ケアハウスの菜園、一年間大活躍!&ご協力者に感謝!

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平成29年度も残すところ1ヶ月余りとなりました。秋以降の野菜の高騰は、皆様の家計を圧迫していませんか?ケアハウスの食事にも少なからず影響が…。でも、ケアハウスドリームガーデン倉敷には、強い見方の「ケアハウス菜園」が一年を通じて大活躍!!野菜作り超ベテランの入居者のご協力の下、毎年恒例の野菜を育て、「収穫の喜び」、そして「食べる楽しみ!」を満喫しています。

4月、桜の花が咲きほこる北庭園のケアハウス菜園では、昨年の冬、寒さにも負けず、入居者の方々と植えつけた「玉葱」が丸々と大きく育ち、その横でには芽を出したばかりのじゃが芋も!

6月の晴れた日、大きく育った「玉葱」と「じゃが芋」を収穫。入居者の方々も慣れた手つきで玉葱の茎葉のあたりを紐で結んで5~6個のつり玉作り、保存のために風通しの良い非常階段下に吊るします。みずみずしい、甘~い玉葱は、皆さんの食事に調理され楽しみます。

っとおしい梅雨が明けると、ケアハウス菜園は、夏野菜でいっぱい。個人の方が手塩にかけて育てた「胡瓜」「トマト」「茄子」「とうもろこし」など、美味しそうに日に日に実り、毎日収穫、すぐ召し上がられて新鮮そのもの!うらやましい限り。もちろんたくさん収穫できた時はおすそ分けも!感謝です。

夏の日差しが照りつける前の早朝、ケアハウス菜園では、野菜作り超ベテランの入居者さんが、秋植えの準備のため、「土造り」に精をだしてくださり、職員はただただ『熱中症にはならないで!』と願うのみ。8月のとある暑い日、準備万端に整った菜園には、麦藁帽子をかぶって、熱中症対策も万全に整えた入居者の方々と秋採れ野菜「じゃが芋の種芋植え付け」開始。皆でするとあっという間。すくすくと育ち、白い花を咲かせ、12月の収穫が楽しみ。人のこぶし程の大きさのじゃが芋などたくさん収穫。新じゃが芋25Kgは、即、厨房へ届けられ、「ほくほくの肉じゃが」に、皆様の顔もほころびます。

10月になりケアハウスの庭の「冬柿」もたくさん実をつけ、オレンジ色に色づきはじめると、入居者さんが口々に「今年は柿がたくさんなっているらしいよ!」「干し柿作りは?」「干し柿作らんと歳が越せんなぁ」と。毎年欠かせない「干し柿作り」を楽しみにされている声が上がりはじめます。デイサービスご利用者のご好意で干し柿用の「渋柿」を収穫させていただき、皆で力を合わせて干し柿作りです。慣れた手つきで次々に皮をむいていただけ、各階食堂のベランダに冬の風物詩ともいえる干し柿のカーテンが登場。太陽に照らされ、日に日に干し柿らしくなっていく柿を眺め、口に指をくわえて今か今かと食べれる日を待ちわびます。今年は290個もの干し柿ができ、新年会やお正月の「柿なます」など3回にわたってご賞味いただきました。

12月には、ケアハウス菜園で育った「わけぎ」を収穫、皆で手分けして「しょうやく」。軟らかくて美味しい「わけぎのぬた」、一足早い春を2回も楽しみました。

12月の寒さが身にしみるとある日、防寒対策をしっかりして菜園に集合、春収穫のための「玉葱の苗の植え付け」、大きく育ってねと願いを込めて「1000株」を手分けして植えました。春には1000個の玉葱を収穫予定です。

今年の冬の寒さは厳しく、ケアハウス菜園にも異変が…。20年にして始めて「畑荒らし」に遭遇したり、冬越しさせて2月の収穫を楽しみにしていた「わけぎ」や春収穫予定の「玉葱」の発育が思わしくないのです。日に日に日差しも暖かさを増してきています。元気に育ってくれることを信じて、まだまだ寒い菜園を守り続けてくださっている方に感謝しながら、収穫を待ち遠しく眺めながら、どんな料理に使おうか思案中の今日この頃です。

ケアハウスドリームガーデン倉敷  管理栄養士 のんたん