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出来ることに目を向けて

カテゴリー: ケアプラン室 | 投稿日: | 投稿者:

「平成」から「令和」へ元号が変わり、1ヶ月が経ちました。最初は違和感のあった「令和」という元号も、今は違和感もなく慣れてきていますが、みなさんはいかがでしょうか?

私事ですが、ケアマネジャーになり1年が経過しました。まだ〝ケアマネジャー″という仕事には、なかなか慣れません。日々勉強の毎日です。まだまだ未熟な所が多く、先輩方に教わりながら、意見を伺い、「そんな見方や考え方もあるのか」と発見が多くあります。私1人ではなく、先輩方がいてくれる事を心強く思いながら、ご利用者様の支援をさせて頂いています。

支援をしていく中で、自分の未熟さ、不甲斐なさを痛感する事もありますが、ある先輩は「出来ないことではなく、出来ることに目を向けると、あれもこれも出来るようになっているよ」と声をかけて下さいました。その言葉に救われ、また頑張ろうと思うことができました。

ご利用者様の支援にも同じ事が言えると思います。出来ないこと、出来なくなったことに目が向きがちですが、出来ることに目を向けて、その出来ることが継続して出来るように支援し、出来ることが増えていく、そんな支援が出来ればと思っています。

これからも微力ではありますが、『出来ること』を最大限に考えてケアマネジャーとして支援していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。

ケアプラン室 K

脳とあぶらの関係~倉敷ニューロモデュレーションセンターより~

「脳はあぶらでできている」って聞いたんだけど本当かしら?という質問を受けたので調べてみました。

私たちの脳は、40%がタンパク質、60%が脂質でできています。脂質のうち50%は神経細胞を保護するコレステロール、残り50%は神経組織を活性化させ、情報伝達をスムーズにするリン脂質やDHAです。脳の大部分を占めるあぶらですから、いいあぶらをとった方がいいんじゃないかと注目を集めている油についておさらいです。

その中で今回はココナッツオイルについて深めていきましょう。
ココナッツオイルの特徴として、すぐエネルギーになる中鎖脂肪酸を多く含むので、蓄積されず太りにくい。肝臓で分解されてケトン体を作る。という点があります。

このケトン体がポイント。通常、脳はブドウ糖をエネルギー源としてはたらきます。しかし、アルツハイマー病になるとブドウ糖をうまく使うことができなくなり、脳はガス欠のような状態になります。ブドウ糖を使えずエネルギー不足になると脳細胞は休眠し、はたらきが悪くなります。しかし、脳がブドウ糖だけではなくケトン体を使って活動することができることが分かりました。アルツハイマー病の脳ではブドウ糖は使えませんがケトン体を使うことはできるので、中鎖脂肪酸の摂取により体内でケトン体が作られれば、脳のエネルギー不足が解消され、はたらきがよくなり、認知機能が改善するというわけです。神経細胞の死滅がそれほど進んでいない段階までであれば、ケトン体補充による認知機能改善効果が期待できるとして現在も研究が進んでいます。ケトン体が作られるためには1日に大さじ2杯分のココナッツオイルが必要です。加えて、砂糖と一緒にとってはケトン体が作られにくくなるそうです。もとは油なので、すでに脂質異常がある方、肥満の方はとり過ぎないよう気をつけましょう。

このように、脳に関係すると言われる食材についての質問なども、随時受け付けています。食事面からニューロモデュレーションセンターのサポートが出来るよう、管理栄養士も頑張っていきます。

管理栄養士 A子

通所リハビリの共同作品「梅雨」(令和元年6月)を飾りました

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

6月になりました。例年平均ですと中国地方は6月8日に梅雨入りしているようです。昨年の豪雨災害は忘れられない記憶として刻まれています。
さて、外来に今月の作品を掲示いたしました。テーマは「梅雨」です。ご利用の方々に折り紙で花を折っていただき、それを組み合わせてアジサイの花にしました。
最初は作るのが難しく「わかりにくいなぁ~」とおっしゃっておられた方々も完成が近づくにつれ、集中して積極的に取り組んでくださいました。
カエルは、身体・顔・目・手・足のパーツを作って組み合わせました。個性的で元気がでるような作品に仕上がったと思います。
湿度が高くジメジメした時期となりますが、そんな気分を吹き飛ばすような可愛らしい作品に仕上がったと思います。ご来院の際は是非ご覧ください。

通所リハ 介護福祉士 H

オーラルフレイルについて

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

みなさん、最近食べにくくなったりしゃべりにくくなったりと気になることはないでしょうか。近年、「オーラルフレイル」という概念が注目されています。

「オーラルフレイル」とは、直訳すると「口の虚弱」という意味で、口の機能のわずかな衰えのことを指し、具体的には、
・滑舌の低下してきた
・食べこぼしが増えた
・むせることが増えた
・噛みにくくなった
などが挙げられます。

この状態を放置しておくと、うまく噛めない食べ物が増え、やわらかく食べやすいものばかり食べてしまいます。そのため、偏った食事になりがちで、十分な栄養がとれなくなっていしまいます。するとさらに噛む機能が衰えてしまい、さらに噛みにくくなるという悪循環へ陥ってしまいます。

また、滑舌が悪くなり話しにくくなってしまうことで、人との関わりも避けるようになり、全身の筋力の低下や気分の落ち込みに繋がる可能性があります。
そのため、オーラルフレイルが進行すると、全身の運動機能の低下や低栄養状態へ陥り、最終的には全身的な機能低下や要介護状態に繋がるとされています。

お口の機能の低下に早めに気づき、適切な対応をとることで、健康な状態に近づけたり、進行を防げることが知られています。
日常生活では、噛みごたえのある食品を使ってバランスの良い食事をとったり、人と交流することで、口や舌の機能をよく使うことが重要です。また、歯や歯ぐきのお手入れに加えて、口や舌の体操を行うことも効果的です。

むし歯や歯周病があったり、入れ歯に問題が生じた場合には、歯医者さんを受診して適切な処置を受けることで、口の機能の改善が期待できます。

ぜひ早めに対策をして、健康な口の状態を作っていきましょう。

歯科 O.S

令和元年度も2か月が経ちました

カテゴリー: 事務部 | 投稿日: | 投稿者:

平成31年度改め、令和元年度も2か月が過ぎようとしています。
4月から入職された新入職員の皆さんは職場環境に慣れることに精一杯で、まだまだ余裕がない多忙な時期だと思います。また、先輩職員の皆さんも新入職員の指導に力を尽くしていただき、慌ただしい日々が続いているかと思います。

つい最近のエピソードですが、4月から新入職員として勤務しているある職員の方のもとへ、卒業した学校の担任の先生が職場訪問で様子を見に来られました。先生は、実際に現場で勤務している職員の姿を見て、「この2か月ですごくしっかりしたなぁ」と感心されていました。私もその場に同席をしていましたが、確かにその職員の方は、入職から2か月の間で経験した出来事に対し自分なりにきちんと振り返りができていて、自分に足りないことやこれから学びたいことが明確に認識できているようでした。なにより笑顔で「今は業務の全てにやりがいを感じています!」という言葉が印象的で、今後の成長がとても楽しみに感じました。私自身も新入職員のフレッシュさと前向きな姿勢から力を貰い、業務に向き合う姿勢を今一度正そうと改めて思いました。

7月中旬には、入職3か月目のフォローアップ研修の開催を予定しています。当グループでは毎年実施をしており、現在その準備を進めているところです。入職前研修に参加したメンバー全員が元気で参加して、研修の中でリフレッシュができ、更なるやる気が引き出せるような内容にしたいと思っています。

お互いが支えあい、皆でこの時期を乗り切ってまいりましょう!

人事課 H

 

グランドガーデン南町で5月の誕生会を開催しました

カテゴリー: グランドガーデン南町 | 投稿日: | 投稿者:

夏を思わせるようないい陽気が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
元号が令和に変わり今回が記念すべき第1回目の誕生会となります。今回誕生月者は、5名おられ誕生月者の挨拶では「本日は、私たちのために集まって頂きありがとうございます。」と感謝の言葉を述べられました。誕生会では、毎回誕生月者に職員が名前の入った手作りの誕生日カードを作るのですが、季節を感じられる花や行事のもので飾り付けます。今回は菖蒲で飾られていました。菖蒲の花言葉には「希望」があるようです。なのでグランドガーデンで生活されながら「希望」をもった生活をしていただきたいです。

食事のメニューは、初鰹のちらし寿司、炊き合わせ、すまし汁、赤羽メロンです。
初鰹とは、5月から6月が最も旬で、脂身が少なくさっぱりとしていました。今回は鰹の刺身を漬けにして酢飯と錦糸卵の上に乗っており、黄色とカツオの色が食欲をそそりました。皆様それぞれ「初鰹が食べられてよかったわ」などメニューの話しをしながら、楽しそうに召し上がっていました。

第2部の歌声広場では、始めに5月の歌「こいのぼり」と「菜の花畑」から始まり、落ち着いた曲では「上を向いて歩こう」よくリクエストされている曲で「黒田節」や「青い山脈」「東京都音頭」「高原列車」を歌い、誕生月者からも「おお牧場はみどり」のリクエストを頂き、皆様それぞれ口ずさんでいたり手拍子をされなが歌われていました。
2部の歌声広場では、毎回皆様楽しみにしているため、なかには曲が始まる前に、待ちきれないのか曲が流れる前に、口ずさんで歌われる方や歌が終わった後も、歌われる方が見られました。

今回も職員を含めて50名以上の方に参加していただきありがとうございました。来月の誕生会からは、夏の歌に変わります。皆様が知っている定番の曲と夏を感じられる曲があるため、楽しんで頂けるように次回の誕生会も参加して下さる皆様のために職員一同頑張って行きます。

グランドガーデン南町 介護福祉士 H

食と健康の祭典おかやまに参加して

カテゴリー: ケアハウス, 事務部 | 投稿日: | 投稿者:

令和元年5月12日(日)初夏を思わせるような暑さの中、岡山市表町商店街を中心に開催された「食と健康の祭典おかやま」に、脳ドックセンター副センター長の江原医師をはじめ3名で参加してきました。この祭典は今年初めて開催された企画で、JAグループや岡山大学病院などが共催となり、子や孫も楽しめる三世代のイベントとして、食を楽しむフードコートから、親子で遊べるキッズコート、身体や病気を学びながら気軽に健康チェックできるコーナーまで、様々な業種やコーナーを設けて、大変活気のあるイベントでした。

その中で、倉敷平成病院も「医療・介護相談コーナー」を設け、地域の皆様に少しでもお役に立てればと思い参加させて頂きました。
相談コーナーには51名の方にお越し頂き、時間をかけながら丁寧にお話しを伺うことができ、血圧や口内炎、前立腺肥大について、また施設に入る為の手順や料金、高齢者の閉じこもりや認知症についてと、医療・介護について様々な不安や悩みを具体的にじっくりと耳を傾けながら話をし、終えたあとにはホッとした表情で「ありがとう」と握手を求められたことがすごく印象に残りました。ある来場者の方からは、「倉敷平成病院って評判がいいらしいね、今度行かせてもらいますよ」と声をかけてくださり、岡山市内でも数多く病院がある中で、遠方より倉敷平成病院を選んで頂ける事は大変うれしく、また身が引き締まる思いになりました。

また、ご子息が高校生であった当時、当院の整形外科スポーツ外来の患者さんであり、今では、その際に感銘を受け、理学療法士を目指しているというお話もきかせていただくことができました。

地道な活動ではありますが、しっかりと地域に対して足を運び、全仁会グループの強みや出来る事をしっかりとお伝えし、1人でも多くの方が笑顔になれるように今後も継続して取り組んでいきたいと思います。

 

ケアハウス ドリームガーデン倉敷 S

~酷暑の夏に向けて~

令和に元号が改まり、ゴールデンウイークも終わり、新緑の爽やかな季節のはずが、5月下旬には早くも30度を超えそうな勢い・・・う~ん

私たち訪問介護員は、利用者のご希望に添う為の訪問を心がけており、ゴールデンウイーク期間中も通常営業でした。
もちろん、スタッフ一同、誰も不満を言わず黙々と訪問しています。来年のゴールデンウイークは、一同全員3連休を交代で取得できるようにしたいと思っています。(働き方改革・笑)

最近朝方と日中の温度差が大きく、また、体も暑さに慣れていないせいか体感温度以上の暑苦しさを感じています。もうすでに援助中は汗が滴り、メガネが濡れたりしています。熱中症、脱水には、本当に注意が必要です。私は2年前に脱水になり3日間入院した経験もあり、それからは、寝る前に1杯の水を飲み、枕元にも水を置いています。これから、夏に向けて再度気合を入れ直し、今日も訪問ヘルパーは東へ西へ、酷暑の夏に立ち向かっていきます。

こんな大変な仕事ではありますが、皆やりがいを持っています。
是非、働いて見たい方がおられましたら、一緒に頑張りませんか?
ご連絡お待ちしています。

T.T兄弟

セラピストとして成長できる1年に

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

みなさんこんにちは

5月も半ばに入り、日中汗ばむほどの陽気となり、夏の近いことを実感する季節となりました。

私は昨年度まで学生で、国家試験の勉強など日々追われていました。実は昨年度、私は実習生として倉敷平成病院にお世話になっていました。当時は、患者様の身体機能や能力ばかりに気をとられてしまい、その先の生活に目を向けられておらず、先生から指導を受けることがあり、その悔しい経験から、さらに努力を続け、無事国家試験に合格し、4月から新入職員としてリハビリテーション部に所属することになりました。新しい環境となり、不安と緊張で胸がいっぱいでした。入職当初は、業務内容を覚えることに必死で1ヶ月があっという間に過ぎたような気がします。5月に入り、業務も少しずつ慣れ、1ヶ月分の疲れがまとめて出てきているような気がしており、体調を崩さないように注意しています。リハビリテーションにおいては、先輩方が知識や技術、考え方を優しく丁寧に指導してくださり、疑問に思ったことあれば、先輩に相談し支えてもらいながら日々努力しています。

さて、先日、実家に帰省し、祖父や祖母に会いました。理学療法士の免許を取得したことで、祖父や祖母から、「足が痛いんよ」、「マッサージして」などと声をかけられることが多くなり、今までは、自分が頼ってばかりだったはずが、少しずつではありますが、頼られる存在に変わっていっていることを実感しました。祖父や祖母は、今でも畑仕事や地域の行事など、忙しそうに生活しています。自分も家族や祖父、祖母を支えていけるような存在になりたいと感じました。

私は、患者様の退院後の生活を見据えたリハビリテーションを行うという目標を自分の中で立てて、日々取り組んでいます。

自分の目標に早く近づけるよう、目標を高く持ち、日々勉強を行い、身体機能や能力だけに固執せず、その後の生活を見据えたリハビリテーションを行っていきたいと思います。

これからも、自分の目標の質を保つため、そして、患者様により良い生活を送っていただくため、疑問に思ったことは先輩に相談し、同期と切磋琢磨しながらセラピストとして成長していきたいと思います。

 

リハビリテーション部 理学療法士 N

「エビングハウスの忘却曲線」をご存じでしょうか?

心理学者ヘルマン・エビングハウスによって導かれた、「人間の脳の忘れる仕組み」を曲線で表したもので、私自信この曲線が年々急カーブになっているように感じます。

学習した内容をどう効率的に記憶にとどめていけるのか?
記憶に残していくには学習した内容を反復して記憶にとどめていくことは必要ですね。しかしその前に、効率よく頭に入っていかせる方法はないものか...
認知症予防の100歳体操等の体を動かす予防法をヒントに何かないかと調べてみました。

そこで気になったのは、暗記方法の一つ、「シンクロ・マッスル学習」という勉強法。
軽いスクワットや手足を少し動かしながら、覚えたい内容を声に出して暗記していくというこの方法。

メカニズム的には、記憶を司る脳が、神経、神経に繋がる筋肉と強い結びつきがあることに関係し、筋肉を動かすことによって神経・脳が活性化され記憶が残りやすくなすそうです。血流が良くなり、脳により多くの酸素を届けるメリットもあるようです。

老若男女問わす体を動かし、口を動かし、頭を動かすということは日常生活を送る上で大変重要な事。
さて私の記憶力を呼び起こしてくれる方法となるでしょうか?
早速試してみたいと思います。

連携室 N.Y