夏は冷たいアイスやジュースなど糖分を摂りすぎたり、食べやすい冷麺類ばかり食べたり、スタミナを摂ろうとして高カロリーな食事に走ってしまったり・・と偏った食事になりがちです。実は、これらは太る原因となり、夏に太ってしまう人も多いようです。
このような偏った食事に加齢やストレス、喫煙、高血圧などの要因が重なると、動脈がつまったり、硬くもろくなったりする動脈硬化に繋がる恐れもあります。
中高年に多い病気ではありますが、若くても生活習慣などにより現れるそうです。
以下、江原副センター長のお話を参考にさせていただきました。
動脈硬化はコレステロールと中性脂肪が大きく関わっていて、それらの血液中の量が異常になると、動脈硬化を進行させる原因となってしまいます。
動脈硬化は20~30歳頃より既に始まり、血液中のコレステロールが多すぎると「呼び寄せ役」となり、脂肪物質が血管の壁にどんどん取り込まれ血管の内膜が厚くなります。そして、血栓ができ、血管をふさいでしまいます。
これらは無症状で進行することが多く、放っておくと心筋梗塞や脳卒中などの病気を発症してしまう可能性があります。
ドックセンターでは、動脈硬化の検査として、頸動脈超音波と血圧脈波の2種類の検査を実施しております。
★頸動脈超音波検査・・・首に超音波の機械をあて、血管壁の厚み、血管内プラーク(コレステロールの塊)の有無などを測定します
★血圧脈波検査・・・・・手足に機械をつけて、血管の硬さを測定します。現在の血管年齢が推測できます
人間ドックに追加できるオプション検査ですので、ご自身の血管の状態を確認して頂く機会として、一度検査されてみてはいかがでしょうか。
平成脳ドックセンター I