避難生活時こそお口のケアを

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先日、台風19号が日本に上陸し、東日本に甚大な被害をもたらしました。
近年、大規模な自然災害が多発しており、昨年は「災害が少ない」と言われてきた岡山でも豪雨災害により大きな被害が出ました。
このような災害が発生したときには、多くの方が避難所などで集団生活を強いられることとなります。

実はそういうときこそ、お口のケアが重要となってきます。
「歯ブラシや水があるとも限らないし、そもそもそんな心の余裕がない。」
と思われるかもしれませんが、口腔ケアには、ただ口の中をさっぱりさせるという気分的なことだけではなく、重要な意味があるのです。

避難生活では、
・ストレスや栄養不足による体力低下
・ストレスによる唾液量の減少
・水不足による口腔ケアの不十分
などが起こりやすく、お口の中の細菌が繁殖することで、身体の健康に様々な影響を及ぼすことがわかっています。
特に高齢の方では、誤嚥性肺炎になるリスクが高くなります。

歯ブラシや水が十分に確保できなくても、歯ブラシがないときは歯ブラシがないなりの、水が少なければ水が少ないなりのお口のケアのやり方があります。
日本歯科医師会のホームページ(http://www.jda.or.jp/disaster/r01_typhoon.html)に詳しい内容が紹介されていますので、ぜひ一度ご覧になってください。

歯科O.S