日別アーカイブ: 2019年7月9日(火曜日)

手足口病に要注意!!

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは。梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

最近ニュースなどでよく目にする手足口病についてご存じですか?

6月22日のブログでも取り上げましたが、季節的にまだまだ油断できない病気ですので、今一度喚起させていただきたいと思います。

患者数が一万人を超え、過去10年間で最も多くなっているそうです。聞いたことはあるけれどいったいどんな病気なのか知らない方も多いのではないでしょうか。私もはじめて授業で手足口病という名前を聞いたときは手と足と口がどうなるの?なんか怖い名前だなーと思った記憶があります。

手足口病は夏風邪のひとつとされています。手足口病とはその名のとおり、手のひら、足の裏、口の中に痛みを伴う発疹が現れる夏風邪です。そして3割が発熱を伴います。手足口病にかかるのは乳幼児が多く患者の半数が2歳以下ですが、大人でもかかることがあります。先月、私の一歳の甥っ子も手足口病にかかり、そのお母さんにもうつって大変だったそうです。手足口病は子どもより大人のほうが重症化しやすいのが特徴です。発疹の痛みは大人のほうが強く出て、とにかく痛く、足裏などにひどく出ると歩けないほどになります。そしてインフルエンザの時のような全身倦怠感、悪寒、関節痛などの症状が出ることがあるのも大人の特徴です。

また、手足口病は1度かかって免疫ができても、何度もかかる場合があります。それは、手足口病を引き起こすウイルスがいくつかあるからです。主にエンテロウイルスとコクサッキーウイルスです。どちらかのウイルスにかかっても他のウイルスに対する免疫ができていないため、何度もかかる場合があるということです。

口内炎ができて、口の中が痛い・発疹が手足等に見られる・全身がだるい、熱っぽい等の症状が見られたら手足口病かもしれません。特に子ども接する機会があった人は要注意です。症状があるのに放っておくと、知らない間に周りの人にうつしている可能性もあります。自己判断せず、早めに医療機関を受診しましょう。

 

大人も要注意?深刻化する手足口病とは?/サワイ健康推進課 より引用

臨床検査部 A.N