日別アーカイブ: 2026年3月11日(水曜日)

便は健康のバロメーター

季節の変わり目は、実は体調も変化しやすいタイミングです。
今回は、毎日の健康チェックとして大切な便の観察についてお話します。

皆さんは排便後に便を見る習慣はありますか?
便は体の状態を教えてくれる大切なサインです。
便の状態は、日々の食事や生活習慣、ストレスなど様々な要因によって変化します。
つまり便は「健康のバロメーター」と言えます。
毎日チェックすることで、体調の変化に早く気付くことができます。

 

●便を見るポイント

(形・硬さ・色)
便を見てもよくわからないという方もいらっしゃるかと思いますが、そんな方に使っていただきたいのが「ブリストルスケール」です。
1997年にイギリスのブリストル大学で開発された基準で、現在でも医療現場で活用されています。
便の形状や硬さを7段階に分類した指標です。

1~2:便秘 
硬い便は、腸内で停滞している時間が長いことが原因で、硬い便を無理に出そうといきむことで、肛門を傷つけてしまうこともあります。

3~5:正常な便
特に4の性状が理想的で、便の表面が滑らかでスルッと排便することができます。

6〜7:下痢
先に硬い兎の糞状のものが出た後に、水のような便が出る場合は便秘と判断されます。

ただ、おしりの治療中や痔の手術後は、やわらかめに維持できるよう薬で調整することも多いです。

 

●理想の便とは?

・スムーズに出る
・力まなくてよい。
・排便後すっきりする。

これが、腸内環境が整っているサインです。

 

●こんな便は要注意

・真っ黒な便。
・赤い血が混じる。
・水のような下痢が続く。
・1週間以上の便秘。

気になる場合は医療機関への相談をお勧めします。

 

●今日からできる腸を整える習慣

・水分をしっかりとる。
・食物繊維を意識する。
・朝食を食べる。
・適度に体を動かす。

 

●まとめ

便は自分で確認できる、身近な健康チェックです。
「今日の便はどうだったかな?」そんな小さな習慣が、体調管理の第一歩になります。
明日から、少しだけトイレで観察してみませんか?

ケアセンターショートステイ 看護師N

イラスト:看護roo!