令和7年度 倉敷市けんしんのご案内

カテゴリー: お知らせ, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

倉敷平成病院では6月2日(月)より、【令和7年度倉敷市けんしん】のご予約を開始いたします。

倉敷平成病院では、生活習慣病予防健診、胃がん検診(X線)、大腸がん検診、肝炎ウイルス検診、女性の一般健診、乳がん検診、子宮がん検診、歯周病検診などが受けられます。

けんしんの内容、対象、負担金等は概要となりますので、詳細は【倉敷市けんしんガイド】をご確認下さい。

また、【倉敷市けんしん】は ご予約制です。お電話(086-427-1140)にてご予約を承っております。

お電話対応時間は 月~金(14時30分~16時)、土(9時30分~10時30分)です
予約回線は複数ご用意しておりますが、話し中の場合、お電話のお繋ぎができません。大変申し訳ありません。

また、実施期間は令和8年1月末まで(乳がん・子宮頸がん検診は令和8年3月末まで)ですが、ご予約枠がいっぱいになった場合はお受けできません。ご了承ください。
けんしん案内PDF

広報課

【通所リハビリでの言語療法のご紹介】

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

5月も終わりごろとなり、蒸し暑い日も続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

今回は、通所リハビリでの言語療法について紹介したいと思います。当通所リハビリには2名の言語聴覚士が在籍しており、ご利用の方へリハビリを提供しています。ところでみなさんのなかには「言語聴覚士」という職種に聞き馴染みのない方もいらっしゃるのではないでしょうか。言語聴覚士は障害をお持ちの方に言語療法を行い、機能の回復を図っていきます。

言語療法とは、①言語障害(失語症)、②喋ることや飲み込みの障害(構音・嚥下障害)、③脳の働きの障害(認知・高次脳機能障害)がある方を対象として、訓練や指導・援助などを行っています。それぞれの障害によって症状や訓練内容は異なりますが、当通所リハでは「機能低下を予防し、自分らしい生活を送ることができる」を目標に支援させていただいています。ここからは、具体的な症状や訓練内容をご紹介していこうと思います。

○失語症
脳の損傷を原因に言葉を聞いて理解することや話すこと、文字を読んだり書いたりすることが難しくなることがあります。失語症の症状や程度は様々です。訓練として、絵が描かれたカードやプリントを使用して、言葉を聴いて理解する練習や文字を読んで理解する練習、物の名前を答える・説明する練習を実施しています。

○構音・嚥下障害
病気や加齢が原因で発声発語器官(口や舌、喉など)の筋力低下や麻痺が生じ、喋りにくさや飲み込みにくさ、食事でのムセ等の症状が見られます。訓練として、舌を動かす練習や筋力強化、パタカラ体操、早口言葉などの練習を実施しています。また、適宜ご利用の方のお食事の様子を確認し、安全に食事が行える方法や食事形態等について検討し、必要に応じてご家族様への情報提供を実施しています。

○高次脳機能障害
病気や事故などによる脳の損傷が原因で注意力や思考力の低下、感情のコントロールが難しい、物事を計画的に行うことが難しいといった症状が見られることがあります。この高次脳機能障害は「目に見えない症状」であるためご家族様や周囲の方も気づきにくいことがあります。訓練として、プリントやトランプ、積み木などの物品を使用した練習を実施しています。

このように1対1での個別リハビリを実施しています。また、個別リハビリ以外にも口腔機能や嚥下機能の低下の疑いがある方に対し、定期的に嚥下機能の評価や自主トレーニングの指導等も実施しています。ご自宅での生活で気になることや飲み込みのことで困っていることなどあれば、お気軽にご相談ください。

倉敷老健通所リハビリテーション 言語聴覚士 S.H
倉敷老健通所リハビリテーション 電話  086-427-1192

写真はイメージです。(写真AC)

「第38回 ひまわり号」医療スタッフとして参加して

カテゴリー: 医師, お知らせ | 投稿日: | 投稿者:

令和7年5月25日(日)、JR倉敷駅発の貸切列車「ひまわり号」が、尾道への日帰り旅行として運行されました。ひまわり号は、外出の機会が少ない障がいのある方々とそのご家族に、旅の楽しみを届けたいという思いから始まったもので、今年で第38回を迎える歴史ある福祉行事です。

当日は、抽選で選ばれた障がい者の方52名とご家族、ボランティアら計177名が参加し、晴天のもと笑顔あふれる一日となりました。救護班として、倉敷平成病院から医師1名(脳神経内科 涌谷陽介医師)と看護師2名が同行しました。個人としてのボランティア参加の職員は複数名います。

私たちの担当されたグループでは幸いにも体調を崩される方はおらず、特別な医療処置を行う場面はありませんでしたが、安心して旅を楽しんでいただけるよう、終始見守りを行いました。

列車内では、レクリエーションとしてじゃんけん大会や歌の時間もあり、ボランティアも参加者も一緒に大いに盛り上がりました。尾道の坂道では、高校生ボランティアが車椅子を引いてお手伝いする姿も見られ、「若い方の助けがあるからこそ、こうして来られるのよ」とご家族から感謝の声も聞かれました。

参加して感じたのは、ボランティアの年齢層の幅広さと、それぞれの温かい支援がこの活動を支えているということ。そして、参加者全員が自然と笑顔になれるような、誰一人うつむくことのない素敵な時間を共有できたことの感動です。

今回、医療班としての参加を通じて、地域とのつながり、そして支え合うことの大切さを改めて実感しました。私たちも、医療機関としての役割を超えて、地域の笑顔を支える存在でありたいと願っています。

倉敷平成病院 看護師 N・K

地域のテレビニュース(OHK)でも紹介されました。

満開の紫陽花を楽しみに・・・

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

老健入所では春から初夏頃の気候の良い時期には、ケアの一環として敷地内での屋外散歩に出かけ気分転換を図っています。

倉敷平成病院の桜見学で春を満喫した後も、老健の玄関脇の花壇でサツキやツツジ,花菖蒲,紫陽花が咲いて季節を感じさせてくれます。


今は蕾だった紫陽花がようやく咲き始め、満開になるのを楽しみにしています。

老健入所 リハビリ職員D

【株式会社セレマ様よりご寄贈いただきました】

カテゴリー: 看護部, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

この度、株式会社セレマ様より、今年の4月に入職した新人看護師に対して、バインダーファイルやハサミなど、看護業務に役立つグッズをプレゼントしていただきました。
4月23日(水)に看護部を代表して岡本看護部長が贈呈品を受け取り、新人看護師全員にお渡しいたしました。

温かいご支援とご厚意に、心より感謝申し上げます。
セレマの皆様、誠にありがとうございました。

広報課 Y

失語症の日イベント「第2回 岡山県サロン合同交流会」開催のご報告

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

毎年4月25日は、「し(4)つ(2)ご(5)」の語呂合わせから「失語症の日」とされ、全国各地でさまざまな関連イベントが行われています。岡山県ではその一環として、4月27日に「第2回 岡山県サロン合同交流会」を倉敷平成病院にて開催しました。

本交流会には、岡山市・倉敷市・総社市・玉野市・笠岡市・津山市など県内8つの地域で活動する失語症サロンが参加。失語症当事者やそのご家族、意思疎通支援者、言語聴覚士など約80名が集まりました。

当日は、各サロンによるポスター発表、グループ交流会、コーラス鑑賞といった2時間のプログラムを実施。ポスター発表では、当事者やご家族が、発症前の生活や失語症を受け入れるまでの心の葛藤、社会に対するメッセージなどを自身の言葉で発信され、会場からは深い共感と温かい拍手が寄せられました。

またコーラス鑑賞では、音楽療法のボランティア講師の伴奏にあわせて、懐かしい歌をくちずさんだり楽器を奏でたりと、会場は笑顔と歌声に包まれました。失語症があっても歌だと言葉がでてくる場合もあります。歌を通して心が通い合う、そんな力強い瞬間が随所に見られました。

今回のイベントには、山陽新聞、毎日新聞、テレビせとうちの各社にも取材いただき、地域における失語症支援の重要性を広く発信する機会となりました。

倉敷平成病院では今後も、失語症をはじめとする言語障害に向き合い、医療と支援の両面から、地域に根ざした活動を続けてまいります。

倉敷平成病院 言語聴覚士 副主任 H

※許可を得て写真を掲載しています。

歯1本の価値は約100万円?

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

突然ですが、質問です。歯1本の価値はいくらだと思いますか?
実は、専門家の見解によれば、歯1本の価値は約100万円ともいわれています。

歯科医師への調査では、永久歯1本の価値が平均104万円とされています。これは、むし歯や歯周病で歯を失ったときの治療費だけでなく、食事や会話など日常生活の質(QOL)を落としてしまう影響を考慮した数字です。また、交通事故で歯を全部失ってしまった場合は、後遺障害の慰謝料が約2800万円(100万円×28本)になるという話もあります。過去には不要な抜歯に対して1本150万円の損害賠償が認められた裁判事例もあります。
これらの数値から、単純に「歯1本の価値は約100万円」という言い方をすることはありますが、実際には歯の役割や重要性はお金では測り切れないほど大きいのです。

では、なぜ歯にはそれほどの価値があるのでしょうか。歯は食事をしっかり噛んで楽しむためだけでなく、発音や見た目の印象にも関わります。さらに、歯周病が全身疾患(糖尿病や心疾患など)に影響を及ぼす可能性も指摘されており、口の健康はそのまま体全体の健康にもつながります。

しかし、歯を失って初めて「もっと早くケアしておけばよかった」と後悔する方も多いのが現実です。歯を守るには、1. 定期的な検診やクリーニング、2. 正しいブラッシングや歯間ケア習慣、そして3. 生活習慣の見直し(だらだら食いや喫煙など)が重要です。また、異常を感じたら早めに歯科を受診することも忘れてはなりません。

歯はお金では代えられない、大切な身体の一部です。歯を大切にすることは、「将来の自分への投資」といえます。当院の歯科では、皆さまがいつまでも自分の歯で食事し、笑顔で過ごせるようサポートしてまいりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

「 画像はAI(ChatGPT + DALL·E)によって生成されたオリジナルイラストです(制作:2025年4月、使用目的に応じて生成)」

歯科医師 N

船穂ワイナリーへおでかけしてきました~グループホームのぞみ~

こんにちは、グループホームのぞみです。

5月とは思えないほどの真夏日が続き、汗ばむような陽気となってまいりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 グループホームのぞみでは、5月10日と17日に船穂ワイナリーへお出かけしました。名物のソフトクリームを味わった後は、色とりどりのパンジーや満開のバラが咲く花壇をゆっくりと眺めながら、心癒されるひとときを過ごしました。お腹も心も満たされ、皆さま笑顔で心地よい気分のまま帰路につかれました。

 これからも体調管理に十分配慮しながら、皆さまが毎日を楽しく健やかに過ごせるよう、スタッフ一同努めてまいります。

ピースガーデン倉敷4階 グループホームのぞみ T.R

【第35回日本臨床工学会参加報告】

カテゴリー: 臨床工学科 | 投稿日: | 投稿者:

第35回日本臨床工学会が「臨床工学の進歩と調和」をテーマに、令和7年5月17日・18日に大阪府大阪市大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)にて開催されました。当院からは臨床工学技士(CE)2名が座長および発表として参加しました。

髙須賀は座長として公募企画「ニューロモデュレーションという新たな業務~植込み型心臓デバイスの次はこれだ!」を行いました。基調講演として日本定位・機能神経外科学会前理事長である上本町ふるえと頭痛・脳神経クリニック院長平林秀裕先生にご登壇して頂きました。平林先生は「神経難病への挑戦:ニューロモジュレーション療法とは」と題して、脳深部刺激療法(DBS)を受けた患者動画や神経ネットワーク、脊髄刺激療法(SCS)の概要についてわかりやすく講演して頂きました。その後CE業務紹介として、SCS業務を釧路三磁会病院、DBS業務を国立病院機構宮城病院より講演を行いました。

講演後は聴講者とのディスカッションを行いました。質問があり、業務を行う上での教育や勉強方法、業務の携わり方など、悩みや疑問点を共有することができ、限られた時間で充実した内容となりました。
大会2日目の朝早いセッションにもかかわらず、多くの聴講者がいたことはとてもうれしく、CEが携わる施設が多くいたことを伺うことができました。
樽井副主任は一般演題「パーキンソン病の脳深部刺激療法における刺激条件方法の検討-脳局所フィールド電位法とコンタクトスクリーニング法の比較-」を発表しました。DBSの新たな刺激方法であるaDBSをどのように活かすべきか、スクリーニング方法の比較検討した研究内容を発表しました。

日本臨床工学会はCEが携わる学会の中では一番の規模です。発表以外にも様々な内容について勉強することができました。さらに、全国のCEが一堂に集まるため、親睦を深めることができました。日本臨床工学会は業務指針作成や診療報酬獲得に繋がる可能性があるため、座長や発表は大変貴重な機会となりました。今後も院内外での活動を精力的に実施していきたいです。

臨床工学科 主任 T

※ 学会会場内の写真撮影は禁止されており、会場外の写真のみとなっています。

【第35回日本臨床工学会公募企画セッションのご案内】

皆で庭のお手入れ~草取りをしました~

カテゴリー: ケアハウス | 投稿日: | 投稿者:

ケアハウスドリームガーデン倉敷でにはお部屋や廊下の窓から眺められる中庭を敷地内に設けています。
4つに分かれたこの庭を『四季の庭』と呼んでいます。
それぞれ植木や花で「春・夏・秋・冬」を表現しています。春の庭にはハナミズキ、夏の庭にはスイカやトマトの鉢植え、秋の庭には紅葉、冬の庭には梅の木など季節ごとに楽しめるようになっています。

が、しかし、お世話をしないとこの通り! 雑草の生命力はすさまじく、草取りをしてもしてもまたすぐにボウボウです。

庭師をされていたご入居の方が時間を見つけてはお世話をしてくださっていましたが、なかなか追い付かず、日中の暑さも増して来たので今のうちにと思い、他のご入居の方々にもご協力いただいて、草取りをしました。

「膝が悪いのよ」「腰が痛くなるね」など言われながらもお手伝いしてくださいました。黙々と一心不乱に雑草と戦っている方、仲の良い方同士でおしゃべりをしながら時々手が止まっている方(笑)、皆様のおかげでアッと言う間にきれいになりました。ご協力ありがとうございました。
きれいになった中庭を眺めながら、お茶を一服。穏やかな時間が過ごせるといいですね。

ケアハウス ドリームガーデン倉敷 Y