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当院の脳神経外科専門医3名が日本定位・機能神経外科学会機能的定位脳手術技術認定を受け、全4名になりました。

倉敷平成病院では2017年4月に機能的脳神経外科領域を専門とする「倉敷ニューロモデュレーションセンター」を開設し、DBS(脳深部刺激療法)を実施しております。
以前より、センター長の上利崇医師は技術認定を受けておりましたが、このたび、高尾聡一郎医師、篠山英道医師、重松秀明医師の3名が技術認定を受け、技術認定医が全4名となりました
2018年に引き続き、施設認定も継続しており、一層の専門強化。精度の高い手術の実施に努めてまいります。

※日本定位・機能神経外科学会では、技術認定委員会および理事会の決定により、過去3年間の機能的定位脳手術症例登録数が18例以上の施設を機能的定位脳手術技術認定施設とし、そこで一定数の症例の手術に関与した者に対し、技術認定を行うことを決定しております。

※画像は一部加工してあります。

秘書広報課

第102回 糖尿病料理教室

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

6月1日(土)倉敷生活習慣病センターにおいて「第102回糖尿病料理教室」を開催しました。夏本番を迎える前に、夏バテ予防のバランス良い麺料理を作りました。今回は手打ちうどんに挑戦し、長かったり・短かったり、太かったり・細かったりの個性豊かなうどんが完成しました。麺のみで済ませないよう、高野豆腐を豚バラ肉で巻いた低カロリー角煮やたっぷりの野菜を使った副菜も付けて、大満足な献立となりましたよ。

次回は8月3日(土)開催予定で、美肌メニューがテーマです。
皆様の参加をお待ちしております。

【デザートタイム】
果物入りの透明な寒天液を茶巾風に仕上げました。
暑くなるこれからの季節に見ためも涼しげでさっぱりといただけます。

【本日のメニュー】
○手打ちうどん:皆でこねて、踏んで、コシがしっかりあるうどんに仕上がりました。
○角煮風:豚バラ薄切り肉で巻いた高野豆腐は塊肉より柔らかく、食べやすいです。
○チリソース炒め:旬の筍とスナップエンドウをピリ辛チリソースで炒めて、食欲UP↑↑
○ピンチョス:薄くスライスした人参、大根、たくあんを重ねてカラフルに。
○茶巾ゼリー:寒天液と果物をラップで絞って茶巾風に

計560kcal
たんぱく質24.9g、脂質16.3g、糖質77.4g、食物繊維8.0g、塩分2.9g
※メニューご希望の方は倉敷生活習慣病センター受付にてお訊ね下さい。

社会医療法人全仁会ケアマネジャーが介護の質問にお答えしました

カテゴリー: ケアプラン室, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

6月10日(月)19時~ KSB瀬戸内海放送で放送される番組「演じてみる」は介護について取り扱った番組ですが、その番組の特設サイトに「介護に関するお悩み掲示板」があり、視聴者から寄せられた質問に介護のエキスパートが回答しています。

全仁会グループの居宅介護支援事業所 在宅総合ケアセンターケアプラン室 ケアマネジャーの岩佐暁子課長が、回答しておりますのでご紹介いたします。

全仁会グループでは、病院ホームページから介護に関するご質問を随時承っております。お困りのことなどございましたらお気軽にご相談ください。

※番組の内容等には協力しておりません。

秘書広報課

 

 

栄養科通信vol.142「夏バテに、冷たい食べものは逆効果!」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

6月に入り、梅雨の時期がやってきましたね。

そこで注意していただきたいのが「夏バテ」です。
夏バテは真夏に起こると思いきや、梅雨の時期でも起こる可能性があります。夏バテとは、高温多湿の環境に体が対応できなくなり、体のだるさや疲労感、食欲不振になるなどの体の不調のことです。

梅雨はじめじめした時期のため、体に熱がこもり、体温が上昇しやすくなります。
暑い時は、冷たい食べ物を摂ればいいと思っていませんか?
冷たい食べ物を摂取すると、血流が悪くなり胃腸の働きが低下し、栄養素を十分に吸収することができなくなります。その結果、体力が低下してしまうのです。つまり、冷たい飲み物、食べ物が夏バテをかえって助長させているのです。

そこで、今回は今から始める夏バテ対策を紹介します。

1.食事
1日3食規則正しく食べ、かき氷やアイスクリームなどの冷たいものは控えましょう。
また、水分補給は喉の渇きを感じる前に行いましょう。そして、1日1リットル以上は水やお茶を飲むようにしましょう。大量に汗をかいたときはスポーツドリンクや経口補水液で水分補給を行いましょう。

2.睡眠
1日6~7時間は睡眠をとり、疲れを残さないようにしましょう。
そして、休みの日も遅くまで寝ないで、朝は太陽の光を浴び、生活リズムが乱れないようにしましょう。

3.運動
運動を習慣づけることで、夏バテに負けない体力をつけることができます。
また少し疲れることで、眠りやすくなります。毎日20~30分の運動が理想です。難しいと思っている方も、通勤中の階段の利用やラジオ体操、掃除など、ちょっとしたことでも運動になります。少しずつ始めましょう。

夏バテ対策は基本的には規則正しい生活と運動です。
本格的に体がバテてしまう前に、今から対策をして楽しい夏をむかえましょう!

管理栄養士 Y.M

地域で転倒予防に取り組みましょう!

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

梅雨の季節を迎えましたが、いかがお過ごしでしょうか。

予防リハビリでは地域包括支援センターのご依頼の下、地域の転倒予防教室(公民館やサロン等)でお手伝いさせていただくことがあります。そこでは健康・転倒についてのお話や転ばないための体操などを実施しています。

人は加齢とともに、筋力低下や歩行障害など様々な原因が重なり、バランスを保ちにくくなると言われています。
65歳以上の3人に1人が1年間に1回以上転倒しているという報告もあります。「平成30年版 高齢社会白書(全体版)」によると、介護が必要になった主な原因は、認知症、脳血管疾患、高齢による衰弱に次いで、骨折・転倒が4番目で全体の12.5%を占めています。
自宅での転倒は「庭」が最も多く、室内に限定すると「居間・茶の間・リビング」が最も多いとされています。
すり足で歩きがちな方は、カーペットや敷居などのちょっとした段差でも足を取られて転倒する危険性があり注意が必要です。また転倒によるけがや骨折によって寝たきりや身体機能の低下を招き得ることもあります。

転倒を予防するためには、日頃から筋力強化、ウォーキングや散歩など無理のない範囲で体を動かすことがおすすめです。なかなか家では出来ない、一人では続ける自信がない方は、近所の公民館や地域のサロンで開催されている転倒予防教室に足を運んでみてはいかがでしょうか。
最後に転倒予防につながるトレーニングを2つご紹介します。

 

 

理学療法士M

◎ お問い合わせ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション
TEL:086-427-1128 (相談担当:大段)

第12回日本ニューロモデュレーション学会指定講習会 ニューロモデュレーションサポートプロバイダー(NMSP)コース参加報告

令和元年5月11日(土)に東京都千代田区都市センターホテルにて第12回日本ニューロモデュレーション学会指定講習会が開催されました。当院からは看護師1名、理学療法士1名、臨床心理士1名、臨床工学技士1名、計4名が参加しました。

この講習会は脳深部刺激療法(DBS)と脊髄刺激療法(SCS)を受ける患者様に質の高い医療を提供するために開催されていました。今回より指定講習会受講後、試験に合格すると「ニューロモデュレーションサポートプロバイダー(NMSP)」の学会認定となります。今までは医療機器メーカ向け講習会のみでしたが、この治療をチーム医療として行うべきとして、医療従事者をメインの対象とした認定制度となりました。

講習会はSCSやDBSに関わる解剖、手術手技、各メーカの機器特徴などニューロモデュレーション治療の医師より講義を受けました。難しい内容もありましたが、とても勉強になりました。
受講した4名とも試験に合格して、後日認定を受けることができました。今後はNMSPが在籍し、専門知識を活かして治療に携わります。ニューロモデュレーションを必要とする患者様によりよい治療を提供できるよう体制を強化していきます。治療について興味がある方はご連絡ください。

 

倉敷ニューロモデュレーションセンター ME T

 

高齢者の脱水とその予防法について~通所リハビリより~

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

みなさん、こんにちは!暑い日が続いていますがお元気でお過ごしでしょうか?
今回は高齢者の方の脱水とその予防法についてお話していきます。
まず、はじめにわたしたちは、1日に約2.5ℓの水分が身体の中を出入りしています。
身体の中には、体内で作られる水分や飲み水や食事から補給されます。身体の外には、尿や便・汗や呼吸によって排泄されます。

○高齢者の方は脱水になりやすい要因は以下の通りです。
・水分を貯蔵する場所が少ない
加齢によって体液(水と電解質を含む体内の総水分)の貯蔵部位である筋肉量が減少し、体液を蓄えにくい。
・基礎代謝量が減少している
高齢者は基礎代謝量が減少し、運動を行うことで発生する代謝によって生成される水分も減ってくる。また、細胞内の水分も少なくなる。
・腎臓の機能が低下している
加齢によって腎臓機能が低下すると、老廃物を排泄するために多くの水分が必要となり、体液が失われやすい。
・のどの渇きを感じにくい
のどの渇きを知らせる口渇中枢の働きが鈍くなり、渇きを感じにくい。自覚せぬまま水分不足になる事も多い。
・体調不良で水分不足になる
食欲不振だと摂取する水分量や塩分量も減少する。また下痢や嘔吐を起こすと水分を過剰に失う。
・水分摂取を控える傾向がある
頻尿や失禁を嫌がる、誤嚥を恐れるといった理由で、水分の摂取そのものを控える高齢者も多い。
上記のような理由から高齢者は脱水になりやすく、6月から脱水で病院に来られる方が多いため、今から気をつける必要があります。

○こんな時は「隠れ脱水」かも・・・
脱水かどうかを調べる簡単な方法があります。その場で出来るのでぜひ試してみてください!!
➀手の甲の皮膚をひっぱって放した後、3秒以内に戻らない
②親指の爪を押して放した後、3秒以内に爪の赤みが戻らない。
このような症状がある方は、隠れ脱水かも知れません。細めに水分を摂るなどして下さい。

この他に脱水かどうかチェックする方法としては以下の点に気をつけて下さい。
①唇が渇いている
➁舌が渇いている、舌に亀裂がある
③いつもより、おしっこの回数や量が少ない
④おしっこの色が濃い
➄便秘気味である
⑥下痢や嘔吐がここ3日間で3回以上みられた
⑦発熱(37°以上)が1日以上続いている
⑧いつもより汗を多くかいている
⑨ここ3日、食事量が十分ではない
⑩暑い場所に長時間いた
1つでもチェックがついたら、脱水のリスクが高くなるため注意しましょう。脱水は静かに進行します。
早め早めの対処が重要です。経口補水液で、水分と塩分を補給しましょう。

○当通所リハビリでの取り組み
通所リハビリでは、季節に合わせてテーマを変え「健康講座」という名称でご利用の方々にスライドショーで健康に関する講義を行っています。さらに昨年は、6月~8月に脱水の健康講座を行い、その中でOS1の試飲を行い味の感じ方の違いを体験していただきました。さらにクイズも組み合わせるなどの工夫をし、とても好評を受けました。
こうした取り組みを行うことで今後もご利用者様の健康維持・活力へと繋がっていけばと思います。

通所リハビリ 介護福祉士 M.K

 

 

 

 

倉敷老健―循環器回診の先生が代わりました―

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

倉敷老健では、毎週水曜日9時30分から循環器回診を行っています。昨年度までは伊東先生による循環器回診でしたが、今年度から岩崎先生に代わりました。岩崎先生は、岡山大学を卒業後、23年間心臓病センター榊原病院で勤務し、心臓カテーテルや心臓CTで数多くの患者さんを検査・診断・治療してこられました。今回老健の循環器回診を担当して下さり、大変心強く思っています。回診では循環器に関することだけでなく、入所の方の疑問や症状に対しても、いつもわかりやすく、にこやかに答えてくれます。

入所の方が安心してリハビリを行い、自宅に帰ることができるよう岩崎先生の協力のもとこれからも尽力して参りたいと思います。

老健職員K

機能的脳神経外科領域の専門書『ここが知りたい定位脳手術・電気刺激療法Q&A』に上利崇センター長が著書で協力いたしました

 このたび、中外医学社より岡山大学大学院医師薬学総合研究科脳神経外科教授 伊達勲先生が編者をつとめられた専門書、『ここが知りたい定位脳手術・電気刺激療法Q&A』がが出版されました。

この著書はの機能的脳神経外科分野で行われる定位脳手術や電気刺激療法についての専門書となっており、この分野へ取り組もうとする脳神経外科医にQ&A方式で情報を提供し、参画を期待するものです。

岡山大学では50年以上前からこの分野に取り組まれており、その歴史や、近年MRIが高性能になり電気刺激の電極を埋め込む位置が極めて正確に同定できるようになったこと、実際の手術に必要な器材(フレーム、ワークステーション、鍼電極、記録装置など)の詳細について、実際の手術や術後管理等が記されています。
こちらのリンクから冒頭数ページご覧いただけます

大変名誉なことに、当院 倉敷ニューロモデュレーションセンター上利崇センター長と倉敷平成病院臨床心理士 若森孝彰さんがこの専門書へ著者として協力させていただいております。

機能的脳神経外科を体系的に学びたい方には最適な一冊だと思われます。ご興味のある方は是非ご一読下さい。

秘書広報課

第9回 わくわくカフェ開催

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

2019年5月18日(土)、第9回目となる「わくわくカフェ」を在宅ケアセンター4階 多目的ホールにて開催しました。わくわくカフェは、以前は「もの忘れ予防カフェ」という名前で開催していました。こうした、いわゆる「認知症カフェ」とは、厚生労働省が、認知症の方の、地域での日常生活・家族支援の強化に向けた取り組みの1つにあげているものです。当院では2013年12月より、もの忘れ予防カフェの開催を行い、認知症の方の普段はみられないご様子をみることが出来るきっかけ作りや、ご家族同士が知り合える場の提供を目指してきました。

参加者さんからの名前案のご応募があり、第7回目の開催より「わくわくカフェ」と名前を改めて開催しています。わくわく!する気持ちと、認知症疾患医療センター長の涌谷先生のわくわく!がかかっている素敵なカフェ名で、この度は令和初!の開催となりました。

当日はお天気にも恵まれ、19家族38名の方のご参加をいただきました。そのうち6家族の方には、ボランティアとして、事前の打ち合わせに始まり、受付や喫茶の担当や、ゲームタイムや交流タイムの担当もしていただきました。スタッフは、医師、看護師、精神保健福祉士、心理士、医療秘書、高齢者支援センター、訪問看護、通所リハビリ、広報と多職種が集い、協力して準備と運営を進めました。

まずは涌谷先生から、認知症予防のためには、「身体」「頭」そして「心」を動かしていくことが大切であるというお話をいただきました。このカフェがまさに、その3つを動かしていくきっかけになると素敵だと思いました。そして、通所リハビリスタッフより、認知症予防体操として「わくわく予防体操」を披露いただきました。坂本九の「明日があるさ」に合わせて、リズム良く身体を動かしていく楽しい体操でした。その次は、「わくわくパズルゲーム」を行いました。テーブルごとにグループに分かれ、牛乳パックで出来たパズルピースを参加者さん同士で協力して組み合わせていただきました。出て来たのは…「令和」の文字と、「涌谷先生の似顔絵」!ここでボランティアの方々に、たくさんサポートをいただき、参加者さん同士の交流を促進していただきました。笑いにあふれ、参加者さん同士もお話がはずむ様子がみられました。その後は、「料理コーナー」でミニパフェを作ったり、「創作コーナー」でマイうちわのデコレーションをしたり、「昔の遊びコーナー」で昔懐かしの玩具を手にして遊んだり、「脳トレコーナー」でタッチパネル式の頭の体操を行ったりと、様々なコーナーにご自由に回っていただきました。最後は、サプライズゲストの当院スタッフによる平成歌声バンドに、東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」、中島みゆき「糸」の生演奏をいただき、涌谷先生がマイクで美声を披露して下さる中で、参加者の皆さんも、声を合わせて歌っていただきました。10時から12時までの開催だったのですが、本当に、楽しい時間があっという間に過ぎてしまっていました。

当院でのわくわくカフェの取り組みは、次回の2019年11月16日(土)で10回目となります。「年々、内容がパワーアップしている」とボランティアの方々からも言っていただいておりますが、今後とも、認知症の方やご家族の方にとって、わくわくカフェがより楽しく、わくわくと交流できる場になれるよう企画していきたいと思います。また、より地域に根ざした活動になれるように、ボランティアの方々とも協力していきたいと感じております。

心理士 M

※許可を得て写真を掲載しています。