日別アーカイブ: 2017年8月12日(土曜日)

脳深部刺激療法で新しい刺激装置を導入しています

このたび、当院上利崇倉敷ニューロモデュレーションセンター長が、平成29年5月に新しく厚生労働省から承認された「非充電式Infinity脳深部刺激量(DBS)刺激装置(IPG)」を日本国内で初めて臨床使用したとの証明書がアボットより発行されましたのでご報告いたします。
今回の新しく承認されたDBS刺激装置の特徴は、電極から発せられる電流に指向性をもたせ、副作用が生じる恐れのある部位に刺激を与えることなく、患者様の症状に合わせて刺激の報告を調整することができるものですアボット ニュースリリースより一部抜粋)。

7月3日に、振戦(ふるえ)症状の患者さんに対して脳刺激装置埋込術が実施されました。患者さんの経過もよく、ふるえが抑制されました。術後は、必要な刺激の調整やリハビリ、検査を実施した後、7月21日にご退院されました。
新しく承認を受けた治療器については「電界に指向性をもたせることで、刺激による副作用を軽減し、刺激の効果を最大にできることが期待されます。これにより患者様のQOLの向上が大いに期待できます」と上利センター長も語っています。

秘書・広報課

より良い臨床検査技師を目指して

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

毎日暑い日が続いていますが、夏バテ大丈夫でしょうか。

「医療の仕事に就きたい!」これが僕の子供のころからの夢でした。僕は低体重児で生まれたということもあり、幼少の頃から体が弱く何度も入院の経験があります。その度、病院の方々にお世話になりました。大人になったら、今度は僕が恩返しをしたいとずっと思い描いてきました。そして、その思いが叶い、倉敷平成病院に合格した時は本当に嬉しかったです。

しかし、医療の仕事に就けるようになったというのに…いざ実際の仕事の現場に就くと、学校の実習とは全然違い、やることが次々とあり、覚えることがたくさんありました。ミスや失敗をして迷惑をかけてしまった時は、とても落ち込んでしまいました。これからちゃんとやっていけるだろうか…と毎日不安と焦りの日々を送っていました。しかし、先輩や上司の方々が優しく教えてくれたり指導してくださったおかげで、少しずつ覚えることができ、本当にありがたく感謝をしております。ありがとうございます。

3ヶ月が過ぎた頃には、基本的な検査などもなんとかできるようになり、心配していた当直業務も徐々に務められるようになってきました。しかし、胸水・腹水塗抹標本の鏡検などの特殊な検査はまだまだで、一日も早く覚えられるように頑張りたいです。そして、「縁の下の力持ち」と言われるような立派な臨床検査技師となって、患者様のために力を尽くしていきたいです。

臨床検査部 K.K