日別アーカイブ: 2025年10月8日(水曜日)

栄養科通信202 「糖尿病料理教室開催報告」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

10/4(土)に糖尿病料理教室を行いました。
倉敷生活習慣病センターが開設されてからずっと2ヶ月に1度開催しています。

コロナ禍で中止していた時期もありましたが、再開の要望が多く、感染対策に気をつけてまた実施しています。
今回で132回目となる長寿イベントで、対象者は糖尿病患者さんとそのご家族です。

糖尿病食と言われて「野菜ばっかり。量が少ない。カロリー計算が面倒」と思われている人はいませんか?
野菜たっぷりは正解ですが、必要量のタンパク質は摂れますし、カロリー計算にこだわりすぎるよりバランスを重視した方がいいんです。
献立は、私たち管理栄養士が、毎回工夫をこらして考えています。

今回は「サルコペニア・フレイル予防にタンパク質をしっかりとろう」をテーマに、秋の味覚とタンパク質を組み合わせました。
きのこの炊き込みご飯、鮭の昆布〆、金平ゴボウと水菜のサラダ、オクラとエノキのとろみスープ、黒豆入り抹茶チーズケーキで、560kcal、塩分3.0gです。

ご参加のみなさんと調理するのが基本ですが、今回はサルコペニア・フレイル予防ということで筋肉量測定(InBody、握力、6m歩行速度)とミニ講義も行いました。
糖尿病があると筋肉量が低下しやすく、そのために血糖コントロールが乱れることもあると知り、よりタンパク質の重要性や食事バランスを整えることを意識していただけたようでした。

自分の食生活に興味を持ち、自己管理能力を高めるため、また、ご参加のみなさんと楽しく調理ができるよう、今後も料理教室の開催を続けていきたいと思っています。
参加やレシピ希望などは倉敷生活習慣病センター受付にお問い合わせください。

管理栄養士 A子