抑制する働きもあるので痛みを和らげる効果もあります。それだけでなく運動神経も刺激するため、抗重力筋という立った時や歩く時などの、姿勢を保つ筋肉の緊張を高める作用があり、姿勢が良くなるという効果も期待できます。セロトニンの分泌の促進だけでなく、笑顔にはその他にも体に良い効果をもたらす作用があると言われています。

年齢関係なく日頃から身体を鍛えることや、脳活性のトレーニングを行っている方もいると思いますが、そのトレーニングにもう一つポイントを付け加えて「笑顔」も意識することで体操や運動の効果が更に向上するかもしれません。

また運動をした後はもちろん、それ以外にも暑い日が続いているので、水分補給を忘れずに体調を崩さないように気をつけていきましょう。

リハビリステーションピース 理学療法士 K