日別アーカイブ: 2017年8月10日(木曜日)

脱水症にご注意ください

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

みなさん、こんにちは!暑い日が続いていますが、お元気でお過ごしでしょうか?

前回は脱水になる前の見分け方についてご紹介させていただきましたが、今回は脱水症を予防する方法などについてお話させていただきたいと思います。

脱水症ってなに?
人間の体は成人でおよそ6割が体液でできています。(高齢者:5割)
体液とは、血液・リンパ液・唾液・消化液・尿などの人間の体が生命活動を行ううえで欠かすことができないものです。この体液が失われた状態を脱水症といいます。体の水分の20%が失われると、死に至る危険性が非常に高いです。
・脱水症を事前に予防することのメリットは?
水分をしっかりと摂ることによって血液がサラサラになり、脳梗塞や心筋梗塞などの血管が詰まることで起こる病気が予防できます。精神症状(イライラ)や便秘、消化不良などを予防する効果もあります。
・室内ではどのように過ごしたらいいの?
室内では無理をせずに扇風機やクーラーなどの冷房器具を活用して、適切な温度・湿度を保ちましょう!適切な温度は28℃以下、湿度は50~60%程度です。
・外出先で体調が悪くなってしまったら?
風通しの良い日陰や、クーラーの効いた室内へ移動しましょう!きついベルトなどを緩めて風通しを良くして、体の熱を放散することや水をかける・うちわで扇ぐなどして体温を下げることが悪化させないポイントです。
・1日にどのくらいの水分が必要なの?
人間は1日に約2000~2500mlの水分の入れ替わりが行われています。だいたい食べ物から700ml、代謝水から300ml、飲み物から1000~1500mlの水分を摂取します。そのうち、約60%が尿となり約30%が口や皮膚から呼吸として吐く息に含まれ、約10%が便となります。
・水分補給ではどんなものがおすすめ?
スポーツドリンクや経口補水液がおすすめです。また、味噌汁も栄養が豊富で水分・塩分ともに摂取できるため、おすすめです。水分だけではなく、塩分や糖分、ミネラルも一緒に摂ることによって体内の電解質バランスが整い、脱水症予防にはより効果的です。
※緑茶やウーロン茶、お酒などには利尿作用があるため、注意が必要です…。
・いつ水分補給をすればいいの?
水分補給は喉が渇く前にこまめに行いましょう!
そのほかには…
体調不良時、嘔吐や下痢時、発熱や発汗時、寝不足な時、お酒を飲み過ぎた時、起床時、
食事時、お風呂あがり、就寝前など意識して水分補給を行いましょう!

いかがでしたか?みなさんのご参考になりましたか?
今回、ご紹介させていただいたことはほんの一部ですが、脱水について少しでも理解を深めて適切な対処を行い、この暑い夏を元気で乗り越えていきましょう!!

通所リハビリ 介護福祉士 M.H