日別アーカイブ: 2020年1月15日(水曜日)

使用済の自己注射針は固い容器に入れてご持参ください

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

インスリンやGLP-1受容体作動薬、骨粗鬆症治療薬などの自己注射や自己血糖測定をされている患者さんも多いかと思いますが、使用済の注射針は適切に廃棄できているでしょうか?
そのままの状態でごみ箱に入れたり、一般ごみに出したりすると、ご家族やごみ収集員の方が針刺し事故にあってしまうかもしれません。針刺し事故により血液を介して感染する病原体(B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、ヒト免疫不全ウイルスなど)に感染する可能性があります。ご家族やだれかを傷つけてしまわないように次の点に十分気を付けて廃棄するようにしましょう。

①ペン型注射器用の針(ナノパスニードルやペンニードルなど)は必ず針保護カバー(針ケース)を使用して取り外してください。(針の反対側にも注意してくださいね。)

②使用済の針はすみやかにしっかりフタのできる固い容器に入れてください。
病院では専用の廃棄容器をお渡ししています。専用の廃棄容器がない場合はフタ付きの空き缶、空きビン等で代用できますが、誤ってリサイクルに出してしまわないように注意してください。
ビニール袋、紙箱、柔らかいペットボトルなど針が突き抜けてしまう可能性のあるものには入れないでください。

③たまった針は病院で回収しますので受診の際にお持ちください。
公共の場所(ホテルや公衆トイレ、飲食店等)には廃棄しないようお願いします。

適切な廃棄にご協力よろしくお願いいたします!

 

参考:公益社団法人 日本糖尿病協会「正しく捨ててる?在宅医療廃棄物 糖尿病の患者さんが在宅医療廃棄物を処理するためのガイドライン」

糖尿病療養指導士 薬剤部 こだ