6月4日(土)の山陽新聞朝刊 ヘルスのコーナーに 当院リハビリテーション部 藤本課長(言語聴覚士)のインタビューが掲載されましたので、お話を伺いました。
「『失語症者向け意思疎通支援者養成事業』とは地域生活支援事業の中の意思疎通支援サービスの中に新たに失語症者が対象になりました。失語症者が日常生活で必要な買い物・病院の診察や窓口対応・書字記入などコミュニケーションを必要とする場での意思疎通支援を行う者の養成と派遣を行う行政事業です。
この取り組みは、岡山県の委託を受け、岡山県言語聴覚士会が主管となり、令和元年から開催しており、今年が4回目の事業となります。
以前から市町村で発行される広報誌へ講座案内を掲載していましたが、このたび、山陽新聞に掲載されたことで、反響も大きく、講座はほぼ定員となりおどろいています。ただ一過性ではなく、失語症について皆さんに継続的に興味を持っていただくことが大切だと考えています。
また、「倉敷高次脳機能障害者の会~結~」の後方支援活動も、当院の言語聴覚科のスタッフで取り組んでいます。
どちらの活動もボランティアですが、今年は新たに2名が指導者養成研修を受講し、全5名で活動しています。
この講座はおそらく継続して開催されることが予想されますので、今回の参加が難しい方でも、お気軽にご相談、ご質問いただきたい」とのことでした。
「失語症は、脳が損傷してしまったことが原因で『聞く・話す・読む』といった機能が失われてしまう言語障害の一種です。脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの脳卒中を原因に発症される方が大半で、社会復帰を妨げる大きな要因の一つとされています。身近に問題を抱えている方がいることを知り、理解を深める一助となれば幸いです」とお話してくださいました。
指導者養成研修を受講した5名。藤本課長は写真前列右側
養成講座の申し込みは6月17日(金)まで詳細はこちら
秘書広報課