日別アーカイブ: 2017年8月17日(木曜日)

日焼け止めの正しい選び方

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

全国的に厳しい暑さ続く日々ですが、この時期は紫外線対策も重要です。みなさん、紫外線対策は行っていますか?日焼け止めは紫外線から肌を防御することを目的に作られ、紫外線防御の強さはSPFやPAという用語で表示されています。
紫外線はその波長の長さによって「UVA」、「UVB」、「UVC」に分けられ、SPFは「UVBの防御効果」、PAは「UVAの防御効果」を表しています。
SPFは「SPF50+」が最高値で、数値が大きくなるほど、肌が赤く炎症を起こすのを防ぐ効果は高くなります。また、PAは「PA+」、「PA++」、「PA+++」、「PA++++」 の4段階で表示され、+が多いほど肌が黒くなるのを防ぐ効果が高くなります。
「日焼け止めはできるだけ数値の高いものを!」と考える方もいらっしゃると思いますが、日焼け止めは、いつ、何をする時に使用するかによって選びましょう。日常の通勤や買い物のためであれば、それほど数値の高くない日焼け止めで十分です。一方、紫外線の強い季節にかなり長時間外に出る場合(炎天下でのスポーツ、 ハイキング、海水浴など)には高い効果を持つものを、汗をたくさんかいたり水に入る場合には耐水性の高いものを使いましょう。


日焼け止めは、一度塗れば一日中効果を発揮するわけではありません。落ちたと思ったときにすぐに重ね塗りするか、そうでなければ、2、3時間おきに塗り直しをすることをおすすめします。
この時期、外でレジャーを楽しむ機会が多いと思いますが、上手に日焼け止めを使って、紫外線から肌を守りましょう。

薬剤師 S.K