大腸がん検査 精密検査の重要性

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

平成脳ドックセンターに今年の4月より入職し、約8か月が経ちました。少しずつ新しい環境にも慣れ、毎日期待と不安を抱えながら業務についております。

先日、倉敷平成病院では研究発表大会があり、私の部署では大腸がんをテーマに取り組みました。そのため、大腸がんについて詳しく調べる機会を得ました。大腸がんの患者数が胃がんや肺がんを抜き、1位であることには大変驚きました。また、部位別死亡者数で大腸がんは女性第1 位・男性第3位で年間約5万人の方が亡くなっており、生活様式の変化から今後益々増加傾向であると見込まれています。

%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0大腸がんの特徴として初期症状がなく、無症状のまま進行していくので、腹痛や出血を伴った便などの症状が出た時にはもう手遅れになっている可能性もあるのです。

そのために大腸がん検査の項目として便潜血検査(検便)を実施しており、潜血の有無でスクリーニングをし、陽性者には大腸内視鏡検査をお勧めしています。しかし、早期発見すれば治癒するのにも関わらず、平成27年度の要精密検査者の内、実施者は46.8%でした。少しでも多くの方に精密検査を受けていただき、大腸がんの早期発見につながればと思います。そのために、リーフレットを作成したり情報コーナーを設置したりしていますので、ぜひ脳ドックセンターに来られる際は一度ご覧ください。

検診や人間ドック等で、大腸がん検査の精密検査を指示された場合には早めの受診をお願いします。

脳ドックセンター T.Y