作成者別アーカイブ: heiseiblog

カビ対策で病気予防

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

6月となりました。6月と言えば梅雨入りし蒸し暑くうっとうしい時期というイメージが強く気分的にも滅入ってきますね。

さて梅雨など湿気の多い時期にはカビが繁殖しがちです。カビは食品を腐敗させるだけでなく、実は病気も引き起こします。最近では、こういったカビによる病気が増えているといわれています。カビが増殖してから対策を行うより、できるだけカビが生えない環境をつくることが一番です。そのためには、湿気をできるだけ抑えることがカビ対策の基本です。いずれにせよ「たかがカビ」とは侮れません。私たちの周辺には常にカビが舞っています。ちょっと免疫力が落ちた時に、カビが原因となって病気にならないとも限りません。だからこそ、日頃の対策が重要となります。そういった観点からもカビの生えてないきれいな家で生活したいものです。

 

放射線部 ろん

第35回ひまわり号ボランティア 参加報告

カテゴリー: ケアプラン室 | 投稿日: | 投稿者:

5月26日(日)、「倉敷ひまわり号」に参加し宮島へ行ってきました。「倉敷ひまわり号」とは日ごろ電車に乗って旅をすることが難しい障がい者の方とボランティアの方が一緒にJR等の公共交通機関を使って日帰り旅行を楽しむという取り組みです。

今年は約85名の障がい者の方と、行きが普通電車で帰りは新幹線というひまわり号が始まって以来、初の方法での旅行を楽しみました。障がい者の方と街に出ると、車いすが通るには新幹線の通路がギリギリだったり、多目的トイレが無かったり……。バリアフリー化が進んできたとは言え、ハード面もソフト面もまだまだ整っていないことを改めて感じます。それでもご参加の方々は厳島神社や水族館を楽しみ、「普段は乗れない」と新幹線を喜ばれ、ボランティアとの交流に笑顔がいっぱいでした。

心のバリアフリーがどんどん広がるといいなと思った一日でした。

ケアプラン室 I

園芸活動 ~たくさん収穫できるといいね~

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

デイサービスドリームでは、昨年はゴーヤを植え、思いのほか豊作で、ジュースや佃にして利用者様と一緒に食しました。(私は苦手なので食べていませんが…笑)
今年は、オクラ、パプリカ、サニーレタス、きゅうり、ネギ、枝豆、みょうが… 夏野菜をいろいろと植えてみました。園芸活動として、利用者様と一緒に種をまいたり苗を植えたりしました。

 

 

 

 

 

そして、園芸好きの利用者様数人が毎日水やりをしたり肥料をまいたりと、毎日野菜のお世話をしてくださっています。1ヶ月たった現在はこんな感じに成長しています。

私は、オクラがこんな風にできるとは知りませんでした(笑)

 

 

 

パプリカはまだちっちゃいピーマンみたいですが、これから大きく赤くなってパプリカらしくなるようです。(パプリカは大好きなので個人的に楽しみです…笑)

 

 

 

ネギとみょうがは、7月開催予定のドリームの夏の一大イベント『流しそうめん』の薬味にしたいと思っています。枝豆はビールのお供にしたいですね(笑) ビール片手に枝豆をつまみながら、流しそうめんを食べる… 想像しただけで美味しそう~♪ どの野菜も収穫が楽しみです。どのくらい収穫できたか、どんな味だったかは、またご報告したいと思います。

デイサービス ドリーム 看護師

風薫る神戸・北野 ~お洒落なフランス料理と異文化を巡る旅~

カテゴリー: ケアハウス | 投稿日: | 投稿者:

5月22日(水)、総勢39名(ご入居の方33名・職員6名)で神戸北野へ行ってきました。昼食のフランス料理店では照明から調度品までフランスから直輸入された店内で、イケメンのスタッフに女性陣はにっこり。美味しい料理に囲まれワインやシャンパンもすすみ、自然と会話も盛り上がり、非日常の体験に皆様大変満足されていました。午後からの「北野工房のまち」では、皆さん両手いっぱいにお土産を購入され、北野を満喫されているようでした。帰りの車内では、懐かしの昭和歌謡を一緒に歌い、あっと言う間に倉敷へ帰ってきました。

「とても良かったわ~ありがとう!」「ご苦労様でした~」「今度はどこに行くの?」と声を掛けてくださり、無事に帰所できたことと到着後の皆さんの笑顔を拝見すると、こちらもホッと安心しました。

ケアハウス ドリームガーデン倉敷 S

芸術作品

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

私事ですが、先日、念願だった鳥取砂丘へ行ってきました。
とても風が強い日で、砂がサラサラと舞っていました。

近くにある、砂の美術館にも行きました。
素材が砂であるとは思えないような、繊細な彫刻作品たちが展示されていました。あんなにサラサラしていた砂が、固められ、整形され、芸術になっている・・・

そう、薬も同じです。
最もメジャーな剤形である錠剤。今回は、製錠についてのお話です。

製錠法はいくつかありますが、最も一般的に用いられている、湿式顆粒圧縮法という方法について紹介します。
① まず、原料粉末を粉砕して大きさを揃え、整粒して形を揃えます。すると、サラサラとした粉薬である散剤となります。
② 次に、賦形剤(扱いやすくするもの)や崩壊剤(有効成分の放出を助けるもの)、結合剤(接着させるもの)など必要ものを添加したり、混ぜたり練ったりした後に、乾燥させ、形を整えます。すると、粒状の顆粒剤となります。
③ さらに滑沢剤(流動性や滑沢性を与えるもの)を加えたものを混ぜ合わせ、打錠(一定の形状に圧縮する操作)を行うと、待望の錠剤の出来上がりとなります。

しかし、ここで終わりではありません。お手持ちの薬があれば見ていただきたいのですが、表面がツルツルしていたり、マークや薬の名前が書いてあったりしませんか。
薬をコーティングすることで、においや味の改善、見た目の改善、薬の成分の保護、薬の効果時間の調節など、いろいろな働きを与えることができます。
また、薬に施されているマークや名前のことを印字と言いますが、印字は、その薬が何なのかを教えてくれます。

たくさんの知恵が詰まったその一粒、ぜひ薬効も思い返しながら、正しく飲んでくださいね。

 

薬剤部 P

熱中症に気を付けましょう

6月になり、気温の高くなる日も増えてきました。この時期はまだ身体が暑さに慣れておらず、熱中症にかかりやすい時期です。私も以前、屋外でスポーツをしていた際に、急に立ちくらみがし、気分が悪くなったことがあります。その時は、水分補給をしていなかった為、熱中症になりかけたのだと思います。今年もすでに熱中症で亡くなられた方もでており、特に下記の人たちは注意が必要です。

乳幼児や高齢者は、熱中症を起こしやすいもの。暑い日や湿度の高い日には特に気をつけましょう。

まずは、乳幼児。大人よりも新陳代謝が活発で体温が高く、体外に汗を出す汗腺の発達が未熟のため、乳幼児は体温のコントロールがうまくできません。そのため、外出時には水分補給や服装に気をつけてあげましょう。顔が赤くなっていたり、汗をたくさんかいているときには、すぐに涼しい場所に移動をして下さい。

また、年をとると体内の水分割合が少なくなります。さらに高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくいもの。そのため高齢者は熱中症になりやすいのです。加えて、心機能や腎機能が低下していると、熱中症になった時の症状が重くなりやすいという傾向もあります。

このほか、運動に慣れていない運動部の一年生、肥満の人、寝不足や疲れなどで体調が悪いとき、二日酔いや下痢などで体内の水分が減っているときも、熱中症が起こりやすくなります。

ちなみに、肥満の人に起こりやすいのは、皮下脂肪が多いと体内の熱が外に逃れにくくなるからです。
しっかりと対策を行い、暑さに負けない6月を過ごしましょう。

ケアセンターショートステイ 介護福祉士 T・H

 

第19回糖尿病療養指導士認定試験に合格しました

今回私たち4名(看護師2名・管理栄養士2名)が、第19回日本糖尿病療養指導士認定試験を受験し、青山先生をはじめ糖尿病療養指導士の先輩方のサポートもあり、合格することができました。この場をお借りして、お礼申しあげます。

振り返ってみると、療養指導士受験は長い道のりでした。昨年の6月に受験申し込みを行い、秋にe-ラーニングによる講習視聴を受け、12月上旬までに糖尿病療養指導士の自験例を10症例提出し、3月に筆記試験に臨みました。
この受験を通して看護師以外の職種が糖尿病指導にどのように関わっているのか、また各医療スタッフが密接な連携を保ち、専門性を活かしたチームアプローチが必要であることを学びました。

今年の試験結果を受け、当院の糖尿病療養指導士は計22名(看護師8名、管理栄養士6名、薬剤師5名、理学療法士3名)になりました。

※糖尿病療養指導士のサイトによると、岡山県内では岡山済生会・川崎医科大学に続き岡山大学病院とならび3番目に多い人数となっています。

これからも糖尿病患者さんのお役に立てるアドバイスができるようにがんばりたいと思います。

糖尿病療養指導士 看護師 YM

 

大腿外側筋肉痛の鍼灸治験

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

長い間に大腿外側筋肉痛を患っている40代の女性患者さんが当院を訪れました。

この患者さんはもともとマラソンが趣味でよく走っていましたが、3年前のマラソン大会の後、膝の外側が痛み出し、腸脛靭帯炎と診断されました。しばらく様子を見ているうちに、日常生活に支障は出ないほどに回復しましたが、走ると、やはり膝の外側に痛み、太ももの外側に張り感が現れます。

来院時に、2か月後のマラソン大会を参加するために走る練習をしているから、症状が悪化し、立ち上がるときや膝の曲げ伸ばしをするときに痛みが強く感じるようになっています。

普段、冷え症があり、身体も割と硬くて、腹部と下肢に冷えを感じます。冷えの原因で、血液の循環が悪く、組織の栄養状況は良くないから、症状の回復が遅れた一因になっていると考えられます。

治療には、大腿の側面を通る足少陽胆経の風市(ふうし)、陽陵泉(ようりょうせん)など局所の循環を促し、冷えの改善に腹部の陰交穴に鍼と灸を行いました。また筋肉やスジの血流改善に曲泉(きょくせん)や三陰交、太衝(たいしょう)のツボを使って治療を行いました。

治療し始めてから、すぐ日常生活時の症状は改善されましたが、走る時にやはり痛みを感じます。しばらく治療を続けていくうちに、走った後は張り感が現れるけど休めば治るようになったので、患者さんも自信がついて予定していたマラソン大会に出場できました。大会の後に一時的に筋肉のこわばり症状が少し出ましたが、その3か月後に、また別のマラソン大会では完走できましたし、特に症状の悪化もありませんでした。

鍼灸院 MK

Fib4-indexで早期発見

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪が蓄積した状態をいいます。原因は一般的には食べ過ぎや飲み過ぎ、運動不足と言われています。脂肪肝の中でも肝硬変や肝がんを発症するリスクが高いものがあり、「非アルコール性脂肪肝炎(NASH)」といいます。肥満や加齢、高血圧などの場合にはNASHを発症しやすいと言われています。肝臓の病気では症状があらわれにくく、気づいたときには進行してしまっている場合もあります。NASHの診断には肝生検が必要です。この検査は肝臓の組織を採取するために特殊な針をお腹に刺すので、患者さんに負担の大きい検査です。もっと負担の少ない血液検査でもNASHの可能性を調べることはできます。Fib4-indexというもので、当臨床検査部でも今年の4月10日から導入しています。肝臓の働きを見るのに利用される血液検査項目のAST・ALT・血小板数の数値を使用して肝臓の線維化の程度を数値化します。次の式で計算します。

Fib4-index = ( 年齢 × AST ) / ( 血小板数 × ALT^1/2 )

この値が1.30未満であれば肝臓の線維化の可能性が低く、1.30以上で肝臓の線維化の可能性あり、2.67以上で肝臓の線維化の可能性が高いとされています。当検査部でも検討した結果、Fib4-indexが2.67以上の全ての症例において肝の線維化マーカーであるM2BPGiが陽性になっています。AST・ALT・血小板数の値が正常でもFib4-indexが高くなることがありますので注意が必要です。

自覚症状の現れにくいNASHを早期発見するために、血液検査をした際にはFib4-indexに注目してみて下さい。数値が気になる方は担当医とご相談下さい。

臨床検査部 N.K

当院の脳神経外科専門医3名が日本定位・機能神経外科学会機能的定位脳手術技術認定を受け、全4名になりました。

倉敷平成病院では2017年4月に機能的脳神経外科領域を専門とする「倉敷ニューロモデュレーションセンター」を開設し、DBS(脳深部刺激療法)を実施しております。
以前より、センター長の上利崇医師は技術認定を受けておりましたが、このたび、高尾聡一郎医師、篠山英道医師、重松秀明医師の3名が技術認定を受け、技術認定医が全4名となりました
2018年に引き続き、施設認定も継続しており、一層の専門強化。精度の高い手術の実施に努めてまいります。

※日本定位・機能神経外科学会では、技術認定委員会および理事会の決定により、過去3年間の機能的定位脳手術症例登録数が18例以上の施設を機能的定位脳手術技術認定施設とし、そこで一定数の症例の手術に関与した者に対し、技術認定を行うことを決定しております。

※画像は一部加工してあります。

秘書広報課