言葉を大切に

カテゴリー: ケアプラン室 | 投稿日: | 投稿者:

介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格は5年更新制となっており所定の研修を受けることが義務付けられています。先般、その研修を私も受けてきました。コロナ禍のなか開催されるかどうか心配でしたが、日程の延期や講義のオンライン化など感染状況を鑑みながら事務局が適切に対応して下さったおかげで無事に修了することができました。

介護支援専門員の研修は、通常、かなりの時間がグループワークに割かれます。グループはたいてい6人1組、朝から夕方まで延々と事例検討を行います。年齢も経験も考え方も異なる初対面同士のグループワークは毎回とても緊張しますが、次第に打ち解けて最終日には解散が名残惜しくなることも珍しくありません。ですが今回は感染防止のため対面での意見交換はほとんどなく、各自が記入した演習シートを前後左右の4人で回覧するといった異例のワークでした。いつもなら意見交換を通じて気付きや発見が得られグループそのものが深化していくのですが、今回はどちらかと言えば個人ワークに近いものでした。それでも他の人が書いたシートを読むと表現の仕方やまとめ方、言葉の選び方など勉強になることがとても多く、自分もこんな風に的確に表現できたら・・・と感じることが数多くありました。演習シートの交換を重ねるにつれ、比較的すんなり考えをまとめてスラスラ書かれたものか、なかなか考えがまとまらず苦労しながら書かれたものか、そんなことも読み取れるようになりました。

普段の業務では、ご利用者の方、ご家族の方、サービス事業所の方など、さまざまな方とお目にかかったり電話を通じて直接お話することが多いのですが、書面でのやり取りも決して少なくありません。書き言葉で伝えたことを受け取った相手がどのように感じるか、今一度振り返り、相手の立場に立って言葉を大切にしながら丁寧にお伝えしていくことを心がけたいと改めて感じました。

当ケアプラン室には現在12名の介護支援専門員が在籍しています。介護のことでお困りのことがありましたらお気軽にご相談下さい。

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