日別アーカイブ: 2020年11月11日(水曜日)

第33回神経セミナー開催報告 「認知症と共に生きる」

カテゴリー: 秘書・広報課, 勉強会 | 投稿日: | 投稿者:

「認知症と共に生きる」をテーマに、11月7日(土)、第33回神経セミナーが開催されました。

今回は開催にあたり、感染対策にアクリル板の設置や約30名という極少数の参加の他、YouTubeにて動画配信(準備出来次第公開予定)での講演となりました。講師に国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター もの忘れセンター長 櫻井孝先生をお迎えし、「認知症予防をはじめよう 本人・家族を中心とした認知症予防」をご講演いただきました。厚労省の発表では、2025年には700万人が認知症に、すなわち65歳以上の高齢者のうち5人に1人が罹患すると推算されており、認知症の予防や発症後の生活について国民の多くが関心を寄せているテーマであります。

講演ではアルツハイマー病の原因として、遺伝子のほかに生活習慣が取り上げられており、アルコールの過剰摂取や糖尿病のリスクなどについての警鐘、またその予防として良いとされる身体活動や食事などをご紹介いただきました。

認知症は世界的に、手厚い介入によって患者を支える様々な取り組みがなされており、先進国では認知症の有病率は減少傾向にあります。認知症の予防とは発症を止めることではなく、発症や進行を遅延させること。発症したとしても、共存できるように社会全体で取り組んでいくことが重要であると述べられました。

当院でも認知症疾患医療センターを中心に、多職種によるチーム医療で患者さんやご家族をサポートしています。コロナ禍で活動の自粛や人とのつながりが希薄になりがちな昨今ですが、この講演を通してより多くの方が認知症に対する正しい知識を持ち、患者さんが安心して暮らせる社会が構築・持続できるように目指したいと思います。

秘書・広報課

喫茶ドリーム 開店

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

皆さんこんにちは。11月に入り肌寒い日が増えましたね。
デイサービスドリームでは、10月29日「喫茶ドリーム」を開きました。

コロナ禍で、買い物や食事に出掛ける機会もなくなり、楽しみが減ってしまいました。そこでデイサービスドリームでは、皆さんに美味しいコーヒーとケーキを楽しんでもらおうと「喫茶ドリーム」を開くことを企画しました。

場所はケアハウス館内ですが、少しでもお店に行った雰囲気を味わって頂きたく、職員は白シャツに黒エプロンで揃えテーブルにはランチョンマットを用意しました。お席はもちろん、密を避けたソーシャルディスタンスです。
皆様を席にご案内し、「喫茶ドリーム」のオープンです。

普段、見ることのない職員の服装を見て「うわー、誰かわからんかった」と声が上がり、メニューを配れば「この中から選んでいいの? 何にしようか」と皆さん興奮気味です。

メニューの内容はというと、飲み物はコーヒー、紅茶、ココア、緑茶の中からICE又はHOTを選んで頂きます。
ケーキは安納芋ロールケーキ、マロンケーキ、シュークリームの中から好きなものを2つ選んで頂きました。

ケーキにはケアハウスの園庭で収穫した柿とミントの葉も添えられ、見た目にも美しいケーキセットの完成です。

「お待たせしました」とケーキセットが運ばれると、またまた歓声が!「こんなの食べられるの!?」と次から次に声が上がります。ひとしきり目で見て堪能した後は、食べることに集中し、おしゃべりをすることも忘れ一時はフロアがシーンとなることもありました。

本格的なコーヒーカップに「コーヒーも特別な物?すごくおいしいわ」「また、やってほしい!」などご満足頂けた様です。

わずかな時間ではありましたが非日常的な楽しい時間をお過ごし頂けたのではないかと思います。
介護士 S