日別アーカイブ: 2017年12月5日(火曜日)

のぞみの会の作品展示を通して

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

本年度の「のぞみの会」では、予防リハビリからは7名のご利用者様が作品展示に出品されました。予防リハビリのご利用者様の中には、長年続けられてきた趣味や特技を持たれている方が沢山おられますが、例年はのぞみの会に出品される方が少なく、予防リハビリのコーナーは少し寂しい印象でした。そこで今年は、一人でも多くの方に作品を出品していただけるよう、9月からご利用者様にお声かけをしました。
せっかく素敵な趣味や特技を持たれていても、なかなか作品を披露する機会がなかった方にとって、のぞみの会への出展は気持ちが張り合いになり、「ぜひ参加したい!」と喜んでくださる方が多くおられました。その結果、当初の予想よりも多くの方に出品していただけることになりました。「自分の名前を出すのは恥ずかしいな……。」と言われていた組紐作りが得意な方には、ご自分で編まれた組紐でお花などの飾りを作っていただき、予防リハビリのウェルカムボードをスタッフと一緒に作成し、合作という形で出品することにしました。完成したウェルカムボードを見て、「自分の作った物が役に立ってよかった。」と喜んでいただくことができ、一緒に作成した私達も嬉しく思いました。亡くなられたご家族を偲んで撮影された写真や、脳トレとしてご自身で折り方を考えた折り鶴、何年も続けられている書道の作品など、どの作品もとても素晴らしく、ご利用者様が持たれているパワーの強さを感じました。
作品に関してご利用者様と会話をする中で、作品に込められた思いだけでなく、普段はなかなか聞くことができないエピソードなど、その方のこれまでの人生の一端を知るきっかけにもなり、スタッフにとっても良い機会になりました。のぞみの会当日には、自分の作品が展示されている様子を見るために、のぞみの会に足を運んでくださった方も多く、「参加出来て良かった。楽しかったよ。」、「素敵に飾ってもらえてよかった。」と、嬉しいお声を頂きました。
「病気になったから、もう今まで通りの生活を続けられない。」と思われ、長年の趣味を辞めてしまったり、外出が億劫になってしまったりと、社会参加の機会が減ってしまう方も少なくありません。そのような方達に対して、私たち予防リハビリのスタッフができることを考え、一人でも多くの方が趣味や特技を楽しみながら、その人らしい生活を送っていただけるよう努めていきたいと思います。
予防リハビリで元気になっていただき、また来年も多くの方にのぞみの会に参加していただきたいです。

◎問い合わせ先◎
社会医療法人全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086‐427‐1128 担当:あいやま

 

 

 

 

利用者様の作品(一部)

第10回くらしきみなみ文化祭参加報告

11月26日(日)倉敷南小学校体育館で「第10回くらしきみなみ文化祭」が開催されました。会場では、簡単な健康診断が出来るコーナーや、地域の方が作られた作品などを展示しているコーナーなど、地域の方が楽しめる様々なコーナーが準備されていました。

当院からはリハビリスタッフ5名、学習療法スタッフ1名、事務1名の計7名でリハビリバランスチェックや脳活性プログラムを地域の方に体験して頂きました。

バランスチェックでは、自信も持って挑戦される方や、緊張した面持ちで挑戦される方など様々な方がいらっしゃいましたが、体験して頂くことで改めて自身の身体に目を向けて頂けたのではないかと感じました。
また会話の中で腰痛や膝痛など一人一人生活の中で困っていることに対して相談を受けることが多く、自宅で簡単にできる筋力トレーニングや、ストレッチなどを紹介させて頂きました。身体の困っていることを気軽に相談できて良かったなどの声も聞かれ、お互いに笑顔が多く楽しい時間を過ごすことができました。

今回体験して頂いた方も、躊躇して体験出来なかった方も、また機会があれば是非体験して自分の身体に目を向ける機会を持って頂ければと思います。

理学療法士 K