日別アーカイブ: 2020年11月16日(月曜日)

フレイルに気を付けましょう。

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

11月も中旬になり、朝晩と日中の気温差が大きくなって木々も色づいてきました。皆様体調お変わりないですか?
岡山県でも連日コロナウイルスの感染者が出ていると報道されています。外出自粛で家で過ごされている高齢者の方が多いと思います。注意しなければいけないのが“フレイル”の進行です。
“フレイル”とは加齢に伴って筋力が衰え、疲れやすくなり家に閉じこもりがちになるなど、心身の活力・筋肉・認知機能・社会との繋がりが低下した状態をいいます。
私は78歳になる義母と同居しています。義母は昨年の2月に腰椎圧迫骨折、今年のお正月に右肩脱臼・腱板断裂をしてからは家に閉じこもりがちで、外出に誘ってもなかなか出かけようとしませんでした。この頃は歩く速度も遅く買い物にも一緒に出掛けることができませんでした。介護保険の申請をして要支援2の認定を受け8月からデイサービスを利用し始めました。この頃から段々と活動的になり、デイサービスのない日でもお友達と頻繫に散歩をするようになりました。
先日久しぶりに義母と一緒に買い物に行く機会があり、驚いたことがありました。義母の歩く速度が速くなり私と並んで歩いていたのです。話を聞くと、散歩の時にしっかり手を振って時には歌いながら速足で歩くようにしているそうです。3か月程でこんなにも変わるんだなあと驚いたのと、元気になった義母をみて嬉しく思いました。
“フレイル”は健常から要介護へ移行する中間の段階と言われ、“フレイル”の時期を経て徐々に要介護状態に陥ると考えられています。しかし、適切に支援を受けることで健常な状態に戻ることができる時期ともされています。
平成病院でもデイサービスをはじめ、いろいろなサービスを受ける施設が整っています。気になることやお困りの事がありましたらお気軽にご相談ください。
紅葉が綺麗な時期になりました!寒さ対策・感染対策をして紅葉を見ながら散歩してみてはいかがでしょうか?

放射線部  Tomo