第56回のぞみの会だよりー7ー

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

「第56回のぞみの会」は、昨年に引き続き冊子と動画での開催が決まり、現在準備を進めています。

倉敷平成病院創立三十周年記念事業として進められておりました病院増改築工事が令和3年8月無事に完工となりましたが、新しくなった救急棟についても冊子と動画で詳しく紹介する予定です。

動画では倉敷平成病院のマスコットキャラクター「ぜっとくん」が従来よりも広く、機能も向上した手術室などを探検スタイルで紹介いたします。

全仁会創立時からの『救急から在宅まで 何時いかなる時でも対応します』の理念のもと、これまで以上に安全・安心で高度な医療を提供すべく整備された新救急棟、ぜひご覧ください。

第56回のぞみの会 実行委員 ヘイセイホームヘルプステーション N

第34回神経セミナー開催報告 「認知症を正しく知る」

カテゴリー: お知らせ, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

「認知症を正しく知る」をテーマに、10月16日(土)、第34回神経セミナーが開催されました。

今年も昨年に引き続き感染対策に留意し、アクリル板の設置や約30名という極少数の参加の他、YouTubeにての動画配信(10月末公開予定)での講演となりました。講師に川崎医科大学医学部臨床医学認知症学教授和田健二先生をお迎えし、「アルツハイマー病を再考する~多様性への対応と今後の課題~」をご講演いただきました。日本と世界の治療薬の承認の歴史、また2021年6月に米国FDAにて迅速承認された初のアルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」の機序について等を解説いただきました。


アルツハイマー型認知症の医療・介護コストとして、医療費や公的介護費、生産性の低下による損失だけでなく家族が行うインフォーマルな介護コストまで盛り込まれた試算を示されました。数字が提示されることによりこの疾患により莫大な損失を被っていることを実感しました。その上で令和元年に示された認知症施策推進大綱では認知症は多くの人にとって身近なものであり、「共生」と「予防」を車の両輪として施策を推進していくことが示唆されました。また、軽度認知障害(MCI)の前段階として脳内に病変は存在しているが,認知機能障害などの症状は顕在化していない「プレクリニカル」段階からの先制治療についてもご解説下さいました。

質疑応答で和田先生は「にこやかに朗らかで一緒に居て楽しい人であること」「ポジティブに捉えること」が年を重ねていく上では重要とおっしゃられたのが印象に残りました。
コロナ禍で認知症の当事者また介護をされるご家族の方も様々な不便を強いられています。当院では、認知症疾患医療センターを中心に、多職種によるチーム医療で患者さんやご家族をサポートしていますが、この講演を機に一層認知症への理解を深め、実際の治療やケアに役立てていければと感じました。

※YouTubeに動画がアップされましたら改めてご案内いたします。

 

秘書・広報課

 

寒暖差アレルギー

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

一日の寒暖差の大きい季節の変わり目の時期ですが、鼻がムズ痒かったり、くしゃみが止まらなかったりしませんか? 寒暖差によって起きる鼻炎の症状を「寒暖差アレルギー」といいます。
医学的には「血管運動性鼻炎」と呼ばれ、温度差が刺激となって鼻の粘膜の血管が広がり、粘膜が腫れることで引き起こされると考えられています。

一般的なアレルギー反応と異なるため、寒暖差アレルギーのみを対象にした薬は販売されていませんが、抗アレルギーの内服薬やステロイドの点鼻薬などを用いることがあります。症状が軽い場合は市販のお薬でもコントロールできますが自己判断には注意が必要です。医師や薬剤師にお気軽にご相談下さい。

また寒暖差アレルギーの症状は、寒暖差がなくなれば自然と落ち着く場合がほとんどです。コロナウイルスの感染対策の面からマスクが手放せない日々が続きますが、マスクは鼻の粘膜に感じる温度差をできるだけ小さくするため寒暖差アレルギーにもとても効果的です。

その他にも栄養バランスのとれた食事や適度な運動、十分な睡眠をとり温度差による刺激に左右されない体づくりを目指しましょう。

引用: https://kenko.sawai.co.jp/theme/201911.html

薬剤部 YS

院内避難訓練の実施報告

カテゴリー: 事務部 | 投稿日: | 投稿者:

9月13日(月)、救急棟完成後、初めての避難訓練を行いました。
事前に委員会で夜間想定のシナリオ及びマニュアルを作成して訓練に臨みましたが、現場の動きと事務サイドの動きにタイムラグが生じ、避難誘導開始後に誘導開始放送を行うという問題点が見つかり、訓練の実施により、課題が見つかったことで、訓練の重要性を再認識しました。

実際の火災の場合、ワンフロアにつき100名近くの患者さんの誘導が必要になります。自動通報装置やスプリンクラー等、必要な設備を完備していますが、特に夜間帯は、最少人数で初期消火・避難誘導を行わなければなりません。

万が一の時、迅速に対応できる体制の確保を今一度構築する必要性を感じました。

施設・搬送管理課

家事の秋

カテゴリー: 訪問看護ステーション | 投稿日: | 投稿者:

10月に入っても暑い日が続きましたが、朝夕の冷え込みや日の短さに秋を感じています。
栗や秋刀魚などの美味しいものも旬をむかえます。食欲の秋、スポーツの秋、行楽の秋・・・。いろいろな事に取り組みたい季節ですが、やはり新型コロナウイルスの感染状況が気になるところですよね。

それならば、家事の秋というのはいかかでしょうか。年末の大掃除を前倒しするというのもいいですね。
「アイロンをかける、衣服を折りたたむ、掃除をする、散歩をするなど、低・中強度の身体活動であっても、血糖値を下げるのに役立つ」という報告があります。また、家事をすることは、高齢者の身体だけではなく、脳も健康にすると言われています。家事に多くの時間を費やしている高齢者は、脳の容積を大きく保っているそうです。

私も自宅にお伺いしてリハビリを行っていますが、その際に家事を取り入れることもあります。例えば掃き出し窓の雑巾がけをすることで体を伸ばす運動をする、お部屋の中をクイックルワイパーで掃除をしながら歩くなどです。

いざ運動をしようと思ってもなかなか始められないことも多いと思いますが、家事であれば気になった時に始めやすいし、継続して取り組みやすいのではないでしょうか。それに、綺麗になったり、整頓ができたりと、やった後の達成感も得られますよね。

ただし、血圧などの体調や、肩や腰などの痛みなど、自分の体としっかり相談しながら行いましょう。もちろん、滑ったり転んだりにも注意が必要です。
安全に、何より楽しく行うことが運動(家事)を継続して行うポイントだと思います。

訪問看護 T

ショートステイ 107歳の誕生日会

10月になり緊急事態宣言・まん延防止等重点措置が全国で解除されました。
しかし、岡山県でのコロナ感染者は0にはいたっていません。
また、昼夜の寒暖差も大きく体調を崩しやすい季節になったので皆さん気をつけてくださいね。

さて、ケアセンターショートステイ9月の行事では「敬老会・9月の誕生日者の誕生日会」をしました。コロナ禍のため大々的に開催できないなか職員によるギターコンサートをしました。ギターの演奏に合わせて皆さん笑顔で大きな声を出し、歌ってくださいました。

ケアセンターショートステイでは、その月誕生日者の方には手作りの誕生日カードをお渡ししています。行事参加者全員で誕生日の歌を歌ってお祝いもしました。

ちなみにケアセンターショートステイでは、10月で107歳になられたご利用者様が最高齢です☆その他にもあと2、3年のうちに100歳を迎えられる方も数名・・・。

これからも元気で長生きしてください!!

ケアセンターショートステイ R.K.

通所リハビリ ユニット1でのリハビリ紹介

皆さんこんにちは。10月に入り木々の葉も鮮やかに色づいてきました。食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、、、。皆さんはどんな秋をお過ごしですか?

今日は、ユニット1で行われているリハビリについてご紹介していきます。ユニット1では、怪我や病気により日常的にサポートが必要ですが、移動が自立で行える方を対象としています。生活や活動の獲得と拡大を目的に、個別リハビリテーションや住宅環境の調整を行い、在宅生活を支援します。

ユニット1で過ごされるご利用の方には、マシンを使用した上肢と下肢の筋力強化や可動域訓練、全身耐久性の向上を図る運動を実施していただきます。また、個別リハビリとして応用動作訓練や日常生活動作訓練、歩行訓練なども行っています。

ご利用の方が安全で快適な在宅生活を送れるように、それぞれの身体機能に合わせたリハビリを担当リハビリスタッフが行います。ご自宅でのご様子を定期的にお聞きし、住宅改修や福祉用具を使用する必要性があれば評価や提案もさせていただきます。また、通所利用日以外の日も運動を行えるように自主トレーニングメニューの作成とレクチャーも行っています。

ユニット1では、無理なく継続した運動が行えるようにサポートさせていただきます。周りのご利用の方やスタッフと楽しく会話をしながら運動を行い、身体機能の維持と向上を図っていければと思います。今後も、新型コロナウイルス感染防止対策をしっかりと行いながら対応させていただきます。マスクを外して皆さまの笑顔が見れる日が来ることを願いながら、取り組みを続けさせていただきます。

倉敷老健通所リハビリテーション 理学療法士K

足を守るために~糖尿病療養指導士より~

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

糖尿病の合併症の中に神経障害があります。神経障害が発症すると、足にしびれ感があったり、感覚が分からず痛みや熱さ・冷たさを感じにくくなります。そのため気付かないうちに足に傷ができ、潰瘍につながる場合があります。足潰瘍の予防は、普段の血糖コントロールやフットケアが中心になります。

伸びた爪は怪我につながるため、こまめに手入れをしましょう。爪切りは、ニッパーや爪やすりで「スクエアオフ」に整えるのが正しい切り方です(図)。

硬くて切りにくい爪は、無理に自分で切らずに家族や医療機関で処置してもらいましょう。深爪には注意しましょう。

<靴の選びかた>
靴が足にあっていないと、靴ずれの原因や、蒸れやすい材質だと、みず虫ができやすくなります。
★ポイント
●つま先がゆったりした、足全体にフィットするものを選ぶ
●ウォーキングタイプや靴底にクッションのあるものがよい
●靴を履く前に小石など異物が入っていないかを確認する
●一日の中で最も足が大きくなる夕方に選ぶ
●新しい靴は長時間履かずに徐々に慣らす

<靴下の選びかた>
ケガの防止のため、素足を避け、靴下を必ず履くようにしましょう。
★ポイント
●綿やウールなど通気性のよいものを選ぶ
●サイズのあったもの、足を締めつけ過ぎないものを履く
●出血に気付きやすい白色のもの
●毎日履き換えて清潔を保つ
●ぬれたときは早めに履き換える

何かおかしいと思ったら、医療機関を早めに受診して頂くことが、足を守るためには重要です。

当院にはフットケア外来があります。糖尿病の方はもちろん、糖尿病や爪の保険対象病名のない方、巻き爪や爪が厚くて切れない方、痛みのある方、自分で爪を切ることが難しい方、ウオノメやタコがある、足裏がガサガサして気になる方、など悩んでいる方を対象にフットケア研修を受けた看護師が専門的に処置を行っています。

予約制:月(午後)・木(午前・午後)、相談も承っています。お気軽にどうぞ。

糖尿病療養指導士 看護師 T

「フレイル」を知ってしっかり予防!!

皆さんは「フレイル」をご存知でしょうか。フレイルとは、「加齢により心身が老い衰えた状態」と言われています。

日常生活を送るのにほぼ十分な体の機能を持っているにも関わらず、加齢をはじめ、不活発な日常生活、合併する病気、低栄養、社会参加の欠如などによって、容易に要介護状態に陥りやすくなっている状態を指します。

フレイルになると、死亡率の上昇や身体機能の低下が起こると言われています。また、病気にかかりやすくなったり、入院を繰り返すようになったりと、抵抗力が低下した状態になってしまいます。

ですから介護予防においては、いかにこの「フレイル」のリスクを減らすかがとても重要となります。

フレイルは適切な対応をすることができれば、健常に近い状態へ改善することができますし、要介護状態に至るリスクを減らすことができます。

フレイルは①体重減少、②筋力低下、③倦怠感、④歩行速度の低下、⑤身体活動の低下のうち、いくつに該当するかを確認し判定します。

実際に日頃の生活で感じていることは、もしかするとフレイルのサインとなっている可能性がありますので、「最近食欲がなく体重が減った。」「スムーズに歩けんようになった。」「最近買い物に行く機会が減った。」という方は要注意です。

ではフレイル予防のためには何が必要なのでしょうか。特に重要なのは「習慣的な運動」です。運動の習慣がつくと、筋力向上だけではなく体力も向上することが期待できます。さらに一日のエネルギー消費量も増え、食欲増進(体重改善)という好循環に繋がります。皆さんにもぜひ運動習慣を意識して日々を過ごしていただければと思います。

倉敷平成病院予防リハビリでは、リハビリ職員による運動指導や、介護職員による集団プログラムを通して、皆様の運動習慣の定着やフレイル予防を支援しております。予防リハビリでは随時見学も受け入れておりますので、ご興味がある方はお気軽にご連絡ください。

予防リハビリ 理学療法士 S
◎ お問合せ◎社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)TEL:086-427-1128(相談担当 大段) ※営業時間9:00 ~ 17:00

第113回 糖尿病料理教室

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

10月2日(土)倉敷生活習慣病センターにおいて「第113回糖尿病料理教室」を開催しました。「秋風邪対策 肺を潤す食事」と題して肺にいいとされる白い食材を中心に使用し漢方の食養生を取り入れた秋らしいメニューにしました。食事の前に陰陽五行説についてお話しました。身体は自然界と同じで各臓器が連携を取り合って健康を維持しています。ひとつの臓器だけを見るのではなく体全体を見ることが大切です。症状に合わせた食材の取り入れ方も勉強になったと思います。

次回は12月4日(土)開催予定です。皆様の参加をお待ちしております。

【デザートタイム】
白玉の代わりに、こんにゃくを使ってカロリーダウン!落花生の香りが楽しめるデザートです。

【本日のメニュー】
はと麦ご飯・・・3分づきのお米に、はと麦を混ぜて玄米モードでふっくら炊き上げました。ゴマ塩をかけるのがポイント。
○レンコンと豆腐のハンバーグ・・・白い食材としてレンコン、豆腐、長ねぎを使い、付け合わせのサラダは今が旬の梨をすりおろしたドレッシングにしました。
○海藻と野菜たっぷりサラダ・・・食感の楽しい白木耳と炒って香ばしくなった松の実がアクセント。ドレッシングには豆板醬を使いピリ辛の味付けにしました。
○大根みぞれスープ・・・大根おろしを入れて塩麴で味付けしました。生姜も入っているので体も温まります。
○落花生おしるこ・・・落花生で作ったペーストを牛乳で伸ばし白いお汁粉に。

計522kcal

※メニューご希望の方は倉敷生活習慣病センター受付にてお訊ね下さい。