早めの対策で認知症を予防しよう!

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

日中汗ばむ陽気の日が増えてまいりました。みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

さて、年齢を重ねるにつれて、「人の名前が思い出せない」「以前より段取りが悪くなった気がする」といったことはありませんか。
年齢のせいだと見過ごされがちなこれらの変化。実は認知症の一歩手前である「軽度認知症(MCI)」のサインかもしれません。

MCIはご本人やご家族に認知機能低下の自覚があるものの、日常生活は問題なく送ることができている状態のことです。
健常と認知症の中間の状態であり、認知症だけでなく、健常な状態にも移行しうる状態であるともいえます。

MCIは、1年で約5~15%の人が認知症に移行する一方で、1年で約16~41%の人は健常な状態になることが分かっています。
そのため、できるだけ早期にMCIを発見することや、早期から認知症予防の対策を行なっていくことが重要であり、適切な認知症予防を講じることで、健常な状態への回復や認知症への移行を遅らせることが期待できます。

以前、認知症発症や進行のリスクを防ぐための対策についてご紹介させていただきました(リンク:2024年2月14日)。
今回は、認知症予防の効果を高めるために、運動を習慣的に行なうコツについてお伝えします。

運動は週3日以上の頻度で半年以上続けること、さらには中強度以上(ややきついと感じる程度、少し息が弾む程度)の運動が効果的です。

とはいえ、無理のない範囲で運動することや、日々少しの時間でも継続することが重要です。
普段運動することがない人は、身体を動かす時間を1日10分増やしたり、座りっぱなしにならないように気をつけるだけでも効果が期待できそうです。

意外にも普段行っている家事が、認知症予防に効果があることがわかっています。
掃除したり、洗濯物を干したり、こまめに動くことが全身に酸素を送ることにつながり、結果的に脳に刺激を与えてくれます。

調理することは複数の作業を並行しながら行うため、脳トレの一種といえるほどいい刺激になっています。
料理しながら栄養について考えるなど、脳に刺激を与えることができます。

「認知症予防」と聞くと身構えてしまいがちですが、毎日の家事が予防策になるなら、とても手軽で習慣化しやすいのではないでしょうか?

倉敷平成病院通所リハビリテーションでも、脳トレや、リハビリ職員による運動指導、口腔機能へのアドバイス、介護職員による集団プログラムや栄養指導等、様々なプログラムや定期的な認知や身体機能の評価を実施しています。
随時見学を受け付けておりますので、興味を持たれた方がおられましたらお気軽にお声かけください。

◎お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(相談担当 植木祐介) ※営業時間 9:00~17:00

作業療法士 S

イラスト:イラストac